JP2006199610A - しわ改善剤 - Google Patents

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菜穂子 齋藤
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Abstract

【課題】 安全性が高く、しわの発生を抑制する又はしわを改善させる効果に優れるしわ改善剤を提供する。
【解決手段】 シャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物を有効成分とするしわ改善剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、しわの発生を抑制し、しわを改善させる効果を有するしわ改善剤に関する。
健康で美しい肌を保つということは、特に女性にとっては非常に関心の高い問題である。しかし、肌の状態は湿度、紫外線、化粧品、加齢、疾病、ストレス、食習慣等の因子に常に影響され、その結果として肌の諸機能の減退、肌の老化など、様々な肌のトラブルが発生する。
これらのうち、しわは加齢による肌の老化や太陽光線への露出による光老化等により生じる。すなわち、真皮の線維を作る細胞は太陽光線への露出や年齢の増加とともに小さくかつ少なくなり、特にコラーゲン線維が大きく失われ、真皮の退化、皮下脂肪組織の減少などにより皮膚が老化し、これが主にしわ、弛緩及び弾力性損失の原因となる。
従来、このようなしわなどの老化作用を抑制したり、治療したりするため、種々の組成物や方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
しかし、これらはいずれも、しわを改善する効果に充分満足できるものではなかった。従って、しわを改善する効果に優れた製剤が望まれていた。
特開昭62−185005号公報 特開昭62−502546号公報 特開平2−72157号公報 特開平2−288822号公報 特開平7−41419号公報 特表平6−510542号公報
本発明は、安全性が高く、しわの発生を抑制する又はしわを改善させる効果に優れるしわ改善剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、安全性が高い天然物を探索したところ、シャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物に優れたしわ改善作用があることを見出した。
すなわち本発明は、シャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物を有効成分とするしわ改善剤に係るものである。
本発明のしわ改善剤によれば、しわの発生を抑制する、しわの外観を薄くする、しわを目立たなくする、或いはしわを消滅させることができる。
本発明におけるシャゼン(車前)とは、オオバコ科のオオバコ(Plantago asiatica L.)を、ライフクシ(莱箙子)とは、アブラナ科のダイコン(Raphanus sativa L. var. coloratum(Komar.) Ohwi)を意味する。これらの植物は、全草、葉、樹皮、枝、果実又は根等をそのまま又は粉砕して用いることができるが、シャゼンについては全草を、ライフクシについては種子を使用するのが好ましい。
また、本発明における抽出物とは、上記植物を常温又は加温下にて抽出するか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液又はその乾燥末を意味するものである。
本発明の抽出物を得るために用いられる抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられ、このうち、水、アルコール類、水−アルコール混液、が好ましく、特にエタノール水、中でも20〜80%エタノール水(vol/vol)を用いるのが好ましい。
抽出条件は、使用する溶媒によっても異なるが、例えば水、アルコール類又は水−アルコール混液により抽出する場合、シャゼン又はライフクシ1重量部に対して1〜50重量部の溶剤を用い、4〜100℃、好ましくは室温〜60℃の温度で、1時間〜150日間、より好ましくは1日〜30日間抽出するのが好ましい。
上記の抽出物は、そのまま用いることもできるが、当該抽出物を希釈、濃縮若しくは凍結乾燥した後、必要に応じて粉末又はペースト状に調製して用いることもできる。
また、液々分配等の技術により、上記抽出物から不活性な夾雑物を除去して用いることもでき、本発明においてはこのようなものを用いることが好ましい。これらは、必要により公知の方法で脱臭、脱色等の処理を施してから用いてもよい。
尚、本発明のシャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物は、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明のシャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物は、後記実施例に示すように、紫外線の照射によるしわの発生抑制又はしわの外観を薄くする、しわを減少させる、消失させる、しわを目立たなくする、しわを消滅し得る等のしわの改善効果を有することから、医薬部外品、医薬品、薬用化粧料等として使用可能なしわ改善剤とすることができる。
本発明のしわ改善剤の投与形態としては、経口剤、非経口剤の何れでもよいが、外用剤が好ましく、特にクリーム、軟膏、ゲル、ローション、溶液、パック、ファンデーション等が好ましい。これらの剤型とするにあたって各種油剤、界面活性剤、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、溶剤、アルコール、キレート剤、増粘剤、色素、香料、水等を配合できる。
本発明のしわ改善剤は、シャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物の他に、アラントイン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビン酸誘導体等の抗炎症剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸等の抗酸化剤などを添加することにより、しわ改善効果の向上を図ることができ、またその他医薬品等の成分として一般に使用されている油分、保湿剤(ヒアルロン酸、セラミド等)、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を任意に組み合わせて配合することができる。
本発明のしわ改善剤におけるシャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物の含有量は、添加形態及び投与形態によっても異なるが、広い範囲から選択できる。例えば、外用剤の場合には、溶媒抽出乾燥物換算で、組成物中に0.001重量%以上、特に0.005〜1重量%とするのが好ましく、経口剤の場合には、溶媒抽出乾燥物換算で、成人1日あたり0.001〜10g、特に0.01〜1g投与するのが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
製造例1 シャゼン抽出物の調製
シャゼン(中国江蘇省産)の全草40gをとり、400mLの50%(v/v)EtOH水を加え、室温で27日間静置抽出後、ろ過して抽出液を得た。
製造例2 ライフクシ抽出物の調製
ライフクシ(中国河北省産)の種子40gをとり、400mLの50%(v/v)EtOH水を加え、室温で27日間静置抽出後、ろ過して抽出液を得た。
実施例1 ヘアレスマウスでのしわ改善試験
実験にはHR/HRとHaM/ICRとの交配により作製した8週齢のICR/HR系雌性マウスを用いた。餌および水は自由摂取させ、温度23℃、湿度55%およびUVBの影響のない環境下にて飼育を行った。UVB照射はケージに入れ、東芝SEランプを用い照射を行った。UVB量はUVRADIOMETER(UVR−305/365D、エーザイ)にて測定した値を用いた。文献(Bissett DL, Hannon DP, Orr TV.: Photochem., Photobio., 1987; 46: 367-378、Kiss I, Chen S, Tramposch KM.: Photochem., Photobiol., 1991; 53: 109-112)記載の方法に準じて、6−10週齢のヘアレスマウスに照射開始を0週として、0〜1週時65mJ/cm2、1〜2週時75mJ/cm2、2〜3週時85mJ/cm2、4週時以降95mJ/cm2の、いずれも1MED(最小紅斑UVB量)以下のUVBを1日1回週5回、12週間連続照射し、長期間UVB照射マウスを作成した。次に、マウス背部皮膚全体に、製造例1及び2で調製したシャゼン及びライフクシ抽出物(蒸発残分0.05%)100μLを1日2回、週5回、4週間連続塗布した。シャゼンについては6匹のマウスを用い、ライフクシについては5匹のマウスを用いた。尚、コントロールとして溶媒対象を用いた。
しわ目視評価は、上記文献(Bissett DL, Hannon DP, Orr TV.: Photochem., Photobio., 1987; 46: 367-378)に準拠し、下記に示したしわ目視スコア0から4までの5段階にて評価した。
スコア0:しわがない
スコア1:微かにしわが認められる
スコア2:ややしわが認められる
スコア3:しわが認められる
スコア4:顕著にしわが認められる
Figure 2006199610

Claims (1)

  1. シャゼン、ライフクシ又はそれらの抽出物を有効成分とするしわ改善剤。
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