JP2006123731A - シート取り付け構造 - Google Patents

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Shigeki Tatsumi
茂樹 辰己
Makoto Makino
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Abstract


【課題】 簡単な構成で側突時の車体変形を抑制できるシート取り付け構造を提供する。
【解決手段】 本発明のシート取り付け構造は、サイドシル3とフロアトンネル2との間にシート6を取り付けたものにおいて、サイドシル3とフロアトンネル2との間に、側突時にサイドシル3に加わる外力をフロアトンネル2に伝達する橋渡し部材10が掛け渡して設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サイドシルとフロアトンネルとの間にシートを取り付けたシート取り付け構造の改良に関する。
従来から、シート取り付け構造には、サイドシルとフロアトンネルとの間にシートを車両前後方向にスライド可能に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このものでは、側突時に車幅方向外側から車体に加わる外力を内側へ伝達する連結部材がシートクッションに設けられている。
特開2001−341567号公報
しかしながら、この従来のシート取り付け構造では、側突時の車体変形を抑制するには不十分であり、更なる改善が望まれている。この側突時の車体変形をあえて抑制する構造にするには、車体に質量の大きな補強部材を設けなければならず、重量が増加するという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、簡単な構成で側突時の車体変形を抑制できるシート取り付け構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のシート取り付け構造は、サイドシルとフロアトンネルとの間にシートを取り付けたシート取り付け構造において、前記サイドシルと前記フロアトンネルとの間に、側突時にサイドシルに加わる外力を前記フロアトンネルに伝達する橋渡し部材が掛け渡して設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載のシート取り付け構造は、前記シートが車両前後方向にスライド可能に設けられ、前記サイドシルの側壁と前記フロアトンネルの側壁とには車両前後方向に延びるスライドレールが設けられ、前記シートには前記スライドレールに案内される一対の被案内レールが車幅方向に間隔を開けて設けられ、前記橋渡し部材が前記スライドレールに設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のシート取り付け構造は、前記橋渡し部材が前記シートに設けられた被案内レールの下方に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載のシート取り付け構造は、前記スライドレールと前記フロアトンネルとの間に、前記フロアトンネルから前記サイドシルまでの間隔と前記シートに設けられた被案内レールの車幅方向間隔との寸法差を調節するためのアジャスト機構が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フロアトンネルとサイドシルとの間にこれを横断する橋渡し部材を設けたので、側突時に外部から車体に加わる入力モーメントを減少させることができることになり、簡単な構成で側突時の車体変形を抑制できる。
シートの車幅方向の取り付けスパンを拡げることができるので、シート保持の際の剛性の向上を期待できる。また、後席に座っている着座者が脚のつま先を前席のシートクッションの下方空間に入れやすくなり、後席の着座者の快適性が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、橋渡し部材を車体側のスライドレールに設けたので、側突時に外部から車体に加わる外力を車体内部に効率よく伝達できる。
請求項3に記載の発明によれば、橋渡し部材をシートに設けられた被案内レールの下方に設けたので、シートスライド機能を阻害することなく、かつ、小型軽量化を実現しつつ側突時に外部から車体に加わる外力を車体内部に効率よく伝達できる。
請求項4に記載の発明によれば、前記スライドレールと前記フロアトンネルとの間に、前記フロアトンネルから前記サイドシルまでの間隔と前記シートに設けられた一対の被案内レールの車幅方向間隔との寸法差を調節するためのアジャスト機構を設けたので、シートのスライド性能を損なうことなく側突時に外部から車体に加わる外力を車体内部に効率よく伝達できる。
以下、本発明に係わるシート取り付け構造の発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1において、1はフロア、2はフロアトンネル、3はサイドシルである。フロアトンネル2とサイドシル3との間には、シートクッション4とシートバック5とから大略構成されたシート6が車両前後方向にスライド可能に設けられる。そのサイドシル3はインナーシル3Aとアウターシル3Bとから構成されている。そのインナーシル3Aにはフロア1の起立壁1Aに接合され、その起立壁1Aはサイドシル3の側壁部となっている。
そのシートクッション4の内部には長方形状のフレーム5が設けられ、このフレーム5には車幅方向に間隔を開けて一対の脚部6A、6Aが設けられている。この一対の脚部6A、6Aにはそれぞれ被案内レール7、7が設けられている。
フロアトンネル2の側壁部2Aとサイドシル3の側壁部とには、車両前後方向に延びるスライドレール板8、8が設けられている。このスライドレール板8、8には被案内レール7、7を案内するガイドレール部9、9が設けられている。被案内レール7、7はそのガイドレール部9、9に案内される。
そのガイドレール部9、9と被案内レール7、7との間には、図2に拡大して示すように適宜の間隙H1、H2が設定されて、シート6のスライドが滑らかに行われるようになっている。
一対のスライドレール板8、8にはシートクッション4の下方に位置してフロアトンネル2とサイドシル3とを横断する方向に延びる橋渡し部材10が設けられている。この橋渡し部材10はここでは円柱パイプ部材から構成されている。
スライドレール板8、8には、図3に示すようにそのガイドレール部9、9よりも下方に取り付け部9A、9Aが形成され、その橋渡し部材10の両端部はその取り付け部9A、9Aに溶接固着されている。その橋渡し部材10、10は図4に示すように車両前後方向に間隔を開けて一対設けられ、側突時にサイドシル3に加わる外力F(図1参照)をフロアトンネル2に伝達する役割を果たす。
その橋渡し部材10、10をシートクッション4の下方に設けると、シート6のスライドの邪魔にならないので、図4(a)に示すように、シート6の車両前後方向の全長に対してスライドレール板8、8の車両前後方向の全長を短くできることになり、側突時の車両の変形対策を講じつつも軽量かつ小型化を実現できる。
これに対して、図4(b)に示すように、シート6の車両前後方向の全長に対してスライドレール板8、8の全長を長くして、橋渡し部材10、10をシートクッション4の上方に設ける構成とした場合には、軽量かつ小型化の実現を犠牲にすることにはなるが、この場合でも、シート6のスライドを邪魔することなく側突時の車両の変形対策を講じることができる。
なお、この図4において、符号Zfはシート6のスライド方向最先端位置を示し、符号Zbはシート6のスライド方向最後端位置を示す。
(実施例2)
フロアトンネル2の側壁部2Aには、側壁部2Aの傾斜を考慮してスライドレール板8、8を垂直に立設するため、取り付け座12が車両前後方向に間隔を開けて一対設けられている。この取り付け座12にはアジャスト機構13が設けられている。このアジャスト機構13は外側アジャストナット14と内側アジャストナット15から構成されている。外側アジャストナット14はその内周にネジ部16が形成され、内側アジャストナット15にはその外周と内周とにネジ部17、18が形成されている。外側アジャストナット14の一端部は取り付け座12に溶接固定されている。
内側アジャストナット15は外側アジャストナット14に螺合され、外側アジャストナット14のネジ部16と内側アジャストナット15のネジ部17とは逆ネジの関係になっている。スライドレール板8、8には取り付けボルト挿通穴19が形成され、取り付けボルト20を内側アジャストナット15に螺合させて、この取り付けボルト20を締め込むと内側アジャストナット15が外側アジャストナット14から突出して、フロアトンネル2に取り付けられたスライドレール板8からサイドシル3の側壁部に取り付けられたスライドレール板8までの間隔が調節され、これにより、フロアトンネル2からサイドシル3までの間隔S1(図1参照)とシート6に設けられた一対の被案内レール7、7の車幅方向幅S2との寸法差を調節することができる。その結果、シート6のスライド性能を損なうことなく側突時に外部から車体に加わる外力Fを車体内部に効率よく伝達できることになる。
以上、発明の実施形態について説明したが、シート6の脚部6Aに設けられた一対の被案内レール6A、6Aをフロアトンネル2の側壁部2Aとサイドシル3の側壁部とにボルト(図示を略す)を介して直接締結し、シート6をフロアトンネル2とサイドシル3との間に固定する構成のシート取り付け構造にあっては、一対の被案内レール7、7に橋渡し部材10を設けて、側突時に外部から車体に加わる外力を減少させるようにしても良い。
本発明の実施例1に係わるシート取り付け構造の要部構成を示す正面図である。 図1に示すスライドレール板と被案内レールとの関係を示す部分拡大図である。 本発明の実施例1に係わるシート取り付け構造の要部構成を示す部分斜視図である。 図1に示すスライドレール板とシートと橋渡し部材との位置関係を説明するための図であって、(a)は橋渡し部材をシートの被案内レールの下方に設けた図を示し、(b)は橋渡し部材をシートの被案内レールの上方に設けた図を示す。 本発明の実施例2に係わるシート取り付け構造の要部構成を示す説明図であって、スライドレールとフロアトンネルとの間に、フロアトンネルからサイドシルまでの間隔とシートに設けられた被案内レールの車幅方向間隔との寸法差を調節するためのアジャスト機構を設けた例を示す図である。 図5に示すアジャスト機構の詳細構成を示す部分図である。
符号の説明
2…フロアトンネル
3…サイドシル
6…シート
10…橋渡し部材

Claims (4)

  1. サイドシルとフロアトンネルとの間にシートを取り付けたシート取り付け構造において、前記サイドシルと前記フロアトンネルとの間に、側突時にサイドシルに加わる外力を前記フロアトンネルに伝達する橋渡し部材が掛け渡して設けられていることを特徴とするシート取り付け構造。
  2. 前記シートが車両前後方向にスライド可能に設けられ、前記サイドシルの側壁と前記フロアトンネルの側壁とには車両前後方向に延びるスライドレールが設けられ、前記シートには前記スライドレールに案内される一対の被案内レールが車幅方向に間隔を開けて設けられ、前記橋渡し部材が前記スライドレールに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート取り付け構造。
  3. 前記橋渡し部材が前記シートの被案内レールの下方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシート取り付け構造。
  4. 前記スライドレールと前記フロアトンネルとの間に、前記フロアトンネルから前記サイドシルまでの間隔と前記シートに設けられた被案内レールの車幅方向間隔との寸法差を調節するためのアジャスト機構が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のシート取り付け構造。
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