JP2005334236A - フロアマット - Google Patents

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【課題】かがり縫い作業が不要できわめて簡単に製造することができ、しかも従来のかがり縫いしたマットの縁部分に比べても劣ることがない優れた意匠性を有するフロアマットを提供すること。
【解決手段】フロアマット11の縁部分周りを覆うように外表面にファブリック層16を有する断面L型のトリム部材15が取り付けられていることから、かがり縫い作業が不要できわめて簡単に製造することができ、しかも従来のかがり縫いしたマットの縁部分に比べても劣ることがない優れた意匠性を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅、オフィス、ホテルなどの建物の床面、或いは自動車や鉄道、船舶、飛行機などの車両の床面に敷設されるフロアマットに関する。詳細には、かがり縫い作業が不要できわめて簡単に製造することができ、しかも従来のかがり縫いしたマットの縁部分に比べても劣ることがない優れた意匠性を有するフロアマットに関する。
従来より、例えば自動車床面上には、パイル糸を打ち込んだ基布と、この裏面側にバッキング層を設けたフロアマットが敷かれている。このフロアマットの縁部分はかがり糸でかがり縫いされていて、縁部分の解れの防止と共に縁部分の見栄えをよくし、当該フロアマットの意匠性を高めていた(特許文献1参照)。
特開2001−80403号公報
ところが、従来のフロアマットにおける縁部分のかがり縫い作業は、作業者がミシンでマットの縁部分をかがり糸でかがり縫うという手作業で行われていたため、多くの労力と時間を必要とし、さらにかがり縫いは基布のパイル糸の打ち込み間隔に対応させて行うため、その作業には高度の熟練を必要としていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、かがり縫い作業が不要できわめて簡単に製造することができ、しかも従来のかがり縫いしたマットの縁部分に比べても劣ることがない優れた意匠性を有するフロアマットを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、パイル糸を打ち込んだ基布の裏面側にバッキング層を設けたフロアマットにおいて、当該フロアマットの縁部分周りを覆うように外表面にファブリック層を有する断面L型のトリム部材が取り付けられていることを特徴とするフロアマットをその要旨とした。
請求項2記載の発明は、トリム部材が取付部と取付部の一端から立ち上がる覆い部とからなり、前記トリム部材の取付部内側面及び又は外側面に溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のフロアマットをその要旨とした。
請求項3記載の発明は、トリム部材の取付部と覆い部との境界部分にヒンジを設けたことを特徴とする請求項2記載のフロアマットをその要旨とした。
本発明のフロアマットにあっては、縁部分周りを覆うように外表面にファブリック層を有する断面L型のトリム部材が取り付けられていることから、かがり縫い作業が不要できわめて簡単に製造することができ、しかも従来のかがり縫いしたマットの縁部分に比べても劣ることがない優れた意匠性を有する。
以下、本発明のフロアマットを図面に示した一実施の形態に従って詳細に説明する。図1及び図2に示すフロアマット11は、基布12の裏面側にバッキング層13を設けたものである。
基布12としては、例えば不織布、織物、編物、紙、フェルトあるいはこれらの1種若しくは2種以上を組み合わせた複合体を挙げることができる。尚、基布12の素材や構造は、特に限定されず、当該フロアマットの用途や使用状態を考慮して適宜決定すればよい。
この基布12にはパイル糸14が所定のボリュームとなるように所定間隔(図示の例では約4mm間隔)に打ち込まれていて、当該フロアマット11の意匠性が高められている。
この基布12の裏面側にはパイル糸14の抜け止めを行う目的で接着剤層17が形成されている。この接着剤層17は、例えばウレタン系湿気硬化型接着剤やホットメルト接着剤などからなり、前記パイル糸14を打ち込んだ基布12の裏面側でパイル糸14の抜けを止めるようになっている。尚、接着剤層17には、例えば蜘蛛の巣状接着剤からなり、接着時の熱およびまたは圧力で薄膜化されて成るものを使用することもできる。
この接着剤層17を介して基布12の裏面側にバッキング13が設けられている。バッキング層13は、当該フロアマット11の補強および保形、或いはズレ止めを目的として形成されている。
バッキング層13は繊維層又は樹脂層からなる。繊維層からなるバッキング層13には、例えば不織布、フェルト、織物、或いは編物、或いはこれらの2種以上を組み合わせた複合シートからなるものを使用することができる。図示の例ではフェルトからなるバッキング層13を採用している。
一方、樹脂層からなるバッキング層には、例えばスチレンーブタンジエンースチレン共重合体、アクリルニトリルーブタジエン系共重合体、ウレタン樹脂等の高分子、スチレンーブタンジエンゴム、アクリルニトリルーブタンジエンゴム、ブタンジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等のゴム高分子、またはこれらを複数種を混合した混合物などからなるものを用いることができる。
また、樹脂層からなるバッキング層の場合、層を構成する樹脂に発泡剤を加えて軽量化を計ることもできる。発泡剤としては、例えば脂肪酸石けん、アルキルアリルスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エステルナトリウム、Nーオクタデシルスルホコハク酸モノアミドジナトリウムなどを挙げることができる。
また、樹脂には必要に応じて、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセルローズ、タルク、水酸化アルミニウム、酸化アンチモンなどの充填剤、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセルローズ、ポリビニルアルコール、カゼイン、発酵多糖類などの増粘剤、トリポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダなどの分散剤を加えてもよい。
また、樹脂層からなるバッキング層の場合、当該フロアマットのズレを防止するためにズレ止め用の突起を設けることもできる。
上記の如く構成されるフロアマット11の縁部分周りを覆うようにトリム部材15が取り付けられている。図1及び図2に示すように、トリム部材15は、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢ビ共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等の高分子、あるいはアクリルゴム(ACR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、天然ゴム(NR)等のゴム系高分子、またはこれらを複数種を混合した混合物などを用いて成形した成形物であり、断面L型をなしている。
このトリム部材15は、取付部15aと取付部15aの一端から立ち上がる覆い部15bとからなり、フロアマット11の縁部分周りの長さと縁部分を覆うだけの幅とを有している。また、トリム部材15の外表面にはファブリック層16が設けられている。ファブリック層16は、織物、編物、不織布などの布地をトリム部材15の外表面に接着することで形成されている。尚、ファブリック層16は、トリム部材15の外表面に接着剤を塗布し、静電気を利用して毛羽立たせた所謂フロッキー加工(電気植毛)により形成することもできる。この場合、接着などの手間が不要であることから、ファブリック層の形成が容易にできるという利点がある。
このトリム部材15をフロアマット11の縁部分に取り付けたとき、縁部分全体がファブリック層16からなる外表面を有するトリム部材15によって覆われることになる。特にフロアマット11の縁部分のパイル糸14群との境界部分は覆い部15bによって覆われて段差がなくなるので、フロアマット11表面のパイル糸14群とトリム部材15とが一体化し、フロアマット11の縁部分の意匠性が高められるようになっている。
また、トリム部材15の取付部15aには溝15cが形成されている。例えば図1及び図2に示すものは、トリム部材15の取付部15aの内側面に溝15cを形成したものであり、図3に示すものは、トリム部材15の取付部15aの外側面に溝15cを形成したものであり、図4に示すものは、トリム部材15の取付部15aの内側面及び外側面にそれぞれ位置をずらして溝15c、15cを形成したものである。
この溝15cは、図1〜図4に示すように、トリム部材15をフロアマット11の縁部分に縫着や接着など従来より知られた取付手段によって取り付ける際の目印として機能するようになっている。
特に縫着によりトリム部材15をフロアマット11の縁部分に取り付ける場合、肉薄の溝15c内に縫い針を打ち込みながら、溝15cに沿って縫着がなされるため、針とおりがよく、よりスムーズで正確な縫着(取付)がなされるようになる。
尚、図1及び図2に示す形態では、トリム部材15の取付部15aが覆い部15bよりも幅広に設けられており、この取付部15aの覆い部15b先端から垂下した位置よりもわずかに外方の内側面に溝15cが形成されている。このため、トリム部材15をフロアマット11の縁部分に合わせたとき、覆い部15b先端とパイル糸14との隙間に溝15cが位置し、この溝15cに沿って位置決めをしながら、縫着又は接着を行うことができる。
また、トリム部材15の取付部15aと覆い部15bとの境界部分にヒンジ15dを設けることもできる。この場合、トリム部材15をフロアマット11の縁部分に取り付ける場合、特には縫着により取り付ける場合、ヒンジ15dを介して覆い部15bを外側に簡単に開くことができ、より効率的な取付作業を行うことができる。
尚、本発明の範囲は、「特許請求の範囲」に定義されたとおりのものであり、例えばトリム部材内側に熱融着性樹脂の層を設けておき、超音波によって当該トリム部材を縁部分に融着させて取り付けて、より効率的な取付作業を行うなど、「特許請求の範囲」の範囲内で自由に変更することができる。
図1は、本発明のトリム部材をフロアマットの縁部分に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 図2は、本発明のトリム部材を示す拡大斜視図である。 図3は、本発明のトリム部材の別例を示す拡大斜視図である。 図4は、本発明のトリム部材のさらに別の例を示す拡大斜視図である。
符号の説明
12 ・・・基布
13 ・・・バッキング
14 ・・・パイル糸
15 ・・・トリム部材
15a・・・取付部
15b・・・覆い部
15c・・・溝
15d・・・ヒンジ
16・・・ファブリック層

Claims (3)

  1. パイル糸を打ち込んだ基布の裏面側にバッキング層を設けたフロアマットにおいて、当該フロアマットの縁部分周りを覆うように外表面にファブリック層を有する断面L型のトリム部材が取り付けられていることを特徴とするフロアマット。
  2. トリム部材が取付部と取付部の一端から立ち上がる覆い部とからなり、前記トリム部材の取付部外側面及び又は内側面に溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のフロアマット。
  3. トリム部材の取付部と覆い部との境界部分にヒンジを設けたことを特徴とする請求項2記載のフロアマット。
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