JP2005200434A - 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法 - Google Patents

2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005200434A
JP2005200434A JP2003423024A JP2003423024A JP2005200434A JP 2005200434 A JP2005200434 A JP 2005200434A JP 2003423024 A JP2003423024 A JP 2003423024A JP 2003423024 A JP2003423024 A JP 2003423024A JP 2005200434 A JP2005200434 A JP 2005200434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
acrylic
liquid part
adhesive composition
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003423024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005200434A5 (ja
Inventor
Natsumi Fujita
なつ美 藤田
Hiroyuki Harada
裕之 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hori Glass Co Ltd
Original Assignee
Hori Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hori Glass Co Ltd filed Critical Hori Glass Co Ltd
Priority to JP2003423024A priority Critical patent/JP2005200434A/ja
Publication of JP2005200434A publication Critical patent/JP2005200434A/ja
Publication of JP2005200434A5 publication Critical patent/JP2005200434A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】ガラスに対して2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いるにあたり、十分な接着力を確保しながらも、プライマー塗布工程を省略できる接着技術を提供する。
【解決手段】1また2以上のアクリレート、もしくはメタクリレートモノマーまたはアクリル化もしくはメタクリル化オリゴマーと、0〜15重量%の量で存在するアクリル酸またはメタクリル酸を含有する接着剤第1液部分と、アクリル酸およびメタクリル酸化合物の重合を引き起こすフリーラジカル発生剤を含有する活性剤第2液部分とからなる2液型構造用アクリル接着剤組成物に対して、接着剤第1液部分にエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を含有させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車ガラス用接着剤等として好適に用いられる2液型構造用アクリル接着剤組成物に関するものである。
自動車ガラス用接着剤は、自動車用ガラスに対し、インナーミラー取り付け用ブラケットや、モール、プロテクター、位置決め用基準ピン、ヒンジ等の各部材を取り付けるために使用されている。例えば、フロントガラスにインナーミラー取り付け用のブラケットを接着させる場合、この接着部位は、接着後、直射日光の照射、ガラス面の結露、運転中の振動等に曝されるだけでなく、運転手等がインナーミラーを動かす度に力が加えられる。このため、自動車ガラス用接着剤には、ガラスに対する強固な接着力と共に、耐振動性、耐候性、耐衝撃性、耐水性、耐熱性等の各種特性が要求され、一般に、エポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、変性シリコーン等の接着剤が使用されてきた。
近年では、硬化の早さ、接着力、弾性という観点から、SGA接着剤と呼ばれる構造用アクリル接着剤が注目されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来の構造用アクリル接着剤はガラスに対する接着性が悪く、ガラスにシランカップリング剤等のプライマーと呼ばれるものを塗布しないと、使用できなかった。そのため、生産上、ガラスにシランカップリング剤を塗布する工程は省略できず、生産タクトやコストに制約が起きていた。そして、このような背景の下、プライマーの必要のないSGA接着剤の開発が要望された。
特開平11−92735号公報
そこで、本発明の主たる課題は、ガラスに対して2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いるにあたり、十分な接着力を確保しながらも、プライマー塗布工程を省略できる接着技術を提供することにある。
本発明者らは、後述の接着剤第1液部分および活性剤第2液部分からなる2液型構造用アクリル接着剤組成物において、予めプライマーを含有させることができないかどうか鋭意研究した。最初、活性剤第2液部分に各種シランカップリング剤を含有させることを試みたところ、貯蔵安定性が著しく損なわれる(不安定になる)ことが判明し、そもそもプライマーを含有させること自体が困難なのではないかと考えられた。しかし、その後の研究過程で、接着剤第1液部分にエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を含有させた場合に、実用上十分な貯蔵安定性が得られることが判り、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
接着剤第1液部分および活性剤第2液部分からなる2液型構造用アクリル接着剤組成物であって、
前記接着剤第1液部分は、1また2以上のアクリレート、もしくはメタクリレートモノマーまたはアクリル化もしくはメタクリル化オリゴマーと、0〜15重量%の量で存在するアクリル酸またはメタクリル酸と、エポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤とを含有するものであり、
前記活性剤第2液部分は、アクリル酸およびメタクリル酸化合物の重合を引き起こすフリーラジカル発生剤を含有するものである、
ことを特徴とする、2液型構造用アクリル接着剤組成物。
<請求項2記載の発明>
前記接着剤第1液部分はエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を5〜0.5重量%含有する、請求項1記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物。
<請求項3記載の発明>
請求項1または2記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いて、自動車用ガラスに被着体を接着してなることを特徴とする接着構造。
<請求項4記載の発明>
請求項1または2記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いて、自動車用ガラスに被着体を接着することを特徴とする接着方法。
本発明によれば、ガラスに対してSGA接着剤を用いるにあたり、十分な接着性能を確保しながらもプライマー塗布工程を省略できるようになる。また、接着剤の貯蔵安定性も確保される。
以下、本発明の実施形態について詳説する。
先ず、本発明の組成物を構成する接着剤第1液部分の好適なアクリレートまたはメタクリレートモノマーとしては、アクリル酸及びメタクリル酸のテトラエチレングリコール、イソデシル、ヒドロキシエチル並びにヒドロキシプロピルエステル、アクリル酸及びメタクリル酸のブチル、イソデシル、メチル、テトラヒドロフルフリル、イソボルニル並びに2−エリルヘキシルエステル、ブチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ビスフェノールA、エトキシ化ビスフェノールA、ペンタエリトリトール及びその他のジアクリレート、ジメタクリレート、トリアクリレート、トレメタクリレート、テトラアクリレート、並びにテトラメタクリレート等を挙げることができる。
好適なアクリル化またはメタクリル化オリゴマーはそれらが所望の最終用途の適切な接着性を有し、アクリレートまたはメタクリレート官能価を有する限りにおいては広範囲の物質から製造できる。このようなオリゴマーは既知であり、当分野において用いられている。特に好適なアクリル化またはメタクリル化オリゴマーは、アクリレート官能価によりキャップされたポリウレタン主鎖を有するもの、たとえば、ポリエステルポリオールまたはポリ(アルキレンオキシド)ポリオールと過剰のジイソシアネートとの反応により形成され、次いでさらにヒドロキシ基含有アクリレートまたはメタクリレート、例えばヒドロキシエチルアクリレートと反応したものである。以下では、このようなオリゴマーを、ウレタン/アクリレートオリゴマーまたはアクリル化もしくはメタクリル化オリゴマーという。
好適なジイソシアネートとしては、トルエン−2,4−ジイソシアネート、4,4'−メチレン−ビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネート等を挙げることができる。好適なポリエステルポリオールとしては、当分野では既知の、ラクトンまたはカルボン酸と多価ヒドロキシ化合物の反応により形成されたものを挙げることができる。この反応に用いる好適なラクトンの例としてはカプラクトンを挙げることができ、好適なカルボン酸の例としては、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸を挙げることができる。またこの反応に用いる好適なヒドロキシ化合物の例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセロール、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ポリ(エチレンオキシド)ジオール、ポリ(エチレンオキシド/プロピレオキシド)ジオール、ポリ(テトラメチレンオキシド)ジオール、1,6−ヘキサンジオール−イソフタレート ジオール、1,6−ヘキサンジオール−アジペート−ジオール及び1,6−ヘキサンジオール−エチレングリコール−アジペート−ジオール等を挙げることができる。
上記アクリル化またはメタクリル化オリゴマーを得るための反応に用いるポリ(アルキレンオキシド)ポリオールとしては、通常、環式エーテル、たとえばアルキレンオキシド、ジオキソラン及びテトラヒドロフランのブロック共重合を含む重合、グリコールの縮合または環式エーテルとグリコールの縮合から得られるものを用いることができる。それらは周知のものであり、また市販もされており、ポリアルキレンエーテルグリコール、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシドグリコール、ポリグリコール及びポリオキシアルキレングリコールとも呼ばれるものである。これらの化合物は、式HO(RO)nH(式中、Rはアルキレン基、nは少なくとも2である)で表される。アルキレン基は、単一の鎖または互いにエーテル酸素原子により分離している2またはそれよりも多いアルキレン鎖からなることもできる。好ましいポリ(アルキレンオキシド)ポリオールは、各々、対の酸素原子で分離しているアルキレン鎖において1〜9、好ましくは1〜6の炭素原子を有し、約100〜約4000、好ましくは約100〜約2500の範囲の数平均分子量を有する。すべてのアルキレン単位が同じである必要はない。
また、上記アクリル化またはメタクリル化オリゴマーを得るための反応に用いる好適なヒドロキシ基含有アクリルモノマーとしては、ヒドロキシエチルメタクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレートを挙げることができ、これは接着剤液部分において20〜50重量%の量で存在することになる。アクリル酸またはメタクリル酸は任意に存在してもよく、もし存在するとすれば、組成物の接着剤第1液部分の1〜20重量%が好ましい。
本発明では、かかる接着剤第1液部分に対して、エポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤が添加される。本発明のエポキシシラン系シランカップリング剤とは、骨格にオキシランやエポキシと呼ばれる炭素と酸素の三員環を持つシランカップリング剤を意味し、公知のものが使用できる。具体例としてはβ-(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。このようなエポキシシラン系シランカップリング剤は信越化学工業(株)からKBM303、403、402という商品名で、GE東芝シリコーン(株)からTSL8350、8355という商品名で、製造販売されている。
また、本発明のアクリル系シランカップリング剤とは、骨格にメタクリロ基を持つシランカップリング剤を意味し、公知のものが使用できる。具体例としてはγ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。このようなアクリル系シランカップリング剤は信越化学工業(株)からはKBM503という商品名で、またGE東芝シリコーン(株)からはTSL8370、TSL8375という商品名で製造販売されている。
これらのエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤は、本発明ではSGA接着剤の接着剤第1液部分に添加される。これは、シランカップリング剤を活性剤第2液部分に添加すると、貯蔵安定性が著しく損なわれるからである。添加方法としては、十分な剪断力をもつ攪拌機を用いて接着剤第1液部分を攪拌しながら、そこにエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を徐々に添加する方法が推奨されるが、本発明は添加方法により特に限定されるものではなく、他の公知の添加方法を採用することもできる。
本発明では、接着剤第1液部分に対して、使用直前にエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を添加しても、また、それ以前に予め添加しておいても構わないが、特に後者の方が作業性の面から好ましい。
エポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤の添加量は、SGA接着剤の接着剤第1液部分に対して5〜0.5重量%が好ましく、特に好ましいのは3〜1重量%である。5重量%以上であると、接着剤自体の接着力を阻害したり、接着剤の硬度を変化させたりするおそれがある。反対に添加量が0.5重量%以下であると、接着剤と被着体との接着力の向上が不十分になるおそれがある。
一方、本発明の活性剤第2液部分は、触媒の反応性を向上させる他の成分を含む、または含まない重合触媒であり、アクリル酸およびメタクリル酸化合物の重合を引き起こすフリーラジカル発生剤である。そのような触媒としては、過酸化物、ヒドロペルオキシド、ペルエステル、過酸、たとえば紫外線などの放射エネルギーや熱によりフリーラジカルを発生させるものを用いることができる。これらの触媒の具体例としては、過酸化ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシド、第三級ブチルヒドロペルオキシド、過酸化ジクミル、過酸化第三級ブチルアセテート、過安息香酸第三級ブチル、ジ第三級ブチルアゾジイソブチロニトリルなどを挙げることができる。これらのフリーラジカル生成触媒は、接着剤組成物の重量に基づいて約0.01〜約10重量%の量で使用できる。好ましくは、触媒は約0.05〜約3重量%の量で使用される。
触媒の反応性を向上させる他の成分は開始剤もしくは活性剤、および助触媒である。開始剤および活性剤としては、第三級アミンおよびアルデヒド−アミン反応生成物等を用いることができる。有用な第三級アミンとしては、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルトルイジン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジエチルトルイジンなどを挙げることができる。アルデヒド−アミン反応生成物は、ブチルアルデヒド−アニリンおよびブチルアルデヒド−ブチルアミン組成物などの組成物を含む。助触媒としては、ナフテン酸コバルト、ニッケル、マンガンまたは鉄、オクチル酸銅、アセチルアセトン酸銅、ヘキシル酸鉄、またはプロピオン酸鉄などの、遷移金属の有機塩を用いることができる。
開始剤もしくは活性剤は使用する場合、接着剤の重量に基づいて最大約15重量%の量で添加するのが好ましい。特に好ましい使用量は0.01〜約5重量%である。助触媒は好ましくは最大約0.5重量%、特に好ましくは約1ppm〜約0.5重量%の量で使用される。
本発明の活性剤第2液成分にはエポキシ樹脂等の重合助剤等も使用できる。このエポキシ樹脂としては、平均して1分子当り2個以上のエポキシ基を有するものが好適に使用できる。エポキシ樹脂の例としては、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、カテコール、レゾルシノール等の多価フェノール、グリセリンやポリエチレングリコール等の多価アルコールとエピクロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエーテル:p−ヒドロキシ安息香酸、β−ヒドロキシナフトエ酸のようなヒドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られるグリシジルエーテルエステル:フタル酸、テレフタル酸のようなポリカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエステル:さらにはエポキシ化フェノールノボラック樹脂、エポキシ化クレゾールノボラック樹脂、エポキシ化ポリオレフィン、環式脂肪族エポキシ樹脂、その他ウレタン変性エポキシ樹脂等を挙げることができる。
エポキシ樹脂等の重合助剤使用する場合、接着剤の重量に基づいて最大約10重量%の量で添加するのが好ましい。特に好ましい使用量は0.1〜約4重量%である。
また、本発明の活性剤第2液成分には可塑剤等も使用できる。可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、トリオクチルフォスフェート、トリス(クロロエチル)フォスフェート、トリス(ジクロロプロピル)フォスフェート、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、エポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等を挙げることができ、これらは単独または混合して使用することができる。可塑剤を使用する場合、接着剤の重量に基づいて最大約5重量%の量で添加するのが好ましい。特に好ましい使用量は0.5〜約3重量%である。
本発明の活性剤第2液成分には顔料及び染料等も使用することができる。顔料には、無機顔料と有機顔料とがあるが、本発明ではいずれも使用できる。無機顔料としては、カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ等の金属酸化物、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム等の硫黄物、塩酸塩、硫酸塩等を使用することができ、有機顔料としては、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等を使用することができる。
本発明に係る接着剤第1液部分および活性剤第2液部分は通常2つの部分として調製され、使用する直前に、2つの部分を混合し、これを被着体の少なくとも一方の接着面に塗布する。あるいは、触媒を含む部分を一方の被着体の接着面に塗布し、活性剤を含む部分をもう一方の被着体の接着面に塗布することもできる。これらの被着体の接着面相互を押し付けると、触媒を含む部分および活性剤を含む部分はともに混合して、結果として接着が行われる。塗布のし易さの観点では、前者が好ましく、2液混合塗布カートリッジシステム(例えば、MIX PAC社のカートリッジシステム200、400シリーズ、Ratio-Pak社からカートリッジシステム)に用いることもできる。この場合、混合させるノズルも内径や、全長、エレメントの数により、種々のものが選択できる。
本発明の接着剤は、自動車用ガラスに対して各種被着体を接着するのに好ましいものである。自動車用ガラスとしては、自動車用の強化ガラス、黒色セラミックプリントガラス、中間層にポリビニルブチラールを使用した合せガラス等、特に限定なく使用できる。また自動車用ガラスに取り付ける被着体としては、鋼鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属部材の他、PBT、PET、POM、ポリアミド樹脂などのエンジニアリングプラスティック製の部材等、特に限定なく使用できる。また被着体の種類によって限定されるものでもなく、インナーミラー取り付け樹脂製ブラケット、キャッチハンドル締結用ブラケット、モール、プロテクター、位置決め基準ピン等の各種部材の取り付けに適用できる。
これらの被着体を接着するに際しては、埃や油分を除去する為に、予め脱脂をしても良い。脱脂は通常、有機溶剤で行うことができ、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコールや、アセトンやメチルエチルケトン等のケトン類を好適に用いることができるが、これらに限定されるものではない。
(接着剤第1液部分(A)の準備)
容器回転式小型真空脱泡攪拌機(日本ソセー工業(株)製)を用いて、本発明に係る構造用アクリル接着剤の主剤400gを120rpmで攪拌しつつ、これにγ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM403/信越化学工業(株)製)5gを徐々に添加し、全量添加した後に15分攪拌し、更に真空状態で15分攪拌し、接着剤第1液部分(A)を作製した。
(接着剤第1液部分(B)の準備)
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン添加量を10gとした以外は、接着剤第1液部分(A)と同様にして、接着剤第1液部分(B)を作製した。
(接着剤第1液部分(C)の準備)
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランに代えてγ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM503/信越化学工業(株)製)を添加した以外は、接着剤第1液部分(A)と同様にして、本発明に係る接着剤第1液部分(C)を作製した。
(接着剤第1液部分(D)の準備)
比較のため、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM403/信越化学工業(株)製)を添加していない、すなわち接着剤第1液部分(A)における構造用アクリル接着剤のみを接着剤第1液部分(D)として準備した。
(接着剤第1液部分(E)の準備)
比較のため、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランに代えて、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン(アミノ系シランカップリング剤、商品名:KBE903/信越化学工業(株)製)を添加した以外は、接着剤第1液部分(A)と同様にして、本発明に係る接着剤第1液部分(E)を作製した。
(活性剤第2液部分(F)の準備)
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM403/信越化学工業(株)製)を活性剤第2液(MA320)に添加したものを、活性剤第2液部分(F)として準備した。
(塗布準備)
上記接着剤第1液部分(A)を、先端にスタチックミキサーノズル(商品名MC08−24/MIX PAC社製)を装着した2液混合塗布カートリッジ(第1液:活性剤第2液=10:1、MIX PAC社製)にそれぞれ充填し、活性剤第2液側にはMA320活性剤第2液を充填し、塗布準備を行った。
また、他の接着剤第1液部分(B)〜(E)についても同様に塗布準備を行った。
さらに、接着剤第1液部分(D)と、活性剤第2液部分(F)との組み合わせについても、同様に塗布準備を行った。この活性剤第2液部分(F)におけるγ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランの添加量は、接着剤第1液部分と混合して接着剤組成物とした状態における量が、上記接着剤第1液部分(A)と活性剤第2液との組み合わせの場合と等しくなるようにした。
(実施例1)
インナーミラー取り付け用ブラケット(市光工業(株)製)をアセトンにより脱脂した後、その接着面に、上記接着剤第1液部分(A)を充填した2液混合塗布カートリッジと専用のエアーガンとを用いて、充分に混合された本発明に係る接着剤を0.25g吐出し、自動車用黒色セラミックプリントガラスに接着した。接着後、25℃の雰囲気下で2時間経時させてから、引張強度を測定し、併せて剥離状態を観察した。また、同環境で接着剤第1液部分および活性剤第2液部分をカートリッジに充填したままで保存し、1ヵ月後に同様の接着および評価を行なった。
(実施例2)
接着剤第1液部分(B)を用いた以外は、実施例1と同様の接着および評価を行なった。
(実施例3)
接着剤第1液部分(C)を用いた以外は、実施例1と同様の接着および評価を行なった。
(比較例1)
接着剤第1液部分(D)を用いた以外は、実施例1と同様の接着および評価を行なった。
(比較例2)
活性剤第2液部分(F)を用いた以外は、比較例1と同様の接着および評価を行なった。
(比較例3)
自動車用黒色セラミックプリントガラスに、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランをプライマーとして薄く塗布した以外は、比較例1と同様の接着および評価を行った。
(比較例4)
接着剤第1液部分(E)を用いた以外は、実施例1と同様の接着および評価を行なった。
(評価結果)
評価結果を表1に示した。同表からも明らかなように、接着剤第1液部分と活性剤第2液部分からなる2液型構造用アクリル接着剤組成物における接着剤第1液部分にエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を含有させることにより、ガラスにシランカップリング剤を塗布しなくても、自動車用ガラスに対して強固な接着力が得られることが判明した。またこの場合において、貯蔵安定性が損なわれないことも判明した。
Figure 2005200434
本発明は、自動車用ガラスに対し、インナーミラー取り付け用ブラケットや、モール、プロテクター、位置決め用基準ピン、ヒンジ等の各部材を接着する用途に好適であるが、他の接着用途にも使用できることはいうまでもない。

Claims (4)

  1. 接着剤第1液部分および活性剤第2液部分からなる2液型構造用アクリル接着剤組成物であって、
    前記接着剤第1液部分は、1また2以上のアクリレート、もしくはメタクリレートモノマーまたはアクリル化もしくはメタクリル化オリゴマーと、0〜15重量%の量で存在するアクリル酸またはメタクリル酸と、エポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤とを含有するものであり、
    前記活性剤第2液部分は、アクリル酸およびメタクリル酸化合物の重合を引き起こすフリーラジカル発生剤を含有するものである、
    ことを特徴とする、2液型構造用アクリル接着剤組成物。
  2. 前記接着剤第1液部分はエポキシシラン系もしくはアクリル系シランカップリング剤を5〜0.5重量%含有する、請求項1記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物。
  3. 請求項1または2記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いて、自動車用ガラスに被着体を接着してなることを特徴とする接着構造。
  4. 請求項1または2記載の2液型構造用アクリル接着剤組成物を用いて、自動車用ガラスに被着体を接着することを特徴とする接着方法。
JP2003423024A 2003-12-15 2003-12-19 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法 Pending JP2005200434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423024A JP2005200434A (ja) 2003-12-15 2003-12-19 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003417072 2003-12-15
JP2003423024A JP2005200434A (ja) 2003-12-15 2003-12-19 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005200434A true JP2005200434A (ja) 2005-07-28
JP2005200434A5 JP2005200434A5 (ja) 2006-11-30

Family

ID=34829146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423024A Pending JP2005200434A (ja) 2003-12-15 2003-12-19 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005200434A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013504677A (ja) * 2009-09-16 2013-02-07 ジャクレ 構造用接着剤のための組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151072A (ja) * 1984-08-17 1986-03-13 Nogawa Chem Kk 二液非混合型アクリル系接着剤組成物
JPH0578632A (ja) * 1991-09-25 1993-03-30 Nitta Gelatin Inc 接着剤組成物
JPH05331447A (ja) * 1992-03-31 1993-12-14 Cemedine Co Ltd 室温硬化型二液性組成物
JP2003253238A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Fujitsu Ltd 接着剤およびこれを用いた電子部品接合方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151072A (ja) * 1984-08-17 1986-03-13 Nogawa Chem Kk 二液非混合型アクリル系接着剤組成物
JPH0578632A (ja) * 1991-09-25 1993-03-30 Nitta Gelatin Inc 接着剤組成物
JPH05331447A (ja) * 1992-03-31 1993-12-14 Cemedine Co Ltd 室温硬化型二液性組成物
JP2003253238A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Fujitsu Ltd 接着剤およびこれを用いた電子部品接合方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013504677A (ja) * 2009-09-16 2013-02-07 ジャクレ 構造用接着剤のための組成物
KR101771751B1 (ko) * 2009-09-16 2017-08-25 자크레 구조용 접착제 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1574537B2 (en) Epoxy adhesive composition
CN107922570B (zh) 用于环氧树脂胶粘剂的封端型聚氨基甲酸酯增韧剂
KR20120112447A (ko) 케톡심으로 캠핑된 탄성중합체성 강인화제를 함유하는 구조용 에폭시 수지 접착제
KR20190125337A (ko) 에폭시-아크릴계 하이브리드 접착제
CN1791652A (zh) 环氧粘合剂和被粘结的基体
JP2005146035A (ja) 接着方法および接着構造
JP5206461B2 (ja) 窓枠付き車両用窓ガラスの車両本体への接着・固定方法および窓枠付き車両用窓ガラスと車両本体との接着・固定構造
CN114096583B (zh) 基于改性环氧树脂的双组分(2k)组合物
WO2008032677A1 (en) Radical-polymerizable resin composition for coating or adhesive
JPH0625634A (ja) 熱硬化型反応性接着剤
JP2005200434A (ja) 2液型構造用アクリル接着剤組成物、ならびにこれを用いた接着構造および接着方法
JP2005200434A5 (ja)
JP2005120215A5 (ja)
JP2005120215A (ja) 2液型構造用アクリル接着剤組成物およびこれを用いた接着構造
US12497505B2 (en) One component (1K) composition based on modified epoxy resin
EP0866809B1 (en) Modified polyalkadiene-containing compositions
WO2001040396A2 (en) Urethane modified epoxy adhesive composition
JP2006002012A (ja) 2液型構造用アクリル接着剤組成物
JP2006002012A5 (ja)
JP2005126591A (ja) 2液型構造用アクリル接着剤を用いた接着構造
JP2007023087A (ja) 銀鏡メッキ用プライマー樹脂および該樹脂を含有する銀鏡メッキ用プライマー組成物
EP4631987A1 (en) A thermally debondable two-component epoxy adhesive composition
WO1992020753A1 (en) One-part primerless structural adhesive
JP2006169278A (ja) 自動車用窓ガラスとガラスホルダーとの接着方法及び接着構造
WO2022189867A1 (en) Two-component adhesive composition

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100625