JP2006266880A - 個人被ばく線量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】環状の素子プレートを有する個人被ばく線量計において、素子プレート上に管理コードを印刷した個人被ばく線量計を提供する。
【解決手段】本発明の個人被ばく線量計は、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体と、前記検知体を保持する環状の素子プレートより構成される。さらに、前記線量計を管理するための線量計識別コードをレーザー光の照射により環状に配置させることにより認識させる。この構成で簡易に個人被ばく量を測定できる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の個人被ばく線量計は、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体と、前記検知体を保持する環状の素子プレートより構成される。さらに、前記線量計を管理するための線量計識別コードをレーザー光の照射により環状に配置させることにより認識させる。この構成で簡易に個人被ばく量を測定できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、放射線測定に使用する線量計に関し、特に原子力発電所や研究機関などにおいて放射線作業に従事する作業者の個人被ばく管理や放射線管理施設の環境放射線測定などに使用する線量計に関する。
原子力発電所や研究機関などの放射線作業に従事する作業者の個人被ばく管理に使用する線量計として、熱蛍光線量計・フィルムバッジ及びガラス線量計が使用されている。特に熱蛍光線量計とOSL結晶は、繰り返し使用できることから、フィルムバッジと比較して運用コストの面で優位であり、使用者が多い。
熱蛍光線量計を用いた個人被ばく管理について説明する。図5に検知体が4個の熱蛍光線量計を用いた個人被ばく管理に使用する個人被ばく線量計の構成例を示す。
従来の個人被ばく線量計6は、硫酸カルシウムなどの熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体101(3個の検知体を図示している)と前記検知体101を保持する素子プレート102と筒状の構造を有し素子プレート102を内部に挿入し保持するホルダ103と、作業者の衣服に取り付けやすいようにクリップを具備したハンガー104との4部が一体となった構造である。
なお、本明細書では、検知体101と素子プレート102とホルダ103とハンガー104との4部が一体となったものを個人被ばく線量計106といい、検知体101と素子プレート102とホルダ103との3部が一体となったものを線量計116という。
次に熱蛍光線量計の測定方法について説明する。式1に示すように放射線量は、電気信号量と、換算定数と、感度補正係数と、装置補正係数との積で求められる。
電気信号量は、検知体が励起エネルギーを受けた時放出する光を電気信号量として表現したものでパルス数や電流値の積分値などを使用して表記する。
換算定数は、電気信号量を放射線量に換算するための定数であり、検知体の成分や量などにより決定される。
感度補正係数は、検知体のバラツキを補正する補正係数であり、基準検知体の発光量と当該検知体の発光量との比率で表記する。
装置補正係数は、測定装置のバラツキを補正する補正係数であり、検知体が励起エネルギーを受けた時放出する光を受光し電気信号を出力する受光部及び前記受光手段が出力する電気信号を測定し電気信号量として出力する測定部の性能などにより決定される。
装置補正係数は、基準検知体を基準測定装置で測定した時の放射線量と基準検知体を当該測定装置で測定した時の放射線量との比率で表記する。
次に、個人被ばく管理におけるコード体系について説明する。個人被ばく線量計106は、使用者を一意に識別するID番号を印刷した使用者管理用バーコード(図示せず)をハンガー104に具備している。また、線量計116は、線量計を一意に識別する線量計識別コードを印刷した線量計管理用バーコード105をホルダ103に具備している。
図6は、検知体が4個の線量計の線量計識別コードの定義を示す図である。
線量計識別コードは、線量計の種別を示す線量計種別コードと一意な通番と検知体毎の感度補正係数をコード化した感度ランクコードから構成される。さらに、線量計種別コードと換算定数は1対1に対応しており、線量計識別コードが決まれば一意に換算定数が決定できる。感度ランクコードは、検知体の感度補正係数を例えば5つのランク(0.76〜0.85、0.86〜0.95、0.96〜1.05、1.06〜1.15、1.16〜1.25)に分割し、それぞれに0・1・2・3・4のコードを定義することでコード化する。このコード化方法により、線量計識別コードの限られたデータ量の範囲内で0.10単位の管理レベルで感度補正を行っている。
測定装置は、記憶部に線量計種別コードと換算定数との対応テーブルと、感度ランクコードと感度補正係数との対応テーブルを記憶する。
個人被ばく管理における光学情報記録担体の付与方法として、線量計に使用者氏名・線量計管理番号及び身体位置決めしるしを付与し、身体位置決めしるしが示す身体の位置に線量計を取り付けて個人被ばく管理を行う方法が公開されている(例えば特許文献1)。
次にOSL結晶について説明する。OSL結晶は、次世代の放射線検知材料として開発されたものである。OSL結晶を線量計として使用する場合の測定方法として、OSL結晶の成分やレーザー照射方法及び受光測定方法が公開されている(例えば特許文献2、特許文献3)。
さらに、照射光路用ファイバーと光受光用ファイバーを1本ファイバーとして結束し、ファイバーの先端にOSL結晶により構成される線量計を取り付け、照射光路用ファイバーにレーザー光を照射しOSL結晶から放出されるOSL光を光受光用ファイバーで受光測定する方法が公開されている(例えば特許文献4)。
特表2001−508875号公報
特表2000−503396号公報
特表2000−503759号公報
特開平11−237479号公報
しかしながら、1個の検知体と環状の素子プレートにより構成される個人被ばく線量計では、線量計識別コードを印刷する面を確保することは困難であり、素子プレート上に管理コードを印刷するためのスペースを別途確保する必要があり、小型化を実現することは困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、OSL結晶や熱蛍光体を使用した環状の個人被ばく線量計の素子プレートに線量計識別コードを具備させるものである。
上記目的を達成するため本発明の個人被ばく線量計は、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体と、前記検知体を保持する環状の素子プレートより構成され、前記素子プレートに線量計を管理するための線量計識別コードを具備する。
なお、読取は、線量計識別コードをレーザー光により照射し、吸収されたエネルギーが熱に交換されることにより、文字や記号として認識させる。
上記構成により、個人被ばく線量計は、素子プレートに線量計を管理するための線量計識別コードを付与することが可能となる。
本発明の個人被ばく線量計は、線量計を運用管理するための情報が、素子プレート両面の具備することを特徴とし、例えば片面は線量計を管理するための情報としての線量計識別コード・換算定数・感度補正係数を、もう一方の裏面には線量計を運用するための情報としての使用者を一意に識別するID番号を付与する。また、環境放射線測定であれば裏面に場所を一意に識別する場所ID番号を付与する。
上記構成により、個人被ばく線量計は、素子プレートに線量計を運用管理するための情報を直接記録することができる。従来品では、素子プレートの種別を直接知ることはできず、線量計識別コードの情報から辿っていく方法しかなかったが、本発明が提供する個人被ばく線量計では、素子プレートの情報を読取ることで直接知ることができる。
本発明の個人被ばく線量計では、線量計識別コードが、放射線検知材料にレーザー光またはシルク印刷により直接印刷されている。
上記構成により、個人被ばく線量計は、より多くの情報量を付与することが可能となるので検知体の製造ロット番号や使用期限などの情報まで付与することが可能となる。
本発明の個人被ばく線量計では、線量計識別コードが、バーコードにより具備することを特徴とし、放射線検知材料を保持している環状の素子プレートの放射線検知材料と平行な面に放射状に並べられたバーコードを配置させることにより、素子プレート管理番号を付与する。
上記構成により文字が印刷できないスペースでも、多くの情報量を付与することが可能となる。
本発明の個人被ばく線量計では、線量計識別コードが、素子プレートの片面はバーコードで対面側は英数字により具備する。
上記構成により、個人被ばく線量計は、バーコードが認識できない場合でも目視により素子プレート管理番号を読取ることが可能となる。
本発明の個人被ばく線量計では、線量計識別コードが、高密度光学情報記録技術により放射線検知材料に具備する。
上記構成により、本発明の個人被ばく線量計は、二次元コードに代表される高密度光学情報記録により放射線検知材料の限られた面積に線量計識別コードを記録することができる。また、素子プレートの大きさをさらに小型化することができる。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、環状の素子プレートを有する個人被ばく線量計であっても、線量計識別コードを付与することが可能な個人被ばく線量計を提供することができるという多大な効果を奏する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
図1に本発明の個人被ばく線量計の構成図を示す。
個人被ばく線量計6は、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体1、検知体1を保持する環状の素子プレート2、素子プレート2を保持するホルダ3より構成される。
線量計識別コードは、素子プレート2に、バーコード5により記録される。線量計識別コードは、線量計の種別を示す線量計種別コードと一意な通番(製造ロット番号に相当)と検知体1の感度補正係数、使用者を一意に識別するID番号などとする。
なお、線量計識別コードの構成は、測定する目的に依存して自由に変更でき、上記構成に限定されるものではない。
また、記録方法はバーコードのような印刷手段以外に、非接触で読取可能な媒体、例えばRFIDのチップとアンテナを素子プレート2に具備し、線量計識別コードを記憶してもよい。
(実施の形態2)
個人被ばく線量計の実施の形態例を説明する。
個人被ばく線量計の実施の形態例を説明する。
図2に本発明の個人被ばく線量計の線量計識別コード印刷例1を示す。
図3に本発明の個人被ばく線量計の線量計識別コード印刷例1のA−A‘における断面図を示す。
図2、図3において、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体1、検知体1を保持する環状の素子プレート2、素子プレート2を保持するホルダ3(実施の形態1と同様のため図示せず)、検知体1を覆うカバーフィルム9より構成される。カバーフィルム9は、例えばペット樹脂をフィルム状に形成し、接着剤により素子プレート2に貼り付ける。
線量計識別コードは、放射線検知材料である検知体1にレーザー光の照射により二次元コード等の高密度光学情報記録7として記録し、カバーフィルム9を取り付けて使用される。
また、検知体1を覆うカバーフィルム9を取り付けたあと、カバーフィルム9にレーザー光の照射により二次元コード等の高密度光学情報記録7として記録してもよい。
二次元コード等の高密度光学情報記録7により記録されることにより、多くの情報を付与することが可能となる。
また、情報の記録位置を検知体1の上面に設けることで、素子プレート2の縁部分の幅を小さくできるので実施例1と比較して更なる小型化が可能である。
(実施の形態3)
個人被ばく線量計の実施の形態例を説明する。
個人被ばく線量計の実施の形態例を説明する。
図4に本発明の個人被ばく線量計の線量計識別コード印刷例2を示す。
線量計識別コードは、素子プレート2の片面にバーコード5、対面側に英数字8により具備することを特徴とすることにより、多くの情報を付与することが可能となる。
線量計識別コードを、素子プレート2の検知体1に平行な面に放射状に並べられたバーコードを配置させることにより、線量計識別コードを付与し、反対側の面には文字情報を印刷することにより、バーコード5が認識できない場合でも目視により線量計識別コードの一部としての文字情報を読取ることが可能となる。
本発明の個人被ばく線量計は、小型でありながら、その運用管理情報を具備することができ、また、バーコード・二次元コード等が読取りできない場合でも目視により英数字の素子プレート管理番号を認識することができるので、線量計などに有用である。
1 検知体
2 素子プレート
3 ホルダ
4 ハンガー
5 バーコード
6 個人被ばく線量計
7 高密度光学情報記録
8 英数字
9 カバーフィルム
16 線量計
2 素子プレート
3 ホルダ
4 ハンガー
5 バーコード
6 個人被ばく線量計
7 高密度光学情報記録
8 英数字
9 カバーフィルム
16 線量計
Claims (6)
- OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体と、前記検知体を保持する環状の素子プレートとを有する線量計であって、前記素子プレートに線量計を管理するための線量計識別コードを具備することを特徴とする個人被ばく線量計。
- 線量計識別コードが、環状の素子プレート両面に具備することを特徴とする請求項1に記載の個人被ばく線量計。
- 線量計識別コードが、放射線検知材料に具備することを特徴とする請求項1の記載の個人被ばく線量計。
- 線量計識別コードが、バーコードにより具備することを特徴とする請求項1〜2記載の個人被ばく線量計。
- 線量計識別コードが、環状の素子プレート上の片面はバーコードで対面側は英数字により具備することを特徴とする請求項1〜3に記載の個人被ばく線量計。
- 線量計識別コードが、高密度光学情報記録技術により放射線検知材料に具備することを特徴とする請求項3に記載の個人被ばく線量計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005085497A JP2006266880A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 個人被ばく線量計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005085497A JP2006266880A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 個人被ばく線量計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006266880A true JP2006266880A (ja) | 2006-10-05 |
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ID=37203014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
| Country | Link |
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2005
- 2005-03-24 JP JP2005085497A patent/JP2006266880A/ja active Pending
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