JP2007192065A - 動弁装置のラッシュアジャスタ - Google Patents

動弁装置のラッシュアジャスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007192065A
JP2007192065A JP2006009346A JP2006009346A JP2007192065A JP 2007192065 A JP2007192065 A JP 2007192065A JP 2006009346 A JP2006009346 A JP 2006009346A JP 2006009346 A JP2006009346 A JP 2006009346A JP 2007192065 A JP2007192065 A JP 2007192065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
valve
nut member
lash adjuster
adjustment screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006009346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4544162B2 (ja
Inventor
Takeshi Arinaga
毅 有永
Ryosuke Hiyoshi
亮介 日吉
Susumu Ishizaki
晋 石崎
Takanobu Sugiyama
孝伸 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006009346A priority Critical patent/JP4544162B2/ja
Publication of JP2007192065A publication Critical patent/JP2007192065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4544162B2 publication Critical patent/JP4544162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】エンジンへの組み付け性に優れ、生産効率の低下が防止された動弁装置のラッシュアジャスタを提供する。
【解決手段】バルブステム30の軸方向に摺動自在なリフタボディ3と、リフタボディ3内のナット部材2の内側に回転可能に螺合し、ナット部材2の内側を回転することでバルブステム30の軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリュー5と、を有する動弁装置のラッシュアジャスタ1において、ナット部材2とアジャストスクリュー5とによって構成されるねじ機構9は、ナット部材2に対するアジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置(不完全ねじ部13)の摩擦係数が、他の部位(完全ねじ部12)の摩擦係数よりも相対的に大きくなるよう形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動弁装置のラッシュアジャスタに関する。
特許文献1には、カムとバルブステムとの間に軸方向にスライド自在に組み込まれ、カムと接触する端板の下面に閉塞端を有するねじ孔が一体に設けられたリフタボディと、そのリフタボディのねじ孔にねじ係合されたアジャストスクリューと、ねじ孔の閉塞端部内に組み込まれてアジャストスクリューを軸方向に押圧するリターンスプリングと、アジャストスクリューとバルブステムとの間に介装され、リフタボディに対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に設けられたスライド部材と、を有するラッシュアジャスタが開示されている。
このようなラッシュアジャスタにおいて、アジャストスクリューは、リターンスプリングによって付勢されているため、無負荷時に最大突出位置まで突き出した状態にある。この状態でラッシュアジャスタをエンジンに組み込むと、バルブは突き出してしまう。これは、バルブが突き出すように設計しないと、アジャストスクリューがバルブステムエンドとベースサークル間のクリアランス変動を吸収できないからである。
一方、ラッシュアジャスタの原理上、バルブが突き出した状態であっても、強制的にカムシャフトを回転させ、ラッシュアジャスタに外力を加えると、アジャストスクリューは徐々に沈み込み、最終的には適正な位置に落ち着く。
尚、アジャストスクリューの沈み込みの速さは、当該アジャストスクリューに作用する外力の速さ及び大きさに略比例することがわかっている。つまり、カムの回転数が速く、リフトが大きいほどより速く沈み込むとみなしてよい。
特開2003−227317号公報
しかしながら、このような従来のラッシュアジャスタにおいては、エンジンにラッシュアジャスタを組み込んだ後に、何らかの方法、例えばモータリングで強制的にカムシャフトを回転させなければならないため、エンジン生産効率の著しい低下を招く虞がある。
そのため、ラッシュアジャスタをエンジンに組み込む際には、バルブが突き出さない位置までアジャストスクリューを引っ込ませておきたいという要望がある。
そこで、本発明は、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ナット部材とアジャストスクリューとによって構成されるねじ機構は、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置の摩擦係数が、他の部位の摩擦係数よりも相対的に大きくなるよう形成されていることを特徴としている。これによって、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置でアジャストスクリューのバルブステム軸方向の動きが規制されるので、アジャストスクリューがナット部材から相対的に引っ込んだ状態で保持される。
本発明によれば、アジャストスクリューをナット部材から相対的に引っ込んだ状態で保持することができるので、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み付け性を向上させ、生産効率の低下を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るラッシュアジャスタ1の全体構成を示す説明図。
ラッシュアジャスタ1は、バルブステム30軸方向(図1における上下方向)に摺動自在なリフタボディ3と、リフタボディ3内部に環状板バネ4により固定保持された略円環状のナット部材2と、ナット部材2の内側に回転可能に螺合するアジャストスクリュー5と、アジャストスクリュー5を図1における下方へ付勢する弾性部材としてのコイルスプリング6と、アジャストスクリュー5を保持するスペーサ7と、から大略構成されている。
リフタボディ3は、図示せぬシリンダヘッドのガイド孔に摺動可能に嵌合し、その冠面3aに駆動軸22(後述)の揺動カム29(後述)が当接するとともに、バルブステム30軸端がスペーサ7の下面に当接する。このラッシュアジャスタ1は、バルブクリアランスを機械的に自動調整するものであって、揺動カム29がベースサークル区間となったときにバルブクリアランスが存在すると、コイルスプリング6の付勢力によってアジャストスクリュー5が回転しつつ下方へ移動し、バルブクリアランスを零とする。リフタボディ3の冠面3aの中心部には、リフタボディ3内部へ潤滑油を導くための油孔8が開口形成されている。
アジャストスクリュー5は、ナット部材2の内側を回転することでバルブステム30の軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するものである。
尚、アジャストスクリュー5のバルブステム30方向の動きよって、リフタボディ3もバルブステム30軸方向に動くことになる。
スペーサ7は、バルブステム30とアジャストスクリュー5との間に介装され、アジャストスクリュー5にバルブステム30軸方向に沿った押し込み力のみの伝達を許容している。
ここで、本実施形態のラッシュアジャスタ1には、ナット部材2とアジャストスクリュー5とによってねじ機構9が構成されている
そして、このねじ機構9を構成するアジャストスクリュー5の外表面には、図2に示すように、完全ねじ部12と不完全ねじ部13とが形成されている。
不完全ねじ部13は、アジャストスクリュー5の先端、すなわち図1における上方側の端部に形成されている。完全ねじ部12は、不完全ねじ部13の下方(図1における下方)に形成されている。
不完全ねじ部13の摩擦係数μ1は、完全ねじ部12の摩擦係数μ2よりも大きくなるよう設定されている。
ここで、アジャストスクリュー5において、不完全ねじ部13の摩擦係数μ1と、完全ねじ部12の摩擦係数μ2とを、μ1>μ2となるようにする方法としては、不完全ねじ部13の表面粗さRa1が完全ねじ部12の表面粗さRa2よりも大きくなるように形成する方法がある。この場合には、例えば、アジャストスクリュー5の加工の仕上げ段階で、ショットブラスト加工の有無によって容易に異なる表面粗さを実現可能である。
不完全ねじ部13は、ナット部材2に対するアジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度(ナット部材2に対してアジャストスクリュー5が最もねじ込まれた状態)近傍となる位置にてナット部材2に対して密接する。
つまり、ねじ機構9は、ナット部材2に対するアジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置の摩擦係数が、他の部位の摩擦係数よりも相対的に大きくなっており、ナット部材2に対するアジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置で、アジャストスクリュー5のバルブステム30軸方向の動きが実質的に規制されている。
このように、アジャストスクリュー5に完全ねじ部12と不完全ねじ部13とを形成し、ナット部材2に対してアジャストスクリュー5を締め込み限度まで締め込むことで、不完全ねじ部13とナット部材2との間に生じる摩擦抵抗によりアジャストスクリュー5の動きが規制され、アジャストスクリュー5がナット部材2から相対的に引っ込んだ状態で保持される。
つまり、ラッシュアジャスタ1をエンジンに組み込む際には、バルブが突き出さない位置までアジャストスクリュー5を引っ込ませた状態となっているので、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み込み性を向上させ、生産効率の向上を図ることができるのである。
図3は、上述したラッシュアジャスタ1が適用される動弁装置としての可変動弁機構21の概略構成を示す説明図である。ラッシュアジャスタ1は、可変動弁機構21の揺動カム29からバルブステム30を介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路に配置されている。
この可変動弁機構21は、内燃機関のクランクシャフトにより駆動される駆動軸22と、この駆動軸22に固定された偏心カム23と、回転自在に支持された制御軸32と、この制御軸32の偏心カム部38に揺動自在に支持されたロッカアーム26と、バルブステム30を上述のラッシュアジャスタ1を介して押圧する揺動カム29と、を備えており、偏心カム23とロッカアーム26とはリンクアーム24によって連係され、ロッカアーム26と揺動カム29とは、リンク部材28によって連係されている。
ロッカアーム26は、略中央部が偏心カム部38によって揺動可能に支持されており、その一端部に、連結ピン25を介してリンクアーム24のアーム部が連係しているとともに、他端部に、連結ピン27を介してリンク部材28の上端部が連係している。偏心カム部38は、制御軸32の軸心から偏心しており、従って、制御軸32の角度位置に応じてロッカアーム26の揺動中心は変化する。
揺動カム29は、駆動軸22の外周に嵌合して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部に、連結ピン37を介してリンク部材28の下端部が連係している。この揺動カム29の下面には、駆動軸22と同心状の円弧をなすベースサークル部分と、該ベースサークル面から所定の曲線を描いて延びるリフト部と、が連続したカム面が形成されており、これらのベースサークル部分ならびにリフト部が、揺動カム29の揺動位置に応じてラッシュアジャスタ1の冠面(リフタボディ3の冠面3a)に当接する。
制御軸32は、一端部に設けられたリフト・作動角制御用アクチュエータ33によって所定角度範囲内で回転するように構成されている。このリフト・作動角制御用アクチュエータ33は、例えばウォームギア35を介して制御軸32を駆動する電動モータからなり、コントロールユニット10からの制御信号によって制御される。制御軸32の回転角度は、制御軸センサ34によって検出される。
可変動弁機構21によれば、制御軸32の回転角度位置に応じてバルブ(例えば吸気弁)のリフトならびに作動角が、両者同時に、連続的に拡大,縮小し、このリフト・作動角の大小変化に伴い、バルブの開時期と閉時期とがほぼ対称に変化する。
尚、図示例では、さらに中心角の位相を可変制御する第2の可変動弁機構41を備えている。この第2の可変動弁装置41は、駆動軸22の前端部に設けられたスプロケット42と、このスプロケット42と駆動軸22とを、所定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用アクチュエータ43と、から構成されている。スプロケット42は、図示せぬタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを介して、クランクシャフトに連動しており、位相制御用アクチュエータ43の作用によって、スプロケット42と駆動軸22とが相対的に回転し、バルブリフトにおけるリフト中心角が遅進する。つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角もしくは遅角する。また、この変化も、連続的に得ることができる。この第2の可変動弁機構41の制御状態は、駆動軸22の回転位置に応答する駆動軸センサ36によって検出される。
従って、両者の可変制御を組み合わせることにより、バルブの開時期および閉時期をリフト量とともに可変制御でき、例えば吸気弁側に適用すると、スロットル弁に依存せずにシリンダ内に流入する吸気量を負荷に応じて制御することができる。
ここで、上述した可変動弁機構21と、弁(吸気弁等)のバルブリフト特性を可変としない固定カムの動弁機構とでは、回転に必要ないトルク(フリクショントルク)が異なる。詳述すると、可変動弁機構21のリフトを、固定カムの動弁機構のように8〜10mm程度に設定した場合、低速回転時のフリクショントルクは可変動弁機構21の方が大きくなる。このことは、例えば本出願人による特開2002-89303号公報にはよって公知となっている。
このことから、可変動弁機構21と組み合わせるラッシュアジャスタ1を、固定カムの動弁機構の場合と同等の時間で沈み込ませるためには、より強力なモータでモータリングしなければならない。換言すると、固定カムの動弁機構に用いたものと同じモータを用いると、リフトか回転数を下げなければならない分、沈み込みに要する時間が増大し、エンジン生産効率が一層低下する。
しかしながら、上述したラッシュアジャスタ1を可変動弁機構21に適用すれば、アジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置にて、不完全ねじ部13とナット部材2との間に生じる摩擦抵抗によりアジャストスクリュー5の動きが規制され、アジャストスクリュー5がナット部材2から相対的に引っ込んだ状態へ保持される。つまり、固定カムの動弁機構に用いたものと同じモータを用いてモータリングを行っても、沈み込みに要する時間が増大することもなく、エンジン生産効率が低下することもない。
また、図4に示すように、リフタボディ3の冠面3aの偏摩耗防止のため、リフタボディ3に対して揺動カム29はオフセットして配置されている。そのため、リフタボディ3はリフタボア(図示せず)に対して相対的に回転運動することになり、この回転運動を利用して、不完全ねじ部13の摩擦力により締め込み限度近傍となる位置に保持されているアジャストスクリュ5の保持を解除することが可能となる。尚、このようなリフタボディ3の回転運動を利用するまでもなく、リフト時に揺動カム29から加えられる衝撃荷重でも解除可能である。
また、アジャストスクリュー5の不完全ねじ部13の摩擦係数μ1を完全ねじ部12の摩擦係数μ2よりも大きくする方法としては、アジャストスクリュー5の外表面に、ダイヤモンドライクカーボン(以下、DLCと略す)膜の施工部分と非施工部分とを混在させるようにしてもよい。
自動車用エンジンに摩擦低減と、摺動部の直接接触を減らす目的で有機モリブデン入りのモータオイル(フリクションモディフィアオイル、以下FMオイルと略す)を使用した場合、ラッシュアジャスタ1は、その摺動面にトライボケミカル反応により生じるトライボケミカル膜が生成され、摺動面の摩擦係数が極端に低下してしまう虞がある。
例えば、特開2004−245054号公報には、ラッシュアジャスタのアジャストスクリューの表面にDLC膜を形成することで、DLC膜の施された摺動面に生じるトライボケミカル膜生成を防止し、アジャストスクリューとアジャストスクリューが螺合するナット部材との間の不正な滑りを防止するようにした技術が開示されている。
ここで、ラッシュアジャスタの摺動面に上述のDLC膜を形成しない場合には、アジャストスクリューをナット部材に対して強く締め込むことにより、摺動面(ねじ面)の摩擦力で固定することができ、この状態でエンジンに組み込み、リフタボディの冠面に軽い衝撃を加えることで、上記の固定状態を解除することができていた。
しかしながら、ラッシュアジャスタの摺動面に上述のDLC膜を形成したものにおいては、DLC膜により摩擦係数が低下してしまうため、アジャストスクリューをナット部材に対して強く締め込んだ状態で固定することができないという問題がある。
ところが、上述したように、アジャストスクリュー5の完全ねじ部12にDLC膜を形成し、不完全ねじ部13にDLC膜が形成しないようにすれば、不完全ねじ部13においては摩擦係数が低下することはない。つまり、完全ねじ部12にのみDLC膜を形成することにより、FMオイルによるトライボケミカル膜生成を防止し、アジャストスクリュー5とナット部材2間の不正な滑りを防止しつつも、ラッシュアジャスタ1の機能に影響を与えることなく、アジャストスクリュー5を締め込み限度近傍となる位置に保持できる。
このような構成のアジャストスクリュー5は、例えば、DLC施工前に、不完全ねじ部13に適当なマスキングを施すか、あるいはDLC施工後に当該不完全ねじ部13表面を切削加工することにより製作することが可能である。
また、図5に示すように、アジャストスクリュー5の上端面に、接着剤を塗布し、当該アジャストスクリュ5上面とリフタボディ3の冠面3aの裏面とを接着するようにしてもよい。このようにすれば、アジャストスクリュー5をエンジンに組み付ける際に、より確実に、アジャストスクリュー5の締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置に保持することができる。そのため、運搬中、あるいは組み込み時の振動等により、アジャストスクリュー5の係止状態が解除されてしまうことを効果的に防止できる。尚、接着剤の代わりに両面テープなどを用いてももちろんよい。より好ましくは、接着剤は油溶性で、潤滑油に溶解しつつ、潤滑油の性能に影響を及ぼさないものとするのがよい。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 動弁装置のカムからバルブステムを介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路に配置されるラッシュアジャスタであって、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ナット部材とアジャストスクリューとによって構成されるねじ機構は、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置の摩擦係数が、他の部位の摩擦係数よりも相対的に大きくなるよう形成されている。ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置でアジャストスクリューのバルブステム軸方向の動きが規制されるので、アジャストスクリューがナット部材から相対的に引っ込んだ状態で保持される。これによって、アジャストスクリューをナット部材から相対的に引っ込んだ状態で保持することができるので、コストの増加を抑制しつつ、エンジンへの組み付け性を向上させ、生産効率の低下を防止することができる
(2) 上記(1)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ねじ機構は、ナット部材及びアジャストスクリューの完全ねじ部が螺合してなる完全ねじ部分と、ナット部材及びアジャストスクリューの不完全ねじ部が螺合してなる不完全ねじ部分と、を有し、ねじ機構の不完全ねじ部分におけるナット部材とアジャストスクリューとの間の摩擦係数が、ねじ機構の完全ねじ部分におけるナット部材とアジャストスクリューとの間の摩擦係数よりも大きくなるよう形成されている。
(3) 上記(2)に記載の動弁機構のラッシュアジャスタは、具体的には、ねじ機構の不完全ねじ部分の表面粗さが、ねじ機構の完全ねじ部分の表面粗さよりも粗くなるよう形成されている。
(4) 上記(2)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、ねじ機構は、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施された部分と、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施されていない部分と、を有している。これによって、FM(フリクションモディフィアオイル)オイルが適用された場合であっても、FMオイルによるトライボケミカル膜生成を防止できる。
(5) 上記(4)に記載の動弁装置のラッシュアジャスタは、具体的には、アジャストスクリューの不完全ねじ部に、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施されていない。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれかに記載の動弁装置のラッシュアジャスタは、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置において、アジャスタトスクリューが他部材に対して接着されている。これおによって、ラッシュアジャスタは、より確実に、アジャストスクリューをアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置に保持することができる。
(7) 上記(1)〜(6)のいずれに記載の動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、動弁装置は、機関運転状態に応じて弁のリフト作動角を連続的に拡大・縮小制御することで内燃機関の吸気量を制御可能な可変動弁機構である。
本発明に係るラッシュアジャスタの全体構成を示す説明図。 アジャストスクリューの正面図。 本発明に係るラッシュアジャスタが適用される可変動弁機構の概略構成を示す説明図。 (a)はラッシュアジャスタに当接する揺動カムを模式的に示した正面図に相当する説明図、(b)はラッシュアジャスタに当接する揺動カムを模式的に示した平面図に相当する説明図。 (a)は他の実施形態におけるアジャストスクリューの正面図、(b)は他の実施形態におけるアジャストスクリューの平面図。
符号の説明
1…ラッシュアジャスタ
2…ナット部材
3…リフタボディ
5…アジャストスクリュー
12…完全ねじ部
13…不完全ねじ部

Claims (7)

  1. 動弁装置のカムからバルブステムを介してバルブに伝達されるバルブ開閉力の伝達経路に配置されるラッシュアジャスタであって、バルブステムの軸方向に摺動自在なリフタボディと、リフタボディ内のナット部材の内側に回転可能に螺合し、ナット部材の内側を回転することでバルブステムの軸方向に移動してバルブクリアランスを自動調節するアジャストスクリューと、を有する動弁装置のラッシュアジャスタにおいて、
    ナット部材とアジャストスクリューとによって構成されるねじ機構は、ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置の摩擦係数が、他の部位の摩擦係数よりも相対的に大きくなるよう形成されていることを特徴とする動弁装置のラッシュアジャスタ。
  2. ねじ機構は、ナット部材及びアジャストスクリューの完全ねじ部が螺合してなる完全ねじ部分と、ナット部材及びアジャストスクリューの不完全ねじ部が螺合してなる不完全ねじ部分と、を有し、ねじ機構の不完全ねじ部分におけるナット部材とアジャストスクリューとの間の摩擦係数が、ねじ機構の完全ねじ部分におけるナット部材とアジャストスクリューとの間の摩擦係数よりも大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の動弁機構のラッシュアジャスタ。
  3. ねじ機構の不完全ねじ部分の表面粗さが、ねじ機構の完全ねじ部分の表面粗さよりも粗くなるよう形成されていることを特徴とする請求項2に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  4. ねじ機構は、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施された部分と、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施されていない部分と、を有していることを特徴とする請求項2に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  5. アジャストスクリューの不完全ねじ部には、ダイヤモンドライクカーボン膜処理が施されていないことを特徴とする請求項4に記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  6. ナット部材に対するアジャストスクリューの締め込み位置が締め込み限度近傍となる位置において、アジャスタトスクリューが他部材に対して接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれに記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
  7. 動弁装置は、機関運転状態に応じて弁のリフト作動角を連続的に拡大・縮小制御することで内燃機関の吸気量を制御可能な可変動弁機構であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の動弁装置のラッシュアジャスタ。
JP2006009346A 2006-01-18 2006-01-18 動弁装置のラッシュアジャスタ Expired - Fee Related JP4544162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009346A JP4544162B2 (ja) 2006-01-18 2006-01-18 動弁装置のラッシュアジャスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009346A JP4544162B2 (ja) 2006-01-18 2006-01-18 動弁装置のラッシュアジャスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007192065A true JP2007192065A (ja) 2007-08-02
JP4544162B2 JP4544162B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=38447970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006009346A Expired - Fee Related JP4544162B2 (ja) 2006-01-18 2006-01-18 動弁装置のラッシュアジャスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4544162B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518122A (ja) * 2009-02-19 2012-08-09 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング カムシャフト

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07305712A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Three Bond Co Ltd 螺設部に戻り止め樹脂の皮膜を形成したナット
JP2000110523A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Ntn Corp バルブリフタ
JP2003120344A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2005127189A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Ntn Corp 動弁装置におけるラッシュアジャスタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07305712A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Three Bond Co Ltd 螺設部に戻り止め樹脂の皮膜を形成したナット
JP2000110523A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Ntn Corp バルブリフタ
JP2003120344A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2005127189A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Ntn Corp 動弁装置におけるラッシュアジャスタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518122A (ja) * 2009-02-19 2012-08-09 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング カムシャフト

Also Published As

Publication number Publication date
JP4544162B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3392514B2 (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
CA2578777A1 (en) Default device of actuator for variable lift valve operating mechanism
JP2010526238A (ja) 作動停止ロッカーアーム/機械式ラッシュ調整システム
JP4544162B2 (ja) 動弁装置のラッシュアジャスタ
CN108026793B (zh) 机械式间隙调整器
JP4851541B2 (ja) 機械式アジャスタ
CN112539093A (zh) 一种用于内燃机的气门正时和升程可变装置及其调节方式
JP2012505334A (ja) 位相調整装置
JP2889633B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2022502602A (ja) エンジンバルブ作動システム用の可変長ピストンアセンブリ
JP4462195B2 (ja) 動弁装置のラッシュアジャスタ
CN100526612C (zh) 用于调节凸轮轴的转动角的控制装置
JP4324580B2 (ja) 自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置
JP3286231B2 (ja) スロットルバルブ装置
JP4389773B2 (ja) 直動機構の評価装置
JP5151901B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP5188155B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2005299605A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JPH1181945A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP2004132246A (ja) 自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置
JP4856220B2 (ja) 自動車用エンジンにおける位相可変装置
JP3996755B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2008002444A (ja) アーム式動弁装置
JP2005299604A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3275745B2 (ja) 可変動弁機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4544162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees