JP2007181542A - 調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ムラなく安定したもちを短時間でつくることができる調理器を提供する。
【解決手段】もち米や水などの材料(図示せず)を収納すると共に調理室4に装着される調理ケース2と、調理ケース2に回転自在に取着された羽根1と、羽根1を回転駆動する駆動手段3と、材料を加熱する加熱手段5とを備え、材料を炊く炊飯工程と、炊飯工程に続いて行われると共に材料を羽根でつくつき工程を有し、炊飯工程初期の温度上昇中に羽根1を回転させるようにしたもので、炊飯工程とそれに続くつき工程を通じて、複雑な構成を有することなくもちを短時間につきあげることができるとともに、炊飯工程初期に、調理ケース2内のもち米などの材料が、下側と上側とが入れ替わるように攪拌されながら温度上昇していくので、短時間で、しかも適度にムラなく吸水、加熱することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理器に関するもので、特に、もち米と水を入れるだけで自動的にもちをつくることができる調理器に関するものである。
従来の一般的なもちをつく調理器として、十分に吸水させたもち米を一旦蒸してから羽根で練り上げるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6を用いて、上記特許文献1に開示された調理器について、説明する。
図6において、本体15は、モータ3と、蒸気を発生させるボイラー12と、ボイラー12を加熱する加熱手段5と、ボイラー12の温度を検知する温度検知手段9と、本体15の運転を操作する入力手段7と、調理室4と、調理室4に着脱自在に装着され、底部に蒸気を通すための小さな穴が数個空いている調理ケース2と、調理ケース2の底部に着脱自在に設けられると共に、モータ3により回転駆動される羽根1と、調理ケース2の上部開口を覆う蓋10を備えている。
以上のように構成された従来の調理器の動作は、以下の通りである。
まず、ボイラー12に、もち米の量に応じた水を入れ、本体15に設けた調理ケース2に、十分に吸水・水切りさせたもち米(図示せず)を入れる。前記加熱手段5に通電させ発生した蒸気によりもち米を蒸し、次に蒸しあがったら、モータ3により羽根1を回して蒸しあがったもち米の粒を潰してもちをつきあげる。
しかしながら上記従来の調理器では、まずもち米と水を底に穴の空いていない容器(図示せず)に入れて4時間以上放置してもち米を十分に吸水させた後に、ザルなどで水切りしたもち米を使わなければならず、下準備に手間がかかり面倒であった。
そこで、もち米と水を入れるだけで自動的にもちをつくることができる調理器もあり、それはもち米を炊飯後に自動的につきあげるという方法がとられている(例えば、特許文献2参照)。
図7を用いて、上記特許文献2に開示された従来の調理器について説明する。
図7は、従来の調理器の構成を示すもので、1は、羽根、2は、もち米や水などの材料を入れると共に前記羽根1が取り付けられた調理ケース2、3は、前記羽根1を回転させ攪拌・ねりを行う駆動手段、4は、もちを調理する調理室、5は、予熱・炊飯の熱源となる加熱手段、9は、調理室4の温度を検知する温度検知手段、6は、前記駆動手段3、前記加熱手段5、前記温度検知手段9を制御する制御手段、7は、制御方法を選択する入力手段、8は、制御方法を表示する表示手段、11は、前記調理室4を冷却するファンである。図8に、上記従来の調理器の工程図の一例を示す。
上記従来の調理器は、洗ったもち米と適量の水を一緒に前記調理ケース2に入れる炊飯方式とし、予熱、攪拌、炊飯、冷却、ねりの各工程を順に実行してもちをつくろうとするものである。
まず予熱工程では、前記加熱手段5に通電して温度検知手段9が100℃前後になるまで加熱を行い、同時に、前記ファン11に通電して、もち米に十分吸水させる。次の攪拌工程で、もち米の位置によるムラをなくすためにゆるやかに羽根1を回転させ、さらに炊飯工程で、加熱手段5、羽根1、ファン11に通電してむらなく加熱する。さらに冷却工程では、ファン11だけに通電し、余分な熱や水分を逃し、その後、ねり工程で、駆動手段3に通電して、羽根1を攪拌させ、もちをつきあげるものである。
特開2000−41849号公報 特許第2610504号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示されたような、もち米と水を入れるだけで自動的にもちをつくる従来の調理器では、予熱、攪拌、炊飯、冷却、ねりの各工程が必要であるため調理時間がかかり、さらに冷却用のファン11などを設けるため複雑な構成が必要であった。また、もち米を吸水させる温度上昇中には、攪拌を行わないため、もち米量が多い場合や室温が低い場合、或いは、電圧が低い場合など加熱上昇速度が遅い場合などに、予熱工程中にもち米が過剰に吸水しすぎたり、調理ケース2の上部と下部で、もち米の吸水状態や加熱状態にむらが生じたりするという課題があった。
さらに、炊飯工程において、一定時間一定温度で温度保持を行うため、室温が低い場合や電圧が低い場合、また、もち米や水などの材料が多い場合には、もち米が加熱不足のままつき工程に進むために、もち米の粒が残るもちになり、一方、室温が高い場合や電圧が高い場合また材料が少ない場合には、過熱状態になり調理ケース2に接触している部分は焦げついたり表面が乾燥したり、つき工程後も、硬いもちになるなど、室温変動や電圧変動によりもちのできあがりに差が生じるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、単純な構成で、室温変動、電圧変動、またもち米量や水量などの材料量のばらつきにもかかわらず、もち米が適度に吸水・加熱して、ムラのない安定したもちをつくることができる調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の調理器は、調理室と、もち米や水などの材料を収納すると共に前記調理室に装着される調理ケースと、前記調理室を開閉する蓋と、前記調理ケースに回転自在に取着された羽根と、前記羽根を回転駆動する駆動手段と、前記材料を加熱する加熱手段とを備え、前記材料を炊く炊飯工程と、前記炊飯工程に続いて行われると共に前記材料を前記羽根でつくつき工程を有し、前記炊飯工程初期の温度上昇中に前記羽根を回転させるようにしたもので、炊飯工程とそれに続くつき工程を通じて、複雑な構成を有することなくもちを短時間につきあげることができるとともに、炊飯工程初期に、調理ケース内のもち米などの材料が、下側と上側とが入れ替わるように攪拌されながら温度上昇していくので、短時間で、しかも適度にムラなく吸水、加熱することができる。
本発明の調理器は、炊飯工程とそれに続くつき工程を有し、炊飯工程初期の温度上昇中に羽根を回転させることで、もち米が短時間で適度にムラなく吸水することができるため、複雑な構成を有さずとも、短時間でムラのない安定したできばえのもちをつくることができる。
第1の発明は、調理室と、もち米や水などの材料を収納すると共に前記調理室に装着される調理ケースと、前記調理室を開閉する蓋と、前記調理ケースに回転自在に取着された羽根と、前記羽根を回転駆動する駆動手段と、前記材料を加熱する加熱手段とを備え、前記材料を炊く炊飯工程と、前記炊飯工程に続いて行われると共に前記材料を前記羽根でつくつき工程を有し、前記炊飯工程初期の温度上昇中に前記羽根を回転させるようにしたもので、炊飯工程とそれに続くつき工程を通じて、複雑な構成を有することなくもちを短時間につきあげることができるとともに、炊飯工程初期に、調理ケース内のもち米などの材料が、下側と上側とが入れ替わるように攪拌されながら温度上昇していくので、短時間で、しかも適度にムラなく吸水、加熱することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の炊飯工程時に、2〜10分間毎に羽根を間欠運転させるようにしたもので、もち米などの材料の粒が、つぶれにくく、また、調理ケースに接している材料が焦げつくことがなく、熱や水分を均一にしながら適度に攪拌され、均一なもちをつくることができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の炊飯工程は、間欠的に羽根をゆるやかに回転させながら、加熱手段に通電して、調理室の温度を第1の所定の温度まで連続的に上昇させた後、直ちに加熱手段の通電率を下げて、前記第1の所定の温度より低い第2の所定の温度で所定の時間保持を行うようにしたもので、加熱手段の通電率を下げることで、水分が調理ケースからなくなった後も調理ケースに接触しているもち米が焦げたり、もち米の表面が乾燥しすぎたりすることがなく、もち米自身の内部の水分や熱を利用して蒸らしながらゆっくりともち米の中心部までむらなく加熱することができるため、室温や電圧変動、またもち米や水などの材料量に左右されにくく、常に均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
第4の発明は、特に、第1又は第2の発明の炊飯工程は、間欠的に羽根をゆるやかに回転させながら、加熱手段に通電して、調理室の温度を第1の所定の温度まで連続的に上昇させた後、その温度で第1の所定の時間保持するもので、材料量の変動などの影響に応じて、第1の所定の温度で第1の所定の時間保持することにより、もち米が十分に糊化する熱量を与えることができ、最適なもちをつくることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の第1の所定の時間を一定としたもので、室温変動や電圧変動、材料量変動などの影響により第1の所定の温度に達するまでの時間が変動しても、第2の所定の温度で保持する時間がそれに応じて変動し、全体の熱量がほぼ一定になるため、室温変動や電圧変動、材料量変動に左右されにくく、安定したできあがりのもちをつくることができる。
第6の発明は、特に、第3〜5のいずれか一つの発明の第1の所定の温度を、100〜150℃、第2の所定の温度を80〜130℃としたもので、第1の所定の温度は、もち米が十分に糊化する熱量を与える温度であり、また前記第2の所定の温度により、水分が調理ケースからなくなった後も調理ケースに接触しているもち米が焦げたり、もち米の表面が乾燥しすぎたりすることがなく、もち米自身の内部の水分や熱を利用して蒸らしながらゆっくりもち米の中心部までむらなく加熱することができる温度であるため、室温や電圧変動、またもち米や水などの材料量に左右されにくく、常に均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明の炊飯工程に要する時間を、全部で40〜60分間としたもので、もち米が十分に内部まで糊化でき、さらに乾燥しすぎることがない適度な炊飯時間であるため、最適なできあがりのもちをつくることができる。また、第1の所定の温度に達するまでの時間が変わっても、炊飯工程全体の時間が一定である場合、第2の所定の温度で保持する時間も変わるため、全体の熱量がほぼ一定に調節され、一般家庭において、厳密な室温管理や電圧を設定することなく、常に安定したできあがりのもちをつくることができる。
第8の発明は、特に、第3〜7のいずれか一つの発明の炊飯工程において、第1の所定の温度に達するまでの間に加熱手段の通電率を変えるもので、もち米の吸水状態や本体の構成に応じて、適切な温度履歴を設定することができるため、均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
第9の発明は、特に、第3〜8のいずれか一つの発明の炊飯工程において、第1の所定の温度に達するまでの間で、前記第1の所定の温度より低い第3の所定の温度で温度保持を行うもので、もち米の吸水状態や本体の構成に応じて、適切な温度履歴を設定することができるため、均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
第10の発明は、特に、第1〜9のいずれか一つの発明の使用する材料の容量に応じて、容量選択ができる容量選択手段を有するもので、もち米などの材料の量に応じて炊飯工程の温度や温度保持時間を変えたプロセスでそれぞれ炊飯することで、作りたいもちの量が変わっても、安定したできばえのもちをつくることができる。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか一つの発明の使用者の好みに応じて、つきあがった材料の硬さをつき分けられるつき硬さ選択手段を有するもので、炊飯工程の温度や温度保持時間、通電率を変えることで、もちのやわらかさが変えられ、使用者は好みのやわらかさのもちをつくることができる。
第12の発明は、特に、第1〜11のいずれか一つの発明のつき工程直前に、使用者に調理室の蓋を開けるように促す報知を行うもので、使用者が蓋を開けることを忘れることなく、つき工程で蓋を開けた状態でつきあげることができるため、ファンのような複雑な構成を備えていなくても、余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
第13の発明は、特に、第1〜12のいずれか一つの発明のつき工程直前までの残り時間を報知するもので、使用者は、つき工程の開始時期が事前に分かるので、使用者が蓋を開けることを忘れることなく、つき工程で蓋を開けた状態でつきあげることができるため、余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
第14の発明は、特に、第1〜11及び13のいずれか一つの発明のつき工程直前に、蓋が自動的に開くようにしたもので、使用者の手間がかからずに、つき工程で蓋を開けた状態でつきあげることができるため、余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
第15の発明は、特に、第1〜14のいずれか一つの発明のつき工程におけるつき時間を選択できるつき時間選択手段を有するもので、もち米のつぶれ方やもちの硬さを変えることができるため、使用者は好みのもちをつくることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における調理器の概略構成図を示す断面図、図2は、同調理器の工程図を示すものである。
図1において、1は、羽根、2は、もち米や水などの材料(図示せず)を収納すると共に底部に前記羽根1を取り付けた調理ケース、3は、前記羽根1を回転させる駆動手段、4は、もちを調理する調理室、5は、炊飯工程の熱源となる加熱手段、9は、調理室4の温度を検知する温度検知手段、6は、前記駆動手段3、前記加熱手段5、温度検知手段9を制御する制御手段、7は、制御方法を選択する入力手段、8は、制御方法を表示する表示手段、10は使用中に前記調理室4を密閉し、使用前後は、調理ケース2を出し入れするための蓋である。
以上のように構成された調理器について、以下その動作・作用を説明する。
まず、洗米したもち米と、もち米の量に応じた水を、羽根1を装着した調理ケース2に入れ、その調理ケース2を本体15に装着し、蓋10を閉じ、入力手段7によりもちコースを選択し、運転を開始する。以下、図2の工程図に従って作動する。
工程は、炊飯工程とつき工程の2つの工程からなり、炊飯工程初期の温度上昇中(t0→t1)に、駆動手段3に通電して羽根1を回転させながら、第1の所定の温度θ1に達するまで加熱手段5に通電する。
以上のように、本実施の形態によれば、炊飯工程の開始直後の温度上昇中に羽根1を回転させて材料を攪拌することで、調理ケース2の下側のもち米と上側のもち米とを入れ替えながら加熱するために、短時間でムラなく適度に吸水・加熱することができる。
なお、炊飯工程初期の加熱手段5への通電率は、100%でなくてもよく、もち米量などによって適宜調節できるものとする。
本実施の形態では、炊飯工程中の攪拌は、2〜10分間毎に0.5〜2.0秒間程度の回転で羽根1を間欠駆動させて行うようにしており、これにより、もち米の粒がつぶれない程度の回転数で、前記調理ケース2に接しているもち米が焦げつくことがなく、又、熱や水分を均一にするように適度に羽根1を攪拌するため、均一なもちをつくることができる。
また、本実施の形態では、炊飯工程は、数分毎に前記羽根1をゆるやかに回転させながら、前記加熱手段5に通電を行い、前記調理室4の温度が第1の所定の温度θ1に達するまで温度上昇を継続させ、前記調理室4内が、第1の所定の温度θ1に達した後は直ちに前記加熱手段5への通電率を下げて、第1の所定の温度θ1より低い第2の所定の温度θ2で、所定の時間保持(t1→t2)することを特徴としている。
第2の所定の温度θ2で、所定時間(t1→t2)温度保持を行った後、さらに、つき工程では、駆動手段3への通電率を上げて羽根1を攪拌させてもちをつきあげる。
以上のように、本実施の形態によれば、炊飯工程で、第1の所定の温度θ1に達した後、加熱手段5の通電率を下げて、第1の所定の温度θ1より低い第2の所定の温度θ2で所定の時間温度保持を行う制御手段6を有することにより、途中で加熱手段5の通電率を下げることで、水分が調理ケース2からなくなった後も調理ケース2に接触しているもち米が焦げたり、もち米の表面が乾燥しすぎたりすることがなく、もち米自身の内部の水分や熱を利用して蒸らしながらゆっくりともち米の中心部までむらなく加熱することができるため、室温や電圧変動、またもち米や水などの材料量に左右されにくく、常に均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
なお、炊飯工程での第1の所定の温度θ1は、100〜150℃、第2の所定の温度θ2は80〜130℃と設定することにより、前記第1の所定の温度θ1は、もち米が十分に糊化する熱量を与える温度であり、また前記第2の所定の温度θ2は、水分が調理ケース2からなくなった後も調理ケースに接触しているもち米が焦げたり、もち米の表面が乾燥しすぎたりすることがなく、もち米自身の内部の水分や熱を利用して蒸らしながらゆっくりもち米の中心部までむらなく加熱することができる温度であるため、室温や電圧変動、またもち米や水などの材料量に左右されにくく、常に均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
また、炊飯工程において、開始してからの時間が(t0→t2)全部で40〜60分間とすることにより、もち米が十分に内部まで糊化でき、さらに乾燥しすぎることがない適度な炊飯時間であるため、最適なできあがりのもちをつくることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図である。なお、本実施の形態における調理器の構成は、上記第1の実施の形態と同一であり、調理方法のみ異なるもので、同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図3に示すように、炊飯工程は、数分毎に前記羽根1をゆるやかに回転させながら、前記加熱手段5に通電し、前記調理室4の温度が第1の所定の温度θ1に達するまで、温度上昇を継続させ、第1の所定の温度θ1に達した後、その第1の所定の温度θ1で第1の所定の時間(t1→t2)温度保持を行い、その後、前記加熱手段5への通電率を下げて、第1の所定の温度θ1より低い第2の所定の温度θ2で第2の所定の時間(t2→t3)温度保持を行うことを特徴としている。
また、炊飯工程において、もち米が十分に糊化する熱量を与える第1の所定温度θ1で保持する第1の所定の時間(t1→t2)を一定とすることにより、室温変動や電圧変動、材料量変動などの影響により第1の所定の温度θ1に達するまでの時間(t0→t1)が変動しても、室温変動や電圧変動、材料量変動に左右されにくく、安定したできあがりのもちをつくることができる。なお、第1の所定の温度θ1を保持する第1の所定の時間(t1→t2)は、15分以内が望ましい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図である。なお、本実施の形態における調理器の構成は、上記実施の形態と同一であり、調理方法のみ異なるもので、同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図4に示すように、炊飯工程で、第1の所定の温度θ1に達するまでの間に、制御手段6で、加熱手段5の通電率を途中で変えるようにしたもので、通電率を変動させることで、第1の所定の温度θ1に達するまでの時間(t0→t2)を変動させることができるので、もち米の吸水状態や本体15の構成に応じて、適切な温度履歴や時間を設定することができ、均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図である。なお、本実施の形態における調理器の構成は、上記実施の形態と同一であり、調理方法のみ異なるもので、同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、図5に示すように、炊飯工程で、第1の所定の温度θ1に達するまで、第1の所定の温度θ1より低い第3の所定の温度θ3で温度保持を行うもので、古米のような吸水しにくいもち米の場合などに、第3の所定の温度θ3で温度保持をして吸水を促進させることができる。そのため、もち米の吸水状態や本体15の構成に応じて、適切な温度履歴や時間を設定することができるため、均一で安定したできあがりのもちをつくることができる。
なお、第3の所定の温度θ3は、第1の所定の温度θ1より低い第2の所定の温度θ2よりも、高い温度でも低い温度でもよい。
なお、もち米の量に応じて、容量選択ができる容量選択手段(図示せず)を前記入力手段7に設けて、もち米の量に応じて炊飯工程の温度や温度保持時間を変えたプロセスでそれぞれ炊飯するようにすれば、作りたいもちの量が変わっても、安定したできばえのもちをつくることができる。
また、使用者の好みに応じて、もちの硬さをつき分けられるつき硬さ選択手段(図示せず)を前記入力手段7に設けて、炊飯工程の温度や温度保持時間、通電率を変えるようにすれば、もちのやわらかさが変えられ、使用者は好みのやわらかさのもちをつくることができる。例えば、第1の所定の温度θ1に達する時間(t0→t3)を長くすれば、やわらかいもちをつくることができ、逆に、第1の所定の温度θ1に達する時間(t0→t3)を短く設定した工程にすれば、やわらかいもちをつくることができる。
また、炊飯工程終了後のつき工程直前に、制御手段6で、使用者が蓋10を開けるように促す報知を行うようにすれば、使用者が蓋10を開けることを忘れることなく、つき工程で蓋10を開けた状態でつきあげることができ、ファンなどの複雑な構成を設けなくとも、余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
また、炊飯工程終了後のつき工程直前の報知までの残り時間を、制御手段6で報知するようにすれば、使用者が前記蓋10を開けることを忘れることなく、つき工程で蓋10を開けた状態でつきあげることができるため、余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
また、炊飯工程終了後のつき工程直前に、制御手段6で、自動的に蓋10が開くようにすれば、使用者の手間がかからずに、つき工程で蓋10を開けた状態でつきあげることができるため、確実に余分な熱や水分を逃し、もちがのり状になるのを防ぐことができる。
また、つき工程において、つき時間を選択できるつき時間選択手段(図示せず)を設ければ、もち米のつぶれ方やもちの硬さを変えることが自由にできるため、おはぎ、のしもち、生もちなど使用者は好みのもちをつくることができる。
なお、上記実施の形態では、もちをつく調理器を例にして説明したが、本発明は、それに限定されるものではなく、自動製パン機として製パンを行ったり、うどんやパスタなどの生地を作ったりしてもよい。
以上のように、本発明にかかる調理器は、炊飯工程とそれに続くつき工程を有し、炊飯工程初期の温度上昇中に羽根を回転させることで、もち米が短時間で適度にムラなく吸水することができるため、複雑な構成を有さずとも、短時間でムラのない安定したできばえのもちをつくることができるもので、もちつき専用の調理器に限らず、自動製パン機、うどんやパスタ製造機器など各種調理器に広く適用できるものである。
本発明の実施の形態1における調理器の概略構成図を示す断面図 同調理器の工程図 本発明の第2の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図 本発明の第3の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図 本発明の第4の実施の形態における調理器による調理方法を示す工程図 従来の調理器の断面図 従来の他の調理器の断面図 同調理器の工程図
符号の説明
1 羽根
2 調理ケース
3 駆動手段
4 調理室
5 加熱手段
6 制御手段
7 入力手段
8 表示手段
9 温度検知手段
10 蓋

Claims (15)

  1. 調理室と、もち米や水などの材料を収納すると共に前記調理室に装着される調理ケースと、前記調理室を開閉する蓋と、前記調理ケースに回転自在に取着された羽根と、前記羽根を回転駆動する駆動手段と、前記材料を加熱する加熱手段とを備え、前記材料を炊く炊飯工程と、前記炊飯工程に続いて行われると共に前記材料を前記羽根でつくつき工程を有し、前記炊飯工程初期の温度上昇中に前記羽根を回転させるようにした調理器。
  2. 炊飯工程時に、2〜10分間毎に羽根を間欠運転させるようにした請求項1に記載の調理器。
  3. 炊飯工程は、間欠的に羽根をゆるやかに回転させながら、加熱手段に通電して、調理室の温度を第1の所定の温度まで連続的に上昇させた後、直ちに加熱手段の通電率を下げて、前記第1の所定の温度より低い第2の所定の温度で所定の時間保持を行うようにした請求項1又は2に記載の調理器。
  4. 炊飯工程は、間欠的に羽根をゆるやかに回転させながら、加熱手段に通電して、調理室の温度を第1の所定の温度まで連続的に上昇させた後、その温度で第1の所定の時間保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の調理器。
  5. 第1の所定の時間を一定とした請求項4に記載の調理器。
  6. 第1の所定の温度を、100〜150℃、第2の所定の温度を80〜130℃とした請求項3〜5のいずれか1項に記載の調理器。
  7. 炊飯工程に要する時間を、全部で40〜60分間とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の調理器。
  8. 炊飯工程において、第1の所定の温度に達するまでの間に加熱手段の通電率を変えることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の調理器。
  9. 炊飯工程において、第1の所定の温度に達するまでの間で、前記第1の所定の温度より低い第3の所定の温度で温度保持を行うことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の調理器。
  10. 使用する材料の容量に応じて、容量選択ができる容量選択手段を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の調理器。
  11. 使用者の好みに応じて、つきあがった材料の硬さをつき分けられるつき硬さ選択手段を有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の調理器。
  12. つき工程直前に、使用者に調理室の蓋を開けるように促す報知を行う請求項1〜11のいずれか1項に記載の調理器。
  13. つき工程直前までの残り時間を報知する請求項1〜12のいずれか1項に記載の調理器。
  14. つき工程直前に、蓋が自動的に開くようにした請求項1〜11及び13のいずれか1項に記載の調理器。
  15. つき工程におけるつき時間を選択できるつき時間選択手段を有する請求項1〜14のいずれか1項に記載の調理器。
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