JP2005290712A - 耐震対策を施した盛土構造体 - Google Patents

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Tetsuo Fukumoto
哲夫 福本
Toshimi Takiguchi
敏美 滝口
Toshiyuki Hoshino
利幸 星野
Masahiro Yamane
正裕 山根
Kenriyo Nishibori
健亮 西堀
Toru Yoshida
透 吉田
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Abstract

【課題】 軟弱地盤における盛土についての効果的な耐震対策を施した盛土構造体を提供することである。
【解決手段】 本発明の盛土構造体(10、20)は、盛土構造体の下部のほぼ全体にわたってほぼ水平方向に延びた剛性体(12、22)と、剛性体の下方に配置されたドレーン(14、24)とを備えていることを特徴とする。剛性体は、鋼板、矢板などの廃棄材を防蝕加工したもの、又は、土砂、コンクリート塊、H型鋼、鋼板、矢板などの材料をセメントで固化したもので形成されている。ドレーンは好ましくは、外水区域方向には延びず、内水区域方向に延びるように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐震対策を施した盛土構造体に関する。
軟弱地盤に堤防などの盛土をした場合、基礎地盤が液状化すると、盛土が地耐力を失って損壊することがある。堤防などの盛土に対する地震時の液状化については、一般的に、法面勾配を緩くする、盛土材料の軽量化を図る、基礎地盤を改良する、地下水を抜くなどの対策がとられているが、現時点では、万全の対策法がないのが実情である。また、盛土の不等沈下対策として、盛土の下部に剛体を配置する方法も考えられるが、コスト高となる、解析が難しく万が一損壊した場合に修復が困難であるなどの理由から、採用されていない。
上述のように、軟弱地盤における盛土の耐震対策が困難であるため、恒久的な対策を施さない状態で施工し、地震の発生の度に盛土の破損決壊個所を修復しながら運用しているのが現状であり、破損後修復工事が完了する前に洪水が発生した場合の安全性については不十分な状況にある。このような状況下において、軟弱地盤における盛土についての効果的な耐震対策に対する要請がある。
したがって、本発明は、軟弱地盤における盛土についての効果的な耐震対策を施した盛土構造体を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の耐震対策を施した盛土構造体は、盛土構造体の下部のほぼ全体にわたってほぼ水平方向に延びた剛性体と、前記剛性体の下方に配置されたドレーンとを備えていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の耐震対策を施した盛土構造体は、前記請求項1の盛土構造体において、前記剛性体が、鋼板、矢板などの廃棄材を防蝕加工したもの、又は、土砂、コンクリート塊、H型鋼、鋼板、矢板などの材料をセメントで固化したもので形成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載の耐震対策を施した盛土構造体は、前記請求項1又は2の盛土構造体において、前記ドレーンが、外水区域方向には延びず、内水区域方向に延びるように配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、廃棄材や現地発生材を使用することにより、現地の特性に合った経済的な耐震対策を施すことができる。また、本発明によれば、不等沈下の防止および沈下変位量の減少を図ることができる。また、本発明によれば、剛性体を配置することにより、盛土材への地下水の上昇を防ぐことができ、ドレーン効果を高めることができる。さらに、本発明によれば、ドレーンを配置することにより、地下水による間隙圧の上昇を防ぎ、盛土構造体の液状化に対する安定性を増大させることができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る盛土構造体について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る盛土構造体を示した概略図である。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る盛土構造体は、下部のほぼ全体にわたってほぼ水平方向に延びた剛性体12を備えている。剛性体12としては、鋼板、矢板などの廃棄材を防蝕加工したものが用いられる。なお、図1には、上下2つの剛性体12が示されているが、剛性体12の配置数を1基にしてもよく、3基以上にしてもよい。
剛性体12を盛土構造体10の下部に配置したことにより、盛土構造体10の内部において発生する応力が均一に分散され、盛土構造体10自体の不等沈下を防止することができる。
盛土構造体10の剛性体12の下方には、ドレーン14が配置されている。ドレーン14としては、排水マット、砂利層などが用いられる。なお、ドレーン14は、外水区域方向には延びず、内水区域方向に延びるように配置するのが好ましい。ドレーン14が外水区域方向に延びないようにしたのは、外水区域から内水区域に水が抜けないようにするためである。
ドレーン14を配置したことにより、地下水の間隙圧の上昇および地下水の盛土構造体10への侵入を防止し、基礎地盤の地下内において液状化が発生した場合であっても、盛土構造体10の沈下量の均等化を図り、盛土構造体10全体として変位させることができる。
図2は、盛土構造体10の変形形態を示した概略図である。図2に示される盛土構造体20は、剛性体22として、土砂やコンクリート塊などの材料をセメントで固化したもの、又は剛性を高めるためH型鋼、鋼板、矢板などをセメントで固化したものを用いている点を除いて、盛土構造体10と実質的に同一の構成を有している。図2において、参照符号24はドレーンを示している。
なお、剛性体12、22を配置する範囲は、盛土構造体の設置個所の地盤の状況、使用材料の強度(弾性係数)に応じて決定される。また、ドレーン14、24を配置する範囲や材質なども、盛土構造体の設置個所の地盤の状況に応じて決定される。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
本発明の好ましい実施の形態に係る盛土構造体を示した概略図である。 盛土構造体の変形形態を示した概略図である。
符号の説明
10、20 盛土構造体
12、22 剛性体
14、24 ドレーン

Claims (3)

  1. 耐震対策を施した盛土構造体であって、
    盛土構造体の下部のほぼ全体にわたってほぼ水平方向に延びた剛性体と、
    前記剛性体の下方に配置されたドレーンとを備えていることを特徴とする盛土構造体。
  2. 前記剛性体が、鋼板、矢板などの廃棄材を防蝕加工したもの、又は、土砂、コンクリート塊、H型鋼、鋼板、矢板などの材料をセメントで固化したもので形成されていることを特徴とする請求項1に記載の盛土構造体。
  3. 前記ドレーンが、外水区域方向には延びず、内水区域方向に延びるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の盛土構造体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045341A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Railway Technical Res Inst 軟弱地盤上への盛土の構築方法及びその盛土構造物
JP2009249999A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Eternal Preserve Kk 盛土の変形抑制工法
WO2010131330A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 オフィチネ マッカフェリ エス・ピー・エー 盛土の変形抑制工法

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