JP2005257162A - 空調機のドレンアップ機能の試験装置 - Google Patents

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隆司 菅谷
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Abstract

【課題】 空調機に対する電源工事前に当該空調機のドレンアップ機能の試験を行うことができ、よって内装工事の煩雑期前に、効率的に当該試験を行うことが可能となる空調機のドレンアップ機能の試験装置を提供する。
【解決手段】 ドレンパン2aに設定レベルまでドレンが溜まった際に、このドレンをドレンアップポンプによって排水するドレンアップ機能を備えた空調機2における当該ドレンアップ機能の試験装置であって、移動可能な装置基台4に設けられた試験用の水を貯留するタンク5およびこのタンク5内の水を空調機2のドレンパン2aに供給する給水ポンプ6と、この給水ポンプ6の吐出側に接続されて上記水をドレンパン2aに導く仮配管7とを備えてなり、かつドレンアップポンプが起動した際に、その信号により給水ポンプ6を停止させる制御手段8を備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に天井に設置された空調機のドレンアップ機能の試験に用いて好適な試験装置に関するものである。
新たに建設する建物の内部に空調機を設置する場合、躯体や内装に関わる建築工事と並行して上記空調機の設置、配管、配線および稼働確認といった空調工事が発生する。
ところで、通常上記空調機には、稼働中に生成されるドレンを一次溜めるドレンパンと、このドレンパン内のドレンが一定レベルに達した際に、これを排水管を通じて排水するドレンアップポンプとを有するドレンアップ機能が備えられている。
そこで、この種の空調機に対しては、一連の空調工事の最終段階で、上記ドレンアップ機能が正常に作動するか否かの試験を行う必要がある。
従来、このようなドレンアップ機能の試験は、上記排水管の接続や電気系統の配線が終了した後に、個々の空調機毎に通電して、手作業で上記ドレンパンに水を入れることにより、当該機能の作動や排水管の漏れの有無等の確認を行っている。
しかしながら、上記従来のドレンアップ機能の試験方法にあっては、個々の空調機毎に手作業によって行っているために、当該作業に多大の手間を要するという問題点があった。
特に、天井に設置される空調機に対する上記試験においては、作業性が悪いうえに、一般に小室でない限り、一室に対して複数の空調機が設置されるために、ドレンパンへのアクセスが悪い空調機の存在や、漏れ点検の困難さ等に要因により、一層上記作業に手間を要するという問題点があった。
さらに、上記従来のドレンアップ機能の試験方法において、最も重要な問題点は、空調機に対する配管および配線が完了した後に実施しているために、実施の時期が上記建築工事の竣工間際における煩雑期と重なる点にある。
すなわち、当該時期には、建築工事も内装および天井の仕上げ工事の最終段階となっているために、これらの工事と上記試験時期との調整が難しいという問題点があった。
しかも、当該試験によって、ドレンパンや配管の漏れ等の不都合が生じると、内装や天井の仕上げを汚す虞があるために、その養生等に多大に神経を使うとともに、その手直し工事にも多くの制約と困難さとが伴うという問題点があった。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、空調機に対する電源工事前に当該空調機のドレンアップ機能の試験を行うことができ、よって内装工事の煩雑期前に、効率的に当該試験を行うことが可能となる空調機のドレンアップ機能の試験装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ドレンパンに設定レベルまでドレンが溜まった際に、このドレンをドレンアップポンプによって排水するドレンアップ機能を備えた空調機における当該ドレンアップ機能の試験装置であって、移動可能な装置基台に設けられた試験用の水を貯留するタンクおよびこのタンク内の水を空調機の上記ドレンパンに供給する給水ポンプと、この給水ポンプの吐出側に接続されて上記水を上記ドレンパンに導く仮配管とを備えてなり、かつ上記ドレンアップポンプが起動した際に、その信号により上記給水ポンプを停止させる制御手段を備えてなることを特徴とするものである。
なお、上記試験装置の給水ポンプおよび空調機は、各々建物の工事用の仮設電源から供給される電源を、直接当該給水ポンプの電源ユニットおよび空調機の電源ユニットに接続するによって駆動可能であるが、上記試験装置の電源ユニットに、空調機へ電源を供給可能な分電盤を設ければ、上記仮設電源と試験装置とを電源コードで接続し、試験装置と試験を行う個々の空調機とを順次電気的に接続することにより、連続的に複数の空調機に対するドレンアップ機能の試験を行うことができるため、これら試験装置および空調機への電源供給が一層容易になって好適である。
請求項1に記載の発明によれば、本発明に係る試験装置および空調機に、仮設電源から電源を供給し、給水ポンプを運転してタンク内の試験用の水を空調機のドレンパンに供給してゆく。そして、ドレンパン内の水のレベルが当該空調機における設定レベルまで達すると、ドレンアップポンプが起動し、ドレンパン内の水を、排水管を通じて外部に排水する。
この際に、上記ドレンアップポンプが起動すると、その信号を受信した上記制御手段によって給水ポンプが自動的に停止される。なお、このドレンアップポンプは、ドレンパン内の水が設定レベル以下まで低下すると、自動的に停止する。
このように、上記空調機のドレンアップ機能の試験装置によれば、従来人手によって行われていたドレンアップ機能の試験を、容易かつ効率的に行うことができる。
しかも、上記試験装置を用いることにより、従来電源工事完了後に実施していた上記試験を、空調機を設置した直後に行うことが可能となるため、内装工事の煩雑期前に、当該試験を行うことができる。
この結果、上記内装工事との調整や、漏れ等が生じた場合に内装や天井の仕上げを汚すといった虞が無く、かつその手直し工事も容易になる。
このため、上記試験装置は、特に天井に設置される空調機に対して当該試験を行う際に顕著な効果を奏する。
図1および図2は、天井1に設置された空調機2におけるドレンアップ機能の試験に用いて好適な試験装置3の一実施形態を示すものである。
この試験装置3は、キャスター4aによって移動可能とされた装置基台4と、この装置基台4上に設けられて試験用の水を貯留するタンク5と、このタンク5内の底部に設置されてタンク5内の水を空調機2のドレンパン2aに供給する水中ポンプ(給水ポンプ)6と、この水中ポンプ6の吐出側に接続されて上記水をドレンパン2aに導くホース(仮配管)7と、水中ポンプ6の起動・停止を制御する制御機能を備えた電源ユニット(制御手段)8とを有している。
ここで、図2に基づいて、電源ユニット8における制御機能を説明すると、工事現場の仮設電源から供給された200Vの電源は、分電盤により水中ポンプ6駆動用の100Vの電源と空調機へ供給される200Vの電源とに分電される。
そして、試験装置3の電源ユニット8に空調機2の電源コードまたは仮電源コード2bを接続したうえで、空調機2に設けられた電源用のスナップスイッチ21を押すと、電磁継電器22により空調機2の駆動回路20が閉回路となって運転状態になるとともに、その旨の表示灯23が点灯する。
他方、水中ポンプ6のコンセント6aを駆動回路10のコネクタ10bに接続し、起動用の押釦スイッチ11を押すと、電磁継電器12により当該回路10が閉じて水中ポンプ6が駆動するとともに、運転表示13が点灯する。
なお、この制御機能においては、事前に空調機2への電源が供給されていないと、電磁継電器22により水中ポンプ6の回路10が閉じないインターロック機構が設けられている。
そして、水中ポンプ6の運転により、空調機2のドレンパン2a内の水位が上昇して設定レベルに達すると、空調機2のフロースイッチが作動してドレンアップポンプが起動する。すると、この検出信号により電磁継電器14が作動して、上記回路10を開くことにより水中ポンプ6が停止し、運転表示13も消える。なお、手動で水中ポンプ6を停止させたい場合には、押釦スイッチ15を押すことにより、同様に回路10が開くとともに、運転表示13が消灯する。
また、この制御機能においては、水中ポンプ6あるいは空調機2の過負荷等によって、回路10、20の温度が上昇すると、これら回路10、20を開回路とするサーマルリレー16、24および漏電遮断器17、25といった安全装置が設けられている。
なお、上記フロースイッチと回路10との間の電磁継電器14に係る信号線は、個々の空調機2から直接取り出して配線してもよいが、一般に天井1に複数の空調機2が設置されている場合には、床上にこれら空調機2の集中パネルが配置されているために、容易に当該集中パネルから取り出して試験装置3まで配線することができる。
次に、上記構成からなる試験装置を用いたドレンアップ機能の試験の実施方法について説明する。
まず、作業者Mにより、装置基台4を押すなどして試験装置3を空調機2下方の位置に移動させ、電源ユニット8を電源コード31によって仮設電源30に接続する。また、電源ユニット8と空調機2とを仮電源コード2bによって接続する。これと並行して、水中ポンプ6の吐出側に接続されたホース7を空調機2のドレンパン2aへと導く。また、空調機2の排水管32の下部を外して、その下方に排水受け用のバケツ33等を設けておく。
そして、押釦スイッチ11を押すことにより、水中ポンプ6を起動させ、タンク5内の水をドレンパン2aへと供給する。
そして、ドレンパン2a内の水のレベルが空調機2における設定レベルまで達すると、これを検知したフロースイッチが作動してドレンアップポンプが起動する。すると、この検出信号により電磁継電器14が作動して水中ポンプ6が停止する。
他方、上記ドレンアップポンプの運転により、ドレンパン2a内の水が排水管32に送られ、バケツ33へと排水される。
これにより、空調機2におけるドレンアップ機能の運転が確認されるとともに、併せて排水管7における漏れの有無等が点検される。
このように、上記空調機2のドレンアップ機能の試験装置3によれば、従来人手によって行われていたドレンアップ機能の試験を、容易かつ効率的に行うことができる。
しかも、上記試験装置3を用いることにより、従来電源工事完了後に実施していた上記試験を、空調機2を設置した直後に行うことが可能となるため、内装工事の煩雑期前に、当該試験を行うことができる。
この結果、上記内装工事との調整や、漏れ等が生じた場合に内装や天井の仕上げを汚すといった虞が無く、かつその手直し工事も容易になる。
このため、上記試験装置3は、本実施形態において示したように、特に天井1に設置される空調機2に対して当該試験を行う際に顕著な効果を奏する。
本発明の試験装置の一実施形態およびこれを用いた試験状態を示す正面図である。 上記試験装置の制御手段を示す概略配線図である。
符号の説明
2 空調機
2a ドレンパン
3 試験装置
4 装置基台
5 タンク
6 水中ポンプ(給水ポンプ)
7 ホース(仮配管)
8 制御機構を備えた電源ユニット(制御手段)

Claims (1)

  1. ドレンパンに設定レベルまでドレンが溜まった際に、このドレンをドレンアップポンプによって排水するドレンアップ機能を備えた空調機における当該ドレンアップ機能の試験装置であって、
    移動可能な装置基台に設けられた試験用の水を貯留するタンクおよびこのタンク内の水を空調機の上記ドレンパンに供給する給水ポンプと、この給水ポンプの吐出側に接続されて上記水を上記ドレンパンに導く仮配管とを備えてなり、かつ上記ドレンアップポンプが起動した際に、その信号により上記給水ポンプを停止させる制御手段を備えてなることを特徴とする空調機のドレンアップ機能の試験装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021777A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 空調機のドレン機能試験方法及びこれに用いるドレン機能試験装置
JP2012057837A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Daikin Industries Ltd ドレン排水試験装置

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