JP2006100511A - 電子部品の実装構造及びそれを用いた光トランシーバ - Google Patents

電子部品の実装構造及びそれを用いた光トランシーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 高速信号の劣化を最小限度に抑え、リードおよび基板の信頼性が高い電子部品の実装構造を提供する。
【解決手段】 回路基板2に電子部品133を実装した電子部品の実装構造1において、回路基板2の端部に段差部3を形成し、その段差部3を電子部品133のリード136で挟み込んで段差部3にリード136を固定したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リジッド・フレキ基板に、その厚さよりも狭いリード間隔の電子部品を実装した電子部品の実装構造及びそれを用いた光トランシーバに関する。
図13に示すように、厚さw1のリジッド・フレキ基板(フレックスリジッドプリント配線板)132に、厚さw1よりも狭いリード間隔w2(w1>w2)のLD(半導体レーザ)素子モジュール(LD付きパッケージ、LDサブアッセンブリ)133を実装することがある。また、PD(フォトダイオード)素子モジュール(PD付きパッケージ、PDサブアッセンブリ)を実装することもある。
基板132は、リジッド基板132rとフレキ基板132fとを交互に積層して構成される。LD素子モジュール133は、放熱性が高い金属で形成されて内部が気密封止されるCanパッケージ134と、Canパッケージ134内に備えられた光信号を送信するLD素子と、LD素子からの光信号を集光するレンズ135と、複数本のリード136とで主に構成される。
このような基板132にリード136を固定するには、1)図14の電子部品の実装構造141に示すように、基板132の片面(表面)にリードフォーミングした(部分的に適宜曲げた)リード136を固定することや、2)図15に示すように、基板132を挟んで基板132にリード136を固定することが考えられる。
一方、電子部品の実装構造の一例として、図20に示す電子部品の実装構造201のように、基板132にIC202を実装したものがある。IC202は、側壁から水平方向に直立して延びる複数本のリード203を有する。このため、各リード203をリードフォーミングして基板132に固定している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2004−71890号公報 特開2003−209294号公報
しかしながら、1)に関して、従来の電子部品の実装構造141は、リード136をリードフォーミングしているので、(i)リードフォーミング作業に手間がかかるという問題がある。
(ii)リードフォーミングして全てのリード136を基板132の片面に固定するよりも、2)のような基板132にリード136を挟んだ構造の方が、LD(あるいは)素子モジュール133をより強固に固定できる。しかしこの場合には、Canパッケージ134を支えているリード136にストレスが集中し、リード136および基板132の信頼性が低くなるという問題がある。
また、2)に関して、基板132の厚さw1がリード間隔w2よりも厚いので、基板132にリード136を固定する際、リード間隔w2のままでは、図16に示すように基板132にリード136がぶつかってしまう。
このため、リード136を長くし、基板132をリード136で挟む構造が考えられる。一例として、図17(平面図は図19)の電子部品の実装構造171は、リード136を曲げて押し広げたものである。また、図18(平面図は図19)の電子部品の実装構造181は、リード136を基板132の反対面(裏面)側にリードフォーミングしたものである。
しかし、図17や図18の電子部品の実装構造171,181は、リード136に高周波信号(例えば、5GHz以上)を通す場合、リード136を長くした分、高速信号の劣化が起きるという問題がある。つまり、基板132の一端とCanパッケージ134間にすき間L1が形成され、基板132にリード136を最短長さで実装できない(基板2にLD素子モジュール133を最短距離で実装できない)。
また、電子部品の実装構造171のように、リード136を曲げて押し広げると、リード136の根元に過度のストレスがかかり、リード136とCanパッケージ134の気密が保てなくなるおそれがある。
一方、図20の電子部品の実装構造201は、リード203をリードフォーミングしているので、上述した(i)、(ii)の問題に加え、リード193に高周波信号(例えば、5GHz以上)を通す場合、リード203を曲げた部分で高速信号の劣化が起き、高周波特性が劣化するという問題がある。また、放熱性が考慮されていないので、放熱性が低い。
そこで、本発明の目的は、高速信号の劣化を最小限度に抑え、リードおよび基板の信頼性が高い電子部品の実装構造及びそれを用いた光トランシーバを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の端部に段差部を形成し、その段差部を上記電子部品のリードで挟み込んで段差部にリードを固定した電子部品の実装構造である。
請求項2の発明は、厚さw1のリジッド・フレキ基板に、厚さw1よりも狭いリード間隔w2の電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記リジッド・フレキ基板の端部に段差部を形成し、その段差部を上記電子部品のリードで挟み込んで段差部にリードを固定した電子部品の実装構造である。
請求項3の発明は、上記段差部は、フレキ基板が露出したフレキ露出部である請求項2記載の電子部品の実装構造である。
請求項4の発明は、上記電子部品のリードは、上記段差部に略直線状に固定される請求項1〜3いずれかに記載の電子部品の実装構造である。
請求項5の発明は、上記段差部の厚さw3は上記電子部品のリード間隔w2よりも薄い請求項1〜4いずれかに記載の電子部品の実装構造である。
請求項6の発明は、上記段差部は、上記回路基板の端部の一部、あるいは上記リジッド・フレキ基板の端部の一部に形成される請求項1〜5いずれかに記載の電子部品の実装構造である。
請求項7の発明は、回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の中央部に段差部を形成し、その段差部に金属層を形成し、その金属層に上記電子部品を実装したことを特徴とする電子部品の実装構造である。
請求項8の発明は、リジッド・フレキ基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記リジッド・フレキ基板の中央部に段差部を形成し、その段差部に金属層を形成し、その金属層に上記電子部品を実装した電子部品の実装構造である。
請求項9の発明は、上記段差部は、フレキ基板が露出したフレキ露出部である請求項8記載の電子部品の実装構造である。
請求項10の発明は、上記電子部品のリードは、上記回路基板、あるいは上記リジッド・フレキ基板に略直線状に固定される請求項7〜9いずれかに記載の電子部品の実装構造である。
請求項11の発明は、上記段差部は、上記回路基板の片側、あるいは上記リジッド・フレキ基板の片側となるリジッド基板に予めミシン目を入れておき、そのミシン目に沿って上記回路基板の一部、あるいは上記リジッド基板を剥がして形成される請求項1〜10いずれかに記載の電子部品の実装構造である。
請求項12の発明は、回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の端面に凹部を形成し、その凹部に上記電子部品のリードを挿入して固定した電子部品の実装構造である。
請求項13の発明は、請求項1〜11いずれかに記載された電子部品の実装構造を用いた光トランシーバである。
本発明によれば、次のような優れた効果を発揮する。
(1)高速信号の劣化を最小限度に抑えることができる。
(2)リードおよび基板の信頼性が高い。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の好適な実施の形態を示す電子部品の実装構造の分解断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る電子部品の実装構造1は、回路基板としてのリジッド・フレキ基板2と、電子部品、特に光部品としての図13で説明したLD素子モジュール133とで主に構成される。
基板(フレックスリジッドプリント配線板)2は、リジッド基板2rとフレキ(フレキシブル)基板2fとを交互に複数層(図1では3層)積層して構成され、その一端部の片側全面に、段差部としてフレキ基板2fが露出したフレキ露出部3が形成される。
図1の例では、3層構造の基板2を用い、1層目のリジッド基板2rと2層目のフレキ基板2fとで段差が形成されるようにフレキ露出部3を形成した。このフレキ露出部3は、基板2のうち、フレキ基板2fがむき出しになっている部分である。
フレキ露出部3以外の基板2の厚さw1と、LD素子モジュール133のリード間隔w2とは、w1>w2の関係がある。すなわち、リード間隔w2は厚さw1よりも狭い。また、フレキ露出部3の厚さw3と、リード間隔w2とは、w3<w2の関係がある。すなわち、厚さw3はリード間隔w2よりも薄い(w3<w2)。ただし、リード間隔w2は、LD素子モジュール133の光軸を基板2の長さ方向(図1では左右方向)と平行にしたとき、隣り合うリード136同士の間隔のことをいう。
次に、電子部品の実装構造1の実装工程例を説明する。
まず、図2(a)に示すように、基板2の一端部の片側全面となる1層目のリジッド基板2rの一部(図2(a)中のA部)を剥がし、図2(b)に示すように、フレキ露出部3を形成する。
1層目のリジッド基板2rを剥がす部分Bの長さ(フレキ露出部3の長さ)L2は、基板2に図1のLD素子モジュール133を実装したとき、LD素子モジュール133の光軸が基板2の長さ方向と平行になる状態で、所定の接続強度が得られる長さにする。
ここで、リジッド基板2rを剥がせる理由について説明する。
図4(a)および図4(b)に示すように、通常リジッド・フレキ基板は、リジッド基板2rとフレキ基板2f同士を貼り合わせるため、1層目のリジッド基板2rとフレキ基板2f間、フレキ基板2fと2層目のリジッド基板2r間に、接着材を塗布して形成される接着層41がそれぞれ設けられる。
ただし、基板2では、リジッド基板2rを剥したい部分Bのうち、リジッド基板2rを剥がしたい部分Aとフレキ基板2f間には、接着層41が無い部分(図4(b)中のC部)が設けられる。これにより、リジッド基板2rのA部を容易に剥がすことができ、基板2の一端部の厚さを薄くすることができる。
接着層41が無い部分Cは、例えば、(i)基板2作製時に、接着層41を無くしたい部分をマスクして、接着材を塗布して形成する。(ii)また、通常のように全面に接着材を塗布したリジッド・フレキ基板を用いる場合には、リジッド基板2rを剥がしたい部分Aとフレキ基板2f間の接着層41を、図6で後述する治具61などでリジッド基板2rのA部と共にカットして抜き取ってもよい。
図2(a)および図2(b)の工程は、例えば、図5(a)に示すように、基板2の片側となる1層目のリジッド基板2rに予めミシン目mを入れておき、そのミシン目mに沿って1層目のリジッド基板2rの一端部側を剥がすことにより、実現できる。これにより、図5(b)に示すように、基板2の一端部の片側全面にフレキ露出部3が形成される。
リジッド基板2rにミシン目mを入れるには、例えば、図6に示すような治具(カッター)61を使用する。治具61は、平板状の治具本体62と、その治具本体62に取り付けられ、刃の高さhが調整可能な複数個の刃63とで構成される。ここでは、刃の高さhを、リジッド基板3rの厚さと接着層41の厚さとの和より若干低くなるように調整した。
基板2上に治具61を載置し、リジッド基板2rを剥がしたい部分Bの他端に刃63を位置合わせし、基板2に治具61を下向きに押し付ければ、フレキ基板2fを傷つけることなく、図5(a)に示したようなミシン目mが形成される。
フレキ露出部3を形成した後、図2(c)に示すように、LD素子モジュール133の各リード136の長さをフレキ露出部3の長さL2よりも短く加工し、フレキ露出部3の一端側の端部両面をリード136で挟み込み、フレキ露出部3の両面にリード136をそれぞれ半田付け接続して固定する。
このとき、LD素子モジュール133の各リード136を、フレキ露出部3に略直線状にそれぞれ固定する。また、基板2の一端と、LD素子モジュール133のCanパッケージ134の底面とを接触させる。もしくは、基板2の一端とLD素子モジュール133のCanパッケージ134の底面間に高周波信号が劣化しない程度の隙間を設ける。この隙間は、作業性を考慮して通常1mm以下である。
図2(c)の例では、複数本のリード136のうち、高速信号用のリード(例えば、5GHz以上の高周波信号が通るリード)136hを、3層目のリジッド基板2rの表面に形成したパッドに固定した。高速信号用のリード136hは、例えば、LD素子を駆動するLDドライバに接続される。高速信号用のリード136h以外の低速信号用(例えば、電源用)のリード136は、3層目のリジッド基板2rの表面に形成したパッドや、2層目のフレキ基板2fの裏面に形成したパッドに固定した。
ここで、基板2の厚さw1は0.9〜1.0mmが一般的である。リジッド基板2r、フレキ基板2fはそれぞれ0.3mm程度の厚さである。これに対し、LD素子モジュール133のリード間隔w2は1mm前後(0.9〜1.0mm)を用いることが多くなっている。高密度実装するためには、LD素子モジュール133(あるいはPD素子モジュール)を小型にしなければならない。このため、リード間隔w2を狭くする必要がある。
以上より、リジッド基板2rのA部を剥がせば、基板2をリード136の根元にまで近づけて、基板2にLD素子モジュール133を実装でき、図2(c)に示した電子部品の実装構造1が得られる。
第1の実施の形態の作用を説明する。
電子部品の実装構造1は、基板2の一端部にフレキ露出部3を形成し、そのフレキ露出部3をLD素子モジュール133のリード136で挟み込んでフレキ露出部3にリード136を固定している。
このため、LD素子モジュール133のリード間隔w2が基板2の厚さw1より狭くても、フレキ露出部3の厚さw3がリード間隔w2より狭いので、基板2にLD素子モジュール133を実装できる。
特に、フレキ露出部3に、LD素子モジュール133の高速信号用のリード136hを曲げることなく略直線状に固定することで、LD素子モジュール133を基板2の一端ぎりぎりまで近づけて接続ができる(基板2の一端とLD素子モジュール133間にすき間を形成する必要がない)。
これにより、電子部品の実装構造1は、基板2に高速信号用のリード136hを最短長さで実装できる(基板2にLD素子モジュール133を最短距離で実装できる)ため、高速信号の劣化を最小限度に抑えることができる。
また、電子部品1の実装構造1は、LD素子モジュール133のすべてのリード136をリードフォーミングせずに、基板2にLD素子モジュール133を実装できる。このため、図14の電子部品の実装構造141に比べてLD素子モジュール133をより強固に基板2に固定でき、リード136へのストレスが分散し、リード136および基板2の信頼性(特に、部品の接続信頼性や動作信頼性)が高くなる。
さらに、電子部品の実装構造1は、1層目のリジッド基板2r、2層目のフレキ基板2f、3層目のリジッド基板2rのどの層まで使って段差部を形成するかにより、リード間隔w2に応じて段差部の厚さw3を変えることができる(調整できる)。
特に、回路基板としてリジッド・フレキ基板2を用いることにより、図4(a)および図4(b)で説明したようにリジッド基板2rの一部を容易に剥がすことが可能で、簡単に精度の良い段差部としてのフレキ露出部3を形成することが可能である。つまり、「剥がす」という作業が簡単である。
また、リジッド・フレキ基板としては、3層構造の基板2に限らず、例えば、4層以上の構造の基板を用いてもよい。いずれの場合にも、段差部以外の基板の厚さw1と、LD素子モジュール133のリード間隔w2と、段差部の厚さw3とが、w1>w2、w3<w2の関係であればよい。
高速信号用のリード136hは、フレキ露出部3に略直線状で、かつ最短長さで実装できれば、図2(c)で説明した電子部品の実装構造1のように3層目のリジッド基板2r側に固定しても、図3に示す電子部品の実装構造31のように2層目のフレキ基板2f側に固定してもよい。
また、基板2の一端部の片側全面にフレキ露出部3を形成する代わりに、図7に示すリジッド・フレキ基板72のように、その一端部の片側一部に段差部としてのフレキ露出部73を形成してもよい。
図2(c)や図3で説明したように、高速信号用のリード136h以外の低速信号用のリード136は、3層目のリジッド基板2rや2層目のフレキ基板2fに略直線状に固定することが可能である。さらに、低速信号用のリード136は、図8に示す電子部品の実装構造81のように、曲げたり、リードフォーミングしたりすることで、1層目のリジッド基板2rに固定してもよい。
上記実施の形態では、基板2に電子部品としてのLD素子モジュール133を実装した例で説明したが、LD素子モジュール133の代わりに、あるいはLD素子モジュール133と共に、PD素子モジュール(PD付きパッケージ、PDサブアッセンブリ)を実装してもよい。この場合、PD素子モジュールの複数本のリードのうち、高速信号用のリードは、PD素子モジュールからの信号を増幅するアンプに接続される。
ここで、電子部品の実装構造1の応用例を説明する。
図9に示すように、電子部品の実装構造91は、図1の基板2の構成に加え、基板2と同様のリジッド・フレキ基板92の途中に、フレキ基板2fで構成され、折り曲げができる可とう性を有するフレキ部93を基板92と一体に設けたものである。
基板92の一端部の片側全面に形成されたフレキ露出部3には、光送信モジュールとしてのLDモジュール94と、光受信モジュールとしてのPDモジュール95とがそれぞれ実装される。LDモジュール94は、図13のLD素子モジュール133に、光軸を調整するためのカラー、LD素子モジュール133を図示しない光コネクタと光結合させるためのフェルールを装着して構成される。PDモジュール95もLDモジュール94と同様の構成である。
基板92の他端部には、図示しない外部機器のカードエッジコネクタと嵌合するカードエッジ部96が形成される。カードエッジ部96には、基板92と外部機器とを電気的に接続するための接続端子97が形成される。
基板92には、配線パターンや端子が形成され、LDモジュール94およびPDモジュール95が送受信する信号を制御する制御IC98、LD素子を駆動するLDドライバ99、PDモジュール95からの信号を増幅するアンプなどの電子部品が搭載される。
次に、電子部品の実装構造91を用いた光トランシーバの一例を説明する。
図10に示すように、光トランシーバ101は、電子部品の実装構造(トランシーバ本体)91と、その電子部品の実装構造91が内部に固定され、上方の大部分および後方(他端側)が開放形成された略箱状の下部ケース103と、その下部ケース103の上方に開放された部分のほとんどを覆う略板状の上部ケース(ふた)104とで主に構成される。
この光トランシーバ101は、外部機器のフロントパネル開口部に、基板92の他端部と共に着脱可能に設けられ、かつ図示しない光コネクタが着脱(挿抜)可能に設けられるプラガブルタイプである。外部機器としては、スイッチングハブやメディアコンバータなどの通信機器が挙げられる。
下部ケース103と、上部ケース104とは、例えば、ZnやAlなどの放熱性が高い金属でダイカストによって一括形成される。ZnやAlなどの放熱性が高い金属を切削加工して下部ケース103と、上部ケース104とを形成してもよい。
下部ケース103の一端部には、伝送路となる光ファイバを備えた光コネクタが着脱(挿抜)可能に設けられるコネクタ差込口105が2本並列に形成される。コネクタ差込口105の他端側となる下部ケース103には、LDモジュール94とPDモジュール95とが保持される保持部106が形成される。
コネクタ差込口105の両側壁105sには、基板92の他端部と共に光トランシーバ101を外部機器から引き抜くための、図示しない引き抜き用レバーが回動可能に設けられる。下部ケース103の底面は、両側壁103sよりも前方(一端側)に短く形成される。すなわち、下部ケース103の他端部は、上方および後方と共に、下方が開放形成される。
この光トランシーバ101の組み立ては、下部ケース103に電子部品の実装構造91を収納し、下部ケース103を上部ケース104で覆った後、下部ケース103に上部ケース104を4本の固定用ネジ107でネジ止め固定して行う。
電子部品の実装構造91を用いた光トランシーバ101は、外部機器への着脱時、および光コネクタの着脱時に、基板92、LDモジュール94、PDモジュール95に加わるストレスをフレキ部93で吸収して緩和できるという利点がある。
また、光トランシーバ101は、図2(c)の電子部品の実装構造1で説明したのと同じ理由により、高速信号の劣化を最小限度に抑えることができ、リードおよび基板92の信頼性が高い。
次に、第2の実施の形態を説明する。
図11に示すように、電子部品の実装構造111は、基板2の中央部の一部に、段差部としてフレキ基板2fが露出したフレキ露出部113を形成し、そのフレキ露出部113上に放熱性が高い金属からなる金属層112を形成し、その金属層112上に図20で説明した電子部品としてのIC202を実装したものである。ただし、IC202の各リード203を、1層目のリジッド基板2rの表面に略直線状にそれぞれ固定する。
金属層112は、例えば、フレキ露出部113の表面にCuメッキなどを施して形成する。フレキ露出部113は、図4〜図6と同様にして、基板2の片側となる1層目のリジッド基板2rに予めミシン目を入れておき、そのミシン目に沿って1層目のリジッド基板2rの中央部の一部を剥がすことにより、実現できる。
電子部品の実装構造111によれば、基板2の中央部にフレキ露出部113が形成されているため、基板2に、側壁から水平方向に直立して延びる複数本のリード203を有するIC202を実装した時に、リード203のリードフォーミングが不要なので、高周波特性の劣化がない。
さらにフレキ露出部113は、第1の実施の形態で述べたように接着剤(接着層)がない(図4(b)参照)ので、LD素子モジュール133などの電子部品の実装が容易である。
また、電子部品の実装構造111は、IC202の底面と接するフレキ露出部113上に金属層112が形成されているため、IC202から発生した熱をIC202の底面から水平方向に拡散させて放熱でき、放熱性が高い。
この電子部品の実装構造111も、例えば、図9で説明した電子部品の実装構造91に応用でき、図10で説明したような光トランシーバ101に使用できる。
上記実施の形態では、回路基板としてリジッド・フレキ基板2を用いた例で説明したが、回路基板としては、全てがリジッド基板で構成されるものを用いてもよい。例えば、図1や図11で説明したリジッド・フレキ基板2のフレキ基板2fを、リジッド基板2rで置き換えたものが挙げられる。
次に、第3の実施の形態を説明する。
図12(a)および図12(b)に示すように、電子部品の実装構造121は、回路基板122の一端面に、回路基板122の長さ方向に沿って凹部123を形成し、その凹部123に、LD素子モジュール133のGND用のリード136gを挿入して固定したものである。
基板122は、例えば、1層構造のリジッド基板で構成される。リード136gの径は、他のリード136の径よりも若干太く形成される。リード136gは、凹部123に接続部材jを介して固定され、基板122の一端面に略全体が埋め込まれる。接続部材jとしては、例えば、端面メッキ、半田、導電性接着剤などを用いる。他のリード136は、回路基板122の裏面に半田付け接続して固定される。凹部123は、例えば、基板122の一端面をルータなどの切削手段で切削加工することで、容易に形成できる。
電子部品の実装構造121によっても、図1の電子部品の実装構造1と同様の作用効果が得られる。特に、電子部品の実装構造121によれば、凹部123に、他のリード136よりも径が太いリード136gを固定して実装することで、基板122とLD素子モジュール133との接続強度を高めることができる。
この電子部品の実装構造121も、例えば、図10で説明したような光トランシーバ101に使用できる。
第3の実施の形態では、凹部123にリード136gを挿入して固定した例で説明したが、凹部123に他のリード136を挿入して固定してもよい。また、回路基板122として1層構造のリジッド基板を用いたが、回路基板としては、多層構造のリジッド基板を用いてもよい。
本発明の好適な第1の実施の形態を示す電子部品の実装構造の分解断面図である。 図2(a)〜図2(b)は、図1に示した電子部品の実装構造の実装工程例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の実装構造の変形例を示す断面図である。 図4(a)は段差部を形成する前のリジッド・フレキ基板の底面図、図4(b)はその詳細を示す断面図である。 図5(a)および図5(b)は、図1に示した電子部品の実装構造の実装工程例を示す斜視図である。 図1に示した電子部品実装構造の実装工程例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るリジッド・フレキ基板の変形例を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の実装構造の変形例を示す断面図である。 図1に示した電子部品の実装構造の応用例を示す斜視図である。 図9に示した電子部品の実装構造を用いた光トランシーバの一例を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す電子部品の実装構造の断面図である。 図12(a)は、本発明の第3の実施の形態を示す電子部品の実装構造の断面図、図12(b)はその12B−12B線断面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の分解断面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の一例を示す断面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の解決策を説明する断面図である。 図11における問題点を説明する断面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の一例を示す断面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の一例を示す断面図である。 図17および図18の平面図である。 背景技術における電子部品の実装構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 電子部品の実装構造
2 リジッド・フレキ基板(回路基板)
2r リジッド基板
2f フレキ基板
3 フレキ露出部(段差部)
133 LD素子モジュール(電子部品)
136 リード
w1 リジッド・フレキ基板の厚さ
w2 LD素子モジュールのリード間隔
w3 フレキ露出部の厚さ

Claims (13)

  1. 回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の端部に段差部を形成し、その段差部を上記電子部品のリードで挟み込んで段差部にリードを固定したことを特徴とする電子部品の実装構造。
  2. 厚さw1のリジッド・フレキ基板に、厚さw1よりも狭いリード間隔w2の電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記リジッド・フレキ基板の端部に段差部を形成し、その段差部を上記電子部品のリードで挟み込んで段差部にリードを固定したことを特徴とする電子部品の実装構造。
  3. 上記段差部は、フレキ基板が露出したフレキ露出部である請求項2記載の電子部品の実装構造。
  4. 上記電子部品のリードは、上記段差部に略直線状に固定される請求項1〜3いずれかに記載の電子部品の実装構造。
  5. 上記段差部の厚さw3は上記電子部品のリード間隔w2よりも薄い請求項1〜4いずれかに記載の電子部品の実装構造。
  6. 上記段差部は、上記回路基板の端部の一部、あるいは上記リジッド・フレキ基板の端部の一部に形成される請求項1〜5いずれかに記載の電子部品の実装構造。
  7. 回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の中央部に段差部を形成し、その段差部に金属層を形成し、その金属層に上記電子部品を実装したことを特徴とする電子部品の実装構造。
  8. リジッド・フレキ基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記リジッド・フレキ基板の中央部に段差部を形成し、その段差部に金属層を形成し、その金属層に上記電子部品を実装したことを特徴とする電子部品の実装構造。
  9. 上記段差部は、フレキ基板が露出したフレキ露出部である請求項8記載の電子部品の実装構造。
  10. 上記電子部品のリードは、上記回路基板、あるいは上記リジッド・フレキ基板に略直線状に固定される請求項7〜9いずれかに記載の電子部品の実装構造。
  11. 上記段差部は、上記回路基板の片側、あるいは上記リジッド・フレキ基板の片側となるリジッド基板に予めミシン目を入れておき、そのミシン目に沿って上記回路基板の一部、あるいは上記リジッド基板を剥がして形成される請求項1〜10いずれかに記載の電子部品の実装構造。
  12. 回路基板に電子部品を実装した電子部品の実装構造において、上記回路基板の端面に凹部を形成し、その凹部に上記電子部品のリードを挿入して固定したことを特徴とする電子部品の実装構造。
  13. 請求項1〜11いずれかに記載された電子部品の実装構造を用いたことを特徴とする光トランシーバ。
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