JP2007142835A - 携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外出先等でもガス漏れや有毒ガスの発生を検知でき、口臭や体臭、タバコの臭いなどの様々な臭気をどのような場所でも手軽に検知できるようにする。
【解決手段】
携帯電話端末1は、携帯電話網の基地局11と通信可能であり、利用者が認識可能な表示を行うためのディスプレイや音を出力するためのスピーカ、振動を発するバイブレータ、光を発するLED等を備えている。また、携帯電話端末1は、様々なガスや臭気を検知可能なガスセンサと、GPS衛星10から位置情報を取得するGPS機能とを備えており、当該ガスセンサにて閾値以上のガス成分量を検知した時には、そのガス検知情報と現在位置情報を、消防署や警察署、ガス会社など、予め登録した機関13へ自動通報する。
【選択図】 図1
【解決手段】
携帯電話端末1は、携帯電話網の基地局11と通信可能であり、利用者が認識可能な表示を行うためのディスプレイや音を出力するためのスピーカ、振動を発するバイブレータ、光を発するLED等を備えている。また、携帯電話端末1は、様々なガスや臭気を検知可能なガスセンサと、GPS衛星10から位置情報を取得するGPS機能とを備えており、当該ガスセンサにて閾値以上のガス成分量を検知した時には、そのガス検知情報と現在位置情報を、消防署や警察署、ガス会社など、予め登録した機関13へ自動通報する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話端末等の携帯通信端末に関する。
近年、ガス感知に関する技術やシステムは目覚ましい発展を遂げているが、不完全燃焼や有毒ガスによる事故は毎年発生しており、したがってそれら事故を完全に無くすことできる技術やシステムの開発が待たれている。
ネットワーク網を利用したガス漏れ警報システムの一つとして、特開2004−247847号の公開特許公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。この公報に記載されたガス漏れ情報通知システムでは、各システム利用者宅に設置されたガス漏れ検知装置によりガス漏れが検知されると、ネットワーク網を介してそのガス漏れ情報がサーバへ送信される。そして、サーバは、上記ガス漏れ検知装置からのガス漏れ情報を受信した場合、そのガス漏れ検知装置が設置されているシステム利用者の情報端末装置へ、上記ガス漏れ情報を送信すると共に、他のシステム利用者の情報端末装置にもそのガス漏れ情報を送信する。これにより、システム利用者は、外出等している場合であっても、自宅でガス漏れが発生していることを知ることができる。
また、特開2001−313696号の公開特許公報(特許文献2)には、アルコール検知機能付きの携帯電話機が開示されている。この公報に記載の携帯電話機においては、携帯電話機の例えばマイクロホン近傍にアルコール検知用センサが内蔵され、そのセンサによって検知されたアルコール臭成分が、予め設定された許容範囲内か否かを判別し、その判別結果を表示したり、その判別結果に応じて、スピーカから警告音を発したり、予め登録された電話番号へ通報したり、予め登録されたメールアドレスへデータ及び警告を送信するようになされている。
ところで、上述の特開2004−247847号公報に記載されたガス漏れ情報通知システムの場合、ガス漏れの検知は、システム利用者の自宅に設置されているガス漏れ検知装置のみでしか行われない。また、このガス漏れ情報通知システムの場合、ガス漏れ情報の通知先は当該システムの各ユーザに限定されている。一方で、ガス漏れの発生は、当然のことながら自宅のみで起こるわけではなく、ユーザの外出先でも起こり得る。また、ユーザは、外出先において、いわゆるガス漏れ事故のみならず、火災時の有毒ガスによる事故や、火山ガス等のような自然現象により発生する有毒ガスによる事故にも遭遇してしまう虞がある。しかしながら、上述した特開2004−247847号公報に記載のガス漏れ情報通知システムでは、それらユーザが外出先で遭遇する虞のあるガス漏れには全く対応できないことになり、人命を守るという観点からは問題が多い。さらに、この公報に記載されたガス漏れ検知器は、いわゆる都市ガスやプロパンガスなどのような、特定のガスについてのガス漏れのみを検知するようになされているため、例えば火災時や自然現象により発生する様々な有毒ガスには対応できない。
上述の特開2001−313696号公報に記載されているアルコール検知機能付きの携帯電話機の場合、センサの検知機能は、ユーザの口臭に含まれるアルコール臭成分の検知に特化しているため、アルコール臭成分以外の成分の検知は出来ない。また、その携帯電話機のユーザが、元々飲酒が禁じられている若年層のユーザである場合、そのセンサとアルコール検知機能は不要なものとなる。
その他、近年は、アルコール臭だけでなく、自分の口臭や体臭、タバコの臭いなど、様々な臭気を気にする人が多く、これら各種の臭気を、どのような場所でも手軽に検知できる機器の登場が待たれている。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、ユーザの外出先でもガス漏れを検知でき、都市ガスやプロパンガスのような特定のガスだけでなく、火災や自然現象等による有毒ガスなど、人命に危険を及ぼす様々なガスの発生をも検知でき、また、アルコール臭だけでなく、口臭や体臭、タバコの臭いなどの様々な臭気を、どのような場所でも手軽に検知可能とした携帯通信端末を提供することを目的とする。
本発明の携帯通信端末は、所定の通信網に接続するための通信部と、利用者が認識可能な報知を行う報知部と、現在位置を取得する位置取得部と、切り替え設定が可能な複数のガス検知機能を備えたガス検知部と、ガス検知部にて検知したガス成分量が閾値を超えた時に、その旨を報知部を通じて利用者に報知すると共に、所定のガス検知情報と現在位置情報とを、予め登録した宛先へ通信部を通じて自動通報する制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、携帯可能な携帯通信端末にガス検知部が搭載されている。また、本発明によれば、ガス検知部は切り替え設定可能な複数のガス検知機能を備えているため、当該ガス検知機能の切り替えを行うことで多様なガスや臭気の検知が可能となる。
本発明においては、携帯可能な携帯通信端末にガス検知部が搭載されているため、ユーザが外出先している時であっても、人命に危険を及ぼすガス漏れや有毒ガスを検知でき、また、ガス検知部は切り替え設定可能な複数のガス検知機能を備えているため、都市ガスやプロパンガスだけでなく火山ガス等の有毒ガスを検知でき、さらには、アルコール臭や口臭、体臭などの様々な臭気をも手軽に検知できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の携帯通信端末の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、本発明の携帯通信端末の一例として、携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔システム構成〕
図1には、ガスセンサを備えた本実施形態の携帯電話端末1と、当該携帯電話端末1のガスセンサが検知したガス情報(以下、ガス検知情報と表記する。)を受信する所定の登録機関13や近隣の携帯電話端末2等からなるシステムの概略構成を示す。
図1には、ガスセンサを備えた本実施形態の携帯電話端末1と、当該携帯電話端末1のガスセンサが検知したガス情報(以下、ガス検知情報と表記する。)を受信する所定の登録機関13や近隣の携帯電話端末2等からなるシステムの概略構成を示す。
本実施形態の携帯電話端末1が備えるガスセンサは、例えば、都市ガスやプロパンガスの検知モード、火山ガスのような自然現象により発生する各種有毒ガスの検知モード、口臭や体臭に含まれる各種成分、タバコの臭い、調理臭などの様々な臭気の検知モード、塵や埃、花粉などの微粒子の検知モードなどの各種の検知モードの切り替えが可能となされている。
より具体的に説明すると、本実施形態の携帯電話端末1は、上記ガスセンサとして、半導体ガスセンサや水晶振動子式ガスセンサを内蔵している。
上記半導体ガスセンサは、集積されたヒータと、例えばアルミナ基板上に形成された金属酸化物半導体とからなる感ガス素子を備えており、上記ヒータにて加熱された状態の金属酸化物半導体膜表面での酸化・還元反応(化学反応、化学吸着)による半導体膜の抵抗値変化(電導度の変化)を検出し、その抵抗値変化の検出値からガス成分の検知を行う。そして、本実施形態にかかる半導体ガスセンサは、半導体膜を加熱するヒータの温度を変えるか、若しくは、それぞれ異なる半導体膜を備えた複数の感ガス素子を選択的に切り替え使用してセンサ応答特性を変更することにより、様々な種類のガス成分を検知可能となされている。
上記水晶振動子式ガスセンサは、ガス分子の物理吸着現象を利用したセンサであり、感応膜の表面に吸着したガス分子による質量変化を水晶振動子の振動周波数変化として検出する。本実施形態にかかる水晶振動子式ガスセンサは、それぞれ表面の物理的或いは化学的特性(吸着特性)が異なる複数の感応膜を選択に切り替え使用してセンサ応答特性を変更することにより、様々な臭気のガス分子、塵や埃、花粉、タバコ粒子などの様々な微粒子を検知可能となされている。
また、本実施形態の携帯電話端末1は、上述したガスセンサによりガスを検知した時、ディスプレイへの表示や、スピーカからの警告音出力、バイブレータの振動、LED(発光ダイオード)の発光などを行って、ガス漏れや有毒ガスの発生、口臭、体臭、タバコの臭いなどを、利用者(ユーザ)に報知する機能を備えている。
また、本実施形態の携帯電話端末1は、上述したガスセンサにてガスを検知した時、少なくともガス検知情報と現在位置の情報を、携帯電話網や固定電話網、インターネット等のネットワーク12を利用して消防署や警察署、ガス会社、地方自治体の役所等のような事前に登録した機関13へ自動的に通報したり、予めユーザにより登録された別の携帯電話端末や固定電話、パーソナルコンピュータ等へ自動的に通報したり、例えばいわゆるブルートゥース(BlueTooth:登録商標)通信等の近距離無線通信を使用して近隣の携帯電話端末2等へ自動的に通報するような自動通報機能をも備えている。なお、上記現在位置の情報は、当該携帯電話端末1が存在する通信エリアの基地局11から取得しても良いし、いわゆるGPS(Global Positioning System)衛星10から取得しても良い。
〔携帯電話端末の内部構成〕
図2には、本実施形態の携帯電話端末1の概略的な内部回路構成を示す。
図2には、本実施形態の携帯電話端末1の概略的な内部回路構成を示す。
図2において、データラインは、音声データや電子メールデータ、画像データなの各種データを伝送するための伝送ラインである。
制御ラインは、CPU(中央処理ユニット)により構成されている制御部20からの制御データなど、各種制御情報を伝送するための伝送ラインである。
アンテナ22は、携帯電話網の基地局との間で信号電波の送受信を行うためのアンテナであり、通信回路21に接続されている。
通信回路21は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。
ここで、上記アンテナ22及び通信回路21にて受信された通話音声データは音声処理部32へ送られ、それ以外の受信データは、制御部20へ送られて適切に処理された後、必要に応じて当該制御部20から各部へ送られる。なお、通話音声以外の受信データは、パケット通信にかかるデータであり、例えば電子メールデータ、動画像や静止画の画像データ、音楽等のデータ、HTML(Hyper Text Markup Language)データ、プログラムコードのデータ、本実施形態にかかるガス検知情報及び位置情報等を挙げることができる。
上記アンテナ22及び通信回路21から通話音声データが供給された時の音声処理部32は、当該通話音声データを復号化し、その復号化後の通話音声データをアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号をスピーカ若しくは図示しないイヤホンジャックへ送る。
スピーカ30は、端末本体に内蔵され、供給されたアナログ音声信号を内部増幅器により増幅した後、その音声信号を可聴音声に変換して外部に出力する。これにより、スピーカ30からは通話音声が出力されることになる。
マイクロホン31は、端末本体に内蔵され、入力音声をアナログ音声信号に変換すると共に内部増幅器により増幅し、さらにそのアナログ音声信号を音声処理部32に送る。
上記マイクロホン31から通話音声信号が供給された時の音声処理部32は、その通話音声信号をディジタル音声データに変換した後に符号化し、さらにその符号化後の通話音声データを通信回路21へ送る。これにより、アンテナ22からは通話音声信号が送信されることになる。
表示部23は、液晶ディスプレイ等とその液晶ディスプレイを駆動するためのディスプレイ駆動回路とからなる。ディスプレイ駆動回路は、制御部20から供給された表示信号や画像処理部33から供給された画像信号に基づいて、上記液晶ディスプレイを駆動する。これにより、ディスプレイには、画像や文字等が表示される。
操作部24は、テンキー(キーボード)や電源ボタン、発話/終話ボタン、ジョグダイヤルなどの操作子と、それら操作子の操作に応じた操作信号を発生する操作信号発生器とからなる。ユーザは、この操作部24を操作することにより、通話のための発着呼や電子メール文の作成、電子メールの送受信、インターネットへの接続、本実施形態にかかるガスセンサ37における検知動作やガスセンサの検知モードの変更等の指示操作を行う。
画像処理部33は、制御部20による制御の元で内蔵メモリから読み出された圧縮符号化されている画像データや、インターネット等を介して取得した画像データ等を伸張復号化等し、その伸張復号後の画像データをデータラインを介して表示部23へ送る。また、画像処理部33は、図示しないカメラ部により撮影された静止画像や動画像のデータの圧縮符号化等を行い、その圧縮符号化された画像データを、制御部20による制御の元で内蔵メモリに送って記憶させる。
GPS部34は、GPS衛星の発信する電波をGPS用アンテナ35を介して受信すると共に、その受信電波に基づいて、自端末の現在位置の緯度及び経度を求める。このGPS部34がGPS用アンテナ35を介して受信したGPSデータ(緯度,経度を表す現在位置情報)は、制御部20へ送られる。
近距離無線通信部38は、制御部20による制御の元、近距離無線通信用アンテナ39を介して、近隣の他の携帯電話端末2等との間でデータ通信を行う。
ガスセンサ37は、前述した本実施形態にかかるガスセンサである。ガスセンサ制御部36は、上記ガスセンサ37の検知出力信号からガス検知情報を生成して制御部20へ送り、また、制御部20による制御の元で、上記ガスセンサ37の動作制御や応答特性の制御(検知モードの切り替え制御)を行う。
メモリ部25は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部20が各部を制御するための制御プログラムコード、各種の初期設定値、フォントデータ、辞書データ、着信音やキー操作音,アラーム音用の各種音データ、電子メールの作成や編集等を行うためのアプリケーション用のプログラムコード、画像や音声に対して様々な処理を行うためのアプリケーション用プログラムコード、本実施形態にかかるガスセンサの制御用プログラムコード、ガス検知をユーザに報知するための報知用アプリケーションプログラムコード、ガス検知情報の自動通報用アプリケーションプログラムコード、GPS部34を介した位置情報の取得用のアプリケーションプログラムコード、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、電話帳や電子メールアドレス帳のデータ、スケジュール帳のデータ、上記各検知モードに応じてガスセンサ37の応答特性を制御するためのデータ、ガス検知時の成分量の閾値データ、ガス検知情報と位置情報、文字入力時の予測変換候補辞書データ、静止画や動画データ、キー操作音,アラーム音用等の音データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部20が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
制御部20は、CPUからなり、メモリ部25に記憶されているOSや各種プログラムに基づいて、携帯電話端末の制御、本実施形態にかかるガス検知処理、ガス検知に応じた報知処理、ガス検知に応じた位置情報取得処理、ガス検知情報と位置情報の自動通報処理など、各種機能を実現するための制御や各種演算を行う。
その他、図2には図示を省略しているが、本発明の携帯電話端末は、ディジタルカメラ部や外部メモリインターフェース、外部ケーブル用コネクタ、赤外線通信機能、電子財布機能、バッテリ、電力制御機能など、一般的な携帯電話端末が備えている各構成要素についても備えている。
〔ガス検知フロー〕
図3及び図4には、本実施形態の携帯電話端末1におけるガス検知時の処理のフローチャートを示す。なお、これら図3,図4の処理は、主に制御部20がメモリ部25に記憶されているプログラムに基づいて行う処理である。
図3及び図4には、本実施形態の携帯電話端末1におけるガス検知時の処理のフローチャートを示す。なお、これら図3,図4の処理は、主に制御部20がメモリ部25に記憶されているプログラムに基づいて行う処理である。
先ず、これら図3,図4の処理の実行に先立ち、ユーザにより、携帯電話端末のメニュー選択等によるガスセンサ37の利用方法(つまり検知モード)の設定が行われ、また、予め登録した前記機関13へガス検知情報を通報するか否かの自動通報モードの設定、及び、当該自動通報を行う場合にはそれら機関の連絡先も設定されているとする。
図3において、操作部24を介してユーザからガス検知動作の開始指示が入力(ステップS1)されると、制御部20は、ステップS2の処理として、事前にユーザにより設定されている検知モードが、例えば都市ガスやプロパンガス、火山ガスのような自然現象により発生する各種有毒ガスを自動検知するモード、つまり人命にかかわるモード(救急モードと表記する。)であるか否かを判断する。そして、制御部20は、ステップS2にて救急モードでないと判断した場合には後述するステップS10の他モード処理へ進み、一方、救急モードであると判断した場合にはステップS3へ処理を進める。
ステップS3の処理に進むと、制御部20は、そのモードに対応した応答特性でガスセンサ37を動作させるために必要な情報をメモリ部25から取り出してガスセンサ制御部26へ送り、当該ガスセンサ制御部36を通じてガスセンサ37の応答特性を制御することで、上記ガスセンサ37の検知モードを、都市ガスやプロパンガス、有毒ガス等、人命にかかわるガス成分の検知を行うためのモード(つまり応答特性)に設定した後、そのモードにて周囲のガス成分の検知動作(センシング)を実行させる。
なお、当該センシングの際に、都市ガスやプロパンガス、その他の有毒ガスなどの複数種類のガス成分を全て検知できるように、制御部20は、上記ガスセンサ37の特性(検知モード)を一定時間内に順番に切り替えるようにしても良い。また、制御部20は、例えば、現在位置近辺にて例えばガス漏れが発生したと想定される場合において、その漏れ出したガスは都市ガスである可能性が高いか、若しくはプロパンガスである可能性が高いのかを、例えばガス会社から提供されたガス配給情報とGPSによる現在位置情報とに基づいて判定し、その判定結果に応じて上記ガスセンサ37の検知モードの設定を切り替えるようにしても良い。つまり、ガス会社から配給されているガスは、一般に、地域によって都市ガスのみとなされていたり、プロパンガスのみとなされていることが多く、その地域のガス配給情報とGPSの現在位置情報とから、当該地域で使用されているガスが都市ガスかプロパンガスであるかを判定できるため、その判定結果を元に、上記ガスセンサ37の検知モードを設定するようなことを行えば、より迅速且つ正確にガス漏れの検知を行うことができるようになる。同様に、地域によって火山ガスが発生し易い場所や、その他の有毒ガスが発生し易い場所を特定できる場合には、それら既に特定されている地域とGPSの現在位置情報とに基づいて、現在位置にて発生する可能性の高いガスを検知するための検知モードへ設定の切り替えを行うようにすれば、より迅速且つ正確にガス発生の検知を行うことができることになる。
次に、制御部20は、ステップS4へ処理を進め、上記ステップS3でのセンシングにより検知されたガス成分量が、その検知モードで予め決められた閾値以上であるか否か判断する。なお、ここでのガス成分量の閾値は、例えば、上記検知されたガス成分量が人命にかかわる量であるかどうかを表す値であり、メモリ部25から取り出される。そして、制御部20は、当該ステップS4での判断において、上記検知されたガス成分量が当該閾値未満であると判断した場合には、後述するステップS8へ処理を進め、一方、ガス成分量が閾値以上であると判断した場合には、ステップS5へ処理を進める。
ステップS5の処理に進むと、制御部20は、上記検知した成分量に応じて、例えば表示部23のディスプレイに警告画像を表示したり、スピーカから警告音を出力したり、バイブレータを警告用に振動させたり、LEDを警告用に発光させるなどの制御を行う。なお、上記警告画像は上記成分量に応じて異なる画像に変えられても良いし、上記警告音は上記成分量に応じて音量や音色、音出力パターンが変えられても良いし、上記警告用の振動は上記成分量に応じて振動強度や振動パターンが変えられても良いし、上記警告用の発光は上記成分量に応じて明るさや色、点滅パターンが変えられても良い。これにより、本実施形態の携帯電話端末1は、ユーザにガス漏れや有毒ガスの発生を報知する。
次に、制御部20は、ステップS6の処理として、ガス検知情報を予め登録した機関13等へ通報するための自動通報モードがユーザによりオン設定されているか否か判断する。そして、制御部20は、ステップS6にて自動通報モードがオン設定されていないと判断した場合には後述するステップS8へ処理を進め、一方、自動通報モードがオン設定されていると判断した場合にはステップS7へ処理を進める。
ステップS7の処理に進むと、制御部20は、予め登録されている消防署や警察署、ガス会社、地方自治体の役所等のような登録機関13へ、上記ガス検知情報と現在位置情報を自動的に通報する。これにより、登録機関13は、ガス漏れや有毒ガスの発生を知ることができ、それに対する対応を速やかに行うことが可能となる。なお、このステップS7では、近距離無線通信を使用して近隣の携帯電話端末2等へガス検知情報を自動的に通報しても良いし、予めユーザにより登録された別の携帯電話端末や固定電話、パーソナルコンピュータ等へガス検知情報を自動通報しても良い。
次に、制御部20は、ステップS8へ処理を進め、例えば、操作部24を介してユーザからガス検知動作の終了指示が入力されたか否か判断し、終了指示が入力された場合には、ステップS9にて通常の受信待ち受け状態へ当該携帯電話端末の状態を遷移させ、一方、終了指示が入力されていない場合にはステップS2へ処理を戻す。
また、ステップS2にて、救急モードでないと判断してステップS10の処理に進むと、制御部10は、図4のステップS21へ処理を移す。
図4のステップS21の処理に進むと、制御部20は、事前にユーザにより設定されている検知モードが何れのモードであるかを確認する。すなわちこの場合、制御部20は、前述した救急モード以外の検知モード、例えば、口臭や体臭に含まれる各種成分、タバコの臭い、調理臭などの臭気を検知する検知モード、塵や埃、花粉などの微粒子を検知する検知モードの何れであるかを確認する。
なお、前述した救急モード以外の検知モードの設定は、例えば、現在の時間情報やユーザのスケジュール帳のデータ、現在の季節などの情報に基づいて制御部20が自動的に切り替えたものであっても良い。すなわち例えば、制御部20は、ユーザのスケジュール帳のデータから、現在の時間帯が例えば飲み会の後であることが判る場合には、ガスセンサ37の検知モードをアルコール臭成分の検知を行うモードや調理臭の検知を行うモードに設定したり、また例えば、現在の時間帯が休息時間でありタバコを吸う可能性が高い場合には、ガスセンサ37の検知モードをタバコの臭いを検知するモードに設定したり、例えば、現在の季節が例えば春先で杉花粉等の飛散が多い季節であることが判る場合には、ガスセンサ37の検知モードを花粉などの微粒子を検知するモードに設定するようなことを行っても良い。このように、ユーザのスケジュールや時間帯、現在の季節に応じてガスセンサ37のモード設定を切り替えるようにすれば、より迅速且つ正確に臭気成分の検知を行うことができることになる。
次に、制御部20は、ステップS22へ処理を進め、ガスセンサ37にて検知するガス成分(臭気成分)の閾値を、ステップS21にて確認した検知モードに応じて決定した後、ステップS23にてガスセンサ27による検知動作(センシング)を実行させる。なお、ここでのガス成分量の閾値は、例えば、口臭や体臭、タバコの臭い、調理臭など各検知モードにて検知される臭気が強いか否か、或いは、塵や埃、花粉などの微粒子が多いか否かを表す値であり、メモリ部25から取り出される。
次に、制御部20は、ステップS24へ処理を進め、上記ステップS23でのセンシングにより検知されたガス成分量が、上記ステップS22にて決められた閾値以上であるか否か判断する。
そして、制御部20は、当該ステップS24での判断において、ガス成分量が上記閾値未満であると判断した場合には、ステップS26へ処理を進め、例えば表示部23のディスプレイ上に臭気がないことを表示する等の報知を行う。一方、ガス成分量が閾値以上であると判断した場合、制御部20は、ステップS25へ処理を進め、上記検知した成分量に応じて、例えば表示部23のディスプレイに警告画像を表示したり、スピーカから警告音を出力したり、バイブレータを予め決めた警告用の振動パターンで振動させたり、LEDを予め決めた警告用の色や点滅パターンで発光させるなどの制御を行う。これにより、本実施形態の携帯電話端末1は、ユーザに臭気が有るか否かを報知する。その他、本実施形態の携帯電話端末は、口臭を検知した場合、その口臭の臭気成分及び成分量を元に、ユーザの健康診断を自動で行い、その健康診断結果を例えばディスプレイに表示するようなことも可能である。
この図4に示した処理が終了した場合、制御部20は、図3のステップS8へ処理を進める。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザの周辺におけるガス漏れや有毒ガスの発生の情報を、誰もが持つようになった携帯電話端末を使って検知し、そのガス検知情報を各ユーザ自身に報知することだけでなく、携帯電話網の広大なネットワークを利用して消防署や警察署、ガス会社、地方自治体等の機関に自動的に通報したり、近隣の他の携帯電話端末ユーザへ近距離無線により通報可能となっている。したがって、本実施形態によれば、ガス漏れ事故や有毒ガスの発生等が起こった場合に、救急車などが出動するまでの時間を短縮できるようになり、また、ガス漏れや有毒ガスの発生等を周囲にいる個人個人に直接知らせることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザの周辺におけるガス漏れや有毒ガスの発生の情報を、誰もが持つようになった携帯電話端末を使って検知し、そのガス検知情報を各ユーザ自身に報知することだけでなく、携帯電話網の広大なネットワークを利用して消防署や警察署、ガス会社、地方自治体等の機関に自動的に通報したり、近隣の他の携帯電話端末ユーザへ近距離無線により通報可能となっている。したがって、本実施形態によれば、ガス漏れ事故や有毒ガスの発生等が起こった場合に、救急車などが出動するまでの時間を短縮できるようになり、また、ガス漏れや有毒ガスの発生等を周囲にいる個人個人に直接知らせることが可能となる。
また、本実施形態によれば、携帯電話端末にガスセンサが搭載されているため、家やビルといった建物内だけでなく、ガス検知装置が設置できないような所でのガス漏れや、火山ガス等のような自然現象により発生する有毒ガスをも検知でき、そして、既存の携帯電話網をそのまま利用できるため、特別なインフラを新たに構築することなく対応でき、ガス漏れや有毒ガスの発生を検知できる範囲を格段に広げることが可能となる。
また、本実施形態の携帯電話端末は、ガスセンサの検知モードを切り替え可能となされているため、普段は口臭チェッカーや体臭チェッカー、簡易アルコールチェッカー、タバコの臭いチェッカー、或いは、埃や塵センサ、花粉センサなどとして使用でき、従来のアルコール検知器のように一つの機能に特化してしまっていないため、生活により近い形で様々な利用が可能であり、さらには、臭い検知という新たな機能の搭載により、ユーザの遊び心をくすぐることも可能となる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
本実施形態では、ガスセンサが携帯電話端末本体に搭載された例を挙げたが、例えば携帯電話端末を鞄に入れたりポケットに入れている場合には、ガスを即座に検知できないことも考えられる。このような場合に対応できるようにするために、例えば音楽プレーヤ機能を備えた携帯電話端末に付属したイヤホンのコントローラ部にガスセンサを設けておき、このイヤホンが使用されている時には上記コントローラ部のガスセンサによりガス検知を行うようにしても良い。
その他、本発明の携帯情報端末は、携帯電話端末に限定されず、通信機能を備えたPDA(Personal Digital(Data) Assistants)等の各種の携帯情報端末にも適用可能である。
1,2 携帯電話端末、10 GPS衛星、11 基地局、12 ネットワーク、13 登録機関、20 制御部、21 通信回路、22 通信用のアンテナ、23 表示部、24 操作部、25 メモリ部、30 スピーカ、31 マイクロホン、32 音声処理部、33 画像処理部、34 GPS部、35 GPS用のアンテナ、36 ガスセンサ制御部、37 ガスセンサ、38 近距離無線通信部、39 近距離無線通信用のアンテナ
Claims (5)
- 所定の通信網に接続するための通信部と、
利用者が認識可能な報知を行う報知部と、
現在位置を取得する位置取得部と、
切り替え設定が可能な複数のガス検知機能を備えたガス検知部と、
上記ガス検知部により検知したガス成分量が閾値を超えた時に、その旨を上記報知部を通じて利用者に報知すると共に、所定のガス検知情報と上記位置取得部にて取得した現在位置情報とを、予め登録した宛先へ上記通信部を通じて自動通報する制御部と、
を有することを特徴とする携帯通信端末。 - 請求項1記載の携帯通信端末であって、
上記制御部は、上記ガス検知部が所定のガス検知機能に設定されている時にのみ、上記ガス検知情報と現在位置情報を上記予め登録した宛先へ自動通報する処理を実行することを特徴とする携帯通信端末。 - 請求項1又は請求項2記載の携帯通信端末であって、
近距離無線通信を行うための近距離無線通信部を備え、
上記制御部は、上記ガス検知部により検知したガス成分量が閾値を超えた時、そのガス検知情報を上記近距離無線通信部を通じて近隣の他端末へ通報することを特徴とする携帯通信端末。 - 請求項1項記載の携帯通信端末であって、
利用者が操作指示を入力するための操作部を有し、
上記制御部は、上記操作部を通じた利用者からの設定操作指示入力に応じて、上記ガス検知部のガス検知機能を切り替え設定することを特徴とする携帯通信端末。 - 請求項1記載の携帯通信端末であって、
上記制御部は、上記ガス検知部が検知したガス成分量に応じて上記報知部の報知状態を制御することを特徴とする携帯通信端末。
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