JP2006059042A - Uim用icカード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のUIM用ICカード10は、札入れサイズのカード基板3内に、装着したICカード用ICモジュールの接触端子板6外形とほぼ同等の平面外形形状からなる小型サイズUIM1と、当該小型サイズUIMを嵌合して保持する内枠構造を有する通常サイズUIM2と、双方の形状が周縁スリット1s,2sと折り取り可能な接続部により形成されているUIM用ICカードにおいて、前記通常サイズUIMの内枠9外周は、小型サイズUIMを嵌め込みした際の当該小型サイズUIMの接続部に対応する領域部分が他の外周領域よりも幅広の空間域(微小収納部2k)を有するように形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
UIMカードまたはSIMカードには、GSM(Global System for Mobile Communication)規格、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格があり、形状・位置、使用時の電気的特性を定めるものとして良く知られている。
これを回避するため、同一のICカード基板内に、小型サイズUIMを折り取り可能に形成するとともに、折り取りした小型サイズUIMを嵌め込みして通常サイズUIMとして使用できる、アダプターとして機能する通常サイズUIM形状を設けることが提案されている。
通常、3FF規格(3rd Form Factor)として、欧州電気通信規格化協会が、ETSI TS102 221として2004年2月に制定した、横15.0mm、縦12.0mmの大きさであるが、本明細書では、当該規定サイズから著しく逸脱しないかぎり近似する外形のものも含むものとする。
特許文献1、特許文献2、特許文献3には、札入れサイズのカード外形から小型のICカード領域を折り取る場合に、通常の規格準拠UIMサイズと、さらに小型のミニサイズUIMのいずれかを選択できるUIM折り取り形状について提案している。
例えば、特許文献2には、図7のような、UIMが図示されている。この場合は、カード本体50から矩形状のプラグイン(UIM)を周囲のフリーパンチ30と接続部1bから切り離して使用するか、より小さい正方形状のプラグイン(UIM)として切り離すか、いずれかにより使用しようとする考えである。
図6は、従来品の不具合状態を示す図であって、図6(A)は折り取りした状態の平面図、図6(B)は嵌め込みした状態の平面図、図6(C)は嵌め込みした状態の断面図、である。これらの図は、ミニサイズUIM1の両側に発生したバリ1zが、アダプター2側の内枠9の外周に引っ掛かり浮き上がっている状態を示している。
バリによる引っ掛かりを考慮して内枠サイズを、例えば、0.5mmも大きくすると、仮りに粘着性シールなどの補助的接着手段を併用してもアダプターによる小型サイズUIMの保持能力は著しく低下し、使用中に機器側コネクタからUIM端子面にかかるコンタクト荷重や別の機器への取り外し、再装着等に伴い発生するUIMへの様々な応力に耐えることができず、離脱、変形するおそれがある。
すなわち、力のかかり具合では接続部1bに不適切な外力が加わり、予想した破断線よりも大きめに破断してしまうことがある。バリ1zの出方もブリッジの形成条件や折り取り時の力のかかり方に左右されるが、一般的には0.05mm〜0.5mm程度まで突出したバリが出てしまう可能性がある。このままで、アダプター2の内枠9に嵌め込みすると前記した問題が生じることになる。
これにより、小型サイズUIMが正規位置に嵌め込みができず、機器装着後に動作不良となったり、ミニサイズUIMが浮き上がって機器装着・脱着時に引っ掛かり、脱落または変形してしまう等の問題が解消される。
図1は、本発明のUIM用ICカードを示す平面図、図2は、UIM用ICカードの使用状態を示す平面図、図3は、微小収納部の拡大図、図4は、UIM用ICカードの製造工程を示す図、である。
周縁スリット1s,2sはエンドミルによる切削等により基板3を貫通するように形成する。接続部(ブリッジ)1b1,1b2,2b1,2b2は、ハーフカット加工やミシン目加工、溝打ち抜き加工、ザグリ加工、およびこれらの組み合わせによる折り取り容易化加工がされる。僅かな接続部を残して接続することで、自然に抜け落ちすることなく、かつ容易に折り取りできる特徴がある。
図2において、小型サイズUIM1の右下部にある切り欠き部4、および通常サイズUIM2の右下部にある切り欠き部8は、携帯電話機等に装着した際の位置合わせを間違いなくするためのものである。切り欠き部4,8は、UIMの各辺に対して45°の角度に形成するのが通常である。
前記のように、バリ1zの出方はブリッジの形成条件や折り取り時の力のかかり具合に左右されるが、一般的には0.05mm〜0.5mm程度まで突出したバリとなるので、微小収納部2kの長さLもその最大突出長程度に形成する。幅Hは、接続部1bよりは大きな幅にはならないので、接続部1bの幅と同一にしてもよいが、0.01〜0.5mm程度大きめにしてもよい。図3のように矩形状ではなく辺に沿って緩やかに膨らむ空間域としてもよい。微小収納部2kはカード基板3を貫通するようにすれば各種のバリに対応できるが、一定の底面深さDを有するものであってもよい。例えば、カード基板3の、上下面から0.2mmのハーフカットを入れる場合は、800μmのカード厚みで、深さDを600μm程度とすることができる。この場合、バリ1zは、図3(B)のように微小収納部2kに納まる。
UIM用ICカード10を以上の構成とすることで、小型サイズUIM1をアダプター2に円滑に着脱でき、接触不良や破損等の不具合の生じ無いUIMとして使用できる。
まず、図4(A)のように、ICカード用カード基板3を製造する。カード基板3は、例えば、コア層となる白色硬質塩化ビニルシート31,32と表面層となる透明塩化ビニルシート33,34を仮積み積層した後、プレス機に導入して熱圧をかけてプレスし、層間を熱融着させることで、一体のカード基板3にする。ただし、例示した塩化ビニルシートに限られず、PET−Gシートやポリエチレンテレフタレート(PET)シートであってもよい。PETシートの場合は接着シートを併用して層間接着する。
ICモジュール5を装着用凹部20に装填してから、接触端子板6表面から軽く熱圧をかけると、ICモジュール5が装着用凹部20内に固定される。
最後に通常サイズUIM2の底面全体に粘着性シール26を貼着する。粘着性シール26は保護紙を剥離して貼着するが、内枠9の内面部分は小型サイズUIM1を嵌め込みするまでは保護紙を残しておくのが好ましい。
その後、カード状態で発行処理を行い、小型サイズUIMを折り取りするか、通常サイズUIMに嵌め込みするか、またはカード状態のまま、納入する。
接触端子板6が形成され、接触型ICチップが実装されたCOT(Chip On Tape;ガラスエポキシ基材、厚み160μm)のICチップやワイヤボンディング部周囲を囲み、エポキシ系樹脂を滴下して樹脂モールドした。
ICモジュール接触端子板6の大きさは、12.0mm×11.0mmとし、モールド樹脂部17は大きさ、8.0mm×8.0mm、基材厚みを含めないモールド樹脂部17の高さは、440μmとなった。
カード基板3のコアシート31,32として、表面印刷済みの二軸延伸白色PET−Gシート(厚み360μm)を使用し、その上下面にオーバーシート33,34として、厚み50μmの二軸延伸透明PET−Gシート2枚を使用した。これらを仮積み積層してから、プレス機に導入し、熱圧融着してプレスラミネートし、カード基板3を準備した。
プレス工程の条件は、150°C、2.0MPa、成形(加熱)時間30分とした。プレス後は、多少の収縮のため、カード基板3の総厚は800μmとなった。
次に、図4(B)のように、カード基板3に対して、ICモジュール装着用凹部20をNC制御によるエンドミル加工により形成した。COTのプリント基板(厚み160μm)7と接着テープ19の合計厚みに相当する深さ、200μmに第1凹部を掘削した。
また、その中心部に、ICモジュール5のモールド樹脂部17を納めるようにさらに切削して合計深さが640μmになるように第2凹部を掘削した。
第1凹部開口の大きさは、12.1mm×11.1mmとし、第2凹部は、ほぼその中心部であって、8.1mm×8.1mmの大きさとした。このICモジュール装着用凹部20に先に準備したICモジュール5を装着し、接触端子板面から熱圧をかけてICモジュールを凹部内に固定した。これにより、ICモジュール実装済みICカード基板3を完成した。
このICカード基板3のICモジュール5の接触端子基板6の4周囲に、幅0.5mmの周縁部1rが残るようにし、その外側に周縁スリット1sと接続部1b1,1b2を図1のようにして設けた。周縁スリット1sは、幅0.5mmとしエンドミルで切削した。接続部1b1,1b2はカード基板の上下面から、幅(直径)0.2mmのエンドミルを使用して、0.2mmの深さで切削し、中心層が0.4mm厚で残るようにした。この周縁スリット1sの内側が小型サイズUIM1となる。小型サイズUIM1の平面外形は、13.0mm×12.0mmとなった。
さらに、接続部2b1,2b2とを図1のように切削した。接続部2b1,2b2はカード基板の上下面から、幅(直径)0.2mmのエンドミルを使用して、0.2mmの深さで切削し、中心層が0.4mm厚で残るようにした。この周縁スリット1sの内側が通常サイズUIM1となる。通常サイズUIM2の底面全体に、厚み100μmの粘着性シール26を貼着したが、内枠9の内部部分は保護紙を残すようにした。
その後、発行処理を行い、図1図示のUIM用ICカード10が完成した。
1s 周縁スリット
1b,1b1,1b2 接続部(ブリッジ)
1z バリ、飛び出し部
2 通常サイズUIM、アダプター
2r 周縁部
2s 周縁スリット
2b,2b1,2b2 接続部(ブリッジ)
2k 微小収納部
3 カード基板
4 切り欠き部
5 ICモジュール、COT
6 ICモジュール接触端子板
7 プリント基板
8 切り欠き部
9 内枠
10 UIM用ICカード
17 モールド樹脂部
19 接着テープ
20 ICモジュール装着用凹部
26 粘着性シール
Claims (6)
- 札入れサイズのカード基板内に、装着したICカード用ICモジュールの接触端子板外形とほぼ同等の平面外形形状からなる小型サイズUIMと、当該小型サイズUIMを嵌合して保持する内枠構造を有する通常サイズUIMと、双方の形状が周縁スリットと折り取り可能な接続部により形成されているUIM用ICカードにおいて、前記通常サイズUIMの内枠外周は、小型サイズUIMを嵌め込みした際の当該小型サイズUIMの接続部に対応する領域部分が他の外周領域よりも幅広の空間域を有するように形成されていることを特徴とするUIM用ICカード。
- 上記空間が、0.05〜0.5mmの幅で他の外周領域よりも幅広であることを特徴とする請求項1記載のUIM用ICカード。
- 上記空間の全体幅が、カード基体を貫通するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のUIM用ICカード。
- 札入れサイズのカード基板内に、装着したICカード用ICモジュールの接触端子板外形とほぼ同等の平面外形形状からなる小型サイズUIMと、当該小型サイズUIMを嵌合して保持する内枠構造を有する通常サイズUIMと、双方の形状が周縁スリットと折り取り可能な接続部により形成されているUIM用ICカードにおいて、前記小型サイズUIMが通常サイズUIMの内枠に嵌め込まれた際に、小型サイズUIMの前記接続部に発生するバリを納める微小収納部を、通常サイズUIMの内枠外周に設けたことを特徴とするUIM用ICカード。
- 前記微小収納部が、通常サイズUIMの内枠の双方の短辺に設けられていることを特徴とする請求項1記載のUIM用ICカード。
- 上記微小収納部が、カード基体を貫通するように形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5記載のUIM用ICカード。
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