JP2005220902A - 振動減衰デバイスを備えた冷却式ローターブレード - Google Patents

振動減衰デバイスを備えた冷却式ローターブレード Download PDF

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Abstract

【課題】ブレードの振動を効果的に減衰させるための手段を備えるローターブレードを提供する。
【解決手段】翼形部20は少なくとも一つの空隙40を有する。少なくとも一つの空隙40は側壁36,38間に配されており、しかもチャネル42は第1の壁部54および第2の壁部56によって形成される。チャネル42内に選択的に収容されるダンパー24は、第1の支持面80、第2の支持面82、前方面76、および後方面78を含み、それら全ては長手方向に延在する。上記面の少なくとも一つはチャネル42内で長手方向延在流路92を形成する形状となっている。流路92は、少なくとも一つの面に沿った長手方向における冷却空気の移動を可能にするよう、少なくとも一つの面の長さに沿って方向付けられた流動方向を有する。ダンパー24は長手方向に延在するアーチ形中心線71を持つ。
【選択図】図3

Description

本発明は概してローターブレードに適用され、特にローターブレード内の振動を減衰しかつローターブレードを冷却するための装置に適用される。
軸流タービンエンジンのタービンおよびコンプレッサーセクションは、概して、回転ディスクと、このディスクの周りに周方向に配置された複数のローターブレードとを具備するローターアセンブリを含む。ローターブレードのそれぞれは、根部と、翼形部(airfoil)と、根部と翼形部との間の変転領域に配置されるプラットフォームとを含む。ブレードの根部は、ディスクの相補的形状の凹部に収容される。ブレードのプラットフォームは横方向外側に延在し、全体としてローターステージを通過する流体用の流路を形成する。各ブレードの前方の縁部は概して前縁と呼ばれ、後方の縁部は後縁と呼ばれる。前方は、エンジンを通過するガス流において後方から上流に向かう側として定義される。
運転中、ブレードには多くの異なる強制的作用によって振動が発生する。たとえば、ガス温度、圧力、および/または密度における振動は、ローターアセンブリの全体にわたって、特にブレード翼形部に振動を引き起こす可能性がある。上流側タービンおよび/またはコンプレッサーセクションを周期的にあるいは「脈動」的に出るガスもまた、好ましくない振動を引き起こす。チェックされずに放置されると、振動はブレードを早期に疲弊させ、そしてその結果、ブレードのライフサイクルを低下させる可能性がある。
ダンパーとブレードとの間の摩擦は、ブレードの振動的動作を減衰させる手段として利用可能であることが知られている。
上記の望ましい摩擦減衰を生み出すためのある公知の手法は、タービンブレード内に細長いダンパー(ときにスティックダンパーと呼ばれる)を挿入するというものである。運転中、このダンパーは、振動エネルギーを消散させるためタービンブレードの内部接触面に接した状態で装填される。スティックダンパーに付随する問題の一つは、それらが、タービンブレード内で冷却空気流障害物をなすということである。当業者であれば、タービンブレード内での適切な冷却空気分配の重要性を認めるであろう。スティックダンパーによって引き起こされる障害を軽減するため、いくつかのスティックダンパーは、それらの接触面に配置された幅方向に(すなわち実質的に軸方向に)延在する流路を備え、ダンパーとブレードの接触面との間を冷却空気が流動するのを可能にしている。この流動はダンパーによって引き起こされる障害を確かに軽減するが、それらは単に別個のポジションで局限された冷却を可能にするに過ぎない。流路間の接触領域は冷却されないままとなり、それゆえ熱劣化に耐える能力が減殺されてしまう。機械加工に伴う、あるいはさもなければスティックダンパーに流路を形成することに伴う他の問題は、流路が望ましくない応力集中を招き、これがスティックダンパーの低いサイクル疲弊耐性を低下させるということである。
手短に言えば、必要なのは、ブレードの振動を効果的に減衰させ、しかもそれ自身およびブレード内の周囲領域の効果的な冷却を可能にする振動減衰デバイスを持つローターブレードである。
それゆえ本発明の目的は、ブレードの振動を効果的に減衰させるための手段を備えるローターアセンブリ用のローターブレードを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、それ自身およびブレード内の周囲領域の効果的な冷却を可能にする振動減衰用の手段を提供することである。
本発明によれば、根部と、翼形部と、ダンパーとを含む、ローターアセンブリ用のローターブレードが提供される。翼形部は、長さと、基端と、先端と、第1の側壁と、第2の側壁と、少なくとも一つの空隙とを含む。上記長さは基端と先端とにわたる。少なくとも一つの空隙は側壁間に配され、かつチャネルは第1の壁部および第2の壁部によって形成される。チャネル内に選択的に収容されるダンパーは、第1の支持面、第2の支持面、前方面、および後方面を含み、それら全ては長手方向に延在する。上記面の少なくとも一つは、チャネル内で長手方向に延在する流路を形成する形状となっている。流路は、少なくとも一つの面に沿った長手方向における冷却空気の移動を可能にするよう、少なくとも一つの面の長さに沿って方向付けられた流動方向を有する。
本発明の利点は、ダンパーと翼形部壁との間で、知られている従来技術にて可能であるよりも、冷却空気のより均一な拡散が可能になることである。冷却空気のより均一な拡散は、ダンパーあるいはこのダンパーに近接する翼形部領域に熱劣化が生じる可能性を低減する。
本発明の上記および他の目的、特徴ならびに利点は、添付図面に図示されるその最良の実施形態の詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1を参照すると、ディスク12および複数のローターブレード14を有するガスタービンエンジン用のローターブレードアセンブリ10が提示されている。ディスク12は、その周りに周方向に配置された複数の凹部16と、それを中心としてディスク12が回転可能な回転中心線17とを含む。各ブレード14は、根部18と、翼形部20と、プラットフォーム22と、ダンパー24(図2参照)とを含む。各ブレード14はまた、ブレード14を通る放射状中心線25を含み、これはディスク12の回転中心線17に対して直交している。根部18は、ディスク12の凹部16の一つの形状(geometry)と係合する形状を有する。モミの木形状は一般に公知であり、しかもこの実例において使用可能である。図2からわかるように、根部18はさらに流路26を備え、これを通って冷却空気は根部18に入り、それを通過して翼形部20内に流入できる。
図1ないし図3を参照すると、翼形部20は、基端28と、先端30と、前縁32と、後縁34と、圧力側壁36と、吸引側壁38と、これらの間に配された空隙40と、チャネル42とを具備する。図2は、前縁32と後縁34との間で切断した翼形部20を大ざっぱに示している。圧力側壁36と吸引側壁38とは基端28と先端30との間に延在し、かつ前縁32および後縁34においてつながる。空隙40は、チャネル42の前方に第1の空隙部44を有しかつチャネル42の後方に第2の空隙部46を有するものとして表現できる。翼形部20が単一の空隙40を含む実施形態では、チャネル42は一つの空隙40の一部分間に配置される。翼形部20が二つ以上の空隙40を含む実施形態では、チャネル42は隣り合う空隙間に配置されてもよい。ここでの説明を簡単にするため、チャネル42はここでは第1の空隙部44と第2の空隙部46との間に配置されているものとして説明する。だが、別に言及しない限りは、複数空隙および単一空隙の翼形部20を含むことを意図している。図2ないし図7に示す実施形態では、第2の空隙部46は後縁34に近接しており、第1の空隙部44および第2の空隙部46は両方とも、翼形部20の壁間に延在する複数の柱脚48を含む。好ましい柱脚配列の特徴は以下で説明する。代替的実施形態では、一つの空隙部のみが柱脚48を含むか、いずれの空隙部も柱脚48を含まず、しかもそれ自身に配された冷却開口を備えるリブ49(図13参照)によって前方および後方に向かってチャネル42が形成される。複数のポート50が第2の空隙部46の後方縁部52に沿って配置され、後縁34に沿って冷却空気が翼形部20から出て行くための流路を提供する。
第1および第2の空隙部44,46間のチャネル42は、基端28と先端30との間で長手方向に、実質的には基端28と先端30との間の距離全体にわたり延在する第1の壁部54と第2の壁部56とによって横方向に形成される。チャネル42は、第1の長手方向縁部58に沿って配された、複数の柱脚48またはリブ49(図13参照)、またはその組み合わせによって前方に向かって形成される。チャネル42は、第2の長手方向縁部60に沿って配された、複数の柱脚48またはリブ49(図13参照)、またはその組み合わせによって後方に向かって形成される。壁部54,56の一方あるいは両方は、壁からチャネル42内へと延出する複数の隆起部66を含む。以下で説明するように、この隆起部66は、それがダンパー24と点接触、線接触あるいは面接触を、あるいはその組み合わせをなすことを可能にする形状を有していてもよい。隆起部66がとり得る形状の例には、球形、円柱形、円錐形、あるいはその切頭バージョン、その混成形が含まれるが、それらに限定されるものではない。隆起部66がチャネル42内へ延出する距離は均一であってもよく、あるいは隆起部66間で意図的に異なるようになされてもよい。
熱的な観点から点接触は面接触と区別される。これは、点接触部でのダンパー24および翼形部壁部54,56の温度が周囲領域の温度とそれほど差がない程度まで、点接触部を通過する冷却空気からの熱伝達が点接触部を冷却するのに十分なほど点接触部は面積が小さなことによる。線接触も同様に区別される。たとえば線接触は、線接触部でのダンパー24および翼形部壁部54,56の温度が周囲領域の温度とそれほど差がない程度まで、線接触部を通過する冷却空気からの熱伝達が線接触部を冷却するのに十分なほど線接触部は面積が小さなことによって、面接触と区別される。
減衰の観点から、点接触は、点接触部を経て伝達される荷重の大きさに対する面接触部を経て伝達される荷重の大きさによって、面接触と区別される。接触部のサイズに関係なく、運転条件の所与の一群に関する荷重は同じになり、しかもそれは単位面積当たりの力の作用として分散されることになる。複数箇所で点接触する場合には、比較して言えば、非常に大きな面接触に関してそうなるであろうよりも、荷重は実質的に単位面積当たり一層大きくなる。線接触も同様に区別される。たとえば線接触は、比較して言えば、非常に大きな面接触に関してそうなるであろうよりも、それが実質的に単位面積当たり一層大きな荷重を担うということにより、面接触と区別される。
図4ないし図7を参照すると、チャネル42内の隆起部66の、チャネル42のサイズに対するサイズおよび配列は、チャネル42の幅を横切る蛇行流路68が形成されるようなものである。この結果、第1の長手方向延在縁部58を横切ってチャネル42に流入する冷却空気流は、第2の長手方向延在縁部60を横切ってチャネル42を出る前に、チャネル42内の複数の隆起部66に衝突し、それを通過する。蛇行流路68内の冷却空気流の方向成分については以下で説明する。チャネル42内の隆起部66はランダムに配列されてもよく、それでもチャネル42の幅を横切る上記蛇行流路が形成される。隆起部66はまた列をなすよう配置されてもよく、ここで一つの列の中の隆起部66は、柱脚48間に上記蛇行流路68が形成されるよう隣接する列の隆起部66からオフセットされる。
蛇行流路68内の冷却空気流の方向成分に関して、事実上、蛇行流路68の全ては、少なくとも部分的に長手方向(矢印Lで示す)に延在する少なくとも一つの部分と、少なくとも部分的に幅方向(矢印Wで示す)に延在する少なくとも一つの部分とを含む。蛇行流路68は、いくつかの理由で、望ましくは、ダンパー24と冷却空気との間の、そして翼形部壁部54,56と冷却空気との間の熱伝達を促進する。たとえば、蛇行流路68を通過する冷却空気は、幅方向に延在するスロット内で冷却空気が通常そうするであろうよりも、ダンパー24と翼形部壁部54,56との間により長い時間留まる。また、蛇行流路68内で冷却空気にさらされるダンパー24および翼形部20の表面積は、従来技術の、幅方向に延在するスロットを持つダンパー装置内で通常さらされる表面積に対して増大する。こうした冷却上の利点は、幅方向に延在するスロットのみを持ち、そしてその間で面接触するだけのダンパーでは得られない。
図8および図9を参照すると、ダンパー24はヘッド70および本体72および長手方向に延在する中心線71を具備する。本体72は、長さ74と、前方面76と、後方面78と、第1の支持面80と、第2の支持面82と、ヘッド端部81と、先端部83とを含む。ヘッド70は、ヘッド70とブレード14との間を密閉するためのシール面84を含んでいてもよい。
図9に示す好ましい実施形態では、ダンパー本体72は、アーチ形の長手方向に延在する中心線71を有し、これは、翼形部20内に取り付けられた際、本体70に可変傾斜角度を付与する。アーチ形中心線71の幾何学的配置、およびそれが生み出す傾斜角度は、用途に適合するよう変更できる。ある実施形態では、アーチ形中心線71の曲率は、ダンパー24のヘッド端部81からダンパー24の先端部83に向かって長手方向に進んでいくとき増大する。この開示のため、アーチ形中心線の曲率の増大は、ダンパー本体72のスロープとブレードの放射状中心線25のスロープとの間の差の増大を示すのに使用される。アーチ形中心線71によって形成されるダンパー24の可変傾斜角度のために、ダンパー24の重心は、それが遠心力荷重を受けた場合、復元モーメントを生み出す。この復元モーメントは、今度は、支持面80,82と壁部54,56との間で望ましい垂直荷重を生み出す。ダンパー24の先端部83の近くでの傾斜角度の増大は、直線ダンパーによって可能となるであろうよりも先端部83の近くでより大きな垂直荷重を生じる。
図10ないし図13を参照すると、ダンパー本体72はチャネル42の断面形状と係合する断面形状となっている。すなわち、ダンパー24の大まかな断面形状はチャネル42の断面形状と係合する。しかしながら、ダンパー24の詳細な断面形状は、チャネル42内に一つ以上の長手方向延在流路92を形成するため、さまざまな異なる断面形状を呈することができる。流路92は、冷却空気のその面に沿った長手方向の移動を可能とするため、それが隣接する面の長さに沿って方向付けられた流動方向を持つ。たとえば図10では、ダンパー24の前方面76は平らである。ダンパー24がチャネル42内に収容された際、流路92は柱脚48(またはリブ49)と前方面76との間に形成される。この中で、冷却空気は前方面76に沿って長手方向に移動できる。図10に示す実施形態もまた、その間にスムーズな流路を形成するため、チャネル42の隣接部分と係合する形状となった後方面78を含む。図11ないし図13に示す実施形態でも、ダンパー24は、前方面76に配置された1本以上の長手方向延在溝94、後方面78、第1の支持面80、および/または第2の支持面82を含む。溝94を使用する利点は、必要な減衰は依然として可能でありながら、この溝94はそれが適切な冷却をもたらすことができるポジションで面に対して位置させることができることである。1本以上の溝94が、非ランダムな長手方向に流れを形成するのに十分なだけダンパー24に沿って延びる。たとえば図11では、ダンパー24は一対の溝94を備え、それぞれ前方面76と支持面80,82との間の角に配置されている。図12では、ダンパー24は、前方面76と、後方面78と、第1の支持面80と、第2の支持面82とに配置された溝94を具備する。図13においては、ダンパー24はH形状を有し、ここで溝は前方面76および後方面78に配置されている。本発明のダンパー24は、これら実施形態に限定されず、チャネル内の、それが隣接する面の長さに沿って方向付けられた流動方向を有する長手方向延在流路92を形成するいかなるダンパーも包含できる。
図2ないし図7を参照すると、好ましい実施形態では、第1の空隙部44および第2の空隙部46は、チャネル42に近接して、翼形部20の壁間に延在する複数の柱脚48を含む。柱脚48(チャネル42の第1の長手方向延在縁部に隣接する第1の空隙部44内に配置される)は、実質的に円柱形状のものとして図2ないし図5に示されている。これに代えて他の形状の柱脚48を使用できる。第1の空隙部44内の複数の柱脚48は、好ましくは、柱脚48間に蛇行流路88を形成するため互いにオフセットされた複数の列を持つ並びで配列される。蛇行流路88は局所熱伝達を改善し、かつ第1の長手方向延在縁部58を横切ってチャネル42に流入する冷却空気に関して均一な流量配分を促進する。柱脚列は、チャネル42の長さの一部または全体に沿って配置できる。
第2の空隙部46内の柱脚48は、さまざまな異なる形状、たとえば円柱形、楕円形などとすることが可能であり、かつチャネル42の第2の長手方向延在縁部60に隣接して配置される。図4ないし図7に示す実施形態では、各柱脚48は、後方向に延出する収れん部86、たとえば後縁34の方を向く滴形の収れん部86を備えた滴形柱脚48を含む。後方配置された収れん部86を経て後方へ向かう方向に流れる冷却空気流は、たとえば円形柱脚48を経て移動する類似の流れがそうするであろうよりも、一層小さな伴流を形成する。減衰した伴流は、後縁ポート50に流入する好ましい流動特性を提供する。第2の空隙部46内の複数の柱脚48は、好ましくは、柱脚48間に蛇行流路90を形成するよう互いにオフセットした複数の列を有する並びで配列される。蛇行流路90は局所熱伝達を改善し、かつ第2の長手方向延在縁部60を横切ってチャネル42を出る冷却空気に関して均一な流量配分を促進する。柱脚列は、チャネル42の長さの一部または全体に沿って配置できる。最後列は、そこに含まれる柱脚48が後縁34の冷却特徴部(cooling feature)に対して整列するよう配置される。たとえば、図4ないし図7に示す最後列内の柱脚48は、後縁34に沿って配置されたポート50と整列する。
図13に示された実施形態では、チャネル42は、それ自身に配された冷却開口96を備えるリブ49によって前方および後方に向かって形成されている。
図1ないし図9を参照すると、定常状態運転条件下では、ガスタービンエンジンのローターブレードアセンブリ10は、このエンジンを通過するコアガス流によって回転する。高温のコアガス流は、ローターブレードアセンブリ10のブレード14に作用し、そしてブレード14のそれぞれに、たいては非均一に大量の熱エネルギーを伝達する。熱エネルギーのいくらかを分散させるため、冷却空気は各ブレードの根部18の流路26内へ流入する。そこから、冷却空気の一部が第1の空隙部44内へ流入し、ここでは圧力差によって、それがチャネル42の第1の長手方向延在縁部58に隣接する柱脚48の並びへと向かい、そしてその中に流入する。そこから、冷却空気はチャネル42の第1の長手方向延在縁部58を横切り、そして一部が翼形部壁部54,56、ダンパー24およびその間に延在する柱脚48間に形成される蛇行流路68に流入する。他の部分は、前方面76、後方面78、支持面80,82、および柱脚48(またはリブ49)の一つ以上のものと、翼形部壁部54,56との間に配された一つ以上の長手方向延在流路92に流入する。長手方向延在流路92の一つの中を移動する冷却空気は、ダンパー24の長さの全部または一部を移動し、そして蛇行流路68の一つに入るように出てもよい。実質的に、蛇行流路68の全ては、少なくとも部分的に長手方向に延在する少なくとも一部分と、少なくとも部分的に幅方向に延在する少なくとも一部分とを含む。この結果、蛇行流路68内の冷却空気は、それがダンパー24の幅を横切って流動するとき、長手方向に分配される。ひとたび冷却空気がダンパー24の幅を横断してしまうと、それは流路68を出て、チャネル42の第2の長手方向延在縁部60を横断し、そしてチャネル42の第2の長手方向延在縁部60に隣接する柱脚48の並びに流入する。ひとたび流れが、チャネル42の第2の長手方向延在縁部60に隣接する柱脚48の並びを通過すると、それは翼形部20の後縁34に沿って配されたポート50を出る。
ダンパー24の支持面80,82は、チャネル42の壁部54,56から延出する隆起部66に接触する。翼形部20の内部特性しだいで、ダンパー24は、チャネル42を横断する圧力差によって隆起部66に対して強制的に接触させられてもよい。この接触力は、回転中心線17を中心としてローターブレードアセンブリ10のディスク12が回転するときに発生する、ダンパー24に作用する遠心力によってさらに十分なものとなる。ブレードの放射状中心線25に対するチャネル42の、そしてチャネル42内に収容されたダンパー24の曲がりは、チャネル42の壁部54,56の方向に働くよう、ダンパー24に作用する遠心力の一成分を生じさせる。すなわち遠心力成分は、チャネル42の壁部54,56の方向に、ダンパー24に抗する垂直力として作用する。
本発明をその詳細な実施形態に関して図示しかつ説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その外形および細部にさまざまな変更を施すことが可能であることを理解するであろう。
ローターアセンブリの一部斜視図である。 ローターブレードの概略断面図である。 ローターブレード部分の概略断面図である。 第1および第2の空隙部分の一部とその間に配されたチャネルの概略図であり、隆起部の第1実施形態を図示している。 図4に示す図の端面図である。 第1および第2の空隙部分の一部とその間に配されたチャネルの概略図であり、隆起部の第2実施形態を図示している。 図6に示す図の端面図である。 ダンパーの実施形態の斜視図である。 ダンパーの一実施形態の斜視図である。 翼形部の概略断面図であり、翼形部チャネル内にはある実施形態のダンパーが配置されている。 翼形部の概略断面図であり、翼形部チャネル内には他実施形態のダンパーが配置されている。 翼形部の概略断面図であり、翼形部チャネル内には他実施形態のダンパーが配置されている。 翼形部の概略断面図であり、翼形部チャネル内には他実施形態のダンパーが配置されている。
符号の説明
10 ローターブレードアセンブリ
12 ディスク
14 ローターブレード
16 凹部
17 回転中心線
18 根部
20 翼形部
22 プラットフォーム
24 ダンパー
25 放射状中心線
26 流路
28 基端
30 先端
32 前縁
34 後縁
36 圧力側壁
38 吸引側壁
40 空隙
42 チャネル
44 第1の空隙部
46 第2の空隙部
48 柱脚
49 リブ
50 ポート
52 後方縁部
54 第1の壁部
56 第2の壁部
57 開口
58 第1の長手方向延在縁部
59 根部側面
60 第2の長手方向延在縁部
66 隆起部
68 蛇行流路
70 ヘッド
71 アーチ形中心線
72 本体
76 前方面
78 後方面
80,82 支持面
81 ヘッド端部
83 先端部
84 シール面
86 収れん部
88,90 蛇行流路
92 長手方向延在流路
94 長手方向延在溝
96 冷却開口

Claims (19)

  1. ローターアセンブリ用のローターブレードであって、
    根部と、
    基端と先端との間にわたる長さ、第1の側壁、第2の側壁、前記側壁間に配された少なくとも一つの空隙、ならびに第1の壁部および第2の壁部によって形成されたチャネルを有する翼形部と、
    前記チャネル内に選択的に収容されるダンパーと、を具備し、
    前記ダンパーは、第1の支持面、第2の支持面、前方面、および後方面を有する本体を含み、それら全ては長手方向に延在し、
    前記面の少なくとも一つは前記チャネル内で長手方向に延在する流路を形成する形状となっており、かつ前記流路は、前記少なくとも一つの面に沿った長手方向における冷却空気の移動を可能にするよう、前記少なくとも一つの面の前記長さに沿って方向付けられた流動方向を有することを特徴とするローターブレード。
  2. 前記少なくとも一つの面は少なくとも一つの溝を含むような形状となっており、かつ前記溝は前記チャネル内に長手方向に延在する流路を形成することを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  3. 前記ダンパー本体は第1の長手方向端部および第2の長手方向端部を含み、前記少なくとも一つの溝は実質的に前記本体の前記長手方向端部間に延在していることを特徴とする請求項2に記載のローターブレード。
  4. 前記面は、長手方向に延在する複数の溝を含む形状となっていることを特徴とする請求項2に記載のローターブレード。
  5. 前記第1の支持面および前記第2の支持面の一方あるいは両方は、長手方向に延在する溝を含む形状となっていることを特徴とする請求項4に記載のローターブレード。
  6. 前記第1の支持面および前記第2の支持面の一方あるいは両方は、長手方向に延在する溝を含む形状となっており、かつ各溝は前記チャネル内で長手方向に延在する流路を形成することを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  7. 前記ダンパー本体は第1の長手方向端部および第2の長手方向端部を含み、かつ前記少なくとも一つの溝は実質的に前記本体の前記長手方向端部間に延在していることを特徴とする請求項6に記載のローターブレード。
  8. 前記ダンパー本体は、第1の長手方向端部、第2の長手方向端部、および長手方向に延在するアーチ形中心線を備えることを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  9. 前記アーチ形中心線は、長手方向端部間で曲率が増大することを特徴とする請求項9に記載のローターブレード。
  10. 前記ダンパー本体の前記第1の長手方向端部は前記翼形部の前記基端に隣接して配置されていると共に、前記ダンパー本体の前記第2の長手方向端部は前記翼形部の前記先端に隣接して配置されており、かつ前記アーチ形中心線は、前記第1の長手方向端部から前記第2の長手方向端部に向かう方向に曲率が増大することを特徴とする請求項9に記載のローターブレード。
  11. ローターアセンブリ用のローターブレードであって、
    根部と、
    基端と先端との間にわたる長さ、第1の側壁、第2の側壁、前記側壁間に配された少なくとも一つの空隙、ならびに第1の壁部および第2の壁部によって形成されたチャネルを有する翼形部と、
    前記チャネル内に選択的に収容されるダンパーと、を具備し、
    前記ダンパーは、第1の支持面、第2の支持面、前方面、および後方面を有する本体を含み、それら全ては長手方向に延在し、
    前記ダンパー本体はさらに、第1の長手方向端部、第2の長手方向端部、および長手方向に延在するアーチ形中心線を有することを特徴とするローターブレード。
  12. 前記アーチ形中心線は、長手方向端部間で曲率が増大することを特徴とする請求項11に記載のローターブレード。
  13. 前記ダンパー本体の前記第1の長手方向端部は前記翼形部の前記基端に隣接して配置されていると共に、前記ダンパー本体の前記第2の長手方向端部は前記翼形部の前記先端に隣接して配置されており、かつ前記アーチ形中心線は、前記第1の長手方向端部から前記第2の長手方向端部に向かう方向に曲率が増大することを特徴とする請求項12に記載のローターブレード。
  14. 第1の支持面と、
    第2の支持面と、
    前方面と、
    後方面と、を具備し、
    前記面の少なくとも一つは、少なくとも一つの長手方向延在溝を含むような形状となっていることを特徴とするローターブレードダンパー。
  15. 第1の長手方向端部と、
    第2の長手方向端部と、をさらに具備し、
    前記少なくとも一つの長手方向延在溝は、実質的に前記長手方向端部間に延在することを特徴とする請求項14に記載のローターブレードダンパー。
  16. 前記面は、複数の長手方向延在溝を含むような形状となっていることを特徴とする請求項15に記載のローターブレードダンパー。
  17. 前記第1の支持面および前記第2の支持面の一方または両方は、長手方向延在溝を含むような形状となっていることを特徴とする請求項14に記載のローターブレード。
  18. 前記ダンパーは、第1の長手方向端部、第2の長手方向端部、および長手方向に延在するアーチ形中心線を備えることを特徴とする請求項14に記載のローターブレードダンパー。
  19. 前記アーチ形中心線は、長手方向端部間で曲率が増大することを特徴とする請求項18に記載のローターブレードダンパー。
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