JP2005298827A - 皮革工業用の伸長したニッププレス - Google Patents
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Abstract
【課題】 皮革工業において鞣された革の絞り工程中に皮革から水を効率良く排出する問題に解決を与える。
【解決手段】 抄紙工業で使用されるそれに似て、鞣し工程の後に皮から水を除去するために皮革工業で使用される、伸長したニッププレス機械。レザープレスは、その表面が対向している圧力ローラーの半径と実質的にぴったり合っているシューより成っている。シューを横切って動くのは、薄い油膜により潤滑されたエンドレスベルトである。ベルトと対応する圧力ローラーの間は、皮革を搬送する手段である二つのエンドレスフェルトベルトが通過する。シュープレスにより形成されたニップは、従来のプレスニップよりも劇的に長くなり、それによりレザープレスの脱水効率を増大させている。
【選択図】 図3
【解決手段】 抄紙工業で使用されるそれに似て、鞣し工程の後に皮から水を除去するために皮革工業で使用される、伸長したニッププレス機械。レザープレスは、その表面が対向している圧力ローラーの半径と実質的にぴったり合っているシューより成っている。シューを横切って動くのは、薄い油膜により潤滑されたエンドレスベルトである。ベルトと対応する圧力ローラーの間は、皮革を搬送する手段である二つのエンドレスフェルトベルトが通過する。シュープレスにより形成されたニップは、従来のプレスニップよりも劇的に長くなり、それによりレザープレスの脱水効率を増大させている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、革の鞣し技術に関する。より詳しくは、本発明は鞣した皮革を乾燥するための長尺ニッププレスに関する。
鞣し法は、生皮又は皮膚を革(レザー)に変換する工程である。皮や皮膚は、それらを変質から防ぐタンニン酸やその他の化学薬品を吸収する能力を有している。図1はレザー鞣し法と仕上げ工程の一般的な流れ図である。生皮は、それが一度動物から剥ぎ取られてから塩漬け及び/又は乾燥を含む工程で、“保存”される。
通常“ビームハウス”操作10として参照される、第一段階は鞣し20のために皮を準備する。保存された皮は、形を整えて且つ塩その他の固形分を除くため、及び保存中に失われた水分を回復させるために水に浸けられる。そこで皮は、余分な組織を除去して且つ一様な厚さを分与するため肉を取り除く。毛は、毛を緩くするために石灰/水混合液に浸けることによりそして又機械的に緩んだ毛を除去することにより皮から取り除かれる。
これらの準備された皮は、今や鞣し操作20の用意完了である。鞣しは、3価のクロム塩又は特定の樹皮から抽出された植物性タンニンの何れを用いて実行されてもよい。クロムで鞣されたレザーは、植物性鞣しのレザーよりも柔軟で、より曲げ易く、又より速く生産できる。クロム鞣しは、皮とクロム塩の間の反応に基づいた一浴工程を用いて実行される。
クロム鞣し法に続いて、鞣されたレザーは皮を乾燥させるために絞られる。皮から余分な水を除去するこの工程は、脱水法として知られている。鞣し工程で皮に使用される鞣し用溶剤と水の槽は、皮を水分で飽和させる。絞り工程は、この含水量を約55%まで減少させ、また多種類の機械によって達成できる。絞り機械は、代表的には皮からの余分な水分を絞り取る二つの大きなローラーから成っている。他の通常の機械は、皮をプレスするフェルトで覆われたローラーを持つ大きな圧搾ローラーを使用する。
絞りの後、鞣し工程が繰り返されてもよいし、そして/又は染料が塗布されてもよい。鞣された皮は、そこで鞣し工程中に失われた天然の油に代わって油が塗られる(即ち脂肪塗りである)。レザーは、幾つかの方法(空気乾燥、留木付け又は貼付け装置での乾燥、真空乾燥、又は高周波乾燥)の中の一つによって、含水量10〜20%にまで再び乾燥させられ、そして仕上げ工程の準備完了である。
仕上げ工程30は、コンディショニング、杭打ち、乾式フライス削り、バフ掛け、噴霧仕上げ、及びメッキを含んでいる。レザーは:スエード仕上げを作るためのバフ掛け;光沢つやのあるレザー仕上げを作るためのラッカー塗り;及びワックス掛け、シェラックワニス塗り、又はなめらかな色彩仕上げを達成するために顔料、染料及び樹脂での処理を含んでいる様々な方法で仕上げられるかも知れない。
既述のように、皮革工業は鞣し操作が完成した後に皮から余分の水を絞り出すために大きなプレスを使用する。これらの機械は、代表的には互いに近接させられた大きなゴムでカバーされた絞りローラーを用いる。二つのフェルトのベルトが、間にサンドイッチにした濡れた皮と共に絞りローラーの間を通過する。図2は、二つの下部ローラー210により二つの短い圧力点240(即ちニップ)で接触している中央頂部ローラー200を有している通常のレザープレスの側断面図である。頂部ローラーと底部ローラーは、それぞれ回転しているフェルトのベルト220と230の内部に入っている。皮は、フェルトベルトによってローラーの間に供給されて余分な水はニップで絞り出される。
プレス中により多くのローラーがあると;より多くのプレスニップが形成できてより多くの有効なプレスが皮から水を除去する。例えば、(図2で示されるように)二つのローラーの上の一つのローラーは二つのプレスニップを作る、一方三つのローラーの上の二つのローラーは四つのプレスニップを作る。皮の脱水法のもう一つの観点は、ニップの幅である。ローラーの直径が大きいほどニップは、幅広になる。ローラーのカバーの硬度も又ニップの幅の一部を演じる。カバーが柔らかいほどニップは幅広になる。斯くして、機械のサイズは、ローラーの数、ローラーのサイズ及びローラーのカバーの材質の関数である。然し、より多くのローラーは、代表的にはより高価な機械を意味する。
ローラーの数に関係なく、レザープレスは皮に加えられる圧力を精確に制御せねばならない。飽和した皮への過大な圧力は、水が一方向にだけ皮から出る傾向があるから皺模様を付けられた(花模様を付けられた)側を破裂させ得る、それは肉の付いていた側である。
更に、脱水工程は皮から排出された水を運ぶベルトの効率に依存する。それ故に、フェルトベルトは絞り工程の間レザー皮からプレスされている水の量を取り扱うことが出来ねばならない。
米国特許第5238537号明細書
米国特許第6174825号明細書
米国特許第Re.33034号明細書
それ故、皮革工業において皮を脱水する絞り/プレス装置については、それがコンパクトであって且つコスト効率が高い脱水効率も持つと云うニーズが存在する。
本発明は、皮革工業において鞣された革を脱水するための装置である。本装置は、絞り工程中に皮革から水を効率良く排出する問題に解決を与える。
本発明の好ましい実施例は、皮を脱水するために伸長した(長い)ニップを有している皮革工業で使用されるプレス装置である。本装置は、滑らかな円筒形表面を有しているプレスローラーとそれの曲率半径がプレスローラーのそれに実質上同等な円筒形の凹面を有している圧力シューを持つ。圧力シューは、プレスローラーに物理的に近接しており、それによりプレスローラーと圧力シューの間に伸長したニップを形成している。水圧手段が、プレスローラーと圧力シューの間の距離を調整するために圧力シューに効果的に取り付けられ、それにより伸長したニップへの圧力を制御している。プレスベルトは、潤滑油膜上で圧力シューの周囲を取り巻いて滑る。そのプレスベルトは、油に対して不透性であり且つその外側表面に溝又は他の表面の隙間を持つ。第一フェルトベルトは、プレスローラーの周りを廻って回転する。第二フェルトベルトは、シュープレスベルトを取り巻いて圧力シューの周りを回転する。シュープレスベルトは、第二フェルトベルトが圧力シューに対して直接に滑動することを防いでいる。濡れた皮は、第一と第二フェルトベルトの間に置かれて伸長したニップを通って搬送される。伸長したニップは、フェルトベルトを通って皮から水を押し出す;もっと詳しくは、水は不透性のシュープレスベルト中の溝を経由して運び出されるように第二フェルトベルトを通る。
この実施例の別の見方は伸長したニップは、二つのプレスローラーの間に形成される従来のプレスニップよりも機械方向に少なくとも5倍は長くできることを含んでいる。伸長したニップは、望ましい圧力レベルを維持しながらプレスニップ中の皮の滞在時間を増加させるように作用する。この方法で、伸長したニップは、従来のプレスニップを超えて皮の脱水効率を増加させる。プレスベルトの外側表面上の溝は、なるべくなら機械方向に走るのが良いが、皮から押し出された水を運ぶのに十分な排水路を備えるために、機械に直交する方向に走るのも良い。第一と第二フェルトベルトは、エンドレス織か又は織られて継ぎ合わされた布であってよい。
本発明のもう一つの実施例は、皮革工業において皮を脱水するため伸長したニッププレス上で使用されるシュープレスベルトである。シュープレスベルトは、プレスベルトの外側表面上の機械方向の溝によって特性付けられ、それにより皮から押し出された水を運ぶ排水路を備えている。機械に直交する方向の溝も又存在してよい。シュープレスベルトは、油に対して不透性であり又潤滑油膜上で伸長したニッププレス中の圧力シューの周囲を取り巻いて滑る。シュープレスベルトは、伸長したニッププレス中で周囲を回っているフェルトベルトが圧力シューに対して直接滑ることを予防する。
この実施例の別の見方は、シュープレスベルトが代表的には内側表面、外側表面を有していて、且つ規定された厚さを有しているエンドレスループの形を一般的にとっている基礎支持構造を持つことを含んでいる。基礎支持構造は、重合体樹脂材料でコートされた多数の要素から形成される。この基礎支持構造は、合成重合体樹脂を含浸した織られた基礎布であってもよい。基礎支持構造は、機械方向と機械に直交する方向の両方の伸縮に対して安定で且つ抵抗性があるべきである。合成重合体樹脂も又溝の元の状態を維持するのに十分な硬度とひび割れに抵抗するのに十分な可撓性を持っている弾性体材料製であるべきである。
シュープレスベルトは、代表的には9〜20フィート(2.75〜6.1メートル)の長さと脱水プレスそれ自身により必要とされる幅を持つ。シュープレスベルトの内側表面は、なるべくなら潤滑油を塗った圧力シューの上を容易に滑るようにそして又どんな潤滑油もベルトに浸透すること及びプレスされている皮を汚染することを防ぐように滑らかで、不透性の表面であるのが良い。
本発明は、今以下で確認される図面に作られているものを屡々参照しながらより完全に詳しく述べられるであろう。
本発明のより完全な理解のために、参照が以下の既述と付図で為される。
本発明の好ましい実施例は、絞り操作の間に鞣された皮から効率的に水を除去する伸長したニッププレスである。伸長したニッププレス又はシュープレスの概念は、1980年代の初期以来抄紙工業では知られていた。シュープレスは、従来の二重対向ローラーの概念にとって替わった。ローラーの一つに代わって、カーブした鋼鉄のシューが実質的に対向しているローラーの半径と対になって設置される。シューの表面の上には、弾性体化合物でコートされたエンドレスベルトが乗る。薄い油膜が、シュー/ベルト境界面を潤滑する。この概念は、通常“流体ベアリング”として参照される。鋼鉄シューとローラーの間の圧力は、鋼鉄シューの上に力を及ぼしている水圧システムにより創られる。対向しているローラーは、固定された位置にある。
抄紙工業では、紙は繊維質スラリーを動いている形成布の上に沈殿させることによって形成される。紙は一つのプレス布によって、又はよくあることだが、二つの斯かるプレス布の間で支持されてプレスニップを通過する。プレスニップ中では、紙はそこから水を絞り出し、且つ繊維を互いに接着させる圧縮力を受ける。水はプレス布によって受け容れられ、又理想的には紙シートには戻らない。
近年、抄紙工業では長尺ニップ(即ち伸長したニップ)プレスは、近接したプレスローラーの対により形成されたニップの使用を超えた利点があることを見出した。このことは、より長い時間紙シートはニップ中で圧力受けることが出来て、より多くの水がそこから除去できる理由であり、そしてこれ故に、少量の水が乾燥機部で蒸発による除去のためにシート中に残るであろう。ローラーと鋼鉄シューの間に創られるニップの幅は、標準ローラーニップの長さの5〜10倍である。抄紙工業ではこの伸長したニップタイプのプレスが、通常の二ローラープレスを超えて、紙の等級にも依るが、20%〜30%まで脱水効率が増加することを見出した。
本発明は、鞣し後の皮革を脱水する効率を増加させるためレザープレスにこのシュープレス概念を応用する。抄紙工程とレザープレス工程の間の違いは、圧力分布と除去されるべき水の量にある。皮革については、除かれるべき水の量は紙シートから除かれるものの50倍である。
鞣し後、本装置はベルトシュープレス上のフェルトベルトの間の皮革から水を絞り出す。シュープレスは、その表面が対向している圧力ローラーの半径と対になっている鋼鉄シューを持つ。シューを横切って動くのは、鋼鉄シューの表面上の薄い油膜により潤滑されたエンドレスベルトである。ベルトの表面は、油と水に不透性である。ベルトと対応している圧力ローラーの間には、皮革を搬送する手段である二つのエンドレスフェルトベルトが通過する。シューに対するローラーの圧力は、フェルトベルトを通して伝送されて鞣し工程の後の皮からの水の除去の手段を提供する。
本レザープレスのシューは、制御された手法で皮に圧力を与えるように設計されている。飽和した皮への過大な圧力は、水が一方向にだけ皮から出る傾向があるから皺模様を付けられた(花模様を付けられた)側を破裂させ得る。鋼鉄シューの輪郭は、この制御された圧力勾配を創り出すように設計されている。
図3は本発明に従って伸長したプレス帯域を有しているベルトを付けたシュープレスの側断面図である。伸長したプレスニップ270は、滑らかなプレスローラー200とアーチ形圧力シュー260によって規定される。アーチ形圧力シュー260は、円筒形のプレスローラー200のそれに近い曲率半径を有している円筒形に凹んだ表面を持つ。滑らかな円筒形のプレスローラー200は、水平に機械に交叉するニップ断面を得るためにアーチ形圧力シュー260にぴったり合った制御されたクラウンローラーである。円筒形のプレスローラー200とアーチ形圧力シュー260の間の距離は、ニップの負荷を制御するようにアーチ形圧力シューに効果的に取り付けられた水力手段によって調整できる。ローラーとシューが互いに物理的に近接して導入された時に伸長したニップが形成される、それは二つのプレスローラーの間に形成されたものよりも機械方向に5〜10倍長くなり得る。このニップは、近似的に20インチ(500mm)の長さまですることが出来る。このことは、プレス力の平方インチ当たりの圧力を適切なレベルに維持しながらニップ中の皮の所謂滞在時間を増加させる。この伸長したニップ技術の結果は、通常のプレスニップと比較した時に伸長したニップに皮の脱水において劇的な増加をもたらす。
シュープレスベルト250は、アーチ形圧力シュー260から円筒形プレスローラー200を分離しながら伸長したニップ270を通って閉じたループの形で伸びている。濡れて鞣された皮は、伸長したニップを通る頂部フェルトベルト220と底部フェルトベルト230の間を通過する。シュープレスベルト250もプレスニップ270を通って動き且つ潤滑油膜の上を滑動しつつ、圧力シュー260に対して直接滑ることから底部フェルトベルト230を防いでいる。従って、シュープレスベルト250は、油に対して不透性であらねばならない、それ故に底部フェルトベルト230と皮はそれによって汚染されない。
シュータイプの長尺ニッププレスは、抄紙工業での使用に向けられている、Dutt社に一般に付与された米国特許第5238537号明細書及び第6174825号明細書における教示のような、特殊なベルトを必要とする。このベルトは、固定した圧力シューの上を直接、滑動する接触から結果するであろう加速された摩耗から紙シートを支持して、搬送しそして脱水するプレス布を保護する。斯かるベルトは、固定したシューの上の潤滑油膜上に乗る、又は滑る、滑らかで、不透性の表面を備えねばならない。ベルトは、プレス布とほぼ同じ速度でニップを通って動く、それによりプレス布はベルトの表面に対して最少量の擦りを受けている。
米国特許第6174825号明細書で示されている種類のベルトは、エンドレスループの形をとる、基礎基質に合成重合体樹脂を含浸させることによって作られる。なるべくなら、樹脂は少なくともベルトの内側表面上に或予め決められた厚さのコーティングを形成するのが良く、それ故に基礎布が織られている糸は長尺ニッププレスのアーチ形圧力シュー成分との直接接触から保護される。潤滑油を塗られているシューの上を容易に滑るために及びどんな潤滑油もプレス布又はプレスされている材料を汚染するためベルトの構造に浸透することを防ぐために滑らかで、不透性の表面を持たねばならないのは特にこのコーティングである。脱水を可能にする「溝のような」隙間が存在できるようなコーティングも又ベルトの他の側に存在せねばならない。
閉じたループプレスタイプのシュープレスベルトは、それらが据え付けられるプレスのサイズの条件に依存して、それらのエンドレスループの形の周りを縦に測定して、略9〜20フィートまで(近似的に2.75〜6.1メートル)の長さ、及びそれらの形を横切って横に測定して、皮脱水装置により必要とされる幅を持つ。
上記の如く、鞣し工程におけるシュープレスの使用は、絞り操作における脱水効率を劇的に増加させるであろう。斯かる伸長したニップレザープレスの重要な観点は、皮から抽出した水を溝を付けてしかるべく送り出すベルトの開発である。これは、プレス操作中に皮革から排出される水の量が抄紙工業で除去されるそれを遙かに超えるからである。通常、抄紙工業のシュープレスベルトは、紙から水を運び出すには開けられた盲穴又は機械方向の溝又はその両方の組合せの何れかを持つであろう。この運び出しシステムは、おそらく伸長したニップレザープレスのプレス帯域で水を排出するのには不適当である。
従って、本レザーシュープレスベルトは、抄紙工業におけるシュープレスベルトとは似ずに、皮から多くの水をプレスできるようにより大きな隙間容積を持たねばならない。隙間容積は、より多数の溝、より広い溝、より深い溝、より多くの盲穴、又は溝と穴の組合せを使用することによって増大させることが出来る。然し好ましい実施例は、皮から除かれる水用に十分な隙間容積を用意するために機械方向(MD)と機械に直交する方向(CD)の両方向に溝を持つことである。図4は、図3で示されたベルトを付けたシュープレスに使用される溝付きのレザーシュープレスベルトの透視断面拡大図である。
本ベルトは、一般に内側表面、外側表面、縦方向及び横方向を有しているエンドレスループの形をとっている基礎支持構造を含む。基礎支持構造は、例えば、第一重合体樹脂材料でコートされた重合体糸の織布から形成される、それはポリウレタン樹脂材料であってもよい。基礎支持構造は、また編み物、組紐又は類似品で組み立てられてもよい。
レザーシュープレスベルトの厚さは、皮から絞られた水を運び出すために溝とか穴の内部に必要とされる隙間容積の量の程度に依存する。ベルトが厚い程、より深い溝がMDとCDの片方又は両方で、排出されるべき水のより大きな水路を提供することが出来る。勿論、ベルトの溝の付いた側は、流体の通過に対する不透性を残し且つその寿命期間を通して溝の完全性を維持せねばならない。
従って、ベルトの内側表面はシューニップの内外を通過する時に、油に対する抵抗性を持ち且つシュー帯域の低摩擦通過を可能にする滑らかな表面を備えねばならない。シュープレスベルトは、またMDとCDの両方向にも安定で伸縮に抵抗性があらねばならない。弾性重合体材料の硬度は、溝の完全性を維持するのに十分な程硬く、そして尚シューの縁の出入に際してひび割れ無しで曲がるのが可能な程十分に柔らかな範囲にあるべきである。
本伸長したニッププレスのもう一つの観点は、例えば、その開示がここで参照文献に取り入れられている米国特許第Re.33034号明細書のような、抄紙シュープレスの当業者にとっては周知の方法によりなすことが出来る油の入と水の出を保持して、シューローラー組立にシュープレスベルトを締め付けるか又は閉じ込める手段を含んでいる。
本シュープレスベルトの糸それ自身は、抄紙機織物又はその他の布地を生産するのに通常当業者によって使用されるどんな種類の糸であってもよい。単繊維の糸が好まれるけれども、単繊維、多繊維、撚られた多繊維、編まれた及び組まれた糸も又使用されてよい。糸は、抄紙機織物又はレザー鞣し用の糸が通常ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアラミド(例えば、登録商標ケブラー(KEVLAR)と登録商標ノーメックス(NOMEX))及びポリオレフィン樹脂のように、押し出し成型されるか又は生産されるものからどんな重合体樹脂製であってもよい。
ベルトの基礎布は、又それの織り構造の中に縫い込まれたか又はさもなければ絡み合わされたステープルファイバー打ち綿も含んでよい。斯かるステープルファイバー打ち綿は、抄紙機織物又はレザー鞣し工業で業者によって通常この目的に使用されるポリアミド又はポリエステル、又はどんなその他の材料のような、重合体樹脂材料の繊維から成っていてよい。
上記に対する修正は、当業者には明らかであるだろう、然し本発明の範囲を越えて修正された発明をもたらすことは無いであろう。続く請求項は、斯かる情況をカバーすると解釈されるべきである。
Claims (17)
- 滑らかで円筒形の表面を有しているプレスローラー;
その曲率半径がプレスローラーのそれに実質上似ている円筒状に凹んだ表面を有している圧力シュー;圧力シューはプレスローラーに物理的に近接しており、それによりプレスローラーと圧力シューの間に伸長したニップを形成している;
伸長したニップの圧力を制御するためプレスローラーと圧力シューの間の距離を調整するように圧力シューに効果的に取り付けられた水力手段;
潤滑油膜上で圧力シューの周囲を取り巻いて滑動するシュープレスベルト;シュープレスベルトは油に対して不透性であり且つそれの外側表面に溝を有している;
プレスローラーの周りを取り囲んで回転している第一フェルトベルト;及び
プレスベルトの周囲を取り巻いて且つ圧力シューの周りを回転している第二フェルトベルト;ここでシュープレスベルトは圧力シューに対して直接に滑動することから第二フェルトベルトを防いでいる;
より成っている、皮を脱水するための伸長したニップを有している皮革工業で使用されるプレス装置において、
ここで濡れた皮が第一と第二フェルトベルトの間に置かれて伸長したニップを通って搬送される;伸長したニップは皮からの水を第二フェルトベルトを通って押し出しており、そこで水はシュープレスベルト中の溝を通って運び出されることを特徴とする上記装置。 - 伸長したニップが二つのプレスローラーの間で形成される通常のプレスニップよりも機械方向に少なくとも5倍長い、請求項1に記載の装置。
- 伸長したニップが望ましい圧力レベルを維持しているプレスニップ中での皮の滞在時間を増加させる、請求項1に記載の装置。
- 伸長したニップが通常のプレスニップを越えて皮の脱水効率を増加させる、請求項1に記載の装置。
- シュープレスベルトにおける溝がシュープレスベルトの外側表面上を機械方向と機械に直交する方向の両方向に走っており、それにより皮から押し出された水を運ぶのに十分な隙間及び/又は通路を提供している、請求項1に記載の装置。
- 第一と第二フェルトベルトがエンドレス織か又は継ぎ合わせられた布である、請求項1に記載の装置。
- シュープレスベルトの外側表面上の機械方向の溝と機械に直交する方向の溝により特徴付けられ、それにより皮から押し出された水を運ぶ隙間及び/又は通路を提供している、皮革工業で皮を脱水するため伸長したニッププレスで使用されるシュープレスベルト。
- シュープレスベルトが油に対して不透性であり、且つ伸長したニッププレス中の圧力シューの上を取り巻いて潤滑油膜上を滑動する、請求項7に記載のシュープレスベルト。
- シュープレスベルトが伸長したニッププレス中の取り巻いているフェルトベルトを圧力シューに対する直接滑動から防ぐ、請求項7に記載のシュープレスベルト。
- シュープレスベルトが一般に内側表面、外側表面を有しており、且つ規定された厚さを有しているエンドレスループの形をとっている基礎支持構造を持つ、請求項8に記載のシュープレスベルト。
- 基礎支持構造が合成重合体樹脂を含浸した織られた、編まれた、又は組まれた基礎布である、請求項10に記載のシュープレスベルト。
- 合成重合体樹脂が溝の完全性を維持するのに十分な硬度を持ち且つひび割れに抵抗するのに十分柔軟である、請求項11に記載のシュープレスベルト。
- 基礎支持構造が機械方向と機械に直交する方向の両方における伸縮に対して安定で且つ抵抗性がある、請求項10に記載のシュープレスベルト。
- シュープレスベルトの規定された厚さが皮から押し出された水を運ぶために機械方向の溝と機械に直交する方向の溝の必要とされる深さに基づいている、請求項10に記載のシュープレスベルト。
- シュープレスベルトの内側表面が潤滑油を塗られた圧力シューの上を容易に滑動し又どんな潤滑油もベルトに浸透してプレスされている皮を汚染することを防ぐために滑らかで、不透性の表面である、請求項10に記載のシュープレスベルト。
- シュープレスベルトが9〜20フィート(2.75〜6.1メートル)の長さとプレス装置に十分な幅を持つ、請求項7に記載のシュープレスベルト。
- 基礎支持構造がそれの構造の中に縫い込まれた重合体樹脂材料のステープルファイバー打ち綿を含んでいる、請求項10に記載のシュープレスベルト。
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