JP2006172014A - 製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システム - Google Patents

製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 製造物(中間物や完成品)の不良の原因となった部材が複数の製造物に共通して用いられる場合であっても、不良が発生する可能性がある製造物を容易に特定可能な製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システムを提供する。
【解決手段】 第1部材を特定する第1部材情報と、第1製造物を特定する第1製造物情報とをIL製造装置10から受信し、第2部材を特定する第2部材情報と、第2製造物を特定する第2製造物情報とをカーカス製造装置20から受信する受信部110と、受信部110によって受信される第1部材情報と第1製造物情報とを対応付けて記憶し、受信部110によって受信される第2部材情報と第2製造物情報とを対応付けて記憶する中間物DB140と、中間物DB140を参照して、共通部材(合成ゴム)を用いて製造された第1製造物及び第2製造物を検索する製造履歴情報生成部160とを製造履歴管理装置100が備える。
【選択図】 図3

Description

複数の製造装置で共通して用いられる共通部材を用いて、複数の装置がそれぞれ製造物を製造する製造システムにおいて、複数の製造装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システム。
従来、空気入りタイヤを生産する方法(以下、タイヤ生産方法)として、インナーライナー、カーカス、ビード部(ビードコア及びビードフィラー)、サイドウォール、トレッド及びベルト等の中間物を別々に製造し、加硫工程を含む組立工程で各中間物を組立てる方法が一般に広く知られている。
また、検査工程や市場等で空気入りタイヤの不良が発生した場合に、作業者が工程表を見比べて、不良の原因を究明する方法も一般に広く知られている。
具体的には、作業者は、工程表を見比べることによって、不良が発生した空気入りタイヤを構成する各中間物の製造工程や空気入りタイヤの組立工程を特定する。また、作業者は、特定した製造工程や組立工程で異常が発生していないか確認することによって、不良の原因を究明する(Lotトレース)。
一方、乗用車等の完成品の品質管理では、完成品を構成する各中間物の製造工程と完成品の不良内容とを対応付けて管理する管理装置が提案されている。管理装置は、検査工程や市場等で完成品の不良が発生した場合に、完成品の不良内容に対応付けられる中間物の製造工程を特定し、特定された製造工程を含むリストを出力する(例えば、特許文献1)。
作業者は、管理装置から出力されるリストを参照することによって、リストに含まれる製造工程で異常が発生していないか確認する。
すなわち、このような管理装置によれば、作業者は、検査工程や市場で完成品の不良が発生した場合に、不良の原因を容易に究明することができる。
特開2003−162311号公報(請求項1、図2)
ところで、空気入りタイヤの製造工程では、複数の空気入りタイヤは、複数の空気入りタイヤに共通して用いられる共通中間物(例えば、サイドウォール、トレッド及びベルト)を用いて製造される。また、複数の共通中間物(例えば、サイドウォール、トレッド及びベルト)は、複数の共通中間物に共通して用いられる共通材料(例えば、合成ゴム)によって製造される。
ここで、検査工程や市場等で発生した空気入りタイヤの不良が共通材料の特性に起因して発生した場合には、不良の原因となった共通材料(不良共通材料)と同じ時期に製造(又は、納入)された共通材料(例えば、不良共通材料と同じロットの共通材料)を用いて製造された複数の空気入りタイヤも不良となる可能性がある。
従って、空気入りタイヤの不良の原因となった不良共通材料を特定するとともに、特定された不良共通材料と同じ時期に製造(又は、納入)された共通材料を用いて製造される複数の空気入りタイヤを容易に特定することが可能な管理装置が望まれている。
しかしながら、上述した管理装置によれば、検査工程や市場で完成品の不良が発生した場合に、不良の原因を究明することはできるが、不良の原因となった材料を用いて製造される複数の製造物(完成品)を特定することは難しい。
特に、空気入りタイヤの製造工程では、共通材料は、複数の共通中間物に共通して用いられ、共通中間物も、複数の空気入りタイヤに共通して用いられるため、共通中間物を用いて製造される空気入りタイヤ(完成品)が多岐に渡る。従って、不良の原因となった共通材料を用いて製造される複数の空気入りタイヤを特定することは非常に難しい。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、製造物(中間物や完成品)の不良の原因となった部材が複数の製造物に共通して用いられる場合であっても、不良が発生する可能性がある製造物を容易に特定可能な製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、第1製造装置(IL製造装置10)及び第2製造装置(カーカス製造装置20)で共通して用いられる共通部材(例えば、合成ゴム)を含む第1部材を用いて第1製造装置が第1製造物(インナーライナー)を製造し、共通部材(例えば、合成ゴム)を含む第2部材(例えば、合成ゴム及びナイロン)を用いて第2製造装置が第2製造物(カーカス)を製造する製造システムにおいて、第1製造装置及び第2製造装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置(製造履歴管理装置100)が、第1部材を特定する第1部材情報(材料Lot No.等)と、第1製造物を特定する第1製造物情報(中間物Lot No.等)とを第1製造装置から受信する第1受信部(受信部110)と、第2部材を特定する第2部材情報(材料Lot No.等)と、第2製造物を特定する第2製造物情報(中間物Lot No.等)とを第2製造装置から受信する第2受信部(受信部110)と、第1受信部によって受信される第1部材情報と第1製造物情報とを対応付けて記憶し、第2受信部によって受信される第2部材情報と第2製造物情報とを対応付けて記憶する製造履歴記憶部(中間物DB140)と、製造履歴記憶部を参照して、共通部材を用いて製造された第1製造物及び第2製造物を検索する検索部(製造履歴情報生成部160)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、検索部が、製造履歴記憶部を参照して、第1部材及び第2部材に共通して含まれる共通部材を用いて製造された第1製造物及び第2製造物を検索することにより、製造履歴管理装置は、製造物(中間物や完成品)の不良の原因となった部材が複数の製造物に共通して用いられる場合であっても、不良が発生する可能性がある製造物を容易に特定することができる。
なお、部材とは、中間物を製造する際に用いられる材料、完成品を製造する際に用いられる中間物を含む概念である。また、完成品とは、部材(材料や中間物)を用いて製造される製造物である。さらに、中間物とは、完成品を製造する過程で製造される製造物であり、材料との関係では、材料を用いて製造される製造物であり、完成品との関係では、完成品を製造する際に用いられる部材である。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、第1製造物情報が、第1製造物のロット情報を含み、第2製造物情報が、第2製造物のロット情報を含むことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴において、第1製造物情報が、第1製造装置を特定する情報(製造装置名)を含み、第2製造物情報は、第2製造装置を特定する情報(製造装置名)を含むことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、第1製造装置(IL製造装置10)と、第2製造装置(カーカス製造装置20)と、第1製造装置及び第2製造装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置(製造履歴管理装置100)とを備え、第1製造装置及び第2製造装置で共通して用いられる共通部材(例えば、合成ゴム)を含む第1部材を用いて第1製造装置が第1製造物(インナーライナー)を製造し、共通部材(例えば、合成ゴム)を含む第2部材(例えば、合成ゴム及びナイロン)を用いて第2製造装置が第2製造物(例えば、カーカス)を製造する製造履歴管理システム(製造履歴管理システム1)において、第1製造装置が、第1部材を特定する第1部材情報(材料Lot No.)を取得する第1取得部(読取部11)と、第1取得部によって取得される第1部材情報と、第1製造物を特定する第1製造物情報(中間物Lot No.)とを製造履歴管理装置に送信する第1送信部(送信部14)とを有し、第2製造装置が、第2部材を特定する第2部材情報を取得する第2取得部と、第2取得部によって取得される第2部材情報と、第2製造物を特定する第2製造物情報とを製造履歴管理装置に送信する第2送信部とを有し、製造履歴管理装置が、第1製造装置から受信する共通部材情報と第1製造物情報とを対応付けて記憶し、第2製造装置から受信する第2部材情報と第2製造物情報とを対応付けて記憶する製造履歴記憶部(中間物DB140)と、製造履歴記憶部を参照して、共通部材を用いて製造された第1製造物及び第2製造物を検索する検索部(製造履歴情報生成部160)とを有することを要旨とする。
本発明によれば、製造物(中間物や完成品)の不良の原因となった材料が複数の製造物に共通して用いられる場合であっても、不良が発生する可能性がある製造物を容易に特定可能な製造履歴管理装置、及び、製造履歴管理システムを提供することができる。
(本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システムの構成)
以下において、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システム1の構成について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システム1を示す図である。なお、本実施形態において、製造履歴管理システム1は、空気入りタイヤを製造するための各装置の製造履歴を管理するシステムである。
図1に示すように、製造履歴管理システム1は、空気入りタイヤを製造するための各装置と、各装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置100とを有する。
なお、空気入りタイヤを製造するための各装置とは、複数のIL製造装置10、複数のカーカス製造装置20、複数のビード製造装置30、複数のサイドウォール製造装置40、複数のトレッド製造装置50、複数のベルト製造装置60、複数の組立装置70及び複数の検査装置80である。
ここで、空気入りタイヤを製造するための各装置は、製造履歴管理装置100と接続されている。なお、製造履歴管理システム1と各装置とを接続する回線は、有線(例えば、IEEE802.3に準拠するLAN)であっても、無線(例えば、IEEE802.11に準拠する無線LAN)であってもよい。
IL製造装置10は、空気入りタイヤ内の機密性を高めるインナーライナーを製造する。具体的には、IL製造装置10は、機密性の高いゴム(本実施形態では、合成ゴムをシート状に形成する。なお、以下において、シート状に形成されたゴム(インナーライナーゴム)を単にインナーライナーと称する。
カーカス製造装置20は、空気入りタイヤの骨格を形成するカーカスを製造する。具体的には、カーカス製造装置20は、所定の有機繊維(本実施形態では、ナイロン)によって構成されるカーカスコードを組み合せて織物を形成し、形成された織物をゴム(本実施形態では、合成ゴム)によって被覆する。なお、以下において、ゴムで被覆された織物(コーデットゴム)を単にカーカスと称する。
ビード製造装置30は、空気入りタイヤをリムに固定するためのビード部を製造する。具体的には、ビード製造装置30は、スチールワイヤ(例えば、高炭素鋼)を円筒状の形状を有する治具(不図示)に複数回巻きつけて、スチールワイヤがリング状に束ねられたビードコアを製造する。また、ビード製造装置30は、ビードコアを所定の型(ビードフィラー型)に入れるとともに、ビードフィラー型にゴム(本実施形態では、合成ゴム)を流しこむことによって、ビードコア及びビードフィラーによって構成されるビード部を製造する。
サイドウォール製造装置40は、カーカスをトレッド幅方向外側から保護するサイドウォールを製造する。具体的には、サイドウォール製造装置40は、ゴム(本実施形態では、天然ゴム及び合成ゴム)、カーボンブラック及び加硫材(硫黄)等を混ぜ合わせるとともに、混ぜ合わされた混合物をシート状に形成する。なお、以下において、シート状に形成された混合物(サイドウォールゴム)を単にサイドウォールと称する。
トレッド製造装置50は、路面に接地するトレッドを製造する。具体的には、トレッド製造装置50は、ゴム(本実施形態では、天然ゴム及び合成ゴム)、カーボンブラック及び加硫材(硫黄)等を混ぜ合わせるとともに、混ぜ合わされた混合物をシート状に形成する。なお、以下において、シート状に形成された混合物(トレッドゴム)を単にトレッドと称する。
ベルト製造装置60は、トレッドを補強するとともに、空気入りタイヤの形状を維持するベルトを製造する。具体的には、ベルト製造装置60は、ゴム(本実施形態では、合成ゴム)をシート状に形成するとともに、所定の有機繊維(本実施形態では、アラミド繊維)によって構成されるコードをシート状に形成されたゴムで挟む。なお、以下において、ゴムによって挟まれたコード(ベルトゴム)を単にベルトと称する。
組立装置70は、各製造装置によって製造される中間物を組立てて生タイヤを形成するとともに、形成された生タイヤにトレッドパターンを形成して空気入りタイヤ(完成品)を形成する。
検査装置80は、組立装置70によって形成された空気入りタイヤを検査し、空気入りタイヤが予め定められた規格に合致するか否かを特定する。
なお、製造履歴管理システム1では、各製造装置で用いられる材料が製造履歴管理システム1内に搬入されると、搬入された材料の受入検査が行われる。また、搬入された材料を特定する材料情報は、製造履歴管理装置100に送信される。材料情報とは、材料の名称(材料名)、受入検査が行われた日付(受入日)、材料を製造したメーカの名称(メーカ名)、材料のロット番号(材料Lot No.)、材料を有効に使用することが可能な期限日(使用期限日)等である。
以下において、各中間物を製造する製造装置の構成について、図面を参照しながら説明する。なお、各製造装置(IL製造装置10、カーカス製造装置20、ビード製造装置30、サイドウォール製造装置40、トレッド製造装置50及びベルト製造装置60)は、同様の構成を有するため、IL製造装置10を例に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るIL製造装置10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、IL製造装置10は、読取部11と、工程処理部12と、センサ13と、送信部14とを有する。
読取部11は、工程処理部12でインナーライナーの製造を開始する前に、工程処理部12で用いる材料(合成ゴム)を特定する材料情報(材料名及び材料Lot No.)を読み取る。具体的には、読取部11は、各材料に貼付されたバーコードや各材料に付加されたICタグ等から材料情報を読み取る。なお、読取部11は、材料名及び材料Lot No.に加えて、受入日、メーカ名及び使用期限日を読み取ってもよい。
工程処理部12は、読取部11で材料情報が読み取られた材料(合成ゴム)を用いて、インナーライナーを製造する。また、工程処理部12は、製造されたインナーライナーにロット番号(中間物Lot No.)を付与する。
センサ13は、工程処理部12で発生する不良を検出する。例えば、センサ13は、インナーライナーのサイズが規定値外であること等を検出する。
送信部14は、工程処理部12で製造された中間物の名称(中間物名)、工程処理部12で中間物を製造した日付(中間物製造日)、IL製造装置10を特定する製造装置名、工程処理部12で製造された中間物の中間物Lot No.、読取部11によって読み取られた材料名及び材料Lot No.等を製造履歴管理装置100に送信する。
なお、送信部14は、中間物名に代えて、中間物の種類を特定する中間物IDを送信してもよい。また、製造装置名は、複数のIL製造装置10をそれぞれ特定する製造装置名(例えば、IL製造装置10a及びIL製造装置10b)であってもよく、複数のIL製造装置10をそれぞれ特定する製造装置IDであってもよい。
また、組立装置70は、IL製造装置10と同様の構成を有する。具体的には、組立装置70は、組立装置70で用いる中間物を特定する中間物情報を読み取る。なお、中間物情報とは、中間物の名称(中間物名)及び中間物のロット番号(中間物Lot No.)等である。また、組立装置70は、各中間物を用いて製造された空気入りタイヤにロット番号(タイヤLot No.)を付与し、組立装置70で製造された空気入りタイヤの名称(タイヤ名)、組立装置70で空気入りタイヤを製造した日付(タイヤ製造日)、組立装置70を特定する組立装置名、空気入りタイヤのタイヤLot No.、読み取られた中間物名及び中間物Lot No.等を製造履歴管理装置100に送信する。
なお、送信部14は、タイヤ名に代えて、空気入りタイヤの種類を特定するタイヤIDを送信してもよい。また、組立装置名は、複数の組立装置70をそれぞれ特定する組立装置名(例えば、組立装置70a及び組立装置70b)であってもよく、複数の組立装置70をそれぞれ特定する組立装置IDであってもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、製造履歴管理装置100は、受信部110と、制御部120と、材料DB130と、中間物DB140と、タイヤDB150と、製造履歴情報生成部160と、出力部170とを有する。
受信部110は、搬入された材料の受入検査が行われる際に、材料名、受入日、メーカ名、材料Lot No.及び使用期限日を受信する。また、受信部110は、各製造装置で中間物が製造される際に、中間物名、中間物製造日、製造装置名、中間物Lot No.、材料名及び材料Lot No.を受信する。さらに、受信部110は、組立装置70で空気入りタイヤが製造される際に、タイヤ名、タイヤ製造日、組立装置名、タイヤLot No.、中間物名及び中間物Lot No.を受信する。
制御部120は、搬入された材料の受入検査が行われる際に受信部110によって受信される情報を材料DB130に格納する。具体的には、制御部120は、材料名、受入日、メーカ名、材料Lot No.及び使用期限日を対応付けて材料DB130に格納する。
また、制御部120は、各製造装置で中間物が製造される際に受信部110によって受信される情報を中間物DB140に格納する。具体的には、制御部120は、中間物名、中間物製造日、製造装置名、中間物Lot No.、材料名及び材料Lot No.を対応付けて中間物DB140に格納する。
さらに、制御部120は、組立装置70で空気入りタイヤが製造される際に受信部110によって受信される情報をタイヤDB150に格納する。具体的には、制御部120は、タイヤ名、タイヤ製造日、組立装置名、タイヤLot No.、中間物名及び中間物Lot No.を対応付けてタイヤDB150に格納する。
材料DB130は、制御部120によって格納された情報を記憶する。具体的には、図4に示すように、材料DB130は、材料名(例えば、天然ゴム)、受入日(例えば、11月1日)、メーカ名(例えば、A社)、材料Lot No.(例えば、01−001)及び使用期限日(例えば、11月8日)を対応付けて記憶する。
中間物DB140は、制御部120によって格納された情報を記憶する。具体的には、図5に示すように、中間物DB140は、中間物名(例えば、インナーライナー)、中間物製造日(例えば、11月5日)、製造装置名(例えば、IL製造装置10a)、中間物Lot No.(例えば、a−001)、材料名(例えば、合成ゴム)及び材料Lot No.(例えば、02−001)を対応付けて記憶する。
なお、図5に示すように、各製造装置で用いられる材料の中には、各製造装置で共通して用いられる共通材料が含まれる。例えば、合成ゴム(材料Lot No.=02−001)は、IL製造装置10a(中間物Lot No.=a−001)、IL製造装置10b(中間物Lot No.=a−002)、ビード製造装置30a(中間物Lot No.=c−001)、サイドウォール製造装置40a(中間物Lot No.=d−001)、トレッド製造装置50a(中間物Lot No.=e−001)及びベルト製造装置60a(中間物Lot No.=f−001)で共通して用いられる。
タイヤDB150は、制御部120によって格納された情報を記憶する。具体的には、図6に示すように、タイヤDB150は、タイヤ名(例えば、タイヤa)、タイヤ製造日(例えば、11月11日)、組立装置名(例えば、組立装置70a)、タイヤLot No.(例えば、g−001)、中間物名(例えば、インナーライナー、カーカス、ビード部、サイドウォール、トレッド、ベルト)及び中間物Lot No.(例えば、a−001、b−001、c−001、d−001、e−001、f−001)を対応付けて記憶する。
なお、図6に示すように、各組立装置で用いられる中間物の中には、各組立装置で共通して用いられる共通中間物が含まれる。例えば、インナーライナー(中間物Lot No.=a−001)は、組立装置70a(タイヤLot No.=g−001)及び組立装置70b(タイヤLot No.=g−002)で共通して用いられる。
製造履歴情報生成部160は、材料DB130、中間物DB140及びタイヤDB150を参照して、製造履歴情報を生成する。
具体的には、製造履歴情報生成部160は、検査装置80や市場で空気入りタイヤの不良が発生した場合には、不良が発生した空気入りタイヤのタイヤLot No.(不良タイヤLot No.)を検索キーとしてタイヤDB150を参照するとともに、検索キー(不良タイヤLot No.)に対応付けられた中間物Lot No.を検索する。
また、製造履歴情報生成部160は、検索された中間物Lot No.を検索キーとして中間物DB140を参照するとともに、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられた材料Lot No.を検索する。
さらに、製造履歴情報生成部160は、検索された材料Lot No.を検索キーとして材料DB130を参照するとともに、検索キー(材料Lot No.)に対応付けられた材料名、受入日、メーカ名及び使用期限日を検索する。
また、製造履歴情報生成部160は、材料DB130、中間物DB140及びタイヤDB150を参照することによって検索された各情報のリストである製造履歴情報を生成する。
具体的には、製造履歴情報生成部160は、図7に示すように、不良が発生した空気入りタイヤに用いられた各中間物の中間物名、各中間物の中間物製造日、各中間物の製造装置名、各中間物の中間物Lot No.、不良が発生した空気入りタイヤに用いられた各材料の材料名、各材料の材料Lot No.、各材料の受入日、各材料のメーカ名及び各材料の使用期限日が対応付けられた製造履歴情報(下流工程→上流工程)を生成する。
一方、製造履歴情報生成部160は、空気入りタイヤの不良の原因が材料であることが究明されると、不良の原因となった材料の材料Lot No.(不良材料Lot No.)を検索キーとして中間物DB140を参照するとともに、検索キー(不良材料Lot No.)に対応付けられた中間物名、中間物Lot No.、中間物製造日及び製造装置名を検索する。
また、製造履歴情報生成部160は、検索された中間物Lot No.を検索キーとしてタイヤDB150を参照するとともに、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられたタイヤ名、タイヤLot No.、タイヤ製造日及び組立装置名を検索する。
さらに、製造履歴情報生成部160は、中間物DB140及びタイヤDB150を参照することによって検索された各情報のリストである製造履歴情報を生成する。
具体的には、製造履歴情報生成部160は、図8に示すように、不良の原因となった材料を用いて製造された各中間物の中間物名、各中間物の中間物Lot No.、各中間物の中間物製造日、各中間物の製造装置名、不良の原因となった材料を用いて製造された各空気入りタイヤのタイヤ名、各空気入りタイヤのタイヤLot No.、各空気入りタイヤのタイヤ製造日及び各空気入りタイヤの組立装置名が対応付けられた製造履歴情報(上流工程→下流工程)を生成する。
出力部170は、製造履歴情報生成部160によって生成された製造履歴情報(図7及び図8を参照)を出力するプリンタや表示装置等である。なお、出力部170は、製造履歴情報生成部160によって生成された製造履歴情報を製造履歴管理装置100に接続された端末(不図示)に出力(送信)してもよい。
(本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システム製造工程管理システムの動作)
以下において、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の動作について、図面を参照しながら説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である。なお、図9は、検査装置80や市場で発生した空気入りタイヤに用いられた材料を特定する場合における製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップ10において、作業者は、検査装置80や市場で不良が発生した空気入りタイヤに対応する不良タイヤLot No.を特定する。具体的には、作業者は、不良が発生した空気入りタイヤに貼付されたバーコードや不良が発生した空気入りタイヤに付加されたICタグからタイヤLot No.を読み取ることによって、不良タイヤLot No.を特定する。また、作業者は、不良が発生した空気入りタイヤ(例えば、サイドウォール)に形成されたタイヤLot No.を目視することによって、不良タイヤLot No.を特定してもよい。
ステップ11において、製造履歴管理装置100は、作業者によって特定された不良タイヤLot No.を検索キーとしてタイヤDB150を参照するとともに、検索キー(不良タイヤLot No.)に対応付けられた中間物Lot No.を検索する。
ステップ12において、製造履歴管理装置100は、ステップ11で検索された中間物Lot No.を検索キーとして中間物DB140を参照するとともに、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられた中間物名、中間物製造日、製造装置名及び材料Lot No.を検索する。
ステップ13において、製造履歴管理装置100は、ステップ12で検索された材料Lot No.を検索キーとして材料DB130を参照するとともに、検索キー(材料Lot No.)に対応付けられた材料名、受入日、メーカ名及び使用期限日を検索する。
ステップ14において、製造履歴管理装置100は、ステップ11乃至ステップ13で検索された各情報に基づいて、製造履歴情報(下流工程→上流工程)を生成する(図7を参照)。
ステップ15において、製造履歴管理装置100は、ステップ14で生成された製造履歴情報を出力する。
図10は、本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である。なお、図10は、不良の原因となった材料を用いて製造された空気入りタイヤを特定する場合における製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である。
図10に示すように、ステップ20において、不良の原因となった材料に対応する不良材料Lot No.を特定する。具体的には、作業者は、上述した製造履歴情報を参照することによって、不良の原因となった材料に対応する不良材料Lot No.を特定する。例えば、作業者は、使用期限日を過ぎた材料を用いて空気入りタイヤが製造された場合には、その材料が不良の原因であると判断し、その材料に対応する材料Lot No.を不良材料Lot No.として特定する。
ステップ21において、製造履歴管理装置100は、ステップ20で特定された不良材料Lot No.を検索キーとして中間物DB140を参照するとともに、検索キー(不良材料Lot No.)に対応付けられた中間物名、中間物Lot No.、中間物製造日及び製造装置名を検索する。
ステップ22において、製造履歴管理装置100は、ステップ21で検索された中間物Lot No.を検索キーとしてタイヤDB150を参照するとともに、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられたタイヤ名、タイヤLot No.、タイヤ製造日及び組立装置名を検索する。
ステップ23において、製造履歴管理装置100は、ステップ21及びステップ22で検索された各情報に基づいて、製造履歴情報を生成する(図8を参照)。
ステップ24において、製造履歴管理装置100は、ステップ23で生成された製造履歴情報(上流工程→下流工程)を出力する。
(本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システムの作用及び効果)
本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システム1によれば、製造履歴情報生成部160は、市場や検査装置80で空気入りタイヤの不良が発生した場合に、不良が発生した空気入りタイヤのタイヤLot No.(不良タイヤLot No.)を検索キーとしてタイヤDB150を参照し、不良タイヤLot No.に対応付けられた中間物名、中間物Lot No.を検索する。また、製造履歴情報生成部160が、検索された各情報のリストである製造履歴情報(下流工程→上流工程、図7を参照)を生成することにより、作業者は、製造履歴情報を参照して、空気入りタイヤの不良の原因となった中間物がどの中間物であるかを容易に究明することができる。
また、製造履歴情報生成部160は、不良タイヤLot No.に対応付けられた中間物Lot No.を検索キーとして中間物DB140を参照し、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられた中間物製造日、製造装置名、材料名及び材料Lot No.を検索する。また、製造履歴情報生成部160が、検索された各情報のリストである製造履歴情報(下流工程→上流工程、図7を参照)を生成することにより、作業者は、製造履歴情報を参照して、空気入りタイヤの不良の原因となった材料がどの材料であるかを容易に究明することができる。
さらに、製造履歴情報生成部160は、不良タイヤLot No.に対応付けられた材料Lot No.を検索キーとして材料DB130を参照し、検索キー(材料Lot No.)に対応付けられた受入日、メーカ名及び使用期限を検索する。また、製造履歴情報生成部160が、検索された各情報のリストである製造履歴情報(下流工程→上流工程、図7を参照)を生成することにより、作業者は、製造履歴情報を参照して、空気入りタイヤの不良の原因となった材料がどの材料であるかを容易に究明することができる。
また、製造履歴情報生成部160は、空気入りタイヤの不良の原因となった材料の材料Lot No.(不良材料Lot No.)を検索キーとして中間物DB140を参照し、不良材料Lot No.に対応付けられた中間物名、中間物Lot No.、中間物製造日及び製造装置名を検索する。また、製造履歴情報生成部160が、検索された各情報のリストである製造履歴情報(上流工程→下流工程、図8を参照)を生成することにより、作業者は、製造履歴情報を参照して、不良が発生する可能性がある中間物を容易に特定することができる。
さらに、製造履歴情報生成部160は、不良材料Lot No.に対応付けられた中間物Lot No.を検索キーとしてタイヤDB150を参照し、検索キー(中間物Lot No.)に対応付けられたタイヤ名、タイヤLot No.、タイヤ製造日及び組立装置名を検索する。また、製造履歴情報生成部160が、検索された各情報のリストである製造履歴情報(上流工程→下流工程、図8を参照)を生成することにより、作業者は、製造履歴情報を参照して、不良が発生する可能性がある空気入りタイヤを容易に特定することができる。
すなわち、製造履歴情報生成部160が、中間物DB140及びタイヤDB150を参照して、製造履歴情報(上流工程→下流工程、図8を参照)を生成することにより、空気入りタイヤの不良の原因となった中間物及び材料が複数の空気入りタイヤに共通して用いられる場合であっても、不良が発生する可能性がある空気入りタイヤを容易に特定することができる。
(変更例)
上述した実施形態では、製造履歴管理システム1は、空気入りタイヤを製造するための各装置の製造履歴を管理するシステムであるが、これに限定されるものではなく、複数の製造装置で共通して用いられる共通部材を用いて製造物を製造する製造装置の製造履歴を管理するシステムであってもよい。
なお、部材とは、中間物を製造する際に用いられる材料、完成品を製造する際に用いられる中間物を含む概念である。また、完成品とは、部材(材料や中間物)を用いて製造される製造物である。さらに、中間物とは、完成品を製造する過程で製造される製造物であり、材料との関係では、材料を用いて製造される製造物であり、完成品との関係では、完成品を製造する際に用いられる部材である。
また、上述した実施形態では、説明を簡略化するために、合成ゴムが1種類であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、合成ゴムは、複数種類のゴム(スチレンブタジェンゴム、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴム等)に細分化されていてもよい。
さらに、上述した実施形態では、説明を簡略化するために、空気入りタイヤが1種類であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、空気入りタイヤは、様々なスペック(サイズや性能)を有する複数種類の空気入りタイヤであってもよい。
本発明の一実施形態に係る製造履歴管理システム1を示す図である。 本発明の一実施形態に係るIL製造装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る材料DB130に記憶された情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る中間物DB140に記憶された情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤDB150に記憶された情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る製造履歴情報の一例を示す図である(その1)。 本発明の一実施形態に係る製造履歴情報の一例を示す図である(その2)。 本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である(その1)。 本発明の一実施形態に係る製造履歴管理装置100の動作を示すフロー図である(その2)。
符号の説明
1・・・製造履歴管理システム、10・・・IL製造装置、11・・・読取部、12・・・工程処理部、13・・・センサ、14・・・送信部、20・・・カーカス製造装置、30・・・ビード製造装置、40・・・サイドウォール製造装置、50・・・トレッド製造装置、60・・・ベルト製造装置、70・・・組立装置、80・・・検査装置、100・・・製造履歴管理装置、110・・・受信部、120・・・制御部、130・・・材料DB、140・・・中間物DB、150・・・タイヤDB、160・・・製造履歴情報生成部、170・・・出力部

Claims (4)

  1. 第1製造装置及び第2製造装置で共通して用いられる共通部材を含む第1部材を用いて前記第1製造装置が第1製造物を製造し、前記共通部材を含む第2部材を用いて前記第2製造装置が第2製造物を製造する製造システムにおいて、前記第1製造装置及び前記第2製造装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置であって、
    前記第1部材を特定する第1部材情報と、前記第1製造物を特定する第1製造物情報とを前記第1製造装置から受信する第1受信部と、
    前記第2部材を特定する第2部材情報と、前記第2製造物を特定する第2製造物情報とを前記第2製造装置から受信する第2受信部と、
    前記第1受信部によって受信される前記第1部材情報と前記第1製造物情報とを対応付けて記憶し、前記第2受信部によって受信される前記第2部材情報と前記第2製造物情報とを対応付けて記憶する製造履歴記憶部と、
    前記製造履歴記憶部を参照して、前記共通部材を用いて製造された前記第1製造物及び前記第2製造物を検索する検索部とを備えることを特徴とする製造履歴管理装置。
  2. 前記第1製造物情報は、前記第1製造物のロット情報を含み、
    前記第2製造物情報は、前記第2製造物のロット情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の製造履歴管理装置。
  3. 前記第1製造物情報は、前記第1製造装置を特定する情報を含み、
    前記第2製造物情報は、前記第2製造装置を特定する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の製造履歴管理装置。
  4. 第1製造装置と、第2製造装置と、前記第1製造装置及び前記第2製造装置の製造履歴を管理する製造履歴管理装置とを備え、前記第1製造装置及び前記第2製造装置で共通して用いられる共通部材を含む第1部材を用いて前記第1製造装置が第1製造物を製造し、前記共通部材を含む第2部材を用いて前記第2製造装置が第2製造物を製造する製造履歴管理システムであって、
    前記第1製造装置は、
    前記第1部材を特定する第1部材情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部によって取得される前記第1部材情報と、前記第1製造物を特定する第1製造物情報とを前記製造履歴管理装置に送信する第1送信部とを有し、
    前記第2製造装置は、
    前記第2部材を特定する第2部材情報を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部によって取得される前記第2部材情報と、前記第2製造物を特定する第2製造物情報とを前記製造履歴管理装置に送信する第2送信部とを有し、
    前記製造履歴管理装置は、
    前記第1製造装置から受信する前記第1部材情報と前記第1製造物情報とを対応付けて記憶し、前記第2製造装置から受信する前記第2部材情報と前記第2製造物情報とを対応付けて記憶する製造履歴記憶部と、
    前記製造履歴記憶部を参照して、前記共通部材を用いて製造された前記第1製造物及び前記第2製造物を検索する検索部とを有することを特徴とする製造履歴管理システム。
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