JP2007144330A - 破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリンダの小型化を図れ、作業効率の良好な破砕装置を提供する。
【解決手段】 前シリンダ室1aの、前ピストン5aの後方部に第一管路14を介して油圧源に連通する作動油の前出入口6を設け、後シリンダ室1bの後ピストン5bの前方部に、第二管路19を介して前記油圧源に連通する、作動油の後第一出入口7を、後方部に、前記第一管路14の分岐路20に連通する後第二出入口8をそれぞれ設ける。前記前ピストン5aを開閉自在に互いに枢着した一対の刃体2a,2bで成る破砕刃2の開閉用の駆動ピン10に連けいする。また、前記第一管路14の、前記分岐路20より前記油圧源側の中間部には前記作動油の流れが前記シリンダ方向の場合に開放する弁装置15を設け、この弁装置より高圧で作動して前記シリンダ方向への作動油の流れを許与する他の弁装置22を前記分岐路上に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート体の解体等に際して適用する破砕装置に関するものである。
互いに回動自在に枢着した一対の刃体を開閉させて柱や梁などのコンクリート体を破砕し、前記刃体の動力源として油圧シリンダを用いた破砕機は知られているところである(例えば、特許文献1)。
特開平9−203222号公報
刃体によってコンクリート、アスファルト或いは木材等を破砕するには、コンクリート等に高圧を負荷しなければならず、そのため、前記従来構造のものは、油圧シリンダを大形(径)にし、かつ該油圧シリンダに対応した油圧ポンプを必要とし、必要な破砕力のあるものとするには全体として大形にせざるを得なかった。
本発明は、例えば、従来例の斯様な欠点に着目し、シリンダの小形化を図れ、しかも、操作上好適な破砕装置を提供すべく創案したものである。
前後のシリンダ室を備えたシリンダ内に、前記シリンダ室間の隔壁を通じたピストン杆を収設し、該ピストン杆の先端に前記前シリンダ室側の前ピストンを、後端に前記後シリンダ室側の後ピストンをそれぞれ設け、前記前シリンダ室の前記前ピストンの後方部に第一管路を介して油圧源に連通する作動油の前出入口を設け、前記後シリンダ室の前記後ピストンの前方部に、第二管路を介して前記油圧源に連通する、作動油の後第一出入口を、後方部に、前記第一管路の分岐路に連通する後第二出入口をそれぞれ設け、さらに、前記前ピストンに突設して前記シリンダより導出した作動杆の先端を開閉自在に互いに枢着した一対の刃体で成る破砕刃の開閉用の駆動ピンに接続すると共に、前記第一管路の、前記分岐路より前記油圧源側の中間部には前記作動油の流れが前記シリンダ方向の場合に開放する弁装置を設け、この弁装置より高圧で作動して前記シリンダ方向への作動油の流れを許与する他の弁装置を前記分岐路上に設けた、構成とするのである。
本発明によれば、前シリンダ室側にのみ第一管路を通じて作動油を流入させるものであるから、当該シリンダ室に油圧源からの作動油の全流量を集中させ、ピストン速度すなわち破砕刃による被破砕物の挟持するまでの速度を高速度とすることができ、また、負荷すなわち被破砕物の硬さを検出したときは、分岐路側の弁装置がこれを検出して自動的に開放され、シリンダの後室に流れ込み、前後のピストンの荷重を破砕刃の被破砕物に対する破砕方向に負荷させることができるから高推力を得られ、作業効率の良好な破砕装置を提供できる。
図面は本発明に係る破砕装置の一実施例を示し、図1は説明図、図2は破砕刃閉塞時の作動油の流れを示す説明図、図3は破砕刃による破砕時の作動油の流れを示す説明図、図4は破砕刃開放時の作動油の流れを示す説明図である。
図中、1は固定刃体2aと可動刃体2bとで成る破砕刃2の開閉用のシリンダで、シリンダ1は、隔壁3を介して前後に並設した前シリンダ室1aと後シリンダ室1bを備え、その軸線上に前記隔壁3を通じたピストン杆5cを収設し、該ピストン杆5cの先(前)端に前記前シリンダ室1a内を移動する前ピストン5aを、後端に前記後シリンダ室1b内を移動する後ピストン5bをそれぞれ設けてピストン5と成し、前シリンダ室1aの、前記前ピストン5aの後方部には作動油の前出入口6を設け、後シリンダ室1bの、前記後ピストン5b前方部には作動油の後第一出入口7を、また、後方部には後第二出入口8をそれぞれ設けて外部と連通させ、前シリンダ室1aは前出入口6を通じて、後シリンダ室1bは後第一出入口7又は後第二出入口8を通じて作動油が出入するようにしてある。
前記ピストン5には、前ピストン5aの前面においてピストン杆5cの軸線の延長上にして作動杆9を突設してシリンダ1外部に導出し、その先端を駆動ピン10によって前記可動刃体2bに回動自在に接続してある。
可動刃体2bは、前記の通り、固定刃体2aと一組になって破砕刃2を構成するもので、基端側の一端を前記駆動ピン10によって前記作動杆9に接続する一方、該作動杆9の近傍の他の一端を支軸11によって破砕機のアーム(図示省略)に固着した固定刃体2aに回動自在に支持させ、前記ピストン杆5cすなわち作動杆9の前進によって破砕刃2は閉塞し、支軸11を中心に回動して被破砕物aを破砕し、後退によって破砕刃2は開放されて、次段の破砕操作まで待機するようにしてある。
シリンダ1の前シリンダ室1a側の前出入口6は、油タンク12に連通する方向制御弁13に第一管路14を通じて連通させ、第一管路14上には第一制御弁15を配置してある。
なお、第一制御弁15は、実施例の場合はカウンターバランス弁(シーケンス弁でも良い)を用いているが、単なるチェック弁(油タンク12側から前出入口6方向の、作動油の流れとする)でも不都合はない。
前記方向制御弁13は、第一、第二の導通路16,17を通じて前記油タンク12と連通し、第一導通路16上には油圧ポンプ18を装置して、油タンク12からの作動油を方向制御弁13を通じて前記第一管路14又は第二管路19に圧送するようにしてある。
また、第一制御弁15と前記前出入口6間の第一管路14部には、第一、第二の分岐路20,21を第一制御弁15側から順次並べて設けて第一管路14の当該油路を分岐し、第一分岐路20は、その中間部に装置した第二制御弁22を介して前記後シリンダ室1bに設けた後第二出入口8に接続し、また、第二分岐路21はその中間部に第一パイロットチェック弁23を備え、与圧タンク24に連通してある。
第一パイロットチェック弁23は、前記第二管路19から第一パイロット管路23´を通じて与えられるパイロット圧によって開放され、第一管路14側からの作動油を第二分岐路21を通じて前記与圧タンク24に流入させるものである。
第一パイロットチェック弁23の信号圧力取出源側である前記第二管路19と第一分岐路20は、連通路26を介して互いに連通し、該連通路26上には、チェック弁27と第二パイロットチェック弁28を直列に並べて配し、チェック弁27は前記第二管路19側からの作動油の流れを開放し、第二パイロットチェック弁28は、前記第一管路14側から第二パイロット管路28´を通じて与えられるパイロット圧によって開放し、第二管路19側からチェック弁27を通じての作動油を、第一分岐路20を通じて後第二出入口8からシリンダ1の後シリンダ室1bに流入させるようにしてある。
また、前記第二分岐路21は、前記第一パイロットチェック弁23より下流側において前記第一分岐路20の、前記第二制御弁22の圧力制御時下の下流側部と中継路30を介して連通し、中継路30上には、第三制御弁31と第二チェック弁32を前記与圧タンク24側から直列にして順次並設し、第二チェック弁32はシリンダー1側からの作動油の流れを閉止する。
なお、第三制御弁31と前記第二制御弁22は、実施例ではカウンターバランス弁(シーケンス弁)を用いており、第三制御弁31は、前記第一管路14からの油圧を検出路31´を通じて検出して設定した油圧量によって開放して与圧タンク24側の作動油をシリンダ1方向に流下させ、また、第二制御弁22は前記第一管路14側からの油圧を検出路22´を通じて検出して設定した油圧量によって開放して第一管路14側の作動油をシリンダ1側に流下させるようにしてある。
しかして、破砕機のアームを作動させて破砕刃2を開放した状態で被破砕物a位置に配して油圧ポンプ18を作動させると、油タンク12内の作動油は、第一制御弁15のフリーフロー側を経て前出入口6より前シリンダ室1aに流入され、このとき、油圧ポンプ18で発生した油圧によって作動油の全量分が前シリンダ室1aに注入されることになる(図2)から、前ピストン5aはそれを受け、ピストン5は高速で前進し、これに伴って作動杆9は前進し、駆動ピン10は可動刃体2bを支軸11を中心として急速に回動させ、可動刃2bは固定刃2aとで被破砕物aを挟持することになる。
他方、油圧ポンプ18で生じた油圧を検出路31´を通じて設定値(例えば、14Mp)として検出した中継路30上の第三制御弁31は作動(開放)し、与圧タンク24からの作動油は該弁31および第二チェック弁32を通じてシリンダ1の後第二出入口8を通して後室1bに流入する一方、第一管路14上の油圧をパイロット管路28´を通じてパイロット圧を受けた第二パイロットチェック弁28は開放され、油タンク12の作動油は第二導通路17および方向制御弁13を経て、第二管路19および分岐路26上のチェック弁27並びに第二パイロットチェック弁28を通じて第一分岐路20に流入して前記与圧タンク24側の作動油に合流するようにしてシリンダ1の後シリンダ室1bに流入する(図2)。
また、シリンダ1の後室1bの後第一出入口7側の作動油は、後ピストン5bの前進に伴って後第一出入口7を通じて流出し、油タンク12側の作動油と合流してチェック弁27および第二パイロットチェック弁28を通じて与圧タンク24側の作動油と同様に、後シリンダ室1bに再度後出入口8を通じて流入する(図2)。
シリンダ室1の後シリンダ室1bは、これらの、後第二出入口8側への流入油によって負圧を防止され、所謂キャビティションが生じることなく、ピストン5の前記高速の動きを円滑にする。
なお、このピストンの高速動作時にあって、第二制御弁22は、検出路22´を通じて第一管路14側の油圧を設定値(例えば、18Mp)以下と検出するため、油路を閉止状態にする。
そして、破砕刃2による被破砕物aの破砕(挟持)操作を継続すると、被破砕物aの硬さ(抵抗)を受けて、破砕操作(破砕刃2の開閉操作)すなわちピストン5のシリンダー1に沿う前進操作は規制され、前シリンダ室1a内の油圧は上昇し、これに伴って第一管路14の油圧は上昇し、従って、同時に検出路22´上の油圧も上昇し、その油圧が設定値に達すると、検出路22´を通じて当該設定値以上の油圧を検出した第二制御弁22は開放され、その設定値以上(被破砕物aの前記抵抗の上昇に伴う)の油圧による作動油が、前記の前シリンダ室1aに流入すると同時に、第一分岐路20を通じて後シリンダ室1bに注入される(図3)。
一方において前シリンダ室1aに、また、他方において後第二出入口8を通じて後シリンダ室1bに流入する作動油は増幅されてピストン5a,5bを加圧し、ピストン5は倍力となって被破砕物aに現われてこれを破砕する。
なお、第二制御弁22を通じた高圧の作動油は、チェック弁27の存在によって第二管路19への流入が規制され、また、その高圧は与圧タンク24側からの作動油の流れも規制する。
また、後シリンダ室1bの後第一出入口7側の作動油は、第二管路19を通じて油タンク12に戻され(図3)、チェック弁27に対して前記の高圧が作用しているので、油タンク12への流れは、分岐路26上に流入することはない。
そして、破砕操作後、ピストン5を原位置方向(破砕刃を開放する方向)へと移動させるのであるが、この移動操作は、油タンク12からの作動油を油圧ポンプ18および方向制御弁13を通じて第二管路19を経て後第一出入口7を通じてシリンダ1の後室1bに流入させることによって行われる。
後第一出入口7を通じて後シリンダ室1bに流れ込む、油圧ポンプの油圧による作動油は、パイロット管路23´を通して第一パイロットチェック弁23にパイロット圧を与えてこれを開放し、この結果、後シリンダ室1bから後第二出入口8を通じてシリンダ1外に流出する作動油は、第二制御弁22のフリーフローを経て第一管路14に流れ込み、該管路14中の一方は第一制御弁15によってその流れは規制され、他方側は前シリンダ室1aの出入口6を通じて流出する作動油と合流して開放中の第一パイロットチェック弁23を経て与圧タンク24に流入、蓄積される(図4)。
なお、与圧タンク24側からの作動油の流れは、検出路31´を通じたパイロット圧が第三制御弁31に負荷されないため、該弁31は閉止状態を保ち規制され、これと同様に第二パイロット管路28´を通したパイロット圧は第二パイロットチェック弁28に負荷されないため、該チェック弁28は閉止状態にあり、前記第二管路19を経て前出入口7を通じて後シリンダ室1bに流れる油圧が分岐して連通路26を経て第一分岐路20側つまり後シリンダ室1bの後第二出入口8側に流れ込むことはない。
実施例の破砕機は以上のように作動油の流れの繰り返しによって破砕刃2を開閉し、被破砕物aの破砕操作を行うのである。
なお、第一制御弁(カウンターバランス弁)15を用いたのは、前記破砕操作後において前出入口6や後第二出入口8を通じてシリンダ1より流入する作動油によって与圧タンク24の内圧が設定値以上に過上昇したとき、該第一圧力制御弁15が検出路15´を通じてその過上昇を検出して開放し、当該作動油(油圧)を方向制御弁13を通じて油タンクに戻させる、所謂リリーフ機能をさせるためである。
説明図。 破砕刃閉塞時の作動油の流れを示す説明図。 破砕刃による破砕時の作動油の流れを示す説明図。 破砕刃開放時の作動油の流れを示す説明図。
符号の説明
1 シリンダ
1a 前シリンダ室
1b 後シリンダ室
2 破砕刃
5a 前ピストン
5b 後ピストン
6 出入口
7 前出入口
8 後出入口
10 駆動ピン
14 第一管路
15 第一制御弁
20 分岐路
22 第二制御弁

Claims (1)

  1. 前後のシリンダ室を備えたシリンダ内に、前記シリンダ室間の隔壁を通じたピストン杆を収設し、該ピストン杆の先端に前記前シリンダ室側の前ピストンを、後端に前記後シリンダ室側の後ピストンをそれぞれ設け、前記前シリンダ室の前記前ピストンの後方部に第一管路を介して油圧源に連通する作動油の前出入口を設け、前記後シリンダ室の前記後ピストンの前方部に、第二管路を介して前記油圧源に連通する、作動油の後第一出入口を、後方部に、前記第一管路の分岐路に連通する後第二出入口をそれぞれ設け、さらに、前記前ピストンに突設して前記シリンダより導出した作動杆の先端を、開閉自在に互いに枢着した一対の刃体で成る破砕刃の開閉用の駆動ピンに接続すると共に、前記第一管路の、前記分岐路より前記油圧源側の中間部には、前記作動油の流れが前記シリンダ方向の場合に開放する弁装置を設け、この弁装置より高圧で、しかも、破砕時の負荷による油圧上昇を検出して前記シリンダ方向への作動油の流れを許与する他の弁装置を前記分岐路上に設けた、破砕装置。
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