JP2006193295A - 乗客コンベアの手摺駆動装置 - Google Patents

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誠司 横江
Nobuhiro Oku
伸弘 奥
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Abstract

【課題】 手摺ベルトの移動速度を検出することができ、これにより設置スペースの省スペース化、取り付け、調整作業の簡略化を図ることのできる乗客コンベアの手摺駆動装置を提供する。
【解決手段】 乗客コンベアの手摺駆動装置は、手摺ベルト9の内周面が巻きかけられてこの手摺ベルト9を駆動する駆動ローラ11を備えている。駆動ローラ11に巻きかけられた手摺ベルト9の外周面側には、手摺ベルト9を駆動ローラ11側に押圧する複数の押圧ローラ12が設けられている。複数の押圧ローラ12は連結手段13により連結されている。また、乗客コンベアの手摺駆動装置は、押圧ローラ12の回転状態を検出することにより手摺ベルト9の移動を検出する手摺移動検出手段20を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗客コンベアの手摺駆動装置に関する。
乗客コンベアは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段を備え、踏段上の乗客を一方の乗降口から他方の乗降口まで搬送する。前記踏段の両側には、欄干が立設され、この欄干の上部に設けられた無端状の手摺ベルトが、前記踏段と同じ方向に同じ速度で循環移動する。
この手摺ベルトを駆動するための手摺駆動装置は、欄干の下側のトラス内に設けられている。この手摺駆動装置は、外周面がゴムなどの摩擦係数が高い材料で構成される駆動ローラを備え、この駆動ローラに駆動装置から駆動力が伝達されるとともに、この駆動ローラの外周面に手摺ベルトの内周面が巻き掛けられて、前記駆動ローラの外周面と手摺ベルトの内周面との摩擦力により前記手摺ベルトが駆動される。また、この摩擦力を高めてより確実に手摺ベルトを駆動するために、複数の押圧ローラが、駆動ローラの外周面に巻きかけられた領域における手摺ベルトの外周面側に設けられ、この押圧ローラが張力付与装置により一定の付勢力を受けて前記手摺ベルトを前記駆動ローラの外周面に向けて押圧する手摺駆動装置が、例えば特許文献1に記載されている。
米国特許第5638937号明細書
手摺駆動装置により駆動される手摺ベルトは、踏段と同期して同一速度で循環移動する必要がある。そのため、踏段は動いているが手摺ベルトが停止したときに、乗客コンベアの運転を停止させる安全装置が乗客コンベアには設けられている。この安全装置は、手摺ベルトの移動速度を検出する手摺移動検出装置を備え、この手摺移動検出装置により手摺ベルトの移動速度や手摺ベルトが停止していることを検出している。また、前記手摺移動検出装置は、手摺ベルトの移動速度と踏段の移動速度との速度差などを求めるため、又は手摺ベルトの移動速度の変動を検出するため等にも用いられる。
手摺ベルトの速度を検出するための手摺移動検出装置には、手摺ベルトを両側からローラで挟み、このローラの回転速度を検出するセンサを配設して、このローラの回転速度により手摺ベルトの移動速度を検出するものがある。また、手摺ベルト内部に等間隔に検出片を配置し、この検出片の移動速度を検出するセンサを配設して、この検出片の移動速度により手摺ベルトの移動速度を検出するものがある。これら従来の手摺移動検出装置は、前記手摺駆動装置とは別途に設けられていた。
しかしながら、手摺移動検出装置のための設置スペースの確保に苦労する問題点があった。また、手摺移動検出装置の分だけ乗客コンベアの部品点数が増え、コストも増大し、装置自体が大きなものとなる問題があった。更に、手摺移動検出装置装置の取り付け作業と調整作業に時間を要し、その上、調整の善し悪しによって手摺ベルトの走行抵抗が増大する問題点もあった。
本発明は、上記の問題を有利に解決するもので、手摺ベルトの移動速度を検出することができ、これにより設置スペースの省スペース化、取り付け、調整作業の簡略化を図ることのできる乗客コンベアの手摺駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の乗客コンベアの手摺駆動装置は、手摺ベルトの内周面が巻きかけられてこの手摺ベルトを駆動する駆動ローラと、前記駆動ローラに巻きかけられた前記手摺ベルトの外周面側に設けられ、前記手摺ベルトを前記駆動ローラ側に押圧する複数の押圧ローラと、前記複数の押圧ローラを連結する連結手段と、前記押圧ローラの回転状態を検出することにより前記手摺ベルトの移動を検出する手摺移動検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明の乗客コンベアの手摺駆動装置は、手摺駆動装置を構成する押圧ローラの回転状態を検出することにより手摺ベルトの移動を検出する手摺移動検出手段を備えていることから、従来と比べて部品点数が少なて済み、省スペース化、取り付け、調整作業の簡略化を図ることができる。また、手摺ベルトの移動状況を的確かつ確実に検出することができる。
図1は、本発明の手摺駆動装置を備える乗客コンベアの一例としてのエスカレータの全体図である。エスカレータ1は、上階から下階にわたって掛け渡されて自重及び積載荷重を支えるトラス2を備えている。このトラス2内には、踏段チェーン3により無端状に連結され、上階側と下階側との間を循環移動する複数の踏段4が設けられている。この踏段チェーン3の上階側の折り返し部には、駆動スプロケット5が設けられ、この駆動スプロケット5に巻きかけられた前記踏段チェーン3に駆動力が伝達される。また、踏段チェーン3の下階側の折り返し部には、従動スプロケット6が設けられ、この従動スプロケット6に巻きかけられる踏段チェーン3の循環移動を案内している。前記駆動スプロケット5は、トラス2の上階側の端部に設けられた駆動装置7から駆動力を受けて駆動される。
トラス2の上部で前記踏段4の両側には、欄干8が設けられている。この欄干の上部には、この欄干8に案内されて前記踏段4と同じ方向に同じ速度で循環移動する無端状の手摺ベルト9を備えている。この手摺ベルト9を駆動する手摺駆動装置10がトラス2内に設けられている。
図1に示した手摺駆動装置10の要部拡大図を図2に示す。図2(a)は手摺駆動装置10の正面図であり、図2(b)は同図(a)の側面図である。図2において、手摺駆動装置10は、駆動ローラ11を備えていて、この駆動ローラ11の周面に手摺ベルト9の内周面が巻きかけられている。この駆動ローラ11には、図示しない動力伝達手段により前記駆動装置7から駆動力が伝達され、駆動ローラ11の周面と手摺ベルト9の内周面との摩擦力により、手摺ベルト9が駆動される。
また、前記駆動ローラ11に巻きかけられた手摺ベルト9の外周面に接して、複数の押圧ローラ12が回動可能に設けられている。各押圧ローラ12の両側面には、それぞれ複数のリンクプレート13が設けられている。各リンクプレート13は、両端部に貫通孔を備え、押圧ローラ12の一方の側面に設けられたリンクプレート13と、他方の側面に設けられたリンクプレート13とが、前記リンクプレート13の貫通孔と押圧ローラ12の中心軸を貫くピン14又は押圧ローラ12を回動可能に支持するブッシュにより接続されている。これらのリンクプレート13が互いに連結することにより、所定の長さを有するチェーン状になって複数の押圧ローラを連結している。
チェーン状に連結しているリンクプレート13のうち、一方の端部に設けられたリンクプレート13Aには、支持部材15が取り付けられている。この支持部材15は、トラス2の梁などに取り付けられて固定される。一方、他方の端部に設けられたリンクプレート13Bには、ねじ棒16が取り付け固定されている。このねじ棒16は、支持部材17を貫通して支持部材17よりも外方に突出していて、その突出部16aに圧縮ばね18が設けられるとともに、ナット19が回動可能に取り付けられている。
このナット19を回転させてねじ棒16を突出部16aが長くなるように軸方向に移動させることにより、押圧ローラ12は、手摺ベルト9に対して駆動ローラ11側に向かう押圧力を加えている。各押圧ローラ12は手摺ベルト9の一定区間にわたって接触押圧することから、この押圧ローラ12は、均等な荷重で手摺ベルト9を押圧する。この押圧ローラ12からの押圧力により、駆動ローラ11と手摺ベルト9との摩擦力が高められ、手摺ベルト9がより確実に駆動ローラ11に密着する。これにより手摺ベルト9がスリップすることを防止して、確実に手摺ベルトが駆動されるようにしている。そして、このナット19によりねじ棒16の突出部16aの長さを調整することにより、押圧ローラ12の手摺ベルト9に対する押圧力を調整することができるようになっている。
また、駆動ローラ11の幅と押圧ローラ12の幅との関係については、図2(b)に示すように、押圧ローラ12の幅αのほうが駆動ローラ11の幅βよりも大きくしている。本発明の手摺駆動装置は、押圧ローラ12を備え、この押圧ローラ12が手摺ベルト9を押圧することから、押圧ローラ12の押圧力を高めて手摺ベルト9と駆動ローラ11との摩擦力を高めた場合には、手摺ベルト9の外周面に、押圧ローラ12による圧痕が生じるおそれがある。そこで、押圧ローラ12の幅αのほうが駆動ローラ11の幅βよりも大きくすることにより、手摺ベルトの外周面に圧痕が発生するのを抑制することができる。
本実施形態の手摺駆動装置10において、前記複数の押圧ローラ12のうちの一つに、手摺移動検出装置20が設けられている。この手摺移動検出装置20は、押圧ローラ12の回転速度を検出することにより、手摺ベルト9の移動の有無や移動速度や移動方向を検出するものである。
手摺駆動装置10に設けられた手摺移動検出装置20の一例を図3及び図4に基づいて説明する。図3は、手摺移動検出装置20が取り付けられた押圧ローラ12近傍の正面図、図4は図3のA−A断面図である。
図3及び図4において、押圧ローラ12の回転軸と同軸に検出片21が取り付け固定されていて、前記押圧ローラ12の回転とともに回転するようになっている。この検出片21は、その周部に径方向に突出する突出部21aを有していて、図3及び図4に示した検出片21では、一例として突出部が6個、すなわち、検出片が6片のものである。
また、前記検出片21の回転を検出するセンサ22がこの検出片21に近接して設けられる。このセンサ22は、センサ支持具23に締結手段により取り付けられて前記検出片21に対向するように位置される。センサ支持具23は、その一方の端部に貫通孔が設けられ、この貫通孔を貫くボルト24によって押圧ローラ12の回転軸をなすピン14に対して締結固定されている。
なお、センサ支持具23は図3及び図4に示したような、押圧ローラ12の回転軸をなすピン14に対して取り付けられるものに限られず、前記検出片の回動を検出できる範囲で、例えばリンクプレート13に取り付けることもできる。
センサ22には、例えば近接センサを用いることができる。近接センサを用いた場合、近接センサの検出素子22aは、前記検出片21の回転により検出片21の突出部21aが、この検出素子22aの近傍を通過するのを検出してパルス信号を出力する。これにより前記押圧ローラ12が回転した際、検出片21の突出部21aの近接をセンサ22が検出することにより、手摺ベルト9の移動に合わせて、手摺ベルト9の所定移動量ごとにパルス信号を発生する構成となる。
この近接センサ22には、信号を取出すためのリード線25が接続してある。このリード線25の他端は運転制御装置(図示せず)に接続され、運転制御装置は従来と同様、入力されるパルス信号のパルス間隔が所定値よりも長くなれば手摺ベルト9が停止したものと判定する。
すなわち、通常の運転状況においては、手摺ベルト9の循環移動により手摺ベルト9を押圧している押圧ローラ12が従動回転し、検出片21も押圧ローラ12と同じ速度で回転する。したがって、手摺ベルト9が通常の速度で駆動されている限り、検出片21が押圧ローラ12と共に回転して、押圧ローラ12の1回転毎に6パルスを出力し、そのパルス間隔は規定値でほぼ一定である。しかしながら、手摺ベルト9が何らかの原因で踏段速度よりも所定割合だけ遅くなったり、完全に停止してしまったりした場合には、近接センサ22の出力するパルス信号のパルス間隔が所定値よりも遅くなり、あるいは出力しなくなる。そこで、上述した運転制御装置により、これを検出して手摺ベルトの移動状況を判定し、乗客コンベアの運転を停止すべきと判定したときには、手摺ベルトエスカレータの安全装置を動作させる。
また、手摺ベルト9の所定移動量ごとにパルス信号を発生する構成になることから、前記センサ22からのパルス間隔に基づいて、手摺ベルトの移動速度を算出することもできる。
本実施形態の手摺駆動装置では、手摺駆動装置10に手摺移動検出装置20を組み込む構成を有しているので、手摺駆動装置10とは別個に手摺移動検出装置を設ける必要がなくなる。したがって、取り付けスペースが小さくでき、また必要な部品点数も削減できて、据え付け、調整の作業時間を大幅に短縮でき、またコストの低減を図ることもできる。
しかも、本実施形態の手摺駆動装置では、手摺移動検出装置20が押圧ローラ12に取り付けられている。押圧ローラ12は、手摺ベルト9を押圧していることから、押圧ローラ12と手摺ベルト9との間ではスリップが発生せず、よって手摺の移動状態を検出するのには最も適している部分といえる。このような押圧ローラ12に手摺移動検出装置20が取り付けられることにより、安定してデータを採取することが可能となる。
なお、本実施形態において、センサ22としては、上述した近接センサに限られるものではない、例えば、パルスジェネレータを用いることもできる。パルスジェネレータを用いた場合であっても、近接センサを用いた場合と同様に押圧ローラ12の回動に応じたパルス信号を発生させるので、このパルス間隔に基づいて手摺ベルト9が停止しているという状況や手摺ベルト9の移動速度情報を得ることができる。また、超音波センサを用いることもできるし、反射光検出型の光電センサや透過光検出型の光電センサを用いることもできる。
また、近接センサを一つの押圧ローラに複数個配置することもできる。近接センサを一つの押圧ローラに複数個配置することにより、手摺ベルト9の循環移動の移動方向(正転、逆転)を検出することができる。これを図5を用いて説明する。図5は、手摺移動検出装置の他の例が取り付けられた押圧ローラ12近傍の正面図である。なお、図5において、図3と同一の部材については同一の符号を付してあり、以下では重複する記載を省略する。
図5に示す手摺移動検出装置では、前記検出片21の回転を検出するセンサ22A及び22Bが、検出片21に近接し検出片21の接線方向に並列して設けられている。このセンサ22A及び22Bが22は、センサ支持具23に締結手段により取り付けられて、前記検出片21に対向するように位置される。
センサ22A及び22Bには、例えば近接センサを用いることができる。近接センサは、前記検出片21の回転により検出片21の突出部21aが、この検出素子22aの近傍を通過するのを検出してパルス信号を出力する。
図5に示すように、検出片21の突出部21aがセンサ22A及び22Bの間に位置するときに、これらのセンサ22A及び22Bは、ともにパルス信号を出力するように構成される。そして、この状態から手摺ベルト9が紙面右方向又は左方向のいずれかの方向に移動すると、この移動に従動して手摺ベルトを押圧している押圧ローラ12は時計回り又は時計回りとは逆回りに回転する。このとき、22A及び22Bのいずれか一方のセンサは検出片21の突出部21aが接近してくるのでパルス信号の出力が継続され、他方のセンサは突出部21aから離隔していくのでパルス信号の出力が途絶える。したがって、センサ22A及び22Bからの検出信号をモニタしておき、検出信号が同時に出力されている状態から、どちらのセンサの信号が途絶えたかを調べることにより、手摺ベルトの移動方向を確認することができる。
本発明の手摺駆動装置は、手摺移動検出装置20を複数の押圧ローラに設けることもできる。
次に、本発明の手摺駆動装置の他の実施形態について説明する。
図6は、本実施形態の手摺駆動装置の押圧ローラの一例の断面図である。図6に示した押圧ローラ12の外周面に当たる部分に設けられる外周部材12aは、摩擦力が高くなるように樹脂又はゴム等よりなる。この外周部材12aは、ベース部材12bに取り付けられている。ベース部材12bは、アルミニウム又は鉄等の金属材料からなり、その外周部には、外周部材12aの内周部に設けられた突起と嵌まり合う溝が形成されている。
また、ベース部材12bの一方の幅方向端部には突起部12cが形成され、この突起部12cに外周部材12aが係合することにより、外周部材12aはベース部材12bに取り付け固定される。ベース部材12bの他方の幅方向端部、すなわち、検出片21が取り付けられる側の端部には、段差部12dが設けられ、この段差部12dには所定の厚みだけ外周部材12aが配設される。これは、検出片21に近接配置されるセンサ22が、金属性のベース部材12bにより誤動作するのを回避するためであり、金属性のベース部材12bが検出片21の突出部21aから所定の厚み、例えば5mm程度又は5mm以上離隔した構造とする。これにより、ベース部材12bは、断面でみて幅方向で非対称の形状になっている。
既に述べたように、本発明の手摺駆動装置は押圧ローラを備え、この押圧ローラにより手摺ベルトの外周面に圧痕が生じるおそれがある。そこで、本実施形態においては、この圧痕の発生を防止するために、押圧ローラの外周部材12aの材料の硬度を調整する。具体的には、この外周部材12aの表面の硬度を50〜80度とすることが好ましい。発明者らのシミュレーション試験及び各種試験により、外周部材12aの表面の硬度を小さくし(軟らかくし)、具体的には50〜80度程度という適切な範囲内に調整することにより、手摺ベルト9の外表面に圧痕が発生することを防止することが可能となる。
もっとも、外周部材12aの硬度を小さくする(軟らかくする)と、全体の剛性が小さくなるため、外周部材12aについて、厚み方向で硬度を変え、表面層のみを上記した50〜80度とし、内部層はそれ以上のゴム硬度とすることもできる。このように外周部材12aの表面層と内部層とでゴム硬度を変化させることにより、表面層では硬度を小さくすることで手摺ベルト外表面の圧痕を効果的に防止しつつ、内部層では硬度を高めることで剛性を高めるとともに、耐久性を上げることができる。
また、前述した手摺ベルトの圧痕の発生を防止するには、押圧ローラ12の外周面の形状を、幅方向中央部が凹となる円弧形状とすることが好ましい。図7は押圧ローラ12の模式図である。図7に示すように、押圧ローラ12が押圧する手摺ベルト9の外周面は、幅方向中央部が盛り上がっている凸形状を有している。このような形状を有する手摺ベルト9に対して押圧する押圧ローラ12の外周面の形状が平坦あるいは凸形状である場合には、圧痕が生じるおそれがある。そこで図7に図示したように、押圧ローラ12の外周面の形状を断面凹形状にすることにより、圧痕の発生を効果的に防止することができる。より好ましくは、押圧ローラ12を手摺ベルト9に対して所定の押圧力で押圧したときに手摺ベルト9の外周面の凸形状と嵌まり合うような凹形状の曲率とする。また、前述した外周部材12aの硬度調整と組み合わせることにより、圧痕発生をより効果的に防止することができる。
本発明の手摺駆動装置を備える乗客コンベアの一例としてのエスカレータの全体図である。 手摺駆動装置の要部拡大図である。 押圧ローラ近傍の正面図である。 図3のA−A断面図である。 押圧ローラ近傍の正面図である。 手摺駆動装置の押圧ローラの一例の断面図である。 押圧ローラ12の模式図である。
符号の説明
9 手摺ベルト
11 駆動ローラ
12 押圧ローラ
12a 外周部材
12b ベース部材
13 リンクプレート(連結手段)
20 手摺移動検出装置(手摺移動検出手段)
22 センサ
23 センサ支持具

Claims (9)

  1. 手摺ベルトの内周面が巻きかけられてこの手摺ベルトを駆動する駆動ローラと、
    前記駆動ローラに巻きかけられた前記手摺ベルトの外周面側に設けられ、前記手摺ベルトを前記駆動ローラ側に押圧する複数の押圧ローラと、
    前記複数の押圧ローラを連結する連結手段と、
    前記押圧ローラの回転状態を検出することにより前記手摺ベルトの移動を検出する手摺移動検出手段と
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの手摺駆動装置。
  2. 前記手摺移動検出手段は、前記押圧ローラの回転軸又は前記連結手段に固定された支持具に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  3. 前記手摺移動検出手段は、前記押圧ローラの回転を検出するセンサを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  4. 前記手摺移動検出手段は、前記手摺ベルトの移動方向を検出するための複数のセンサを備えることを特徴とする請求項3記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  5. 前記押圧ローラは、押圧ローラの外周面を構成する外周部材を備え、この外周部材の硬度が、50〜80度の範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  6. 前記外周部材は、厚み方向で硬度が異なり、表面層の硬度が50〜80度、内部層の硬度が表面層以上の硬度であることを特徴とする請求項5記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  7. 前記押圧ローラの外周面が、幅方向中央部が凹となる円弧形状になることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  8. 前記押圧ローラは、前記外周部材を支持固定する金属製のベース部材を備え、このベース部材が、押圧ローラに取り付けられる検出片から所定の距離で離隔している形状を有することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  9. 前記押圧ローラの幅が、前記駆動ローラの幅よりも大きいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。

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