JP2006284892A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続階調パターンを読み取るタイミングを適正化し、連続階調パターンの濃度を正確に読み取ることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明による画像形成装置は、像担持体とこの像担持体を所定の極性に帯電する帯電手段と前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と前記像担持体上に形成された静電潜像を可視化する現像装置とを含むプロセス装置と、所定の濃度検知パターンを前記像担持体上に形成するパターン形成手段と、前記濃度検知パターンの濃度を読み取る濃度検出手段と、前記濃度検出手段の出力を導入し、この出力と前記濃度検知パターンとの対応関係に基づいて、階調補正処理における階調補正特性を決定する中間調制御手段と、を備え、前記濃度検知パターンが、異なる画像データのパターンを間隔をあけずに並べた階調パターンと、この階調パターンの両端部の画像データとは異なる画像データで形成され前記階調パターンの両端部に設けられた所定のパターンとで構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に画像形成装置における階調制御に関する。
従来画像形成装置としては、電子写真方式・熱転写方式・インクジェット方式等さまざまな方式が用いられている。このうち、電子写真方式を用いたものは高速・高画質・静粛性の点で他の方式より優れており、近年普及してきている。この電子写真においてもさまざまな方式に分かれており、例えば従来良く知られている多重転写方式・中間転写体方式のほかに、感光体表面にカラー像を重ねた後一括転写して像形成を行う多重現像方式、また、複数の異なる色の画像形成手段(プロセスステーション)を直列に配置し、転写ベルトにより搬送された転写材に現像像を転写するインライン方式等がある。このうちインライン方式は、高速化が可能・像転写の回数が少なく画質に有利といった理由で優れた方式である。
図13にインライン方式の構成を示す。図15で静電吸着搬送ベルト(以下ETB)1は駆動ローラ6・吸着対向ローラ7・テンションローラ8及び9の各ローラにより張架され、矢印で示す方向に回転する。ETB1の周面には異なる色のプロセスステーション201(yellow)・202(magenta)・203(cyan)・204(black)が一列に配置されており、各プロセスステーション内の感光体がETB1を介して転写ローラ3に当接されている。また、プロセスステーションの上流には吸着ローラ5が配置され吸着対向ローラ7に当接している。ここで、転写材pは吸着ローラ5と吸着対向ローラ7とで形成するニップ部を通過する際にバイアスを印加され、ETB1に静電的に吸着され、矢印で示した方向に搬送される。
従来ETB1としては、厚さ50〜200μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のPVdF、ETFE、ポリイミド、PET、ポリカーボネート等の樹脂フィルムや、あるいは、厚さ0.5〜2mm程度の、例えばEPDM等のゴムの基層の上に、例えばウレタンゴムにPTFEなどフッ素樹脂を分散したものを表層として設けたものを用いる。 ここで、画像形成プロセスについて説明する。まず、プロセスステーション内の画像形成プロセスについて説明する。説明はyellowのプロセスステーションを用いて行うが、他の色のステーションも同様である。
図14にプロセスステーションの構成を示す。感光体211は帯電器212によって一様に帯電され、露光光学系213により走査光214で潜像を形成される。この潜像は現像ローラ215によって現像され、感光体211上にトナー像が形成される。後に述べる転写プロセスで転写されなかった転写残トナーはクリーニングブレード217により掻き落とされ、廃トナー容器218に収容される。
次に、転写プロセスについて説明する。一般的に用いられる反転現像方式において、感光体が例えば負極性のOPC感光体の場合、露光部を現像する際には負極性トナーが用いられる。したがって、転写ローラ3にはバイアス電源4より正極性の転写バイアスが印加される。ここで、転写ローラとしては低抵抗ローラを用いるのが一般的である。
実際のプリントプロセスにおいては、ETB1の移動速度と各プロセスステーションの転写位置間の距離を考慮して、転写材上に形成される各色のトナー像の位置が一致するタイミングでプロセスステーションでの画像形成・転写プロセス・転写材pの搬送を行い、転写材pがプロセスステーション201〜204を一度通過する間に転写材上にトナー像が完成される。転写材上にトナー像が完成された後、転写材pは従来公知の定着装置12に通され、転写材p上にトナー像が定着される。
ところで、階調画像を出力する電子写真方式の画像形成装置では、入力された画像信号と出力画像の濃度との関係すなわち階調特性は一般に図15に示すようになっている。このデフォルトの階調特性のままでは通常、高画質を得ることができないので、実際には入力された画像信号はレーザードライバ47に入る前にルックアップテーブル(以下、「LUT」)と呼ばれるデータ変換テーブルによって階調特性が直線関係等の適切な関係になるように調整を行う必要がある。LUTを作るためにはまず、デフォルトの階調特性がわからなくてはならない。そこで、扱うことのできるすべての画像信号の中から図15中に示すa1〜a7のように、適当な間隔で濃度が変化するような代表的な画像信号をあらかじめ数点選んでおき、これらの画像信号を使って濃度検知用トナー像(以下、「パッチ」という)をETB1上に試験的に形成する。そして、これらのトナー像の濃度を光学濃度センサ13等によって検知し、その検知結果を直線補間や多項式補間、スプライン補間等を用いて補間することでその時点における画像形成装置のデフォルトの階調特性を求める中間調制御を行う。デフォルトの階調特性が求まると次に演算処理によって所望の階調特性になるようなLUTを算出し以後の画像形成ではこのLUTを通して画像データを変換してから画像形成を行う。
以上のような中間調制御を行うことにより所望の階調特性の画像を得ることができる。
なお、通常は中間調制御に先立って現像バイアスを最適な値に調整するための現像バイアス制御を行うことが多く、このような現像バイアス制御と中間調制御を合わせて画像濃度制御と呼ばれる。
ところが、実際の中間調制御では数点のパッチの測定濃度を補間することにより正確な画像形成装置のデフォルトの階調特性を求めることは難しい。特にハイライト側に作成する最初のパッチよりもさらに薄い部分は0とその最初のパッチの濃度から補間することしかできないため階調が出始める部分を正確に知ることができない。
ハイライトの階調特性が正確にわからないとグラデーションがかかっている画像などでは疑似輪郭ができたり本来淡い部分が濃く出てしまったりと不自然なグラデーションになってしまう。
また、パッチの選び方が常に適切でないと環境変動などで階調特性が大きく変化した場合に誤った階調特性を求めてしまうことがある。
そこで、特許文献1に開示されているように、連像データで形成された連続階調パターンを像担持体上に形成するパターン形成手段と、前記連続階調パターンの濃度を読み取る濃度検出手段とを有し、前記濃度検出手段の出力を導入し、該出力と前記連続階調パターンとの対応関係に基づいて、階調補正手段の階調補正特性を決定する中間調制御を行ない、階調が出始める部分を正確に知ることができる画像形成装置が提案されている。
特許3254235号公報
ところで、連続階調パターンを検知する場合、濃度センサがパターンを読み取るタイミングに誤差が生じた場合、正確にパターンの濃度を検知することができない。このような読み取りタイミングの誤差が生じた場合、たとえば図16に示したように、濃度センサの検知領域が、連続階調パターンのエッジ部にかかってしまうと、検知結果が不連続的になってしまい、望ましくない。図17には正しく検知できた場合の様子を示す。特に、転写搬送ベルトや中間転写ベルトに階調パターンを形成して濃度検知を行う場合、ベルトの周長および周速の誤差により、濃度センサが階調パターンを読み取るタイミングに誤差を生じやすくなってしまう。
この問題点の対策として、特許文献1においては、連続階調パターンの前に基準となるパッチを形成し、濃度センサがこの基準パッチを検知したタイミングを基点にして連続階調パターンを読み取るタイミングを決定している。しかしながらこの方法では、先に検知した下地部分と連続階調パターンの位置を正確に一致させることができないため、結果として濃度検知精度が低下してしまい望ましくない。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、連続階調パターンを読み取るタイミングを適正化し、連続階調パターンの濃度を正確に読み取ることができるようにするものである。
上述の課題を解決するために、本発明による画像形成装置は、像担持体とこの像担持体を所定の極性に帯電する帯電手段と前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と前記像担持体上に形成された静電潜像を可視化する現像装置とを含むプロセス装置と、所定の濃度検知パターンを前記像担持体上に形成するパターン形成手段と、前記濃度検知パターンの濃度を読み取る濃度検出手段と、前記濃度検出手段の出力を導入し、この出力と前記濃度検知パターンとの対応関係に基づいて、階調補正処理における階調補正特性を決定する中間調制御手段と、を備え、前記濃度検知パターンが、異なる画像データのパターンを間隔をあけずに並べた階調パターンと、この階調パターンの両端部の画像データとは異なる画像データで形成され前記階調パターンの両端部に設けられた所定のパターンとで構成されていることを特徴とする。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
本発明によれば、濃度検知出力が階調パターンのみを検知した有効データが否かを判定し、有効データのみを採用し、中間調制御を行うことで、正確に階調パターンの濃度を検知することができる。また、階調パターンの前後にべたパッチを形成することで、階調パターンを検知したか否かを判断しやすくなる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図を用いて説明する。図1は第1の実施形態の画像形成装置の概略図である。以下この図に基づいて説明を行うが、従来例と同様の構成・作用をするものは同一の番号を付し説明は略す。
本実施形態においては、ETB1として周長800mm、厚さ100μmのPVdFの樹脂フィルムを用いている。また、光学センサ13として図2に示したものを用いている。ここで、この光学センサについて説明する。
図2に示したように光学センサ13は、LEDなどの発光素子301と、フォトダイオードなどの受光素子302で構成される。発光素子301による照射光は、ETB1に対し30°の角度で入射し、検知位置303で反射される。受光素子302は反射光の照射光と同じ角度で反射された反射光を検知する位置に設けられ、いわゆる鏡面反射光を検知している。本実施形態で使用している光学センサは、その特性として反射光強度が強くなるほど電圧が高くなる。
この光学センサ13で濃度パッチを検知したときに検出される反射光の特性について詳述する。
下地となるETB上に照射された光は、図3に示すようにETBの材質固有の屈折率と表面状態で決まる屈折率に応じて反射され、受光素子で検知される。ここに濃度パッチが形成されるとトナーがある部分の下地が隠され、反射光量が減少する(図4)。したがって、図5に示すように濃度パッチのトナー量増加と共に反射光量は減少し、この減少量を基に濃度パッチの濃度を求める。実際には、ETBの使用度合いによって下地の表面状態が変動することで反射光量も変動してしまうので、濃度パッチの反射光量を下地の反射光量で規格化した後、濃度情報に変換するのが一般的である。
ところで、ETBの表面状態はETB上の場所によってムラがあり、反射光量が異なっている。そのため、濃度パッチの位置とそれを規格化する下地の検知位置とを正確に合わせることも、濃度検知精度を向上させる上で重要となる。
また、このような鏡面反射光を検知するタイプの濃度センサは、その特性から、黒色ETB上の黒色トナー量を測定することが可能である。一般的に抵抗調整のためカーボンブラックが分散されるためETBの色は黒色または濃いグレーとなることが多く、濃度センサとして鏡面反射光を検知するタイプが望ましい。
また、本実施形態においてはETBをクリーニングする部材が存在しないので、濃度制御動作の間ETB上に形成されたトナー像は保持される。ETB上に形成された画像は、濃度検知動作終了後にETBクリーニングシーケンスが起動された際に、感光ドラムに一括回収される。
また、図6において24は画像形成装置の制御部で、CPU25を備え、レーザードライバ47、光学濃度センサ13のほか、ROM26、RAM27、テストパターン発生手段28、高圧制御手段29などが接続されている。このうち、ROM26は、読み出し専用のメモリであり、CPU25が画像形成装置を制御するためのプログラムや各種データが書き込まれている。RAM27は読み書き可能なメモリであり、階調補正手段であるLUT271が確保されたり、ROM26内のデータ展開や画像濃度制御のための作業領域になる。テストパターン発生手段28は画像濃度制御のためのパッチの画像データを発生させる。高圧制御手段29はCPU25からの指示で所定の高圧を発生させる。
まず画像形成装置本体の電源投入、又は電源投入時からの経過時間、印字枚数(画像形成枚数)、ホストコンピュータやユーザからの指示等の適当なタイミングをCPU25が検出すると、CPU25は画像濃度補正シーケンスをスタートさせ、まず、ROM26から各種バイアス設定を読み出しRAM27に書き込み、パッチの画像形成時にここから適切なバイアス設定値を読み出して高圧制御手段29に送る。この後、CPU25は画像形成装置本体の初期動作を開始するとともに、感光ドラム211を所定の帯電バイアスで帯電する。
次に、本実施形態における濃度検知動作について詳述する。
まず図7(a)に示すような、黒トナーで形成された基準パッチ画像をETB上に形成する。この基準パッチ画像は、濃度検知動作終了後にETBクリーニングシーケンスが起動されるまでETB上に保持される。図7(a)で、破線の四角は濃度パッチが形成されるべき位置、破線の丸は濃度センサが検知しているスキャニングエリア(本実施形態では2mmに設定)を示している。
次に、基準パッチが濃度センサにより検知されたタイミングから一定の時間後に、濃度センサにより、2mmおきにETB下地の反射光量S1〜S36が検知される。
また、図7(b)に示すように、最初に形成した基準パッチの後方に濃度パッチを形成する。
本実施形態における濃度パッチの構成を説明する。本実施形態においては、濃度検知の対象となるパターンの前後にべた画像で構成されたパターンを設け、濃度検知センサで検知を行う。このとき、べた画像を検知したと判断されるデータは、無効データとして採用せず、前後のべた画像に挟まれた濃度検知パターン部分を検知したデータを有効データとして採用している。
本実施形態では、画像信号は8ビットあるので00h〜FFh(hは16進表示を意味する)の256レベルの画像データを発生可能である。本実施形態の濃度パッチは、図8に示したような、入力画像データが00h〜3Fhまでの画像を01h刻みで64mmの長さの間に並べた構成の連続階調パターンとなっている。本実施形態では、この階調パターンの濃度を2mm間隔で濃度センサにより検知を行い、入力画像データが02h刻みの濃度データを32個求め、中間調制御に用いてる。また、この階調パターンの前後に幅5mmのべた画像で形成された画像を設けている。
次に、基準パッチが再び濃度センサにより検知されたタイミングから、ETB下地を検知した際と同じ時間のあとに、階調パターンの反射光量P1〜P36を2mmおきに検知する。ここで、階調パターンの反射光量を先に検知されたETB下地の反射光量で規格化する。規格化は次の式で行う。
Vi = Pi / Si (i=1〜36)
このようにして得られたV1〜V36を、あらかじめ記憶された濃度変換テーブルを参照して変換し、濃度D1〜D36を求める。
図9に検知されたD1〜D36の濃度と階調パターンの位置の関係を示す。この図で、D1とD34は、べた画像部分を検知してしまっているため、D2〜D33までに比べ、極端に高い濃度を検知してしまっている。そこで、本実施形態ではD1とD34以降のデータを階調パターンから外れた無効データと判断し、D2〜D33までを有効なデータと判断し、中間調制御に用いる。また、本実施形態においては濃度が1.0以上のデータを、べた画像を検知したデータとして無効と判断している。
ここで、最も低濃度側の有効データD2を階調パターンの最小入力画像データ時の濃度データ、最も高濃度側の有効データD33を階調パターンの最小入力画像データ時の濃度データとする。このようにして得られた濃度データD2〜D33を用いて、スプライン補完等によって、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。
このような構成をとることで、階調パターンを読み取るタイミングに誤差が生じた場合でも、検知された濃度が、階調パターンに含まれるものか否かを判断することができ、正確に濃度パッチの濃度を得ることができる。また、階調パターンの入力画像データ対濃度の特性を正確に得ることができる。さらに、階調パターンを検知した位置と下地を検知した位置を正確にあわせることができ、濃度検知精度を向上させることができる。
<第2の実施形態>
本実施形態においても濃度パッチは、第1の実施形態と同様の階調パターンの前後にべた画像で構成されたパッチを設けたものを使用する。また、基準パッチの形成、および濃度データの計算方法も、第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、中間調制御に使用するデータ数と同数のデータを検知する。すなわち、下地および濃度パッチのデータとして、S1〜S32・P1〜P32を検知し、第1の実施形態と同様の計算方法で、D1〜D32を求める。
このD1〜D32にべたパッチを検知した無効データがあると判断された場合、最大入力画像データ時もしくは最小入力画像データ時の濃度データが得られなくなってしまい、入力画像データ対出力画像濃度の特性を得る上で精度が低下してしまうため望ましくない。そこで本実施形態においては、無効データがある場合、有効データを用いて線形補完を行うことによって、不足したデータを求める。無効データが無い場合は、D1〜D32をそのまま用いて中間調制御が行われる。
図10に、D1〜D32の濃度と階調パターンおよびべたパッチの位置の関係を示す。この図で、D1は階調パターンを外れてべたパッチを検知してしまっているため、濃度が高くなってしまっており、D2以降で濃度が単調に増加している。本実施形態においても、濃度1.0以上のデータを無効と判断している。
そこで、本実施形態ではD2を最小入力画像データ時の濃度データとし、D2〜D32を、階調パターンを検知した有効データと判断する。しかしながらこのままでは、最大入力画像データでの濃度が不明であり、中間調制御の精度が低下してしまう。そこで本実施形態では、D31とD32のデータを用いて線形補完を行うことで仮想のD33を求め(図中○印)、最大入力画像データ時の濃度データとする。このようにして得られたD2〜D32と仮想のD33の計32個のデータを用いて、スプライン補完等によって、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。
逆にD32が無効と判断された場合、D31を最大入力画像データ時の濃度データとし、D1とD2を用いて線形補完を行うことで、最小入力画像データ時の濃度データD0を求める。このようにして得られたD1〜D31と仮想のD0の計32個のデータを用いて、スプライン補完等によって、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。
このような構成をとることで、階調パターンを読み取るタイミングに誤差が生じた場合でも、検知された濃度が階調パターンに含まれるものか否かを判断することができ、正確に濃度パッチの濃度を得ることができる。また、実際に検知を行うデータ数は中間調制御に必要な個数のみとなり、濃度検知時に使用する記憶媒体の容量を小さく抑えることができる。
<第3の実施形態>
本実施形態においても濃度パッチは、第1の実施形態と同様の階調パターンの前後にべた画像で構成されたパッチを設けたものを使用する。また、基準パッチの形成、および濃度データの計算方法も、第1の実施形態と同様である。
基準パッチの形成、ETB下地の検知、階調パターンの検知および濃度データの計算方法は、第1の実施形態と同様である。すなわち、下地および濃度パッチのデータとして、S1〜S36・P1〜P36を検知し、第1の実施形態と同様の計算方法で、D1〜D36を求める。
本実施形態においては、ETB周速等の誤差により、画像倍率が変化してしまった場合について説明する。この場合、画像倍率の変化により階調パターンの部分が長くなってしまったり短くなってしまうため、有効な濃度検知出力の数が、本来の画像倍率の時に得られる数とは異なってしまう。
本実施形態においては、濃度検知の対象となるパターンの前後にべた画像で構成されたパターンを設け、濃度検知センサで検知を行う。このとき、べた画像を検知したと判断されるデータは、無効データとして採用せず、前後のべた画像に挟まれた濃度検知パターン部分を検知したデータを有効データとして採用する。このとき、本来の画像倍率の場合に得られる有効データの数と実際に得られた有効データの数が異なる場合、最も低濃度側の有効データを階調パターンの最小入力画像データ時の濃度データ、最も高濃度側の有効データを階調パターンの最小入力画像データ時の濃度データとする。また、濃度データを取得した画像データの間隔を、本来の画像倍率の場合に得られる有効データの数と実際に得られた有効データの数の差に応じて等分になるよう変換する。このような処理を行った後に、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。本来の画像倍率の場合に得られる有効データの数と実際に得られた有効データの数が同じである場合には、第1の実施形態と同様に中間調制御が行われる。
ここでは、階調パターンが短くなってしまい、中間調制御に必要な数の濃度検知出力が得られなかった場合について説明する。
図11に、D1〜D36の濃度と階調パターンおよびべたパッチの位置の関係を示す。この図で、D1とD18は階調パターンを外れてべたパッチを検知してしまっているため、濃度が高くなってしまっており、D2〜D17で濃度が単調に増加している。そこで、D2〜D29を階調パターンを検知した有効データとしている。ここでも、濃度1.0以上と検知されたデータを無効データと判定している。ここでは、画像倍率の変化のため、階調パターン部分が短くなってしまっており、本来得られるはずの有効データ数(32個)は得られていないが、階調パターンの全領域にわたって有効データが得られている。
そこで本実施形態においては、図12の破線に示したように、最も低濃度側での有効データD2を最小入力画像データ時の濃度データ、最も高濃度側での有効データD29を最大入力画像データ時の濃度データとして、有効データD2〜D17を用いて、スプライン補完等によって、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。
このとき、本来の画像倍率であれば画像入力データが02hごとの濃度データが得られるが、この場合、本来得られる濃度データの数の半分しかデータが得られていないため、画像入力データの間隔を04h毎として、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求めている。
逆に階調パターンが長くなってしまった場合も同様であり、最も低濃度側での有効データを最小入力画像データ時の濃度データ、最も高濃度側での有効データを最大入力画像データ時の濃度データとして、有効データを用いてスプライン補完等を行うことによって、入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求め、中間調制御が行われる。
このような構成を採ることによって、画像倍率が変わってしまった場合にも、検知された濃度が階調パターンに含まれるものか否かを判断することができるとともに、実際に検知された濃度が階調パターン中のどの画像データでの濃度であるかを正確に判別することができる。その結果、正確な中間調制御を行うことができるようになる。
本発明における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明における光学センサの構成を示す図である。 照射光と鏡面反射光の様子を示す図である。 ETB上にトナーが存在する場合の照射光と正反射光の様子を示す図である。 トナー量と鏡面反射光量の関係を示す図である。 本発明の実施形態を示すスキャナユニットの構成断面図である。 本発明における、基準パッチと濃度パッチおよび検知位置の関係を示す図である。 本発明における濃度パッチの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における、検知濃度と階調パターンの位置関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、検知濃度と階調パターンの位置関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、検知濃度と階調パターンの位置関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、線形補完の方法を示している インライン方式の構成を示す図である。 プロセスステーションの構成を示す図である。 従来の画像形成装置における階調特性の説明図である。 階調パターンを正しく検知できなかった場合の、検知濃度と階調パターンの位置関係を示す図である。 階調パターンを正しく検知できた場合の、検知濃度と階調パターンの位置関係を示す図である。

Claims (9)

  1. 像担持体とこの像担持体を所定の極性に帯電する帯電手段と前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と前記像担持体上に形成された静電潜像を可視化する現像装置とを含むプロセス装置と、
    所定の濃度検知パターンを前記像担持体上に形成するパターン形成手段と、
    前記濃度検知パターンの濃度を読み取る濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段の出力を導入し、この出力と前記濃度検知パターンとの対応関係に基づいて、階調補正処理における階調補正特性を決定する中間調制御手段と、を備え、
    前記濃度検知パターンが、異なる画像データのパターンを間隔をあけずに並べた階調パターンと、この階調パターンの両端部の画像データとは異なる画像データで形成され前記階調パターンの両端部に設けられた所定のパターンとで構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記階調パターンが、連続画像データから構成されるパターン群で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度検知パターンを所定の複数回数に分割して、前記濃度検出手段により検知した際の濃度検知出力に基づいて、中間調制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数回に分割して検知された濃度検知出力のうち、前記階調パターンのみを検知した濃度検知出力を有効データとすることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間調制御手段は、中間調制御を行うための所定のデータ数よりも多くの回数濃度検知出力を読み込み、有効データの中から中間調制御を行うのに必要な所定のデータ数を抽出して、中間調制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間調制御手段は、中間調制御を行うための所定のデータ数と同数の回数濃度検知出力を読み込み、有効データの数が中間調制御を行うのに必要な所定のデータ数に満たない場合、不足するデータと同数の濃度データを、有効と判定されたデータを用いて線形補完により求めた後、中間調制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記中間調制御手段は、中間調制御を行うための所定のデータ数よりも多くの回数濃度検知出力を読み込み、有効データの数が所定のデータ数と異なる場合、有効データのうち、もっとも低濃度側のデータを階調パターンの最小画像データ時の濃度データ、もっとも高濃度側のデータを階調パターンの最大画像データ時の濃度データとして、有効データを用いて入力画像データ対出力画像濃度の近似曲線を求めた後、中間調制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の濃度検知パターンは、前記プロセス装置に当接する転写回転体上に形成されることを特徴とする、請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. さらに、前記プロセス装置に当接する転写回転体上にトナー像で形成された基準位置検知マークを備え、
    該基準位置検知マークを前記濃度検知手段により検知された結果に基づいて画像形成条件制御動作を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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