JP2006153003A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンに燃料を噴射供給するノズルにおいて、噴孔群2同士が接近しすぎることにより黒煙が増加するのを防止して群数を増やし、エンジンの高出力化を達成することにある。
【解決手段】群間距離Cを、複数の噴孔群2から任意に選択した第1噴孔群2Aに属する単噴孔5の内側開口部20の外周と、第1噴孔群2Aに隣り合う第2噴孔群2Bに属する単噴孔5の内側開口部20の外周との距離の最小値として定義し、群内噴孔間距離αを、同一の噴孔群2をなす2つ以上の単噴孔5から任意に選択した2つの単噴孔5の内側開口部20の外周同士の距離の最小値として定義する。そして、群間距離Cを群内噴孔間距離αの0.8倍以上に設定すれば、黒煙が増加するのを防止して群数を増やし、エンジンの高出力化を達成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関(エンジン)に燃料を噴射供給する燃料噴射ノズルに関する。
〔従来の技術〕
従来より、エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射ノズルは、噴孔が形成されたボディ、および噴孔を開閉する弁体としてのニードルを備える。そして、アクチュエータとしての電磁弁が作動することにより、ニードルが駆動されて噴孔が開放され、これにより、気筒に燃料が噴射供給される。
この燃料噴射ノズルでは、噴射燃料の拡散性を向上するため、2つ以上の単一の噴孔(単噴孔)を近接配置することにより、噴孔群を設けることが行われている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。すなわち、単噴孔を近接配置して噴孔群とすると、各単噴孔からの噴霧(単噴霧)は互いに衝突干渉する。これにより、噴孔群からの噴霧(群噴霧)が形成されて噴出方向への貫徹力が増大し、噴射燃料の拡散性が向上する。
〔従来技術の不具合〕
近年、エンジンの更なる高出力化の要請により、燃料噴射ノズルでは、単位時間当たりの噴射量(噴射流量)を増やすため、さらに噴孔群数(群数)を増やす検討が進められている。しかし、群数を増やしすぎると、隣り合う噴孔群同士が接近しすぎることによる弊害が顕著になる。
ここで、この問題を説明するにあたり、図11、図12に示す隣り合う噴孔群(第1、第2噴孔群)101、102同士の距離(群間距離)C、および、同一の噴孔群に属する単噴孔同士の距離(群内噴孔間距離)αを次のとおり定義する。すなわち、第1噴孔群101に属する単噴孔100の内側開口部の外周と、第2噴孔群102に属する単噴孔100の内側開口部の外周との距離の最小値を、群間距離Cとして定義し、第1、第2噴孔群101、102の各々において、2つの単噴孔100の内側開口部の外周同士の距離の最小値を、群内噴孔間距離αとして定義する。
なお、第1、第2噴孔群101、102は、3つの単噴孔100を近接配置させることにより形成されている。また、3つの単噴孔100は、各々の単噴孔100のボディの内部表面における開口部(内側開口部)が正三角形をなすように近接配置されている。
このような単噴孔100の配置において、噴射流量を増やすために群数を増やすと、群間距離Cは必然的に小さくなる。この結果、第1、第2噴孔群101、102の両方に燃料が分配される領域Z(以下、「取り合い領域Z」と呼ぶ)は、群間距離Cの縮小とともに拡大する。ここで、図11は、C=αの状態を示すものであり、図12は、図11よりも群間距離Cが群内噴孔間距離αに対し過剰に縮小された状態を示すものである。
そして、取り合い領域Zの拡大に伴い、第1、第2噴孔群101、102の各々に流入する燃料の圧力も低下するため、燃料の微粒化が促進されにくくなり黒煙が増大する。また、群噴霧同士の距離が狭くなるため、各群噴霧への空気の導入量が少なくなり、さらに黒煙が増大する。
特開平9−88766号公報 特開昭62−87665号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、燃料噴射ノズルにおいて、噴孔群同士が接近しすぎることにより黒煙が増加するのを防止して群数を増やし、エンジンの高出力化を達成することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の燃料噴射ノズルは、近接する2つ以上の単噴孔からなる複数の噴孔群を有するボディ、ボディの内部に移動自在に収容され複数の噴孔群を開閉する弁体を備え、内燃機関に燃料を噴射するものである。そして、この燃料噴射ノズルによれば、ボディの内部表面における単噴孔の開口部を内側開口部とするとき、複数の噴孔群から任意に選択した第1噴孔群に属する単噴孔の内側開口部の外周と、第1噴孔群に隣り合う第2噴孔群に属する単噴孔の内側開口部の外周との距離の最小値として定義される群間距離をCとし、同一の噴孔群をなす2つ以上の単噴孔から任意に選択した2つの単噴孔の内側開口部の外周同士の距離の最小値として定義される群内噴孔間距離をαとしたときに、群間距離Cは、群内噴孔間距離αの0.8倍以上に設定される。
本発明者らが鋭意検討した結果、無次元数C/αに対して図9に示すような相関が得られた。ここで、図9(a)は、群間距離Cを形成する単噴孔に流入する燃料の流量(「特定噴孔流入量」と呼ぶ)と無次元数C/αとの相関を示すものであり、図9(b)は、群間距離Cが群内噴孔間距離αよりも十分に大きいときの黒煙発生量に対する、黒煙発生量の比率(「黒煙増加率」と呼ぶ)と無次元数C/αとの相関を示すものである。
図9(a)に示すように、特定噴孔流入量は、無次元数C/αが0.8よりも大きい範囲では一定であるが、無次元数C/αが0.8よりも小さい範囲では、無次元数C/αが小さいほど(つまり、群間距離Cが小さいほど)少なくなる。また、図9(b)に示すように、黒煙増加率は、無次元数C/αが0.8よりも大きい範囲では一定であるが、無次元数C/αが0.8よりも小さい範囲では、無次元数C/αが小さいほど(つまり、群間距離Cが小さいほど)大きくなり、指数関数的に大きくなっている。
以上より、群間距離Cが群内噴孔間距離αの0.8倍以上に設定されれば、特定噴孔流入量は低下せず、黒煙増加率も増加しない。このため、群間距離Cを群内噴孔間距離αの0.8倍以上とする、との条件を満たすように群数を増やせば、黒煙が増加するのを防止してエンジンの高出力化を達成することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の燃料噴射ノズルによれば、複数の噴孔群は、ボディの内部表面からボディの外部表面に向かい、放射状に互いに離れるように設けられている。
これにより、ボディの外部表面で、噴孔群同士が離れて開口部を形成するので、群噴霧同士が干渉するのを抑制することができる。なお、同一噴孔群に属する単噴孔同士は、互いに平行に配置されていてもよく、内部表面から外部表面に向かい放射状に互いに離れるように配置されていてもよく、内部表面から外部表面に向かい互いに近付くように配置されていてもよい。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の燃料噴射ノズルによれば、各噴孔群は、近接する2つの単噴孔からなり、群間距離Cを3ヶ所以上で定義できる。
群間距離Cは、隣り合う噴孔群に属する単噴孔同士の内側開口部間の距離の最小値である。よって、群間距離Cをより多くの部位で定義できる、ということは、より多くの部位で、第1噴孔群に属する単噴孔と第2噴孔群に属する単噴孔との距離が最小になっていることを意味する。したがって、群間距離Cを定義できる部位が多いほど、隣り合う噴孔群間に存在するデッドスペースが少なくなる。
したがって、群間距離Cをより多く定義できるように、群内の単噴孔配置、および噴孔群同士の位置関係を設定すれば、より多くのデッドスペースを削減することができるので、さらに群数を増やすことができる。
ここで、2つの単噴孔から噴孔群が形成されている場合、従来の群間距離Cの定義数の最大値は2である。そこで、2つの単噴孔から噴孔群が形成されている燃料噴射ノズルにおいて、群間距離Cを3ヶ所以上で定義できるように噴孔群を設ければ、従来よりもデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。この結果、2つの単噴孔から噴孔群が形成されている燃料噴射ノズルにおいて、従来よりも、デッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は、近接する3つ以上の単噴孔からなり、同一の噴孔群に属する単噴孔の数をNとすると、群間距離Cを、(N−1)ヶ所以上で定義できる。
3つ以上の単噴孔から噴孔群が形成されている場合、同一の噴孔群に属する単噴孔の数をNとすると、従来の群間距離Cの定義数の最大値は(N−2)である。そこで、3つ以上の単噴孔から噴孔群が形成されている燃料噴射ノズルにおいて、群間距離Cを(N−1)ヶ所以上で定義できるように噴孔群を設ければ、従来よりもデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。この結果、3つ以上の単噴孔から噴孔群が形成されている燃料噴射ノズルにおいて、従来よりも、デッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の燃料噴射ノズルでは、第1噴孔群に属する単噴孔の配置と、第2噴孔群に属する単噴孔の配置とが回転対称である。
これにより、第1噴孔群に対する第2噴孔群の回転角を自在に設定することで、隣り合う噴孔群間に存在するデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載の複数の噴孔群には、軸方向にずらして設けられているものがある。
これにより、隣り合う噴孔群同士の軸方向における配置を自在に設定することで、隣り合う噴孔群間に存在するデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載の第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられている。
これにより、隣り合う噴孔群同士は、全て、互いに軸方向にずれて配置される。このため、ボディの全周においてデッドスペースを削減することができる。また、第1噴孔群による群噴霧と第2噴孔群による群噴霧との距離を狭くすることなく、群数を増やすことができる。このため、各群噴霧への空気の導入量を減らすことなく群数を増やすことができる。
〔請求項8の手段〕
請求項8に記載の燃料噴射ノズルでは、噴孔群が2つの単噴孔からなり、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、第1噴孔群と第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)またはβ≧1.5×(α+d)の関係を有する。
噴孔群が2つの単噴孔からなる場合、デッドスペースは、β=0.5×(α+d)のときに極小となり、さらにβ≧1.5×(α+d)のときにはβが大きいほどデッドスペースを削減できる。よって、このような関係を有するように噴孔群を設けることにより、デッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
〔請求項9の手段〕
請求項9に記載の燃料噴射ノズルでは、噴孔群が4つの単噴孔からなり、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、第1噴孔群と第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)またはβ≧1.5×(α+d)の関係を有する。
噴孔群が4つの単噴孔からなる場合も、デッドスペースは、β=0.5×(α+d)のときに極小となり、さらにβ≧1.5×(α+d)のときにはβが大きいほどデッドスペースを削減できる。よって、このような関係を有するように噴孔群を設けることにより、デッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
最良の形態1の燃料噴射ノズルは、近接する3つの単噴孔からなる複数の噴孔群を有するボディ、ボディの内部に移動自在に収容され複数の噴孔群を開閉する弁体を備え、内燃機関に燃料を噴射するものである。そして、この燃料噴射ノズルによれば、ボディの内部表面における単噴孔の開口部を内側開口部とするとき、複数の噴孔群から任意に選択した第1噴孔群に属する単噴孔の内側開口部の外周と、第1噴孔群に隣り合う第2噴孔群に属する単噴孔の内側開口部の外周との距離の最小値として定義される群間距離をCとし、同一の噴孔群をなす3つの単噴孔から任意に選択した2つの単噴孔の内側開口部の外周同士の距離の最小値として定義される群内噴孔間距離をαとしたときに、C=αに設定され、群間距離Cは3ヶ所で定義できる。
また、複数の噴孔群は、ボディの内部表面からボディの外部表面に向かい、放射状に互いに離れるように設けられている。
また、第1噴孔群に属する単噴孔の配置と、第2噴孔群に属する単噴孔の配置とは、回転対称である。
最良の形態2の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は3つの単噴孔からなり、群間距離Cと群内噴孔間距離αとの関係はC=αに設定され、群間距離Cは2ヶ所で定義できる。また、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向に2段階にずらして設けられている。
最良の形態3の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は3つの単噴孔からなり、群間距離Cと群内噴孔間距離αとの関係はC=αに設定され、群間距離Cは2ヶ所で定義できる。また、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向に3段階にずらして設けられている。
最良の形態4の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は3つの単噴孔からなり、群間距離Cと群内噴孔間距離αとの関係はC=αに設定され、群間距離Cは3ヶ所で定義できる。また、第1噴孔群に属する単噴孔の配置と、第2噴孔群に属する単噴孔の配置とは、回転対称である。また、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられている。
最良の形態5の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は2つの単噴孔からなり、群間距離Cと群内噴孔間距離αとの関係はC=αに設定され、群間距離Cは3ヶ所で定義できる。また、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、第1噴孔群と第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)の関係を有する。
最良の形態6の燃料噴射ノズルによれば、噴孔群は4つの単噴孔からなり、群間距離Cと群内噴孔間距離αとの関係はC=αに設定され、群間距離Cは3ヶ所で定義できる。また、第1噴孔群と第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、第1噴孔群と第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)の関係を有する。
〔実施例1の構成〕
実施例1の燃料噴射ノズル1(以下、ノズル1と呼ぶ)の構成を図1ないし図3を用いて説明する。
ノズル1は、図1に示すように、複数の噴孔群2を有するボディ3、ボディ3の内部に移動自在に収容され複数の噴孔群2を開閉する弁体としてのニードル4を備え、ノズルホルダ(図示せず)に保持されて、ECUからの指令に応じて作動する電磁弁(図示せず)とともに燃料噴射弁を構成する。この燃料噴射弁は、例えば、多気筒ディーゼルエンジン(図示せず:以下、単にエンジンと呼ぶ)の各気筒に搭載され気筒内に燃料を噴射供給するために用いられる。
ここで、噴孔群2とは、2つ以上の単噴孔5を近接配置することにより形成されたものであり、単噴孔5の径小化と孔数増加により燃料の微粒化を促進するとともに、単噴孔5を近接配置することにより各単噴孔5からの単噴霧を互いに衝突干渉させて群噴霧を形成し、噴出方向への貫徹力を増大することを目的とするものである。
なお、ノズル1から噴射される燃料は、周知の噴射ポンプ(図示せず)により高圧化して吐出されたものであり、周知のコモンレール(図示せず)を介して燃料噴射弁に供給される。そして、電磁弁が作動すると、噴孔群2を開放する方向にニードル4が駆動され、燃料の噴射供給が行われる。また、電磁弁が作動を止めると、噴孔群2を閉鎖する方向にニードル4が駆動され、燃料の噴射供給が停止する。
ボディ3は、コモンレールから燃料を導く燃料供給路8、燃料供給路8を介して、常時、コモンレールから燃料の供給を受ける燃料溜り9、軸方向に設けられニードル4の本体部10を収容するとともに燃料溜り9から噴孔群2までの燃料通路11を形成するガイド孔12、本体部10を軸方向に摺動自在に支持する摺動孔13などを有する。
また、ガイド孔12の先端側(すなわち、反燃料溜り9側)には、先端に向かい縮径するように円錐状のシート面16が設けられ、このシート面16にニードル4のシート部17が着座および離座を繰り返す。さらに、シート面16の先端側にはサック室18が凹設され、このサック室18を形成する内周面19に、噴孔群2が開口している。これにより、シート部17がシート面16から離座すると噴孔群2が開放され、燃料の噴射が開始される。また、シート部17がシート面16に着座すると噴孔群2が閉鎖され、燃料の噴射が停止される。
複数の噴孔群2は、図2(a)に示すように等角度ごとに放射状に設けられ、ボディ3の内部表面(つまり、内周面19)からボディ3の外部表面(以下、外周面21とする)に向かい、放射状に互いに離れるように設けられている。また、同一の噴孔群2に属する単噴孔5同士は、互いに平行に配置されている。
また、各単噴孔5は、図2(b)に示すように外周に向かい先端を指向するように設けられている。すなわち、内周面19における単噴孔5の開口部を内側開口部20とし、外周面21における開口部を外側開口部22とすると、外側開口部22は、内側開口部20よりも先端側に開口している。なお、内側開口部20の内径と、外側開口部22の内径とは等しい(以下、内側開口部20の内径、および外側開口部22の内径を開口部内径dと呼ぶ)。
ニードル4は、図1に示すように、略円柱状の本体部10と、本体部10の先端に形成された先端部24とからなる。本体部10の外周面25は、ガイド孔12とともに燃料通路11を形成する。また、本体部10の後端寄りの部分は、摺動孔13に摺接する摺動軸部26をなす。先端部24は、先端に向かい円錐状に縮径する2つの円錐面27、28を有し、円錐面27、28が交わって形成される稜線が、シート部17をなす。
〔実施例1の特徴〕
実施例1のノズル1の特徴を、図2および図3を用いて説明する。
実施例1の噴孔群2は3つの単噴孔5からなり、同一の噴孔群2では、図3に示すように、内側開口部20が正三角形31をなすように、各単噴孔5が配置されている。
ここで、上方に頂点が突出する正三角形31をなす噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、第1噴孔群2Aに隣り合い、下方に頂点が突出する正三角形31をなす噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。
また、第1噴孔群2Aをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a、5b、5cとし、第2噴孔群2Bをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′、5c′とする。
また、第1噴孔群2Aに属する単噴孔5a、5b、5cの内側開口部20の外周と、第2噴孔群2Bに属する単噴孔5a′、5b′、5c′の内側開口部20の外周との距離の最小値を、群間距離Cと定義する。また、図2(a)に示すように、同一の噴孔群2をなす単噴孔5から任意に選択した2つの単噴孔5の内側開口部20の外周同士の距離の最小値を、群内噴孔間距離αとして定義する。
単噴孔5a、5b、5cの配置と、単噴孔5a′、5b′、5c′の配置とは、回転対称である。すなわち、単噴孔5a、5b、5cを60°回転させ、さらに平行移動させることにより、単噴孔5a、5b、5cを、各々、単噴孔5a′、5b′、5c′に一致させることができる。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。そして、群間距離Cは3ヶ所で定義される。すなわち、図3(b)に示すように、単噴孔5aと単噴孔5b′との間、単噴孔5cと単噴孔5b′との間、および単噴孔5cと単噴孔5c′との間の3ヶ所で、群間距離Cが定義される。
〔実施例1の作用〕
実施例1のノズル1の作用を、図1を用いて説明する。
ECUからの指令により電磁弁が作動すると、ニードル4は噴孔群2を開放する方向に駆動される。すなわち、電磁弁が作動すると、シート部17がシート面16から離座して噴孔群2と燃料通路11とが連通状態となる。これにより、コモンレールに蓄えられた高圧燃料が気筒内に噴射供給される。電磁弁が作動を停止すると、ニードル4は噴孔群2を閉鎖する方向に駆動される。すなわち、電磁弁が作動を停止すると、シート部17がシート面16に着座して噴孔群2と燃料通路11との間が遮断される。これにより、高圧燃料の気筒内への噴射供給が停止される。
〔実施例1の効果〕
実施例1のノズル1は、複数の噴孔群2を有するボディ3、ボディ3の内部に移動自在に収容され複数の噴孔群2を開閉する弁体としてのニードル4を備える。そして、群間距離Cと群内噴孔間距離αとが、C=αに設定されている。
本発明者らが鋭意検討した結果、無次元数C/αに対して図9に示すような相関が得られている(なお、図9に示された「特定噴孔流入量」、「黒煙増加率」の定義は上記のとおりである)。これらの相関によれば、図9(a)に示すように、特定噴孔流入量は、無次元数C/αが0.8よりも大きい範囲では一定であるが、無次元数C/αが0.8よりも小さい範囲では、無次元数C/αが小さいほど(つまり、群間距離Cが小さいほど)少なくなる。また、図9(b)に示すように、黒煙増加率は、無次元数C/αが0.8よりも大きい範囲では一定であるが、無次元数C/αが0.8よりも小さい範囲では、無次元数C/αが小さいほど(つまり、群間距離Cが小さいほど)大きくなり、指数関数的に大きくなっている。
以上より、群間距離Cが群内噴孔間距離αの0.8倍以上に設定されれば、特定噴孔流入量は低下せず、黒煙増加率も増加しない。このため、C=αに設定すれば、黒煙が増加するのを防止してエンジンの高出力化を達成することができる。
また、ノズル1では、群間距離Cを3ヶ所で定義できる。
群間距離Cは、互いに隣り合う噴孔群2(第1、第2噴孔群2A、2B)に属する単噴孔5同士の内側開口部20間の距離の最小値である。よって、群間距離Cをより多くの部位で定義できる、ということは、より多くの部位で、第1噴孔群2Aに属する単噴孔5と第2噴孔群2Bに属する単噴孔5との距離が最小になっていることを意味する。したがって、群間距離Cを定義できる部位が多いほど、隣り合う噴孔群2間に存在するデッドスペースが少なくなる。
したがって、群間距離Cをより多く定義できるように、群内の単噴孔5の配置、および噴孔群2同士の位置関係を設定すれば、より多くのデッドスペースを削減することができるので、さらに群数を増やすことができる。
ここで、3つ以上の単噴孔5から噴孔群2が形成されている場合、同一の噴孔群2に属する単噴孔5の数をNとすると、従来の群間距離Cの定義数の最大値は(N−2)である。そこで、3つ以上の単噴孔5から噴孔群2が形成されているノズル1において、群間距離Cを(N−1)ヶ所以上で定義できるように噴孔群2を設ければ、さらに、従来よりもデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
そして、実施例1のノズル1によれば、噴孔群2は3つの単噴孔5から形成されているので、上記のように群間距離Cを3ヶ所で定義できるようにすれば、従来よりも、さらにデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
複数の噴孔群2は、内周面19から外周面21に向かい、放射状に互いに離れるように設けられている。
これにより、第1噴孔群2Aの外側開口部22と、第2噴孔群2Bの外側開口部22とが互いに離れて配置され、第1噴孔群2Aからの群噴霧と第2噴孔群2Bからの群噴霧とは互いに離れる方向に形成される。この結果、群噴霧同士の干渉を抑制することができる。
また、ノズル1では、第1噴孔群2Aに属する単噴孔5a、5b、5cの配置と、第2噴孔群2Bに属する単噴孔5a′、5b′、5c′の配置とが回転対称である。
これにより、第1、第2噴孔群2A、2B間に存在するデッドスペースを、さらに削減することができる。
〔実施例2の特徴〕
実施例2のノズル1の特徴を、図4を用いて説明する。
実施例2の噴孔群2では、正三角形31のすべてが下方に頂点が突出するように単噴孔5が配置されている。また、隣り合う噴孔群2同士は、軸方向にずらして設けられている。すなわち、噴孔群2は、上下2段の周上に交互に設けられている。
ここで、上段の周上に設けられた噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、第1噴孔群2Aに隣り合い、下段の周上に設けられた噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。そして、第1噴孔群2Aをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a、5b、5cとし、第2噴孔群2Bをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′、5c′とすると、群間距離Cは、単噴孔5aと単噴孔5b′との間、単噴孔5cと単噴孔5b′との間の2ヶ所で定義される。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。
なお、第1噴孔群2Aと第2噴孔群2Bとの間における軸方向のずらし量βは、群内噴孔間距離αおよび開口部内径dとの間にβ=cos30°×(α+d)の関係を有する。
〔実施例2の効果〕
実施例2の噴孔群2は、上下2段の周上に交互に設けられている。
これにより、ボディ3の全周において、隣り合う噴孔群2間に存在するデッドスペースを削減することができる。また、第1噴孔群2Aによる群噴霧と第2噴孔群2Bによる群噴霧との距離を狭くすることなく、群数を増やすことができる。このため、各群噴霧への空気の導入量を減らすことなく群数を増やすことができる。
実施例3の噴孔群2では、図5に示すように、正三角形31のすべてが下方に頂点が突出するように単噴孔5が配置されている。また、噴孔群2は、上中下3段の周上に、上段→中段→下段→中段→上段の順にずらして設けられている。ここで、隣り合う2つの噴孔群2の内、図5(b)に示すように、上側に設けられる噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、下側に設けられる噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。そして、第1噴孔群2Aをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a、5b、5cとし、第2噴孔群2Bをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′、5c′とすると、群間距離Cは、単噴孔5aと単噴孔5b′との間、単噴孔5cと単噴孔5b′との間の2ヶ所で定義される。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。
なお、ずらし量βは、上段と中段との間、および中段と下段との間の両方とも、群内噴孔間距離αおよび開口部内径dとの間にβ=cos30°×(α+d)の関係を有する。
実施例4の噴孔群2は、図6に示すように、上下2段の周上に交互に設けられるとともに、上段に設けられる噴孔群2における単噴孔5の配置と、下段に設けられる噴孔群2における単噴孔5の配置とは、回転対称である。
ここで、上段の周上に設けられた噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、第1噴孔群2Aに隣り合い、下段の周上に設けられた噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。そして、第1噴孔群2Aをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a、5b、5cとし、第2噴孔群2Bをなす3つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′、5c′とする。ここで、単噴孔5a、5b、5cを60°回転させ、さらに平行移動させることにより、単噴孔5a、5b、5cを、各々、単噴孔5a′、5b′、5c′に一致させることができる。
また、群間距離Cは、単噴孔5aと単噴孔5b′との間、単噴孔5cと単噴孔5b′との間、および単噴孔5cと単噴孔5c′との間の3ヶ所で定義される。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。
なお、ずらし量βは、群内噴孔間距離αおよび開口部内径dとの間にβ=cos30°×(α+d)の関係を有する。
〔実施例5の特徴〕
実施例5の噴孔群2は、図7に示すように、軸方向に配列した2つの単噴孔5からなり、上下2段の周上に交互に設けられている。
ここで、上段に設けられる噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、下段に設けられる噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。そして、第1噴孔群2Aをなす2つの単噴孔5を、単噴孔5a、5bとし、第2噴孔群2Bをなす2つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′とすると、群間距離Cは、単噴孔5aと単噴孔5a′との間、単噴孔5bと単噴孔5a′との間、および単噴孔5bと単噴孔5b′との間の3ヶ所で定義される。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。
なお、ずらし量βは、群内噴孔間距離αおよび開口部内径dとの間にβ=0.5×(α+d)の関係を有する。
〔実施例5の効果〕
実施例5のノズル1では、群間距離Cを3ヶ所で定義できる。
2つの単噴孔5から噴孔群2が形成されている場合、従来の群間距離Cの定義数の最大値は2である。そこで、2つの単噴孔5から噴孔群2が形成されているノズル1において、群間距離Cを3ヶ所以上で定義できるように噴孔群2を設ければ、さらに従来よりもデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
そこで、上記のように群間距離Cを3ヶ所で定義できるようにすれば、従来よりも、さらにデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
また、ノズル1では、噴孔群2が2つの単噴孔5からなり、ずらし量βは、β=0.5×(α+d)の関係を有する。
噴孔群2が2つの単噴孔5からなる場合、デッドスペースは、β=0.5×(α+d)の時に極小となる。よって、β=0.5×(α+d)の関係を有するように噴孔群2を設けることにより、デッドスペースを削減することができる。
なお、噴孔群2が2つの単噴孔5からなる場合、ずらし量βがβ≧1.5×(α+d)の関係を有するときには、βが大きいほどデッドスペースを削減できる。よって、β≧1.5×(α+d)の関係を有するように噴孔群2を設けても、デッドスペースを削減することができる。
〔実施例6の特徴〕
実施例6の噴孔群2は、図8に示すように、4つの単噴孔5からなり、同一の噴孔群2では、内側開口部20が正方形34をなすように、各単噴孔5が配置されている。また、正方形34は、上下2段の周上に交互に設けられ、噴孔群2は、内部表面において上下2段の周上に交互に開口する。
ここで、内部表面において上段に開口する噴孔群2を第1噴孔群2Aとし、下段に開口する噴孔群2を第2噴孔群2Bとする。そして、第1噴孔群2Aをなす4つの単噴孔5を、単噴孔5a、5b、5c、5dとし、第2噴孔群2Bをなす4つの単噴孔5を、単噴孔5a′、5b′、5c′、5d′とすると、群間距離Cは、単噴孔5bと単噴孔5a′との間、単噴孔5cと単噴孔5a′との間、および単噴孔5cと単噴孔5d′との間の3ヶ所で定義される。
また、群間距離Cおよび群内噴孔間距離αは、C=αの関係を有する。
なお、ずらし量βは、群内噴孔間距離αおよび開口部内径dとの間にβ=0.5×(α+d)の関係を有する。
〔実施例6の効果〕
実施例6のノズル1では、噴孔群2が4つの単噴孔5からなり、群間距離Cは3ヶ所で定義できる。
4つの単噴孔5から噴孔群2が形成されている場合、従来の群間距離Cの定義数の最大値は2である。そこで、4つの単噴孔5から噴孔群2が形成されているノズル1において、群間距離Cを3ヶ所で定義できるように噴孔群2を設ければ、さらに従来よりもデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。この結果、4つの単噴孔5から噴孔群2が形成されている場合において、従来よりも、さらにデッドスペースを削減して群数を増やすことができる。
また、ノズル1によれば、ずらし量βは、β=0.5×(α+d)の関係を有する。
噴孔群2が4つの単噴孔5からなる場合、デッドスペースは、β=0.5×(α+d)の時に極小となる。よって、β=0.5×(α+d)の関係を有するように噴孔群2を設けることにより、デッドスペースを削減することができる。
なお、噴孔群2が4つの単噴孔5からなる場合、ずらし量βがβ≧1.5×(α+d)の関係を有するときには、βが大きいほどデッドスペースを削減できる。よって、β≧1.5×(α+d)の関係を有するように噴孔群2を設けても、デッドスペースを削減することができる。
〔変形例〕
実施例1ないし実施例6のノズル1は、群間距離Cと群内噴孔間距離αとが等しいもの(つまり、C=α)であったが、図10に示すように、群間距離Cが群内噴孔間距離αよりも大きいもの(つまり、C>α)であってもよく、C/α≧0.8を満たす範囲で群間距離Cが群内噴孔間距離αよりも小さいものであってもよい。
なお、エンジンの高出力化の観点から、群間距離Cは群内噴孔間距離αの2倍以下に設定するのが好ましく、より好ましくは1.8倍以下、さらに好ましくは1.5倍以下、さらに好ましくは1.2倍以下に設定するのがよい。
実施例1ないし実施例6のノズル1では、噴孔群2を形成する単噴孔5の数は2ないし4であったが、これらに限定されず5以上の単噴孔5を近接配置させて噴孔群5を形成してもよい。
また、実施例1ないし実施例4、および実施例6のノズル1では、噴孔群2を形成する単噴孔5が正多角形の頂点に配置されていたが、必ずしも正多角形をなすように単噴孔5を配置する必要はない。
また、実施例1ないし実施例6のノズル1によれば、同一の噴孔群2に属する単噴孔5同士は、互いに平行に配置されていたが、内周面19から外周面21に向かい放射状に互いに離れるように配置されていてもよく、内周面19から外周面21に向かい互いに近付くように配置されていてもよい。
燃料噴射ノズルの断面図である(実施例1)。 (a)は、ノズル要部の軸方向に垂直な断面図であり、(b)は、ノズル要部の軸方向に沿う片側断面図である(実施例1)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例1)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例2)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例3)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例4)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例5)。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(実施例6)。 (a)は無次元数C/αと特定噴孔流入量との相関図であり、(b)は無次元数C/αと黒煙増加率との相関図である。 (a)は、ノズルの内部表面における噴孔群の配置を示す展開図であり、(b)は、群間距離Cを示す説明図である(変形例)。 群間距離Cが群内噴孔間距離αと等しいときの取り合い領域Zを示す説明図である。 群間距離Cが群内噴孔間距離αに対し過剰に小さいときの取り合い領域Zを示す説明図である。
符号の説明
1 ノズル(燃料噴射ノズル)
2 噴孔群
2A 第1噴孔群
2B 第2噴孔群
3 ボディ
4 ニードル(弁体)
5 単噴孔
19 内周面(内部表面)
20 内側開口部
21 外周面(外部表面)
C 群間距離
d 開口部内径(内側開口部)
α 群内噴孔間距離
β ずらし量

Claims (9)

  1. 近接する2つ以上の単噴孔からなる複数の噴孔群を有するボディ、このボディの内部に移動自在に収容され前記複数の噴孔群を開閉する弁体を備え、内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射ノズルにおいて、
    前記ボディの内部表面における前記単噴孔の開口部を内側開口部とするとき、
    前記複数の噴孔群から任意に選択した第1噴孔群に属する単噴孔の前記内側開口部の外周と、前記第1噴孔群に隣り合う第2噴孔群に属する単噴孔の前記内側開口部の外周との距離の最小値として定義される群間距離をCとし、
    同一の噴孔群をなす前記2つ以上の単噴孔から任意に選択した2つの単噴孔の前記内側開口部の外周同士の距離の最小値として定義される群内噴孔間距離をαとしたときに、
    群間距離Cは、群内噴孔間距離αの0.8倍以上に設定されることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記複数の噴孔群は、前記ボディの内部表面から前記ボディの外部表面に向かい、放射状に互いに離れるように設けられていることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記噴孔群は、近接する2つの単噴孔からなり、群間距離Cを3ヶ所以上で定義できることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  4. 請求項1に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記噴孔群は、近接する3つ以上の単噴孔からなり、同一の噴孔群に属する前記単噴孔の数をNとすると、群間距離Cを、(N−1)ヶ所以上で定義できることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記第1噴孔群に属する単噴孔の配置と、前記第2噴孔群に属する単噴孔の配置とは、回転対称であることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  6. 請求項1ないし請求項4に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記複数の噴孔群には、軸方向にずらして設けられているものがあることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  7. 請求項6に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記第1噴孔群と前記第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられていることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  8. 請求項1に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記噴孔群は、2つの単噴孔からなり、
    前記第1噴孔群と前記第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、
    前記第1噴孔群と前記第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、前記内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)またはβ≧1.5×(α+d)の関係を有することを特徴とする燃料噴射ノズル。
  9. 請求項1に記載の燃料噴射ノズルにおいて、
    前記噴孔群は、4つの単噴孔からなり、
    前記第1噴孔群と前記第2噴孔群とは、軸方向にずらして設けられ、
    前記第1噴孔群と前記第2噴孔群との間における軸方向のずらし量βは、前記内側開口部の内径をdとするとβ=0.5×(α+d)またはβ≧1.5×(α+d)の関係を有することを特徴とする燃料噴射ノズル。
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