JP2007143242A - 分電盤 - Google Patents

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俊一 北井
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Abstract

【課題】夜間停電時又はブレーカトリップ時等に、分電盤位置及びトリップしたブレーカ位置の特定が容易な分電盤を提供する。
【解決手段】負荷17に過大電流が流れた場合、電流検出・遮断部11の検出部において許容電流以上の電流を検出すると、下流側への電力供給をシャットする。これにより負荷17には電流が流れず、またトリップ表示回路10にも電力供給されない。このため緑色LED15aは消灯状態となる。一方、トランジスタTRのベース電圧がマイナス(−)側となるため、P6、P7間にはコンデンサC3、C4から放電(ディスチャージ)される電流が流れる。これにより赤色LED15bは点灯状態となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、分電盤に関し、特に、停電時等にブレーカ位置の特定が容易な分電盤に関する。
従来、分電盤は、単相3線式電路に接続された主ブレーカ(電力会社によってはリミッタを設置する場合もある)と複数の子ブレーカとを、各ブレーカの操作ハンドル用開口部を設けたカバーで覆われた筐体に収納した構成を備え、ブレーカトリップ時には該当するブレーカの操作ハンドルを操作して復旧するように構成されている。しかし、夜間等のトリップの場合、分電盤周囲が暗くてトリップしたブレーカの特定が困難となるという問題がある。このような問題を解消するため、分電盤内部に非常用電源としてバッテリーを設けて分電盤を照明する技術が公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、分電盤内部に非常用電源回路を設けることは分電盤のコンパクト化の要請に反するという問題がある。このため、既存の分電盤構造を変えることなくトリップ時に支障を来たさない分電盤が求められていた。
特開平7−31013号公報
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、特に夜間停電時又はブレーカトリップ時等に分電盤位置及びトリップしたブレーカ位置の特定が容易な分電盤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る分電盤は、主ブレーカと子ブレーカとを備えた分電盤であって、主ブレーカ又は子ブレーカの少なくとも一方のブレーカ本体又はブレーカ近傍にブレーカ位置表示用光源と、トリップ時にブレーカ位置表示用光源を点灯させる点灯手段と、を備えて成ることを特徴とする(請求項1)。
請求項2の発明は、上記において、前記光源を、ブレーカ操作ハンドル内部に備えて成ることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記において、前記光源を、分電盤前面、かつ、カバー閉蓋時に目視可能な位置に備えて成ることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記において、前記光源を、主ブレーカについては分電盤前面、かつ、カバー閉蓋時に目視可能な位置に、子ブレーカについてはブレーカ操作ハンドル内部に、それぞれ備えて成ることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記において、前記点灯手段は、ブレーカ通電時とトリップ時とで異なる色で点灯させる手段を、さらに備えて成ることを特徴とする
請求項6の発明は、上記において、前記点灯手段は、通電時に充電されたコンデンサを電力供給源とするものであることを特徴とする。
請求項7の発明は、上記において、前記光源が、多色発光LEDランプであることを特徴とする。
請求項8の発明は、上記において、前記光源を内蔵したブレーカ操作ハンドルの先端部前面を、点灯時の透過光により許容アンペア表示を判別可能とする部材で構成したことを特徴とする。
請求項9の発明は、上記において、前記ブレーカ操作ハンドルの先端部上面又は下面の少なくとも一面側に、光源用窓孔を設けて成ることを特徴とする。
本発明によれば、夜間停電時又はトリップ時等にLED点灯により分電盤位置及びトリップしたブレーカ箇所の特定を容易とすることができる。
また、通電中はLEDを点灯させず、ブレーカ遮断時のみ点灯させる発明によれば、省エネの観点から効果的である。
また、通電中とトリップ時のLED色を変化させる発明によれば、トリップしたブレーカの特定が容易となるという効果的がある。
また、本体パネル前面の主ブレーカ又は子ブレーカ近傍に光源を設けた発明によれば、既存のブレーカを改造することなく分電盤回路のみの改造で対応できる。従って、例えば主ブレーカが電力会社の資産である場合であっても、対応容易となる。
以下、本発明に係る分電盤の実施形態について、図1乃至6を参照してさらに詳細に説明する。重複を避けるため、各図において同一構成には同一符号を用いて示している。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態に係る分電盤1のカバーを外した状態における全体構成を示す図である。図2は、子ブレーカ2のLED表示部の回路構成を示す図である。図3は、子ブレーカ2の操作ハンドル20先端部の断面構成を示す図である。図4は、子ブレーカ2通電時における電流経路を示す図である。図5は、子ブレーカ2のトリップ時における電流経路を示す図である。
図1を参照して、分電盤1は本体1a内部に単相3線式配線路の電圧線L0、L1及び中性線N0に接続される主ブレーカ4、漏電遮断器5と、中性線N1と電圧線L0又はL1に接続される6個の100V用子ブレーカ2と、電圧線L0、L1に接続される2個の200V用子ブレーカ3を備えている。各子ブレーカ2、3には、トリップ時に下方向に回動するハンドル部20を備えている。通常、本体1aは本体カバー(図示せず)に覆われ、操作ハンドルのみ露出するように構成されているが、ここではカバーを開けた状態を示している。
図2を参照して、子ブレーカ2は電流検出・遮断部11と、その下流側に接続される負荷回路12とトリップ表示回路10により構成されている。電流検出・遮断部11は電圧線L1・中性線N1に接続され、いずれも不図示の接点、許容電流以上の電流を検出したときに接点を遮断する検出回路及び遮断回路を主要構成としている。負荷回路12の端末側には負荷17が接続されている。
トリップ表示回路10は、サージ吸収素子SA、電流降下回路14、整流回路13、LED点灯回路16、充電回路18により構成されている。電流降下回路14は、コンデンサC1と抵抗R1により構成されている。整流回路部13は、交流を直流に整流する全波整流回路13a・ツェナーダイオードD1・コンデンサC2により構成されている。LED点灯回路16は、通電時とトリップ時で異なる色で表示するようにPNP型トランジスタTRと、光源としての二色(多色)発光ダイオード(LED)15及びこれらを接続する回路を主要構成とする。LED15は、内部に緑色LED15a及び赤色LED15bを有している。充電回路18は後述するようにトリップ時にLEDに電源供給するためのものであり、コンデンサC3、C4及びクリップ用ツェナーダイオードD3、D4により二組の充電回路が構成されている。
図3を参照して、操作ハンドル20は、本体21の先端部に開口部25と中空部26とを有し、中空部26に二色発光LED15を内蔵している。LED15は保護管24に接続されている。保護管24は支持体23によって本体21に固定されており、内部には電源供給用のリード線(図示せず)が内挿されている。開口部25には、許容アンペア数を表示した半透明プラスチック表示板22が嵌め込まれている。
分電盤1は以上のように構成されており、次に図4、5をも参照して本実施形態における通電時及びブレーカトリップ時の挙動について説明する。
図4を参照して、通電時は太線に示すように負荷回路12側には電圧線L2、中性線N2を介して負荷17に電力が供給される。また、トリップ表示回路10側にはP3、P4間に電流が流れ、緑色LED15aは点灯状態となる。一方、トランジスタTRのベース電圧がプラス(+)側であるためP6、P7間には電流が流れず、赤色LED15bは消灯状態となる。また、コンデンサC3、C4に電荷がチャージされるまでの間、P8、P9間に電流が流れることになる。
次に、図5を参照して、例えば負荷17に過大電流が流れた場合、電流検出・遮断部11の検出部において許容電流以上の電流を検出すると、接点が開放されて下流側への電力供給をシャットする。これにより負荷回路12側及びトリップ表示回路10側には電力供給されないことになる。このため緑色LED15aは消灯状態となる。一方、トランジスタTRのベース電圧がマイナス(−)側となるため、これをトリガーとしてコンデンサC3、C4からの放電(ディスチャージ)によりP6、P7間に電流が流れる。これにより赤色LED15bは点灯状態となる。点灯状態の時間はコンデンサ容量により定まる。
このように、子ブレーカ2がトリップ状態のときは、操作ハンドル20に内蔵された赤色LED15bが点灯して赤色光が半透明表示板22を透過するため、複数の子ブレーカのうちトリップしたブレーカの特定が容易にできることになる。
なお、この場合、予備ブレーカについては常時消灯状態であるので、緑又は赤色点灯の稼動ブレーカとの識別は容易である。
なお、本実施形態では二色発光LEDを用いる形態としたが、これに限らず単色LEDを用いてトリップ時のみ点灯させる形態とすることもできる。この場合、通電状態のブレーカ及び予備ブレーカについては消灯状態、トリップブレーカは点灯状態となる。
さらに、本実施形態では子ブレーカにLEDを搭載する形態としたが、これに限らず主ブレーカにも搭載する形態としてもよい。
さらに、本実施形態では充電回路18を二組設ける形態としたが、これに限らずトリップ時の必要点灯時間に応じてコンデンサ容量、組数を選択することができる。
(第二の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係る子ブレーカの操作ハンドル30の先端部を示す図である。同図を参照して、操作ハンドル30が第一の実施形態に係る操作ハンドル20と異なる点は、開口部を前面に設けるのではなく先端上下面に設けた点である。すなわち、操作ハンドル30本体の31先端部上下面に開口部32a、32bを備えている。その他の構成については第一の実施形態と同一であるので説明を省略する。このように開口部を設けることにより、LED15点灯時にトリップした子ブレーカの周囲が明るく表示され、該当ブレーカの特定が容易となる。
(第三の実施形態)
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。図7は、本実施形態に係る分電盤40を示す図である。同図では、カバー40aを本体に被せた状態を示している。分電盤40が第一の実施形態に係る分電盤1と異なる点は、主ブレーカ41の操作ハンドル43はLEDランプを内蔵しておらず、これに替えて主ブレーカ41の下方に表示灯42を備えている点である。なお、カバー40aには、閉蓋時に表示灯42を目視可能とするように開孔部が設けられている。主ブレーカ41のトリップ表示回路の構成は、第一の実施形態における子ブレーカの構成と同様であるので、図示及び説明を省略する。かかる構成により、主ブレーカ41トリップ時に表示灯42の色が緑→赤に変わる。これにより主ブレーカ41がトリップしたことを識別することができる。
(第四の実施形態)
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係る分電盤50を示す図である。同図において、主ブレーカ51の直下に表示灯52を備えている点については第三の実施形態と同一である。カバー50aの各表示灯位置に、各表示灯用開孔部が設けられている点についても同様である。分電盤50が分電盤40と異なる点は、子ブレーカ54、58についてもその下方に表示灯56、58を備えている点である。トリップ表示回路の構成については上述の各実施形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。このような構成を備えたことにより、例えばブレーカ58のトリップ時に表示灯57の色が緑→赤に変わる。これによりトリップしたブレーカ58の位置特定が容易になる。
本発明は、用途を問わず主ブレーカ、子ブレーカを備えた分電盤に広く適用可能である。
第一の実施形態に係る分電盤1の開蓋時における全体構成を示す図である。 子ブレーカ2のLED表示部の回路構成を示す図である。 子ブレーカ2の操作ハンドル20先端部の断面構成を示す図である。 子ブレーカ2通電時における電流経路を示す図である。 子ブレーカ2のトリップ時における電流経路を示す図である。 第二の実施形態に係る子ブレーカの操作ハンドル30の先端部を示す図である。 第三の実施形態に係る分電盤40の閉蓋時における全体構成を示す図である。 第四の実施形態に係る分電盤50の閉蓋時における全体構成を示す図である。
符号の説明
1、40、50・・・・・分電盤
2、3、44,54,55・・・・・・子ブレーカ
4、41、51・・・・・主ブレーカ
5・・・・・漏電遮断器
6,45,59・・・・漏電ブレーカ
10・・・・トリップ表示回路
11・・・・電流検出・遮断部
12・・・・負荷回路
13・・・・整流回路
13a・・・全波整流回路
15・・・・二色発光LED
15a・・・緑色LED
15b・・・赤色LED
17・・・・負荷
18・・・・充電回路
20、30、43・・・・操作ハンドル
22・・・・半透明表示板
42,52,56,57・・・・表示灯

Claims (9)

  1. 主ブレーカと子ブレーカとを備えた分電盤であって、
    主ブレーカ又は子ブレーカの少なくとも一方のブレーカ本体又はブレーカ近傍にブレーカ位置表示用光源と、
    トリップ時にブレーカ位置表示用光源を点灯させる点灯手段と、
    を備えて成ることを特徴とする分電盤。
  2. 前記光源を、ブレーカ操作ハンドル内部に備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の分電盤。
  3. 前記光源を、分電盤前面、かつ、カバー閉蓋時に目視可能な位置に備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の分電盤。
  4. 前記光源を、主ブレーカについては分電盤前面、かつ、カバー閉蓋時に目視可能な位置に、子ブレーカについてはブレーカ操作ハンドル内部に、それぞれ備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の分電盤。
  5. 前記点灯手段は、ブレーカ通電時とトリップ時とで異なる色で点灯させる手段を、さらに備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4に記載の分電盤。
  6. 前記点灯手段は、通電時に充電されたコンデンサを電力供給源とするものであることを特徴とする請求項1乃至5に記載の分電盤。
  7. 前記光源が、多色発光LEDランプであることを特徴とする請求項1乃至6に記載の分電盤。
  8. 前記光源を内蔵したブレーカ操作ハンドルの先端部前面を、点灯時の透過光により許容アンペア表示を判別可能とする部材で構成したことを特徴とする請求項1乃至7に記載の分電盤。
  9. 前記ブレーカ操作ハンドルの先端部上面又は下面の少なくとも一面側に、光源用窓孔を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至8に記載の分電盤。


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