JP2006190783A - 光モジュール、および光モジュールを製造する方法 - Google Patents

光モジュール、および光モジュールを製造する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくすることが可能な構造を有する光モジュールを提供する。
【解決手段】光モジュール11aは、光レセプタクルハウジング13と、光通信サブアセンブリ15と、ホルダ17とを備える。フランジ部13bは、所定の軸Axに交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分13cと、第1の部分13cの間にそれぞれ位置する複数の第2の部分13dとを含む。第1の部分13cの外周は、所定の軸Axを中心とする基準円筒形の外側に位置しており、第2の部分13dの外周は基準円筒形の内側に位置している。光レセプタクルハウジング13とホルダ17とは第1の接着部材25a、25b、25cを介してフランジ部13bの第1の部分13cにおいて接着されている。また、光レセプタクルハウジング13とホルダ17とは第2の接着部材27a、27bを介してフランジ部13bの第2の部分13dにおいて接着されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光モジュール、および光モジュールを製造する方法に関する。
特許文献1には、光モジュールの製造方法が記載されている。この光モジュールの製造方法では、光半導体素子を搭載するハウジング端部のステム部との接合面に、紫外線・加熱兼用硬化性樹脂を円周状に塗布する。仮固定工程では、レンズと光半導体素子との光軸調芯の芯だし接合を行った後に、ステム部の外側から紫外線を照射して紫外線・加熱兼用硬化性樹脂を紫外線硬化させる。補完硬化工程では、紫外線・加熱兼用硬化性樹脂を加熱することにより紫外線未照射部分を加熱硬化させる。接着補強工程では、ステム部の外周面に沿って紫外線・加熱兼用硬化性樹脂を覆うように円周状に熱硬化性樹脂を塗布した後に、該熱硬化性樹脂を雰囲気中で加熱して該熱硬化性樹脂を硬化させる。
特開2002−90587号公報
上記の光モジュールでは、接着部分の全周にわたって樹脂を塗布した後、光軸調芯を行う。光軸調芯されたハウジングの外形中心は光素子の外形中心に一致しないので、ステム部の周囲の樹脂厚が均一ではない。この段階で、樹脂に紫外線を照射すると、樹脂厚の不均一に加えて、樹脂への紫外線の照射量のばらつきにより、塗布された樹脂の位置に応じて硬化条件が不均一になる。結果として、光学調芯位置から光軸のずれが生じる。また、紫外線を照射して樹脂を硬化させる時に、治具を用いてステム部およびハウジングを保持している。この治具から、接着されたステム部およびハウジングを取り外すと、硬化時に樹脂中に発生した残留応力が開放される。結果として、光学調芯位置から光軸のずれが生じる。
紫外線・加熱兼用硬化性樹脂を覆うように円周上に熱硬化性樹脂を塗布している。しかしながら、接着面の大部分が紫外線・加熱兼用硬化性樹脂で既に覆われているので、熱硬化性樹脂による接着強度は大幅に改善されない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくすることが可能な構造を有する光モジュールを提供することを目的とし、また該光モジュールを製造する方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、光モジュールは、(a)所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有する光レセプタクルハウジングと、(b)半導体光素子を搭載するステムと前記半導体光素子を覆うキャップとを有する光通信サブアセンブリと、(c)前記光通信サブアセンブリを保持しており前記所定の軸に沿って伸びる側壁部と前記光レセプタクルハウジングを搭載しており前記側壁部の一端に設けられた搭載部とを有しており、前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリを互いに光学的に結合させるホルダとを備え、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、前記光レセプタクルハウジングとホルダとは第1の接着部材を介して前記フランジ部の前記第1の部分において接着されており、前記光レセプタクルハウジングとホルダとは第2の接着部材を介して前記フランジ部の前記第2の部分において接着されている。
この光モジュールによれば、第1の部分の外周は基準円筒形の外側に位置すると共に第2の部分の外周は基準円筒形の内側に位置するので、第1の接着部材および第2の接着部材の塗布位置をフランジ部の形状により識別でき、また第1の接着部材と第2の接着部材との塗布位置を互いに離すことができる。これ故に、第1の接着部材および第2の接着部材の一方を調芯の仮固定のために使用でき、また他方を固定強度を補強するために使用できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
本発明に係る光モジュールでは、各第1の部分の外周の長さはいずれの第2の部分の外周の長さより大きいことが好ましい。
この光モジュールによれば、固定強度を補強するためにフランジ部の第1の部分を使用でき、また仮固定のためにフランジ部の第2の部分を使用できる。
本発明に係る光モジュールでは、前記ホルダの前記搭載部は前記フランジを搭載する搭載面を有しており、前記フランジ部の前記第1および第2の部分は前記フランジを搭載する搭載面に沿って伸びるスライド面を有することが好ましい。
この光モジュールによれば、ホルダの搭載面およびフランジ部のスライド面を用いて、ホルダと光レセプタクルハウジングとをしっかり固定できる。
本発明に係る光モジュールでは、前記フランジ部の前記第1の部分は前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって提供される窪みとを有しており、前記フランジ部の前記第2の部分は、前記フランジを搭載する搭載面に沿って伸びるスライド面を有する。
この光モジュールによれば、フランジ部の窪みに樹脂で満たすことができるので、ホルダと光レセプタクルハウジングとをしっかり固定できる。
本発明に係る光モジュールでは、前記フランジ部の前記第1の部分は前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって提供される窪みとを有しており、前記フランジ部の前記第2の部分は、前記フランジを搭載する搭載面に沿って伸びるスライド面を有しており、前記フランジ部の前記第1の部分は前記基準円筒形の内側に位置する別の壁部をさらに有することができる。
この光モジュールによれば、別の壁部は、窪み内の樹脂が光レセプタクルハウジングの光通過孔にはみ出すことを防ぐことができる。
本発明に係る光モジュールでは、前記フランジ部の前記第1の部分は、前記窪みに通じる貫通孔を有していることが好ましい。
この光モジュールによれば、貫通孔を通してフランジ部の窪みに樹脂を供給できるので、ホルダと光レセプタクルハウジングとをしっかり固定できる。
本発明に係る光モジュールでは、前記第1の接着部材は熱硬化剤を含む接着剤であり、前記第2の接着部材は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤、または紫外線硬化剤を含む接着剤であることが好ましい。また、本発明に係る光モジュールでは、前記第1の接着部材は熱硬化剤を含む接着剤であり、前記第2の接着部材は瞬間接着剤であることが好ましい。
これらの光モジュールによれば、第2の接着部材を仮固定のために使用できると共に、第1の接着部材を固定力の補強のために使用できる。
本発明に係る光モジュールでは、前記第1の接着部材はエポキシ系樹脂接着剤であることが好ましい。
本発明に係る光モジュールでは、前記半導体光素子は半導体レーザを含むことができる。この光モジュールによれば、光送信モジュールを提供できる。また、本発明に係る光モジュールでは、前記半導体光素子はフォトダイオードを含むことができる。この光モジュールによれば、光受信モジュールを提供できる。
本発明の別の側面は、光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法である。この光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置している。当該方法は、(a)前記フランジ部の前記第1の部分に熱硬化型接着剤を塗布する工程と、(b)前記熱硬化型接着剤を塗布した後に、半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、(c)前記調芯の後に、前記フランジ部の前記第2の部分に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程と、(d)該紫外線硬化型接着剤を硬化する工程と、該紫外線硬化型接着剤を硬化した後に、前記熱硬化型接着剤を硬化する工程とを備える。
この方法によれば、第1の部分の外周の位置が第2の部分の外周の位置と異なるので熱硬化型接着剤および紫外線硬化型接着剤の塗布位置をフランジ部の形状に基づき識別できる。また、熱硬化型接着剤と紫外線硬化型接着剤との塗布位置を互いに離れた位置に塗布できる。これ故に、紫外線硬化型接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、熱硬化型接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
本発明の別の側面は、光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法である。この光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置している。当該方法は、(a)前記フランジ部の前記第1の部分に熱硬化型接着剤を塗布する工程と、(b)前記熱硬化型接着剤を塗布した後に、半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、(c)前記調芯の後に、前記ホルダおよび前記光レセプタクルハウジングの一方を他方から離して前記フランジ部の前記第2の部分に瞬間接着剤を塗布する工程と、(d)前記ホルダおよび前記光レセプタクルハウジングの一方を他方に押し当てて前記瞬間接着剤を硬化する工程と、(e)前記瞬間接着剤を硬化した後に、前記熱硬化型接着剤を硬化する工程とを備える。
この方法によれば、第1の部分の外周の位置が第2の部分の外周の位置と異なるので熱硬化型接着剤および瞬間接着剤の塗布位置をフランジ部の形状に基づき識別できる。また、熱硬化型接着剤と瞬間接着剤との塗布位置を互いに離して塗布できる。これ故に、瞬間接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、熱硬化型接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
本発明の別の側面は、光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法である。前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、前記フランジ部の前記第1の部分は、前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって形成される窪みとを有している。当該方法は、(a)前記フランジ部の前記第1の部分の前記窪みに第1の接着剤を供給する工程と、(b)半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、(c)前記調芯の後に、第2の接着剤を前記フランジ部の前記第2の部分に塗布する工程と、(d)前記第2の接着剤を硬化させる工程と、(e)前記第2の接着剤を硬化させた後に、前記第1の接着剤を硬化させる工程とを備え、前記第1の接着剤は熱硬化型接着剤であり、前記第2の接着剤は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤いずれかであり、前記第2の接着剤を硬化させる工程では、前記第2の接着剤に紫外線を照射する。
この方法によれば、第1の部分の窪みの位置が第2の部分の外周の位置と異なるので第1の接着剤および第2の接着剤の塗布位置をそれぞれフランジ部の形状に基づき識別できる。第1および第2の接着剤の一方を他方から離して塗布できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくできる。また、第2の接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、第1の接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。さらに、フランジ部の窪みとホルダとの間に十分な熱硬化型接着剤を配置できる。
本発明の別の側面は、光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法である。前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、前記フランジ部の前記第1の部分は、前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって形成される窪みと、前記窪みに通じる貫通孔とを有している。当該方法は、(a)半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、(b)前記調芯の後に、第1の接着剤を前記フランジ部の前記第2の部分に塗布する工程と、(c)前記第1の接着剤を硬化させる工程と、(d)前記フランジ部の前記第1の部分に前記フランジ部の前記孔を通して第2の接着剤を前記窪みに供給する工程と、(e)前記第1の接着剤を硬化させた後に、前記第2の接着剤を硬化させる工程とを備え、前記第1の接着剤は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤のいずれかであり、前記第2の接着剤は熱硬化型接着剤であり、前記第1の接着剤を硬化させる工程では、前記第1の接着剤に紫外線を照射する。
この方法によれば、第1の部分の窪みの位置が第2の部分の外周の位置と異なるので第1の接着剤および第2の接着剤の塗布位置をフランジ部の形状に基づき識別できる。第1の接着剤と第2の接着剤との塗布位置を互いに離して塗布できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれが小さくできる。また、第1の接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、第2の接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。さらに、フランジ部の貫通孔を介してフランジ部の窪みに第2の接着剤を供給できる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくすることが可能な構造を有する光モジュールが提供される。また、本発明によれば、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくできる光モジュールを製造する方法が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の光モジュール、および光モジュールを製造する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る光モジュールの構成部品を示す図面である。図2(A)は、第1の実施の形態に係る光モジュールを示す図面である。図2(B)は、光モジュールの光レセプタクルハウジングを示す図面である。光モジュール11aは、光レセプタクルハウジング13と、光通信サブアセンブリ15と、ホルダ17とを備える。光レセプタクルハウジング13は、所定の軸Axに沿って伸びるレセプタクル部13aとレセプタクル部13aの一端に設けられたフランジ部13bとを有する。軸Axは、光レセプタクルハウジングの中心に位置することができる。光通信サブアセンブリ15は、半導体光素子19を搭載するステム21と半導体光素子19を覆うキャップ23とを有する。ホルダ17は、所定の軸に沿って伸びる側壁部17aと、光レセプタクルハウジング13を搭載しており側壁部17aの一端に設けられた搭載部17bとを有する。ホルダ17は、光通信サブアセンブリ15を保持しており、また光レセプタクルハウジング13および光通信サブアセンブリ15を互いに光学的に結合させる。
図2(B)に示されるように、フランジ部13bは、所定の軸Axに交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分13cと、第1の部分13cの間にそれぞれ位置する複数の第2の部分13dとを含む。第1の部分13cの外周は、所定の軸Axを中心とする基準円筒形CYD1の外側に位置しており、第2の部分13dの外周は基準円筒形CYD1の内側に位置している。基準円筒形CYD1は、図1に示される破線を通り所定の軸Axに沿って伸びる仮想的な円筒である。つまり、フランジ部13bの第1の部分13cの位置における径R1は、フランジ部13bの第2の部分13dの位置における径R2より大きい。
光レセプタクルハウジング13とホルダ17とは、突出した第1の部分13cにおいて第1の接着部材25a、25b、25cを介して接着されている。また、光レセプタクルハウジング13とホルダ17とは、切り欠かれた第2の部分13dにおいて第2の接着部材27a、27bを介して接着されている。
この光モジュール11aによれば、第1の部分13cの外周は基準円筒形CYD1の外側に位置すると共に第2の部分13dの外周は基準円筒形CYD1の内側に位置するので、第1の接着部材25a、25b、25cおよび第2の接着部材27a、27bの塗布位置をフランジ部13bの形状により識別でき、また第1の接着部材25a、25b、25cと第2の接着部材27a、27bとの塗布位置を互いに離すことができる。これ故に、第1の接着部材25a、25b、25cおよび第2の接着部材27a、27bの一方を調芯の仮固定のために使用でき、また他方を固定強度を補強するために使用できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
光モジュール11aでは、半導体光素子19はフォトダイオードを含み、これにより光受信モジュールが提供される。或いは、半導体光素子は半導体レーザであることができ、これによれば光送信モジュールが提供される。
光モジュール11aでは、各第1の部分13cの外周の長さはいずれの第2の部分13dの外周の長さより大きいことが好ましい。固定強度を補強するためにフランジ部13bの第1の部分13cを使用でき、また仮固定のためにフランジ部13の第2の部分13dを使用できる。また、第1の部分13cの外周の長さの総和は第2の部分13dの外周の長さの総和より大きいことが好ましい。固定強度を補強するための接着部材の塗布エリアが、仮固定のための接着部材の塗布エリアより長くできる。
図1に示されるように、光レセプタクルハウジング13は、レセプタクル部13aおよびフランジ部13bを軸Axに沿って貫通する孔13eを有している。この孔13eには、光ファイバが導入される。光ファイバおよび半導体光素子19の一方から他方に向かう光は孔13eを通過する。
ホルダ17の側壁部17aは、光通信サブアセンブリのキャップを受け入れる。ホルダ17は、光通信サブアセンブリ15のキャップ23の側面或いはステム21に固定されている。一実施例では、光レセプタクルハウジング13およびホルダ17は金属製である。ホルダ17は、必要な場合には、1または複数の部品から成ることができ、一体に形成された部品に限定されない。ホルダ17は、光モジュールのZ方向に調芯のために利用される。光レセプタクルハウジング13およびホルダ17は、X方向およびY方向の調芯のために利用される。ステム21は、所定の軸の方向に伸びるリード端子21aを有している。リード端子21aは、半導体光素子に接続されている。キャップ23は、管状の側壁23aと側壁23aの一端に設けられた天井23bとを含み、天井23bには光学窓またはレンズ23cが設けられている。また、光レセプタクルハウジング13とホルダ17は樹脂製でもよい。その場合、放射ノイズを抑制し、ノイズ耐性も高くなる。
この光モジュール11aでは、第1の接着部材25a、25b、25cはエポキシ系樹脂接着剤であることが好ましい。第1の接着部材25a、25b、25cおよび第2の接着部材27a、27bは以下のような組み合わせで使用できる。第1の接着部材25a、25b、25cは熱硬化剤を含む接着剤であり、第2の接着部材27a、27bは熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤であることが好ましい。或いは、第1の接着部材25a、25b、25cは熱硬化剤を含む接着剤であり、第2の接着部材27a、27bは紫外線硬化剤を含む接着剤であることが好ましい。これらの組み合わせによれば、第2の接着部材27a、27bを仮固定のために使用できると共に、第1の接着部材25a、25b、25cを固定力の補強のために使用できる。
図2に示されるように、ホルダ17の搭載部17aは搭載面17cを有しており、搭載面17cにはフランジ13が搭載されている。フランジ部13aの第1および第2の部分13c、13dは、それぞれ、搭載面17cに沿って伸びるスライド面13g、13fを有する。この光モジュール11aによれば、ホルダ17の搭載面17cおよびフランジ部13bのスライド面13gを用いて、ホルダ17と光レセプタクルハウジング13とをしっかり固定できる。
光モジュール11aでは、第2の接着部材27a〜27dとして、は紫外線硬化剤を含む接着剤に替えて瞬間接着剤を用いることができる。光レセプタクルハウジング13のスライド面13fとホルダ17の搭載面17cとの間に瞬間接着剤を挟むことにより、瞬間接着剤を硬化させることができる。また、熱硬化性樹脂は、光レセプタクルハウジング13のスライド面13gとホルダ17の搭載面17cとの間において光レセプタクルハウジング13とホルダ17とを接着するようにしてもよい。瞬間接着剤としては、例えば、アルキル−αシアノアクリレート系接着剤等を用いることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態に係る光モジュールの構成部品を示す図面である。図4は、第2の実施の形態に係る光モジュールを示す図面である。光モジュール11bは、光レセプタクルハウジング33と、光通信サブアセンブリ35と、ホルダ17とを備える。光レセプタクルハウジング33は、所定の軸Axに沿って伸びるレセプタクル部33aとレセプタクル部33aの一端に設けられたフランジ部33bとを有する。光通信サブアセンブリ35は、半導体光素子39を搭載するステム31と半導体光素子39を覆うキャップ23とを有する。ホルダ17は、光通信サブアセンブリ35を保持しており、また光レセプタクルハウジング13および光通信サブアセンブリ35を互いに光学的に位置決めされる。一実施例では、光レセプタクルハウジング33およびホルダ17は金属製である。
フランジ部33bは、所定の軸Axに交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分33cと、第1の部分33cの間にそれぞれ位置する複数の第2の部分33dとを含む。第1の部分33cの外周は、所定の軸Axを中心とする基準円筒形CYD2の外側に位置しており、第2の部分33dの外周は基準円筒形CYD2の内側に位置している。基準円筒形CYD2は、図4に示される破線を通り所定の軸Axに沿って伸びる仮想的な円筒である。
光レセプタクルハウジング33とホルダ17とは、突出する第1の部分33cにおいて第1の接着部材45a、45b、45cを介して接着されている。また、光レセプタクルハウジング33とホルダ17とは、切り欠かれた第2の部分33dにおいて第2の接着部材47a、47bを介して接着されている。
この光モジュール11bによれば、第1の部分33cの外周は基準円筒形CYD2の外側に位置すると共に第2の部分33dの外周は基準円筒形CYD2の内側に位置するので、第1の接着部材45a、45b、45cおよび第2の接着部材47a、47bの塗布位置をフランジ部33bの形状により識別でき、また第1の接着部材45a、45b、45cと第2の接着部材47a、47bとの塗布位置が互いに離すことができる。これ故に、第1の接着部材45a、45b、45cおよび第2の接着部材47a、47bの一方を調芯の仮固定のために使用でき、また他方を固定強度の補強のために使用できる。仮固定を固定強度の補強の本固定と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
図4に示されるように、光レセプタクルハウジング13は、光ファイバ41が挿入されたフェルール43を受け入れる。フェルール43は、光レセプタクルハウジング13の孔33e内に設けられた精密スリーブまたは割スリーブといったスリーブ49により位置決めされる。また、光レセプタクルハウジング33とホルダ17は樹脂製でもよい。その場合、放射ノイズを抑制し、ノイズ耐性も高くなる。
図3および図4を参照すると、光モジュール11bでは、フランジ部33bの第1の部分33cは、フランジ部33bの外表面から窪み33gに通じる貫通孔33jを有していてもよい。この光モジュールによれば、フランジ部33bの窪み33fに貫通孔33jを通して樹脂を供給できるので、光レセプタクルハウジング33とホルダ17をしっかり固定できる。
図5(A)は、光モジュールを示す平面図である。なお、窪みの部分の内部がわかるように、本図では、フランジ部は部分的に破断されている。図5(B)は図5(A)に示されたI−I線に沿って取られた断面図であり、図5(C)に示されたII−II線に沿って取られた断面図である。
光モジュール11bでは、フランジ部33bの第1の部分33cは基準円筒形CYD2の外側に位置する壁部33fと、該壁部33fによって提供される窪み33gとを有している。接着用樹脂45a〜45dを満たすためにフランジ部33bの窪み33gを利用できる。窪み33gに熱硬化性樹脂で満たせば、フランジ部33bの第1の部分33cを利用してホルダ17と光レセプタクルハウジング33とをしっかり固定できる。また、フランジ部33bの第2の部分33dは、フランジ33を搭載する搭載面17cに沿って伸びるスライド面33hを有する。第2の部分33dには、接着用樹脂47a〜47dが位置する。壁部33fは、フランジ部33bの第1の部分33cのエッジに沿って位置しており、フランジ部33bの第2の部分33dと同じ高さまで盛り上がっている。これ故に、スライド面33hおよび壁部33fは、同じ平面上に位置することになる。
光モジュール11bでは、フランジ部33bの第1の部分33cは基準円筒形CYD2の内側に位置する別の壁部33iをさらに有することができる。この光モジュールによれば、別の壁部33iは、窪み33g内の樹脂が光レセプタクルハウジング33の光通過孔33eにはみ出すことを防ぐことができる。また、別の壁部33iは、フランジ部33bの第2の部分33dと同じ高さまで盛り上がっている。これ故に、スライド面33hおよび壁部33f、33iは、同じ平面上に位置することになる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態に係る光モジュールを製造する方法を説明するための図面である。光モジュールを製造するために、光通信サブアセンブリ15、ホルダ17および光レセプタクルハウジング13を準備する。光通信サブアセンブリ15はホルダ17に位置合わせされている。光通信サブアセンブリ15およびホルダ17並びに光レセプタクルハウジング13は、組み立てツール51に保持されている。組み立てツール51は、例えば光レセプタクルハウジング13をX、Y、Z方向に移動して、光レセプタクルハウジング13を光通信サブアセンブリ15に光学的に軸合わせをするために使用される。光通信サブアセンブリ15のリード端子には、半導体光素子との電気的な接続のために配線53を介して測定ツールまたは電源装置55に接続されている。光レセプタクルハウジング13には、フェルール57が挿入されている。フェルール57には、光ファイバ59が取り付けられており、光ファイバ59は光源または光パワー測定装置61に接続されている。
図7(A)および図7(B)は、熱硬化型接着剤を塗布する工程を示す図面である。組み立てツール51を用いて、ホルダ17上に光レセプタクルハウジング13を置く。この工程では、塗布ツール63を用いて熱硬化型接着剤をフランジ部13bの第1の部分13cに塗布する。塗布された熱硬化型接着部材65a、65bは、フランジ部13bの第1の部分13cの側面からホルダ17の搭載面17cに位置している。図7(A)および図7(B)では、熱硬化型接着部材65cが塗布されている。塗布が完了すると、図8(A)に示されるように、熱硬化型接着剤65a、65b、65d、65eが形成される。
図8(B)は、調芯工程を示す図面である。光通信サブアセンブリ15を保持するホルダ17を用いて光レセプタクルハウジング13および光通信サブアセンブリ15の一方を他方と光学的な軸合わせを行う。例えば、組み立てツール51を操作して光レセプタクルハウジング13をホルダ17の搭載面17c上で移動し、XY調芯を行う。光通信サブアセンブリ15が半導体発光素子を含む場合、電源55から半導体発光素子に電流を印加すると共に、測定ツール61を用いて半導体発光素子からの光をモニタする。モニタ光の極大になる位置が見いだされる迄、調芯を行う。また、光通信サブアセンブリ15が半導体受光素子を含む場合、光源61から光ファイバに光信号を半導体受光素子に照射すると共に、測定ツール55を用いて半導体受光素子からの光電流をモニタする。モニタ信号の極大になる位置が見いだされる迄、調芯を行う。
図9(A)および図9(B)は、紫外線硬化型接着剤を塗布する工程を示す図面である。この工程では、調芯の後にフランジ部13bの第2の部分13dに紫外線硬化型接着剤を塗布する。塗布された紫外線硬化型接着部材69a、69bは、フランジ部13bの第2の部分13dの側面からホルダ17の搭載面17cに位置している。
図10(A)および図10(B)は、仮固定する工程を示す図面である。仮固定工程では、紫外線硬化型接着剤に紫外線71を照射する。紫外線を受けた紫外線硬化型接着剤は硬化して、紫外線硬化型接着部材69c、69d、69e、69fを形成する。紫外線硬化型接着部材69c、69d、69e、69fは、光レセプタクルハウジング13をホルダに仮固定する。
図11(A)および図11(B)は、熱硬化性接着剤を硬化する工程を示す図面である。仮固定された光レセプタクルハウジング13およびホルダ17を組み立てツール51から取り外す。仮組立された光モジュールに熱73を加えることによって熱硬化性接着剤を硬化して、熱硬化型接着部材65f、65g、65h、65iを形成する。熱硬化型接着部材65f、65g、65h、65iは光レセプタクルハウジング13をホルダ17にしっかり固定しており、ホルダと光レセプタクルハウジングは位置決めされている。
この方法によれば、第1の部分13cの外周の位置が第2の部分13dの外周の位置と異なるので熱硬化型接着剤および紫外線硬化型接着剤の塗布位置をフランジ部13bの形状に基づき識別できる。また、熱硬化型接着剤と紫外線硬化型接着剤との塗布位置が互いに離すことができる。これ故に、紫外線硬化型接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、熱硬化型接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さい。
(第4の実施の形態)
図12、図13(A)、図13(B)、図14(A)および図14(B)は、第4の実施の形態に係る光モジュールを製造する方法を説明するための図面である。図6、図7(B)および図8(B)に示されるように、光通信サブアセンブリ15、ホルダ17および光レセプタクルハウジング13を準備した後に、熱硬化型接着剤を塗布すると共に調芯する。
図12に示されるように、調芯の後に、組み立てツール51を操作して、ホルダ17および光レセプタクルハウジング13の一方を他方から離す。組み立てツール55を用いると、XY調芯が維持される。フランジ部13bの第2の部分13dに塗布ツール75を用いて瞬間接着剤77を塗布する。瞬間接着剤77は、光レセプタクルハウジング13の第2の部分13dのスライド面に塗布される。
図13(B)に示されるように、ホルダ17および光レセプタクルハウジング13の一方を他方に押し当てる。この結果、瞬間接着剤77の一部は、図13(A)に示されるように、ホルダ17の搭載面17cと光レセプタクルハウジング13の第2の部分13dのスライド面13fとの間において硬化して、瞬間接着部材77a、77b、77c、77dを形成する。瞬間接着部材77a、77b、77c、77dは、光レセプタクルハウジング13をホルダ17に固定する。
図14(A)および図14(B)は、熱硬化性接着剤を硬化する工程を示す図面である。仮固定された光レセプタクルハウジング13およびホルダ17を組み立てツール51から取り外す。仮組立された光モジュールに熱79を加えることによって熱硬化性接着剤を硬化して、熱硬化型接着部材65j、65j、65m、65nを形成する。熱硬化型接着部材65j、65j、65m、65nは光レセプタクルハウジング13をホルダ17にしっかり固定して、ホルダと光レセプタクルハウジングが位置決めされる。
この方法によれば、第1の部分13cの外周の位置が第2の部分13dの外周の位置と異なるので熱硬化型接着剤および瞬間接着剤の塗布位置をフランジ部13bの形状に基づき識別できる。また、熱硬化型接着剤と瞬間接着剤との塗布位置を互いに離すことができる。これ故に、瞬間接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、本固定のために熱硬化型接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
第4の実施の形態の一変形例を説明する。この方法では、光レセプタクルハウジング13の替わりに、図3および図4に示された光レセプタクルハウジング33を用いる。第4の実施の形態と同様にして光レセプタクルハウジング33およびホルダ17の一方を他方と調芯する。この調芯の後に、ホルダ17および光レセプタクルハウジング33の一方を他方から離してフランジ部33bの第2の部分33d(例えば、スライド面33b)に瞬間接着剤77を塗布すると共に、ホルダ17および光レセプタクルハウジング33の一方を他方に押し当てて瞬間接着剤77を硬化させる。瞬間接着剤77を硬化させた後に、フランジ部33bの第1の部分33cにフランジ部33bの貫通孔33jを通して熱硬化型接着剤を窪み33gに供給すると共に、該熱硬化型接着剤を硬化させる。
この変形例の方法によれば、第1の部分33cの位置が第2の部分33dの外周の位置と異なるので熱硬化型接着剤および瞬間接着剤の塗布位置をフランジ部33bの形状に基づき識別できる。また、フランジ部33bの貫通孔33jを介してフランジ部33bの窪み33gに熱硬化型接着剤を供給するので、熱硬化型接着剤と瞬間接着剤との塗布位置を互いに離して塗布できる。瞬間接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、熱硬化型接着剤を窪み33gに注入して、これを硬化させて固定強度を補強できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくする。
第4の実施の形態の別の変形例を説明する。この方法では、光レセプタクルハウジング13の替わりに、図3および図4に示された光レセプタクルハウジング33を用いる。第4の実施の形態と同様にして光レセプタクルハウジング33およびホルダ17の一方を他方と調芯する。調芯の後に、第1の接着剤(熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤のいずれか一方)をフランジ部33bの第2の部分33dに塗布する。第1の接着剤に紫外線を照射して、第1の接着剤を硬化させる。この硬化の後に、フランジ部33bの第1の部分33cにフランジ部33bの孔33jを通して第2の接着剤(熱硬化型接着剤)を窪み33gに供給する。第1の接着剤を硬化させた後に、熱を加えて熱硬化型接着剤を硬化させる。
この方法によれば、第1の部分33cの窪み33gの位置が第2の部分33dの外周の位置と異なるので第1の接着剤および第2の接着剤の塗布位置をフランジ部33bの形状に基づき識別できる。また、第1の接着剤と第2の接着剤との塗布位置を互いに離して塗布できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれが小さくできる。また、第1の接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、第2の接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。さらに、フランジ部33bの貫通孔33jを介してフランジ部33bの窪み33gに第2の接着剤を供給できる。
第4の実施の形態の別の変形例を説明する。この方法では、光レセプタクルハウジング13の替わりに、図3および図4に示された光レセプタクルハウジング33を用いる。なお、光レセプタクルハウジング33は貫通孔33jを有していても良いが、本方法では、接着剤を供給するために貫通孔33jを利用していない。
フランジ部33bの第1の部分33cの窪み33gに第1の接着剤(熱硬化型接着剤)を供給する。例えば、調芯前に、フランジの窪み33gに熱硬化型接着剤を塗布する。第4の実施の形態と同様にして光レセプタクルハウジング33およびホルダ17の一方を他方と調芯する。調芯の後に、第2の接着剤(熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤いずれか)をフランジ部33bの第2の部分33dに塗布する。次いで、紫外線を照射して、この第2の接着剤を硬化させる。この硬化の後に、熱を加えて熱硬化型接着剤を硬化させる。
この方法によれば、第1の部分33cの窪み33gの位置が第2の部分33dの外周の位置と異なるので第1および第2の接着剤の塗布位置をそれぞれフランジ部33bの形状に基づき識別できる。このため、第1および第2の接着剤の一方を他方から離して塗布できる。仮固定を固定強度の補強と異なる位置で行うので、組み立てにおける光軸調芯ずれを小さくできる。また、第2の接着剤を硬化させて調芯の仮固定を行った後に、第1の接着剤を硬化させて固定強度を補強できる。さらに、フランジ部33bの窪み33gとホルダ17との間に十分な熱硬化型接着剤を配置できる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、第1の実施の形態に係る光モジュールの構成部品を示す図面である。 図2(A)は、第1の実施の形態に係る光モジュールを示す図面である。図2(B)は、光モジュールの光レセプタクルハウジングを示す図面である。 図3は、第2の実施の形態に係る光モジュールの構成部品を示す図面である。 図4は、第2の実施の形態に係る光モジュールを示す図面である。 図5(A)は、光モジュールを示す平面図である。図5(B)は図5(A)に示されたI−I線に沿って取られた断面図であり、図5(C)に示されたII−II線に沿って取られた断面図である。 図6は、第3の実施の形態に係る光モジュールを製造する方法を説明するための図面である。 図7(A)および図7(B)は、熱硬化型接着剤を塗布する工程を示す図面である。 図8(A)は、熱硬化型接着剤の位置を示す図面である。図8(B)は、調芯工程を示す図面である。 図9(A)および図9(B)は、紫外線硬化型接着剤を塗布する工程を示す図面である。 図10(A)および図10(B)は、仮固定する工程を示す図面である。 図11(A)および図11(B)は、熱硬化性接着剤を硬化する工程を示す図面である。 図12は、第3の実施の形態に係る光モジュールを製造する方法の一変形例を説明するための図面である。 図13(A)および図13(B)は、仮固定を示す図面である。 図14(A)および図14(B)は、熱硬化性接着剤を硬化する工程を示す図面である。
符号の説明
11a、11b…光モジュール、13…光レセプタクルハウジング、13a…レセプタクル部、13b…フランジ部、13e…孔、13f…スライド面、13g…スライド面、15…光通信サブアセンブリ、17…ホルダ、17a…側壁部、17b…搭載部、17c…搭載面、19…半導体光素子、21…ステム、21a…リード端子、23…キャップ、23a…管状側壁、23b…天井、23c…光学窓またはレンズ、CYD1、CYD2…基準円筒形、25a、25b、25c…第1の接着部材、27a、27b…第2の接着部材、33…光レセプタクルハウジング、33a…レセプタクル部、33b…フランジ部、33f…壁部、33g…窪み、33h…スライド面、33i…別の壁部、33j…貫通孔、35…光通信サブアセンブリ、39…半導体光素子、41…光ファイバ、43…フェルール、45a、45b、45c…第1の接着部材、47a、47b…第2の接着部材、49…スリーブ、51…組み立てツール、57…フェルール、59…光ファイバ、61…光源または光パワー測定装置、63…塗布ツール、65a、65b、65c…熱硬化型接着部材、65a、65b、65d、65e…熱硬化型接着剤、69c、69d、69e、69f…紫外線硬化型接着部材、71…紫外線、73…熱、65f、65g、65h、65i…熱硬化型接着部材、75…塗布ツール、77…瞬間接着剤、77a、77b、77c、77d…瞬間接着部材、65j、65j、65m、65n…熱硬化型接着部材

Claims (14)

  1. 所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有する光レセプタクルハウジングと、
    半導体光素子を搭載するステムと前記半導体光素子を覆うキャップとを有する光通信サブアセンブリと、
    前記光通信サブアセンブリを保持しており前記所定の軸に沿って伸びる側壁部と前記光レセプタクルハウジングを搭載しており前記側壁部の一端に設けられた搭載部とを有しており、前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリを互いに光学的に結合させるホルダと
    を備え、
    前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、
    前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、
    前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、
    前記光レセプタクルハウジングとホルダとは、第1の接着部材を介して前記フランジ部の前記第1の部分において接着されており、
    前記光レセプタクルハウジングとホルダとは、第2の接着部材を介して前記フランジ部の前記第2の部分において接着されている、ことを特徴とする光モジュール。
  2. 各第1の部分の外周の長さはいずれの第2の部分の外周の長さより大きい、ことを特徴とする請求項1に記載された光モジュール。
  3. 前記ホルダの前記搭載部は、前記フランジを搭載する搭載面を有しており、
    前記フランジ部の前記第1および第2の部分は、前記フランジを搭載する搭載面に沿って伸びるスライド面を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された光モジュール。
  4. 前記フランジ部の前記第1の部分は、前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって提供される窪みとを有しており、
    前記フランジ部の前記第2の部分は、前記フランジを搭載する搭載面に沿って伸びるスライド面を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された光モジュール。
  5. 前記フランジ部の前記第1の部分は、前記窪みに通じる貫通孔を有している、ことを特徴とする請求項4に記載された光モジュール。
  6. 前記第1の接着部材は熱硬化剤を含む接着剤であり、
    前記第2の接着部材は瞬間接着剤である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載された光モジュール。
  7. 前記第1の接着部材は熱硬化剤を含む接着剤であり、
    前記第2の接着部材は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤、または紫外線硬化剤を含む接着剤である、ことを特徴とする請求項1〜5の一項に記載された光モジュール。
  8. 前記第1の接着部材はエポキシ系樹脂接着剤である、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された光モジュール。
  9. 前記半導体光素子は半導体レーザを含む、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載された光モジュール。
  10. 前記半導体光素子はフォトダイオードを含む、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載された光モジュール。
  11. 光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法であって、
    前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、
    当該方法は、
    前記フランジ部の前記第1の部分に熱硬化型接着剤を塗布する工程と、
    半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、
    前記調芯の後に、前記フランジ部の前記第2の部分に紫外線硬化型接着剤を塗布する工程と、
    該紫外線硬化型接着剤を硬化する工程と、
    該紫外線硬化型接着剤を硬化した後に、前記熱硬化型接着剤を硬化する工程と
    を備える、方法。
  12. 光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法であって、
    前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、
    当該方法は、
    前記フランジ部の前記第1の部分に熱硬化型接着剤を塗布する工程と、
    半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、
    前記調芯の後に、前記ホルダおよび前記光レセプタクルハウジングの一方を他方から離して前記フランジ部の前記第2の部分に瞬間接着剤を塗布する工程と、
    前記ホルダおよび前記光レセプタクルハウジングの一方を他方に押し当てて前記瞬間接着剤を硬化する工程と、
    前記瞬間接着剤を硬化させた後に、前記熱硬化型接着剤を硬化させる工程と
    を備える、方法。
  13. 光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法であって、
    前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、前記フランジ部の前記第1の部分は、前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって形成される窪みとを有しており、
    当該方法は、
    前記フランジ部の前記第1の部分の前記窪みに第1の接着剤を供給する工程と、
    半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、
    前記調芯の後に、第2の接着剤を前記フランジ部の前記第2の部分に塗布する工程と、
    前記第2の接着剤を硬化させる工程と、
    前記第2の接着剤を硬化させた後に、前記第1の接着剤を硬化させる工程と
    を備え、
    前記第1の接着剤は熱硬化型接着剤であり、
    前記第2の接着剤は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤いずれかであり、
    前記第2の接着剤を硬化させる工程では、前記第2の接着剤に紫外線を照射する、方法。
  14. 光通信サブアセンブリ、ホルダおよび光レセプタクルハウジングを含む光モジュールを製造する方法であって、
    前記光レセプタクルハウジングは、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル部と該レセプタクル部の一端に設けられたフランジ部とを有しており、前記フランジ部は、前記所定の軸に交差する基準平面に沿って伸びる複数の第1の部分と、前記第1の部分の間にそれぞれ位置する複数の第2の部分とを含み、前記第1の部分の外周は前記所定の軸を中心とする基準円筒形の外側に位置しており、前記第2の部分の外周は前記基準円筒形の内側に位置しており、前記フランジ部の前記第1の部分は、前記基準円筒形の外側に位置する壁部と、該壁部によって形成される窪みと、前記窪みに通じる貫通孔とを有しており、
    当該方法は、
    半導体光素子を含む光通信サブアセンブリを保持するホルダを用いて前記光レセプタクルハウジングおよび前記光通信サブアセンブリの一方を他方と調芯する工程と、
    前記調芯の後に、第1の接着剤を前記フランジ部の前記第2の部分に塗布する工程と、
    前記第1の接着剤を硬化させる工程と、
    前記フランジ部の前記第1の部分に前記フランジ部の前記孔を通して第2の接着剤を前記窪みに供給する工程と、
    前記第1の接着剤を硬化させた後に、前記第2の接着剤を硬化させる工程と
    を備え、
    前記第1の接着剤は、熱硬化剤および紫外線硬化剤を含む接着剤並びに紫外線硬化剤を含む接着剤のいずれかであり、
    前記第2の接着剤は熱硬化型接着剤であり、
    前記第1の接着剤を硬化させる工程では、前記第1の接着剤に紫外線を照射する、方法。
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