JP2005292228A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明は、透明基材上に、遮光部を形成する遮光部形成工程と、上記透明基材および上記遮光部を覆うように、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有する光触媒含有層を形成する光触媒含有層形成工程と、上記透明基材側からエネルギーを照射することにより、上記光触媒含有層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、上記濡れ性変化パターン上に、インクジェット法により着色層を形成する着色層形成工程とを有するカラーフィルタの製造方法であって、
上記濡れ性変化パターン形成工程において、上記光触媒含有層側にエネルギーを反射することができる反射層を有する反射基板を、反射層が光触媒含有層側となるように配置することを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提供する。
【選択図】 図1
Description
さらに他の方法としては、電着法や、熱硬化樹脂に顔料を分散させてR、G、およびBの3回印刷を行った後、樹脂を熱硬化させる方法等を挙げることができる。しかしながら、いずれの方法も、R、G、およびBの3色を着色するために、同一の工程を3回繰り返す必要があり、コスト高になるという問題や、工程を繰り返すため歩留まりが低下するという問題がある。
上記濡れ性変化パターン形成工程において、上記光触媒含有層側にエネルギーを反射することができる反射層を有する反射基板を、反射層が光触媒含有層側となるように配置することを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提供する。
本発明はまた、光触媒を励起するエネルギーを反射することができる反射層と、上記反射層表面に形成され、少なくとも光触媒を含有する光触媒処理層とを有することを特徴とするパターン形成用反射基板を提供する。このようなパターン形成用反射基板を用いることにより、光触媒を用いた種々のパターン形成体の製造効率を向上させることができる。
A.カラーフィルタの製造方法
本発明のカラーフィルタの製造方法は、透明基材上に、遮光部を形成する遮光部形成工程と、上記透明基材および上記遮光部を覆うように、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有する光触媒含有層を形成する光触媒含有層形成工程と、上記透明基材側からエネルギーを照射することにより、上記光触媒含有層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、上記濡れ性変化パターン上に、着色層を形成する着色層形成工程とを有するカラーフィルタの製造方法であって、
上記濡れ性変化パターン形成工程において、上記光触媒含有層側にエネルギーを反射することができる反射層を有する反射基板を、反射層が光触媒含有層側となるように配置することを特徴とするものである。
続いて、この濡れ性変化パターンの親液性領域5上に、インクジェット装置により、着色層10を形成することにより、カラーフィルタ11が得られる。
以下、本発明のカラーフィルタの製造方法について、各工程ごとに詳しく説明する。
本発明においては、まず透明基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程が行われる(図1(a)参照)。本工程において形成される遮光部は、後述する透明基材上に形成されるものであり、カラーフィルタとした際に、照射される光を遮蔽し、かつ濡れ性変化パターン形成工程において照射されるエネルギーを遮蔽できるものであれば、特に限定されるものではない。このような遮光部の形成方法は、必要とするエネルギーに対する遮蔽性等に応じて適宜選択されて用いられる。
次に、本発明においては、上記透明基材および上記遮光部を覆うように、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有する光触媒含有層を形成する光触媒含有層形成工程が行われる(図1(b)参照)。
まず、本発明に用いられる光触媒について説明する。本発明に用いられる光触媒としては、光半導体として知られる例えば二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸化タングステン(WO3)、酸化ビスマス(Bi2O3)、および酸化鉄(Fe2O3)を挙げることができ、これらから選択して1種または2種以上を混合して用いることができる。
次に、本発明に用いられるオルガノポリシロキサンについて説明する。本発明に用いられるオルガノポリシロキサンは、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により、光触媒含有層表面の濡れ性を変化させることが可能なものであれば、特に限定されるものではなく、特に主骨格が上記の光触媒の光励起により分解されないような高い結合エネルギーを有するものであって、光触媒の作用により分解されるような有機置換基を有するものが好ましい。具体的には、(1)ゾルゲル反応等によりクロロまたはアルコキシシラン等を加水分解、重縮合して大きな強度を発揮するオルガノポリシロキサン、(2)撥水牲や撥油性に優れた反応性シリコーンを架橋したオルガノポリシロキサン等を挙げることができる。
YnSiX(4−n)
(ここで、Yはアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基、アミノ基、フェニル基、クロロアルキル基、イソシアネート基、もしくはエポキシ基、またはこれらを含む有機基であり、Xはアルコキシル基、アセチル基またはハロゲンを示す。nは0〜3までの整数である。)
で示される珪素化合物の1種または2種以上の加水分解縮合物もしくは共加水分解縮合物であるオルガノポリシロキサンであることが好ましい。なお、ここでXで示されるアルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基であることが好ましい。また、Yで示される有機基全体の炭素数は1〜20の範囲内、中でも5〜10の範囲内であることが好ましい。
CF3(CF2)3CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)9CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2Si CH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2Si CH3(OCH3)2;
CF3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)7SO2N(C2H5)C2H4CH2Si(OCH3)3 。
また、本発明に用いられる光触媒含有層中には、上記のオルガノポリシロキサンとともに、ジメチルポリシロキサンのような架橋反応をしない安定なオルガノシリコン化合物をバインダに混合してもよい。またさらに、バインダとして、主骨格が上記光触媒の光励起により分解されないような高い結合エネルギーを有する、有機置換基を有しない、もしくは有機置換基を有するポリシロキサンを挙げることができ、具体的にはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等を加水分解、重縮合したものを含有させてもよい。
また、本発明においては、光触媒含有層がフッ素を含有し、さらにこの光触媒含有層表面のフッ素含有量が、光触媒含有層に対しエネルギーを照射した際に、上記光触媒の作用によりエネルギー照射前に比較して低下するように上記光触媒含有層が形成されていることが好ましい。これにより、エネルギーをパターン照射することにより、後述するように容易にフッ素の含有量の少ない部分からなるパターンを形成することができる。ここで、フッ素は極めて低い表面エネルギーを有するものであり、このためフッ素を多く含有する物質の表面は、臨界表面張力がより小さくなる。したがって、フッ素の含有量の多い部分の表面の臨界表面張力に比較してフッ素の含有量の少ない部分の臨界表面張力は大きくなる。これはすなわち、フッ素含有量の少ない部分はフッ素含有量の多い部分に比較して親液性領域となっていることを意味する。よって、周囲の表面に比較してフッ素含有量の少ない部分からなるパターンを形成することは、撥液性域内に親液性領域のパターンを形成することとなる。
次に、本発明における濡れ性変化パターン形成工程について説明する。本発明における濡れ性変化パターン形成工程は、上記光触媒含有層側にエネルギーを反射することができる反射層を有する反射基板を、反射層が光触媒含有層側となるように配置し、上記透明基材側からエネルギーを照射することにより、上記光触媒含有層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する工程である(図1(c)および図1(d)参照)。
本発明の特徴は、この濡れ性変化パターン形成工程において、反射基板を用いる点にあり、この反射基板を用いることにより、照射されたエネルギーが反射層により反射されて再度光触媒含有層に照射されることから、上記光触媒含有層の濡れ性の変化の効率を向上させることができる。これにより、短時間で上記濡れ性変化パターン形成工程を行うことができ、カラーフィルタの製造効率を向上させることができるのである。
上記光触媒含有層に照射されるエネルギーとしては、上記光触媒含有層の濡れ性を変化させることが可能なエネルギーであれば、特に限定されるものではない。本発明でいうエネルギー照射(露光)とは、光触媒含有層表面の濡れ性を変化させることが可能ないかなるエネルギー線の照射をも含む概念であり、紫外光や可視光の照射に限定されるものではない。
次に、本発明の特徴でもある濡れ性変化パターン形成工程に用いられる反射基板にいて説明する。
本発明に用いられる反射基板は、光触媒含有層の濡れ性を変化させることができるエネルギーを反射する反射層を有するものであれば特に限定されるものではなく、反射基板が反射層で形成されているものであってもよく、基体上に反射層が形成されたものであってもよい。
本発明に用いられる反射層は、上述したように、自己支持性を有しており、そのもの自体で反射基板となるものであってもよく、基体上に形成されたものであってもよい。
反射層に用いられる材料としては、特に限定されるものではないが、金属材料が好適に用いられ、具体的には、アルミニウム、銀、鉄、蒸着アルミニウム層を有する反射基板、蒸着銀層を有する反射基板等が用いられる。
基体上に反射層が形成される場合は、上述した金属を真空蒸着法等により基体表面に蒸着させることにより形成する方法が通常用いられる。また、反射層が自己支持性を有する場合は、一方の表面が鏡面仕上げされた金属板等を用いることができる。
本発明において用いられる基体としては、表面がある程度の平滑性を有する板状のものであれば特に限定されるものではなく、有機材料および無機材料のいずれでも用いることができる。
本発明においては、上記反射層表面に少なくとも光触媒を含有する光触媒処理層が形成されていてもよい。反射層表面にこのような光触媒処理層を形成することにより、反射光による効率化に加えて、光触媒処理層中の光触媒の作用により、さらに光触媒含有層表面の濡れ性を変化させることが可能となり、さらなる濡れ性変化パターン形成工程の短縮化が可能となり、カラーフィルタを効率的に製造することができるからである。
本発明に用いられる光触媒処理層は、光触媒処理層中の光触媒が、上述した光触媒含有層の濡れ性を変化させるような構成であれば、特に限定されるものではなく、光触媒とバインダとから構成されているものであってもよく、光触媒単体で製膜されたものであってもよい。また、その表面の特性は特に親液性であっても撥液性であってもよい。
本発明においては、光触媒処理層が、上述したように光触媒単独で形成されたものであってもよく、またバインダと混合して形成されたものであってもよい。
光触媒のみからなる光触媒処理層の場合は、光触媒含有層上の特性の変化に対する効率が向上し、処理時間の短縮化等のコスト面で有利である。一方、光触媒とバインダとからなる光触媒処理層の場合は、光触媒処理層の形成が容易であるという利点を有する。
また、バインダとして無定形シリカ前駆体を用いることができる。この無定形シリカ前駆体は、一般式SiX4で表され、Xはハロゲン、メトキシ基、エトキシ基、またはアセチル基等であるケイ素化合物、それらの加水分解物であるシラノール、または平均分子量3000以下のポリシロキサンが好ましい。
このような光触媒処理層は、光触媒を励起させるための上記エネルギーに対して高い透過率を有するものであることが好ましい。透過率が低い場合は、反射層により反射されるエネルギー量が少なくなり、この反射されたエネルギーによる濡れ性の変化の効率向上を阻害するからである。
上記光触媒処理層は、反射層表面に直に形成されたものであってもよく、また照射されるエネルギーに対して透明な介在層を介して形成されたものであってもよい。
上記反射性基板は、上述したように反射層が光触媒含有層に面するようにして配置され、上記エネルギーが照射される。この際、反射層と光触媒含有層との間隙は、なるべく狭くなるように配置されることが好ましい。この間隙が広い場合は、反射層表面における乱反射等による影響により、高精度なパターンの形成に対して、悪影響を及ぼす恐れがあるからである。
具体的な間隙としては0.1mm〜5mmの範囲内、特に0.5mm〜3mmの範囲内とすることが好ましい。なお、反射層表面に上述した光触媒処理層が形成されている場合は、上記光触媒処理層と光触媒含有層との間隙は、上記光触媒処理層中の光触媒が光触媒含有層の濡れ性に対して作用を及ぼすことができる間隙であることが好ましく、具体的には、200μm以下の間隙をおいて配置されることが好ましい。
次に、本発明における着色層形成工程について説明する。本発明における着色層形成工程は、上記濡れ性変化パターン上に、インクジェット法により着色層を形成する工程である(図1(e)参照)。
本工程において用いられるインクジェット装置としては、特に限定されるものではないが、帯電したインクを連続的に噴射し磁場によって制御する方法、圧電素子を用いて間欠的にインクを噴射する方法、インクを加熱しその発泡を利用して間欠的に噴射する方法等の各種の方法を用いたインクジェット装置を用いることができるが、中でも圧電素子を用いて間欠的にインクを噴射する方法であることが好ましい。
このような着色層は、通常、赤(R)、緑(G)、および青(B)の3色で形成される。この着色層における着色パターン形状は、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の公知の配列とすることができ、着色面積は任意に設定することができる。
本工程において用いられる着色層形成用塗工液等としては、一般的なカラーフィルタの着色層に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
本発明においては、さらに透明電極層であるITO膜を形成する工程や、オーバーコート層を形成する工程等、通常カラーフィルタに形成される他の部材を形成する工程が行われてもよい。これらについても、通常のカラーフィルタの製造方法と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のパターン形成用反射基板について説明する。本発明のパターン形成用反射基板は、光触媒を励起するエネルギーを反射することができる反射層と、上記反射層表面に形成され、少なくとも光触媒を含有する光触媒処理層とを有することを特徴とするものである。このようなパターン形成用反射基板を用いることにより、例えば、上記「A.カラーフィルタの製造方法」に示すようなカラーフィルタの製造を効率的に行うことができる。
例えば、上記「B.パターン形成用反射基板」で説明したパターン形成用反射基板は、上記「A.カラーフィルタの製造方法」で説明したような光触媒を含むパターン形成体に対してのみならず、光触媒の作用により表面の特性が変化する特性変化層を表面に有するパターン形成体であれば、光触媒を含まないものに対しても用いることができる。
1.遮光部の形成
先ず、厚さ1.1mmのソーダガラス基板上に、下記の組成からなる、遮光材料を塗布した後、100℃で15分間プリベークして遮光材料を乾燥させて成膜した。この際、遮光材料は、スピンコート法により塗布した。スピンコートの条件は、1500rpm/minとした。
・カーボンブラック(黒色顔料) 28.5%
・部分環化ポリイソプレン(ネガ型フォトポリマー) 15.0%
・芳香族ビスアジド(感光剤) 1.5%
・その他添加剤 0.3%
・ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶剤)
54.7%
次に、上記のようにして形成した遮光材料の薄膜に、フォトマスクを介して紫外線を照射して、300mJ/cm2の露光量で露光した後、現像、リンスして遮光部を形成した。現像には、現像液として、0.1%、NaCO3水溶液を用いた。その後、上記で得られた遮光部を乾燥した後、200℃で10分間ポストベークして膜厚1.2μm線幅30μm、開口部100μm×200μmの格子型の遮光部が得られた。
イソプロピルアルコール30gとフルオロアルキルシランが主成分であるMF−160E(トーケムプロダクツ(株)製)0.4gとトリメトキシメチルシラン(東芝シリコーン(株)製、TSL8113)3gと、光触媒である酸化チタン水分散体であるST−K01(石原産業(株)製)20gとを混合し、100℃で20分間撹拌した。これをイソプロピルアルコールにより3倍に希釈し光触媒含有層用組成物とした。
上記組成物を上記遮光部が形成されたソーダガラス製の透明基板上にスピンコーターにより塗布し、150℃で10分間の乾燥処理を行うことにより、透明な光触媒含有層(厚み0.2μm)を形成した。
この光触媒含有層にマスクを介して水銀灯(波長365nm)により70mW/cm2の照度で50秒間パターン露光を行い露光部を形成し、非露光部及び露光部との液体との接触角を測定した。非露光部においては、表面張力30mN/mの液体(純正化学株式会社製、エチレングリコールモノエチルエーテル)との接触角を接触角測定器(協和界面科学(株)製CA−Z型)を用いて測定(マイクロシリンジから液滴を滴下して30秒後)した結果、30度であった。また露光部では、表面張力50mN/mの液体(純正化学株式会社製、ぬれ指数標準液No.50)との接触角を同様にして測定した結果、7度であった。このように、露光部が非露光部と比較して親液性領域となり、露光部と非露光部との濡れ性の相違によるパターン形成が可能なことが確認された。
次に、上記遮光部が形成された面に光触媒含有層と間隙が0.5mmとなるようにアルミニウムを0.2μm蒸着したガラス板のアルミニウム面を対向させ、遮光部が形成されていない裏面から全面露光を行った。露光条件を、水銀灯(波長365nm)により70mW/cm2の照度で20秒間とし、着色層用露光部を親液性とした。
次に、RGB用各インクジェット装置を用いて、顔料5重量部、溶剤20重量部、アクリル酸/ベンシルアクリレート共重合体70重量部、2官能エポキシ含有モノマー5重量部を含むRGB各色の熱硬化型ポリエポキシアクリレートインクを、親液性とした着色層用露光部に付着させ着色し、150℃、30分加熱処理を行い硬化させた。ここで、赤色、緑色、および青色の各インクについて、溶剤としてはポリエチレングリコールモノメチルエチルアセテート、顔料としては、赤色インクについてはC. I. Pigment Red 177、緑色インクについてはC. I. Pigment Green 36、青色インクについてはC. I. Pigment Blue 15+ C. I. Pigment Violet 23をそれぞれ用いた。
これにより、線幅100μm、遮光部30μmのRGBストライプカラーフィルターが得られた。
実施例1の対向アルミニウム基板の代わりに、上記アルミニウム蒸着面上に実施例1の「2.光触媒含有層の形成」と同様の方法で、光触媒処理層が0.2μm形成された光触媒処理層付反射板を用い、光触媒含有層と光触媒処理層との間隙を0.2mmとして、遮光部が形成されていない裏面から全面露光を行った以外は、実施例1と同様に行った。
その結果、実施例1では20秒の露光でストライプカラーフィルターが形成されたが、本実験ではさらに露光時間を10秒に減少させても同様のストライプカラーフィルターが形成され、感度の向上が見られた。
露光方法として、対向アルミニウム基板を用いず、かつ裏面露光は行わないで、光触媒含有層にマスクを介して水銀灯(波長365nm)により70mW/cm2の照度で20秒間パターン露光を行った以外は、実施例1と同様にカラーフィルタを作成したところ、着色層内に着色インクがぬれ広がらず、白抜けが生じた。
50秒間露光を行うことで、ようやく濡れ性の差が大きくなり、カラーフィルター形成が可能となるという、実施例と比較して感度が低いものであった。
2…遮光部
3…光触媒含有層
4…エネルギー
8…反射層
9…反射基板
10…着色層
11…カラーフィルタ
Claims (3)
- 透明基材上に、遮光部を形成する遮光部形成工程と、
前記透明基材および前記遮光部を覆うように、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有する光触媒含有層を形成する光触媒含有層形成工程と、
前記透明基材側からエネルギーを照射することにより、前記光触媒含有層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、
前記濡れ性変化パターン上に、インクジェット法により着色層を形成する着色層形成工程と
を有するカラーフィルタの製造方法であって、
前記濡れ性変化パターン形成工程において、前記光触媒含有層側にエネルギーを反射することができる反射層を有する反射基板を、反射層が光触媒含有層側となるように配置することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 前記反射層表面に、少なくとも光触媒を含有する光触媒処理層を有することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
- 光触媒を励起するエネルギーを反射することができる反射層と、前記反射層表面に形成され、少なくとも光触媒を含有する光触媒処理層とを有することを特徴とするパターン形成用反射基板。
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