JP2007201320A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高性能且つ高耐電圧な固体撮像装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板101上に第1酸化膜102が形成されている。第1酸化膜102上における第1ゲート電極形成領域に第1窒化膜103が形成されている。第1窒化膜103上に複数の第1ゲート電極104が所定の間隔で配列されている。第1ゲート電極104の上部及び側壁を第2酸化膜105が覆っている。第2酸化膜105により覆われた第1ゲート電極104の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォール106が埋め込まれている。第2酸化膜105とサイドウォール106と各第1ゲート電極104間の第1酸化膜102とを第2窒化膜107が覆っている。少なくとも隣接する各第1ゲート電極104間における第2窒化膜107上に複数の第2ゲート電極108が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関し、より特定的には、高性能且つ高耐電圧な固体撮像装置およびその製造方法に関する。
一般に、固体撮像装置は、複数の画素がマトリクス状に配列された複数の画素部を有し、各画素においては、半導体基板の主面に、入射光量に応じた電気信号を出力するよう構成された受光部と、蓄積された電荷を順次転送するよう構成された転送部とが設けられている。
従来の一般的な固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図15(a)〜(e)を参照しながら説明する。
まず、図15(a)に示すように、半導体基板11上にシリコン酸化膜12及びシリコン窒化膜13を順次積層した後、半導体基板11上の全面にポリシリコン層14Aを形成する。
次に、図15(b)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層14Aをパターニングして第1ゲート電極14を形成する。このとき、第1ゲート電極14の下側以外のシリコン窒化膜13には、エッチングによりある程度の膜減りが生じる。
次に、図15(c)に示すように、第1ゲート電極14を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極14の上部及び側壁にシリコン酸化膜15を形成する。尚、シリコン窒化膜13上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極14を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、シリコン窒化膜13の表面はほとんど酸化されない。
次に、図15(d)に示すように、半導体基板11上の全面にポリシリコン層16Aを形成する。
次に、図15(e)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層16Aをパターニングして、第1ゲート電極14と部分的にオーバーラップする第2ゲート電極16を形成する。
以上に説明した従来構造の固体撮像装置は次のような問題点を内包している。図16(a)及び(b)は、従来の固体撮像装置の転送部構造の課題を説明する図である。
第一に、第2ゲート電極16は、シリコン酸化膜15によって電気的に分離された状態で第1ゲート電極14とオーバーラップしているが、シリコン酸化膜15の形成は、前述のように、シリコン窒化膜13と第1ゲート電極14を構成するポリシリコン膜との間の酸化膜成長速度差を利用したものであるため、図6(a)に示すように、第1ゲート電極14と第2ゲート電極16との間のシリコン酸化膜15は、第1ゲート電極14の側壁下部では他の部分よりも薄くなる結果、当該側壁下部でゲート間リーク電流が発生し易い。
第二に、第1ゲート電極14形成時のエッチングにより、第1ゲート電極14下側以外のシリコン窒化膜13にはある一定量の膜減りが生じるため、第1ゲート電極14下側のシリコン窒化膜13の膜厚と第2ゲート電極16下側のシリコン窒化膜13の膜厚との間には差が生じる。その結果、第1ゲート電極14と半導体基板11との間の誘電容量と、第2ゲート電極17と半導体基板11との間の誘電容量との間には差が発生するため、図6(b)に示すように、各ゲート電極下のポテンシャルが変動し、蓄積される飽和電荷量の低下や転送効率の悪化などの特性劣化が生じる要因となる。尚、図16(b)において、VL及びVMは各ゲート電極に印加されている電圧レベルを示している。
上記問題点に対しては、特許文献1に示されるような、シリコン窒化膜を除去して再度付け直すことを特徴とする技術が提案されている。
以下、図17(a)〜(g)を参照しながら、特許文献1に示されている固体撮像装置およびその製造方法について説明する。
まず、図17(a)に示すように、半導体基板21上にシリコン酸化膜22及びシリコン窒化膜23を順次積層した後、半導体基板21上の全面にポリシリコン層24Aを形成する。
次に、図17(b)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層24Aをパターニングして第1ゲート電極24を形成する。このとき、第1ゲート電極24の下側以外のシリコン窒化膜23には、エッチングによりある程度の膜減りが生じる。
次に、図17(c)に示すように、第1ゲート電極24を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極24の上部及び側壁にシリコン酸化膜25を形成する。尚、シリコン窒化膜23上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極24を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、シリコン窒化膜23の表面はほとんど酸化されない。
次に、図17(d)に示すように、第1ゲート電極24の下側以外のシリコン窒化膜23を、シリコン酸化膜25に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図17(e)に示すように、半導体基板21上の全面にシリコン窒化膜26を、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23と同じ厚さだけ形成する。
次に、図17(f)に示すように、半導体基板21上の全面にポリシリコン層27Aを形成する。
次に、図17(g)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層27Aをパターニングして、第1ゲート電極24と部分的にオーバーラップする第2ゲート電極27を形成する。
以上に説明した、特許文献1に示される固体撮像装置によると、第1ゲート電極24と第2ゲート電極27との間を電気的に分離する層間膜がシリコン酸化膜25とシリコン窒化膜26とから構成されるため、ゲート間リーク電流が発生しにくくなり、ゲート電極間耐圧が向上する。また、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23の膜厚と第2ゲート電極27下側のシリコン窒化膜26の膜厚とが同じになるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、良好な転送効率を得ることができる。
特開平6−85234号公報 特開平4−335572号公報 特開平5−267355号公報 特開2003−229440号公報
しかしながら、特許文献1に示される固体撮像装置には、以下のような問題点がある。図18(a)〜(d)は、特許文献1に示される固体撮像装置の転送部構造の課題を説明する図である。
特許文献1に示される固体撮像装置の製造において、ポリシリコンの熱酸化によるシリコン酸化膜25の形成は、シリコン窒化膜23上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極24を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差を利用して行われるため、第1ゲート電極24と第2ゲート電極27との間のシリコン酸化膜25は、第1ゲート電極24の側壁下部では他の部分よりも薄くなる結果、図18(a)に示すように、オーバーハング形状が生じる。そのため、第2ゲート電極27を形成するためのポリシリコンエッチング時に、ポリシリコン層を完全に除去すべき領域(図18(d)参照)においても、前記オーバーハング部にポリシリコン層27Aのエッチング残りが発生することがある。ここで、図18(b)に示すように、第2ゲート電極27を構成するポリシリコンを熱酸化させてシリコン酸化膜28を形成した場合、ポリシリコンのエッチング残りは通常酸化されるが、前記オーバーハング部に埋まっているエッチング残りについては、その周囲をシリコン窒化膜26が覆っているために酸化時に水素や酸素が供給されにくくなるので、図18(c)に示すように、当該ポリシリコンエッチング残りが酸化されずに残ってしまう。その結果、ゲート電極形状の平面図である図18(d)に示すように、ポリシリコン層27Aのエッチング残りを介して、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまうという問題が発生する。
前記に鑑み、本発明は、高性能且つ高耐電圧な固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本願発明者らは、種々の検討を重ねた結果、第1ゲート電極の上部及び側壁にシリコン酸化膜を形成した後、当該シリコン酸化膜により覆われた第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、例えばCVD(chemical vapor deposition )絶縁膜からなるサイドウォールを埋め込むことによって、第1ゲート電極下地の窒化膜上とポリシリコン膜上との間の酸化膜成長速度差により生じるオーバーハング形状を緩和し、それにより第2ゲート電極形成時にポリシリコンのエッチング残りが生じることを防止できること、つまり特許文献1に示される固体撮像装置の上記問題点を克服できることを見出した。
具体的には、本発明に係る第1の固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1酸化膜と、前記第1酸化膜上における第1ゲート電極形成領域に形成された第1窒化膜と、前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記サイドウォール及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されている。
また、本発明に係る第2の固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記サイドウォール及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されている。
また、本発明に係る第3の固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1酸化膜と、前記第1酸化膜上における第1ゲート電極形成領域に形成された第1窒化膜と、前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜と、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記第2窒化膜及び前記サイドウォールにより前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されている。
また、本発明に係る第4の固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記第2窒化膜及び前記サイドウォールにより前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されている。
また、本発明に係る第1の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第4工程と、前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜を除去した後に、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第5工程と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えている。
また、本発明に係る第2の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第4工程と、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第5工程と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えている。
また、本発明に係る第3の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜を除去した後に、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第5工程と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えている。
また、本発明に係る第4の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第5工程と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えている。
以上の本発明によれば、第2酸化膜により覆われた第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込むことによって、第1ゲート電極となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できるので、第2ゲート電極となる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できる。従って、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。
また、本発明によれば、第1ゲート電極下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本発明によれば、第1ゲート電極と第2ゲート電極とは、第2酸化膜と第3酸化膜からなるサイドウォールと第2窒化膜とによって電気的に分離されているので、ゲート間耐圧が向上し、リーク電流がさらに発生しにくくなる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。図1は、本実施形態の固体撮像装置の全体図を示している。図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、複数の画素がマトリクス状に配列されてなる画素部と、その周囲に配置された周辺回路部とから構成される。画素部1としては、入射光量に応じた電気信号を出力するよう構成された受光部(フォトダイオード)2と、フォトダイオード2に蓄積された電荷を順次垂直方向に転送するよう構成された垂直転送部(VCCD)3とが設けられている。また、周辺回路部としては、垂直転送部3から転送されてきた電荷を順次水平方向に転送するよう構成された水平転送部(HCCD)4と、水平転送部4から転送されてきた電荷を検出して増幅する出力部(アンプ)5とが設けられている。
本実施形態の固体撮像装置の動作原理について説明する。入射してきた光はフォトダイオード2によって光電変換され、一定時間蓄積された後、転送部3及び4に送られる。転送部3及び4においては、半導体基板上に一定の間隔で配列された各転送電極に位相の異なるパルス電圧を加えることにより半導体基板内に形成される空乏層の深さを利用して電荷が隣接電極下に転送され、最終的に、出力部5において電荷検出されて増幅される。
以下、本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図2(a)〜(g)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は2層ゲート構造を有し、図2(a)〜(g)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図2(a)に示すように、半導体基板101上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)102及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)103を順次積層する。ここで、半導体基板101は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板101と称する)。チャネル領域は半導体基板101の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜102としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜103としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極104を形成するために、第1窒化膜103上に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成する。その後、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして第1ゲート電極104を第1窒化膜103上に形成する。この時、第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極104が第1窒化膜103上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図2(b)に示すように、第1ゲート電極104を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極104の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)105を形成する。尚、第1窒化膜103上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極104を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜103の表面はほとんど酸化されない。その結果、第1ゲート電極104の側壁上の第2酸化膜105は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図2(c)に示すように、半導体基板101上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第3酸化膜(シリコン酸化膜)106Aを形成する。
次に、図2(d)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第3酸化膜106Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第1ゲート電極104の側壁を覆う第2酸化膜105によって生じたオーバーハング部に、第3酸化膜106Aからなるサイドウォール106が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。このとき、第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけさらに膜減りが生じる。
次に、図2(e)に示すように、各第1ゲート電極104間の第1窒化膜103を、酸化膜に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図2(f)に示すように、半導体基板101上の全面に第2窒化膜(シリコン窒化膜)107を、第1ゲート電極104下側の第1窒化膜103と同じ厚さ(例えば20〜100nm)だけ例えば減圧CVD法を用いて形成する。これにより、第2酸化膜105とサイドウォール106と各第1ゲート電極104間の第1酸化膜102とが第2窒化膜107によって覆われる。
次に、図2(g)に示すように、第2ゲート電極108を形成するために、半導体基板101上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成した後、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして、複数の第2ゲート電極108を少なくとも隣接する各第1ゲート電極104間における第2窒化膜107上に形成する。ここで、各第2ゲート電極108は、第2酸化膜105、サイドウォール106及び第2窒化膜107により第1ゲート電極104から離隔されていると共に、第1酸化膜102及び第2窒化膜107により半導体基板101から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極108を第1ゲート電極104とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第2酸化膜105により覆われた第1ゲート電極104の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜106Aからなるサイドウォール106を埋め込むことによって、第1ゲート電極104となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜103上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。従って、第2ゲート電極108となる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できるため、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。図3は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極108となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図3に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極104下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極108下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極104と第2ゲート電極108とは、第2酸化膜105と第3酸化膜106Aからなるサイドウォール106と第2窒化膜107とによって電気的に分離されているので、リーク電流がさらに発生しにくくなり、ゲート電極間耐圧が向上する。
尚、本実施形態において、ゲート電極104及び108のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜103の形成後、第1ゲート電極104を形成する前に、第1窒化膜103上に酸化膜を形成し、第2窒化膜107の形成後、第2ゲート電極108を形成する前に、第2窒化膜107上に酸化膜を形成してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図4(a)〜(f)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は2層ゲート構造を有し、図4(a)〜(f)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図4(a)に示すように、半導体基板201上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)202及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)203を順次積層する。ここで、半導体基板201は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板201と称する)。チャネル領域は半導体基板201の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜202としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜203としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極204を形成するために、第1窒化膜203上に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成する。その後、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして第1ゲート電極204を第1窒化膜203上に形成する。この時、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極204が第1窒化膜203上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図4(b)に示すように、第1ゲート電極204を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極204の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)205を形成する。尚、第1窒化膜203上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極204を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜203の表面はほとんど酸化されない。その結果、第1ゲート電極204の側壁上の第2酸化膜205は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図4(c)に示すように、半導体基板201上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第3酸化膜(シリコン酸化膜)206Aを形成する。
次に、図4(d)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第3酸化膜206Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第1ゲート電極204の側壁を覆う第2酸化膜205によって生じたオーバーハング部に、第3酸化膜206Aからなるサイドウォール206が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。このとき、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけさらに膜減りが生じる。
次に、図4(e)に示すように、第1窒化膜203が前記エッチング工程で膜減りした膜厚分だけ第2窒化膜207を半導体基板201上の全面に形成する。これにより、第2酸化膜205と第3酸化膜206Aからなるサイドウォール206と各第1ゲート電極204間の第1窒化膜203とが第2窒化膜207によって覆われる。第2窒化膜207としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜を例えば減圧CVD法により形成することによって、第1ゲート電極204下側の第1窒化膜203の膜厚と、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203と第2窒化膜207との合計膜厚とを同じに設定する。
次に、図4(f)に示すように、第2ゲート電極208を形成するために、半導体基板201上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成した後、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして、複数の第2ゲート電極208を少なくとも隣接する各第1ゲート電極204間における第2窒化膜207上に形成する。ここで、各第2ゲート電極208は、第2酸化膜205、サイドウォール206及び第2窒化膜207により第1ゲート電極204から離隔されていると共に、第1酸化膜202、第1窒化膜203及び第2窒化膜207により半導体基板201から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極208を第1ゲート電極204とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第2酸化膜205により覆われた第1ゲート電極204の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜206Aからなるサイドウォール206を埋め込むことによって、第1ゲート電極204となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜203上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。従って、第2ゲート電極208となる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できるため、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。図5は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極208となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図5に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203を除去せずに、エッチングなどの前工程で第1窒化膜203が膜減りした分だけ第2窒化膜207を付け直すことによって、第1ゲート電極204下側の窒化膜と第2ゲート電極208下側の窒化膜とを、同じ熱処理が施された連続膜(つまり第1窒化膜203)を用いて構成することができるので、転送効率に優れた固体撮像装置を得ることができる。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極204下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極208下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極204と第2ゲート電極208とは、第2酸化膜205と第3酸化膜206Aからなるサイドウォール206と第2窒化膜207とによって電気的に分離されているので、リーク電流がさらに発生しにくくなり、ゲート電極間耐圧が向上する。
尚、本実施形態において、ゲート電極204及び208のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜203の形成後、第1ゲート電極204を形成する前に、第1窒化膜203上に酸化膜を形成し、第2窒化膜207の形成後、第2ゲート電極208を形成する前に、第2窒化膜207上に酸化膜を形成してもよい。
また、本実施形態において、第1窒化膜203が膜減りした分だけ付け直される第2窒化膜207の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば2nm程度以上で且つ35nm程度以下である。具体的には、第1窒化膜203の膜減り分を例えば統計的手法により予測し、その結果に基づいて第2窒化膜207の厚さを設定してもよい。或いは、第1窒化膜203の膜減り分を実際に測定し、その結果に基づいて第2窒化膜207の厚さを設定してもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図6(a)〜(g)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は2層ゲート構造を有し、図6(a)〜(g)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図6(a)に示すように、半導体基板301上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)302及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)303を順次積層する。ここで、半導体基板301は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板301と称する)。チャネル領域は半導体基板301の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜302としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜303としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極304を形成するために、第1窒化膜303上に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成する。その後、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして第1ゲート電極304を第1窒化膜303上に形成する。この時、第1ゲート電極304の下側以外の第1窒化膜303には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極304が第1窒化膜303上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図6(b)に示すように、第1ゲート電極304を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極304の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)305を形成する。尚、第1窒化膜303上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極304を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜303の表面はほとんど酸化されない。その結果、第1ゲート電極304の側壁上の第2酸化膜305は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図6(c)に示すように、各第1ゲート電極304間の第1窒化膜303を、酸化膜に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図6(d)に示すように、半導体基板301上の全面に第2窒化膜(シリコン窒化膜)307を、第1ゲート電極304下側の第1窒化膜303と同じ厚さ(例えば20〜100nm)だけ例えば減圧CVD法を用いて形成する。これにより、第2酸化膜305と各第1ゲート電極304間の第1酸化膜302とが第2窒化膜307によって覆われる。
次に、図6(e)に示すように、半導体基板301上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第3酸化膜(シリコン酸化膜)306Aを形成する。
次に、図6(f)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第3酸化膜306Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第2酸化膜305及び第2窒化膜307により覆われた第1ゲート電極304の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜306Aからなるサイドウォール306が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。
次に、図6(g)に示すように、第2ゲート電極308を形成するために、半導体基板301上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成した後、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして、複数の第2ゲート電極308を少なくとも隣接する各第1ゲート電極304間における第2窒化膜306上に形成する。ここで、各第2ゲート電極308は、第2酸化膜305、第2窒化膜307及びサイドウォール306により第1ゲート電極304から離隔されていると共に、第1酸化膜302及び第2窒化膜307により半導体基板301から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極308を第1ゲート電極304とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第2酸化膜305及び第2窒化膜307により覆われた第1ゲート電極304の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜306Aからなるサイドウォール306を埋め込むことによって、第1ゲート電極304となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜303上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。従って、第2ゲート電極308となる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できるため、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。図7は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極308となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図7に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極304下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極308下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極304と第2ゲート電極308とは、第2酸化膜305と第2窒化膜307と第3酸化膜306Aからなるサイドウォール306とによって電気的に分離されているので、リーク電流がさらに発生しにくくなり、ゲート電極間耐圧が向上する。
尚、本実施形態において、ゲート電極304及び308のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜303の形成後、第1ゲート電極304を形成する前に、第1窒化膜303上に酸化膜を形成し、第2窒化膜307の形成後、第2ゲート電極308を形成する前に、第2窒化膜307上に酸化膜を形成してもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図8(a)〜(f)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は2層ゲート構造を有し、図8(a)〜(f)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板401上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)402及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)403を順次積層する。ここで、半導体基板401は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板401と称する)。チャネル領域は半導体基板401の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜402としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜403としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極404を形成するために、第1窒化膜403上に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成する。その後、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして第1ゲート電極404を第1窒化膜403上に形成する。この時、第1ゲート電極404の下側以外の第1窒化膜403には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極404が第1窒化膜403上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図8(b)に示すように、第1ゲート電極404を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極404の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)405を形成する。尚、第1窒化膜403上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極404を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜403の表面はほとんど酸化されない。その結果、第1ゲート電極404の側壁上の第2酸化膜405は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図8(c)に示すように、第1窒化膜403が前記エッチング工程で膜減りした膜厚分だけ第2窒化膜407を半導体基板401上の全面に形成する。これにより、第2酸化膜405と各第1ゲート電極404間の第1窒化膜403とが第2窒化膜407によって覆われる。第2窒化膜407としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜を例えば減圧CVD法により形成することによって、第1ゲート電極404下側の第1窒化膜403の膜厚と、第1ゲート電極404の下側以外の第1窒化膜403と第2窒化膜407との合計膜厚とを同じに設定する。
次に、図8(d)に示すように、半導体基板401上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第3酸化膜(シリコン酸化膜)406Aを形成する。
次に、図8(e)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第3酸化膜406Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第2酸化膜405及び第2窒化膜407によって覆われた第1ゲート電極404の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜406Aからなるサイドウォール406が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。
次に、図8(f)に示すように、第2ゲート電極408を形成するために、半導体基板401上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成した後、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして、複数の第2ゲート電極408を少なくとも隣接する各第1ゲート電極404間における第2窒化膜407上に形成する。ここで、各第2ゲート電極408は、第2酸化膜405、第2窒化膜407及びサイドウォール406により第1ゲート電極404から離隔されていると共に、第1酸化膜402、第1窒化膜403及び第2窒化膜407により半導体基板401から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極408を第1ゲート電極404とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第2酸化膜405及び第2窒化膜407により覆われた第1ゲート電極404の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜406Aからなるサイドウォール406を埋め込むことによって、第1ゲート電極404となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜403上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。従って、第2ゲート電極408となる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できるため、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。図9は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極408となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図9に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極404の下側以外の第1窒化膜403を除去せずに、エッチングなどの前工程で第1窒化膜403が膜減りした分だけ第2窒化膜407を付け直すことによって、第1ゲート電極404下側の窒化膜と第2ゲート電極408下側の窒化膜とを、同じ熱処理が施された連続膜(つまり第1窒化膜403)を用いて構成することができるので、転送効率に優れた固体撮像装置を得ることができる。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極404下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極408下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極404と第2ゲート電極408とは、第2酸化膜405と第2窒化膜407と第3酸化膜406Aからなるサイドウォール406とによって電気的に分離されているので、リーク電流がさらに発生しにくくなり、ゲート電極間耐圧が向上する。
尚、本実施形態において、ゲート電極404及び408のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜403の形成後、第1ゲート電極404を形成する前に、第1窒化膜403上に酸化膜を形成し、第2窒化膜407の形成後、第2ゲート電極408を形成する前に、第2窒化膜407上に酸化膜を形成してもよい。
また、本実施形態において、第1窒化膜403が膜減りした分だけ付け直される第2窒化膜407の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば2nm程度以上で且つ35nm程度以下である。具体的には、第1窒化膜403の膜減り分を例えば統計的手法により予測し、その結果に基づいて第2窒化膜407の厚さを設定してもよい。或いは、第1窒化膜403の膜減り分を実際に測定し、その結果に基づいて第2窒化膜407の厚さを設定してもよい。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図10(a)〜(g)、図11(a)〜(e)及び図12(a)、(b)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は3層ゲート構造を有し、図10(a)〜(g)、図11(a)〜(e)及び図12(a)、(b)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図10(a)に示すように、半導体基板501上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)502及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)503を順次積層する。ここで、半導体基板501は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板501と称する)。チャネル領域は半導体基板501の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜502としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜503としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極504を形成するために、第1窒化膜503上に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成する。その後、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして第1ゲート電極504を第1窒化膜503上に形成する。この時、第1ゲート電極504の下側以外の第1窒化膜503には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極504が第1窒化膜503上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図10(b)に示すように、第1ゲート電極504を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極504の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)505を形成する。尚、第1窒化膜503上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極504を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜503の表面はほとんど酸化されない。その結果、第1ゲート電極504の側壁上の第2酸化膜505は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図10(c)に示すように、半導体基板501上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第3酸化膜(シリコン酸化膜)506Aを形成する。
次に、図10(d)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第3酸化膜506Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第1ゲート電極504の側壁を覆う第2酸化膜505によって生じたオーバーハング部に、第3酸化膜506Aからなる第1サイドウォール506が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。このとき、第1ゲート電極504の下側以外の第1窒化膜503には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけさらに膜減りが生じる。
次に、図10(e)に示すように、各第1ゲート電極504間の第1窒化膜503を、酸化膜に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図10(f)に示すように、半導体基板501上の全面に第2窒化膜(シリコン窒化膜)507を、第1ゲート電極504下側の第1窒化膜503と同じ厚さ(例えば20〜100nm)だけ例えば減圧CVD法を用いて形成する。これにより、第2酸化膜505と第1サイドウォール506と各第1ゲート電極504間の第1酸化膜502とが第2窒化膜507によって覆われる。
次に、図10(g)に示すように、第2ゲート電極508を形成するために、半導体基板501上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜を形成した後、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜をパターニングして、複数の第2ゲート電極508を少なくとも隣接する各第1ゲート電極504間における第2窒化膜507上に形成する。ここで、各第2ゲート電極508は、第2酸化膜505、第1サイドウォール506及び第2窒化膜507により第1ゲート電極504から離隔されていると共に、第1酸化膜502及び第2窒化膜507により半導体基板501から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極508を第1ゲート電極504とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
次に、図11(a)に示すように、第2ゲート電極508を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第2ゲート電極508の上部及び側壁に第4酸化膜(シリコン酸化膜)509を形成する。尚、第2窒化膜507上での酸化膜成長速度と、第2ゲート電極508を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第2窒化膜507の表面はほとんど酸化されない。その結果、第2ゲート電極508の側壁上の第4酸化膜509は当該側壁下部で薄くなり、オーバーハング形状が生じる。
次に、図11(b)に示すように、半導体基板501上の全面に、例えば減圧CVD法を用いて厚さ5〜50nm程度の第5酸化膜(シリコン酸化膜)510Aを形成する。
次に、図11(c)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにより第5酸化膜510Aの全面に対してエッチングを行なう。これにより、第2ゲート電極508の側壁を覆う第4酸化膜509によって生じたオーバーハング部に、第5酸化膜510Aからなる第2サイドウォール510が埋め込まれ、それによってオーバーハング形状が緩和される。このとき、ゲート電極504及び508の下側以外の第2窒化膜507には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけさらに膜減りが生じる。
次に、図11(d)に示すように、各第2ゲート電極508間の第2窒化膜507を、酸化膜に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図11(e)に示すように、半導体基板501上の全面に第3窒化膜(シリコン窒化膜)511を、第1ゲート電極504下側の第1窒化膜503と同じ厚さ(例えば20〜100nm)だけ例えば減圧CVD法を用いて形成する。これにより、第4酸化膜509と第2サイドウォール510と各第2ゲート電極508間の第1酸化膜502とが第3窒化膜511によって覆われる。
次に、図12(a)に示すように、第3ゲート電極512を形成するために、半導体基板501上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜512Aを形成した後、図12(b)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いて当該ポリシリコン膜512Aをパターニングして、複数の第3ゲート電極512を少なくとも隣接する各第2ゲート電極508間における第3窒化膜511上に形成する。ここで、各第3ゲート電極512は、第4酸化膜509、第2サイドウォール510及び第3窒化膜511により各第2ゲート電極508から離隔されていると共に、第1酸化膜502及び第3窒化膜511により半導体基板501から離隔されている。
尚、本実施形態では、第3ゲート電極512を第2ゲート電極508とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第2酸化膜505により覆われた第1ゲート電極504の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜506Aからなるサイドウォール506を埋め込むことによって、第1ゲート電極504となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第1窒化膜503上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。また、第4酸化膜509により覆われた第2ゲート電極508の側壁に生じたオーバーハング部に、第5酸化膜510Aからなる第2サイドウォール510を埋め込むことによって、第2ゲート電極508となる例えばポリシリコン膜の上での酸化膜成長速度と第2窒化膜507上での酸化膜成長速度との間の差により生じるオーバーハング形状を緩和できる。従って、第2ゲート電極508及び第3ゲート電極512のそれぞれとなる例えばポリシリコン膜のエッチング時にエッチング残りが生じることを防止できるため、異相ゲート電極同士の間が電気的に繋がってしまう事態を阻止できるので、高耐電圧な固体撮像装置を得ることができる。図13は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極508となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図13に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。また、図14は、本実施形態の固体撮像装置の転送部における第3ゲート電極512となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面構成を示している。図14に示すように、当該領域においてポリシリコンエッチング残りの発生は見られない。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極504下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極508下側の窒化膜の膜厚と第3ゲート電極512下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極504と第2ゲート電極508とは、第2酸化膜505と第3酸化膜506Aからなる第1サイドウォール506と第2窒化膜507とによって電気的に分離されていると共に、第2ゲート電極508と第3ゲート電極512とは第4酸化膜509と第5酸化膜510Aからなる第2サイドウォール510と第3窒化膜511とによって電気的に分離されているので、ゲート間耐圧が向上し、リーク電流がさらに発生しにくくなる。また、窒化膜の誘電率は酸化膜の誘電率の約2倍であるため、実効的な層間膜厚を薄くすることができるので、良好な転送効率を確保することができる。
尚、本実施形態において、ゲート電極504、508及び512のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜503の形成後、第1ゲート電極504を形成する前に、第1窒化膜503上に酸化膜を形成し、第2窒化膜507の形成後、第2ゲート電極508を形成する前に、第2窒化膜507上に酸化膜を形成し、第3窒化膜511の形成後、第3ゲート電極512を形成する前に、第3窒化膜511上に酸化膜を形成してもよい。
また、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、酸化膜からなる第1サイドウォールの形成後、第1ゲート電極間の第1窒化膜を除去し、第1ゲート電極下の第1窒化膜と同じ厚さの第2窒化膜を付け直した。しかし、これに代えて、第2の実施形態と同様に、酸化膜からなる第1サイドウォールの形成後、第1ゲート電極間の第1窒化膜を除去することなく、エッチング等による第1窒化膜の膜減り分だけ第2窒化膜を追加形成しても、本実施形態と同様の効果が得られる。或いは、第3の実施形態と同様に、第1ゲート電極間の第1窒化膜を除去した後、第1ゲート電極下の第1窒化膜と同じ厚さの第2窒化膜を付け直し、その後、酸化膜からなる第1サイドウォールを形成してもよい。或いは、第4の実施形態と同様に、第1ゲート電極間の第1窒化膜を除去することなく、エッチング等による第1窒化膜の膜減り分だけ第2窒化膜を追加形成した後、酸化膜からなる第1サイドウォールを形成してもよい。
また、本実施形態において、第2サイドウォール形成プロセスについても、上記第1の実施形態の第1サイドウォール形成プロセスと同様のプロセスを用いたが、これに代えて、上記第2〜第4の実施形態のいずれかの第1サイドウォール形成プロセスと同様のプロセスを用いてもよい。尚、本実施形態の第1サイドウォール及び第2サイドウォールのそれぞれの形成プロセスについて、互いに異なるプロセスを用いてもよい。
また、本実施形態において、3層ゲート構造の転送部を有する固体撮像装置を対象としたが、これに代えて、4層以上のゲート構造の転送部を有する固体撮像装置を対象としてもよい。
本発明の固体撮像装置およびその製造方法は、高性能且つ高耐電圧な固体撮像装置を実現できるので、具体的には、カメラ付き携帯電話、ビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどに使用される固体撮像装置や、プリンタなどに使用されるラインセンサなどに好適に使用できる。
図1は本発明の第1及び第2の実施形態に係る固体撮像装置の全体図である。 図2(a)〜(g)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図3は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図4(a)〜(f)は本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図5は本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図6(a)〜(g)は本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図7は本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図8(a)〜(f)は本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図9は本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図10(a)〜(g)は本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図11(a)〜(e)は本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図12(a)及び(b)は本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図13は本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第2ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図14は本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の転送部における第3ゲート電極となるポリシリコン膜を完全に除去すべき領域の断面図である。 図15(a)〜(e)は従来の固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図16(a)及び(b)は従来の固体撮像装置の課題を説明する図である。 図17(a)〜(g)はその他の従来の固体撮像装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 図18(a)〜(d)はその他の従来の固体撮像装置の課題を説明する図である。
符号の説明
1 画素部
2 フォトダイオード
3 垂直転送部
4 水平転送部
5 出力部
101 半導体基板
102 第1酸化膜
103 第1窒化膜
104 第1ゲート電極
105 第2酸化膜
106 サイドウォール
106A 第3酸化膜
107 第2窒化膜
108 第2ゲート電極
201 半導体基板
202 第1酸化膜
203 第1窒化膜
204 第1ゲート電極
205 第2酸化膜
206 サイドウォール
206A 第3酸化膜
207 第2窒化膜
208 第2ゲート電極
301 半導体基板
302 第1酸化膜
303 第1窒化膜
304 第1ゲート電極
305 第2酸化膜
306 サイドウォール
306A 第3酸化膜
307 第2窒化膜
308 第2ゲート電極
401 半導体基板
402 第1酸化膜
403 第1窒化膜
404 第1ゲート電極
405 第2酸化膜
406 サイドウォール
406A 第3酸化膜
407 第2窒化膜
408 第2ゲート電極
501 半導体基板
502 第1酸化膜
503 第1窒化膜
504 第1ゲート電極
505 第2酸化膜
506 サイドウォール
506A 第3酸化膜
507 第2窒化膜
508 第2ゲート電極
509 第4酸化膜
510 サイドウォール
510A 第5酸化膜
511 第3窒化膜
512 第3ゲート電極
512A ポリシリコン膜

Claims (20)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1酸化膜と、
    前記第1酸化膜上における第1ゲート電極形成領域に形成された第1窒化膜と、
    前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、
    前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、
    前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記サイドウォール及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、
    前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、
    前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、
    前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記サイドウォール及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1酸化膜と、
    前記第1酸化膜上における第1ゲート電極形成領域に形成された第1窒化膜と、
    前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
    前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜と、
    前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、
    前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記第2窒化膜及び前記サイドウォールにより前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、
    前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
    前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、
    前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなるサイドウォールと、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、
    前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記第2窒化膜及び前記サイドウォールにより前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記第1ゲート電極と前記第1窒化膜との間、及び前記第2ゲート電極と前記第2窒化膜との間にそれぞれ酸化膜が設けられていることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項2又は4に記載の固体撮像装置において、
    前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜との合計厚さは、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さと同じであることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項2又は4に記載の固体撮像装置において、
    前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜とは連続していることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1酸化膜と、
    前記第1酸化膜上における第1ゲート電極形成領域に形成された第1窒化膜と、
    前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第3酸化膜からなる第1サイドウォールと、
    第2ゲート電極形成領域にそれぞれ位置する前記第2酸化膜と前記第1サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極と、
    前記各第2ゲート電極の上部及び側壁を覆う第4酸化膜と、
    前記第4酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に埋め込まれた第5酸化膜からなる第2サイドウォールと、
    前記第4酸化膜と前記第2サイドウォールと前記各第2ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第3窒化膜と、
    少なくとも隣接する前記各第2ゲート電極間における前記第3窒化膜上に形成された複数の第3ゲート電極とを備え、
    前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜、前記第1サイドウォール及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔され、
    前記各第3ゲート電極は、前記第4酸化膜、前記第2サイドウォール及び前記第3窒化膜により前記第2ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜及び前記第3窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項8に記載の固体撮像装置において、
    前記第1ゲート電極と前記第1窒化膜との間、前記第2ゲート電極と前記第2窒化膜との間、及び前記第3ゲート電極と前記第3窒化膜との間にそれぞれ酸化膜が設けられていることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
    前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第4工程と、
    前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜を除去した後に、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第5工程と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  11. 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
    前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第4工程と、
    前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第5工程と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
    前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜を除去した後に、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、
    前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第5工程と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  13. 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
    前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、
    前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなるサイドウォールを埋め込む第5工程と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第2工程よりも前に、前記第1窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
    前記第6工程よりも前に、前記第2窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第2窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  16. 請求項11又は13に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第2窒化膜の厚さは、2nm以上で且つ35nm以下であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  17. 請求項11又は13に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第2窒化膜の厚さは、前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜との合計厚さと、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  18. 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
    前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
    前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
    前記第2酸化膜により覆われた前記各第1ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第3酸化膜からなる第1サイドウォールを埋め込む第4工程と、
    前記各第1ゲート電極間の第1窒化膜を除去した後に、前記第2酸化膜と前記サイドウォールと前記各第1ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第5工程と、
    少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第6工程と、
    前記各第2ゲート電極の上部及び側壁を覆う第4酸化膜を形成する第7工程と、
    前記第4酸化膜により覆われた前記各第2ゲート電極の側壁に生じたオーバーハング部に、第5酸化膜からなる第2サイドウォールを埋め込む第8工程と、
    前記各第2ゲート電極間の前記第2窒化膜を除去した後に、前記第4酸化膜と前記第2サイドウォールと前記各第2ゲート電極間の前記第1酸化膜とを覆う第3窒化膜を形成する第9工程と、
    少なくとも隣接する前記各第2ゲート電極間における前記第3窒化膜上に複数の第3ゲート電極を形成する第10工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  19. 請求項18に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第2工程よりも前に、前記第1窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
    前記第6工程よりも前に、前記第2窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
    前記第10工程よりも前に、前記第3窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  20. 請求項18又は19に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記第3窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルと前記第3ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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