JP2005342811A - リテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法 - Google Patents

リテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
効率よく組立てることができるリテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係るリテーナー装着装置は、ハードディスク・ドライブの組立装置100のC型リング装着装置110であって、C型リング130が開いた状態においてC型リング130をピボット132に嵌め、ピボット132に対してC型リング130を閉じる。そして、このC型リング装着装置110は、ピボット132に対してC型リング130が閉じる間に、C型130リングの開口端部がピボット132から離れる方向にC型リング130が移動するように、C型リング130を保持するチャック・アームを移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハードディスク・ドライブは、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記憶再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、ハードディスク・ドライブの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
このようなハードディスク・ドライブのようなハードディスク等の製品においては、金属粉が内部に侵入するのを極端に嫌う。そのため、ハードディスク・ドライブの組立のために、金属同士が摺りあうリテーナー・リング(以下、C型リングと略す)を使用することが敬遠されがちであった。
近年、データ記憶装置の低価格化が求められている。それにともなって、構造が簡単かつ安定した組立を行うことのできる組立方法が求められている。従来のハードディスク・ドライブにおいては、ヘッド・スタック・アセンブリ(以下、HSA;Head Stack Assemblyと略す)がピボットに固定される。この固定方法としては、長らくスライド・スクリュー式が採用されてきた。しかし、コストダウンの追及より、C型リングによってHSAをピボットに固定する方法が採用されている。図20の斜視図に、この固定方法によるHSAが示されている。
図20に示すように、HSA901の穴902が軸となるピボット903に嵌め込まれ、HSA902がピボット903のフランジ904上に載せられる。このピボット903には、ウェイヴィ・ワッシャー905がHSA901の上から装着される。C型リング906は、このウェイヴィ・ワッシャー905の上からピボット903に固定される。HSA901は、この固定状態で、フランジ904とウェイヴィ・ワッシャー905とによって挟まれ、ウェイヴィ・ワッシャー905のバネ力によってピボット903に固定される。このようなC型リング906の装着は、通常、人間がプライヤなどのハンドツールを用いることによって行われている。
他方、特許文献1に、C型リングの装着装置の一例が開示されている。特許文献1に開示されたC型リング装着装置は、C型リングを両端のピン・ホールにピンを挿入する。C型リング装着装置は、この状態でピンを開き、軸の溝に装着する。このC型リング装着装置においては、Cリングの装着時に、必要に応じてCリングの径を能動的に小さくすることが可能である。また、特許文献2にも、C型リングを自動で装着するC型リング装着装置が開示されている。なお、特許文献1,2には、これらのC型リング装着装置がハードディスク・ドライブにおけるCリング装着への適用は開示されていない。
特開平10−138054号公報 特開平6−304823号公報
このように、従来のハードディスク・ドライブの組立方法では、人間がC型リングを装着するため、効率よく組立てることができないという問題点があった。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであって、効率よく組立てることができるリテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るリテーナー装着装置は、開口部を有するリテーナー・リングを軸部材に装着する装置であって、前記リテーナー・リングが開いた状態において前記リテーナー・リングを前記軸部材に嵌め、前記軸部材に対して前記リテーナー・リングを閉じるチャック・アームと、前記軸部材に対して前記リテーナー・リングが閉じる間に、前記リテーナー・リングの開口端部が前記軸部材から離れる第1の方向に前記リテーナー・リングが移動するように、前記リテーナー・リングを保持するチャック・アームを移動する移動機構とを備えたものである。
このようなリテーナー装着装置を用いることによって、データ記憶装置を自動で効率よく組立てることができる。さらに、リテーナー・リングの開口端部が軸部材から離れながらリテーナー・リングが閉じられるので、リテーナー・リングが軸部材に傷をつけるのを低減することが可能である。
好適には、前記移動機構は、前記リテーナー・リングが開く第2の方向にスライドするスライダーと、前記チャック・アームが前記第1の方向に前記リテーナー・リングを押し出しながら閉じるように、前記第2の方向に対して前記第1の方向側に傾斜した第3の方向に前記チャック・アームをスライドさせるガイド機構とを有するものである。
さらに、本発明に係るリテーナー装着装置は、回転軸を有するモータと、偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、前記スライダーに連結され、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって前記スライダーをスライドさせるカムフォロアーとを備えたたものである。
さらにまた、本発明に係るリテーナー装着装置は、前記スライダーと前記カムフォロアーとを可動に連結するスライダー・バネを備えたものである。
また、前記ガイド機構は、前記チャック・アームに固定されたアーム・カムと、傾斜面を有し、前記傾斜面が前記第3の方向に傾斜した状態で前記スライダーに対して固定されるとともに、前記傾斜面が前記アーム・カムに当接するガイド・ブロックとを有する。
本発明に係るリテーナー装着装置は、開口部を有するリテーナー・リングが開く開放方向にスライドするスライダーと、前記スライダーに固定されて前記スライダーのスライドに連動して前記開放方向にスライドし、軸部材が前記リテーナー・リングの内側にある状態で前記リテーナー・リングを締結するチャック・アームと、回転軸を有するモータと、偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、前記スライダーに連結され、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって前記スライダーをスライドさせるカムフォロアーとを備えたものである。このようなリテーナー装着装置を用いることによって、データ記憶装置を自動で効率よく組立てることができる。
他方、本発明に係るリテーナー装着装置は、対峙した状態で配設され、対峙する方向である対峙方向にスライドする第1のスライダー及び第2のスライダーと、開口部を有するリテーナー・リングにおける第1の端部に取付けられるとともに、前記第1のスライダーに連結され、前記第1のスライダーのスライドに連動して前記対峙方向にスライドする第1のチャック・アームと、前記第1の端部に対峙した第2の端部に取付けられるとともに、前記第2のスライダーに連結され、前記第2のスライダーのスライドに連動して前記対峙方向にスライドし、前記第1のチャック・アームとともに前記リテーナー・リングを前記対峙方向に開き、前記リテーナー・リングを軸部材に締結する第2のチャック・アームと、前記リテーナー・リングの中心から前記開口部に向かう反中心方向に前記第1のチャック・アーム及び前記第2のチャック・アームが前記リテーナー・リングを押しながら閉じるように、前記対峙方向に対して前記反中心方向側に傾斜した方向に前記第1のチャック・アーム及び前記第2のチャック・アームをスライドさせるガイド機構とを備えたものである。
このようなリテーナー装着装置を用いることによって、データ記憶装置を自動で効率よく組立てることができる。さらに、リテーナー・リングの開口端部が軸部材から離れながらリテーナー・リングが閉じられるので、リテーナー・リングが軸部材に傷をつけるのを低減することが可能である。
さらに、本発明に係るリテーナー装着装置は、回転軸を有するモータと、偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって、前記第1のスライダーをスライドさせる第1のカムフォロアーと、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって、前記第1のスライダーと連動して前記第2のスライダーをスライドさせる第2のカムフォロアーと、前記第1のスライダーと前記第1のカムフォロアーとを可動に連結する第1のスライダー・バネと、前記第2のスライダーと前記第2のカムフォロアーとを可動に連結する第2のスライダー・バネと、前記第1のスライダー・バネ及び前記第2のスライダー・バネよりも弾性が弱く、前記第1のカムフォロアーと前記第2のカムフォロアーとを可動に連結するカムフォロアー・バネとを備えたものである。
また、前記ガイド機構は、前記対峙方向に対して前記反中心方向側に傾斜した方向に傾斜した傾斜面において前記第1のチャック・アームに当接し、前記リテーナー・リングが押し出されるように前記第1のチャック・アームを前記傾斜面に沿ってガイドする第1のガイド機構と、前記第1のチャック・アームに連動し、前記リテーナー・リングを押し出すように前記第2のチャック・アームをガイドする第2のガイド機構とを備えたものである。
またさらに、前記第2のガイド機構は、前記第1のチャック・アームと前記第2のチャック・アームとを可動に連結するアーム・バネと、前記第2のチャック・アームに固定され、前記第1のガイド機構との間で前記第1のチャック・アームを挟み込むことによって、前記第1の端部と前記第2の端部とを結ぶ方向に略垂直な軸に関して前記第1のチャック・アームに対して略対称に前記第2のチャック・アームを作動させるアーム・カムとを有する。
第1のチャック・アームと第2のチャック・アームとを傾斜しながらスライドさせる機構が実質的に第1のガイド機構であるから、そのための部品を過度に増やすことなく、低コストで第1のチャック・アームと第2のチャック・アームとを傾斜しながらスライドさせることができる。
本発明に係るデータ記憶装置の製造方法は、ヘッド・スタック・アセンブリをピボットに装着するステップと、リテーナー・リングを開くステップと、前記開かれたリテーナー・リングをピボットに嵌めるステップと、前記嵌められたリテーナー・リングを押し出しながら閉じて締結するステップとを備えたものである。
このようなデータ記憶装置の製造方法では、データ記憶装置を自動で効率よく組立てることができる。さらに、リテーナー・リングが押し出されながら閉じられるので、リテーナー・リングがピボットに傷をつけるのを低減することが可能である。
他方、本発明に係るデータ記憶装置の製造方法は、ヘッド・スタック・アセンブリをピボットに装着するステップと、リテーナー・リングを開くステップと、前記開かれたリテーナー・リングをピボットに嵌めるステップと、前記嵌められたリテーナー・リングを閉じて前記ピボットに締結するステップと、前記締結されたリテーナー・リングを、再度開くステップと、前記再度開かれたリテーナー・リングを改めて閉じて締結するステップとを備えたものである。
このようなデータ記憶装置の製造方法では、データ記憶装置を自動で効率よく組立てることができる。
本発明によれば、効率よく組立てることができるリテーナー装着装置及びデータ記憶装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明が適用可能な実施の形態について図を参照して説明する。なお、本実施形態においては、データ記憶装置の一例として、ハードディスク・ドライブを用いて説明する。
発明の実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、本発明に係るハードディスク・ドライブの組立装置の全体構成について説明する。図1及び図2は、ハードディスク・ドライブの組立装置の組立工程を示す概略模式図である。
図1(a)に示すように、本発明に係るハードディスク・ドライブの組立装置100は、C型リング装着装置110、インデックス・テーブル120を備えている。なお、以下においては、ハードディスク・ドライブの組立装置100を単に組立装置100と略す。
C型リング装着装置110は、後に詳述するように、プライヤの役目をしてC型リング130の開閉を行う装置である。
インデックス・テーブル120は、略水平な面内で回転するターン・テーブルである。C型リング装着装置110は、このインデックス・テーブル120の奥側に固定されている。このインデックス・テーブル120は、フィクスチャー121,122,123,124を備えている。これらフィクスチャー121〜124は、インデックス・テーブル120に固定され、インデックス・テーブル120の回転にともなって回転する。
このような組立装置100は、次のように動作を行う。
図1(a)に示すように、C型リング130は、インデックス・テーブル120のフィクスチャー121に載置される。例えば、C型リング130は、ロボット・アーム(図示せず)によって取り上げられ、フィクスチャー121上に位置決めされる。
図1(b)に示すように、フィクスチャー121にC型リング130が載置されると、インデックス・テーブル120は回転する。図1においては、インデックス・テーブル120は、時計回りに略90度回転して停止する。回転したインデックス・テーブル120が停止すると、図示しないロボット・アームは、フィクスチャー122にHSA131を載置する。
図1(c)に示すように、インデックス・テーブル120は、C型リング130、HSA131が固定された状態で、さらに略90度回転して停止する。すると、フィクスチャー121は、インデックス・テーブル120の奥側に移動する。すなわち、C型リング130は、C型リング装着装置110の固定位置に移動する。C型リング装着装置110は、この位置でC型リング130をフィクスチャー121から取り上げる。
図2(d)に示すように、インデックス・テーブル120は、C型リング装着装置110がC型リング130を保持した状態で略90度回転して停止する。すると、フィクスチャー122に位置決めされたHSA131は、インデックス・テーブル120の奥側に移動し、C型リング装着装置110の固定位置で停止する。C型リング装着装置110は、この状態で、C型リング130をピボット132に装着する。このC型リング130の固定については、後に詳述する。
図2(e)に示すように、C型リング130が装着されると、インデックス・テーブル120は、時計回りに略90度回転して停止する。この回転によって、HSA131がC型リング装着装置110から離れ、完成したHSA131(完成品133)が取外し可能となる。その後、図2(f)に示すように、インデックス・テーブル120がさらに略90度回転・停止する。完成品133は、この位置で、図示しないロボット・アームによって取り上げられる。ここでは、図2(a)乃至図2(f)においては、フィクスチャー11,122を用いて完成品133が形成されている。図示しないが、これと同時に、フィクスチャー123,124を使用して、この完成品133と同じ完成品の組立が行われる。
このように、組立装置100は、1台でC型リング130の装着を行うことができる。組立装置100には3つの作業領域が設けられ、組立装置100は、略90度ずつインデックス・テーブル120を回転させ、それぞれの作業領域へ各部品を移動する。組立装置100は、インデックス・テーブルが略180度回転するごとに、完成品133を1個組立てる。従って、組立装置100が3つの作業対象に対して同時に作業を行うことができるので、タクト・タイム(TAKT TIME)を短縮することができる。
続いて、図3乃至図5を用いて、本発明に係るC型リング装着装置110の具体的な構成について説明する。
図3の底面図に、C型リング装着装置110のCリング130をピックアップするピックアップ機構の構成が示されている。この図3は、C型リング装着装置110がインデックス・テーブル120に対して固定された状態で下方から見上げた図である。すなわち、図3における紙面表側が上方、紙面裏面側が下方であり、図中上方が前方、図中下方が後方である。
図3に示すように、C型リング装着装置110は、ピックアップ機構200を備えている。このピックアップ機構200は、ベースプレート210、後側スライド・レール220、カムフォロアー231,232、上側スライド・レール241,242、後側スライダー251,252、前側スライダー261,262、チャック・アーム271,272、C型リング・ガイド280、カムフォロアー・バネ290、スライダー・バネ300,310、アーム・バネ320を有する。
ベースプレート210は、C型リング装着装置110の各部材を取付けるための取付台である。このベースプレート210は、C型リング装着装置110をインデックス・テーブル120に対して固定するための取付台でもある。
ベースプレート210は、上面211、背面212、側面213,214の4つの壁面を有する。上面211は、C型リング装着装置110が固定された状態で略水平に保持されている。この上面211は、背面212、側面213,214に略垂直に固着されている。また、背面212、側面213,214は、C型リング装着装置110が固定された状態で略鉛直に保持される。
後側スライド・レール220は、略帯状に長いの部材である。後側スライド・レール220は、ベースプレート210の上面211に対して略平行となるように、その背面212上に固定されている。
カムフォロアー231,232は、略L字状に折れ曲がった部材である。カムフォロアー231,232の折れ曲がった一方は、ベースプレート210の背面212上に摺動可能に取付けられ、他方は、ベースプレート210の上面211上に摺動可能に取付けられている。このカムフォロアー231,232の上面211側は、上面211背面を介して、後述する偏心カム(図3には図示せず)に取付けられている。これらカムフォロアー231,232は、中央線に対して略対称となるように並設されている。
上側スライド・レール241,242は、略帯状に長いの部材である。上側スライド・レール241,242は、ベースプレート210の背面212に対して略平行となるように、その上面211上に固定されている。また、これら上側スライド・レール241,242は、略一直線上に並設されている。
後側スライダー251,252は、上側スライド・レール241,242に直動可能に取付けられている。すなわち、後側スライダー251,252は、ベースプレート210の背面212に対して略平行にスライド可能となっている。これら後側スライダー251,252は、中央線に対して略対称となるように並設されている。
前側スライダー261,262は、後側スライダー251,252のそれぞれに連結されている。これら前側スライダー261,262は、ベースプレート210の背面212の端面215上に、スライド可能な状態で載置されている。これら上側スライダー241,242は、後側スライダー251,252と同様に、中央線に対して略対称となるように並設されている。
チャック・アーム271,272は、前側スライダー261,262に回動可能に固定されている。詳細には、チャック・アーム271,272は、前側スライダー261,262の端部近傍に固定されている。これらチャック・アーム271,272は、中央線に対して略対称となるように並設され、チャック・アーム271,272の対向する方向に突設されている。
チャック・アーム271,272は、チャック・ピン273,274を有する。これら2本のチャック・ピン273,274は、チャック・アーム271,272の先端に設けられ、下方に突設されている。
C型リング・ガイド280は、C型リング130を位置決めするガイドである。このC型リング・ガイド280は、ベースプレート210の上面211に固定されている。C型リング・ガイド280は、チャック・アーム271,272の各先端の間に配置されている。このC型リング・ガイド280は、C型リング130の形状と同様の略C字状のリング溝部281を有する。C型リング・ガイド280は、このリング溝部281が略水平となるように固定されている。
カムフォロアー・バネ290は、カムフォロアー231,232の双方に取付けられている。具体的には、カムフォロアー・バネ290は、略L字形状を有するカムフォロアー231,232の背面212に配設された部分に架設されている。
スライダー・バネ300,310はともに、カムフォロアー・バネ290よりも強い弾性を有するバネである。スライダー・バネ300は、後側スライダー251とともに、カムフォロアー231に取付けられている。具体的には、スライダー・バネ300は、略L字状を有するカムフォロアー231の上面211に配設された部分に固定されている。スライダー・バネ300は、この固定状態でベースプレート210の上面211に略平行となるように配設される。スライダー・バネ310は、スライダー・バネ300と同様に、カムフォロアー232と後側スライダー252とに固定されている。
アーム・バネ320は、チャック・アーム271,272に架設されている。
図4の底面図に、C型リング装着装置110のチャック・アーム271,272を動作させる駆動機構の構成の一例が示されている。この図4は、図3と同様に、C型リング装着装置110がインデックス・テーブル120に対して固定された状態で下方から見上げた図である。すなわち、図4における紙面表側が上方、紙面裏面側が下方であり、図中上方が前方、図中下方が後方である。
図4に示すように、C型リング装着装置110は、上述した各種部材210〜320に加えて、駆動機構400を、さらに備えている。この駆動機構400は、偏心カム410、モータ420、カム・ベースプレート430を有する。
偏心カム410は、平面視略円形状の溝カムである。偏心カム410は、内カム411、外カム412を有し、これらカム411,412を設けるためにカム溝部413が形成されている。すなわち、カム溝部413の中心側の内壁面が内カム411、外側の内壁面が外カム412となる。
内カム411は、偏心するように2組の曲面部451,452、平坦部453,454を有する。図4に示すように、これらの曲面部451,452、平坦部453,454は、交互に連結されている。それとともに、曲面部451,452、平坦部453,454は、偏心カム410の中心に対して略点対称に配設されている。曲面部451,452、平坦部453,454は隣接している。曲面部451と平坦部453との連結部に角部455が、曲面部452と平坦部454との連結部に角部456が形成されている。このように内カム411は、曲面部451,452の内心と、平坦部453,454の内心とが異なる偏心カム構造を有する。
外カム412は、内カム411と同様に、偏心するように2組の曲面部461,462、平坦部463,464を有する。これらの曲面部461,462、平坦部463,464もまた、交互に連結され、略点対称に配設されている。角部465,466はそれぞれ、曲面部451と平坦部453との連結部、曲面部452と平坦部454との連結部である。
外カム412の曲面部461,462は、カム溝部413を挟んで、内カム411の曲面部451,452に対向している。これら曲面部461,462は、内カム411の曲面部451,452と略同じ曲面から構成されている。また、平坦部463,464もまた、カム溝部413を挟んで、内カム411の平坦部453,454に対向する。
このように、外カム412は、大きさが異なるが、内カム411と略同じ形状を有する。外カム412もまた、2組の曲面部451,452、平坦部453,454によって、偏心カムとして機能する。それとともに、外カム412の各部分461〜464が内カム411の各部分451〜454に対向するので、外カム412の中心は、内カム411の中心と略同じ位置となっている。
モータ420は、ステッピングモータ等の電動機である。このモータ420の枢軸421は、内カム411の背面から連結されている。この枢軸421は、内カム411の中心に連結され、この連結状態で内カム411に略垂直に連結されている。
カム・ベースプレート430は、偏心カム410に連結されたモータ420の枢軸421を固定する部材である。カム・ベースプレート430は、図示しないが、偏心カム410をベースプレート210に固定する部材でもある。偏心カム410は、カム・ベースプレート430によって、ベースプレート210の上面211に略平行に固定される。また、カム・ベースプレート430は、ベースプレート210の上面211に上方から固定される。従って、偏心カム410は、ピックアップ機構200の各部材に対して逆側からベースプレート210の上面211に固定される。
このような駆動機構400においては、偏心カム410は、内側の内カム411からだけでなく外側の外カム412からも、カムフォロアー231,232をガイドすることができる。これによって、チャック・アーム271,272を開くときだけではなく閉じるときにもモータ420の力を掛けられることが可能となる。
図5の上面図に、C型リング装着装置110のチャック・アーム271,272をガイドするアーム・ガイド機構の部分構成の一例が示されている。この図5は、C型リング装着装置110がインデックス・テーブル120に対して固定された状態で上方から見下ろした図である。すなわち、図5における紙面表側が前方、紙面裏面側が後方であり、図中上方が上方、図中下方が下方である。
図5に示すように、C型リング装着装置110は、さらにアーム・ガイド機構500を備えている。このアーム・ガイド機構500は、ガイド・ブロック510、アーム・カム520,530を有する。
ガイド・ブロック510は、一側面に傾斜面511が形成された部材である。このガイド・ブロック510は、傾斜面511がチャック・アーム272に対向するように、カム・ベースプレート430に固定されている。この傾斜面511は、略鉛直方向に延在するように配置されている。傾斜面511は、このような固定状態において、ベースプレート210の上面211に対して傾斜している。すなわち、傾斜面511は、チャック・アーム272の長手方向に対して傾斜している。換言すれば、この傾斜面511は、前側スライダー261,262のスライド方向に対して傾斜している。
アーム・カム520は、円筒カムであり、チャック・アーム272に固定されている。このアーム・カム520は、側面521が傾斜面511に当接している。それゆえ、アーム・カム520は、この傾斜面511に沿って摺動可能となっている。
アーム・カム530は、チャック・アーム271に固定されている。アーム・カム530は、この固定状態で、チャック・アーム272の前面に当接している。
このようにアーム・ガイド機構500においては、チャック・アーム272は、ガイド・ブロック510とアーム・カム530との間に挟まれている。さらに、チャック・アーム271,272に取付けられたアーム・バネ320によって、これらチャック・アーム271,272の中心方向に常に力が働いている。従って、チャック・アーム271,272は、略対称に可動となっている。それゆえ、チャック・アーム272のアーム・カム520がガイド・ブロック510の傾斜面511に沿って摺動するとき、チャック・アーム271もまた、チャック・アーム272と同様に傾斜しながら動くことができる。
次に、図6乃至図8を用いて、本発明に係るC型リング装着装置110の装着動作について詳細に説明する。ここで、主として図6を参照し、適宜図7及び図8を参照しながら説明する。
図6の模式図に、このC型リング装着装置110の全体動作が示されている。また、図6において、チャック・アーム271,272の動作を分かりやすくするために、ガイド・ブロック510、アーム・カム520が仮想的に2個づつ図示されている。
図6(a)に示すように、チャック・アーム271,272が開くとき、カムフォロアー231,232は、偏心カム410の内カム411に当接している。この内カム411が偏心しているので、カムフォロアー231,232は、偏心カム410の回転にともなって、互いに離れる方向に後側スライド・レール220上を摺動する。
後側スライダー251,252は、スライダー・バネ300,310によってカムフォロアー231,232に締結されているので、互いに離れる方向に上側スライド・レール241,242上を摺動する。このとき、これら締結用の強いスライダー・バネ300,310は縮んだ状態である。これに対して、バックラッシュを補うための弱いカムフォロアー・バネ290は伸びた状態である。
後側スライダー251,252に固定された前側スライダー261,262は、これに応じて、ベースプレート210の端面215上をスライドする。このスライドによって、チャック・アーム271,272は広げられ、そのチャック・ピン273,274間の距離が広がる。また、カムフォロアー231,232が内カム411の角部455,456に当接したとき、チャック・アーム271,272のチャック・ピン273,274は最も広げられる。また、チャック・アーム271,272は、図示しないウェイヴィ・ワッシャーに押し付けながらC型リング130をピボット132に装着する。
図7(a)の模式図に、この状態におけるC型リング130が示されている。図5に示されたアーム・ガイド機構500では、1個のガイド・ブロック510によってチャック・アーム271,272の双方が傾斜した状態でスライドする。なお、図7において、図6と同様に、チャック・アーム271,272の動作を分かりやすくするために、ガイド・ブロック510、アーム・カム520が仮想的に2個づつ図示されている。
図7(a)に示すように、C型リング130は、割目部141、チャック・ホール142,143を有する。割目部141は、平面視略円形状の円周部分のうち切断された部分のである。すなわち、割目部141は、C型リング130の端部144,145間の部分である。チャック・ホール142,143は、割目部141付近、具体的には端部144,145に形成された貫通孔である。
チャック・アーム271,272がC型リング130を取り上げたとき、C型リング130は、C型リング・ガイド280のリング溝部281に嵌め込まれている。この嵌合状態で、チャック・ピン273,274は、C型リング130のチャック・ホール142,143に貫装されている。チャック・アーム271,272は、チャック・ピン273,274がチャック・ホール142,143の内壁に掛止した状態で、割目部141が広がるように牽引する。このとき、チャック・アーム271,272は、ガイド・ブロック512,513のチャック・アーム271,272側端部付近で傾斜することなくスライドする。すなわち、チャック・アーム271,272は、前側スライダー261,262がスライドする方向(左右方向)に直動する。
図6(b)に示すように、図6(a)の状態からモータ420が回転を続けると、内カム411に当接していたカムフォロアー231,232は、内カム411から徐々に離れる。このとき、カムフォロアー231,232が内カム411から離れるのに従い、伸びていた弱いカムフォロアー・バネ290が縮んでいく。また、これよりも強いスライダー・バネ300,310は縮んだ状態である。このようなカムフォロアー231,232の動作にともなって、チャック・アーム271,272が連携して動作を行う。
図7(b)の模式図に、この状態におけるC型リング130が示されている。広げられていたチャック・アーム271,272は、互いに近づく。このとき、チャック・アーム271,272は、ガイド・ブロック512,513の傾斜を登るようにスライドする。すなわち、チャック・アーム271,272は、前側スライダー261,262のスライド方向(左右方向)とともに、これに略垂直な方向(前後方向)にスライドする。換言すれば、チャック・アーム271,272は、ピボット132に対してC型リング130を徐々に押し出すようにスライドする。
図6(c)に示すように、カムフォロアー231,232は、内カム411から完全に離れると、外カム412に当接する。このとき、カムフォロアー・バネ290よりも強いスライダー・バネ300,310が伸び始める。モータ420が回転をさらに続けると、弱いカムフォロアー・バネ290が必要十分に伸びる。この十分に伸びたカムフォロアー・バネ290の弾性は、スライダー241,242,251,252等を介してチャック・アーム271,272に伝達される。これによって、C型リング130を締結するのに必要な力が得られる。
図7(c)の模式図に、この状態におけるC型リング130が示されている。図7(c)に示すように、チャック・アーム271,272は、図7(b)に示された状態からさらに近づく。このとき、C型リング130を前方に押し出すようにピボット132に装着する。チャック・アーム271,272は傾斜した状態でスライドするが、それとともに、広げられたC型リング130は、閉じる方向に働く自らのバネ性(内側に縮もうとする力)によって割目部141を閉じる。このC型リング130のバネ性がなくなると、C型リング130のピボット132への締結が完了する。
図8の拡大模式図に、図7(b)及び図7(c)におけるC型リング130の締結動作が示されている。この図7(b)から図7(c)に至るC型リング130の動作が、矢印を用いて示されている。図8に示すように、チャック・アーム271,272の傾斜方向へのスライドによって、C型リング130は、そのエッジ146,147がピボット132に接触することなく装着されている。換言すれば、C型リング130のエッジ146,147がピボット132側面に近づいて接触する前に、チャック・アーム271,272によって前方に押し出される。
すなわち、チャック・アーム271,272は、C型リング130を閉じる際に、C型リング130のエッジ146、147がピボット132の壁面に触らないような軌跡を描くように動作を行う。また、ガイド・ブロック510の傾斜面511は、C型リング130のエッジ146,147がピボット132に接触しないように設計されている。
以上のように、本発明に係るC型リング装着装置110を用いて、自動でC型リング130を締結することができる。従って、本発明に係る組立装置100を用いて、ハードディスク・ドライブを効率よく組立てることができる。
さらに、このC型リング装着装置110においては、チャック・アーム271,272の閉じる/押し出すという一連の動作を同時に行う。この動作によって、C型リング130のエッジ146,147がピボット132に接触してピボット132を傷付けるのを回避することができる。従って、ピボット132が削れて金属粉が生じるのを防ぐことができる。特に、金属粉が内部に侵入するのを嫌うハードディスク・ドライブにおいては、この効果は大きい。また、ピボット132が傷つきにくくなるので、閉じ具合のばらつきを低減することができる。
また、チャック・アーム271,272を強制的に手前に引っ張るためのシリンダー等のアクチュエータを追加する場合には、配線・配管などの設計から大きく見直す必要がある。しかしながら、本実施形態のC型リング装着装置110においては、大きく変更することなく、アーム・ガイド機構500を設けるという比較的簡単な設計変更で済む。従って、チャック・アーム271,272をせり出すように動かすための機構を低コストで設けることができ、そのためにコストが上昇するのを回避することができる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2においては、発明の実施の形態1におけるガイド・ブロック510が設けられていない場合について説明する。本実施形態におけるC型リング装着装置110の具体的構成の一例としては、上記ガイド・ブロック510、アーム・カム520を外した構成とすることができる。ここでは、その全体構成の詳細な説明を省略する。
図9に、本実施形態におけるC型リング130の装着動作が模式的に示されている。図9(a)に示すように、C型リング130は、割目部141が開かれた状態でピボット132の周囲を囲む。この状態は、図7(a)に示された状態と略同じである。
図9(b)の模式図に、C型リング130の閉じた状態が示されている。チャック・アーム271,272は、左右方向にスライドし、C型リング130の割目部141を閉じる。このとき、チャック・アーム271,272の間隔がAとなっている。チャック・アーム271,272が左右方向にスライドするので、C型リング130のエッジ146,147がピボット132に近づいている。
図9(c)の模式図に、図9(b)からC型リング130の締結完了までの状態が示されている。図9(c)に示すように、C型リング130の締結を完了するとき、チャック・アーム271,272は、前側スライダー261,262に対して回動することによって、C型リング130を前方へと押し出す。この押し出しによって、チャック・アーム271,272は、C型リング130をより閉じる。このとき、割目部141の間隔は、閉じたときの間隔AからA−αへと小さくなっている。C型リング130は、自らのバネ性によって割目部141を閉じ、そのピボット132への締結が完了する。
図10の拡大模式図に、図9におけるC型リング130の締結動作が示されている。この図9(a)から図9(c)に至るC型リング130の動作が、矢印を用いて示されている。図10に示すように、C型リング130がピボット132に一旦近づいた後、ピボット132から離れて締結されている。
このように、本実施形態におけるC型リング装着装置110を用いて、自動でC型リング130を締結することができる。さらに、このC型リング装着装置110において、チャック・アーム271,272は、回動可能であるため、左右方向だけでなく前後方向にも動くことができる。この両方向への動作によって、チャック・アーム271,272を前方にせり出すことができる。従って、C型リング130がピボット132壁面に当接したとしても、C型リング130をピボット132側に引き寄せ、さらに閉めこむことができる。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3においては、発明の実施の形態2における構成に加え、さらにチャック・アーム271,272が前側スライダー261,262に固定された場合について説明する。
まず、図11を用いて、本実施形態におけるC型リング装着装置の全体構成について説明する。図11の底面図に、本実施形態におけるC型リング装着装置のCリング130をピックアップするピックアップ機構の他の構成例が示されている。この図11は、図3と同様に、固定状態で下方から見上げた図である。
図11に示すように、C型リング装着装置600は、ピックアップ機構601を備えている。このピックアップ機構601は、ベースプレート610、スライド・レール620、スライダー631,632、チャック・アーム641,642、C型リング・ガイド650、スライダー・バネ660を有する。
ベースプレート610は、C型リング装着装置600のベースプレート210と同様の取付台であり、上面611、背面612、側面613,614によって囲まれている。
スライド・レール620は、C型リング装着装置600の後側スライド・レール220と同様であり、略帯状に長いの部材である。このスライド・レール620は、ベースプレート610の上面611に対して略平行となるように、その背面212上に固定されている。
スライダー631,632は、スライド・レール620に直動可能に取付けられ、ベースプレート610の背面212に対して略平行にスライド可能となっている。これらスライダー631,632は、中央線に対して略対称となるように並設されている。
チャック・アーム641,642はそれぞれ、スライダー631,632に固定されている。これらチャック・アーム641,642は、左右方向に突設され、それぞれの突出端が対向している。これらチャック・アーム641,642の突出端付近に、チャック・ピン273,274と同様のチャック・ピン643,644が設けられている。
C型リング・ガイド650は、C型リング・ガイド280と同様に、C型リング130を位置決めするガイドである。C型リング・ガイド650もまた、略C字状のリング溝部651を有する。このC型リング・ガイド650は、ベースプレート610の上面611に固定され、チャック・アーム641,642の間に配設されている。
スライダー・バネ660は、スライダー631,632に架設され、常に中心方向に力が働いている。このスライダー・バネ660は、これらスライダー631,632が略対称に動作するように調整する。
このようなC型リング装着装置600において、図11に図示しないが、上記C型リング装着装置110と同様の駆動機構が、ベースプレート610の上面611に設けられている。この駆動機構もまた偏心カム、モータ(これらは図示せず)を有し、この図示しない偏心カムにスライダー631,632が連結されている。モータの回転によって偏心カムが回転し、それにともなってスライダー631,632は、同一のスライド・レール620上を互いに離れる方向や近づく方向にスライドする。このスライドによって、スライダー631,632に固定されたチャック・アーム641,642がスライドして開閉する。
次に、図12及び図13を用いて、本実施形態におけるC型リング装着装置600の装着動作について詳細に説明する。ここで、主として図12を参照し、適宜図13を参照しながら説明する。
図12の模式図に、このC型リング装着装置600の全体動作が示されている。図12(a)に示すように、ピボット132には、HSA131、ウェイヴィ・ワッシャー134が取付けられている。チャック・アーム641,642は、C型リング130のチャック・ホール142,142にチャック・ピン643,644に嵌め込みながら、その割目部141を開く。チャック・アーム641・642は、この状態でC型リング130をピボット132上方に配置させる。
図12(b)に示すように、チャック・アーム641は、ピボット132にC型リング130を装着させる。このとき、C型リング130は、ウェイヴィ・ワッシャー134上に装着される。図13(a)このC型リング130の装着状態が示されている。装着状態におけるC型リング130は、図7(a)や図9(a)に示した状態と同様である。
図12(c)に示すように、チャック・アーム641は、このウェイヴィ・ワッシャー134を上方から押圧しながら、C型リング130の締結を開始する。図12(d)に示すように、C型リング130は、閉じようとする自らのバネ性によって閉じる。この閉じたC型リング130は、上方に押し上げるウェイヴィ・ワッシャー134とピボット132のフランジ150との間に挟持される。図13(b)に、この締結時のC型リング130の状態が示されている。図13(b)に示すように、チャック・アーム641,642が左右方向にスライドするので、C型リング130は、左右方向にスライドしながら閉じる。
図12(e)に示すように、チャック・アーム641,642のチャック・ピン643,644をチャック・ホール142,143から外すために、C型リング130の割目部141を開く方向に少し戻す。この戻しによって、チャック・ピン643,644がチャック・ホール142,143内壁から離れ、取外し可能となる。図13(f)に示すように、チャック・アーム641,642は、上方に持ち上げられ、C型リング装着装置600の所定の位置に戻される。
以上のように、発明の実施の形態3におけるC型リング装着装置600を用いても、自動でC型リング130を締結することができる。このC型リング装着装置600においては、C型リング130がピボット132のフランジ150下部に嵌め込まれた後は、C型リング130は、それ自体の閉じようとするバネ性によりピボット132に締結される。そのため、C型リング装着装置600は、ただ単純に「開いて、閉じる」という機能しか持たない。それ故、ウェイヴィ・ワッシャー134が下方から押し上げる力によって、C型リング130が思い通りに動かないことがある。これによって、次のような問題が発生する可能性がある。
第1に、C型リング130が閉じきれないおそれがある。
C型リング130を嵌め込む際には、ピボット132のフランジ150よりもある程度下がった位置でC型リング130を閉じる動作を行う。このとき、ウェイヴィ・ワッシャー134は幾分か押しつぶされた状態になり、C型リング130に対して反力を発生させる。この反力によりC型リング130とウェイヴィ・ワッシャー134との間の摩擦が大きくなり、閉じきれない場合がある。また、これに対して、C型リング130がウェイヴィ・ワッシャー134からの押し上げ力に負けずに閉じ切れるように、弾性がより強力なスライダー・バネ660に変更することもできる。
第2に、C型リング130を装着した後に完成した完成品133ごと持ち上げてしまうおそれがある。
上記の閉じきれない場合には、あまりにひどいものは許容できないが、C型リング130がピボット132のフランジ150下方の溝全周に嵌まり込んでいれば、機能的には問題なく、完全に閉じきる必要はない。しかし、本実施形態におけるC型リング装着装置600においては、閉じきれないC型リング130に対して所定の位置まで閉じようとするチャック・アーム271,272の力がかかったままになる。そのため、完成品133全体が、C型リング130のチャック・ホール142,143の2箇所を摘むように持ち上げる。この場合、チャック・ホール142,143の保持力が完成品133の重さに負けて、完成品133が落下する。このときの衝撃により、ディンプル・セパレイション(Dimple Separation)が発生することがある。
さらに、本実施形態のC型リング装着装置600や特許文献1,2に開示されたC型リング装着装置のように、C型リング130の挿入を自動的に行う場合、C型リング130を保持するチャック・ピン273,274を直線的に動いている。この場合、C型リング130が一度外力によって広げられた後、自身のバネ性により対象となるワークスリット内(ピボット132)への装着(締結)が可能となる。
しかし、上記のように、垂直荷重が常に加わった状態においては、その垂直荷重によるC型リング130への摩擦力が大きい場合、C型リング130の締結が阻害される。その結果、C型リング130の締結を完了することができない。ギア力による(内側への)締結が求められるが、対象となるワークつまりC型リング130が必要な外力を発生させる機器に対し、著しく小型である。この場合には、アクチュエータ等の最終締結専用の大きな動力を取付けることができず、装置設計時に自由度を与えることができない。
このような問題によって、本実施形態のC型リング装着装置600や特許文献1,2のC型リング装着装置においては、C型リング130のピボット132への摩擦によって金属粉が発生する可能性が高い。そのため、この金属粉が完成品133、さらにはハードディスク・ドライブ内に進入することがある。特に、金属粉が内部に侵入するのを嫌うハードディスク・ドライブにおいては、この問題は大きい。
従って、本実施形態のようなチャック・ピン643,644が直動するC型リング装着装置600に比べて、発明の実施の形態1,2におけるチャック・ピン273,274が回動するC型リング装着装置110の方が好ましい。
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態4においては、C型リング装着装置600を用いて、C型リング130を締結した後の処理を改良した場合について説明する。
図14の模式図に、このC型リング装着装置600の他の動作例が示されている。図14(a)及び図14(b)に示すように、チャック・アーム641,642は、C型リング130を開いてピボット132に装着する。図14(c)に示すように、C型リング130を閉じたチャック・アーム641,642は、開く方向に再度動かす。これによって、チャック・ピン643,644がC型リング130のチャック・ホール142,143内壁から離れ、チャック・アーム641,642は、C型リング130を開放する。その後、チャック・アーム641,642は、取外し・戻りの動作を行う。
このように、発明の実施の形態4においては、C型リング130を一旦閉じたチャック・アーム641,642は、再度、C型リング130を開放する。この開放によって、チャック・アーム641,642にかかるテンションを開放することができるので、C型リング130をより閉じることが可能である。
発明の実施の形態5.
発明の実施の形態5もまた、発明の実施の形態4と同様に、C型リング130の締結後の処理を改良した場合である。
本実施形態におけるC型リング装着装置600の装着動作について、図15を参照して説明する。ここで、適宜図12を参照しながら説明する。
図15の模式図に、このC型リング装着装置600の他の動作例が示されている。図12(a)乃至図12(e)に示すように、チャック・アーム641,642は、C型リング130を一旦閉じる。このとき、C型リング130のフランジ150の十分下側で閉じられる。その後、図15(a)に示すように、チャック・アーム641,642は、C型リング130を再度広げて、この位置から図12(f)に示された程度より小さく若干持ち上げる。
図15(b)に示すように、少し持ち上げられたチャック・アーム641,642は、持ち上げた位置で、C型リング130をもう一度閉じる。チャック・アーム641,642は、その後、図15(c)及び図15(d)に示すように取外し・戻りの動作を行う。これら図15(c)及び図15(d)に示された動作は、図12(e)及び図12(f)に示されたC型リング130の開放動作と同様である。
このように、チャック・アーム641,642が2段階に亘ってC型リング130を締めることができる。この2段締めによって、C型リング130がウェイヴィ・ワッシャー134をある程度押しつぶすために下方から押上げられたとしても、C型リング130をピボット132に締結することができる。
発明の実施の形態6.
発明の実施の形態6においては、発明の実施の形態1乃至5において用いられるC型リング130の各種形状について説明する。図16の平面図に、C型リング130の構成例が示されている。
図16(a)に示すように、C型リング130の内周は、その割目部141によって切断されている。この切断によって、エッジ146,147が形成されている。図16(a)においては、これらのエッジ146,147が略円形状に点線によって囲まれている。図16(a)に示されたC型リング130においては、エッジ146,147の角張った形状を有する。
これに対して、図16(b)に示されたC型リング130においては、ラウンド・エッジ148,149は、丸みを帯びた形状を有する。すなわち、エッジ146,147の尖った角が除去されている。この場合、C型リング130の装着時にラウンド・エッジ148,149がピボット132に接触した場合であっても、ピボット132に傷がつきにくくすることができる。
発明の実施の形態1乃至3におけるC型リング装着装置110,600を用いて、C型リング130をピボット132に締結した。これら3種類によるC型リング130締結の比較評価について説明する。評価はC型リングの閉まり具合、持ち上げの有無、傷の程度の3点について行った。それぞれの評価方法は以下の通りである。
C型リング130の閉まり具合を評価するために、装着直後におけるC型リング130のチャック・ホール142,143の距離Dを計測した。距離Dの値が小さい方がよく閉まっており、大きいものは閉じ切れないことを意味する。また、ウェイヴィ・ワッシャー134を取付けないでC型リング130のみをつけた場合のD寸法は5.6mm程度に収まる。
ウェイヴィ・ワッシャー134によるC型リング130の持ち上げは、毎回起こるわけではなく偶発的に発生するものなので、ある程度の数量の生産を行い、そのときに発生した割合で評価することとした。ただし、この持ち上げそのものは装置では検出できないので、持ち上げの結果起こるディンプル・セパレイションの割合を使用した。
装置によって組立てた後、ハンドプライヤによってC型リング130を慎重にはずし、顕微鏡で観察した。傷の深さ、長さなどを観察した。
図17に、このような評価方法の比較結果が示されている。この図17に示された比較結果の考察を行うため、C型リング130を開くときの連続写真を撮影した。図18及び図19に、この連続写真が示されている。また、本実施において、発明の実施の形態3におけるC型リング装着装置600を撮影に使用した。
この連続写真では、比較のため何本かの横線711,712、縦線721,722,723、円731,732が描かれている。図中上側の横線711はチャック・ピンの軌道、図中下側の横線712は図17及び図18における広げる前のC型リング130内径の最下点を示す。縦線721,722,723は図中左方から順に、ピボット132を押さえる中央ピンおよびC型リング130内径の左右端を示す。円731,732はそれぞれ、広げる前と広げた後のC型リング130の内径を示す。
まず、図18及び図19を用いて、発明の実施の形態におけるC型リング装着装置110について考察する。このC型リング装着装置110においては、ガイド・ブロック510を追加することによって閉まり具合・傷ともに改善することができた。
図18及び19に示されるように、C型リング130が広がる際には、内径が歪に広がるのではなく全周がほぼ均一に広がっている。そして、C型リング130は、一旦広がった状態から閉じるとき、図18及び図19に示された写真の逆順となる。すなわち、C型リング130の内径が次第にすぼまるように閉じている。
このような開閉状態は、C型リング130に対する負荷がまったく無い状態のことであり、ウェイヴィ・ワッシャー134からの反力を受けている状態では必ずしもそうはならない。具体的には、C型リング130の割目部141側は、チャック・アーム271,272のチャック・ピン273,274によって保持されている。そのため、このC型リング130の割目部141側は、ウェイヴィ・ワッシャー134から反力を受けたとしても、チャック・アーム271,272によって強制的に動かされる。
これに対して、割目部141とは逆の部分(図18及び図19においてはC型リング130の下側)は、閉じるのを補助する力が無ければ内側には戻ることができない。そのため、C型リング130が閉じる際に、この割目部141の位置が固定された状態になり、不完全な閉じ方になると考えられる。そこで、ガイド・ブロック510を付け加えることによって、C型リング130全体をピボット132の方へ引き寄せる力が生まれ、傷をつけず完全に閉じ切ることができるようになる。
このように開閉動作によって、ガイド・ブロック510を備えたC型リング装着装置110により、閉じ方、持ち上げに起因したディンプル・セパレイション、ピボットの傷の3点について改善することができる。
さらに、C型リング130に摩擦力等の外力が掛かった状態では、C型リング130は自分の力では閉じきれないことが多い。摩擦力等の外力が掛かった状態でC型リング130をピボット132に嵌め込む場合、割目部141とは逆側をピボット132側に引っ張る。すなわち、C型リング130の内周をピボット132に接触させるように閉じることによって、C型リング130を完全に閉じきることができる。
次に、図18及び図19を用いて、発明の実施の形態2,3におけるC型リング装着装置600について考察する。
発明の実施の形態2におけるC型リング装着装置600と発明の実施の形態3におけるC型リング装着装置600のD寸法が6.4mm以上と大きい。これは、ピボット132の壁面にC型リング130のエッジ146,147が食い込んでいたためである。
傷の大きさを比較すると、発明の実施の形態2におけるC型リング装着装置600の方が大きく、傷のつけ始めのポイントがより外側にある。これは、発明の実施の形態2におけるC型リング装着装置600の場合には、チャック・アーム641,642が回転方向にも自由度を持ち、C型リング130を広げたときにC型リング130側に若干引き寄せられていたと考えられる。つまり、図17及び図18の青い線よりも中央のピボット132よりに引っ張られていた。そのため、ピボット132の中心とC型リング130の中心にずれが生じ、ピボット132上に、より外側から傷を作ってしまったと考えられる。
発明の実施の形態3におけるC型リング装着装置600において、中心がずれていた場合、D寸法がもっと大きくなってしまうと考えられる。発明の実施の形態2におけるC型リング装着装置600においては、チャック・アーム641,642が回転の自由度を持っていた。そのために、C型リング130は、ピボット132に接触したところではとまらず、そこからチャック・アーム641,642がピボット132壁面に沿うような軌道を描くことができる。その結果として、ピボット132に深いえぐれを作ってしまったと考えられる。
これら発明の実施の形態2,3に対して、発明の実施の形態1におけるC型リング装着装置110のように、ガイド・ブロック510を追加することにより、チャック・アーム271,272がガイド・ブロック510よりもC型リング130側に回転してしまうことがなくなる。これによって、発明の実施の形態1におけるC型リング装着装置110を用いて、傷の程度を大きく改善することができたと考えられる。
本発明に係る組立装置の組立工程の一例を示す概略模式図である。 本発明に係る組立装置の組立工程の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置の一構成例を示す外観図である。 本発明に係るC型リング装着装置の一構成例を示す外観図である。 本発明に係るC型リング装着装置の一構成例を示す外観図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作の他の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作の他の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置の他の構成例を示す外観図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着工程を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作の他の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着動作の他の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着工程の他の一例を示す概略模式図である。 本発明に係るC型リングの一例を示す平面図である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着結果を示す表である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着工程のC型リングを示す連続写真である。 本発明に係るC型リング装着装置による装着工程のC型リングを示す連続写真である。 従来のハードディスク・ドライブにおけるHSAとピボットの一構成例を示す斜視図である。
符号の説明
100…ハードディスク・ドライブの組立装置、110…C型リング装着装置、
120…インデックス・テーブル、130…C型リング、131…HSA、
132…ピボット、133 ウェイヴィ・ワッシャー
200…ピックアップ機構、210…ベースプレート、
220…後側スライド・レール、231,232…カムフォロアー、
241,242…上側スライド・レール、251,252…後側スライダー、
261,262…前側スライダー、271,272…チャック・アーム、
273,274…チャック・ピン、280…C型リング・ガイド、
290…カムフォロアー・バネ、300,310…スライダー・バネ、
320…アーム・バネ
400…駆動機構、410…偏心カム、420…モータ、
430…カム・ベースプレート
500…アーム・ガイド機構、510…ガイド・ブロック、520…アーム・カム
600…C型リング装着装置、601…ピックアップ機構、610…ベースプレート、
620…スライド・レール、631,632…スライダー、
641,642…チャック・アーム、650…C型リング・ガイド、
660…スライダー・バネ

Claims (12)

  1. 開口部を有するリテーナー・リングを軸部材に装着する装置であって、
    前記リテーナー・リングが開いた状態において前記リテーナー・リングを前記軸部材に嵌め、前記軸部材に対して前記リテーナー・リングを閉じるチャック・アームと、
    前記軸部材に対して前記リテーナー・リングが閉じる間に、前記リテーナー・リングの開口端部が前記軸部材から離れる第1の方向に前記リテーナー・リングが移動するように、前記リテーナー・リングを保持するチャック・アームを移動する移動機構と、
    を備えたリテーナー・リング装着装置。
  2. 前記移動機構は、前記リテーナー・リングが開く第2の方向にスライドするスライダーと、
    前記チャック・アームが前記第1の方向に前記リテーナー・リングを押し出しながら閉じるように、前記第2の方向に対して前記第1の方向側に傾斜した第3の方向に前記チャック・アームをスライドさせるガイド機構とを、
    有する請求項1に記載のリテーナー装着装置。
  3. 回転軸を有するモータと、
    偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、
    前記スライダーに連結され、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって前記スライダーをスライドさせるカムフォロアーとを、
    さらに備えた請求項2に記載のリテーナー装着装置。
  4. 前記スライダーと前記カムフォロアーとを可動に連結するスライダー・バネを、
    さらに備えた請求項3に記載のリテーナー装着装置。
  5. 前記ガイド機構は、前記チャック・アームに固定されたアーム・カムと、
    傾斜面を有し、前記傾斜面が前記第3の方向に傾斜した状態で前記スライダーに対して固定されるとともに、前記傾斜面が前記アーム・カムに当接するガイド・ブロックとを、
    有する請求項2に記載のリテーナー装着装置。
  6. 開口部を有するリテーナー・リングが開く開放方向にスライドするスライダーと、
    前記スライダーに固定されて前記スライダーのスライドに連動して前記開放方向にスライドし、軸部材が前記リテーナー・リングの内側にある状態で前記リテーナー・リングを締結するチャック・アームと、
    回転軸を有するモータと、
    偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、
    前記スライダーに連結され、前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって前記スライダーをスライドさせるカムフォロアーと、
    を備えたリテーナー装着装置。
  7. 対峙した状態で配設され、対峙する方向である対峙方向にスライドする第1のスライダー及び第2のスライダーと、
    開口部を有するリテーナー・リングにおける第1の端部に取付けられるとともに、前記第1のスライダーに連結され、前記第1のスライダーのスライドに連動して前記対峙方向にスライドする第1のチャック・アームと、
    前記第1の端部に対峙した第2の端部に取付けられるとともに、前記第2のスライダーに連結され、前記第2のスライダーのスライドに連動して前記対峙方向にスライドし、前記第1のチャック・アームとともに前記リテーナー・リングを前記対峙方向に開き、前記リテーナー・リングを軸部材に締結する第2のチャック・アームと、
    前記リテーナー・リングの中心から前記開口部に向かう反中心方向に前記第1のチャック・アーム及び前記第2のチャック・アームが前記リテーナー・リングを押しながら閉じるように、前記対峙方向に対して前記反中心方向側に傾斜した方向に前記第1のチャック・アーム及び前記第2のチャック・アームをスライドさせるガイド機構と、
    を備えたリテーナー装着装置。
  8. 回転軸を有するモータと、
    偏心した内カム及び外カムを有し、前記回転軸に連結されることによって回転する偏心カムと、
    前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって、前記第1のスライダーをスライドさせる第1のカムフォロアーと、
    前記内カム若しくは外カムに沿って作動することによって、前記第1のスライダーと連動して前記第2のスライダーをスライドさせる第2のカムフォロアーと、
    前記第1のスライダーと前記第1のカムフォロアーとを可動に連結する第1のスライダー・バネと、
    前記第2のスライダーと前記第2のカムフォロアーとを可動に連結する第2のスライダー・バネと、
    前記第1のスライダー・バネ及び前記第2のスライダー・バネよりも弾性が弱く、前記第1のカムフォロアーと前記第2のカムフォロアーとを可動に連結するカムフォロアー・バネとを、
    さらに備えた請求項7に記載のリテーナー装着装置。
  9. 前記ガイド機構は、前記対峙方向に対して前記反中心方向側に傾斜した方向に傾斜した傾斜面において前記第1のチャック・アームに当接し、前記リテーナー・リングが押し出されるように前記第1のチャック・アームを前記傾斜面に沿ってガイドする第1のガイド機構と、
    前記第1のチャック・アームに連動し、前記リテーナー・リングを押し出すように前記第2のチャック・アームをガイドする第2のガイド機構と、
    を備えた請求項7に記載のリテーナー装着装置。
  10. 前記第2のガイド機構は、前記第1のチャック・アームと前記第2のチャック・アームとを可動に連結するアーム・バネと、
    前記第2のチャック・アームに固定され、前記第1のガイド機構との間で前記第1のチャック・アームを挟み込むことによって、前記第1の端部と前記第2の端部とを結ぶ方向に略垂直な軸に関して前記第1のチャック・アームに対して略対称に前記第2のチャック・アームを作動させるアーム・カムと、
    を有する請求項9に記載のリテーナー装着装置。
  11. ヘッド・スタック・アセンブリをピボットに装着するステップと、
    リテーナー・リングを開くステップと、
    前記開かれたリテーナー・リングをピボットに嵌めるステップと、
    前記嵌められたリテーナー・リングを押し出しながら閉じて締結するステップと、
    を備えたデータ記憶装置の製造方法。
  12. ヘッド・スタック・アセンブリをピボットに装着するステップと、
    リテーナー・リングを開くステップと、
    前記開かれたリテーナー・リングをピボットに嵌めるステップと、
    前記嵌められたリテーナー・リングを閉じて前記ピボットに締結するステップと、
    前記締結されたリテーナー・リングを、再度開くステップと、
    前記再度開かれたリテーナー・リングを改めて閉じて締結するステップと、
    を備えたデータ記憶装置の製造方法。
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