JP2007105697A - 分級機 - Google Patents

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Naoki Uchida
直樹 内田
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Abstract

【課題】上下分級板間の間隔を視認しながら調整できるとともに、ケーシング内に塵埃の発生することのない安価な分級機を提供する。
【解決手段】上ケーシング体及び下ケーシング体を備えたケーシングと、上ケーシング体内に固定状に配された上分級板12と、下ケーシング体内に固定状に配された下分級板11と、上ケーシング体を下ケーシング体に対して上下へ摺動させて上下分級板の間隔を調整する移動手段とを備えている。移動手段は、ケーシング体を構成する主部材2aと、ケーシング体を構成するとともに主部材に対して移動自在に取り付けられた環状溝型部材2bと、環状溝型部材2bの開口を塞ぐとともに垂直ネジ孔が開けられた円環状部材2cと、垂直ネジ孔に噛み合ったネジが駆動軸4aに形成されたステッピングモータ4とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、分級室に供給した粉体材料を高速旋回させ、微粉と粗粉とに遠心分離させる分級機に関する。詳しくは、分級室の分級板の昇降を可能にした分級機に関する。
分級機では、分離粒子径を調節するために、上下の分級板の間隔を変化させることが行われている。このような分級機として、特開平3−174285号公報(特許文献1)に記載のものがある。
この分級機は、ケーシングと、ケーシングの内部に配された上下一対の傘状分級板とを備え、一対の分級板間が、分級室とされている。また、下の分級板の中央に開口が開けられ、この開口に微粉排出管が接続されている。そして、分級機本体外部からの操作により、下分級板を昇降させ、任意の分級点に設定することができる下分級板昇降装置を備えている。
下分級板昇降装置は、分級機本体外部からケーシング内部に突出するとともに突出部先端に傘歯車が形成された水平操作軸と、下分級板の円筒部に形成されたネジ部と、円筒部および傘歯車部を有し、円筒部にネジ部が形成され、かつこのネジ部と下分級板のネジ部が噛み合っているとともに、傘歯車部が操作軸の傘歯車と噛み合っている被操作部材とを備えている。
この分級機では、操作軸の回転によって被操作部材が回転させられる。そして、被操作部材の回転により下分級板が上下する。
特開平3−174285号公報
上記従来の分級機では、ケーシング内に、操作軸の傘歯車と被操作部材の傘歯車、被操作部材のネジ部と下分級板のネジ部という、複数の噛み合い部が有り、ネジ部や歯車の摩耗により塵埃が発生する。このために上記分級機では、噛み合い部をシールしているが、このシール機構が複雑となってしまい装置の高コスト化を招くという問題がある。また下分級板のみを動かすので調整幅が狭いという問題がある。さらに、調整する下分級板は、ケーシング内にあり、外部から調整状態のチェック確認ができない。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、上下分級板間の間隔を視認しながら調整できるとともに、ケーシング内に塵埃の発生することのない安価な分級機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の分級機は、
上ケーシング体および下ケーシング体を備えたケーシングと、
上ケーシング体内に固定状に配された上分級板と、
下ケーシング体内に固定状に配された下分級板と、
上ケーシング体を下ケーシング体に対して相対的に上下へ摺動させて上下分級板の間隔を調整する移動手段とを備えたものである。
また、下ケーシング体、ガイドルーバ体および上ケーシング体とを備えたケーシングと、
上ケーシング体内に固定状に配された上分級板と、
下ケーシング体内に固定状に配された下分級板と、
ガイドルーバ体および上ケーシング体を下ケーシング体に対して相対的に上下へ摺動させて下分級板とガイドルーバ体との間隔を調整する移動手段と、ケーシング体内の気密を保つシール手段とを備えたを備えたものである、
上記の分級機において、
移動手段が、ケーシング体を構成する主部材と、ケーシング体を構成するとともに主部材に対して移動自在に取り付けられた環状溝型部材と、環状溝型部材の開口を塞ぐとともに垂直ネジ孔が開けられた円環状部材と、垂直ネジ孔に噛み合ったネジが駆動軸に形成されたステッピングモータとを備えている、ことがある。
請求項1記載の分級機によれば、上下分級板の間隔を調整することが出来る。そして、上ケーシング体が下ケーシング体に対して上下に摺動することで上下分級板の間隔を調整するので摺動部のシールは容易であり、分級機が高価になることがない。
請求項2記載の分級機によれば、下分級板とガイドルーバ体との間隔を調整することが出来る。したがって請求項1記載の装置の移動手段に加えて、請求項2記載の移動手段を設ければ、分離粒子径の調整範囲がさらに広くなる。
請求項3記載の分級機によれば、移動手段を簡便かつ安価に構成することが出来る。
以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施形態の分級機について説明する。
図1に示すように、分級機1は上ケーシング体3、下ケーシング体2および上下ケーシング体3の間に配されたガイドルーバ体6により構成されるケーシングと、上ケーシング体3およびガイドルーバ体6を下ケーシング体2に対して上下へ移動させる第一移動手段と、ガイドルーバ体6に対して上ケーシング体3を相対的に移動させる第二移動手段とを備えている。
上ケーシング体3は円筒状をなし、上ケーシング体3内の下部に傘状の上分級板12が固定状に配されている。
下ケーシング体2は下方に向かって縮径する円錐状をなし、下端開口が粗粉回収口とされている。そして、下ケーシング体2内の上部に、上分級板12と間隔を置いて傘状の下分級板11が固定状に支持されており、上下分級板12、11間が分級室とされている。下分級板11の中央には開口が開けられ、この開口にL字状をなす微粉回収管13が接続されている。
なお、上下分級板12,11の構成、これらの支持手段、微粉回収管13の構成等は公知の分級機と変わりなく説明は省略し、以下、第一および第二移動手段について詳細に説明する。
下ケーシング体2は、下部円錐状部および上縁の円筒部よりなる下主部材2aと、下主部材2aの上縁円筒部に取り付けられた下方開口環状溝型部材2b(以下、下溝型部材と呼ぶ)とを備えている。
下主部材2aの円筒部には上方が開口した環状溝部が形成されており、環状溝部の外周壁と内周壁との間には環状溝部の開口を塞ぐように板状の円環状部材2cが固定されている。円環状部材2cには、周方向に等間隔をおいて2つの貫通孔が開けられ、各貫通孔にボールネジのボール循環機構部2dが配され、後に述べるステッピングモータ4の駆動軸4aとボール循環機構部2dとでボールネジ機構が構成されている。また、円環状部材2cの内壁に形成された周溝にOリング7が配されている。
一方、環状の下溝型部材2bは下主部材2aの環状溝部に嵌め被せられており、下溝型部材2bの内壁に円環状部材2cのOリング7が当接した状態となっている。また下溝型部材2bの外壁内面下縁には環状のフェルト製シール部材8が配されており、このシール部材8が、下主部材2aの外周面に当接した状態となっている。
下溝型部材2b内には、ステッピングモータ4が固定されている(以下、このステッピングモータを下ステッピングモータと呼ぶ)。下ステッピングモータ4は、下主部材2aの円環状部材2cのボール循環機構部2dと対応する位置に、すなわち2箇所に、かつ下ステッピングモータ4の駆動軸4aが下方に向かって伸びるように配されている。そして、下ステッピングモータ4の駆動軸4aにはネジが切られており、駆動軸4aのネジとボール循環機構部2dとが噛み合っている。
上ケーシング体3は、下方開口円筒状の上主部材3aと、上主部材3aの下縁部に配された上方開口環状溝型部材3b(以下、上溝型部材と呼ぶ)とを備えている。上主部材3aの下縁外周部には下方開口環状溝部が形成されており、溝部内に2つのステッピングモータ5が固定されている(以下、このステッピングモータを上ステッピングモータと呼ぶ)。これらの上ステッピングモータ5は、駆動軸5aが下方に向かって伸びるように配されている。また、上ステッピングモータ5の駆動軸5aにはネジが切られている。さらに、上主部材3aの環状溝部外壁内面の下縁にはフェルト製シール部材10が配されている。
上溝型部材3bは、上主部材3aの下方開口環状溝部に嵌め入れられた状態となっており、上溝型部材3bの外壁外面が上主部材3aのフェルト製シール部材10と当接した状態となっている。この上溝型部材3bの外壁と内壁との間には、上溝型部材3bの開口を塞ぐ円環状部材3cが配されている。円環状部材3cには周方向に等間隔を置いて2つの貫通孔が開けられており、各貫通孔にボール循環機構部3dが配されている。そして、各ボール循環機構部3dと上ステッピングモータ5の駆動軸5aとが噛み合ってボールネジ機構が構成されている。また、円環状部材3cの内壁に形成された周溝には、Oリング9が配されており、Oリング9が上主部材3aの環状溝部の内壁外面に当接した状態となっている。
上ケーシング体3と下ケーシング体2との間にリング状のガイドルーバ体6が配されている。ガイドルーバ体6の内面下部には外方に行くに従って下方に傾斜する分級案内面6aが形成されている。また、ガイドルーバ体6には、分級室内にエアを導くための複数のエア導入孔6bが開けられている。
上記の構成を有する分級機では、例えば、上ステッピングモータ5を回転させると、上主部材3aが上ステッピングモータ5の回転方向に従って上下に摺動する。この上下の摺動によって上主部材3a内に固定された上分級板12が上下に移動し、上下の分級板12、11の間隔を調整することが出来る。上下の摺動の際は、Oリング9により、摺動部分の気密は保たれる。図1に示した状態から上主部材3aのみを上方に動かした状態は、図3に示されている。
図3に示した状態から下ステッピングモータ4を回転させると、下環状溝型部材2b、ガイドルーバ体6および上ケーシング体3が下ステッピングモータ4の回転方向に従って上下に一体となって摺動する。この摺動によって下分級板11とガイドルーバ体6の分級案内面6aとの間隔を調整することが出来る。なお、上下の摺動の際は、Oリング7によって摺動部分の気密は保たれる。図3に示した状態から、下環状部材2b、ガイドルーバ体6および上ケーシング体3を上方に動かした状態は、図4に示されている。
なお、ガイドルーバ体6の分級案内面6aと下分級板11との間隔のみを調整したい場合は、図4の状態から上ステッピングモータ5を回転させて上主部材3aを下降させ、上分級板12と下分級板11との間隔を図1の場合と同じ高さにすればよい。なお、以上述べた調整は、分級機の運転中であっても行うことができる。
上下分級板12,11の間隔および下分級板11と分級案内傾斜面6aとの間隔を調整した後に分級室内に粉体を供給して高速旋回させることで分級する手順は従来と変わりなく、説明は省略する。
なお、本発明の分級機は上記実施形態のものには限られない。例えば、上記実施形態は二つの移動手段を備えているが、少なくとも一方の移動手段を備え、上下分級板の間隔および下分級板と分級案内傾斜面との間隔の少なくとも一方を調節できればよい。
本発明の一実施形態の分級機の一部を切り欠いた正面図である。 図1の要部断面図である。 上ケーシング体のみを上昇させた同分級機の垂直断面図である。 図3の状態からガイドルーバ体を上昇させた同分級機の垂直断面図である。
符号の説明
1 分級機
2 下ケーシング体
2a 下主部材
2b 下溝型部材
2c 円環状部材
2d ネジ孔
3 上ケーシング体
3a 上主部材
3b 上溝型部材
3c 円環状部材
4 ステッピングモータ
4a 駆動軸
5 ステッピングモータ
5a 駆動軸
6 ガイドルーバ体
6a 分級案内面
6b 導入孔
7 Oリング
8 フェルト製シール部材
9 Oリング
10 フェルト製シール部材
11 下分級板
12
上分級板
13
微粉回収管

Claims (4)

  1. 上ケーシング体および下ケーシング体を備えたケーシングと、
    上ケーシング体内に固定状に配された上分級板と、
    下ケーシング体内に固定状に配された下分級板と、
    上ケーシング体を下ケーシング体に対して上下へ摺動させて上下分級板の間隔を調整する移動手段とを備えた、分級機。
  2. 下ケーシング体、ガイドルーバ体および上ケーシング体とを備えたケーシングと、
    上ケーシング体内に固定状に配された上分級板と、
    下ケーシング体内に固定状に配された下分級板と、
    ガイドルーバ体および上ケーシング体を下ケーシング体に対して相対的に上下へ摺動させて下分級板とガイドルーバ体との間隔を調整する移動手段と、を備えた分級機。
  3. 移動手段が、ケーシング体を構成する主部材と、ケーシング体を構成するとともに主部材に対して移動自在に取り付けられた環状溝型部材と、環状溝型部材の開口を塞ぐとともに垂直ネジ孔が開けられた円環状部材と、垂直ネジ孔に噛み合った
    ネジが駆動軸に形成されたステッピングモータとを備えている、請求項1または2記載の分級機。
  4. ケーシング体内の気密を保つシール手段とを備えた、請求項1〜3に記載の分級機。
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