JP2005258384A - 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 - Google Patents
異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005258384A JP2005258384A JP2004189988A JP2004189988A JP2005258384A JP 2005258384 A JP2005258384 A JP 2005258384A JP 2004189988 A JP2004189988 A JP 2004189988A JP 2004189988 A JP2004189988 A JP 2004189988A JP 2005258384 A JP2005258384 A JP 2005258384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- abnormality
- abnormality determination
- normal
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】 被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を記憶する情報記憶部503と、複数種類の情報をそれぞれ取得する情報取得部501と、情報記憶部503に記憶されている正常指標情報、及び情報取得部501による取得情報とに基づいて被検対象の異常の有無を判定する異常判定部502とを備える異常判定装置において、情報記憶部503として、互いに値の異なる複数の正常指標情報を記憶しているものを用いた。また、異常判定部502として、これら複数の正常指標情報のうち、被検対象における異常の有無の判定に用いるものを、所定のタイミングで切り換えるようにしたものを用いた。
【選択図】 図8
Description
具体的には、例えば一般の画像形成装置では、高画質化よりも高速プリント化を優先する高速モードと、その逆に高画質化を優先する高画質モードとが選択可能になっていることが多い。このように複数の動作モードが選択可能な構成では、動作モードの設定に応じて、装置内における紙搬送速度の正常値が異なってくる。紙搬送速度の正常値が高速モードで100[mm/sec]程度であるのに対し、高画質モードでは50[mm/sec]程度になるといった具合である。にもかかわらず、それら複数の動作モードを混在させながら取得した正常データ群に基づいて多次元空間データを構築すると、本来であれば75[mm/sec]という紙搬送速度の検出データ値を異常と検知させたいにもかかわらず、正常であると誤検知されてしまうのである。なお、一般の画像形成装置では、トナーの嵩密度や電気抵抗値など、環境(温度や湿度)に応じて正常値の異なる検出データもある。にもかかわらず、複数の環境下で検出された正常データ群に基づいて多次元空間データを構築すれば、同様の誤検知が発生してしまう。これらの誤検知は、情報取得手段による情報の取得結果の正常値が、動作モードの設定や環境などといった特定情報の内容に応じて異なってくるものであるにもかかわらず、その情報の異常の判定が1つの正常データ群だけに基づいてなされることによって発生する。但し、MTS法を用いて異常を判定する場合に限らす、正常データ群などの正常指標情報を1つだけしか用いずに異常を判定する方法であれば、同様の誤検知が生じ得る。
また、請求項2の発明は、請求項1の異常判定方法において、上記正常指標情報として、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群を、上記所定のタイミングで切り換えることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の異常判定方法において、上記正常指標情報として、所定の計算結果と比較するための閾値を、上記所定のタイミングで切り換えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を記憶する情報記憶手段と、複数種類の情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、該情報記憶手段に記憶されている該正常指標情報、及び該情報取得手段による取得情報とに基づいて該被検対象の異常の有無を判定する判定手段とを備える異常判定装置であって、上記情報記憶手段が、上記正常指標情報として、互いに値の異なる複数のものを記憶しているものであり、且つ、上記判定手段が、これら複数の正常指標情報のうち、上記被検対象における異常の有無の判定に用いるものを、所定のタイミングで切り換えるものであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の異常判定装置において、上記正常指標情報として、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群を、上記所定のタイミングで切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の異常判定装置において、上記正常指標情報として、所定の計算結果と比較するための閾値を、上記所定のタイミングで切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項4、5又は6の異常判定装置において、上記情報取得手段として、所定の計算結果と比較するための閾値と、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群とを記憶させたものを用い、且つ、該正常データ群と、上記情報取得手段による取得情報とに基づいてマハラノビスの距離を計算し、その計算結果と該閾値との比較に基づいて上記被検対象の異常の有無を判定させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、上記正常指標情報を上記被検対象の設置環境に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の異常判定装置において、湿度、温度又は気圧を検知する環境検知手段を設け、該環境検知手段による検知結果に応じて上記正常指標情報を切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象の動作態様情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該動作態様情報の取得結果に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象に対するユーザーの操作履歴情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該操作履歴情報に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象の設置場所における環境履歴情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該環境履歴情報に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を記憶する情報記憶手段と、事物の情報を取得する情報取得手段と、該記憶手段内の正常指標情報、及び該情報取得手段による取得結果に基づいて被検対象の異常を判定する判定手段とを備える異常判定装置であって、上記情報取得手段として、互いに種類の異なる情報を取得する複数のものを備え、上記正常指標情報として、複数の該情報取得手段によってそれぞれ個別に取得される複数種類の情報の少なくとも何れか1つである特定情報の内容に応じて、それぞれ内容の異なる複数のものを用い、且つ、上記判定手段が、これら複数の正常指標情報の中から、該情報取得手段による該特定情報の取得結果に対応するものを特定して異常の判定に使用するものであることを、特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項14の異常判定装置において、上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項14又は15の異常判定装置であって、複数の上記正常指標情報としてそれぞれデータ群の逆行列を用い、且つ、上記判定手段が該逆行列に基づいてマハラノビスの距離を算出して異常の判定に用いるものであることを、特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項16の異常判定装置において、上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段を設け、上記情報記憶手段として、互いに内容の異なる複数の仮正常指標情報を記憶しているものを用い、且つ、所定期間内に所定の条件が整わなかったことにより、複数の上記正常指標情報のうち、少なくとも何れか1つを構築することができなかった場合には、それを上記仮正常指標情報で補填する処理を行わせるように、該正常指標構築手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項16の異常判定装置において、上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段と、外部からのデータを受け入れるデータ受入手段とを設け、且つ、所定期間内に所定の条件が整わなかったことにより、複数の該正常指標情報のうち、少なくとも何れか1つを構築することができなかった場合には、それを該データ受入手段によって受け入れられた正常指標情報で補填する処理を行わせるように、該正常指標情報構築手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、記録体を搬送する記録体搬送手段と、該記録体搬送手段によって搬送される記録体に可視像を形成する可視像形成手段と、装置全体又は一部の異常を判定する異常判定装置とを備える画像形成装置において、上記異常判定手段として、請求項14乃至18の何れかのものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項20の発明は、請求項19の画像形成装置であって、複数の上記情報取得手段の1つとして、温度情報、湿度情報又は動作モード設定値を取得するものを用いるとともに、複数の上記正常指標情報として、温度、湿度又は動作モード設定値に応じて互いに内容の異なるものをそれぞれ用いることを特徴とするものである。
また、請求項22の発明は、請求項21の異常判定方法において、複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを、上記ユーザーの情報に応じて初期設定することを特徴とする異常判定方法。
また、請求項23の発明は、請求項21又は22の異常判定方法において、上記総合異常用閾値、及び複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記被検対象が設置される環境情報にも応じて初期設定することを特徴とするものである。
また、請求項24の発明は、請求項21、22又は23の異常判定方法において、上記総合異常用閾値、及び複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記被検対象の設置場所への保守点検作業者の訪問頻度情報、又は保守点検サービス提供機関から該設置場所までの距離情報にも応じて初期設定することを特徴とするものである。
また、請求項25の発明は、請求項21乃至24の何れかの異常判定方法において、上記被検対象を新旧入れ替えする際に、新しい被検対象の異常の有無の判定で使用する上記総合異常用閾値及び複数の上記個別異常用閾値を、それぞれ、古い被検対象の異常の有無の判定における各個別異常判定工程で使用していたものと同じ値に初期設定することを特徴とするものである。
また、請求項26の発明は、請求項21乃至25の何れかの異常判定方法において、複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、異常の発生に基づくユーザーの修理要請履歴情報に応じて更新することを特徴とするものである。
また、請求項27の発明は、請求項21乃至26の何れかの異常判定方法において、上記総合異常判定工程の上記計算工程にて、情報記憶手段に記憶させておいた正常データ群と、上記情報取得手段による取得情報とに基づいて、上記計算結果としてマハラノビスの距離を求め、且つ、該総合異常判定工程における上記総合異常の有無と、被検対象の点検結果とに基づいて、該正常データ群を更新することを特徴とするものである。
また、請求項28の発明は、事物の情報を取得する情報取得手段と、該情報取得手段による取得情報に基づいて所定の計算を実施し、その計算結果が所定の閾値に達した場合、該閾値を上回った場合、あるいは該閾値を下回った場合に、該被検対象の異常の有無を有りと判定する判定手段とを備える異常判定装置において、複数種類の異常を包括し得る総合異常の有無を、複数種類の上記取得情報に基づく上記計算結果と総合異常用閾値との比較によって判定し、且つ、該総合異常を有りと判定したときにだけ、該総合異常に包括され得る複数種類の異常のそれぞれである個別異常の有無を、各個別異常について、該複数種類の上記取得情報の少なくとも1つに基づく上記計算結果と個別異常用閾値との比較によって順次判定していくように上記判定手段を構成するとともに、該総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つのデータ入力を受け付けて情報記憶手段に記憶するためのデータ入力手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項29の発明は、請求項28の異常判定装置において、複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを受け付けさせるように、上記データ入力手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項30の発明は、請求項28又は29の異常判定装置において、上記データ入力手段として、通信回線を介して送られてくる上記総合異常用閾値又は個別異常用閾値のデータ入力を受け付けるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項31の発明は、事物の情報を取得する情報取得手段と、該情報取得手段による取得情報に基づいて所定の計算を実施し、その計算結果が所定の閾値に達した場合、該閾値を上回った場合、あるいは該閾値を下回った場合に、該被検対象の異常の有無を有りと判定する判定手段とを備える異常判定装置において、複数種類の異常を包括し得る総合異常の有無を、複数種類の上記取得情報に基づく上記計算結果と総合異常用閾値との比較によって判定し、且つ、該総合異常を有りと判定したときにだけ、該総合異常に包括され得る複数種類の異常のそれぞれである個別異常の有無を、各個別異常について、該複数種類の上記取得情報の少なくとも1つに基づく上記計算結果と個別異常用閾値との比較によって順次判定していくように上記判定手段を構成するとともに、該総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つを設定する閾値設定手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項32の発明は、請求項31の異常判定装置において、複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを設定するように上記閾値設定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項33の発明は、請求項31又は32の異常判定装置において、上記閾値設定手段が、上記ユーザーに対して所定の質問を実施し、該ユーザーによってデータ入力手段に入力される該質問に対する回答データに基づいて、該ユーザーの情報を取得するものであることを特徴とするものである。
また、請求項34の発明は、請求項33の異常判定装置において、上記総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記ユーザーによって上記データ入力手段に入力される所定のデータに基づいて変化させるように、上記閾値設定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項35の発明は、請求項31乃至34の何れかの異常判定装置において、上記総合異常用閾値を、上記総合異常についての上記計算結果の変化率に応じて変化させるように、上記閾値設定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項36の発明は、請求項31乃至35の何れかの異常判定装置であって、情報記憶手段に記憶された正常データ群、及び上記情報取得手段による取得結果に基づいて、上記計算結果たるマハラノビスの距離を求め、該マハラノビスの距離と上記総合異常用閾値との比較結果に基づいて上記総合異常の有無を判定させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項37の発明は、請求項31乃至36の何れかの異常判定装置において、上記総合異常の有無の判定頻度を、該総合異常についての上記計算結果に応じて変化させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項38の発明は、請求項31乃至36の何れかの異常判定装置において、各個別異常の何れかが発生した場合に、その種類に応じて上記被検対象の機能を制限する機能制限手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項39の発明は、記録体に可視像を形成する可視像形成手段と、装置の異常を判定する異常判定手段とを備える画像形成装置において、上記異常判定手段として、請求項4乃至12の何れか、請求項14乃至18の何れか、又は請求項28乃至38の何れか、の異常判定装置を用いたことを特徴とするものである。
また、正常指標情報として、情報取得手段による取得情報に基づく計算によって得られた計算結果と比較するための閾値を複数用意しておき、ユーザーから入力されるユーザー情報などといった特定情報の内容に応じてそれらを切り換えるようにすれば、被検対象のユーザーが変わることによる判定精度の低下を回避することができる。
また、請求項21乃至27の異常判定方法においては、各個別異常の有無の判定のためにそれぞれ必要となる複数の個別異常用閾値を、習熟度や故障感知度合やなどといったユーザーの情報に応じてそれぞれ初期設定することで、各個別異常の有無を個々のユーザーに応じた精度で判定することができる。
また、請求項28乃至38の異常判定装置のうち、請求項28の構成を備えるものでは、各個別異常の有無の判定のためにそれぞれ必要となる複数の個別異常用閾値を、サービスマンやユーザーがユーザーの情報に応じてデータ入力手段に入力することにより、初期設定したり更新したりすることが可能である。そして、このような初期設定や更新により、各個別異常の有無を個々のユーザーに応じた精度で判定させることができる。
また、請求項28乃至38の異常判定装置のうち、請求項31の構成を備えるものでは、各個別異常の有無の判定のためにそれぞれ必要となる複数の個別異常用閾値を、閾値設定手段がユーザーから取得したユーザーの情報に応じて初期設定したり更新したりすることで、各個別異常の有無を個々のユーザーに応じた精度で判定することができる。
よって、請求項28乃至39の何れの発明においても、各種の異常の有無をそれぞれ個別に判定することによる制御の煩雑化と、判定後におけるメンテナンス対応の煩雑化とを抑えつつ、個々のユーザーに応じた精度で異常の有無を判定することができる。
本第1実施形態に係る異常判定装置は、被検対象として、画像形成装置たる複写機の異常の有無を判定するものである。本異常判定装置の被検対象である複写機の構成は、後述する第3実施形態に係る異常判定装置の被検対象となる複写機と同様である。この複写機の構成については、後述する第3実施形態で詳しく説明する。
センシング情報としては、駆動関係、記録媒体の各種特性、現像剤特性、感光体特性、電子写真の各種プロセス状態、環境条件、記録物の各種特性などが取得する対象として考えられる。これらのセンシング情報の概要を説明すると、以下のようになる。
・感光体ドラムの回転速度をエンコーダーで検出したり、駆動モータの電流値を読み取ったり、駆動モータの温度を読み取る。
・同様にして、定着ローラ、紙搬送ローラ、駆動ローラなどの円筒状またはベルト状の回転する部品の駆動状態を検出する。
・駆動により発生する音を装置内部または外部に設置されたマイクロフォンで検出する。
・透過型または反射型の光センサ、あるいは接触タイプのセンサにより、搬送された紙の先端・後端の位置を読み取り、紙詰まりが発生したことを検出したり、紙の先端・後端の通過タイミングのずれや、送り方向と垂直な方向の変動を読み取る。
・同様に、複数のセンサ間の検出タイミングにより、紙の移動速度を求める。
・給紙時の給紙ローラと紙とのスリップを、ローラの回転数計測値と紙の移動量との比較で求める。
この情報は、画質やシート搬送の安定性に大きく影響する。この紙種の情報取得には以下のような方法がある。
・紙の厚みは、紙を二つのローラで挟み、ローラの相対的な位置変位を光学センサ等で検知したり、紙が進入してくることによって押し上げられる部材の移動量と同等の変位量を検知することによって求める。
・紙の表面粗さは、転写前の紙の表面にガイド等を接触させ、その接触によって生じる振動や摺動音等を検知する。
・紙の光沢は、規定された入射角で規定の開き角の光束を入射し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束をセンサで測定する。
・紙の剛性は、押圧された紙の変形量(湾曲量)を検知することにより求める。
・再生紙か否かの判断は、紙に紫外線を照射してその透過率を検出して行なう。
・裏紙か否かの判断は、LEDアレイ等の線状光源から光を照射し、転写面から反射した光をCCD等の固体撮像素子で検出して行なう。
・OHP用のシートか否かは、用紙に光を照射し、透過光と角度の異なる正反射光を検出して判断する。
・紙に含まれている水分量は、赤外線またはμ波の光の九州を測定することにより求める。
・カール量は光センサ、接触センサなどで検出する。
・紙の電気抵抗は、一対の電極(給紙ローラなど)を記録紙と接触させて直接測定したり、紙転写後の感光体や中間転写体の表面電位を測定して、その値から記録紙の抵抗値を推定する。
現像剤(トナー・キャリア)の装置内での特性は、電子写真プロセスの機能の根幹に影響するものである。そのため、システムの動作や出力にとって重要な因子となる。現像剤の情報を得ることは極めて重要である。この現像剤特性としては、例えば次のような項目が挙げられる。
・トナーについては、帯電量およびその分布、流動性・凝集度・嵩密度、電気抵抗、外添剤量、消費量または残量、流動性、トナー濃度(トナーとキャリアの混合比)を挙げることができる。
・キャリアについては、磁気特性、コート膜厚、スペント量などを挙げることができる。
・感光体上にテスト用潜像を形成し、予め決められた現像条件で現像して、形成されたトナー像の反射濃度(光反射率)を測定する。
・現像装置中に一対の電極を設け、印加電圧と電流の関係を測定する(抵抗、誘電率など)。
・現像装置中にコイルを設け、電圧電流特性を測定する(インダクタンス)。
・現像装置中にレベルセンサを設けて、現像剤容量を検出する。レベルセンサは光学式、静電容量式などがある。
感光体特性も現像剤特性と同じく、電子写真プロセスの機能と密接に関わる。この感光体特性の情報としては、感光体の膜厚、表面特性(摩擦係数、凹凸)、表面電位(各プロセス前後)、表面エネルギー、散乱光、温度、色、表面位置(フレ)、線速度、電位減衰速度、抵抗・静電容量、表面水分量などが挙げられる。このうち、複写機の中では、次のような情報を検出できる。
・膜厚変化に伴う静電容量の変化を、帯電部材から感光体に流れる電流を検知し、同時に帯電部材への印加電圧と予め設定された感光体の誘電厚みに対する電圧電流特性と照合することにより、膜厚を求める。
・表面電位、温度は従来周知のセンサで求めることができる。
・線速度は感光体回転軸に取りつけられたエンコーダーなどで検出される。
・感光体表面からの散乱光は光センサで検出される。
電子写真方式によるトナー像形成は、周知のように、感光体の均一帯電、レーザー光などによる潜像形成(像露光)、電荷を持ったトナー(着色粒子)による現像、転写材へのトナー像の転写(カラーの場合は中間転写体または最終転写材である記録媒体での重ね合わせ、または現像時に感光体への重ね現像を行なう)、記録媒体へのトナー像の定着という順序で行なわれる。これらの各段階での様々な情報は、画像その他のシステムの出力に大きく影響を与える。これらを取得することがシステムの安定を評価する上で重要となる。この電子写真プロセス状態の情報取得の具体例としては、次のようなものが挙げられる。
・帯電電位、露光部電位は従来公知の表面電位センサにより検出される。
・非接触帯電における帯電部材と感光体とのギャップは、ギャップを通過させた光の量を測定することにより検知する。
・帯電による電磁波は広帯域アンテナにより捉える。
・帯電による発生音
・露光強度
・露光光波長
・パイルハイト(トナー像の高さ)を、変位センサで縦方向から奥行きを、平行光のリニアセンサで横方向から遮光長を計測して求める。
・トナー帯電量を、ベタ部の静電潜像の電位、その潜像が現像された状態での電位を測定する電位センサにより測定し、同じ箇所の反射濃度センサから換算した付着量との比により求める。
・ドット揺らぎまたはチリを、ドットパターン画像を感光体上においては赤外光のエリアセンサ、中間転写体上においては各色に応じた波長のエリアセンサで検知し、適当な処理をすることにより求める。
・オフセット量(定着後)を、記録紙上と定着ローラ上の対応する場所をそれぞれ光学センサで読み取って、両者比較することにより求める。
・転写工程後(PD上,ベルト上)に光学センサを設置し,特定パターンの転写後の転写残パターンからの反射光量で転写残量を判断する。
・重ね合わせ時の色ムラを定着後の記録紙上を検知するフルカラーセンサで検知する。
・画像濃度、色は光学的に検知する(反射光、透過光のいずれでもよい。色によって投光波長を選択する)。濃度及び単色情報を得るには感光体上または中間転写体上でよいが、色ムラなど,色のコンビネーションを測るには紙上の必要がある。
・階調性は、階調レベルごとに感光体上に形成されたトナー像または転写体に転写されたトナー像の反射濃度を光学センサにより検出する。
・鮮鋭性は、スポット径の小さい単眼センサ、若しくは高解像度のラインセンサを用いて、ライン繰り返しパターンを現像または転写した画像を読み取ることにより求める。
・粒状性(ざらつき感)は、鮮鋭性の検出と同じ方法により、ハーフトーン画像を読み取り、ノイズ成分を算出することにより求める。
・レジストスキューは、レジスト後の主走査方向両端に光学センサを設け、レジストローラONタイミングと両センサの検知タイミングとの差異から求める。
・色ずれは、中間転写体または記録紙上の重ね合わせ画像のエッジ部を、単眼の小径スポットセンサ若しくは高解像度ラインセンサで検知する。
・バンディング(送り方向の濃度むら)は、記録紙上で小径スポットセンサ若しくは高解像度ラインセンサにより副走査方向の濃度ムラを測定し、特定周波数の信号量を計測する。
・光沢度(むら)は、均一画像が形成された記録紙を正反射式光学センサで検知するように設ける。
・かぶりは、感光体上、中間転写体上、または記録紙上において、比較的広範囲の領域を検知する光学センサで画像背景部を読み取る方法、または高解像度のエリアセンサで背景部のエリアごと画像情報を取得し、その画像に含まれるトナー粒子数を数えるという方法がある。
・像流れ・かすれなどは、感光体上、中間転写体、あるいは記録紙上でトナー像をエリアセンサにより検知し、取得した画像情報を画像処理して判定する。
・チリは記録紙上の画像を高解像度ラインセンサまたはエリアセンサで取り込み、パターン部の周辺に散っているトナー量を算定することにより求める。
・後端白抜け、ベタクロス白抜けは、感光体上、中間転写体、あるいは記録紙上で高解像度ラインセンサにより検知する。
・カール・波打ち・折れは、変位センサで検出する。折れの検出のためには記録紙の両端部分に近い所にセンサを設置することが有効である。
・コバ面の汚れやキズは、排紙トレイに縦に設けたエリアセンサにより,ある程度排紙が溜まった時のコバ面をエリアセンサで撮影,解析する。
・温度検出には、異種金属どうし或いは金属と半導体どうしを接合した接点に発生する熱起電力を信号として取り出す熱電対方式、金属或いは半導体の抵抗率が温度によって変化することを利用した抵抗率変化素子、また、或る種の結晶では温度が上昇したことにより結晶内の電荷の配置に偏りが生じ表面に電位発生する焦電型素子、更には、温度による磁気特性の変化を検出する熱磁気効果素子などが採用できる。
・湿度検出には、H2O或いはOH基の光吸収を測定する光学的測定法、水蒸気の吸着による材料の電気抵抗値変化を測定する湿度センサ等がある
・各種ガスは、基本的にはガスの吸着に伴う、酸化物半導体の電気抵抗の変化を測定することにより検出する。
・気流(方向、流速、ガス種)の検出には、光学的測定法等があるが、システムへの搭載を考慮するとより小型にできるエアブリッジ型フローセンサが特に有用である。
・気圧・圧力の検出には、感圧材料を使用する、メンブレンの機械的変位を測定する等の方法がある。振動の検出にも同様に方法が用いられる。
複写機の動作は制御部によって決定されるため、制御部の入出力パラメータを直接利用することが有効である。
画像形成のために制御部が演算処理により出力する直接的なパラメータで、以下のような例がある。
・制御部によるプロセス条件の設定値で、例えば帯電電位、現像バイアス値、定着温度設定値など
・同じく、中間調処理やカラー補正などの各種画像処理パラメータの設定値
・制御部が装置の動作のために設定する各種のパラメータで、例えば紙搬送のタイミング、画像形成前の準備モードの実行時間など
・色数、枚数、画質指示など、ユーザーにより選択された各種操作の頻度
・ユーザーが選択した用紙サイズの頻度
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)の総合消費電力あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)のトナー、感光体、紙の使用量あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)の故障発生(種類別)の頻度あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
ホストコンピュータから直接データとして送られる画像情報、あるいは原稿画像からスキャナーで読み取って画像処理をした後に得られる画像情報から、以下のような情報を取得することができる。
・着色画素累積数はGRB信号別の画像データを画素ごとにカウントすることにより求められる。
・例えば特許第2621879号の公報に記載されているような方法でオリジナル画像を文字・網点・写真・背景に分離し、文字部、ハーフトーン部などの比率を求めることができる。同様にして色文字の比率も求めることができる。
・着色画素の累積値を主走査方向で区切った領域別にカウントすることにより、主走査方向のトナー消費分布が求められる。
・画像サイズは制御部が発生する画像サイズ信号または画像データでの着色画素の分布により求められる。
・文字の種類(大きさ、フォント)は文字の属性データから求められる。
被検対象となる複写機は、温度の情報を取得する温度センサとして、原理及び構造が簡単でしかも超小型にできる抵抗変化素子を用いるものを備えている。図1は、この温度センサにおける薄膜タイプの抵抗変化素子を示す斜視図である。この抵抗変化素子は次のように製造することができる。まず基板951上に絶縁膜952を形成し、その上に金属或いは半導体材料からなる薄膜状の感知部953を設けている。更に、感知部953の両端にパッド電極954を設け、最後にリード線955を接続する。この抵抗変化素子においては、周囲の温度が変化するとそれに伴って感知部953の電気抵抗が変化するので、その変化を電圧或いは電流変化として取り出せばよい。感知部953が薄膜であるため、素子全体が小型にできシステムに組み込みやすい。
小型にできる湿度センサが有用である。基本原理は感湿性セラミックスに水蒸気が吸着すると、吸着水によりイオン伝導が増加しセラミックスの電気抵抗が低下することによる。感湿性セラミックスの材料は多孔質材料であり、一般的にはアルミナ系、アパタイト系、ZrO2−MgO系などが使用される。図3は被検対象となる複写機に搭載されている湿度センサを示す斜視図である。絶縁基板961上に櫛形電極962を設けその両端に端子963を接続する。更に感湿層964(一般的には感湿性セラミックス)を設け全体をケース965でカバーしてある。ケース965を介して水蒸気が感湿性セラミックスに吸着すると、電気抵抗が減少するので、それを電圧或いは電流変化として計測すればよい。
振動センサは、基本的には気圧及び圧力を測定するセンサと同じであり、システムへの搭載を考慮すると超小型にできるシリコン利用のセンサが特に有用である。薄いシリコンのダイアフラム上に作製した振動子の運動を、振動子と対向して設けられた対向電極間との容量変化を計測する、或いはSiダイアフラム自体のピエゾ抵抗効果を利用して計測することができる。図4は被検対象となる複写機に搭載されている振動センサを示す断面図である。絶縁基板971の上に対向電極972を設ける。次に、シリコン基板973に薄いダイアフラム974及び振動子975を設け、更に対向電極972との間隔を保持する段差部976を形成し、先に作製した対向電極972を有する基板971と接合する。この状態で周囲から振動或いは圧力が加わると、それに伴って振動子975が振動し、それを対向電極972との間の容量変化として測定すればよい。
各色ごとにトナー濃度を検出する。トナー濃度センサとしては従来より公知の方式のものを用いることができる。例えば、特開平6−289717号公報に記載されているような現像装置中の現像剤の透磁率の変化を測定するセンシングシステムにより、トナー濃度を検出することができる。図5は、被検対象となる複写機に搭載されたトナー濃度センサの電気回路を示すブロック図である。また、図6は、同トナー濃度センサの濃度検出部を示す概略構成図である。例えば、磁性キャリアと非磁性トナーを混合してなる現像剤981の近傍に配置された検知コイル982には基準コイル983が差動的に接続されている。検知コイル982はトナー濃度(直接的には磁性キャリア)の増減による透磁率変化に対してインダクタンスが変動し、これに対して基準コイル983のインダクタンスはトナー濃度の変化に対して影響を受けないようになっている。そして、上記2つのコイル982、983の直列回路には、例えば500[kHz]にて発振駆動する交流駆動源984が接続されており、上記両コイル982、983を駆動するようになっている。これら両コイル982、983の接続点からは差動出力が取り出され、その出力は位相比較器985へ接続されるとともに、この位相比較器985には上記交流駆動源984の一方の出力が別途接続されており、これら駆動源984からの電圧と差動出力電圧との位相を比較するように構成される。そして、上記2つのコイル、すなわち検知コイル982と基準コイル983の少なくともいずれか一方、図示例にあっては検知コイル982に感度設定用抵抗986(R1)が並列に接続されており、トナー濃度の変化に対する感度を鈍化させて感度特性を制御し得るように構成されている。両コイル982、983は、筒状のコイル支持体987に図中上下方向に隣り合って巻回されており、現像剤981に近い側には透誘率の変化を検知するために検知コイル982が位置され、遠い側はトナー濃度が変化しても透磁率が変化しないように基準コイル983が配置されている。
各色用の感光体(40K,Y,M,C)について、それぞれ一様帯電電位を検出する。図7は、被検対象となる複写機に搭載された電位測定システムを示す概略構成図である。同図において、符号931は対象物(図示せず)に対向して取り付けられるセンサ部基板を示している。符号932はセンサ部基板に対し、ドライブ信号を送り、センサ出力を受ける信号処理部基板を示している。センサ部基板内には、チョッピング手段である音さ933と、圧電素子934とが設けられている。信号処理部基板932からのドライブ信号によってこの圧電素子934が駆動される。この電位測定システムでは一方の圧電素子934をドライブするとそれによる振動が音さ933を通してもう一方の圧電素子934aに伝わり、それがドライブ元に戻るというループによる自励発振方式を用いている。符号935は、対象物からの電気力線を受ける測定電極(以下電極という)をである。符号936は、電極935によって受信された電気力線Sの時間変化量を増幅する増幅器を示している。信号処理部基板932内には、圧電素子ドライブ回路937、フィルタ938及び圧電素子ドライブ回路939を備えている。フィルタ938は波形を整形する。移相回路939は、センサに混入するドライブ信号と実際のドライブ信号の位相差を180度ずらせ、打消し合わせられるようにする目的をもっている。2つの信号の位相差は混入経路によって異なってくるのが一般的である。アッテネータ940は、位相調整された補正信号の大きさを調整する役割を有する。加算回路941は補正信号とセンサ出力を加算する。処理回路942は最終的な信号出力を処理し、対象物の電位を求める。符号943,944はそれぞれ移相回路およびアッテネータの調整用ボリュームを示している。かかる構成において、移相量,アッテネータゲインを調整し最適化することにより、ドライブ信号に基づいた混入信号に対し、逆位相,同レベルの信号を補正信号として加算することができ、実際には真の対象物に基づくセンサ出力のみが検出可能となる。また、調整手段を設けたことによって、調整により経年変化に伴う特性変化にも対応することができ、センサとしての信頼性が向上する。
光書込後の感光体(40K,Y,M,C)の表面電位を、(5)と同様にして検出する。
入力画像情報から、着色しようとする画素の累計値と全画素の累計値の比から着色面積率を色ごとに求め、これを利用する。
感光体(40K,Y,M,C)上で現像された各色トナー像における単位面積あたりのトナー付着量を、反射型フォトセンサによる光反射率に基づいて求める。反射型フォトセンサは対象物にLED光を照射し、反射光を受光素子で検出するものである。トナー付着量と光反射率とには相関関係が成立するため、光反射率に基づいてトナー付着量を求めることができる。
給紙部(200)の給紙ローラから2次転写ニップに至る給紙経路のどこかに、転写紙をその搬送方向に直交する方向の両端で検知する光センサ対を設置し、搬送されてくる転写紙の先端付近の両端を検出する。両光センサについて、給紙ローラの駆動信号の発信時を基準として、通過までの時間を計測し、時間のズレに基づいて送り方向に対する転写紙の傾きを求める。
転写紙を機外に排出する排出ローラ対を通過した後の転写紙を光センサで検出する。この場合も給紙ローラの駆動信号の発信時を基準として計測する。
感光体(40K,Y,M,C)からアースに流れ出る電流を検出する。感光体の基板と接地端子との間に、電流測定手段を設けることで、かかる電流を検出することができる。
感光体の駆動源(モータ)が駆動中に費やす駆動電力(電流×電圧)を電流計や電圧計などによって検出する。
(O−1)ディスプレイ等の表示手段に判定結果を表示する。
(O−2)スピーカー等の音声発生手段に言語や警報音などを出力する。
(O−3)転写紙等の記録体に文字情報等を印字出力する。
(O−4)判定結果を電子情報として、有線回線や無線回線を通じて外部の機械に出力する。
(h−1)カラー複写機における出力色数の制限
(h−2)画像形成速度の制限
(h−3)出力画像の中間調部における出力画素数(例えば線数)の制限
(h−4)中間調再現方法の制限
(h−5)紙種の制限
(h−6)レジスト制御のパラメータの制限
(h−7)画像形成プロセスのパラメータ制限(例えば電子写真では帯電電位、露光量、現像バイアス、転写バイアスなど)
[第1変形例装置]
図10は本第1変形例装置における電気回路の一部を示すブロック図である。この第1変形例装置では、データー入力部504が、ユーザーによって入力される特定情報(例えば動作モード設定値や環境情報など)を受け付ける。そして、受け付けた特定情報を情報記憶部503が記憶する。異常判定部502は、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、情報記憶部503に記憶されている特定情報の内容に対応するものを1つ特定して、情報記憶部503から読み出す。そして、情報取得部501によって取得された各種情報(センサA、B・・・Xによる取得情報など)と、情報記憶部503から読み出した正常組データ群とに基づいて、マハラノビスの距離を算出する。過去の判定結果を調整・変更する場合や、メンテナンス時にサービスマンがテストする場合などに有効である。
図11は、本第2変形例装置における電気回路の一部を示すブロック図である。この第2変形例装置では、情報取得部501が、複写機内部に設置されているセンサA、センサBなどによって取得された各種情報を、複写機の図示しないデータ送信手段などから取得する。また、複写機内部に設置されているセンサXによって取得された情報を、特定情報としてデータ入力部504によって受け付ける。受け付けられた特定情報は、情報記憶部503に記憶される。異常判定部503は、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、情報記憶部503に記憶されている特定情報の内容に対応するものを1つ特定して、情報記憶部503から読み出す。そして、情報取得部501によって取得された各種情報と、情報記憶部503から読み出した正常組データ群とに基づいて、マハラノビスの距離を算出する。複写機内の環境(温度や湿度)や、感光体の表面電位などといった特定情報の内容が変化した場合に、それを自動で異常判定部502に知らせることができる。そして、マハラノビスの距離の算出に使用する正常組データ群を、特定情報の内容の変化を反映させたものに切り換えさせることができる。
図12は、本第3変形例装置における電気回路の一部を示すブロック図である。この第3変形例装置では、情報取得部501が、複写機内部に設置されているセンサA、センサBなどによって取得された各種情報を、複写機の図示しないデータ送信手段などから取得する。また、複写機内部に設置されている制御部によって取得された情報を、特定情報としてデータ入力部504によって受け付ける。受け付けられた特定情報は、情報記憶部503に記憶される。異常判定部503は、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、情報記憶部503に記憶されている特定情報の内容に対応するものを1つ特定して、情報記憶部503から読み出す。そして、情報取得部501によって取得された各種情報と、情報記憶部503から読み出した正常組データ群とに基づいて、マハラノビスの距離を算出する。複写機の制御部によって取得可能な制御情報、例えば、カラーモードの使用状況情報、連続枚数頻度などといった特定情報の内容が変化した場合に、それを自動で異常判定部502に知らせることができる。そして、マハラノビスの距離の算出に使用する正常組データ群を、特定情報の内容の変化を反映させたものに切り換えさせることができる。
図13は、本第4変形例装置における電気回路の一部を示すブロック図である。この第4変形例装置では、情報取得部501が、複写機内部に設置されているセンサA、センサBなどによって取得された各種情報を、複写機の図示しないデータ送信手段などから取得する。また、被検対象の複写機や本第4変形例装置とは異なる外部装置から送られている情報を、特定情報としてデータ入力部504によって受け付ける。受け付けられた特定情報は、情報記憶部503に記憶される。異常判定部503は、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、情報記憶部503に記憶されている特定情報の内容に対応するものを1つ特定して、情報記憶部503から読み出す。そして、情報取得部501によって取得された各種情報と、情報記憶部503から読み出した正常組データ群とに基づいて、マハラノビスの距離を算出する。遠隔診断システムなどといった外部装置から送られてくる特定情報の内容が変化した場合に、それを自動で異常判定部502に知らせることができる。そして、マハラノビスの距離の算出に使用する正常組データ群を、特定情報の内容の変化を反映させたものに切り換えさせることができる。
本第5変形例装置においては、次に説明する点が、第1変形例装置〜第4変形例装置と異なる。即ち、情報記憶部503には、1つの正常組データ群しか記憶していない。様々な値に変化する特定情報のうち、ある特定の値の特定情報に対応する正常組データ群しか記憶していないのである(以下、この正常組データ群を標準的正常組データ群という)。異常判定部502は、データ入力部504や情報取得部501から得られた特定情報の内容が、情報記憶部503に記憶されている標準的正常組データ群に対応する特定情報の内容と異なる場合には、標準的正常組データ群を補正する。具体的には、標準的正常組データ群内の各データを、データ入力部504や情報取得部501から得られた特定情報の内容に見合った値になるように補正するのである。
本第6変形例装置も、第5変形例装置と同様に、正常組データ群として、標準的正常組データ群しか情報記憶部503に記憶していない。そして、必要に応じて、標準的正常組データ群を補正して、マハラノビスの距離の算出に用いるようになっている。
本第7変形例装置も、第5変形例装置と同様に、正常組データ群として、標準的正常組データ群しか情報記憶部503に記憶していない。そして、必要に応じて、標準的正常組データ群を補正して、マハラノビスの距離の算出に用いるようになっている。
本第8変形例装置も、第5変形例装置と同様に、正常組データ群として、標準的正常組データ群しか情報記憶部503に記憶していない。そして、必要に応じて、標準的正常組データ群を補正して、マハラノビスの距離の算出に用いるようになっている。
本第9変形例装置においても、情報記憶部503に1つの正常組データ群しか記憶していない。但し、これまで説明してきた第1実施形態や第1〜第8変形例装置のように、正常指標情報たる正常組データ群を切り換えるようなことはしない。その変わりに、正常指標情報たる閾値を所定のタイミングで切り換えるようになっている。この閾値は、マハラノビスの距離と比較するために用いられるものであり、この値が切り替わることで、「異常有り」と判定される際の異常の度合が変化する。
[実施例1]
本実施例1に係る異常判定装置では、正常指標情報たる正常組データ群として、被検対象たる複写機の設置環境の値毎に互いに値の異なる複数のものを、情報記憶部503に記憶している。この設置環境とは、複写機が設置される場所の環境について、低温低湿環境、中温中湿環境、高温高湿環境などであることを示す情報である。そして、ユーザーがこの設置環境の情報をデータ入力部504に入力する。異常判定部502は、マハラノビスの距離の算出に用いる正常組データ群を、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、ユーザーによって入力された設置環境の情報に対応するものに切り換える。かかる構成においては、情報取得部501による取得情報の正常値が複写機の設置環境に応じて異なってしまうことによる誤判定を回避することができる。
本実施例2に係る異常判定装置は、温度、湿度又は気圧のうちの少なくとも1つを検知する環境検知手段たる環境検知センサを備えている。また、正常指標情報たる正常組データ群として、環境検知センサによって検知される環境情報の値毎に、互いに値の異なる複数のものを情報記憶部503に記憶している。異常判定部502は、マハラノビスの距離の算出に用いる正常組データ群を、情報記憶部503に記憶されている複数の正常組データ群のうち、環境検知センサによって検知された環境情報の値に対応するものに切り換える。かかる構成においても、情報取得部501による取得情報の正常値が複写機の環境に応じて異なってしまうことによる誤判定を回避することができる。
本実施例3に係る異常判定装置では、正常指標情報たる正常組データ群として、複写機の動作態様情報の値毎に、互いに値の異なる複数のものを、情報記憶部503に記憶している。この動作態様情報としては、次に列記するものが挙げられる。
・単色出力であるか多色出力であるかを示す出力色情報
・プリント動作であるかコピー動作であるかを示す情報
・高速プリントモードであるか低速プリントモードであるかを示す情報
・感光体表面の一様帯電電位の設定値を示す情報
・目標トナー濃度を示す情報
・目標定着温度を示す情報
本実施例4に係る異常判定装置では、正常指標情報たる正常組データ群として、複写機に対するユーザーの操作履歴情報の値毎に、互いに値の異なる複数のものを、情報記憶部503に記憶している。そして、複数の正常組データ群の中から、ユーザーの操作履歴の最も高い動作態様情報に対応するものを特定し、マハラノビスの算出に用いる正常組データ群を、特定結果に対応するものに切り換えるようになっている。かかる構成では、ユーザーの過去の操作頻度の最も高い動作態様情報に応じて、複数の正常組データ群の中から、任意の1つを選択することが可能になる。これにより、プリント動作毎やコピー動作毎に、操作履歴情報を取得して正常組データ群を切り換えることによる制御の複雑化を回避することができる。
本実施例5に係る異常判定装置では、正常指標情報たる正常組データ群として、複写機内における環境履歴情報の値毎に、互いに値の異なる複数のものを、情報記憶部503に記憶している。そして、複数の正常組データ群の中から、最も出現頻度の高い環境に対応するものを特定し、マハラノビスの算出に用いる正常組データ群を、特定結果に対応するものに切り換えるようになっている。かかる構成では、複写機内における出現頻度の最も高い環境に応じて、複数の正常組データ群の中から、任意の1つを選択することが可能になる。これにより、プリント動作毎やコピー動作毎に、環境情報を取得して正常組データ群を切り換えることによる制御の複雑化を回避することができる。
まず、本第2実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図18は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、本プリンタは、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスユニット801Y,M,C,Kを備えている。なお、以下、各符号の添字Y,M,C,Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。
[変形装置実施例1]
本変形例装置は、初期のn回のジョブ運転期間などといった出荷先における初期運転期間に複数の逆行列Aを自動で構築するが、全ての逆行列Aを構築するために必要な条件がその期間内に整うとは限らない。例えば、動作モード設定値を特定情報として、動作モード1に対応する逆行列Aと、動作モード2に対応する逆行列Aとを構築する場合、両逆行列Aについて、それぞれある程度の数の組情報を取得する必要がある。ところが、普通紙の使用を前提とした動作モード1の状態におけるプリントアウトが頻繁に行われるのに対し、OHPシートの使用を前提とした動作モード2の状態におけるプリントアウトはごく希にしか行われないのが一般である。そうすると、初期運転期間内において、動作モード1の状態における組情報が多量に取得されるのに対し、動作モード2の状態における組情報は逆行列Aを構築し得る数が得られなくなることもある。このような場合に、僅かな数の組情報に基づいて動作モード2に対応する逆行列Aを無理に構築してしまうと、動作モード2における異常の判定精度を悪化させてしまう。
本変形装置実施例2に係るプリンタは、初期運転期間内に所定の条件が整わずに、少なくとも何れか1つの逆行列Aを構築することができなかった場合に、不足分を補填する点が、変形装置実施例1に係るプリンタと同様である。但し、補填のための仮逆行列を工場出荷に先立って上記ROM(900c)内に記憶しているのではなく、逆行列Aを必要に応じてデータ受入手段によって受け入れて使用する点が、変形装置実施例1に係るプリンタと異なる。かかるデータ受入手段としては、上述の操作表示部(808)などが挙げられる。ユーザーのキー操作等によって入力される複数の仮逆行列を操作表示部(808)で受け入れるのである。また、フロッピー(登録商標)ディスクドライブや光ディスクドライブなどの記録媒体読取装置をデータ受入手段として設けて、それによってフロッピーディスク内や光ディスク内に記録されている仮逆行列を読み込んで受け入れるようにしてもよい。また、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報を受信する画像情報受信手段(入力ポート)をデータ受入手段として機能させて、それによって仮逆行列を受け入れるようにしてもよい。
図31は、本発明を適用した異常判定装置の被検対象となり得る画像形成装置である同複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部100と給紙部200とからなる画像形成手段と、スキャナ部300と、原稿搬送部400とを備えている。スキャナ部300はプリンタ部100上に取り付けられ、そのスキャナ部300の上に原稿自動搬送装置(ADF)からなる原稿搬送部400が取り付けられている。
(a)センシング情報
センシング情報としては、駆動関係、記録媒体の各種特性、現像剤特性、感光体特性、電子写真の各種プロセス状態、環境条件、記録物の各種特性などが取得する対象として考えられる。これらのセンシング情報の概要を説明すると、以下のようになる。
・感光体ドラムの回転速度をエンコーダーで検出したり、駆動モータの電流値を読み取ったり、駆動モータの温度を読み取る。
・同様にして、定着ローラ、紙搬送ローラ、駆動ローラなどの円筒状またはベルト状の回転する部品の駆動状態を検出する。
・駆動により発生する音を装置内部または外部に設置されたマイクロフォンで検出する。
・透過型または反射型の光センサ、あるいは接触タイプのセンサにより、搬送された紙の先端・後端の位置を読み取り、紙詰まりが発生したことを検出したり、紙の先端・後端の通過タイミングのずれや、送り方向と垂直な方向の変動を読み取る。
・同様に、複数のセンサ間の検出タイミングにより、紙の移動速度を求める。
・給紙時の給紙ローラと紙とのスリップを、ローラの回転数計測値と紙の移動量との比較で求める。
この情報は、画質やシート搬送の安定性に大きく影響する。この紙種の情報取得には以下のような方法がある。
・紙の厚みは、紙を二つのローラで挟み、ローラの相対的な位置変位を光学センサ等で検知したり、紙が進入してくることによって押し上げられる部材の移動量と同等の変位量を検知することによって求める。
・紙の表面粗さは、転写前の紙の表面にガイド等を接触させ、その接触によって生じる振動や摺動音等を検知する。
・紙の光沢は、規定された入射角で規定の開き角の光束を入射し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束をセンサで測定する。
・紙の剛性は、押圧された紙の変形量(湾曲量)を検知することにより求める。
・再生紙か否かの判断は、紙に紫外線を照射してその透過率を検出して行なう。
・裏紙か否かの判断は、LEDアレイ等の線状光源から光を照射し、転写面から反射した光をCCD等の固体撮像素子で検出して行なう。
・OHP用のシートか否かは、用紙に光を照射し、透過光と角度の異なる正反射光を検出して判断する。
・紙に含まれている水分量は、赤外線またはμ波の光の九州を測定することにより求める。
・カール量は光センサ、接触センサなどで検出する。
・紙の電気抵抗は、一対の電極(給紙ローラなど)を記録紙と接触させて直接測定したり、紙転写後の感光体や中間転写体の表面電位を測定して、その値から記録紙の抵抗値を推定する。
現像剤(トナー・キャリア)の装置内での特性は、電子写真プロセスの機能の根幹に影響するものである。そのため、システムの動作や出力にとって重要な因子となる。現像剤の情報を得ることは極めて重要である。この現像剤特性としては、例えば次のような項目が挙げられる。
・トナーについては、帯電量およびその分布、流動性・凝集度・嵩密度、電気抵抗、外添剤量、消費量または残量、流動性、トナー濃度(トナーとキャリアの混合比)を挙げることができる。
・キャリアについては、磁気特性、コート膜厚、スペント量などを挙げることができる。
なお、これらの項目を画像形成装置の中でそれぞれ単独で検出することは通常困難である。そこで、現像剤の総合的な特性として検出するとよい。この総合的な特性は、例えば次のように測定することができる。
・感光体上にテスト用潜像を形成し、予め決められた現像条件で現像して、形成されたトナー像の反射濃度(光反射率)を測定する。
・現像装置中に一対の電極を設け、印加電圧と電流の関係を測定する(抵抗、誘電率など)。
・現像装置中にコイルを設け、電圧電流特性を測定する(インダクタンス)。
・現像装置中にレベルセンサを設けて、現像剤容量を検出する。レベルセンサは光学式、静電容量式などがある。
感光体特性も現像剤特性と同じく、電子写真プロセスの機能と密接に関わる。この感光体特性の情報としては、感光体の膜厚、表面特性(摩擦係数、凹凸)、表面電位(各プロセス前後)、表面エネルギー、散乱光、温度、色、表面位置(フレ)、線速度、電位減衰速度、抵抗・静電容量、表面水分量などが挙げられる。このうち、画像形成装置の中では、次のような情報を検出できる。
・膜厚変化に伴う静電容量の変化を、帯電部材から感光体に流れる電流を検知し、同時に帯電部材への印加電圧と予め設定された感光体の誘電厚みに対する電圧電流特性と照合することにより、膜厚を求める。
・表面電位、温度は従来周知のセンサで求めることができる。
・線速度は感光体回転軸に取りつけられたエンコーダーなどで検出される。
・感光体表面からの散乱光は光センサで検出される。
電子写真方式によるトナー像形成は、周知のように、感光体の均一帯電、レーザー光などによる潜像形成(像露光)、電荷を持ったトナー(着色粒子)による現像、転写材へのトナー像の転写(カラーの場合は中間転写体または最終転写材である記録媒体での重ね合わせ、または現像時に感光体への重ね現像を行なう)、記録媒体へのトナー像の定着という順序で行なわれる。これらの各段階での様々な情報は、画像その他のシステムの出力に大きく影響を与える。これらを取得することがシステムの安定を評価する上で重要となる。この電子写真プロセス状態の情報取得の具体例としては、次のようなものが挙げられる。
・帯電電位、露光部電位は従来公知の表面電位センサにより検出される。
・非接触帯電における帯電部材と感光体とのギャップは、ギャップを通過させた光の量を測定することにより検知する。
・帯電による電磁波は広帯域アンテナにより捉える。
・帯電による発生音
・露光強度
・露光光波長
・パイルハイト(トナー像の高さ)を、変位センサで縦方向から奥行きを、平行光のリニアセンサで横方向から遮光長を計測して求める。
・トナー帯電量を、ベタ部の静電潜像の電位、その潜像が現像された状態での電位を測定する電位センサにより測定し、同じ箇所の反射濃度センサから換算した付着量との比により求める。
・ドット揺らぎまたはチリを、ドットパターン画像を感光体上においては赤外光のエリアセンサ、中間転写体上においては各色に応じた波長のエリアセンサで検知し、適当な処理をすることにより求める。
・オフセット量(定着後)を、記録紙上と定着ローラ上の対応する場所をそれぞれ光学センサで読み取って、両者比較することにより求める。
・転写工程後(PD上,ベルト上)に光学センサを設置し,特定パターンの転写後の転写残パターンからの反射光量で転写残量を判断する。
・重ね合わせ時の色ムラを定着後の記録紙上を検知するフルカラーセンサで検知する。
・画像濃度、色は光学的に検知する(反射光、透過光のいずれでもよい。色によって投光波長を選択する)。濃度及び単色情報を得るには感光体上または中間転写体上でよいが、色ムラなど,色のコンビネーションを測るには紙上の必要がある。
・階調性は、階調レベルごとに感光体上に形成されたトナー像または転写体に転写されたトナー像の反射濃度を光学センサにより検出する。
・鮮鋭性は、スポット径の小さい単眼センサ、若しくは高解像度のラインセンサを用いて、ライン繰り返しパターンを現像または転写した画像を読み取ることにより求める。
・粒状性(ざらつき感)は、鮮鋭性の検出と同じ方法により、ハーフトーン画像を読み取り、ノイズ成分を算出することにより求める。
・レジストスキューは、レジスト後の主走査方向両端に光学センサを設け、レジストローラONタイミングと両センサの検知タイミングとの差異から求める。
・色ずれは、中間転写体または記録紙上の重ね合わせ画像のエッジ部を、単眼の小径スポットセンサ若しくは高解像度ラインセンサで検知する。
・バンディング(送り方向の濃度むら)は、記録紙上で小径スポットセンサ若しくは高解像度ラインセンサにより副走査方向の濃度ムラを測定し、特定周波数の信号量を計測する。
・光沢度(むら)は、均一画像が形成された記録紙を正反射式光学センサで検知するように設ける。
・かぶりは、感光体上、中間転写体上、または記録紙上において、比較的広範囲の領域を検知する光学センサで画像背景部を読み取る方法、または高解像度のエリアセンサで背景部のエリアごと画像情報を取得し、その画像に含まれるトナー粒子数を数えるという方法がある。
・像流れ・かすれなどは、感光体上、中間転写体、あるいは記録紙上でトナー像をエリアセンサにより検知し、取得した画像情報を画像処理して判定する。
・チリは記録紙上の画像を高解像度ラインセンサまたはエリアセンサで取り込み、パターン部の周辺に散っているトナー量を算定することにより求める。
・後端白抜け、ベタクロス白抜けは、感光体上、中間転写体、あるいは記録紙上で高解像度ラインセンサにより検知する。
・カール・波打ち・折れは、変位センサで検出する。折れの検出のためには記録紙の両端部分に近い所にセンサを設置することが有効である。
・コバ面の汚れやキズは、排紙トレイに縦に設けたエリアセンサにより,ある程度排紙が溜まった時のコバ面をエリアセンサで撮影,解析する。
・温度検出には、異種金属どうし或いは金属と半導体どうしを接合した接点に発生する熱起電力を信号として取り出す熱電対方式、金属或いは半導体の抵抗率が温度によって変化することを利用した抵抗率変化素子、また、或る種の結晶では温度が上昇したことにより結晶内の電荷の配置に偏りが生じ表面に電位発生する焦電型素子、更には、温度による磁気特性の変化を検出する熱磁気効果素子などが採用できる。
・湿度検出には、H2O或いはOH基の光吸収を測定する光学的測定法、水蒸気の吸着による材料の電気抵抗値変化を測定する湿度センサ等がある
・各種ガスは、基本的にはガスの吸着に伴う、酸化物半導体の電気抵抗の変化を測定することにより検出する。
・気流(方向、流速、ガス種)の検出には、光学的測定法等があるが、システムへの搭載を考慮するとより小型にできるエアブリッジ型フローセンサが特に有用である。
・気圧・圧力の検出には、感圧材料を使用する、メンブレンの機械的変位を測定する等の方法がある。振動の検出にも同様に方法が用いられる。
画像形成装置の動作は制御部によって決定されるため、制御部の入出力パラメータを直接利用することが有効である。
画像形成のために制御部が演算処理により出力する直接的なパラメータで、以下のような例がある。
・制御部によるプロセス条件の設定値で、例えば帯電電位、現像バイアス値、定着温度設定値など
・同じく、中間調処理やカラー補正などの各種画像処理パラメータの設定値
・制御部が装置の動作のために設定する各種のパラメータで、例えば紙搬送のタイミング、画像形成前の準備モードの実行時間など
・色数、枚数、画質指示など、ユーザーにより選択された各種操作の頻度
・ユーザーが選択した用紙サイズの頻度
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)の総合消費電力あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)のトナー、感光体、紙の使用量あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
・全期間または特定期間単位(1日、1週間、1ヶ月など)の故障発生(種類別)の頻度あるいはその分布、変化量(微分)、累積値(積分)
ホストコンピュータから直接データとして送られる画像情報、あるいは原稿画像からスキャナーで読み取って画像処理をした後に得られる画像情報から、以下のような情報を取得することができる。
・着色画素累積数はGRB信号別の画像データを画素ごとにカウントすることにより求められる。
・例えば特許第2621879号の公報に記載されているような方法でオリジナル画像を文字・網点・写真・背景に分離し、文字部、ハーフトーン部などの比率を求めることができる。同様にして色文字の比率も求めることができる。
・着色画素の累積値を主走査方向で区切った領域別にカウントすることにより、主走査方向のトナー消費分布が求められる。
・画像サイズは制御部が発生する画像サイズ信号または画像データでの着色画素の分布により求められる。
・文字の種類(大きさ、フォント)は文字の属性データから求められる。
同複写機は、温度の情報を取得する温度センサとして、原理及び構造が簡単でしかも超小型にできる抵抗変化素子を用いるものを備えている。
小型にできる湿度センサが有用である。基本原理は感湿性セラミックスに水蒸気が吸着すると、吸着水によりイオン伝導が増加しセラミックスの電気抵抗が低下することによる。感湿性セラミックスの材料は多孔質材料であり、一般的にはアルミナ系、アパタイト系、ZrO2−MgO系などが使用される。
振動センサは、基本的には気圧及び圧力を測定するセンサと同じであり、システムへの搭載を考慮すると超小型にできるシリコン利用のセンサが特に有用である。薄いシリコンのダイアフラム上に作製した振動子の運動を、振動子と対向して設けられた対向電極間との容量変化を計測する、或いはSiダイアフラム自体のピエゾ抵抗効果を利用して計測することができる。
各色ごとにトナー濃度を検出する。トナー濃度センサとしては従来より公知の方式のものを用いることができる。例えば、特開平6−289717号公報に記載されているような現像装置中の現像剤の透磁率の変化を測定するセンシングシステムにより、トナー濃度を検出することができる。
各色用の感光体(40K,Y,M,C)について、それぞれ公知の電位センサ等によって一様帯電電位を検出する。
光書込後の感光体(40K,Y,M,C)の表面電位を、(5)と同様にして検出する。
入力画像情報から、着色しようとする画素の累計値と全画素の累計値の比から着色面積率を色ごとに求め、これを利用する。
感光体(40K,Y,M,C)上で現像された各色トナー像における単位面積あたりのトナー付着量を、反射型フォトセンサによる光反射率に基づいて求める。反射型フォトセンサは対象物にLED光を照射し、反射光を受光素子で検出するものである。トナー付着量と光反射率とには相関関係が成立するため、光反射率に基づいてトナー付着量を求めることができる。
給紙部(200)の給紙ローラから2次転写ニップに至る給紙経路のどこかに、転写紙をその搬送方向に直交する方向の両端で検知する光センサ対を設置し、搬送されてくる転写紙の先端付近の両端を検出する。両光センサについて、給紙ローラの駆動信号の発信時を基準として、通過までの時間を計測し、時間のズレに基づいて送り方向に対する転写紙の傾きを求める。
排出ローラ対(図31の56)を通過後の転写紙を光センサで検出する。この場合も給紙ローラの駆動信号の発信時を基準として計測する。
感光体(40K,Y,M,C)からアースに流れ出る電流を検出する。感光体の基板と接地端子との間に、電流測定手段を設けることで、かかる電流を検出することができる。
感光体の駆動源(モータ)が駆動中に費やす駆動電力(電流×電圧)を電流計や電圧計などによって検出する。
本第3実施形態においては、まず、本異常判定装置の基本的な構成について説明する。この異常判定装置は、これまで説明してきた同複写機を被検対象にして、その内部における異常の発生の有無を判定するものである。
異常判定部502は、同複写機内における異常として、複数種類の異常を包括した総合異常と、それら複数種類の異常のそれぞれである複数の個別異常とを判定するように構成されている。具体的には、複数の個別異常として、紙詰まり系、感光体劣化系、画像濃度変動系の3つの異常を、それぞれ判定する。総合異常は、これら3つの個別異常を包括したものである。
マハラノビス距離Dが閾値異常になったり、マハラノビス距離Dの経時的な増加率が大きくなったりしたときなどに、装置を強制的に作動できなくして、ユーザーに対してメンテナンスを要求する。
(b−1)色モードの変更
(b−2)記録速度の変更
(b−3)画像の中間調部の線数の変更
(b−4)中間調処理方法の変更
(b−5)使用する紙種の制限
(b−6)レジスト制御のパラメータ変更
(b−7)画像形成プロセスのパラメータ(一様帯電電位、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)の変更
マハラノビス距離Dの算出結果に基づいて、自動的に補給や交換を行なわせるようにする。
図45は、本第4実施形態に係る異常判定装置における電気回路の要部を示すブロック図である。同図と、先に示した図35とを比較すると、本異常判定装置の電気回路の構成は第3実施形態に係る異常判定装置とほぼ同様であるが、次の点が異なっている。即ち、データ表示部506を有する点と、異常判定部502、情報記憶部503、データ入力部504、及びデータ表示部506によって閾値設定手段たる閾値設定部507が構成されている点である。
2 各種センサ(情報取得手段の一部)
3 操作表示部(情報取得手段の一部)
600 複写機(被検対象)
500 異常判定装置
501 情報取得部(情報取得手段)
502 異常判定部(判定手段)
503 情報記憶部(情報記憶手段)
504 データ入力手段(データ入力手段)
507 閾値設定部(閾値設定手段)
801Y,M,C,K Y,M,C,K用プロセスユニット(可視像形成手段)
803a 給紙ローラ(記録体搬送手段)
804 レジストローラ対(記録体搬送手段)
805 紙搬送ユニット(記録体搬送手段)
806 定着ユニット(記録体搬送手段)
807 機内温度センサ(情報取得手段)
808 操作表示部(情報取得手段、データ受入手段)
809Y,M,C,K Y,M,C,K用光学センサ(情報取得手段)
816Y,M,C,K Y,M,C,K用電流検知センサ(情報取得手段)
855 ベルト用光学センサ(情報取得手段)
900 制御部(情報取得手段、判定手段、正常指標情報取得手段)
900b RAM(記憶手段)
900c ROM(記憶手段)
Claims (39)
- 被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報と、複数種類の情報をそれぞれ取得する情報取得手段による取得情報とに基づいて、該被検対象の異常の有無を判定する異常判定方法において、
上記正常指標情報として、互いに値の異なる複数のものを用意しておき、これら複数の正常指標情報のうち、上記被検対象における異常の有無の判定のために用いるものを、所定のタイミングで切り換えることを特徴とする異常判定方法。 - 請求項1の異常判定方法において、
上記正常指標情報として、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群を、上記所定のタイミングで切り換えることを特徴とする異常判定方法。 - 請求項1の異常判定方法において、
上記正常指標情報として、所定の計算結果と比較するための閾値を、上記所定のタイミングで切り換えることを特徴とする異常判定方法。 - 被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を記憶する情報記憶手段と、
複数種類の情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、
該情報記憶手段に記憶されている該正常指標情報、及び該情報取得手段による取得情報とに基づいて該被検対象の異常の有無を判定する判定手段と
を備える異常判定装置であって、
上記情報記憶手段が、上記正常指標情報として、互いに値の異なる複数のものを記憶しているものであり、且つ、上記判定手段が、これら複数の正常指標情報のうち、上記被検対象における異常の有無の判定に用いるものを、所定のタイミングで切り換えるものであることを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4の異常判定装置において、
上記正常指標情報として、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群を、上記所定のタイミングで切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4の異常判定装置において、
上記正常指標情報として、所定の計算結果と比較するための閾値を、上記所定のタイミングで切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4、5又は6の異常判定装置において、
上記情報記憶手段として、所定の計算結果と比較するための閾値と、正常な状態の上記被検対象から取得された正常データの集まりである正常データ群とを記憶させたものを用い、
且つ、該正常データ群と、上記情報取得手段による取得情報とに基づいてマハラノビスの距離を計算し、その計算結果と該閾値との比較に基づいて上記被検対象の異常の有無を判定させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、
上記正常指標情報を上記被検対象の設置環境に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項8の異常判定装置において、
湿度、温度又は気圧を検知する環境検知手段を設け、該環境検知手段による検知結果に応じて上記正常指標情報を切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、
上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象の動作態様情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該動作態様情報の取得結果に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、
上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象に対するユーザーの操作履歴情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該操作履歴情報に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項4乃至7の何れかの異常判定装置において、
上記複数種類の情報の1つとして上記被検対象の設置場所における環境履歴情報を取得させるように上記情報取得手段を構成するとともに、上記正常指標情報を該情報取得手段による該環境履歴情報に応じて切り換えさせるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を情報記憶手段に記憶させる情報記憶工程と、情報取得手段によって事物の情報を取得する情報取得工程と、該記憶手段内の正常指標情報、及び該情報取得手段による取得結果に基づいて被検対象の異常を判定する判定工程とを実施する異常判定方法であって、
上記情報取得手段として、互いに種類の異なる情報を取得する複数のものを用い、
上記正常指標情報として、複数の該情報取得手段によってそれぞれ個別に取得される複数種類の情報の少なくとも何れか1つである特定情報の内容に応じて、それぞれ内容の異なる複数のものを用い、
且つ、上記判定工程にて、これら複数の正常指標情報の中から、該情報取得手段による該特定情報の取得結果に対応するものを特定して異常の判定に使用することを特徴とする異常判定方法。 - 被検対象の正常状態の指標となる正常指標情報を記憶する情報記憶手段と、事物の情報を取得する情報取得手段と、該記憶手段内の正常指標情報、及び該情報取得手段による取得結果に基づいて被検対象の異常を判定する判定手段とを備える異常判定装置であって、
上記情報取得手段として、互いに種類の異なる情報を取得する複数のものを備え、
上記正常指標情報として、複数の該情報取得手段によってそれぞれ個別に取得される複数種類の情報の少なくとも何れか1つである特定情報の内容に応じて、それぞれ内容の異なる複数のものを用い、
且つ、上記判定手段が、これら複数の正常指標情報の中から、該情報取得手段による該特定情報の取得結果に対応するものを特定して異常の判定に使用するものであることを特徴とする異常判定装置。 - 請求項14の異常判定装置において、
上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段を設けたことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項14又は15の異常判定装置であって、
複数の上記正常指標情報としてそれぞれデータ群の逆行列を用い、且つ、上記判定手段が該逆行列に基づいてマハラノビスの距離を算出して異常の判定に用いるものであることを特徴とする異常判定装置。 - 請求項16の異常判定装置において、
上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段を設け、
上記情報記憶手段として、互いに内容の異なる複数の仮正常指標情報を記憶しているものを用い、
且つ、所定期間内に所定の条件が整わなかったことにより、複数の上記正常指標情報のうち、少なくとも何れか1つを構築することができなかった場合には、それを上記仮正常指標情報で補填する処理を行わせるように、該正常指標構築手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項16の異常判定装置において、
上記複数種類の情報からなる多種情報についての複数の取得結果に基づいて、互いに内容の異なる複数の上記正常指標情報を構築する正常指標情報構築手段と、
外部からのデータを受け入れるデータ受入手段とを設け、
且つ、所定期間内に所定の条件が整わなかったことにより、複数の該正常指標情報のうち、少なくとも何れか1つを構築することができなかった場合には、それを該データ受入手段によって受け入れられた正常指標情報で補填する処理を行わせるように、該正常指標情報構築手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 記録体を搬送する記録体搬送手段と、該記録体搬送手段によって搬送される記録体に可視像を形成する可視像形成手段と、装置全体又は一部の異常を判定する異常判定装置とを備える画像形成装置において、
上記異常判定手段として、請求項14乃至18の何れかのものを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項19の画像形成装置であって、
複数の上記情報取得手段の1つとして、温度情報、湿度情報又は動作モード設定値を取得するものを用いるとともに、複数の上記正常指標情報として、温度、湿度又は動作モード設定値に応じて互いに内容の異なるものをそれぞれ用いることを特徴とする画像形成装置。 - 事物の情報を情報取得手段によって取得する情報取得工程と、該情報取得手段による取得情報に基づいて被検対象の異常の有無を判定する判定工程とを実施し、且つ、該判定工程にて、該情報取得手段による取得情報に基づいて所定の計算を行う計算工程と、該計算工程における計算結果を所定の閾値と比較する比較工程とを実施し、該比較工程にて、該計算結果が該閾値に達した場合、該閾値を上回った場合、あるいは該閾値を下回った場合に、異常の有無を有りと判定する異常判定方法において、
複数種類の異常を包括し得る総合異常の有無を、複数種類の上記取得情報に基づく上記計算結果と総合異常用閾値との比較によって判定する総合異常判定工程と、
該総合異常判定工程にて該総合異常を有りと判定したときにだけ、該総合異常に包括され得る複数種類の異常のそれぞれである個別異常の有無を、各個別異常について、該複数種類の取得情報の少なくとも1つに基づく上記計算結果と個別異常用閾値との比較によって順次判定していく個別異常判定工程と
を上記判定工程で実施し、且つ、該総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記被検対象を利用するユーザーの情報に応じて初期設定することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21の異常判定方法において、
複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを、上記ユーザーの情報に応じて初期設定することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21又は22の異常判定方法において、
上記総合異常用閾値、及び複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記被検対象が設置される環境情報にも応じて初期設定することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21、22又は23の異常判定方法において、
上記総合異常用閾値、及び複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記被検対象の設置場所への保守点検作業者の訪問頻度情報、又は保守点検サービス提供機関から該設置場所までの距離情報にも応じて初期設定することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21乃至24の何れかの異常判定方法において、
上記被検対象を新旧入れ替えする際に、新しい被検対象の異常の有無の判定で使用する上記総合異常用閾値及び複数の上記個別異常用閾値を、それぞれ、古い被検対象の異常の有無の判定における各個別異常判定工程で使用していたものと同じ値に初期設定することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21乃至25の何れかの異常判定方法において、
複数の上記個別異常用閾値の少なくとも1つを、異常の発生に基づくユーザーの修理要請履歴情報に応じて更新することを特徴とする異常判定方法。 - 請求項21乃至26の何れかの異常判定方法において、
上記総合異常判定工程の上記計算工程にて、情報記憶手段に記憶させておいた正常データ群と、上記情報取得手段による取得情報とに基づいて、上記計算結果としてマハラノビスの距離を求め、且つ、該総合異常判定工程における上記総合異常の有無と、被検対象の点検結果とに基づいて、該正常データ群を更新することを特徴とする異常判定方法。 - 事物の情報を取得する情報取得手段と、該情報取得手段による取得情報に基づいて所定の計算を実施し、その計算結果が所定の閾値に達した場合、該閾値を上回った場合、あるいは該閾値を下回った場合に、該被検対象の異常の有無を有りと判定する判定手段とを備える異常判定装置において、
複数種類の異常を包括し得る総合異常の有無を、複数種類の上記取得情報に基づく上記計算結果と総合異常用閾値との比較によって判定し、且つ、該総合異常を有りと判定したときにだけ、該総合異常に包括され得る複数種類の異常のそれぞれである個別異常の有無を、各個別異常について、該複数種類の上記取得情報の少なくとも1つに基づく上記計算結果と個別異常用閾値との比較によって順次判定していくように上記判定手段を構成するとともに、該総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つのデータ入力を受け付けて情報記憶手段に記憶するためのデータ入力手段を設けたことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項28の異常判定装置において、
複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを受け付けさせるように、上記データ入力手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項28又は29の異常判定装置において、
上記データ入力手段として、通信回線を介して送られてくる上記総合異常用閾値又は個別異常用閾値のデータ入力を受け付けるものを用いたことを特徴とする異常判定装置。 - 事物の情報を取得する情報取得手段と、該情報取得手段による取得情報に基づいて所定の計算を実施し、その計算結果が所定の閾値に達した場合、該閾値を上回った場合、あるいは該閾値を下回った場合に、該被検対象の異常の有無を有りと判定する判定手段とを備える異常判定装置において、
複数種類の異常を包括し得る総合異常の有無を、複数種類の上記取得情報に基づく上記計算結果と総合異常用閾値との比較によって判定し、且つ、該総合異常を有りと判定したときにだけ、該総合異常に包括され得る複数種類の異常のそれぞれである個別異常の有無を、各個別異常について、該複数種類の上記取得情報の少なくとも1つに基づく上記計算結果と個別異常用閾値との比較によって順次判定していくように上記判定手段を構成するとともに、該総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つを設定する閾値設定手段を設けたことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31の異常判定装置において、
複数の上記個別異常用閾値のそれぞれを設定するように上記閾値設定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31又は32の異常判定装置において、
上記閾値設定手段が、上記ユーザーに対して所定の質問を実施し、該ユーザーによってデータ入力手段に入力される該質問に対する回答データに基づいて、該ユーザーの情報を取得するものであることを特徴とする異常判定装置。 - 請求項33の異常判定装置において、
上記総合異常用閾値、及び各個別異常にそれぞれ個別に対応する複数の個別異常用閾値の少なくとも1つを、上記ユーザーによって上記データ入力手段に入力される所定のデータに基づいて変化させるように、上記閾値設定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31乃至34の何れかの異常判定装置において、
上記総合異常用閾値を、上記総合異常についての上記計算結果の変化率に応じて変化させるように、上記閾値設定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31乃至35の何れかの異常判定装置であって、
情報記憶手段に記憶された正常データ群、及び上記情報取得手段による取得結果に基づいて、上記計算結果たるマハラノビスの距離を求め、該マハラノビスの距離と上記総合異常用閾値との比較結果に基づいて上記総合異常の有無を判定させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31乃至36の何れかの異常判定装置において、
上記総合異常の有無の判定頻度を、該総合異常についての上記計算結果に応じて変化させるように、上記判定手段を構成したことを特徴とする異常判定装置。 - 請求項31乃至36の何れかの異常判定装置において、
各個別異常の何れかが発生した場合に、その種類に応じて上記被検対象の機能を制限する機能制限手段を設けたことを特徴とする異常判定装置。 - 記録体に可視像を形成する可視像形成手段と、装置の異常を判定する異常判定手段とを備える画像形成装置において、
上記異常判定手段として、請求項4乃至12の何れか、請求項14乃至18の何れか、又は請求項28乃至38の何れか、の異常判定装置を用いたことを特徴とする異常判定装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004189988A JP4494098B2 (ja) | 2003-11-14 | 2004-06-28 | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 |
| US10/986,781 US7110917B2 (en) | 2003-11-14 | 2004-11-15 | Abnormality determining method, and abnormality determining apparatus and image forming apparatus using same |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003385781 | 2003-11-14 | ||
| JP2004034055 | 2004-02-10 | ||
| JP2004189988A JP4494098B2 (ja) | 2003-11-14 | 2004-06-28 | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009271441A Division JP4588796B2 (ja) | 2003-11-14 | 2009-11-30 | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005258384A true JP2005258384A (ja) | 2005-09-22 |
| JP4494098B2 JP4494098B2 (ja) | 2010-06-30 |
Family
ID=35084113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004189988A Expired - Fee Related JP4494098B2 (ja) | 2003-11-14 | 2004-06-28 | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4494098B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8091014B2 (en) | 2007-08-22 | 2012-01-03 | Denso Corporation | Electronic apparatus in which functioning of a microcomputer is monitored by another microcomputer to detect abnormal operation |
| JP2015203932A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 株式会社Ihi | データ記憶装置、データ記憶方法、および、データ記憶プログラム |
| JP2015214054A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 富士ゼロックス株式会社 | プログラム及び保守管理装置 |
| JP2016109425A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-20 | 株式会社リコー | 光センサ装置、紙種判別装置及び画像形成装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09305224A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-28 | Hitachi Ltd | 予防保全方法及び装置 |
| JPH10103667A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Toto Ltd | 燃焼装置 |
| JP2000194107A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料の処理状態の判定方法及び補正方法 |
| JP2002351281A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-06-28 JP JP2004189988A patent/JP4494098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09305224A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-28 | Hitachi Ltd | 予防保全方法及び装置 |
| JPH10103667A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Toto Ltd | 燃焼装置 |
| JP2000194107A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料の処理状態の判定方法及び補正方法 |
| JP2002351281A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8091014B2 (en) | 2007-08-22 | 2012-01-03 | Denso Corporation | Electronic apparatus in which functioning of a microcomputer is monitored by another microcomputer to detect abnormal operation |
| JP2015203932A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 株式会社Ihi | データ記憶装置、データ記憶方法、および、データ記憶プログラム |
| JP2015214054A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 富士ゼロックス株式会社 | プログラム及び保守管理装置 |
| JP2016109425A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-20 | 株式会社リコー | 光センサ装置、紙種判別装置及び画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4494098B2 (ja) | 2010-06-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4476711B2 (ja) | 異常判定装置及び画像形成装置 | |
| JP4485759B2 (ja) | 異常発生予測方法、状態判定装置及び画像形成装置 | |
| US7110917B2 (en) | Abnormality determining method, and abnormality determining apparatus and image forming apparatus using same | |
| JP4431415B2 (ja) | 異常診断方法、状態判定装置及び画像形成装置 | |
| JP5095526B2 (ja) | 状態判別システムのシステム異常確認方法、状態判別システム及び画像形成装置 | |
| JP4588796B2 (ja) | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 | |
| JP5069971B2 (ja) | 画像形成装置及び管理システム | |
| JP2009037141A (ja) | 画像形成装置の管理装置及び管理システム | |
| JP2006011174A (ja) | 記録体異常発生予測装置、定着装置および画像形成装置 | |
| JP2010010825A (ja) | 画像形成装置、並びに、画像形成装置の状態管理システム及び状態判別方法 | |
| JP2012059044A (ja) | 保守支援装置 | |
| JP2012063383A (ja) | 保守支援装置及び画像形成システム | |
| JP4759342B2 (ja) | 異常判定方法及び異常判定装置 | |
| JP5958800B2 (ja) | 画像形成システム及び潜像担持体交換時期検出方法 | |
| JP5831804B2 (ja) | 保守支援システム | |
| JP4642486B2 (ja) | 異常判定装置及び画像形成装置 | |
| JP2005266380A (ja) | 状態判定装置、画像形成装置、外部情報処理装置、画質検知装置及び状態判定方法 | |
| JP2011166427A (ja) | 画像形成装置の管理システム | |
| JP2011113229A (ja) | 状態判別装置及びこれを用いた状態管理システム | |
| JP4494098B2 (ja) | 異常判定方法、並びにこれを用いる異常判定装置及び画像形成装置。 | |
| JP4250075B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2011090580A (ja) | 画像形成装置管理システム | |
| JP2005202045A (ja) | 画像形成装置の保守料金管理システム及び該システムに用いる保守料金管理装置 | |
| JP2007127899A (ja) | 画像形成装置システム | |
| JP4734465B2 (ja) | 記録体異常発生予測装置および画像形成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060726 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091009 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091016 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091130 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091225 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100223 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100326 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100407 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 4 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
