JP2006013073A - ボンディング装置、ボンディング方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱硬化性接着剤を含む複数の接着層を予め半導体ウエハに設けている場合においても、各接着層に対してガラスの確実なボンディング(接着)を行えるボンディング装置、ボンディング方法及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 シート保持台2に保持されているシートから、個片状のガラスを、第1吸着器5(ピックアップヘッド5d)で吸着して剥がし、ガラス載置台3上に載置する。
ガラス載置台3への搬送中に、ガラスを除電器8にて除電する。ガラス載置台3上に載置されているガラスを、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)で吸着して、ウエハ保持台1に保持される、表面に接着層がパターン形成された半導体ウエハ上に移動させ、ガラスを接着層に載せて加圧し、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)の吸着機能を解除する。この際、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)に内蔵したヒータ6eにより、ガラスを加熱する。
【選択図】 図1
【解決手段】 シート保持台2に保持されているシートから、個片状のガラスを、第1吸着器5(ピックアップヘッド5d)で吸着して剥がし、ガラス載置台3上に載置する。
ガラス載置台3への搬送中に、ガラスを除電器8にて除電する。ガラス載置台3上に載置されているガラスを、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)で吸着して、ウエハ保持台1に保持される、表面に接着層がパターン形成された半導体ウエハ上に移動させ、ガラスを接着層に載せて加圧し、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)の吸着機能を解除する。この際、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)に内蔵したヒータ6eにより、ガラスを加熱する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シートに配置された接着物をシートから剥がし、剥がした接着物を半導体ウエハにボンディングするボンディング装置及び方法、並びに、これらのボンディング装置及び方法を利用した半導体装置の製造方法に関する。
ウエハ状態のチップの各イメージセンサ部を覆うようにガラスを貼り付け、各チップを分離することにより、イメージセンサ部でのキズによる損傷またはゴミの付着を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、特許文献1には、各イメージセンサ部に小片状のガラスをどのように貼り付ける(ボンディングする)かに関しては一切記載されていない。
半導体ウエハに個々の半導体発光素子をボンディングする技術が開示されており、加熱機構として半導体ウエハ側にヒータを設けて、半導体ウエハを加熱することが記載されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、特許文献2におけるボンディングは、バンプ電極を用いた熱圧着であり、接着剤を介した接着ボンディングではない。
板状のシリコンウエハに、パターン形成された接着層を介して複数のシリコンウエハ片を接着させる手法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。この手法では、粘着シート上に形成した板状のシリコンウエハにダイシングカットを入れておき、このシリコンウエハに接着層をパターン形成し、この接着層を介して他の板状のシリコンウエハを接着させた後、前記粘着シートを剥がしてシリコンウエハの不要部分を除去することにより、複数のシリコンウエハ片を作製する。この手法は、各シリコンウエハ片を順次接着させていく手法ではない。
特開平3−151666号公報
特開平2000−164636号公報
特開平8−316496号公報
その表面に接着層がパターン形成された半導体ウエハに、各小片(ガラス小片,シリコン小片など)を各別に順次接着させていく有効的な手法については、特許文献1〜3の何れにも述べられていない。このようなボンディング手法(接着手法)における接着層に使用する接着剤としては、取扱いの容易さを考慮して熱硬化性接着剤を含む接着剤を使用することが多く、半導体ウエハ側から加熱して各小片を順次接着させていく手法が考えられる。しかしながらこの手法では、ある部分の接着層がボンディング(接着)前に硬化してしまい、その部分の接着層では小片が接着されなくなるという問題がある。また、ゴミが付着した小片を用いた半導体ウエハまたは半導体装置は不良品となる場合もあるため、小片の接着工程時に、小片に付着したゴミへの対策が求められるが、有効な対策は未だ提案されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、接着物を効率良く半導体ウエハにボンディング(接着)できるボンディング装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、半導体ウエハ側からでなく接着物側から加熱することにより、熱硬化性接着剤を含む接着層を予め半導体ウエハに設けている場合においても、ボンディング(接着)不良の発生を抑制できて、各接着層に対して確実なボンディング(接着)を行えるボンディング装置、ボンディング方法及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、吸着された接着物を除電することにより、シートからの剥離による帯電を消失して、帯電によるゴミの付着、素子破壊などの不具合の発生を抑制できるボンディング装置、ボンディング方法及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明に係るボンディング装置は、半導体ウエハを保持する第1保持手段と、複数の接着物が配置されたシートを保持する第2保持手段と、該第2保持手段で保持された前記シートから前記接着物を吸着して、前記第1保持手段で保持された前記半導体ウエハに配置する吸着手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、第2保持手段で保持されたシートから接着物を吸着して、第1保持手段で保持された半導体ウエハに配置する。よって、効率良く半導体ウエハに接着物をボンディング(接着)できる。
本発明に係るボンディング装置は、前記吸着手段で吸着された前記接着物を加熱する加熱手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、吸着手段で吸着された接着物を加熱する。半導体ウエハを加熱するのではなく、ボンディング(接着)対象の接着物を加熱するため、半導体ウエハに設けた熱硬化性接着剤を含む接着層がボンディング(接着)前に硬化することが無くなり、ボンディング(接着)不良は生じ難くなる。勿論、ボンディング(接着)対象の接着層は、接着物からの熱によって硬化するため、確実なボンディング(接着)が得られる。
本発明に係るボンディング装置は、前記吸着手段が、前記加熱手段を有することを特徴とする。
本発明にあっては、吸着手段に備え付けた加熱手段にて接着物を加熱する。よって、吸着手段を用いて加熱処理を行うことができ、加熱処理の効率が良い。
本発明に係るボンディング装置は、前記吸着手段で吸着された前記接着物を除電する除電手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、吸着手段で吸着された接着物を除電する。よって、シートからの剥離による接着物の帯電を消失して、帯電に伴うゴミの付着、素子破壊などの不具合の発生を抑制する。
本発明に係るボンディング装置は、前記吸着手段は、前記第2保持手段で保持された前記シートから前記接着物を吸着して中間台に載置する第1吸着手段と、前記中間台に載置された前記接着物を吸着して、前記第1保持手段で保持された前記半導体ウエハに配置する第2吸着手段とを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、吸着機能を利用してシートから接着物を剥がす処理を行う手段(第1吸着手段)と、剥がした接着物を吸着機能を利用して半導体ウエハに配置する処理を行う手段(第2吸着手段)とを別体化する。よって、夫々の処理をオーバラップさせて実行することができ、処理効率は向上する。
本発明に係るボンディング装置は、前記第2吸着手段が、吸着した前記接着物を加熱する加熱手段を有することを特徴とする。
本発明にあっては、接着物を半導体ウエハに配置する処理を行う手段(第2吸着手段)に備え付けた加熱手段にて接着物を加熱する。よって、吸着手段を用いて加熱処理を行うことができ、加熱処理の効率が良い。
本発明に係るボンディング方法は、シートに配置された接着物を前記シートから剥がし、前記接着物側から加熱した状態で前記接着物を半導体ウエハに接着することを特徴とする。
本発明にあっては、シートから剥がした接着物を加熱する。半導体ウエハを加熱するのではなく、ボンディング(接着)対象の接着物を加熱するため、半導体ウエハに設けた熱硬化性接着剤を含む接着層がボンディング(接着)前に硬化することが無くなり、ボンディング(接着)不良は生じ難くなる。勿論、ボンディング(接着)対象の接着層は、接着物からの熱によって硬化するため、確実なボンディング(接着)が得られる。
本発明に係るボンディング方法は、前記シートから前記接着物を剥がす際に吸着手段を用い、該吸着手段で加熱して前記接着物を半導体ウエハに接着することを特徴とする。
本発明にあっては、吸着機能を利用してシートからの接着物の剥離を行うため、その剥離処理を効率良く行える。また、吸着手段に備え付けた加熱手段にて接着物を加熱するため、吸着手段を用いて加熱処理を行うことができ、加熱処理の効率が良い。
本発明に係るボンディング方法は、前記シートから剥がした前記接着物を除電することを特徴とする。
本発明にあっては、シートから剥がした接着物を除電する。よって、シートからの剥離による接着物の帯電を消失して、帯電に伴うゴミの付着、素子破壊などの不具合の発生を抑制する。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、上述したようなボンディング方法により、前記接着物を半導体ウエハに接着した後、該半導体ウエハを切断して個々の半導体装置に分離することを特徴とする。
本発明にあっては、ボンディング(接着)不良の発生が著しく抑えられるため、及び/または接着物の帯電に伴う不具合が著しく抑えられるため、歩留りが向上する。
本発明のボンディング装置では、第2保持手段で保持されたシートから接着物を吸着して、第1保持手段で保持された半導体ウエハに配置するようにしたので、効率良く半導体ウエハに接着物をボンディング(接着)することができる。
また、本発明のボンディング装置では、吸着機能を利用してシートから接着物を剥がす処理と、剥がした接着物を吸着機能を利用して半導体ウエハに配置する処理とを並行して行えるようにしたので、処理効率を向上することができる。
また、本発明のボンディング装置及びボンディング方法では、接着物側から加熱するようにしたので、熱硬化性接着剤を含む接着層を予め半導体ウエハに設けている場合においても、ボンディング(接着)不良の発生を抑制できて、各接着層に対して確実なボンディング(接着)を行うことができる。
また、本発明のボンディング装置及びボンディング方法では、接着物を除電するようにしたので、シートからの剥離による帯電を消失して、帯電によるゴミの付着、素子破壊などの不具合の発生を抑制することができる。
更に、本発明の半導体装置の製造方法では、ボンディング(接着)不良の発生を著しく抑制でき、及び/または接着物の帯電に伴う不具合を著しく抑制できるので、歩留りの向上を図ることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の例では、接着物として個片状のガラスを用いる場合について説明する。但し、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限り、本発明が以下の実施の形態に限定されるものでないことは勿論である。
〈実施の形態1〉
図1は、本発明に係るボンディング装置の一例の概略構成を示す図である。ボンディング装置は、半導体ウエハを保持する第1保持手段としてのウエハ保持台1と、複数の個片状のガラス(接着物)が配置されたシートを保持する第2保持手段としてのシート保持台2と、ウエハ保持台1及びシート保持台2の中間位置に設けられ、シートから吸着したガラスを一時的に載置する中間台としてのガラス載置台3とを備えている。
図1は、本発明に係るボンディング装置の一例の概略構成を示す図である。ボンディング装置は、半導体ウエハを保持する第1保持手段としてのウエハ保持台1と、複数の個片状のガラス(接着物)が配置されたシートを保持する第2保持手段としてのシート保持台2と、ウエハ保持台1及びシート保持台2の中間位置に設けられ、シートから吸着したガラスを一時的に載置する中間台としてのガラス載置台3とを備えている。
これらのウエハ保持台1、シート保持台2及びガラス載置台3の並設方向(図1のX軸方向)を長手方向とする矩形状の基台4が設けられている。基台4のシート保持台2側には、シート保持台2に保持されているシートからガラスを吸着してガラス載置台3まで搬送する第1吸着手段としての第1吸着器5が設けられ、基台4のウエハ保持台1側には、ガラス載置台3に載置されているガラスを吸着してウエハ保持台1に保持されている半導体ウエハに配置する第2吸着手段としての第2吸着器6が設けられている。
第1吸着器5は、直方体状のピックアップヘッドX軸移動部5aと、ピックアップヘッドX軸移動部5aの側面に設けられた直方体状のピックアップヘッドZ軸移動部5bと、ピックアップヘッドZ軸移動部5bの端面から露出するように設けられた円柱状のピックアップヘッドY軸移動部5cと、ピックアップヘッドY軸移動部5cの先端に取り付けられ、吸着機能を有する吸着部であるピックアップヘッド5dとを有する。ピックアップヘッドX軸移動部5aはX軸方向に移動可能であり、ピックアップヘッドZ軸移動部5bはZ軸方向に移動可能であり、ピックアップヘッドY軸移動部5cはY軸方向に移動可能であり、これらのピックアップヘッド移動部5a,5b,5cの移動制御により、ピックアップヘッド5dの3次元方向における任意の位置合わせが可能である。第2吸着器6は、第1吸着器5と同様に、X軸方向に移動可能なボンディングヘッドX軸移動部6aと、Z軸方向に移動可能なボンディングヘッドZ軸移動部6bと、Y軸方向に移動可能なボンディングヘッドY軸移動部6cと、3次元方向における任意の位置合わせが可能な吸着部であるボンディングヘッド6dとを有する。これらの各移動部の移動は、制御部7からの制御信号で制御される。
第1吸着器5のピックアップヘッド5d及び第2吸着器6のボンディングヘッド6dには、図示しない吸気路が内部に形成されており、真空吸着によりガラスを吸着することが可能である。第2吸着器6のボンディングヘッド6dは、ヒータ6eを内蔵しており、吸着したガラスを加熱する加熱機能を有する。一方、第1吸着器5のピックアップヘッド5dには、このようなヒータは設けられていない。
第1吸着器5のピックアップヘッド5dの可動域の上方には、第1吸着器5で吸着されたガラスを除電する除電手段としての除電器(イオナイザ)8が設けられている。除電器8は、イオン化した気体をガラスに吹き付けて除電処理を行う。
図2は、ウエハ保持台1に保持される半導体ウエハ10の一例を示す断面図である。半導体ウエハ10は、半導体基板11の一面に、複数の受光部11a及びマイクロレンズ11bをパターン形成すると共に、これらの形成領域を除いた領域に複数の接着層12をパターン形成して構成されている。ウエハ保持台1での半導体ウエハ10の保持には、真空吸着を用いることができる。
接着層12は、少なくとも加熱により接着力を発現する熱硬化性接着剤を含んでいる。接着層12のパターン形成には、スクリーン印刷法等を用いてパターン形状に印刷することも可能であるが、本実施の形態では、より微細なパターンの形成が可能となるように、光照射によって接着力を発現する感光性接着剤(光硬化性接着剤)を熱硬化性接着剤に混合して、フォトリソグラフィ工程(露光及び現像)により接着層12をパターン形成した。
図3は、シート保持台2に保持される、複数のガラスが配置されたシート20の一例を示す断面図である。シート20は、粘着シート21の一面に複数のガラス22が貼り付けられた構成を有している。このような複数のガラス22は、粘着シート21に貼り付けられた板状のガラスを個片状態に分離すべく切断して作製される。図示はしないが、この粘着シート21はその外周部にて、リング状の枠体に支えられており、シート保持台2はこのリング状の枠体をクランプ保持する。
粘着シート21としては、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを使用でき、このような紫外線シートを用いる場合には、ガラス22を容易に剥がせるように、ガラス22の剥離前に光照射を行って粘着シート21の粘着力を低下させておくことが好ましい。なお、このガラス22は、より詳細は後述するが、図2の受光部11aを覆うように配置されて、固体撮像装置の透光性の蓋部として機能する。
次に、上述したような構成を有するボンディング装置を用いたボンディング方法について、図4,図5を参照して説明する。
シート保持台2に保持されているシート20に対して、剥離対象のガラス22に対応する粘着シート21の裏面部分をピン31で突き上げて、ガラス22を粘着シート21から部分的に剥離させた状態とした後(図4(a))、第1吸着器5(ピックアップヘッド5d)によりガラス22を吸着して、ガラス22を粘着シート21から完全に剥がす(図4(b))。剥がしたガラス22を、第1吸着器5で吸着させてガラス載置台3まで搬送させ、ガラス載置台3上に載置する。
このような剥離工程において、ガラス22に帯電が発生する。ガラス22は絶縁性であり、板状のガラスの切断時に発生したガラス切屑等のゴミが個片状のガラス22に付着し易い。ゴミが付着したガラス22を、固体撮像装置などの光半導体装置に利用した場合、その付着したゴミが不良品の原因となる場合がある。よって、ガラス22へのゴミの付着を抑制する必要がある。そこで、本発明にあっては、除電器8により、第1吸着器5で吸着されたガラス22に除電処理を施す。この除電処理により、ガラス22へのゴミの付着が抑制されるため、そのガラス22を利用した半導体装置では、不良品の発生が著しく低減される。
ガラス載置台3上に載置されているガラス22を第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)で吸着して、ガラス22を吸着した第2吸着器6を、表面に接着層12がパターン形成された半導体ウエハ10上に移動させ(図5(a))、ガラス22が接着層12を介して半導体基板11に接着されるように位置合わせを行った後に、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)を下降させてガラス22を接着層12に載せて加圧し、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)の吸着機能を解除する(図5(b))。
この際、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)に内蔵したヒータ6eにより、ガラス22を加熱する。このときの加熱温度は、ガラス22を介した熱により接着層12の熱硬化性接着剤が接着力を発現するような温度に設定する。よって、接着層12を介してガラス22と半導体基板11とを接着できる。本発明では、半導体ウエハ10側からは、接着層12の熱硬化性接着剤が接着力を発現するような加熱処理は行わない。従って、ガラス22が未だ配置されていない接着層12には熱が伝わりにくいので、第2吸着器6で加熱・加圧している接着対象の接着層12以外の他の接着層12が硬化することはない。なお、本実施の形態では、プロセスに要する時間等を考慮して、充分な接着力が得られなくても、後工程でガラス22が剥がれない程度の仮止め状態としておく。
このような動作を繰り返すことにより、半導体基板11に複数のガラス22を接着させた半導体ウエハ10を製造する(図5(c))。接着層12は、第2吸着器6(ボンディングヘッド6d)に吸着されたガラス22に接触したときに初めて接着力を発現するような温度になるため、各ガラス22のボンディング(接着)を確実に行うことができる。
本実施の形態にあっては、第1吸着器5にて、シート20からガラス22を剥がす処理を行い、第2吸着器6にて、剥がしたガラス22を半導体ウエハ10に配置する処理を行うようにして、これらの2つの処理を並行して行えるようにしているため、作業効率を向上することができる。
半導体基板11の必要な箇所へのガラス22の接着(仮止め)が完了した後、半導体ウエハ10をウエハ保持台1から外して加熱装置(オーブン)に収納し、所定温度で加熱することにより、接着層12を完全に硬化させる(本硬化)。
そして、このようにして作製した半導体ウエハ10を、ダイシング装置等を用いて、分割線10aにおいて切断して個別に分離することにより、ガラス22が接着された半導体装置(本例では固体撮像装置41)を製造する(図5(d))。
〈実施の形態2〉
図6は、本発明に係るボンディング装置の他の例の概略構成を示す図である。図6において、図1と同一部分には同一番号を付している。実施の形態2のボンディング装置は、実施の形態1と同様のウエハ保持台1及びシート保持台2を備えているが、ガラス載置台3は備えていない。
図6は、本発明に係るボンディング装置の他の例の概略構成を示す図である。図6において、図1と同一部分には同一番号を付している。実施の形態2のボンディング装置は、実施の形態1と同様のウエハ保持台1及びシート保持台2を備えているが、ガラス載置台3は備えていない。
また、実施の形態1と異なり、基台4に1台の吸着器60を設けている。吸着器60は、実施の形態1の第2吸着器6と同様の構成であり、X軸方向に移動可能な吸着ヘッドX軸移動部60aと、Z軸方向に移動可能な吸着ヘッドZ軸移動部60bと、Y軸方向に移動可能な吸着ヘッドY軸移動部60cと、3次元方向における任意の位置合わせが可能であって、ヒータ60eを内蔵した吸着部である吸着ヘッド60dとを有する。吸着器60は、実施の形態1における第1吸着器5の処理及び第2吸着器6の処理を一連的に併せて行う。つまり、吸着器60は、シート保持台2に保持されているシートからガラスを吸着し、そのガラスをウエハ保持台1に保持されている半導体ウエハに配置する。吸着器60(吸着ヘッド60d)の3次元位置は、制御器7で制御される。また、吸着器60の吸着ヘッド60dの可動域の上方には、実施の形態1と同様に、除電器8が設けられている。
ウエハ保持台1に保持される半導体ウエハ10の構成及びシート保持台2に保持されるシート20の構成は、何れも実施の形態1と同じ(図2及び図3参照)である。
次に、上述したような構成を有するボンディング装置を用いたボンディング方法について、説明する。
シート保持台2に保持されているシート20に対して、剥離対象のガラス22に対応する粘着シート21の裏面部分をピン31で突き上げて、ガラス22を粘着シート21から部分的に剥離させた状態とした後(図4(a))、吸着器60(吸着ヘッド60d)によりガラス22を吸着して、ガラス22を粘着シート21から完全に剥がす(図4(b))。この際、ヒータ60eによる加熱処理は行わない。これは、特に加熱が必要ではないため、また、粘着シート21が熱に弱いためである。
吸着器60(吸着ヘッド60d)にて吸着させてウエハ保持台1側へガラス22を搬送する間に、実施の形態1と同様に、除電器8により、吸着器60で吸着されたガラス22に除電処理を施す。この除電処理により、ガラス22へのゴミの付着が抑制されるため、そのガラス22を利用した半導体装置では、不良品の発生が著しく低減される。
ガラス22を吸着した吸着器60を、半導体ウエハ10上に移動させ(図5(a))、ガラス22が接着層12を介して半導体基板11に接着されるように位置合わせを行った後に、吸着ヘッド60dを下降させてガラス22を接着層12に載せて加圧し、吸着ヘッド60dの吸着機能を解除する(図5(b))。
この際、実施の形態1と同様に、半導体ウエハ10側からの加熱処理は行わずに、吸着器60(吸着ヘッド60d)に内蔵したヒータ6eにより、ガラス22を加熱する。この加熱により、接着層12は硬化して仮止め状態となる。このような動作を繰り返すことにより、半導体基板11に複数のガラス22を接着させた半導体ウエハ10を製造する(図5(c))。以下、実施の形態1と同様に、加熱装置を用いて接着層12を本硬化させた後、半導体ウエハ10を切断して個片化することにより、半導体装置(本例では固体撮像装置41)を製造する(図5(d))。
実施の形態2では、ガラス載置台3は備えておらず、また、1台の吸着器60しか設けていないため、実施の形態1と比べて、装置構成の小型化を図れる。
なお、上述した例では、第1吸着器5,第2吸着器6,吸着器60が各1個の吸着部(ピックアップヘッド5d,ボンディングヘッド6d,吸着ヘッド60d)を有する構成としたが、これらの各吸着器が複数の吸着部を有するように構成してもよく、この場合に、第2吸着器6,吸着器60の複数の吸着部それぞれに加熱用のヒータを備えれば良い。このようにした場合には、複数のガラス22の処理を同時に行えるため、作業効率が向上する。
また、上述した例では、ウエハ保持台1,シート保持台2,ガラス載置台3を固定として、各吸着器の3種の移動部を移動させて吸着部の3次元位置を調整して、吸着部と半導体ウエハ及びシートとの位置合わせを行うようにしたが、ウエハ保持台1,シート保持台2,ガラス載置台3を一方向または複数方向に移動させて位置合わせを行うようにしてもよい。例えば、図1,図6において、ウエハ保持台1,シート保持台2,ガラス載置台3をY軸方向に移動可能として、ヘッドY軸移動部5c,6c,60cを固定とする構成も可能である。
また、上述した例では、加熱機能を吸着器(吸着部)に持たせるようにしたが、加熱機能を持たない吸着器(吸着部)にてガラスを半導体ウエハに配置した後、吸着機能がない別体の加熱/加圧部を用いて、ガラスを加熱・加圧するようにしてもよい。
また、上述した例では、接着層が半導体ウエハに形成されている場合について説明したが、接着層がガラスに形成されている場合においても、同様の効果を奏する。
また、上述した例では、固体撮像装置を製造する場合について説明したが、これ以外に、EPROM等の半導体記憶装置など、ガラスで透光性蓋部を構成するような受光部を備えた半導体装置であれば、如何なる種類の半導体装置の製造にも本発明を適用することができる。また、透光性蓋部の材質をガラスとしたが、樹脂材料等であってもよい。
また、接着物としてガラス以外に半導体チップを用いて、他の種類の半導体装置を製造する場合にも、本発明は適用可能である。この場合には、導電性接着剤を含む接着層を用いて電気的接続を行うようにしてもよい。
1 ウエハ保持台(第1保持手段)
2 シート保持台(第2保持手段)
3 ガラス載置台(中間台)
4 基台
5 第1吸着器(第1吸着手段)
6 第2吸着器(第2吸着手段)
5d ピックアップヘッド(吸着部)
6d ボンディングヘッド(吸着部)
60 吸着ヘッド(吸着部)
6e,60e ヒータ
7 制御部
8 除電器(除電手段)
10 半導体ウエハ
20 シート
22 ガラス(接着物)
60 吸着器(吸着手段)
2 シート保持台(第2保持手段)
3 ガラス載置台(中間台)
4 基台
5 第1吸着器(第1吸着手段)
6 第2吸着器(第2吸着手段)
5d ピックアップヘッド(吸着部)
6d ボンディングヘッド(吸着部)
60 吸着ヘッド(吸着部)
6e,60e ヒータ
7 制御部
8 除電器(除電手段)
10 半導体ウエハ
20 シート
22 ガラス(接着物)
60 吸着器(吸着手段)
Claims (10)
- 半導体ウエハを保持する第1保持手段と、複数の接着物が配置されたシートを保持する第2保持手段と、該第2保持手段で保持された前記シートから前記接着物を吸着して、前記第1保持手段で保持された前記半導体ウエハに配置する吸着手段とを備えることを特徴とするボンディング装置。
- 前記吸着手段で吸着された前記接着物を加熱する加熱手段を備えることを特徴とする請求項1記載のボンディング装置。
- 前記吸着手段は、前記加熱手段を有することを特徴とする請求項2記載のボンディング装置。
- 前記吸着手段で吸着された前記接着物を除電する除電手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のボンディング装置。
- 前記吸着手段は、前記第2保持手段で保持された前記シートから前記接着物を吸着して中間台に載置する第1吸着手段と、前記中間台に載置された前記接着物を吸着して、前記第1保持手段で保持された前記半導体ウエハに配置する第2吸着手段とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のボンディング装置。
- 前記第2吸着手段は、吸着した前記接着物を加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項5記載のボンディング装置。
- シートに配置された接着物を前記シートから剥がし、前記接着物側から加熱した状態で前記接着物を半導体ウエハに接着することを特徴とするボンディング方法。
- 前記シートから前記接着物を剥がす際に吸着手段を用い、該吸着手段で加熱して前記接着物を半導体ウエハに接着することを特徴とする請求項7記載のボンディング方法。
- 前記シートから剥がした前記接着物を除電することを特徴とする請求項7または8記載のボンディング方法。
- 請求項7乃至9のいずれかに記載のボンディング方法により、前記接着物を半導体ウエハに接着した後、該半導体ウエハを切断して個々の半導体装置に分離することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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