JP2006341908A - スパウト - Google Patents

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Abstract

【課題】 成形性に優れたワンピースタイプであり、意図外の弱化部の破断が予防されていると共に、手による注出部先端の折り取りが容易且つ確実で開封操作性に優れたスパウトを提供する。
【解決手段】 頂板部3及びスカート部4から成り、該スカート部4において包装材に溶着固定される溶着部2、該溶着部2の頂板部3に形成された環状側壁11から成る注出部10、及び該注出部10をまたぐように破断可能な橋絡部23を介して直接或いは基部を介して頂板部3に接続された、2つの垂直部材21a,21bと該垂直部材を連結する1つの水平部材22からなるコの字型のガード部材20が、一体成形により成形されてなるスパウトであって、前記注出部10の上端はガード部材20の水平部材22の下面と環状の破断可能な弱化部14を介して連結されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パウチ状の包装体等に溶着して使用するスパウトに関するものであり、より詳細には、成形性に優れたワンピースタイプであり、開封操作性に優れていると共に、外部からの衝撃による破損が防止されたスパウトに関する。
パウチ状の包装体に溶着して、包装体内の内容物を外部に注出するためのスパウトとしては、一般に別途成形されたリシール用のキャップを組み合わせて成るツーピースタイプのもの(例えば、特許文献1等)と、樹脂の一体成形によるワンピースタイプのものと(例えば、特許文献2等)が知られている。
ワンピースタイプのスパウトは、樹脂の一体成形により成形されることから、ツーピースタイプのものに比してリシール用キャップの組み合わせなどが不要であるため生産性に優れている。かかるワンピースタイプのスパウトは、注出部に形成された破断可能な弱化部を手で破断して、注出部先端を取り除くことにより、注出口を形成することにより内容物の注出が可能であり、主として洗剤やシャンプー等を内容物とする他の容器に移して使用される詰め替え用の包装容器に使用されている。
特開2002−104453号公報 特開2004−210321号公報
しかしながら、ワンピースタイプのスパウトに設けられる弱化部は手で容易に破断できるように形成されていることから、商品の流通時に弱化部が破断されてしまうことが懸念されており、内容物を注出する時以外は、破断されることがないための手段を講じることが望まれている。
またワンピースタイプのスパウトにおいては、上述したように注出部先端を手で折り取ることにより注出口を形成するが、内容物の注出性の点から注出部の大きさ(特に径)には限界があり、注出部先端の折り取り、すなわち手による弱化部の破断が容易でないという問題がある。
従って本発明の目的は、注出部上端に形成されている破断可能な弱化部の使用時以外の破断が防止されていると共に、手による弱化部の破断が容易なワンピースタイプのスパウトを提供することである。
本発明によれば、頂板部及びスカート部から成り、該スカート部において包装材に溶着固定される溶着部、該溶着部の頂板部に形成された環状側壁から成る注出部、及び該注出部をまたぐように破断可能な橋絡部を介して直接或いは基部を介して頂板部に接続された、2つの垂直部材と該垂直部材を連結する1つの水平部材からなるコの字型のガード部材が、一体成形により成形されてなるスパウトであって、前記注出部の上端はガード部材の水平部材の下面と環状の破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とするスパウトが提供される。
本発明のスパウトによれば、
1.破断可能な弱化部上には、前記ガード部材の水平部材と垂直方向側にリブが形成されていること、
2.破断可能な弱化部における断面形状が、ガード部材の水平部材と垂直な方向に長軸が形成されている楕円形であること、
3.ガード部材の水平部材下面には、弱化部と連続する連結部が形成されており、前記橋絡部及び弱化部を破断した後、前記ガード部材の連結部が注出部の開口に嵌合可能であること、
4.橋絡部及び弱化部を破断した後、前記ガード部材の水平部材の上面に、注出部の開口に嵌合可能な突起が形成されていること、
が好適である。
本発明のスパウトは、ワンピースタイプで生産性に優れていると共に、開封に際して取り除かれる注出部先端がガード部材にも連続して形成されていることから、意図外の弱化部の破断が予防されている。更に手による注出部先端の折り取りが容易且つ確実であり、開封操作性に優れている。
本発明のスパウトにおいては、破断可能な橋絡部を介して直接或いは基部を介して頂板部に接続された、2つの垂直部材と該垂直部材を連結する1つの水平部材からなるコの字型のガード部材が、注出部をまたぐように設けられ、注出部の上端がガード部材の水平部材の下面と連続していることが重要な特徴である。これにより、注出部は下方で頂板部及び上方でガード部材と連続し、上下で固定されているため、流通時等に側方から衝撃等を受けた場合でも注出部が容易に動くことがなく、注出部に形成された破断可能な弱化部が意図外に破断されてしまうことが有効に防止される。
すなわち本発明においては、2つの垂直部材と該垂直部材を連結する1つの水平部材からなるコの字型のガード部材が、注出部をまたぐように、頂板部に固定されていることから、注出部の破断可能な弱化部を破断するには、ほぼ同時にガード部材と頂板部(或いは基部)の間に形成された破断可能な橋絡部も破断或いは折り曲げる必要があるため、スパウトが衝撃等を受けた場合でも注出部の弱化部及びガード部材の橋絡部は容易に破断されないのである。
また破断可能な注出部の弱化部及びガード部材の橋絡部を破断して注出口を形成した後は、後述するように、取り除かれたガード部材の一部を注出口に嵌合可能とすることにより、リシール機能を付与することも可能になるのである。
更に、弱化部がガード部材の水平部材と注出部の間に形成されていることから、ガード部材を把持して弱化部を破断することができ、注出部先端の折り取りが容易且つ確実であり、開封操作性にも優れている。
以下、本発明を添付図面に沿って詳細に説明する。
図1は、本発明のスパウトの一例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面を示し、(C)は底面であり、(D)は側面図であり、左半部は断面を示すものである。
全体を1で示すスパウトは、概略的に言って、溶着部2、注出部10及びガード部材20から成っている。
図1に示す具体例においては、溶着部2は、頂板部3及びスカート部4から成り、スカート部4において包装材(図示せず)に溶着固定される。また頂板部3のほぼ中央には、注出部10に連続する開口部6が形成され、スカート部4には、下面から上方に延びる凹部7が開口部の両側に設けられている。
また注出部10は、溶着部2の頂板部3に形成された開口部6の周囲に形成された環状側壁11から成り、図に示した具体例では、環状側壁11は上部において、上方にいくに従って縮径されるテーパ部12が形成されている。テーパ部12の上端は、周方向に延びる破断可能な弱化部14を介して、上方に行くに従って径が大きくなるテーパ部13につながっている。また弱化部14の強度を向上するために、ガード部材20の水平部材22と垂直な方向側に弱化部14をまたぐように軸方向に延びるリブ15が形成されている。
またガード部材20は2つの垂直部材21a,21bと該垂直部材21を連結する1つの水平部材22から成っており、垂直部材21a,21bの下端が溶着部の頂板部3と橋絡部23a,23bを介して一体に成形され、一方水平部材22の下面がテーパ部13上端と連続して一体に成形されている。
図1に示すスパウトにおいては、ガード部材20の水平部材22を把持し、キャップの軸を中心に回転して(捻って)弱化部14を破断すると共に、橋絡部23を破断することにより、内容物の注出が可能になる。またガード部材20の水平部材22を把持し、これを図1(D)の矢印Xの方向に倒してもよく、これにより弱化部14が破断され、内容物の注出が可能になる。この場合、橋絡部23は破断してもよいし、折り曲げるだけで破断せず、ヒンジのように利用することもできる。
図2及び図3は、本発明のスパウトの他の一例を示すものであり、図2は開封前のスパウトを示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図で、左半分は断面図を示す。また図3は、図2に示すスパウトを開封後リシールした状態を示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図で、左半分は断面図を示す。
図2及び図3に示す本発明のスパウトは、図1に示したスパウトと基本的な構造は同一であり、弱化部14及びガード部材20の水平部材22の下面近傍の構造を変化させて、リシール機能を付与させたものである。
すなわち図2に示すように、弱化部14よりも上方のリシール部分24が、その外径が弱化部破断後に形成される注出口16の内径とほぼ同等かそれよりも若干小さく、一部に注出口16の内径よりもわずかに大きい外径を有する環状突起25が形成されている。
図2に示すスパウト1においては、弱化部14及び橋絡部23を破断した後、弱化部14よりも上方の連結部24がガード部材20の水平部材22の下面に伴なって注出部10から取り除かれ、注出口16が形成される。
リシールをする場合には、図3に示すように、ガード部材20を弱化部破断前の位置から約90°回転した位置で、連結部24を注出口16に嵌合させることによりリシールすることが可能となる。尚、上述したように、連結部24には注出口16の内径よりも径の大きい環状突起25が形成されているので、この環状突起25か連結部24の外面が注出口16内面と係合して密封性を確保することが可能となる。
図4乃至図6は、本発明のスパウトの他の一例を示すものであり、図4は開封前のスパウトを示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図で、左半分は断面図を示す。また図5は、図4に示したスパウトのガード部材を取り除いた状態の正面図を示すものであり、左半分は断面図を示す。更に図6は、スパウトを開封後リシールした状態を示す正面図であり、左半分は断面図を示す。
図4乃至図6に示す本発明のスパウトも図2及び図3に示したスパウトと同様リシール機能を有するものであり、ガード部材20の水平部材22の上面に、注出口16の内径とほぼ同一の外径を有するリシール用突起26を形成させた以外は、図1に示したスパウトとほぼ同一の基本構造を有している。
すなわち、図4に示すスパウトにおいても、弱化部14及び橋絡部23を破断すると、ガード部材20が取り除かれ、注出口16が形成される(図5)。
リシールをする場合には、図6に示すように、ガード部材20を逆さにし、リシール用突起26を注出口16に嵌合させることによりリシールが可能となる。尚、この態様においては、リシール用突起26は注出口の内径とほぼ同じ大きさの外径を有することにより、リシール用突起26と注出口16内面が密着して密封性を確保しているが、勿論、図2及び3に示したスパウトと同様に注出口16の内径よりも若干大径の環状突起を形成して、より密封性と保持力を高めることもできる。
本発明のスパウトは、主としてパウチ等の可撓性包装材に溶着して使用され、勿論これに限定されないが、調味料、洗剤、シャンプー、リンス等の液体製品が内容物として充填され、特に詰め替え用包装材として好適に用いられる。
図7は、本発明のスパウト1を適用した詰め替え用包装材30からボトル等の容器40に内容液を移す状態を示す図である。本発明のスパウト1はそれ自体硬質の材料から形成されているため、容器口部41内に安定して嵌合させることができ、スパウト付詰め替え用包装材30から内容液を確実に容器40に移し変えることが可能となる。
本発明のスパウトは、上述した具体例に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、図1乃至図6に示した具体例では、ガード部材は橋絡部を介して直接頂板部に接続しているが、勿論、頂板部に基部を形成して、この基部に橋絡部が接続していてもよい。このように基部を設けることにより、ガード部材の垂直部材を短くすることができ、図3に示したようにガード部材を開封前の状態から回転させてリシールする際に、ガード部材の両垂直部材21a,21bを頂板部3より外側に位置させる必要がなく、寸法上の制約を受けることがない。
また図1乃至図6に示す注出部10の環状側壁11は、テーパ部が形成されているが、注出口の径が小さい場合や、内容物の種類によっては、設けなくても勿論よい。
溶着部の断面形状も、図に示したものに限定されず、略菱形など包装材と密着性よく接着し得る限り種々の形状を採用することができる。
また環状側壁の弱化部における注出口の断面形状も、図1(C)に示したように真円のものに限定されない。すなわち図8は、本発明のスパウトの他の一例を示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図で、左半分が断面図を示し、(C)は側面図であり、左半部が断面図をそれぞれ示すものであるが、図8に示されるように、ガード部材の水平部材と垂直な方向に長軸が形成されている楕円形であってもよい。これにより、意図外の弱化部の破断を予防することもできる。
本発明のスパウトは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱溶着により包装材と接着可能な樹脂を用いることにより、包装材と容易に接合することができる。
またスパウトの成形は、かかる樹脂を用いて射出成形等により成形することができる。
本発明のスパウトが適用される包装材としては、上述したような可撓性パウチ、輸液容器のようなプラスチックバッグ、牛乳パックのようなカートン容器等、種々のものを挙げることができ、またこれらの包装材は、最内層にスパウトと熱溶着可能な樹脂からなる層を有する多層構造であることが好適であり、内容物の種類に応じて適宜他の層が形成される。
本発明のスパウトの一例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示し、(C)は底面であり、(D)は側面図であり、左半分は断面図を示す。 本発明のスパウトの他の一例について、開封前の状態をものであり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示す。 図2に示すスパウトを開封後リシールした状態を示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示す。 本発明のスパウトの他の一例について、開封前の状態を示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示す。 図4に示したスパウトのガード部材を取り除いた状態の正面図を示すものであり、左半分は断面図を示す。 図4に示したスパウトを開封後リシールした状態を示すものであり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示す。 本発明のスパウトを適用した詰め替え用包装材から容器に内容液を移す状態を示す図である。 本発明のスパウトの他の一例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は正面図であり、左半分は断面図を示し、(C)は側面図であり、左半分は断面図である。
符号の説明
1 スパウト、2 溶着部、3 頂板部、4 スカート部、5 リブ、6 開口部、
7 環状突起、10 注出部、11 環状側壁、12,13 テーパ部、14 弱化部、
15 リブ、16 注出口、20 ガード部材、21 垂直部材、22 水平部材、
23 橋絡部、25 環状突起、26 リシール用突起。

Claims (5)

  1. 頂板部及びスカート部から成り、該スカート部において包装材に溶着固定される溶着部、該溶着部の頂板部に形成された環状側壁から成る注出部、及び該注出部をまたぐように破断可能な橋絡部を介して直接或いは基部を介して頂板部に接続された、2つの垂直部材と該垂直部材を連結する1つの水平部材からなるコの字型のガード部材が、一体成形により成形されてなるスパウトであって、
    前記注出部の上端はガード部材の水平部材の下面と環状の破断可能な弱化部を介して連結されていることを特徴とするスパウト。
  2. 前記破断可能な弱化部上には、前記ガード部材の水平部材と垂直方向側にリブが形成されている請求項1記載のスパウト。
  3. 前記破断可能な弱化部における断面形状が、ガード部材の水平部材と垂直な方向に長軸が形成されている楕円形である請求項1又は2記載のスパウト。
  4. 前記ガード部材の水平部材下面には、弱化部と連続する連結部が形成されており、前記橋絡部及び弱化部を破断した後、前記ガード部材の連結部が注出部の開口に嵌合可能である請求項1乃至3の何れかに記載のスパウト。
  5. 前記橋絡部及び弱化部を破断した後、前記ガード部材の水平部材の上面に、注出部の開口に嵌合可能な突起が形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のスパウト。
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