JP2005285166A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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宗明 高橋
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明洋 吉澤
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Abstract

【課題】 光学系ブロックへの取り付けが容易でかつ角度調整も容易な回折格子を備えた光ピックアップ装置を提供すること。
【解決手段】回折格子30、40は、薄い金属板からなるホルダ32、42に取り付けられ、板バネ50の一対の押圧片51、53により金属製のブロックベース21の内壁面211a、212aに付勢され保持されている。また、ホルダ32、42の摺動端面37、47は、ブロックベース21の被摺動面211b、212bに当接し、回折格子30、40が、ブロックベース21に対して回動可能に支持されている。これにより、光ピックアップ装置の薄型化および小型化が可能になるとともに、回折格子の角度調整も容易に行なうことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、さらに詳しくは、CD(compact disc)やDVD(digital video disc)等の光ディスクの再生または記録・再生に用いられる光ピックアップ装置に関する。
従来の光ピックアップ装置は、例えば以下の特許文献1に開示されているようなものがある。この光ピックアップ装置において、レーザ発光素子から発光されるレーザ光は、回折格子、プリズム、コリメートレンズ、全反射ミラーおよび対物レンズを介して、光ディスクへ照射される。また、光ディスクからの反射光は、対物レンズ、全反射ミラー、コリメートレンズ、プリズム、ハーフミラー、シリンドリカルレンズを通じて受光素子で受光される。
この光ピックアップ装置は、上記のプリズム、コリメートレンズ、ハーフミラーおよびシリンドリカルレンズを接着固定した樹脂成形品から成る光学素子固定用ブロックを備えており、この固定用ブロックがその搭載位置や向きを微調整可能な状態で金属製(アルミダイカスト製)の本体フレーム(ピックアップベース)に搭載されている。このように、固定用ブロックに複数の光学素子を集中させて搭載することにより、光学素子を高い位置合わせ精度で容易に組み立てられるようにしている。
この従来の光ピックアップ装置では、レーザ発光素子としてのレーザダイオード31と固定用ブロック5との間に回折格子32が設けられている。この回折格子は、トラッキングのサーボの検出をグレーティングを用いた3ビーム法により行なうために設けられており、メインビーム(0次光)の他に二つのサブビーム(一次光)を生成する。このため、回折格子を組み付ける際には、半導体レーザダイオードからの入射光に対して回折格子を回転させ、メインビームに対するサブビームの相対角度を適正なものに調整する必要がある。従来の光ピックアップ装置では、この回折格子は金型成型による樹脂モールド製の回折格子ホルダに接着されていた。
特開平11−306549号
ところで、光ピックアップ装置を小型化および薄型化するためには、回折格子の小型化も必要になる。しかしながら、このような樹脂製の回折格子ホルダを小型化したり薄型化したりすると、光ピックアップ装置へ回折格子ホルダを取り付ける際の作業や調整が困難になったり、強度が低下したりする。また、この回折格子のような光学部品は、熱を発するレーザダイオードのドライバICの近傍に位置するため、熱の影響を受けやすいという問題点があった。
また、上述したような従来の光ピックアップの光学素子固定用ブロックは、樹脂成形品のため剛性が低く、そのため強度を保つためにはある程度の厚みが必用であり、光ピックアップの小型化および薄型化の要請に十分に応えられるものではなかった。また、光ピックアップは、レーザダイオードドライバICの他に、各種モータドライバICの近くに配置されるため、高温下で動作することから、回折格子と同様に熱の影響を受けやすい。そのため、以上のような樹脂成形品の固定用ブロックでは、金属製のピックアップベースとの熱膨張率の違いにより、位置ズレを引き起こす可能性があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その主たる目的は、光ピックアップへの取り付けおよび調整が容易な上、光ピックアップ装置の小型化および薄型化が可能な回折格子を備えた光ピックアップ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、熱の影響を受けにくい光ピックアップ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも一つのレーザ発光素子と、前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光を光ディスクに照射する対物レンズと、前記対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、前記光ディスクからの反射光を受光する少なくとも一つのフォトダイオードと、前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光が前記対物レンズに至るまでの間および前記光ディスクからの反射光が前記対物レンズから前記フォトダイオードに至るまでの間に配置された多数の光学素子と、前記多数の光学素子のうち複数の光学素子を搭載した光学系ブロックと、前記レーザ発光素子、前記対物レンズアクチュエータ、前記フォトダイオードおよび前記光学系ブロックが設けられたピックアップベースと、を備えた光ピックアップ装置であって、前記光学系ブロックは、前記ピックアップベース上に位置調整可能に設けられており、前記光学系ブロックに搭載された前記複数の光学素子は、少なくとも一つの回折格子を含み、該回折格子は、前記光学系ブロックに着脱自在に装着される取り付け手段を介して前記光学系ブロックに位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成を有する本発明によれば、回折格子は、光学系ブロックに着脱自在に装着される取り付け手段を介して光学系ブロックに位置調整可能に取り付けられているため、光ピックアップ装置の小型化および薄型化と回折格子の組み付けと位置調整の容易化の両方を達成することができる。
この場合、好ましくは、前記取り付け手段は、前記光学系ブロックに着脱自在に装着される板バネから構成される。このような板バネを用いることにより、より効果的に回折格子の組み付けと位置調整の容易化を達成することができる。
また、好ましくは、前記回折格子は、両側に一対の固定片を有する薄板状の金属製のホルダに取り付けられており、前記板バネは少なくとも一対の押圧片を備えており、前記回折格子は、前記ホルダの両側の固定片を前記一対の押圧片により押圧されることにより前記光学系ブロックに位置調整可能に取り付けられる。
このような構成によれば、回折格子は、樹脂製ではなく金属製のホルダに支持されているため、ホルダを含めた回折格子部全体を小型にしかも薄く構成することができる。このため、光ピックアップ装置を小型化および薄型化することを可能とする。また、回折格子はホルダの両側に設けた固定片を板バネの一対の押圧片により押圧して支持するため、回折格子の位置調整を容易に行なうことができ、しかも回折格子ホルダに不均一な力が加わらないので、回折格子のゆがみを長期に渡り防止することができる。
また、好ましくは、前記回折格子の金属製ホルダは摺動端面を備えており、該摺動端面を介して、前記光学系ブロックの回折格子収容部に設けられた被摺動面に回動可能に支持される。
このような構成によれば、ホルダに設けられている摺動端面を光学系ブロックの取り付け部位の被摺動面に押し付けながら回折格子を回動させることにより、ブロックの垂直方向における所定位置に容易に回折格子を向けることができ、容易に回折格子の角度調整を行なうことが可能になる。
さらに、前記光学系ブロックは、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムおよびこれらの2以上を含む合金を含むグループから選択されたいずれかの材料から形成することが好ましい。これにより、樹脂製の場合に比べて、剛性を高めることができる。
また、前記ピックアップベースも、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムおよびこれらの2以上を含む合金を含むグループから選択されたいずれかの材料から形成することが好ましく、この場合、前記光学系ブロックと前記ピックアップベースは、同一の熱膨張率を有する金属から形成されることが好ましい。これにより、熱膨張率の違いによる光学系ブロックの位置ズレなどを確実に防止することができる。
また、本発明の他の態様は、レーザ発光素子と、前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光を光ディスクに照射する対物レンズと、前記対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、前記光ディスクからの反射光を受光する受光素子と、前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光が前記対物レンズに至るまでの間および前記光記録ディスクからの反射光が前記対物レンズから前記受光素子に至るまでの間に配置された多数の光学素子と、前記多数の光学素子のうち複数の光学素子が設けられた光学系ブロックと、前記レーザ発光素子、前記対物レンズアクチュエータ、前記受光素子および前記光学系ブロックが搭載されたピックアップベースと、を備えた光ピックアップ装置であって、前記光学系ブロックは、前記ピックアップベース上に位置調整可能に設けられており、かつ前記光学系ブロックと前記ピックアップペースとは熱膨張率が同じ金属材料から形成されていることを特徴とする。
この態様の本発明の光ピックアップによれば、樹脂製の場合に比べて、光学系ブロックの剛性を高めることができる他、熱膨張率の違いによる光学系ブロックの位置ズレなどを確実に防止することができる。
この場合、前記金属材料は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウムおよびこれらの合金のいずれかから選択されることが好ましい。
上述したまたはそれ以外の本発明の目的、構成および効果は、図面を参照して行なう以下の好適実施形態の説明からより明らかとなるであろう。
以下、本発明の光ピックアップ装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の光ピックアップ装置1の概要を示す平面図である。光ピックアップ装置1は、光ディスク(図示せず)へレーザ光を照射するとともにその反射光を受光して、光ディスクからデータを読み出したり、あるいは光ディスクにデータを書き込む装置である。この光ピックアップ装置1は、図1に示すように、概略、光ディスクに所定のスポット径となるようにレーザ光を照射するとともにその反射光を受光する対物レンズ11と、前記対物レンズ11が設けられ、該対物レンズをトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する対物レンズアクチュエータ部12と、複数の光学素子を搭載した光学系ブロック2と、これらの部品が設けられ光ディスクの半径方向に移動可能なピックアップベース(筐体)13と、から構成されている。
この光ピックアップ装置1は、例えば、コンピュータ(パーソナルコンピュータ)、映像機器、音響機器その他の電子機器に搭載される光ディスクドライブに適用され、特に、複数種類の光ディスクを読み取り可能な光ディスクドライブに適用される。また、光ディスクとしてはCD、DVD等が挙げられる。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
図1に示すピックアップベース13は、図面上方に示された一対の摺動部13a、13aにガイドロッド(点線で示す)が挿通し、図示しない光ピックアップ移動機構を介して、ガイドロッドに沿って光ディスクの半径方向に移動可能に構成されている。
このピックアップベース13は、所望の剛性を確保すべく、金属材料を所定形状に成形することにより形成されている。この金属材料としては、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム等の各種金属、またはこれらの合金等が挙げられる。
このピックアップベース13の摺動部13a,13aの側方(図1における下方)には、ダンパーベース10が設けられている。このダンパーベース10の左右両側からは、それぞれ、上下2本のサスペンションバネ12a、12aが延出している。これらのサスペンションバネ12a,12aの先端には、対物レンズ11を備えた対物レンズアクチュエータ部12が反射鏡(図示せず)の上方に位置するように取り付けられている。この対物レンズアクチュエータ部12は、これらのサスペンションバネ12a、12aを介して、対物レンズ11が上下(フォーカス方向)および左右(トラッキング方向)に変位可能に支持されている。すなわち、対物レンズアクチュエータ部12は、フォーカスサーボ用のフォーカスコイルおよびトラッキングサーボ用のトラッキングコイルを備えており、これらのコイルが適宜駆動されることにより、対物レンズ11は、対物レンズアクチュエータ部12とともに、フォーカス方向およびトラッキング方向に変位するようになっており、それによりフォーカスサーボおよびトラッキングサーボがかかるようになっている。
また、ピックアップベース13の対物レンズアクチュエータ部12の側方(図1における下方)には、光学系ブロック2が位置調整可能に搭載されている。さらに、このピックアップベース13には、フォトダイオード(受光素子)14、第1のレーザ発光素子15、第2のレーザ発光素子16が、光学系ブロック2の周囲にそれぞれ配設されている。これらの第1のレーザ発光素子15および第2のレーザ発光素子16は、それぞれ、異なるタイプのディスクの再生または記録再生をするためのもので、異なる波長のレーザ光を照射するようになっている。本実施形態では、第1のレーザ発光素子15がCD用であり、第2のレーザ発光素子16がDVD用となっているが、このような組合せに限定されるものでないことは言うまでもない。
図2は、光学系ブロック2を斜め上方から見た斜視図であり、また図3は、光学系ブロック2を裏面側から見た斜視図である。この光学系ブロック2には、第1のレーザ発光素子15または第2のレーザ発光素子16から照射されたレーザ光が対物レンズ11に至るまでの間および光ディスクからの戻り光が対物レンズ11からフォトダイオード(受光素子)14に至るまでの間に配置されている多数の光学素子のうち複数の光学素子が組み込まれている。
より詳しく説明するに、この光学系ブロック2は、前記複数の光学素子を取り付けるためのブロックベース21を有している。このブロックベース21は、金属材料を各光学部品等の取り付け部位や開口が予め設けられた所定形状に成形することにより形成されている。この金属材料としては、ピックアップベース13と同様に、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム等の各種金属、またはこれらの合金等が挙げられる。この場合、ブロックベース21とピックアップベース13は、同一の金属材料であることが好ましい。ブロックベース21とピックアップベース13は、ドライバICなど発熱部品の近くに配置されるため、熱の影響を受け易いが、これらの部材を同一の金属材料から形成し、熱膨張率を同一にすることにより、熱膨張による光学系ブロック2の位置ズレなどを効果的に防止できる。
このブロックベース21には、対物レンズ11側(反射鏡側)に設けられたコリメータレンズ22と、フォトダイオード14に対応する位置に取り付けられたセンサレンズ23と、ブロックベース21の略中央において対物レンズ11側に設けられた前方ビームスプリッタ24と、対物レンズ11から見て前方ビームスプリッタ24の後方に位置する後方ビームスプリッタ25と、第1のレーザ発光素子15に対応する位置に取り付けられたカップリングレンズ26と、カップリングレンズ26の内側に設けられるとともに第1のレーザ発光素子15に対応する位置に設けられた第1の回折格子30と、第2のレーザ発光素子16に対応する位置に設けられた第2の回折格子40と、が搭載されている。本実施形態では、これらの光学素子が前述した複数の光学素子に該当するが、本発明においては、少なくとも一つの回折格子が組み込まれていれば、光ピックアップ装置の設計や用途に応じて、他の光学素子の数や配置を適宜変えることができることは言うまでもない。
また、この光学系ブロック2には、ブロックベース21に第1および第2の回折格子30、40をブロックベース21に位置調整可能に取り付けるための金属製の板バネ50が着脱自在に装着されるようになっている。この金属製の板バネ50は、本発明の取り付け手段をなすものである。
図4は、図3に示した状態の光学系ブロック2のブロックベース21に第1の回折格子30と第2の回折格子40だけを板バネ50で取り付けた状態を示す斜視図であり、また、図5は、図4に示す各部材をブロックベース21から分離して示した分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、第1の回折格子30はブロックベース21の収容部(取り付け部位)211に収容され、また第2の回折格子40はブロックベース21の収容部(取り付け部位)212に収容されている。板バネ50は、所定形状に切り取った鋼板を図示のような形状に加工して構成されたものであり、後述するように、一対の押圧片51、51が収容部211へ、他の一対の押圧片53、53が収容部212へ、取り付け片56が収容部216へ挿入されることにより、ブロックベース21へ着脱自在に取り付けられるようになっている。
図6は、図5に示す第1の回折格子30のホルダ32の説明図である。図5及び図6に示すように、第1の回折格子30と第2の回折格子40は、それぞれ、微細な等間隔の溝が刻まれ、アルミ蒸着層が施されているガラス基板31、41から構成されており、該ガラス基板31,41がステンレスなどの薄板状の金属板を所定形状に曲げてなるホルダ32、42に接着されている。これらの第1の回折格子30と第2の回折格子40は同一の構成を有するため、以下、第1の回折格子30について説明する。
図5及び図6に示すように、回折格子30(ガラス基板31)は、ホルダ32の内側(うちがわ)面38に接着剤などで接着されている。このホルダ32の中央部には、第1のレーザ発光素子15からのビームが通過するための穴36が設けられており、この孔36の両側に左右一対の固定片33を有している。また、ホルダ32は、ガラス基板31角度調整用の一対の調整片34と、その調整片34が設けられた部分とほぼ対向する部分の側端面(縁部)に一対の円弧状の摺動端面37を有している。後述するように、これらの摺動端面37が収容部211の被摺動面211bに当接してホルダ32がブロックベース21に対して位置決めされ、かつホルダ32の回転方向の調整(回折格子の角度調整)を容易にしている。
本実施形態では、このホルダ32は、厚さ0.2mm程度のステンレス製の板材を所定形状に打ち抜いた後に、以上のような形状に折り曲げ加工することにより形成されている。このような薄い金属板からなる以上のような形状のホルダ32を用いているので、ホルダ32を小型化できるだけでなく、回折格子の厚さ(ガラス基板を含めた厚さ)を1mm以下とすることができ、2mm以上の厚さがあった従来の樹脂製のホルダを使用した場合に比べ、半分以下の厚さとすることができ、光ピックアップの薄型化および小型化に貢献することができる。
次に、図7および図8を参照しつつ、第1の回折格子30が収容部211内へ収納された状態を説明する。図7および図8に示すように、第1の回折格子30は、ブロックベース21の収容部211内において、板バネ50の一対の押圧片51により係止される。この係止状態において、ホルダ32の固定片33は、押圧片51の押圧部52によりブロックベース21の内壁面に対して付勢され、ホルダ32の外側(そとがわ)面35(図6参照)が収容部211の内壁面211aに押し付けられる。この押圧部52の付勢により第1の回折格子30は、ブロックベース21の所定位置に当接した状態で保持される。
一方、第1の回折格子30は、その摺動端面37が収容部211の被摺動面211bに当接することにより、ブロックベース21の垂直方向における位置決めがなされる。この摺動端面37は円弧状に形成されているために、摺動端面37を被摺動面211bに押し付けながら、図7に示す矢印方向へ第1の回折格子30を回動することができ、回折格子の角度調整が容易に行なえる。
上記の第1の回折格子30及び収容部211の構成は、第2の回折格子40及び収容部212の構成と同様であり、第1の回折格子30の30番台の符号が付された各部は、第2の回折格子40の40番台の符号が付された各部に相当し、また、内壁面211aは内壁面212a、被摺動面211bは被摺動面212bに相当する。
以下、光ピックアップ装置1のレーザ光の光路について説明する。第1のレーザ発光素子15で発光されたCD用レーザ光は、カップリングレンズ26により集光され、第1の回折格子30により回折し、後方ビームスプリッタ25の反射面で反射され、前方ビームスプリッタ24を通過し、コリメータレンズ22により平行光となる。そして、反射鏡(図示せず)で反射され、対物レンズ11を介して、CDの記録面(記録層)に照射される。
CDの記録面で反射された反射光は、前記とは逆に、対物レンズ11、反射鏡(図示せず)、コリメータレンズ22を順に通過し、前方ビームスプリッタ24の反射面で反射され、センサレンズ23を介してフォトダイオード14で受光される。
一方、第2のレーザ発光素子16で発光されたDVD用レーザ光は、第2の回折格子40により回折し、後方ビームスプリッタ25及び前方ビームスプリッタ24を通過し、コリメータレンズ22により平行光となる。そして、反射鏡(図示せず)で反射され、対物レンズ11を介して、DVDの記録面(記録層)に照射される。
DVDの記録面で反射された反射光は、前記とは逆に、対物レンズ11、反射鏡(図示せず)、コリメータレンズ22を順に通過し、前方ビームスプリッタ24の反射面で反射され、センサレンズ23を介してフォトダイオード14で受光される。
以下、本発明の作用効果を説明する。
回折格子は、光学系ブロックに板バネにより位置調整可能に取り付けられているため、光ピックアップ装置の組み立てと回折格子の位置調整(角度調整)の容易化の両方を達成することができる。特に、回折格子の場合には、他の光学部品とは異なり、光学ブロックへの取り付け後にも前述したような角度調整が必要となることから、このような構成は非常に有意義である。
また、回折格子は、樹脂製ではなくステンレスなどの金属製のホルダに支持されているため、ホルダを含めた回折格子全体を非常に小さくしかも薄く構成することができる。このため、樹脂製のホルダを使用した場合に比べ、光ピックアップ装置をより一層小型化および薄型化することが可能となる。
さらに、回折格子が設けられた金属製ホルダを金属製のブロックベースに対して板バネにより付勢することにより、回折格子をブロックベースに支持しているので、回折格子を所定位置に確実に保持できる。しかも、金属製ホルダには左右一対の固定片が設けられており、これら固定片は、板バネの一対の押圧片によりブロックベースの内壁に対して付勢されているので、ホルダは左右均等の付勢力により確実に所定位置に保持される。また、回折格子に不均一な力が加わることもないので、回折格子のゆがみを長期に渡り防止することができる。
さらに、金属製ホルダに設けられている摺動端面をブロックベースの収容部の被摺動面に押し付けながらホルダを回動させるようになっているので、ブロックベースの垂直方向における所定位置に容易に回折格子を位置決めすることができるとともに、容易に回折格子の角度調整を行なうことが可能になる。
さらに、回折格子が設けられた金属製ホルダには、一対の調整片が設けられているため、回折格子の角度調整を行なう際、回折格子を回動させるための力を加えることを容易に行なうことができる。このため、回折格子とホルダを小型化しても、回折格子をブロックベースに組み付ける組み立て作業の効率化が困難になることはない。
以上、本発明を図面に示した好適実施形態に基づいて説明したが、本発明がこの実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。たとえば、上記板バネは、金属製の鋼板から形成しているが、十分な強度と弾性および耐熱性を有すれば、プラスチックなどの他の材料から形成することもできる。また、板バネは、ブロックベースの開口部に装着され回折格子を開口の内壁側に押し付ける構成となっているが、ブロックベースの壁部を挟むクリップ式のものとすることもできる。
本発明の光ピックアップ装置1の概要を示す平面図である。 図1に示す光ピックアップ装置1の光学系ブロック2の斜視図である。 図2に示す光学系ブロック2の裏面側の斜視図である。 図3に示す光学系ブロック2のブロックベース21に第1の回折格子30(ホルダ32)、第2の回折格子40(ホルダ42)および板バネ50だけを取り付けた状態を示す斜視図である。 図4に示す光学系ブロック2において、ブロックベース21、第1の回折格子30(ホルダ32)、第2の回折格子40(ホルダ42)、板バネ50の各部材をブロックベース21から分離した状態を示す分解斜視図である。 図5に示す第1の回折格子30のホルダ32を示す斜視図であり、(a)と(b)は、それぞれ図示する角度を変更して表示されている。 図5に示す第1の回折格子部30をブロックベース21の収容部211へ収容した状態を示す部分拡大斜視図である。 図7に示すブロックベース21に板バネ50を装着した状態を示す部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
10 ダンパーベース
11 対物レンズ
12 対物レンズアクチュエータ部
12a サスペンションバネ
13 ピックアップベース
13a 摺動部
14 フォトダイオード
15 第1のレーザ発光素子
16 第2のレーザ発光素子
2 光学系ブロック
21 ブロックベース
211、212、216 収容部
211a、212a 内壁面
211b、212b 被摺動面
22 コリメータレンズ
23 センサレンズ
24 前方ビームスプリッタ
25 後方ビームスプリッタ
26 カップリングレンズ
30 第1の回折格子
31、41 ガラス基板
32、42 ホルダ
33、43 固定片
34、44 調整片
35、45 外側面
36、46 穴
37、47 摺動端面
38、48 内側面
40 第2の回折格子
50 板バネ
51、53 押圧片
52、54 押圧部
56 取り付け片

Claims (9)

  1. 少なくとも一つのレーザ発光素子と、
    前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光を光ディスクに照射する対物レンズと、
    前記対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、
    前記光ディスクからの反射光を受光する少なくとも一つのフォトダイオードと、
    前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光が前記対物レンズに至るまでの間および前記光ディスクからの反射光が前記対物レンズから前記フォトダイオードに至るまでの間に配置された多数の光学素子と、
    前記多数の光学素子のうち複数の光学素子を搭載した光学系ブロックと、
    前記レーザ発光素子、前記対物レンズアクチュエータ、前記フォトダイオードおよび前記光学系ブロックが設けられたピックアップベースと、を備えた光ピックアップ装置であって、
    前記光学系ブロックは、前記ピックアップベース上に位置調整可能に設けられており、前記光学系ブロックに搭載された前記複数の光学素子は、少なくとも一つの回折格子を含み、該回折格子は、前記光学系ブロックに着脱自在に装着される取り付け手段を介して前記光学系ブロックに位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記取り付け手段は、前記光学系ブロックに着脱自在に装着される板バネである請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記回折格子は、両側に一対の固定片を有する薄板状の金属製のホルダに取り付けられており、前記板バネは少なくとも一対の押圧片を備えており、前記回折格子は、前記ホルダの両側の固定片を前記一対の押圧片により押圧されることにより前記光学系ブロックに位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記回折格子の金属製ホルダは摺動端面を備えており、該摺動端面を介して、前記光学系ブロックの回折格子収容部に設けられた被摺動面に回動可能に支持されていることを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記光学系ブロックは、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムおよびこれらの2以上を含む合金を含むグループから選択されたいずれかの材料から形成されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記ピックアップベースは、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムおよびこれらの2以上を含む合金を含むグループから選択されたいずれかの材料から形成されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記光学系ブロックと前記ピックアップベースは、同一の熱膨張率を有する金属から形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  8. レーザ発光素子と、
    前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光を光ディスクに照射する対物レンズと、
    前記対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、
    前記光ディスクからの反射光を受光する受光素子と、
    前記レーザ発光素子から発光されたレーザ光が前記対物レンズに至るまでの間および前記光ディスクからの反射光が前記対物レンズから前記受光素子に至るまでの間に配置された多数の光学素子と、
    前記多数の光学素子のうち複数の光学素子が設けられた光学系ブロックと、
    前記レーザ発光素子、前記対物レンズアクチュエータ、前記受光素子および前記光学系ブロックが搭載されたピックアップベースと、を備えた光ピックアップ装置であって、
    前記光学系ブロックは、前記ピックアップベース上に位置調整可能に設けられており、かつ前記光学系ブロックと前記ピックアップペースとは熱膨張率が同じ金属材料から形成されていることを特徴とする光ピックアップ。
  9. 前記金属材料は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウムおよびこれらの合金のいずれかから選択される請求項8に記載の光ピックアップ装置。
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US7570440B2 (en) 2006-03-10 2009-08-04 Tdk Corporation Optical head and an optical record playback equipment

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