JP2005253295A - 準共振ソフトスイッチングタイプのインバータを備えた溶接セット - Google Patents
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Abstract
【課題】電源端子(6)と基準端子(4)との間で電源(8)に接続された準共振ソフトスイッチングタイプのインバータを備えたアーク溶接セットを提供する。
【解決手段】本インバータ(28)は直列した偶数のスイッチ(32)と2つの中央スイッチの間に設けられた出力端子(38)とを備えた少なくとも1つの準共振タイプのスイッチング脚部(30)を有している。このインバータはスイッチ(32)を制御する回路(38)に接続され、変圧器(40)を有している。この変圧器の1次巻線は前記出力端子に接続され、2次巻線はDCインバータ出力電圧を送る整流器(44)に接続されている。インバータはまた電源端子と基準端子との間に設けられた少なくとも1つの中間電源端子(56)を有している。各スイッチング脚部の出力端子は直列接続された誘導部材(58;120)を介して中間電源端子(56)に接続されている。
【選択図】 図2
【解決手段】本インバータ(28)は直列した偶数のスイッチ(32)と2つの中央スイッチの間に設けられた出力端子(38)とを備えた少なくとも1つの準共振タイプのスイッチング脚部(30)を有している。このインバータはスイッチ(32)を制御する回路(38)に接続され、変圧器(40)を有している。この変圧器の1次巻線は前記出力端子に接続され、2次巻線はDCインバータ出力電圧を送る整流器(44)に接続されている。インバータはまた電源端子と基準端子との間に設けられた少なくとも1つの中間電源端子(56)を有している。各スイッチング脚部の出力端子は直列接続された誘導部材(58;120)を介して中間電源端子(56)に接続されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、“準共振(quasi-resonant)ソフトスイッチング”タイプのインバータを備えた電気アーク溶接セットに関する。
“パワーエレクトロニクス”の領域には、“ソフトスイッチング”原則で作動するDC出力電圧を送り得る幾つかのインバータがある。
このような公知の準共振ソフトスイッチングインバータの電気回路図が、参照のために図1に機能上の構成で示されている。
インバータ2は、DC電圧源8の基準端子4と電源端子6との間に接続されている。
概して参照符号10、特に参照符号101と102とによって示された2つのスイッチングセル又は脚部が、DC電圧源8の端子4と6との間に平行に配置されている。これら脚部10は各々が、端子4と6との間に直列接続された2つのスイッチを有している。これらスイッチは、概して参照符号12、特に参照符号121、1、121、2及び122、1、122、2によって示されている。
各スイッチ12は、一般には1つ以上の制御可能なサイリスタまたはトランジスタを有し、これらの端部にはダイオードが逆平行に設けられている。
更に、各スイッチング脚部10の各スイッチ12はまた、概して参照符号14、特に参照符号141、1、141、2、142、1、142、2によって示されたスイッチング補助容量部材に対して平行に設けられている。
かくして、スイッチング脚部101及び102は各々が、各脚部の2つの中央スイッチの間に設けられた出力端子161及び162を与えている。
更に、各脚部10の各スイッチ12は、これの制御のためにインバータ2の外部の制御装置16に接続されている。
インバータ2は、変圧器20を有し、これの1次巻線が、スイッチング脚部101、102の2つの出力端子161、162間に直列接続されている。
更に、誘導部材22が、変圧器の1次巻線と脚部101の出力端子161との間に直列接続されて、共振部材を形成している。
変圧器20の2次巻線が、整流器24に接続され、これの出力端子26が、インバータ2の出力部を形成している。
このような回路の作動と制御とは、従来技術において知られている。
制御装置16は、各スイッチ12にターンオフコマンドのみを供給する。オフの状態からオンの状態へのスイッチングは、制御装置16から送られたコマンドを受信し次第、準共振ソフトスイッチング原則に従ってゼロ電圧で自発的に達成される。
実際は、スイッチ12のスプリアスキャパシタンスと変圧器20の漏れインダクタンスとが適切であれば共振部材、即ち、容量部材と誘導部材22との内に蓄えられる無反応エネルギーが、脚部10の出力端子16において、ソフトスイッチング作動に対応するオフの状態からオンの状態へのスイッチングのための状態を自発的に達成するために使用される。
準共振においては、共振位相が、インバータのスイッチング周波数の規模で、例えばこれの周期の1/10程度の、非常に短い継続時間のスイッチングを与える。
このような回路は、共振インバータ並びに/もしくはターンオンとターンオフが制御されるインバータに比べて多数の利点を与える。
しかし、こうした回路は、作動範囲と、特に出力電流の振幅変動のレベルとに関して制限されている。
実際は、制限電流下では共振容量部材14が非常にゆっくりと放電されるので、スイッチング脚部10の自発的なターンオンの状態は満たされない。かくして、インバータはこの制限電流下では機能しない。
これは、特に、例えば50ボルトの電圧のために10アンペア乃至500アンペアの作動範囲内で変化する強度を有する電流を必要とする溶接セットに関連した応用例において、大きな問題を提起する。
この問題を解決するために補助回路が設けられた幾つかのインバータがある。
しかし、これらの補助回路は、複雑で多数のスイッチを使用するものであり、付加的な制御回路の開発が必要になる。
更に、ソフトスイッチングでは、複数の回路がインバータの変圧器の2次巻線と同じ場所に配置されるのでこれらの使用は制限される。特に、2次巻線での補助回路の使用は溶接セットでは困難である。
かくして、現在は、溶接セット又は溶接電流発生器(welding current generator)内に組み込まれて出力電流を全作動範囲に送ることのできる準共振ソフトスイッチングタイプのインバータがないことが問題となっている。
本発明の解決法は、DC電圧電源端子と基準端子とを有する電力電源への接続の手段を備えた準共振ソフトスイッチングタイプのインバータを具備した溶接セットである。この溶接セットの特徴を以下に述べる。インバータは、少なくとも1つの準共振タイプスイッチング脚部を有し、各脚部は、電源と基準端子との間に直列接続された偶数のスイッチを有しかつこの脚部の2つの中央スイッチの間に設けられた出力端子を有し、各スイッチは、容量部材に並列にかつ誘導部材に直列接続されて共振部材を形成している。インバータはまた、スイッチと変圧器とを制御する回路への接続の手段を更に有し、この変圧器の1次巻線はスイッチング脚部の出力端子に接続され、2次巻線はDCインバータ出力電圧を送る整流器に接続されている。また、このインバータは、DC電圧電源と基準端子との間に存在するポテンシャル差の半分のポテンシャルが与えられる少なくとも1つの中間電源端子を有する。各スイッチング脚部の出力端子は、直列接続された誘導部材を通して中間電源端子に接続されている。
かくして、本発明に関わる回路の使用により、既存の回路に比べると単純であり、同じタイプ及び同じ数の制御信号を受信し、そしてインバータの全作動範囲内で変化する強度を有する出力電流を生じ得る準共振ソフトスイッチングタイプのインバータを備えたセットが作られ得る。
状況に応じて、本発明に関わるセットは、
インバータは並列配置にされた2つのスイッチング脚部を有し、これら2つの脚部の各々の出力端子は別個の誘導部材を介して中間電源端子に接続され、変圧器の1次巻線は2つのスイッチング脚部の2つの出力端子の間に直列接続されていることと、
インバータは2つの中間電源端子を有し、各中間電源端子は別個の誘導部材を介してスイッチング脚部の出力端子に接続されていることと、
インバータは単一スイッチング脚部を有し、変圧器の1次巻線はスイッチング脚部の出力部と中間電源端子との間に直列接続されていることと、
インバータは少なくとも1つの容量分割器を有し、この分割器は電源と基準端子との間に直列に配置された偶数の容量部材からできており、各容量分割器は2つの中央容量部材の間に設けられた端子を有し、中間電源端子を形成していることと、
インバータは電源と基準端子との間に逆平行に設けられた少なくとも1つのダイオードを有していることと、
2つのゲートサイリスタのヘッドツーテール構成は、各中間電源端子とスイッチング脚部の各出力端子との間に直列に配置され、前記インバータがまた、ゲートサイリスタを制御する装置に接続されていることと、
インバータは変圧器の1次巻線と直列に配置された誘導部材を有していることと、
変圧器は、1次巻線内に並んだ2つの部材と、2次巻線内で並列配置にされた2つの部材とを有している連結平面(planar)変圧器であることと、
これは、インバータが接続されたDC電源を有し、この電源の出力端子は、溶接端子を形成し、この溶接セットはまた、溶接のためのセットポイントを入力する手段と、インバータを制御する手段とを有していること、とのうちの1つ以上の特徴を有することができる。
インバータは並列配置にされた2つのスイッチング脚部を有し、これら2つの脚部の各々の出力端子は別個の誘導部材を介して中間電源端子に接続され、変圧器の1次巻線は2つのスイッチング脚部の2つの出力端子の間に直列接続されていることと、
インバータは2つの中間電源端子を有し、各中間電源端子は別個の誘導部材を介してスイッチング脚部の出力端子に接続されていることと、
インバータは単一スイッチング脚部を有し、変圧器の1次巻線はスイッチング脚部の出力部と中間電源端子との間に直列接続されていることと、
インバータは少なくとも1つの容量分割器を有し、この分割器は電源と基準端子との間に直列に配置された偶数の容量部材からできており、各容量分割器は2つの中央容量部材の間に設けられた端子を有し、中間電源端子を形成していることと、
インバータは電源と基準端子との間に逆平行に設けられた少なくとも1つのダイオードを有していることと、
2つのゲートサイリスタのヘッドツーテール構成は、各中間電源端子とスイッチング脚部の各出力端子との間に直列に配置され、前記インバータがまた、ゲートサイリスタを制御する装置に接続されていることと、
インバータは変圧器の1次巻線と直列に配置された誘導部材を有していることと、
変圧器は、1次巻線内に並んだ2つの部材と、2次巻線内で並列配置にされた2つの部材とを有している連結平面(planar)変圧器であることと、
これは、インバータが接続されたDC電源を有し、この電源の出力端子は、溶接端子を形成し、この溶接セットはまた、溶接のためのセットポイントを入力する手段と、インバータを制御する手段とを有していること、とのうちの1つ以上の特徴を有することができる。
本発明は、単なる例として添付図面を参照しながらなされる説明を読むことによってよりよく理解されるだろう。
以下の文章では、同じタイプの一対の部品が、1つの参照符号で示されている。一対の各部品は、同じ参照符号に添字をつけた形で示されている。こうした添字は、欄、列の順番に点で区切られた2つの添字を使用して、マトリクス表記法に従って割り当てられている。
図2は、本発明に関わる溶接セットのためのインバータ28の第1の実施形態の電気回路を示している。
インバータ28は、図1を参照して前述されたようにDC電源8の基準端子4と電源端子6との間に接続されている。この例では、電源8は、600ボルトのDC電圧を送る。
インバータ28は、端子4と6との間に並列に配置された2つのスイッチング脚部301と302とを有している。各脚部は、端子4と6との間に直列接続された2つのスイッチを有している。これらスイッチは、全体としては参照符号32で、個々には参照符号321、1、321、2、322、1、322、2で示されている。
これらスイッチ32の各々はまた、スイッチングを補助するとともに共振部材を形成する容量部材34に平行に配置されている。
例えば、これらスイッチ32は、IXKN45N80Cを一例とするIGBTまたはMOSFETタイプのスイッチである。容量部材34は、2.2ナノファラッド(nF)キャパシタである。
スイッチング脚部101は、2つのスイッチ321、1と321、2との間に出力端子361を有し、スイッチング脚部102は、スイッチ322、1と322、1との間に出力端子362を有している。
これらスイッチ32の各々は、インバータ28の外部にありスイッチ32の強制的なターンオフ制御と自発的なターンオンとのために設計された制御装置38によって制御される。このような制御部は、一般的に設けられるもので、図3A乃至3Fを参照して更に詳しく後で説明される。
インバータ28はまた、変圧器40を有し、この変圧器の1次巻線は、2つのスイッチング脚部30の出力部361、362との間に直列接続されている。
説明されている実施形態では、変圧器40は、10.5kWの2倍(twice 10.5kW)の連結平面変圧器であり、1次巻線が直列、2次巻線が並列になっている。
このような変圧器は、パワーエレクトロニクスでは一般的で、更に詳しくは説明しない。
インバータ28はまた、第1のスイッチング脚部301の出力端子361と変圧器40の1次巻線との間に直列に配置された誘導部材42を有している。
この形態では、誘導部材42は、3マイクロヘンリー(μH)インダクタである。
変圧器40の2次巻線は、DSEP2×101ダイオード(100Aの2倍(twice 100 A)の400ボルト)と5μHインダクタとを用いて従来のタイプの整流器44に接続されている。
整流器44の出力端子は、インバータ28の出力端子を直接に形成しており、参照符号46で示されている。
更に、インバータ28は、DC電源8の電源6と基準端子4との間に並列に配置された2つの容量分割器501、502を有している。
これらの容量分割器の各々は、2つの端子4と6との間に直列に配置された2つの同じ容量部材52からできている。
各容量部材52は、インバータ28の端子にかかる全電圧を制限してこれを過電圧から守るのに使用されるダイオード54とは逆平行に設けられていると有利である。
例えば、容量部材52は、47ナノファラド(nF)キャパシタであり、ダイオード54は、30アンペア(A)BYT30P−1000タイプダイオードである。
容量分割器501と502との各々が、ポテンシャル差の半分のポテンシャルで電源端子6と基準端子4との間に現れる中間電源端子561と562とを与えている。
インバータ28はまた、中間電源端子56とスイッチング脚部30の出力端子36との間に並列に配置された誘導部材581と582とを有し、誘導部材581は出力端子361と中間電源端子561との間で接続され、誘導部材582は出力端子362と中間電源端子562との間に直列接続されている。
図3A乃至3Fから後で明らかになるように、このような回路では、誘導部材581と582とが共振部材を形成し、スイッチ32のソフトスイッチング状態を作るのを助ける。
また、誘導部材42は、最初の(primary)レベルの電圧振動の増減率に影響を与えて電磁妨害を減じるように設計された選択的な部材である。
好ましくは、この誘導部材42は、変圧器40の漏れインダクタンスによって形成される。
説明されているような本発明の回路は、制御されたターンオフと自動のターンオンとを備えた100kHz作動制御によって、0乃至500アンペアで50ボルトの出力を得るために使用され得る。
実際に、中間電源端子56とスイッチング脚部30の出力端子36との間に配置された共振部材を形成する誘導部材58の使用によって、低い電流制限なしでスイッチ32の自動のターンオン状態が作られ得る。
低負荷作動のために、インダクタ42内に蓄えられたエネルギーは、スイッチ32に並列に接続されたキャパシタ34を十分に放電するほどに充分ではない。かくして、スイッチ32は、ソフトスイッチングモードでは自動でターンオンし得ない。そして、付加的なエネルギーがインダクタ58によって供給される。
回路の作動が、図2を参照して説明される。
本発明の回路が対称的な作動に基いていることから、本回路は、電流が循環する本回路の一部分がボールド体(太字)で示された図3A乃至3Fと、回路の主信号のタイミング図である図4とを参照して、半分の周期について説明される。
図4のタイミング図では、種々の部品の端子の電圧と電流が表され、部品の番号を添字とした文字V、Iで夫々に引用されている。
更に、4つのスイッチ32の各々の状態が、図4のタイミング図に示されている。オフの状態は線の形状で示され、オンの状態は水平バー(horizontal bar)の形で示されている。
本回路の作動は、S1からS6として示された6つのシーケンスに分けられる。
第1のシーケンスS1では、スイッチ321、2と322、1との各々がオフの状態にある、即ち、電流がゼロになる。
逆に、スイッチ321、1、321、2は、オンの状態にあり、即ち、電流が流れることにより、これらの電源電極の間は電圧がゼロになる。
この位相S1は、有効電力の移送期間に対応し、この移送期間の間、変圧器40の1次巻線は、一定電圧となる。
スイッチ321、1の電流は、整流器44内に存在して変圧器40の1次巻線に戻るインダクタンスの電流と、スイッチング脚部301内で循環する電流との合計である。
このシーケンスは、装置38から送られたコマンドに従ってスイッチ321、1のオフ状態を終わらせる。
そして、本回路は、第2の作動シーケンスS2に入る。このシーケンス2の間、スイッチ321、1、321、2、322、1が、オフ状態に切り替えられ、スイッチ322、2がオンにされる。
シーケンスS2の継続時間は、スイッチに関連した共振キャパシタ34の充電及び放電時間に相当する。
実際は、スイッチ321、1がオフになったときから、脚部301内を循環する電流がキャパシタ341、1を充電し始め、同時に、キャパシタ341、2を放電し始める。
キャパシタ341、1によって、スイッチ321、1の端子の電圧V321、1がゆっくり増加し、これによってスイッチが、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)によってゼロ電圧でターンオフされ得る。
この期間では、キャパシタ341、2が、この位相でゆっくりと放電され、充分に放電されると、スイッチ321、2を有する逆平行に設けられたダイオードが電流連続性を与えるように自動でターンオンされる。
続いて、スイッチ321、2の端子の電圧がゼロに保持され、ZVSモードで自動的にターンオン状態を作り出す。
シーケンスS3では、変圧器40の1次巻線が、キャパシタ341、2の端子の電圧をキャンセルした後に電圧がゼロとなるように、スイッチ321、1、322、1の両方がターンオフされ、スイッチ321、2、322、2はオンにされる。
そして、整流器44の2つのダイオードが“フリーホイーリングモード”でオンにされ、変圧器40の1次巻線を通過する電流が一定に保持される。
シーケンス3の持続期間は、パワーの調節に必要な位相差期間によって決定される。
シーケンス3では、インダクタ58が正の一定電圧となり、電流がこれの最小値から線形に増大する。
そして、本回路がシーケンス4に入る。このシーケンス4の開始時には、スイッチ321、1、322、1、322、2がターンオフされスイッチ321、2のみがオンにされるように、スイッチ322、2がZVSモードでターンオフされる。
この作動シーケンスの持続期間は、スイッチング脚部302の共振キャパシタ34の充電及び放電時間に対応している。
かくして、スイッチ322、2がオフにされているとき、インダクタ582から循環している電流がこれの正のピーク値に達し、シーケンス1と同様に、キャパシタ342、2を充電し始めかつキャパシタ342、1を放電し始める。
キャパシタ342、2の端子の電圧がゼロから増加し始め、キャパシタ342、1の端子の電圧が減少し始める。
キャパシタ342、1の端子の電圧が減少し始めるとすぐに、変圧器40が、スイッチ321、2が既にオンになっていることから引き起こされた負の電圧となる。
キャパシタ342、2によって、スイッチ322、2の端子の電圧V32、2、2は、ゆっくりと増加することができ、ZVSモードでのオフが確実にされる。
キャパシタ342、1を徐々に放電することによって、この合間に、スイッチ322、1の端子の電圧がゼロに戻され、これがZVSモードで自動的にオンされ得る。
この期間では、スイッチング脚部302内を循環する電流が、インダクタ582内を循環する電流から変圧器40の1次巻線に戻される充電電流を引いたものに等しくなっている。かくして、これによって、オフ状態にあるスイッチ322、2に印加される電流ストレスと、キャパシタ342、1を放電するのに必要な電流とが減じられ得る。
スイッチ322、1の自動ターンオンを果たすために、このシーケンス4の持続期間中に、キャパシタ342、1が自動でスイッチオンし得るように完全に放電されなくてはならない。
そして、本回路はS5と示された第5の作動期間に移行する。このシーケンスS5の開始時に、スイッチ321、1、322、2がオフに設定されスイッチ321、2、322、1がオンにされるように、スイッチ322、1がZVSモードで自動的にターンオンされる。
スイッチ322、1がオンなので、インダクタ582が、一定の負電圧となり、電流はこれの端子で線形に減少し始める。
このシーケンスS5は、整流器44の第1のダイオードがターンオフされたときに終了する。
そして、本回路は第6の作動シーケンスS6に入る。シーケンス6では、スイッチ321、2、322、1がオンにされて他のスイッチはオフにされ、また、整流器44の第1のダイオードはオフにされて第2のダイオードはオンにされる。このシーケンスは、シーケンスS1と対称的であり、先行する作動シーケンスS1に対称的な他方の作動半周期の開始を示している。
かくして、6つの作動シーケンスは、この回路の1つの完全な作動サイクルを形成する。
図5を参照して本発明の溶接セット用のインバータの第2の実施形態が説明される。
この実施形態では、インバータ100は、DC電源8の基準端子4と電源端子6との間に配置された単一スイッチング脚部102を有している。
この脚部102は、端子4と6との間に並列に配置された2つのスイッチ1041、1042と、これらスイッチ104の各端子に並列に配置されたスイッチング補助容量部材1061と、1062とを有している。
スイッチング脚部102は、スイッチ1041と1042との間に設けられた出力端子108を有している。
スイッチ1041と1042との両方は、インバータ100の外部にあり従来の方法で生成される強制的なターンオフ命令と自動ターンオン命令とのために設計された制御装置110に接続されている。
インバータ100はまた、前述したように端子6と4との間に直列に配置された2つの同じ容量部材1141と1142と、これら容量部材の各々と逆平行に配置された2つのダイオード1161と1162とによって形成された容量分割器を有している。
この容量分割器は、容量部材1141と1142との間に設けられた中央電源端子118を提供する。これのポテンシャルは、端子4と6との間のポテンシャル差の半分に相当する。
誘導共振部材120が、スイッチング脚部102の出力端子108と容量分割器110の中央電源端子118との間に直列に接続されている。
最後に、インバータ100は、前述のように、誘導部材42と直列接続された変圧器40を有している。
この実施形態では、変圧器40の1次巻線は、スイッチング脚部102の出力部108と中央電源端子118との間に直列接続されている。
変圧器40の2次巻線は、整流器44に接続されている。これの出力端子は、インバータ100の出力端子を形成している。
本回路の作動は、図2を参照して説明された回路の作動と類似しているので、同等の作動特性が得られることを考えて、更に詳しくは説明されない。
この構成は、4つのスイッチに代わって、周波数が可変される2つのスイッチ104のみを使用する利点を与える。
図6は図5を参照して説明された回路の一部の変形例を示している。
この図では、容量分割器112が認められ得る。この分割器の中間電源端子118は、誘導部材120を介してスイッチング脚部102の出力端子108に接続されている。
この実施形態では、2つのゲートサイリスタ130のヘッドツーテール構成が、誘導部材120と出力端子108との間に直列接続されている。
これらサイリスタ130は、制御装置110または同じタイプの他の装置によって直接に制御され、従来の方法で発生された特定の制御信号を受信する。
図4を参照して説明された本回路では、制御装置110は、定電流を供給してスイッチ104を制御する。サイリスタ130を追加することによって、これらの制御が、スイッチング期間以外では不要になり、本回路内で循環する全電流が制限され得る。
このような回路を使用することは、三角波の制御信号をスイッチング時の単純なパルスに置き換えられ得ることを意味する。
この構成は、各中間電源端子とスイッチング脚部の各出力端子との間に、ヘッドツーテール直列配置された2つのゲートサイリスタのセットを挿入することによって、図2を参照して説明された回路内で使用され得る。
図7を参照して以下に本発明に関わるインバータを用いた溶接セットを説明する。
溶接セット150は、3相のネットワーク152のような電気エネルギー位相ネットワークに接続されている。3相のネットワーク152から受信されたエネルギーは、最初に、例えば溶接セット150と3相ネットワーク152との間に電気絶縁性を与える変圧器154などの絶縁手段によって受信される。
変圧器154は、パワーAC信号を、図2を参照して説明されたインバータ28あるいは図4を参照して説明されたインバータ100に対応するインバータ158が接続されたDC電源を形成する整流器156に送る。変圧器154、整流器156及びインバータ158は、このように接続され、AC電源とDC電源との間の、あるいはその逆の電力変換装置を形成する。
インバータ158の出力端子は、アーク溶接のための溶接端子を形成する溶接端子160に接続されている。
更に、溶接セット150は、溶接のためのセットポイントを入力する手段162を有している。このセットポイントは、図2を参照して説明された制御装置38あるいは図4を参照して説明された制御装置110に対応する制御装置164に伝えられる。この制御装置164は最終的に制御信号をインバータ158に送り、セットポイントに対応して端子160で出力信号を形成する。
他のタイプの制御部及びセットポイントが、必要な用途に応じて用いられ得る。特に、本発明に関わるインバータは、可変デューティサイクルあるいは位相シフト制御の溶接セットで使用され得る。
更に、インバータで使用される部品は、違う方法でも製造され得る。特に、スイッチは、一般的には、これらスイッチ全体が電圧モードで一方向にのみ作用して電流モードでは双方向に作用するために電圧モードで一方向にのみ作用して電流モードで双方向に作用する複数の電子部品で作られるように、直列に配置された1つ以上の同じトランジスタ又はMOSFETで作られ得る。
容量部材は、並列に接続された多数のキャパシタから構成され、誘導部材は、直列接続された多数のインダクタで構成され得る。使用される各電子部品の数と性質とは、各スイッチの2つの端子間に与えられ得る最大電圧と最大電流とに従って変化する。
更に、様々の電子部品が統合されることが可能で、同一の部品が多数の機能を処理する。特に、スイッチング補助容量部材は、容量分割器の容量部材と結合され得る。しかし、このような部品の寸法決定は、様々な機能によって与えられるストレスを考慮しなくてはならない。
説明されている幾つかの実施形態では、中間電源端子は従来の方法で製造された容量分割器を用いて得られる。
しかし、これらの端子は、容量分割器を必要とせずにDC電源で直接に利用できる。そして、中間電源端子は、端子を接続することによって簡単に形成される。このような実施形態は、DC電源が直列接続された複数のバッテリーから構成されており、多数の中間電圧端子がアクセス可能である場合に、特に適している。
最後に、本発明は溶接セットで使用されるものと想定して説明されてきたが、他の応用分野、例えば再充電可能なバッテリーの充電あるいは標準安定化された電源などで、本発明に関わるインバータを使用することも可能である。
かくして、本発明に関わるセットは、共振を有するセットまたはターンオフが制御されるインバータに比べて多数の利点を提供する。特に、
部品にかかるストレスは最少で、共振エネルギーがシステムの全エネルギーに比べて非常に低く、
スイッチング補助回路が単純で、設ける必要さえなく、
本回路の全コストが、大幅に減じられ、
出力電流作動範囲が拡張されている。
部品にかかるストレスは最少で、共振エネルギーがシステムの全エネルギーに比べて非常に低く、
スイッチング補助回路が単純で、設ける必要さえなく、
本回路の全コストが、大幅に減じられ、
出力電流作動範囲が拡張されている。
Claims (10)
- DC電圧の電源端子(6)と基準端子(4)とを有している、電気エネルギー源(8)への接続の手段(4、6)と、
前記電源端子(6)と基準端子(4)との間に直列接続された偶数のスイッチ(32;104)と、これらのスイッチの間に設けられた出力端子(36;108)とを有し、前記スイッチ(32;104)の各々は共振部材を形成するように容量部材(34;106)に並列にかつ誘導部材(58;120)に直列に接続されている、少なくとも1つの準共振タイプのスイッチング脚部(30;102)と、
前記スイッチ(32;104)と、1次巻線がスイッチング脚部(30;102)の出力端子(38;108)に接続され2次巻線がDCインバータ出力電圧を送る整流器(44)に接続されている変圧器(40)とを制御する回路(38;110)への接続の手段と、
前記DC電圧の電源端子(6)と基準端子(4)との間に存在するポテンシャル差の半分のポテンシャルで設けられた少なくとも1つの中間電源端子(56;118)とを有し、前記各スイッチング脚部(30;102)の出力端子(38;108)は、直列接続された誘導部材(58;120)を介して中間電源端子(56;118)に接続されている準共振ソフトスイッチングタイプのインバータを具備していることを特徴とするインバータを備えた溶接セット。 - 前記インバータは平行に配置された2つのスイッチング脚部(301、302)を有し、これら2つの脚部(301、302)の各々の出力端子(381、382)は、別個の誘導部材(581、582)を介して中間電源端子(561、562)に接続され、前記変圧器(40)の1次巻線は、前記2つのスイッチング脚部(301、302)の2つの出力端子(381、382)の間に直列接続されていることを特徴とする請求項1のセット。
- 前記インバータは、前記スイッチング脚部(301、302)の出力端子(381、382)に別個の誘導部材(581、582)を介して各々が接続された2つの中間電源端子(561、562)を有していることを特徴とする請求項2のセット。
- 前記インバータは、単一スイッチング脚部(102)を有し、前記変圧器(40)の1次巻線は、前記スイッチング脚部(102)の出力部(108)と中間電源端子(118)との間に直列接続され、この変圧器(40)の1次巻線は、前記スイッチング脚部(102)の出力端子(108)と中間電源端子(118)との間に直列接続されていることを特徴とする請求項1のセット。
- 前記インバータは、電源端子(6)と基準端子(4)との間に直列に配置された偶数の容量部材(52;114)から構成された少なくとも1つの容量分割器(50;112)を有し、各容量分割器(50;112)は、2つの中央容量部材の間に設けられて中間電源端子(56;118)を形成する端子を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1のセット。
- 前記インバータは、電源端子(6)と基準端子(4)との間に逆平行に設けられた少なくとも1つのダイオード(54;116)を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1のセット。
- 2つのゲートサイリスタ(130)のヘッドツーテール構成が、各中間電源端子(56;118)とスイッチング脚部(30;102)の各出力端子(38;108)との間に誘導部材(58;120)と直列に配置され、また前記インバータは、前記ゲートサイリスタ(130)を制御する装置(38;110)に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1のセット。
- 前記インバータは、前記変圧器(40)の1次巻線と直列に配置された誘導部材(42)を有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1のセット。
- 前記変圧器(40)は、1次巻線内で直列配置された2つの部材と2次巻線内で並列配置された2つの部材とを備えた連結平面変圧器であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1のセット。
- 溶接端子を形成する出力端子(160)を有するインバータが接続されたDC電源(154、156)と、溶接のためのセットポイントを入力する手段(162)と、前記インバータ(158)を制御する手段(164)とを具備していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1のセット。
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