JP2006089202A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異音発生の防止、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上する。
【解決手段】 シート搬送装置は、ころ軸56の外周部に圧縮コイルばね52が当接する平面部62を設け、従動ころ51をころ軸56の平面部62に圧縮コイルばね52を当接させて、駆動ローラ50に押圧する。これにより、ころ軸56の回転は平面部62と圧縮コイルばね52との当接により阻止され、且つ、圧縮コイルばね52の加圧力をころ軸56に対して偏心することなく付与できるので、ころ軸と加圧手段との間の摺動による異音の発生を防止し、加圧手段を正しい姿勢に維持して従動ころと駆動ローラとの圧接力を均一にすることができる。その結果、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 シート搬送装置は、ころ軸56の外周部に圧縮コイルばね52が当接する平面部62を設け、従動ころ51をころ軸56の平面部62に圧縮コイルばね52を当接させて、駆動ローラ50に押圧する。これにより、ころ軸56の回転は平面部62と圧縮コイルばね52との当接により阻止され、且つ、圧縮コイルばね52の加圧力をころ軸56に対して偏心することなく付与できるので、ころ軸と加圧手段との間の摺動による異音の発生を防止し、加圧手段を正しい姿勢に維持して従動ころと駆動ローラとの圧接力を均一にすることができる。その結果、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、このシート搬送装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートを搬送させる装置としては、互いに対向し圧接するローラ対のニップ部にシートを通すようにして、このローラ対を回転駆動させ、シートを搬送させる装置が一般的に知られている。
上記ローラ対は、駆動ローラと従動ころとで構成されている。そして、駆動ローラは、駆動軸を介して回転駆動源と連結し、回転駆動源によって、回転駆動力が付与される。一方、従動ころは、駆動ローラに直接的に接触したときの摩擦力やニップ部に挟持されたシートを介在させた時の接触摩擦力によって、従動的に回転するように構成されているのが一般的である。
図8は従来のシート搬送装置のニップ部分を示す図である。駆動軸56に固定された駆動ローラ50は、駆動伝達ベルト54により、図示しない駆動源から駆動軸56に回転駆動力が付与されて回転する。一方、従動ころ51は、圧縮コイルばね52の弾性力がころ軸53の外周面に点接触の状態で直接的に付与されることにより、従動ころ51が駆動ローラ50に押圧されて、駆動ローラ50との摩擦力により従動回転するように構成されている。したがって、ころ軸53は、従動ころ51を回転可能に軸支するとともに、従動ころ51を駆動ローラ50に押圧できるように、駆動ローラ50側に移動できるように圧縮コイルばね52で支持されている。
図9は他の従来例のシート搬送装置におけるころ軸53の支持部を示す拡大図である。ころ軸53の支持構造に要求される条件は、従動ころ51が、駆動ローラ50に圧接して従動回転させられるように、ころ軸53自体は回転しないこと、及び従動ころ51を回転可能に軸支した状態で、従動ころ51を駆動ローラ50側に移動可能にすることである。
この条件を満たすために、従来のころ軸53の支持部には、互いに平行な2箇所の平面部(二面取り部)53aが形成されている。そして、この二面取り部53aが摺接するU字状の案内部57に二面取り部53aが嵌挿されて、ころ軸53が回転しないようにするとともに、二面取り部が案内部57に案内されて上下方向に移動可能に、ころ軸53が軸支持部材55に支持されている。
さらに、他の従来例のシート搬送装置を、図12を用いて説明する。この従来例のシート搬送装置は、ころ軸53を軸支持部材58に固定支持し、軸支持部材58に一体にした板ばね59を有している。板ばね59は、板ばね固定部材60に固定されている。そして、シート搬送装置は、板ばね59の弾性力を利用して、ころ軸53に回転可能に支持した従動ころ51を、駆動ローラ50に圧接し、シートPを搬送するようにしている。このシート搬送装置は、ころ軸53を軸支持部材58に固定支持することにより、ころ軸53の回転を拘束し、従動ころ51の円滑な従動回転を可能にするとともに、板ばね59の弾性撓みによって、従動ころ51と駆動ローラ50との間の離間・接近を可能にし、シートPまたはシート束の厚みに対応した圧接力で、シートPを搬送するようにしている。
しかし、上記従来例においては、次ぎのような解決すべき問題がある。すなわち、図8に示すように、圧縮コイルばね52は、ころ軸53の外周面に点接触の状態で、ころ軸53に押圧力を付与しているので、従動ころ51の内周面ところ軸53の外周面との間の摩擦力に応じて、ころ軸53も従動回転することがある。このような場合に、ころ軸53の外周面と、加圧手段としての圧縮コイルばね52とが擦れて、異音を発生させるという問題があった。
また、上記ころ軸53の外周面と、圧縮コイルばね52とが、擦れると、その摩擦力により、圧縮コイルばね52の姿勢が不安定になり(図8の破線形状)、圧縮コイルばね52の設定荷重が、従動ころ51に伝達できずに、シート搬送力が不安定になって、搬送しているシートの斜行等による搬送不良を誘発させるという問題がある。
また、図9に示した従来例のころ軸53の支持構造においては、上記のころ軸53の外周面と、圧縮コイルばね52との擦れによる、異音の発生を防止することは可能であるが、次のような改良すべき問題がある。すなわち、図9において、ころ軸53の二面取り部53aが、軸支持部材55の案内部57に嵌挿されているので、二面取り部53aと案内部57との間に摺動抵抗が生じる。その結果、次のような改良すべき問題がある。
すなわち、図10に示すように、ころ軸53の両端が、矢印A方向に移動可能なように軸支持部材55に支持されていて、この支持部の両端での摩擦抵抗差が生じた場合に、ころ軸53が符号53bで示すようになって、角度α傾くことになる。その結果、ころ軸53と駆動軸56との間の平行度が保てなくなって、駆動ローラ50と従動ころ51との間の押圧力が不均一になり、搬送力のバランスがくずれて、図11に示すように、シートPがPaのように斜行し、搬送不良を誘発させるという問題がある。
次に、図12に示した従来例においては、次のような改良すべき問題がある。図13に示すように、従動ころ51を駆動ローラ50に圧接して、従動ころ51を従動回転させるために、板ばね59を弾性的に撓ませることになる。このように板ばね59を撓ませた場合に、板ばね59と軸支持部材58は一体になっているので、軸支持部材58は、駆動ローラ50の垂直軸線に対して角度β傾くことになる。
このように、軸支持部材58が傾いた場合に、板ばね59の弾性力F1が、従動ころ51と駆動ローラ50との間の接点Tにおいて、搬送方向の分力F2が働くことになる。そして、従動ころ51と駆動ローラ50は、板ばね59の弾性力F1と分力F2の合成力F3で、接点Tで圧接し、従動ころ51が従動回転する。このように、搬送されるシートPに分力F2が働いた場合に、シートPの搬送方向に対して負荷を与えることになり、シートPに所謂カールが発生して、シート詰まりの原因になる虞があり、或は、両面印刷の場合に、擦れが生じて画像不良の原因になるという問題がある。
本発明は、シート搬送装置のころ軸と加圧手段との摺動による異音発生の防止と、加圧手段及びころ軸の支持の安定化による搬送力の安定化させてシート詰まりを防止したシート搬送装置を提供することを目的としている。
本発明は、シート詰まりを防止したシート後処理装置を備えて画像不良の発生を防止した画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、駆動力を受けて回転する駆動ローラと、該駆動ローラに従動し、ころ軸に回転自在に軸支された従動ころとを具備し、該駆動ローラと従動ころの間にシートを挟持して搬送するシート搬送装置において、前記ころ軸は、外周部に加圧手段が当接する平面部を有し、前記従動ころは前記ころ軸の平面部に加圧手段を当接させることにより、前記駆動ローラに押圧するように構成したことを特徴とする。
本発明のシート搬送装置における、前記ころ軸に形成した平面部は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域の中央部近傍に配置されたことを特徴とする。
本発明のシート搬送装置における、前記ころ軸に形成した平面部は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域の中央部を基準として略対称に複数箇所に配置されたことを特徴とする。
本発明のシート搬送装置における、前記従動ころは、摺動部材で構成されていることを特徴とする。
本発明のシート搬送装置における、前記ころ軸に形成した平面部に当接する加圧手段は、圧縮コイルばねで構成されていることを特徴とする。
本発明のシート搬送装置における、前記加圧手段である圧縮コイルばねの直径は、ころ軸に形成した平面部のシート搬送方向に沿った幅よりも大きいことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する上記何れかのシート搬送装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する上記何れかのシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに後処理を施すシート後処理手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のシート搬送装置は、ころ軸の外周部に加圧手段が当接する平面部を設け、ころ軸の平面部に加圧手段を当接させて、従動ころを駆動ローラに押圧するものである。これにより、ころ軸の回転は平面部と加圧手段との当接により阻止され、ころ軸と加圧手段との間の摺動がほとんど無くなり、異音の発生を防止することができる。さらに、両者間の摺動がほとんど無くなることから、加圧手段はころ軸に対して正しい姿勢に維持されるので、加圧手段が有する加圧力を、ころ軸の軸心に対して偏心することなくころ軸に付与することができる。特に、従動ころと駆動ころのローラ対が複数ある場合には、各ローラ対の従動ころと駆動ローラ間の圧接力を均一にすることができる。その結果、シート搬送装置は、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させることができる。
また、本発明のシート搬送装置において、ころ軸に形成した平面部は、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域の中央部近傍、または、シート搬送領域の中央部を基準として略対称に複数箇所に配置されている。これにより、各平面部に当接する加圧手段の加圧力によって、ころ軸の回転は複数箇所でより確実に阻止されるので、ころ軸と加圧手段との間の摺動をほとんど無くして、異音の発生を防止することができるとともに、ころ軸に対して正しい姿勢に保持し、加圧手段が有する所定の加圧力をころ軸の軸心に対して偏心することなく付与することができる。そして、ころ軸の有する所定の加圧力は、シート搬送領域の中央部を基準として略対称の複数箇所でころ軸の長手方向に均一に付与されることになるので、従動ころと駆動ローラとの圧接力を均一にすることができる。したがって、シート搬送装置は、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させることができる。
また、本発明のシート搬送装置の従動ころは、摺動部材で構成されているので、従動ころの摩耗による変形を防止することができ、駆動ローラの回転は円滑に従動ころに伝達され、上記の効果に加えて、シートの搬送をより確実にすることができる。
また、本発明のシート搬送装置は、ころ軸に形成した平面部に当接する加圧手段を、圧縮コイルばねで構成することにより、板ばねのような分力を無くして、圧縮コイルばねの弾性力をころ軸の軸心に対して偏心することなく付与することができ、上記の効果に加えて、シートの搬送を円滑にすることができる。
また、本発明のシート搬送装置は、加圧手段である圧縮コイルばねの直径を、ころ軸に形成したシート搬送方向に沿った平面部の幅よりも大きくしている。これにより、加圧手段と平面部との間の当接面積を大きくなり、ころ軸の回転をより確実に拘束することができる。この結果、ころ軸と加圧手段との間の摺動がほとんど無くなり、異音の発生は防止される。さらに、加圧手段を正しい姿勢に維持して従動ころと駆動ころとの圧接力を均一にして、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する上記何れかのシート搬送装置とを備えている。これにより、ころ軸と加圧手段との間の摺動による異音の発生は防止され、且つ、加圧手段をころ軸に対して正しい姿勢に維持して従動ころと駆動ころとの圧接力は均一になる。その結果、画像形成装置は、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生を無くし、信頼性を向上させた、画像形成装置を得ることができる。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する上記何れかのシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに後処理を施すシート後処理手段とを備えている。これにより、ころ軸と加圧手段との間の摺動がほとんど無くなり異音の発生は防止され、且つ、加圧手段をころ軸に対し正しい姿勢に維持して従動ころと駆動ころとの圧接力は、均一になる。その結果、画像形成装置は、搬送力の安定化、さらにはシート詰まり及び画像不良の発生がなくなり、高い信頼性を得ることができる。
本発明の実施の形態であるシート搬送装置と、このシート搬送装置を装備した画像形成装置の一例である複写機とを図に示して説明する。画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等があり、画像形成装置は、複写機に限定されるものではない。
[複写機]
まず、複写機について説明する。ここでいう複写機は、複写機の一般的なものとして示しているものであり、以下に説明する複写機に限定されるものではない。
まず、複写機について説明する。ここでいう複写機は、複写機の一般的なものとして示しているものであり、以下に説明する複写機に限定されるものではない。
図7において、複写機100は、本体ユニット3の上部に画像読取装置20を複写機の機構の一部として有している。画像読取装置20は、本体ユニット3の上部に設けた読取ユニット2と、読取ユニット2の上部に開閉自在に設けた原稿自動供給ユニット1とを備えている。
[本体ユニット]
次に、複写機100の本体ユニット3について説明する。画像読取装置20で読み取られた原稿の画像情報は、コントローラを介してレーザビームスキャナ102によって、画像形成手段である例えば感光体ドラム103上に静電潜像として形成される。感光体ドラム103の表面は、静電潜像が形成される前、予め一次帯電器104によって、一様に帯電されている。感光体ドラム103の静電潜像は、現像器105によって現像剤であるトナーによって現像される。
次に、複写機100の本体ユニット3について説明する。画像読取装置20で読み取られた原稿の画像情報は、コントローラを介してレーザビームスキャナ102によって、画像形成手段である例えば感光体ドラム103上に静電潜像として形成される。感光体ドラム103の表面は、静電潜像が形成される前、予め一次帯電器104によって、一様に帯電されている。感光体ドラム103の静電潜像は、現像器105によって現像剤であるトナーによって現像される。
一方、シート供給ローラ106は、シート供給カセット107の中の中板108上に積載してあるシートPを、シート供給カセット107から送り出す。搬送ローラ対109は、シートをレジストローラ対110に送り込む。レジストローラ対110は、回転を停止している状態でシートを受け止めて、シートに撓みを形成させて、シートの斜行を真っ直ぐに直す。
レジストローラ対110は、斜行取りしたシートの先端を感光体ドラム103上のトナー像に合わせて、シートを感光体ドラム103に送り込む。転写器111は、トナー像をシートに転写する。その後、搬送ベルト112は、シートを定着器113に送り込む。定着器113は、シートを加熱加圧して、シートにトナー像を定着して、不図示の排出トレイに排出する。感光体ドラム103に残ったトナーは、クリーナ115によって除去される。
本体ユニット3の脇には、本体ユニット3から排出されたシートを処理するシート後処理手段として例えばシート処理装置4を装備してある。シート処理装置4は、例えば、公知のシートを積載分配するシート積載装置、シート束を綴じる綴じ装置、シート束を2つに折って冊子状にする折り装置、シートに孔をあけ穿孔装置等の内、少なくとも1つを備えている。
[シート搬送装置]
次に、シート搬送装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。シート搬送装置として例えば、図7における搬送ローラ対109や、レジストローラ対110がある。このようにシート搬送装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機及びこれらに装備してある各種シート処理装置等、各種機器に使用されるものである。
次に、シート搬送装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。シート搬送装置として例えば、図7における搬送ローラ対109や、レジストローラ対110がある。このようにシート搬送装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機及びこれらに装備してある各種シート処理装置等、各種機器に使用されるものである。
図1は本発明の実施形態であるシート搬送装置65の概略構成を示す斜視図である。駆動ローラ50は、少なくとも表面部が高摩擦係数部材、例えば、天然ゴム、合成ゴム等により形成されている。本実施形態では、2個の駆動ローラ50が、金属部材の駆動軸56に固定されている。駆動ローラ50の個数は2個に限定されない。そして、駆動ローラ50は、駆動伝達ベルト54、及び駆動ローラギア61を介して、図示しない駆動源からの回転駆動力を受けて回転するようにしている。
一方、従動ころ51は、駆動ローラ50に対応して、ころ軸66に回転可能に支持されている。そして、ころ軸66を圧縮コイルばね52によって押すことにより、従動ころ51を駆動ローラ50に圧接し、駆動ローラ50との間の摩擦力により、従動ころ51が従動回転するようになっている。
図2は本発明の実施形態であるシート搬送装置65におけるころ軸66の支持部を示す拡大図である。ころ軸66は、面取りしていない丸棒の状体であり、U字状に形成した案内部57に嵌挿されている。したがって、圧縮コイルばね52によってころ軸66に弾性力を付与した場合に、ころ軸66は案内部57に案内されて移動し、従動ころ51を駆動ローラ50に圧接することができる。ころ軸66が丸棒であるので、軸支持部材55に形成した案内部57との接触は、点接触である。ころ軸66の軸支持部材55に対する摩擦抵抗が従来より小さくなっている。このため、ころ軸66は、円滑に移動できるようになっている。
図3は図1における本発明の実施形態であるシート搬送装置65の概略構成を拡大して示した斜視図である。従動ころ51は、摺動部材である例えば樹脂、ゴム等の耐摩耗性の部材で形成されて、ころ軸66に嵌挿され、駆動ローラ50と接している。ころ軸66には、加圧手段である例えば圧縮コイルばね52が当接する平面部(面取り部)62が形成されている。この平面部62は、図6に示すシート搬送領域Lの中央部CLを基準として略対称に、例えば、2箇所に配置されており、これにより、従動ころ51は、駆動ローラ50のローラ部に所要の圧力にて圧接させられている。
平面部62は図4に示すように、ころ軸66の外周の一部を面取りし、圧縮コイルばね52の直径Dは平面部62のシート搬送方向に沿った幅Wよりも大きくなっている。また、図5に示すシート搬送装置67のように、ころ軸68の外周を二面取して平面部62を形成し、アダプタ64に形成した嵌合部63に嵌合するようにしてもよい。そして、アダプタ64と圧縮コイルばね52を一体に結合してもよく、或は結合しなくてもよい。
圧縮コイルばね52としては、一般的には、金属、樹脂等の弾性体で形成されるコイルばね等が採用され、これにより、従動ころ51は、駆動ローラ50のローラ部に直接的に接触したときの摩擦力やニップ部に挟持されたシートを介在させたときの接触摩擦力によって従動的に回転するように構成されている。
以上のように、本実施形態のシート搬送装置65は、ころ軸66の、外周部に圧縮コイルばね52が当接する平面部62を形成し、ころ軸66の平面部62に圧縮コイルばね52を当接させている。その結果、この圧縮コイルばね52と平面部62との当接部においては、駆動ローラ50と従動ころ51との間の圧接力に等しい押圧力で圧縮コイルばね52と平面部62が圧接され、ころ軸66の回転を拘束することができる。また、加圧手段62の直径Dを平面部62の幅Wよりも大きくしてある。これにより、この当接面における回転モーメントに対する反力を大きくなり、ころ軸66の回転を有効に拘束することができる。
また、図5に示すように、本発明の他の実施形態のシート搬送装置67は、ころ軸68を二面取した平面部62を形成し、アダプタ64に形成した嵌合部63に嵌合し、アダプタ64と圧縮コイルばね52を一体にしてある。これにより、ころ軸68の回転は確実に拘束される。また、アダプタ64と圧縮コイルばね52を必ずしも一体にしなくてもよい。この場合、両者の当接面を大きくすることができ、当接面における回転モーメントに対する反力を大きくして、ころ軸68の回転を有効に拘束することができる。
このように、ころ軸68の従動回転を拘束されるので、ころ軸68と圧縮コイルばね52との摺動による異音の発生を防止できるとともに、圧縮コイルばね52の押圧時の姿勢を安定させることができ、これに伴いシート搬送力を安定させることができる。
また、ころ軸66に形成された平面部62は、図6に示すように、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域Lの中央部を基準として略対称に2箇所に配置し、同位置に圧縮コイルばね52をそれぞれ配置するように構成している。これにより、ころ軸66に働く圧縮コイルばね52の弾性力を均等に分散し、駆動ローラ50と従動ローラ51の圧接力を均一にすることができる。したがって、シート幅方向でのシート搬送力を均一にして、図11に示すようなシートPの斜行を防止し、シート搬送の安定性を向上させるとともに、装置全体の信頼性を向上させることができる。
また、このことと相俟って、ころ軸66の両端支持は、図2に示すように、ころ軸66を丸棒にし、軸支持部材55に形成した案内部57との接触を、点接触にして摩擦抵抗が最小になるようにしている。これにより、圧縮コイルばね52の弾性力によるころ軸66の移動は円滑になり、駆動軸56ところ軸66の平行度が保たれて、図10に示したような現象は起らない。したがって、シート幅方向でのシート搬送力を均一になり、図11に示すようなシートPの斜行を防止される。これにより、シート搬送装置は、シート搬送の安定性が向上して、画像形成装置全体の信頼性を向上させることができる。
なお、上記のような本発明に係るシート搬送装置は、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に適用できるが、これらの画像形成装置自体は公知のものであるので、その説明は省略する。
P シート
L シート搬送領域
CL 中央部
4 シート処理装置(シート処理手段)
50 駆動ローラ
51 従動ころ
52 圧縮コイルばね(加圧手段)
54 シート搬送装置
55 軸支持部材
56 駆動軸
57 案内部
62 平面部
63 嵌合部
64 アダプタ
65 シート搬送装置
66 ころ軸
67 シート搬送装置
68 ころ軸
100 複写機
103 感光ドラム(画像形成手段)
109 搬送ローラ対(シート搬送装置)
110 レジストローラ対(シート搬送装置)
L シート搬送領域
CL 中央部
4 シート処理装置(シート処理手段)
50 駆動ローラ
51 従動ころ
52 圧縮コイルばね(加圧手段)
54 シート搬送装置
55 軸支持部材
56 駆動軸
57 案内部
62 平面部
63 嵌合部
64 アダプタ
65 シート搬送装置
66 ころ軸
67 シート搬送装置
68 ころ軸
100 複写機
103 感光ドラム(画像形成手段)
109 搬送ローラ対(シート搬送装置)
110 レジストローラ対(シート搬送装置)
Claims (8)
- 駆動力を受けて回転する駆動ローラと、
該駆動ローラに従動し、ころ軸に回転自在に軸支された従動ころとを具備し、
該駆動ローラと従動ころの間にシートを挟持して搬送するシート搬送装置において、
前記ころ軸は、外周部に加圧手段が当接する平面部を有し、
前記従動ころは前記ころ軸の平面部に加圧手段を当接させることにより、前記駆動ローラに押圧するように構成したことを特徴とするシート搬送装置。 - 前記ころ軸に形成した平面部が、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域の中央部近傍に配置されたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記ころ軸に形成した平面部が、シート搬送方向と直交するシート幅方向に、シート搬送領域の中央部を基準として略対称に複数箇所に配置されたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記従動ころが、摺動部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記ころ軸に形成した平面部に当接する加圧手段が、圧縮コイルばねで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記加圧手段である圧縮コイルばねの直径が、ころ軸に形成した平面部のシート搬送方向に沿った幅よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
- 前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えた画像形成装置。
- 前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを搬送する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに後処理を施すシート後処理手段と、を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004275698A JP2006089202A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004275698A JP2006089202A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006089202A true JP2006089202A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36230540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004275698A Withdrawn JP2006089202A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006089202A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010285256A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Seiko Epson Corp | 搬送ローラー、搬送装置及び印刷装置 |
| JP2019172413A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | グローリー株式会社 | 厚み検知装置 |
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2004
- 2004-09-22 JP JP2004275698A patent/JP2006089202A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019172413A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | グローリー株式会社 | 厚み検知装置 |
| JP7040973B2 (ja) | 2018-03-28 | 2022-03-23 | グローリー株式会社 | 厚み検知装置 |
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Legal Events
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071204 |