JP2005237108A - 偏心旋回駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被駆動部材の振動を抑制する。
【解決手段】 ケーシング1にステータ2を固定し、ケーシング1に回転軸7を回転可能に支持し、回転軸7にロータ8を固定し、回転軸7に旋回軸11を偏心して回転可能に支持し、旋回軸11の端部に旋回板12を固定し、軸受支え4と旋回板12との間に3個のピンクランク14を設け、旋回軸11に軸受16を介して回転可能に錘板15を支持し、回転軸7の端面にピン17を取り付け、錘板15に係合材18を取り付け、係合材18とピン17とを係合し、錘板15に錘19を取り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は旋回軸が所定の軸を中心に偏心旋回しかつ自転しない偏心旋回駆動を行なう偏心旋回駆動装置に関するものである。
従来の偏心旋回駆動装置を有する装置においては、特許文献1に示されるように、回転軸に偏心して回転可能に旋回軸を支持し、旋回軸とケーシングとの間に自転防止手段を設け、回転軸にバランサを固定している。
特開昭63−138180号公報
しかし、このような偏心旋回駆動装置を有する装置においては、旋回軸の振動を抑制することができないから、被駆動部材の振動を抑制することができない。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、被駆動部材の振動を抑制することができる偏心旋回駆動装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明においては、ケーシングと、上記ケーシングに固定されたステータと、上記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、上記回転軸に固定されたロータと、上記回転軸に偏心して回転可能に支持され旋回軸と、上記旋回軸の偏心旋回を許容しかつ上記旋回軸の自転を防止する自転防止手段と、上記旋回軸に回転可能に支持されかつ上記回転軸と連結された錘板体とを設ける。
この場合、上記自転防止手段に旋回板を設け、上記錘板体の回転軸に直角なモーメントベクトル、被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび上記旋回板の回転軸に直角なモーメントベクトルの和を零ベクトルとする。
これらの場合、上記錘板体として、錘板と、上記錘板に取り付けられた錘とを有するものを用いてもよい。
これらの場合、上記自転防止手段をしてピンクランクを有するものを用いてもよい。
本発明に係る偏心旋回駆動装置においては、旋回軸の振動を抑制することができるから、被駆動部材の振動を抑制することができる。
また、自転防止手段に旋回板を設け、錘板体の回転軸に直角なモーメントベクトル、被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび旋回板の回転軸に直角なモーメントベクトルの和を零としたときには、旋回軸の振動を確実に抑制することができるから、被駆動部材の振動を確実に抑制することができる。
また、錘板体として、錘板と、錘板に取り付けられた錘とを有するものを用いたときには、錘板の加工が容易となるから、製造コストが安価になる。
また、自転防止手段をしてピンクランクを有するものを用いたときには、旋回軸の振動を小さくすることができるから、被駆動部材の振動を小さくすることができる。
図1は本発明に係る偏心旋回駆動装置を示す概略断面図、図2は図1のA−A拡大断面図、図3は図1のB−B拡大断面図である。図に示すように、ケーシング1にステータ2が固定され、ケーシング1に軸受支え3、4が固定され、軸受支え3、4に軸受5、6を介して回転軸7が回転可能に支持されている。すなわち、ケーシング1に回転軸7が回転可能に支持されている。また、回転軸7にロータ8が固定され、ステータ2、ロータ8等によりモータが構成されている。また、回転軸7に軸受9、10を介して旋回軸11が回転可能に支持され、回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線とは偏っている。すなわち、旋回軸11は回転軸7に偏心して回転可能に支持されている。また、旋回軸11の一方端部すなわち被駆動部材が取り付けられる端部とは反対側の端部に旋回板12が固定され、軸受支え4(ケーシング1)と旋回板12との間に3個のピンクランク14が設けられている。このピンクランク14のクランク本体26には軸27、28が設けられ、軸27の中心線と軸28の中心線とは偏心しており、この偏心量は回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線との偏心量と等しい。また、ピンクランク14の軸27は軸受支え4に軸受(図示せず)を介して回転可能に支持され、ピンクランク14の軸28は旋回板12に軸受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。そして、旋回板12、ピンクランク14等により旋回軸11の偏心旋回を許容しかつ旋回軸11の自転を防止する自転防止手段が構成されている。また、旋回軸11に軸受16を介して回転可能に円形状の錘板15が支持され、回転軸7の一方端面にピン17が取り付けられ、錘板15に係合材18が取り付けられ、係合材18はピン17と係合しており、ピン17と係合材18との間にはわずかな隙間が設けられており、錘板15は回転軸7に対して回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線とを結ぶ線の方向に移動可能であって、ピン17と係合材18とで回転軸7と錘板15とを連結する連結手段が構成されている。また、錘板15に錘19が取り付けられ、図3における回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線とを結ぶ線上にピン17の中心線、錘19の中心線が位置している。そして、錘板15、錘19等により錘板体24が構成され、連結手段、錘板体24等により振動抑制手段が構成され、回転軸7の中心線から錘板体24の重心までの距離と錘板体24の重量との積を大きさとしかつ回転軸7の中心線から錘板体24の重心までの方向を方向とするベクトルを錘板体24の回転軸に直角なモーメントベクトル、回転軸7の中心線から被駆動部材の重心までの距離と被駆動部材の重量との積を大きさとしかつ回転軸7の中心線から被駆動部材の重心までの方向を方向とするベクトルを被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトル、回転軸7の中心線から旋回板12の重心までの距離と旋回板12の重量との積を大きさとしかつ回転軸7の中心線から旋回板12の重心までの方向を方向とするベクトルを旋回板12の回転軸に直角なモーメントベクトルとすると、錘板体24の回転軸に直角なモーメントベクトル、被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび旋回板12の回転軸に直角なモーメントベクトルの和は零ベクトルである。また、ケーシング1、モータ、回転軸7、旋回軸11、自転防止手段、振動抑制手段等により偏心旋回駆動装置が構成されている。
図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置においては、ステータ2の巻線に通電すると、ロータ8、回転軸7が回転し、旋回軸11は回転軸7の中心線を中心として偏心旋回するが、ピンクランク14等からなる自転防止手段が設けられているから、旋回軸11は自転しない。このため、旋回軸11がケーシング1に対して回転せずに偏心旋回する。また、図4(a)に示す状態(図1〜図3に示す状態)では、旋回軸11の中心線は回転軸7の中心線よりも図4紙面右方に位置しているのに対して、錘板体24の重心は回転軸7の中心線よりも図4紙面左方に位置しており、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置している。また、図4(b)に示すように、図4(a)に示す状態から回転軸7が90度回転した状態では、旋回軸11の中心線は回転軸7の中心線よりも図4紙面下方に位置しているのに対して、錘板体24の重心は回転軸7の中心線よりも図4紙面上方に位置しており、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置している。また、図4(c)に示すように、図4(b)に示す状態から回転軸7が90度回転した状態では、旋回軸11の中心線は回転軸7の中心線よりも図4紙面左方に位置しているのに対して、錘板体24の重心は回転軸7の中心線よりも図4紙面右方に位置しており、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置している。また、図4(d)に示すように、図4(c)に示す状態から回転軸7が90度回転した状態では、旋回軸11の中心線は回転軸7の中心線よりも図4紙面上方に位置しているのに対して、錘板体24の重心は回転軸7の中心線よりも図4紙面下方に位置しており、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置している。そして、図4(d)に示す状態から回転軸7が90度回転すると、図4(a)に示す状態になる。すなわち、回転軸7の回転角度にかかわらず、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置する。
このような偏心旋回駆動装置においては、旋回軸11の中心線と錘板体24の重心とは回転軸7の中心線の両側に位置するから、バランスをとることができるので、旋回軸11、被駆動部材の振動を抑制することができる。このため、回転軸7の回転数を大きくすることができるから、被駆動部材を高速で駆動することができる。また、錘板体24の回転軸に直角なモーメントベクトル、被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび旋回板12の回転軸に直角なモーメントベクトルの和を零としているから、すなわち被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび旋回板12の回転軸に直角なモーメントベクトルの和を和ベクトルとしたとき、錘板体24の回転軸に直角なモーメントベクトルの大きさを和ベクトルの大きさと等しくしかつ錘板体24の回転軸に直角なモーメントベクトルの方向を和ベクトルの方向と反対方向としているから、旋回軸11の振動を確実に抑制することができるので、被駆動部材の振動を確実に抑制することができる。また、錘板15に錘19を取り付けているから、錘板15の形状を円形状とすることができるので、錘板15の加工が容易となるため、製造コストが安価になる。また、自転防止手段としてピンクランク14を有するものを用いているから、旋回軸11の振動を小さくすることができるので、被駆動部材の振動を小さくすることができる。
図5は図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置を擂り鉢の擂り粉木を駆動する装置に用いた状態を示す概略図である。図に示すように、収納部61に擂り鉢62が固定され、擂り鉢62の上方に偏心旋回駆動装置63が設けられ、偏心旋回駆動装置63の旋回軸(出力軸)11のケーシング1からの突出部に擂り粉木64が固定されている。
そして、偏心旋回駆動装置63を駆動するとともに、擂り鉢62の上部からゴマ等を供給すると、旋回軸11がケーシング1に対して回転せずに偏心旋回するから、擂り鉢62と擂り粉木64とによりゴマ等を擂ることができ、ゴマ等を擂ったものは収納部61内に収納される。
図6は図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置を石うすの駆動装置に用いた状態を示す概略図である。図に示すように、下石72と上石73とを有する石うす71の上方に偏心旋回駆動装置63が設けられ、偏心旋回駆動装置63の旋回軸(出力軸)11のケーシング1からの突出部に上石73が固定されている。
そして、偏心旋回駆動装置63を駆動するとともに、上石73の穴74からそば等を投入すると、旋回軸11がケーシング1に対して回転せずに偏心旋回するから、上石73が下石72に対して回転せずに偏心旋回するので、石うす71によりそば等を碾く(すり砕く)ことができる。また、そば等が上石73と下石72との間に確実に取り込まれ、そば等が上石73と下石72との間に一度入ったのちに上石73と下石72との間から再度出たりすることがないから、そば等を一様に碾くことができるので、粒径が均一な良質なそば粉等を得ることができる。
なお、上述実施の形態においては、被駆動部材が擂り粉木64、上石73である場合について説明したが、被駆動部材が他の被駆動装置の被駆動部材である場合にも本発明の偏心旋回駆動装置を使用することができる。また、上述実施の形態においては、錘板15に錘19を取り付けたが、錘板の形状を錘板の重心位置が旋回軸の中心線と一致しない位置となるような形状にすれば、錘板に錘を取り付けなくてもよく、錘板のみで錘板体を構成することができる。また、上述実施の形態においては、回転軸7にピン17を取り付け、錘板15に係合材18を取り付けたが、錘板にピンを取り付け、回転軸に係合材を取り付けてもよい。また、上述実施の形態においては、錘板15に係合材18を取り付けたが、回転軸に取り付けられたピンが係合すべき穴を錘板に設けてもよく、また錘板に取り付けられたピンが係合すべき穴を回転軸に設けてもよい。この場合、ピンと穴との間にわずかな隙間を設け、錘板を回転軸に対して回転軸の中心線と旋回軸の中心線とを結ぶ線の方向に移動可能にする。すなわち、連結手段は、錘板体の回転軸に対する回転軸の中心線と旋回軸の中心線とを結ぶ線の方向の移動を許容する。また、上述実施の形態においては、図3における回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線とを結ぶ線上にピン17の中心線を位置させたが、ピンの位置はこの位置には限定されない。また、上述実施の形態においては、旋回板12、ピンクランク14等により構成された自転防止手段を用いたが、他の自転防止手段を用いてもよい。
本発明に係る偏心旋回駆動装置を示す概略断面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図1のB−B拡大断面図である。 図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置の動作説明図である。 図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置を擂り鉢の擂り粉木を駆動する装置に用いた状態を示す概略図である。 図1〜図3に示した偏心旋回駆動装置を石うすの駆動装置に用いた状態を示す概略図である。
符号の説明
1…ケーシング
2…ステータ
7…回転軸
8…ロータ
11…旋回軸
12…旋回板
14…ピンクランク
15…錘板
17…ピン
18…係合材
19…錘
24…錘板体

Claims (4)

  1. ケーシングと、上記ケーシングに固定されたステータと、上記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、上記回転軸に固定されたロータと、上記回転軸に偏心して回転可能に支持され旋回軸と、上記旋回軸の偏心旋回を許容しかつ上記旋回軸の自転を防止する自転防止手段と、上記旋回軸に回転可能に支持されかつ上記回転軸と連結された錘板体とを具備したことを特徴とする偏心旋回駆動装置。
  2. 上記自転防止手段が旋回板を有し、上記錘板体の回転軸に直角なモーメントベクトル、被駆動部材の回転軸に直角なモーメントベクトルおよび上記旋回板の回転軸に直角なモーメントベクトルの和が零ベクトルであることを特徴とする請求項1に記載の偏心旋回駆動装置。
  3. 上記錘板体が、錘板と、上記錘板に取り付けられた錘とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の偏心旋回駆動装置。
  4. 上記自転防止手段がピンクランクを有することを特徴とする請求項1、2または3に記載の偏心旋回駆動装置。
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