JP2006100231A - 基板用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタの小型化を図る。
【解決手段】 ハウジング20の上下の段にそれぞれ圧入される2種類の端子金具11A,11Bが備えられる。両端子金具11A,11Bは略L形に屈曲され、一端側が相手端子と接続される端子接続部12とされるとともに、他端側に幅狭の基板接続部13が形成されて、その下端にPCB40に半田付けされる取付部16が設けられる。上下の端子金具11A,11Bでは、それぞれの基板接続部13が、端子接続部12の軸線Xに対して左右反対側にオフセットして形成される。上下端子金具11A,11Bの端子接続部12を上下方向に真っ直ぐに揃えて装着しながらも、両段の端子金具11A,11Bの基板接続部13は、ハウジング20の後方への同じ突出位置において横一列に並んで配される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
従来、プリント回路基板に装着されるコネクタの一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、L形に屈曲された大小2種類の端子金具が備えられる一方、ハウジングには、複数の圧入孔が等ピッチで幅方向に並びかつ上下2段にわたって形成されている。なお上下の圧入孔は、上下方向に真っ直ぐに揃っている。そして、小さい方の端子金具の一端側が下段の圧入孔に圧入されて前方に突出し、他端側がハウジングの後方に突出したのち下方に向けられるとともに、大きい方の端子金具の一端側が上段の圧入孔に圧入されて前方に同寸法突出し、他端側は、上記の小端子金具よりも大きくハウジングの後方に突出したのち下方に向けられ、両端子金具の他端側が回路基板上の対応する導電部に半田付けによって固定されるようになっている。このような基板用コネクタは、端子金具をハウジングにおける幅方向に高密度に装着でき、言い換えるとハウジングの幅方向の小型化が実現できる利点がある。
特開平6−203928号公報
ただし上記形式のコネクタでは、上下両段の端子金具の他端側が、ハウジングの後方において奥行方向の前後に並んだ状態で配されるために、コネクタ全体を見ると、奥行方向の寸法が大きくなる嫌いがある。
そこで別例として、上下の段の圧入孔を半ピッチずらした状態、すなわち千鳥配置で設けたものも知られている。この例では、上下両段の端子金具とも、その他端側をハウジングの後方へ同じ寸法だけ突出させた位置で横一列に並べて配することができ、すなわちコネクタの奥行寸法が小さくできる。しかしながらこのものは、ハウジングの幅方向については逆に大型化すると言う問題があり、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コネクタの小型化を図るところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明の基板用コネクタは、回路基板に取り付けられるハウジングには、端子金具が幅方向に複数本並びかつ高さ方向に複数段にわたって装着され、前記端子金具には、一端側に前記ハウジングの前方に突出して相手端子と接続される端子接続部を、他端側に前記ハウジングの後方に突出したのち前記回路基板側に向けて屈曲されて前記回路基板と接続される基板接続部をそれぞれ備えたものにおいて、前記端子金具は、前記基板接続部が前記端子接続部に対して幅狭に形成されており、かつ高さ方向に並んだ各段の端子金具では、前記基板接続部が、当該端子金具における幅方向を前記段数分に分割された領域のうちの互いに異なった領域に配されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記端子金具が上下2段にわたって装着されるものであって、上下に並んだ端子金具では、それぞれの前記基板接続部が、前記端子接続部の軸線に対して幅方向の互いに反対側にオフセットして形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記端子金具は、前記端子接続部が前記ハウジングに形成された圧入孔に圧入されて装着されるものであって、前記端子接続部と前記基板接続部との間の段差面が前記端子接続部の軸線と直交する姿勢をなし、圧入時の押圧面として設定されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
各段の端子金具の端子接続部を上下方向に真っ直ぐに揃えて装着しながらも、各段の端子金具の基板接続部は、端子金具の幅方向における分割された互いに異なった領域に位置しつつ、ハウジングの後方への同じ突出位置において横一列に並んで配される。すなわち、ハウジングの幅方向の寸法の短縮化と、端子金具のハウジングからの後方への突出長さの短縮化とを併せて実現することができ、設置スペースの縮小化や、ハウジングの材料費等の製造コストの低減を図ることができる。
<請求項2の発明>
上下の段の端子金具における端子接続部を上下方向に真っ直ぐに揃えて装着しながらも、両段の端子金具の基板接続部は、端子金具の幅方向における互いに反対側の領域に位置しつつ、ハウジングの後方への同じ突出位置において横一列に並んで配される。
<請求項3の発明>
端子接続部はその軸線と直交する向きの押圧面を押すことで、ハウジングの圧入孔に効率良く圧入できる。圧入方向と直交した押圧面を設定したことで、端子金具の圧入による組み付け作業を良好に行うことができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図10に基づいて説明する。
本実施形態の基板用コネクタ10は、図1に示すように、ハウジング20に対して複数の端子金具11が装着され、このハウジング20がプリント回路基板40(以下、単にPCB40という)上に載置されて、各端子金具11がリフロー式の半田付けによりPCB40に接続されるとともに、ハウジング20の両側面に固定金具30が装着され、この固定金具30が同じくリフロー式の半田付けによりPCB40上に固定されるようになっている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図2ないし図6に示すように、全体としては横長のブロック状に形成され、その前面に、雌側の相手ハウジング(図示せず)が嵌合される嵌合凹部21が形成されている。嵌合凹部21の奥壁であるハウジング20の基壁22には、複数の圧入孔24が、幅方向に並びかつ上下二段に分かれて形成されている。圧入孔24は、後記するように、端子金具11の端子接続部12が後方から圧入されるものであって、図4に示すように、上段には、幅方向の両端部に3個ずつが等ピッチで形成され、一方、下段には、全幅にわたって9個が同じ等ピッチで形成されており、両端部の3個ずつは、上下の段で上下方向に真っ直ぐに並んで形成されている。
端子金具11は、図7及び図8に示すように、背の高い第1端子金具11Aと、背の低い第2端子金具11Bとの2種類が備えられている。なお、第1端子金具11Aと第2端子金具11Bとに共通した説明を行う場合には、端子金具11として説明する。
端子金具11は基本的には、細長いバスバーを略L形に曲げ形成した形状であって、その一端側が、上記した相手ハウジングに装着された雌端子(図示せず)と接続される端子接続部12とされる一方、他端側が、PCB40上の導電部と半田付けにより接続される基板接続部13となっており、この基板接続部13の高さの大小により、第1端子金具11Aと第2端子金具11Bとに種別されている。
詳細には、端子接続部12は幅広のタブ状をなし、上記したハウジング20の圧入孔24内に後方から圧入されるようになっている。なお図10に示すように、圧入孔24の入口24Aは全体に広げられ、上下の面はガイド用にテーパ面とされている。端子接続部12の後端側の両側面には、やや幅広となった圧入部14が形成され、途中に食込突起14Aが突設されており、さらに後端の両側面には、ストッパ15が張り出し形成されている。
基板接続部13は、図7及び図10に示すように、上記した端子接続部12の後端面から後方に若干突出したのち、下方に向けて90度よりやや大きい角度で曲げられて形成されている。そしてこの端子金具11は、リフロー式の半田付けによってPCB40の表面に実装されるようになっているため、基板接続部13の下端には、取付部16が、後方に向けて同じく90度よりやや大きい角度で曲げ形成されている。
ここで、基板接続部13は、上記した端子接続部12の幅の半分弱といった相対的に幅狭に形成されている。
そして図8に示すように、第1端子金具11Aでは、基板接続部13が、端子接続部12の後端面において、端子接続部12の軸線Xに対して後方から見て右側にオフセットした位置から形成されている。すなわち、端子接続部12の後端面の右端寄りの位置から、後方に突出したのち下方に向けて屈曲形成されている。
一方第2端子金具11Bでは、基板接続部13が、端子接続部12の後端面において、端子接続部12の軸線Xに対して後方から見て左側にオフセットした位置から形成されている。すなわち、端子接続部12の後端面の左端寄りの位置から、後方に突出したのち下方に向けて屈曲形成されている。
したがって、図9に示すように、第1端子金具11Aと第2端子金具11Bとを、端子接続部12が上下に整合するような姿勢で配した場合には、各端子金具11A,11Bの基板接続部13、すなわちその下端の取付部16は、端子接続部12の軸線Xを挟んだ左右両側に所定間隔を開けて配されることになる。
このときの両端子金具11の取付部16の間隔は、例えば隣り合う第2端子金具11Bの取付部16同士の間隔の丁度半分となるように設定されている。
両端子金具11A,11Bにおいて、基板接続部13における端子接続部12の後端面に連結される部分から屈曲部分にわたる領域では、下端側に比べて若干幅広に形成されて増強部17とされ、曲げ剛性が高められている。この増強部17は、その外面側がストッパ15の張り出し面と面一とされ、内面側が端子接続部12の軸線Xの少し手前に位置している。また増強部17の下端の段差部分は、応力緩和のためにテーパ状に形成されている。
両端子金具11A,11Bにおいて、端子接続部12のストッパ15を含む後端面では、幅方向の半分以上の領域が、基板接続部13が連設されることなく、端子接続部12の軸線Xと直角をなす面として残っており、この面が、端子接続部12を圧入孔24に圧入する際の治具を当てる押圧面18として利用できるようになっている。
ハウジング20の左右両側面には、ハウジング20を半田付けによりPCB40上に固定するための固定金具30が取り付けられるようになっている。
固定金具30は、金属板をプレス加工して形成されており、本体板31と、その下縁から一体に直角曲げされた取付板32とから構成されている。取付板32には、図示4個の半田進入孔33が、長さ方向に沿って一定間隔を開けて形成されている。
一方、ハウジング20の左右の側壁26には固定金具30の装着溝27が形成されている。なお、側壁26の後端部は、端子金具11の半田付け部分を保護する等のために、ハウジング20の後面から突出して形成されている。固定金具30は、その本体板31が装着溝27に対して上方から圧入され、図4に示すように、取付板32がハウジング20の下面から少し下方に突出した位置に位置決めされて、抜け止め状態で取り付けられるようになっている。
なお、図3に示すように、ハウジング20の下面では、側壁26を除いた部分が底上げされて凹面28が形成されており、図10に示すように、フラックスの逃がし用空間29を確保できるようになっている。
続いて、基板用コネクタ10の組み付け、並びに同コネクタ10をPCB40に取り付ける工程の一例を説明する。
ハウジング20に対して端子金具11が装着される。それには、下段側の圧入孔24に対して、第2端子金具11Bの端子接続部12が挿入され、端子接続部12の後端面の右側の領域に設けられた押圧面18が、治具等で押される。端子接続部12が押し込まれると、圧入部14が圧入孔24の左右の側壁に食い込むようにして圧入され、ストッパ15が入口24Aの奥縁に当たったところで押し込みが停止される(図6参照)。
第2端子金具11Bの圧入が完了したら、上段側の圧入孔24に対して第1端子金具11Aの端子接続部12が挿入され、同じく押圧面18が治具等で押されることで圧入され、ストッパ15により押し込みが停止される。
これにより、ハウジング20の嵌合凹部21内には、図6に示すように、上下の端子金具11A,11Bの端子接続部12が、同一長さ突出する。それとともに、上下の端子金具11A,11Bの基板接続部13における取付部16は、ハウジング20の後方に所定寸法突出した位置において、横方向に一列に並んで配される。特に幅方向の両端部において、上下の段に端子金具11が装着される部分では、第1端子金具11Aと第2端子金具11Bの取付部16が、一定ピッチで交互に並んで配される。なお、両端子金具11A,11Bの取付部16は、図10に示すように、若干先下がりの姿勢を取っている。
またハウジング20の両側壁26の装着溝27には、固定金具30が位置決めして取り付けられる。
一方、PCB40の表面における半田付けが予定される各部位には、半田が予め塗布される。そののち、コネクタ10がPCB40の表面の所定位置に載置される。このとき、端子金具11A,11Bの基板接続部13における取付部16が半田の塗布位置に載せられるとともに、固定金具30の取付板32も半田の塗布位置に載せられる。
この状態で、コネクタ10が載置されたPCB40を高温炉(図示せず)内に走行させると、PCB40に予め塗布された半田が溶融して、端子金具11A,11Bの取付部16に付着する。また固定金具30の取付板32における周縁に付着するととともに、半田進入孔33内に進入してその周面に付着する。
そして、半田が冷却して固化されると、端子金具11A,11Bの基板接続部13が対応する導電路上に固着されて導通接続されるとともに、取付板32がPCB40に対して固着され、すなわちハウジング20がPCB40に対して若干浮いた状態で取り付けられる。
また、端子金具11における基板接続部13の屈曲部分が幅広の増強部17とされて、曲げ剛性が高められていることから、基板接続部13が高精度に屈曲され、ひいては先端の取付部16がPCB40に対して正規姿勢で対向して配される。そのため、取付部16の下面を広範囲にわたってPCB40上に予め塗布された半田に押し付けることができ、確実にかつ強固に固定される。
なお、上記のようなリフロー半田では、半田の濡れ性を高め、また酸化防止を図る上から、半田の上にフラックスを塗布するようになっているが、このフラックスは、半田が溶融する際に同様に融けて流下し、例えばハウジング20の下面に進入してその後に固化したときにハウジング20を持ち上げることで、端子金具11側の半田付き部分を剥がしたり、あるいは嵌合凹部21内に侵入して相手ハウジングとの嵌合時に雌雄の端子金具間に付着し、導通不良を招くおそれがある。
しかしながら本実施形態では、ハウジング20がPCB40から若干浮いた状態で取り付けられる上に、ハウジング20の下面には凹面28が形成されて、PCB40の表面との間に、フラックスの逃がし用空間29が広く確保されているから、仮にフラックスが流下したとしても逃がし用空間29内に収容され、上記した不具合は招かない。
以上説明したように本実施形態によれば、上下に並んで配される端子金具11A,11Bにおいて、それぞれの基板接続部13が、端子接続部12の軸線Xに対して幅方向の互いに反対側にオフセットして形成されているから、上下の段の端子金具11A,11Bにおける端子接続部12を上下方向に真っ直ぐに揃えて装着しながらも、両段の端子金具11A,11Bの基板接続部13は、端子金具11の幅方向における互いに反対側の領域に位置しつつ、ハウジング20の後方への同じ突出位置において横一列に並んで配される。
その結果、ハウジング20の幅方向の寸法の短縮化と、端子金具11のハウジング20からの後方への突出長さの短縮化とを併せて実現することができ、設置スペースの縮小化や、ハウジング20の材料費等の製造コストの低減を図ることができる。
また、端子接続部12の後端面のうちの基板接続部13が連設されていない領域を利用して、圧入方向と直交した押圧面18を設定したから、端子金具11の圧入による組み付け作業をスムーズに能率良く行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)基板接続部をオフセットして形成する場合、上下の段において左右に振り分けられていさえすれば、上段と下段の端子金具で、基板接続部を左右いずれにオフセットするかは任意である。
(2)本発明は、端子金具が3段以上に分かれて装着されるものにも適用できる。その場合は、各段の端子金具において、基板接続部が、当該端子金具における幅方向を段数分に分割された領域のうちの互いに異なった領域に配された構造とすればよい。
(3)端子金具は、上記実施形態に示した圧入による後付けに限らず、インサート成形によって一体的に装着されていてもよい。
(4)また、端子金具をPCBに接続する手段としては、基板接続部の先端をPCBのスルーホールに挿入し、これを溶融半田槽に浮かべることで半田接続するフロー式の半田付けを採用してもよい。
(5)ハウジングをPCBに固定する手段としては、ねじ等の締結具を用いたものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るPCB上にコネクタを取り付けた状態の斜視図 コネクタの背面から見た斜視図 同底面から見た斜視図 同正面図 同背面図 同一部切欠平面図 (A)第1端子金具の斜視図、(B)第2端子金具の斜視図 (A)第1端子金具の平面図、(B)第2端子金具の平面図 両端子金具を上下に重ねて配した場合の平面図 PCB上にコネクタを取り付けた状態の縦断面図
符号の説明
10…基板用コネクタ
11,11A,11B…端子金具
12…端子接続部
13…基板接続部
16…取付部
18…押圧面
20…ハウジング
22…基壁
24…圧入孔
40…PCB(回路基板)
X…(端子接続部12の)軸線

Claims (3)

  1. 回路基板に取り付けられるハウジングには、端子金具が幅方向に複数本並びかつ高さ方向に複数段にわたって装着され、前記端子金具には、一端側に前記ハウジングの前方に突出して相手端子と接続される端子接続部を、他端側に前記ハウジングの後方に突出したのち前記回路基板側に向けて屈曲されて前記回路基板と接続される基板接続部をそれぞれ備えたものにおいて、
    前記端子金具は、前記基板接続部が前記端子接続部に対して幅狭に形成されており、かつ高さ方向に並んだ各段の端子金具では、前記基板接続部が、当該端子金具における幅方向を前記段数分に分割された領域のうちの互いに異なった領域に配されていることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 前記端子金具が上下2段にわたって装着されるものであって、上下に並んだ端子金具では、それぞれの前記基板接続部が、前記端子接続部の軸線に対して幅方向の互いに反対側にオフセットして形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 前記端子金具は、前記端子接続部が前記ハウジングに形成された圧入孔に圧入されて装着されるものであって、前記端子接続部と前記基板接続部との間の段差面が前記端子接続部の軸線と直交する姿勢をなし、圧入時の押圧面として設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板用コネクタ。
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