JP2007201548A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の重送が生じた場合に、排出された記録用紙の頁を揃える作業を容易にすることが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】原稿の搬送時に重送を検出すると、該重送により同時に重送された全ての原稿である重送原稿を除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録し、重送原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録されている記録用紙である重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイ51における排出位置72が、その他の記録済の記録用紙の排出位置71と異なるように排出するようにして、画像処理装置を構成する。
【選択図】図9
【解決手段】原稿の搬送時に重送を検出すると、該重送により同時に重送された全ての原稿である重送原稿を除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録し、重送原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録されている記録用紙である重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイ51における排出位置72が、その他の記録済の記録用紙の排出位置71と異なるように排出するようにして、画像処理装置を構成する。
【選択図】図9
Description
本発明は、画像が記載されている複数枚の原稿を搬送しながら1枚づつ読取って、得られる画像を記録用紙に記録して排紙トレイに排出する画像処理装置に関する。
画像が記載されている複数枚の原稿を読取って記録用紙に記録するいわゆるコピー機である画像処理装置では、近年、処理の高速化が進んでおり、このような高速処理においては、原稿を高速で搬送する結果、原稿の重送が生じて読取画像が欠落することがある。そのため、原稿に記載された全ての画像を記録処理することができないという不具合が発生することがある。そこで、このような不具合を防止するために、原稿搬送路中に重送検知センサを配置して、搬送される原稿の重送検出を行う重送検出機能を備えた画像処理装置が開発されている。
他方、これらの画像処理装置において、記録された記録用紙を排出する際に、複数部数の仕分けをする機能を備えた画像処理装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。このような複数部数の仕分けをする機能としては、ほかにも、排紙トレイにおける記録用紙の排出位置を、記録用紙の排出方向と直角の方向に変化させることにより行う方法等が存在するが、これらは、上述したように、複数部数の仕分けをする機能を実現するために用いられているに過ぎない。
特開平10−236717号公報
ところで、上述した重送検出機能を備えた画像処理装置では、通常、原稿の重送が検出されると、重送原稿の再読取り要求を行うが、再読取りが行われても、再度読取られた画像を記録した記録用紙は、最初に記録され排出された記録用紙が存在する排紙トレイに、そのまま続けて排出される。
そのため、排出された記録用紙の頁を揃えるには、まず、排出された記録用紙の中から再度読取られた画像を記録した記録用紙を取り出して、さらに、残った記録用紙の中で、重送がなければ本来あるはずの、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙が抜けている場所を探して、その場所へ、先に取り出した記録用紙を挿入するという作業が必要であり、手間がかかっていた。
しかし、他方では、上述したように、複数部数の仕分けをする機能を備えた画像処理装置が開発されている。そこで、これらの複数部数の仕分けをする機能等を利用することにより、原稿の重送が生じた場合に、排出された記録用紙の頁を揃える作業を容易にすることが可能な画像処理装置が要望されていた。
この発明は、このような要望に対処するためになされたものであって、原稿の重送が生じた場合に、排出された記録用紙の頁を揃える作業を容易にすることが可能な画像処理装置を提供しようとするものである。
本発明の画像処理装置は、読取トレイに載置され、画像が記載されている複数枚の原稿を、搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像を記憶すると共に、記憶された該画像を記録用紙に記録して、記録された該記録用紙を排紙トレイに排出する画像処理装置である。
この画像処理装置は、1枚の原稿に記載されている画像は1枚の記録用紙に記録する画像処理装置(以下、単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置と称する)と、頁が連続した所定枚数の原稿に記載されている画像は、まとめて1枚の記録用紙に記録する画像処理装置(以下、多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置と称する)の2種類のタイプに分けることができる。この内、単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置では、原稿の枚数と記録される記録用紙の枚数は同数であるのに対して、多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置では、記録される記録用紙の枚数が原稿の枚数よりも少なくなる。
上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置は、次のような機能を備えている。即ち、原稿の搬送時に重送を検出すると、重送原稿を除いて、残るその他の原稿に記載されている画像のみを記録用紙に記録する。そして、重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。ここで、重送とは、複数の原稿の少なくとも一部が、重なった状態で搬送されることを言う。又、重送原稿とは、上記の重送により、同時に重送された全ての原稿を言う。又、重送前原稿記録用紙とは、重送原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録済の記録用紙を言う。
上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送原稿を除いて、残るその他の原稿に記載されている画像のみを記録用紙に記録する。そして、重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。そのため、重送前原稿記録用紙は、その他の記録済記録用紙と簡単に見分けることができる。この重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間は、重送がなければ本来あるはずの、重送された原稿に記載されている画像が記録される記録用紙が位置する場所である。従って、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙が挿入される場所を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置は、次のような機能を備えるのが好ましい。即ち、重送が検出された場合は、重送原稿を再読取させることが必要な旨の表示を、全ての原稿の読取終了後に行う。又、重送原稿が読取トレイに載置されると、全ての記録終了後に、重送原稿を搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像を、記録用紙に記録する。そして、該画像が記録された記録用紙である重送原稿記録用紙を全て、排紙トレイにおける排出位置が、上記の重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出するのである。
上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送原稿を再読取させることが必要な旨の表示を行う。従って、画像処理装置の操作者等に対して、重送された原稿の再読取を行うように催促することができる。又、重送原稿記録用紙が全て、排紙トレイにおける排出位置を、重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出される。従って、重送された原稿に記載されている画像が記録されている重送原稿記録用紙を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
上記の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置は、次のような機能を備えている。即ち、原稿の搬送時に重送を検出すると、重送原稿を含む同時記録原稿を除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録する。ここで、重送、及び、重送原稿については、上述した内容と同じである。同時記録原稿とは、重送原稿に記載されている画像が、該重送がなければ記録される予定の記録用紙に、重送原稿に記載されている画像と共にまとめて記録される予定の画像が記載されている原稿であり、この同時記録原稿には、重送原稿が含まれる。
そして、重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。ここで、重送前原稿記録用紙とは、同時記録原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録されている記録用紙を言う。
上記の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、同時記録原稿を除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録する。そして、重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。そのため、重送前原稿記録用紙は、その他の記録済記録用紙と簡単に見分けることができる。この重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間は、重送がなければ本来あるはずの、重送された原稿に記載されている画像が記録される記録用紙が位置する場所である。従って、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙が挿入される場所を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
上記の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置は、次のような機能を備えるのが好ましい。即ち、重送原稿が読取トレイに載置されると、全ての記録終了後に、重送原稿を搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像、及び、該画像以外の同時記録原稿に記載されていた画像を、記録用紙に記録する。そして、これらの画像が記録された記録用紙である重送原稿記録用紙を全て、排紙トレイにおける排出位置が、重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出するのである。
上記の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送原稿を再読取させることが必要な旨の表示を行う。従って、画像処理装置の操作者等に対して、重送された原稿の再読取を行うように催促することができる。又、重送原稿に記載されている画像、及び、該画像以外の同時記録原稿に記載されていた画像を記録用紙に記録する。そして、これらの画像が記録された記録用紙である重送原稿記録用紙が全て、排紙トレイにおける排出位置を、重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出される。従って、重送された原稿に記載されている画像が記録された記録用紙である重送原稿記録用紙を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置、及び、多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置において、これらの画像処理装置は、次のようにするのが好ましい。即ち、表示部を備えると共に、該表示部に、記録済の記録用紙のページ番号を揃えるために、記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要な旨の表示、或いは、重送原稿記録用紙を、重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間に挿入することが必要な旨の表示を、重送原稿記録用紙の記録終了後に行うようにするのである。
このようにすることにより、原稿の搬送時に重送が検出された場合に、記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要であること、或いは、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙である重送原稿記録用紙を、重送がなければ本来あるはずである、重送された原稿の画像が記録される記録用紙が抜けている場所に挿入する必要があることを、画像処理装置の操作者等に対して、容易に気付かせることができる。
又、上記の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置、及び、多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置において、記録済記録用紙を排紙トレイに排出する際の該排紙トレイにおける排出位置の違いは、該排紙トレイにおける記録用紙の排出位置を、該記録用紙の排出方向と直角の方向に変化させることにより生じさせるようにするのが好ましい。これは、このようにすることが、画像処理装置では、比較的容易に実現可能であるからである。
本発明によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。そのため、重送前原稿記録用紙は、その他の記録済記録用紙と簡単に見分けることができる。この重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間は、重送がなければ本来あるはずの、重送された原稿に記載されている画像が記録される記録用紙が位置する場所である。従って、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙が挿入される場所を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
又、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送された原稿を再読取させることが必要な旨の表示を行うので、画像処理装置の操作者等に対して、重送された原稿の再読取を催促することができる。又、重送原稿記録用紙が全て、排紙トレイにおける排出位置を、重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出される。従って、重送された原稿に記載されている画像が記録されている重送原稿記録用紙を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
又、記録済の記録用紙の頁番号を揃えるために、重送原稿記録用紙を、重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間に挿入することが必要な旨の表示を、重送原稿記録用紙の記録終了後に行う。従って、原稿の搬送時に重送が検出された場合に、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙である重送原稿記録用紙を、重送がなければ本来あるはずである、重送された原稿の画像が記録される記録用紙が抜けている場所に挿入する必要があることを、画像処理装置の操作者等に対して、容易に気付かせることができる。
以下、本発明の実施の形態における画像処理装置について、図面を参照しながら詳しく説明する。
<実施の形態1>
実施の形態1における画像処理装置は、画像読取機能と画像記録機能を備えた画像処理装置であるデジタル複写機である。そこで、まず、実施の形態1に係るデジタル複写機の全体構成について説明する。
実施の形態1における画像処理装置は、画像読取機能と画像記録機能を備えた画像処理装置であるデジタル複写機である。そこで、まず、実施の形態1に係るデジタル複写機の全体構成について説明する。
<デジタル複写機の全体構成の説明>
図1は実施の形態1におけるデジタル複写機100の内部構成の概略を示している。図1に示すように、デジタル複写機100は、スキャナ部101、記録媒体としての記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部102、この画像形成部102へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構部103、及び、制御部104を備えている。尚、図1には図示されていないが、デジタル複写機100では、スキャナ部101の側面にLCDを用いた表示面が上向きの表示部が設けられている。以下、各部について説明する。
図1は実施の形態1におけるデジタル複写機100の内部構成の概略を示している。図1に示すように、デジタル複写機100は、スキャナ部101、記録媒体としての記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部102、この画像形成部102へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構部103、及び、制御部104を備えている。尚、図1には図示されていないが、デジタル複写機100では、スキャナ部101の側面にLCDを用いた表示面が上向きの表示部が設けられている。以下、各部について説明する。
<制御部の説明>
制御部104は、マイクロコンピュータや各種メモリ等のハードウエアと、OSや各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム等のソフトウエアで構成されている。この制御部104は、上述したスキャナ部101、画像形成部102、搬送機構部103、及び、表示部に対する各種制御を行うほか、デジタル複写機100全体にかかわる制御も行う。
制御部104は、マイクロコンピュータや各種メモリ等のハードウエアと、OSや各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム等のソフトウエアで構成されている。この制御部104は、上述したスキャナ部101、画像形成部102、搬送機構部103、及び、表示部に対する各種制御を行うほか、デジタル複写機100全体にかかわる制御も行う。
<スキャナ部の説明>
スキャナ部101は、原稿送り装置(RADF:Reversing Automatic Document Feeder)22と、この原稿送り装置22により搬送された原稿の画像を読取るためのスキャナユニット23を備えている。図2は、原稿送り装置22の断面図である。この原稿送り装置22は、原稿が載置される原稿トレイ1、中間トレイ2、原稿が排出される原稿排紙トレイ3、及び各トレイ1,2,3間で原稿を搬送する原稿搬送機構4を備えている。
スキャナ部101は、原稿送り装置(RADF:Reversing Automatic Document Feeder)22と、この原稿送り装置22により搬送された原稿の画像を読取るためのスキャナユニット23を備えている。図2は、原稿送り装置22の断面図である。この原稿送り装置22は、原稿が載置される原稿トレイ1、中間トレイ2、原稿が排出される原稿排紙トレイ3、及び各トレイ1,2,3間で原稿を搬送する原稿搬送機構4を備えている。
原稿トレイ1には、原稿が載置されているか否かを検出するための線差が備えられており、このセンサにより、制御部104は、原稿トレイ1に原稿が載置されているか否かをチェックすることができる。又、原稿搬送機構4は、原稿トレイ1に載置された原稿を、原稿読取箇所5を介して中間トレイ2又は原稿排紙トレイ3へと搬送するための主搬送路6と、中間トレイ2上の原稿を主搬送路6に戻して供給するための副搬送路7とを備えている。
又、原稿搬送機構4には、原稿搬送機構4により搬送される原稿の重送を検出する重送検知センサ21が備えられている。図3は、この重送検知センサ21が原稿搬送機構4に取付けられている状態を、模式的に示した説明図である。この重送検知センサ21は、発光センサ21aと受光センサ21bとで構成されており、原稿が搬送される際の原稿の枚数を検出するのに用いられる。即ち、発光センサ21aにより発光された光が、搬送される原稿を透過して受光センサ21bで受光されると共に、受光された光の量を電気信号に変換して制御部104に送信される。制御部104では、この信号から搬送された原稿の枚数が演算により求められる。通常、演算結果は1枚であるが、重送が生じると、同時に重ねて搬送された原稿の枚数が演算により求められる。
主搬送路6の上流端側(原稿トレイ1の排出側に対向する部分)には、呼び込みローラ8及び一対のサバキローラ9が配設されている。呼び込みローラ8は、図2に示す様に連結アーム10の先端に軸支されており、この連結アーム10がサバキローラ9の軸に対して回転自在に軸支されている。これにより、呼び込みローラ8がサバキローラ9の軸を回転中心として回転自在に支持され、呼び込みローラ8の昇降が可能にされている。原稿が原稿トレイ1に載置される前は、呼び込みローラ8が上方に移動され、この状態で原稿が原稿トレイ1に載置され、原稿の先端が原稿トレイ1と呼び込みローラ8間に滑り込んで位置Aに至る。そして、呼び込みローラ8が図1に示す様に下方に移動されると、呼び込みローラ8が原稿の先端近傍に接触する。この後、呼び込みローラ8が回転されると、呼び込みローラ8により原稿トレイ1の原稿が引き出され、この原稿が各サバキローラ9の間を通過して搬送されて行く。
主搬送路6と副搬送路7との合流箇所Bよりも下流側には一対のPSローラ11及び搬送ローラ12が設けられ、更に下流側に原稿読取り装置のプラテンガラス13が設けられ、このプラテンガラス13の下方に原稿画像を読取るスキャナユニット23が設けられている。各PSローラ11は、その回転を一時的に停止されており、各サバキローラ9の間を経由して来た原稿の先端が該各PSローラ11に突き当たって、原稿の先端が該各PSローラ11と平行に揃えられる。そして、各PSローラ11は、スキャナユニット23による読取開始時に原稿の先端がプラテンガラス13に達する様なタイミングで、その回転を開始して、原稿の搬送を開始する。
スキャナユニット23では、後述するように、プラテンガラス13を通じて、該プラテンガラス13上で副走査方向に搬送される原稿を照明し、原稿画像を主走査方向に繰り返し読取って、原稿画像全体を読取る。
プラテンガラス13の下流側には、搬送ローラ14及び揺動板15が設けられており、主搬送経路6における揺動板15よりも下流側に一対の原稿排紙ローラ16及び原稿排紙トレイ3が設けられ、副搬送経路7における揺動板15よりも下流側に一対の搬送ローラ17及び中間トレイ2が設けられている。プラテンガラス13上を通過して来た原稿は、搬送ローラ14、揺動板15、及び各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出されるか、あるいは搬送ローラ14、揺動板15、及び各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送される。
揺動板15は、上下方向に揺動して、プラテンガラス13上を通過して来た原稿を原稿排紙トレイ3及び中間トレイ2のいずれかの側に切換て導く。この揺動板15により原稿が原稿排紙トレイ3側に導かれた場合は、原稿が各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出される。また、この揺動板15により原稿が中間トレイ2側に導かれた場合は、原稿が各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送され、原稿の先端側が中間トレイ2上に載る。そして、各搬送ローラ17間に原稿の後端が挟まれているタイミングで、各搬送ローラ17が停止されて逆回転駆動され、原稿が揺動板15を介して副搬送経路7へと搬送される。更に原稿が副搬送経路7から主搬送経路6へと搬送されて、原稿の表裏が反転される。そして、原稿は、その先端を各PSローラ11と平行に揃えられてから、プラテンガラス13上を通過して、該原稿の裏側の画像を読取られ、各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ13に排出される。
スキャナユニット23は、原稿送り装置22により搬送された原稿の画像の画像を読取るのに用いられる。このスキャナユニット23は、ランプリフレクタアセンブリ24、複数の反射ミラー25a,25b,25c、光学レンズ体26、光電変換素子(CCD)27を備えている。
上記ランプリフレクタアセンブリ24は、プラテンガラス13上を通過する原稿に対して光を照射するものである。各反射ミラー25a,25b,25cは、図1に二点鎖線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、光学レンズ体26に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読取り動作として、プラテンガラス13上を通過する原稿に対して、ランプリフレクタアセンブリ24及び反射ミラー25aで成る第1走査ユニット23aから、原稿全体に光を照射する。この原稿から反射された光は、反射ミラー25aで反射され、反射ミラー25b,25cで成る第2走査ユニット23bの反射ミラー25b,25cで反射されて、光学レンズ体26に至り、この光学レンズ体26を通過した光は光電変換素子27上に結像され、この光電変換素子27において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。そして、このようにして得られた画像データは、制御部(画像処理部)104へ送信され、ここで各種処理が行われた後、この制御部104のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データが読み出されて画像形成部102による画像形成動作に利用される。
<画像形成部の説明>
画像形成部102は、光ビーム走査装置としてのレーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上を等速度で走査するように補正するfθレンズ等を有している。
画像形成部102は、光ビーム走査装置としてのレーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上を等速度で走査するように補正するfθレンズ等を有している。
感光体ドラム33は、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザ書き込みユニット31からのレーザ光が折返しミラー31aで反射されて照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、電子写真プロセス部32は、上記感光体ドラム33の周囲に、帯電器34、現像器35、転写器36、除電器37、剥離器、クリーニング器38、定着装置39が配置されて成っている。帯電器34は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム33の表面を所定の電位に帯電させるようになっている。現像器35は、感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像を画像形成物質としてのトナーにより可視像に現像するものである。転写器36は、感光体ドラム33の表面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するものである。除電器37は、トナー像が転写された後の記録用紙Pを除電してこの記録用紙Pが感光体ドラム33から剥離しやすいようにするものである。クリーニング器38は、トナー転写後において感光体ドラム33の表面に残留したトナーを除去するようになっている。定着装置39は、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により記録用紙P上に定着させるものである。
これにより、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電器34によって感光体ドラム33の表面が所定の電位に帯電され、レーザ書き込みユニット31が画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム33の表面に照射して都電潜像を形成する。その後、現像器35が感光体ドラム33の表面にトナーによる可視像を現像し、用紙搬送機構部103から給紙された記録用紙Pに対して、転写器36によってトナー像が転写される。その後、この記録用紙Pは定着装置39によって加熱され、トナー像が定着される。一方、感光体ドラム33の表面に残留したトナーはクリーニング器38によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作(印字動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙P,P,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
<用紙搬送機構部の説明>
用紙搬送機構部103は、第1、第2及び第3の給紙カセット41,42,43、手差しトレイ44、及び複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット61に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部102による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを排紙トレイ51へ排出するものである。本デジタル複写機は、高速印字処理を行うことを目的としているため、第1、第2及び第3の給紙カセット41,42,43は、定型サイズの記録用紙を各々500〜1500枚収容可能な構成となっている。
用紙搬送機構部103は、第1、第2及び第3の給紙カセット41,42,43、手差しトレイ44、及び複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット61に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部102による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを排紙トレイ51へ排出するものである。本デジタル複写機は、高速印字処理を行うことを目的としているため、第1、第2及び第3の給紙カセット41,42,43は、定型サイズの記録用紙を各々500〜1500枚収容可能な構成となっている。
また、この用紙搬送機構部103は、片面に画像形成された記録用紙Pを一旦回収した後に他面に対して画像形成部102による画像形成を行わせるための両面複写ユニット45を備えている。なお、この両面複写ユニット45は、通常の用紙カセットと交換可能な構成となっており、用紙カセットの搭載台数の増加を図ることができるようになっている。
各給紙カセット41,42,43それぞれには異なるサイズの記録用紙P,P,…が収容されており、ユーザが所望するサイズの記録用紙Pが収容されている給紙カセットから記録用紙Pが順次1枚ずつ取り出されて搬送経路40を経て画像形成部102に搬送されるようになっている。
この用紙搬送機構部103の搬送経路40としては、主搬送路46とスイッチバック搬送路47とがある。主搬送路46は、一端(記録用紙搬送方向の上流端側)が分岐されて各給紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び大容量給紙カセット61の排出側にそれぞれ対向していると共に、他端(記録用紙搬送方向の下流端側)が転写器36及び定着装置39を経て排紙トレイ51を備えた後処理装置50に対向している。
この後処理装置50には、ステープル処理等の後処理が可能な機構が組み込まれていると共に、記録用紙Pを排出する排紙トレイ51を切換るべく、この排紙トレイ51を昇降させるための機構が組み込まれている。又、この後処理装置50には、排紙トレイ51に排出される記録用紙Pの排出位置を、記録用紙Pの排出方向と直角の方向に変化させるために、排紙トレイ51を記録用紙Pの排出方向と直角の方向にシフト、即ち、移動させる機構も組み込まれている。そのため、排紙トレイ51に排出される記録用紙Pの排出位置を、記録用紙Pの排出方向と直角の方向に変化させることができる。
スイッチバック搬送路47は、一端(図中の上端)が定着装置39の配設位置よりも下流側(図中左側)で主搬送路46に繋がっていると共に、途中部分(図中上下方向の中央部分)が第1及び第2の分岐路47A,47Bに分岐されている。第1分岐路47Aは鉛直下方に延びている。一方、第2分岐路47Bは一端が両面複写ユニット45の搬入側に対向している。
主搬送路46とスイッチバック搬送路47との接続部分及びスイッチバック搬送路47の分岐部分には第1及び第2の分岐爪47a,47bがそれぞれ設けられている。
第1分岐爪47aは、スイッチバック搬送路47を閉鎖する第1位置と、主搬送路46の排出側を閉塞して、この主搬送路46とスイッチバック搬送路47とを連通させる第2位置との聞で水平軸回りに回動自在となっている。この第1分岐爪47aが第1位置にあるときには画像形成部102を経た記録用紙Pがそのまま排紙トレイ51へ排紙される。一方第1分岐爪47aが第2位置にあるときには画像形成部102を経た記録用紙Pがスイッチバック搬送路47へ供給されるようになっている。
第2分岐爪47bは、スイッチバック搬送路47の第1分岐路47Aを開放し且つ第2分岐路47Bを閉鎖する第1位置と、第2分岐路47Bを開放し且つ第1分岐路47Aを閉鎖する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第2分岐爪47bが第1位置にあるときにはスイッチバック搬送路47に搬送された記録用紙Pが第1分岐路47Aに導かれてその下端位置まで搬送される。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転されると、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bに搬送されて両面複写ユニット45へ供給されるようになっている。つまり、記録用紙Pが、第1分岐路47A及び第2分岐路47Bを経て両面複写ユニット45へ供給されることにより、この記録用紙Pが画像形成部102に供給された際に上下が反転され、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
これにより、本複写機1により片面コピーが行われる場合には、第1分岐爪47aが第1位置となり、各用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44または大容量給紙カセット61から取り出された記録用紙Pが、画像形成部102により画像形成された後、そのまま排紙トレイ51へ排紙される。
一方、両面コピーが行われる場合には、先ず、第1分岐爪47aが第2位置となり、第2爪47bが第1位置となる。これにより、各用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44または大容量給紙カセット61から取り出されて画像形成部102により片面に画像形成された記録用紙Pは、スイッチバック搬送路47の第1分岐路47Aに導かれる。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転され、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bから両面複写ユニット45へ供給される。記録用紙Pの他而に画像形成を行う際には、第1分岐爪47aが第1位置となり、両面複写ユニット45から取り出された記録用紙Pが、画像形成部102により画像形成され、排紙トレイ51へ排紙されるようになっている。
主搬送路46の上流端(給紙カセット41,42,43、手差しトレイ44、両面複写ユニット45、及び大容量給紙カセット61の排出側に対向する部分)にはピックアップローラ48が配設されている。また、各ピックアップローラ48の下流側には、取り出された記録用紙Pを主搬送路46に給紙するための複数の給紙ローラ49が配設されている。このピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、給紙カセット41,42,43、手差しトレイ44、両面複写ユニット45及び大容量給紙カセット61に収容されている記録用紙Pが選択的に1枚ずつ主搬送路46に給紙できるようになっている。
<原稿搬送時の重送発生に対する対策に関する説明>
上述した実施の形態1におけるデジタル複写機100では、処理速度を向上させるために、スキャナ部101で原稿の読取を行いながら、画像形成部102で記録用紙Pに画像を記録して後処理装置50の排紙トレイ51へ排出する。即ち、原稿の読取と記録用紙Pへの記録とは、同時並行で行われる。そこで、スキャナ部101の原稿搬送機構4で原稿の重送が生じると、重送された原稿は読取ることができないので、この重送された原稿に記載されている画像の記録用紙Pへの記録は行われず、従って、紙トレイ51へ排出される記録用紙Pには、この重送された原稿に記載されている画像が記録された記録用紙Pは存在せず、抜けている状態となる。そして、その他の全ての画像の記録が終了した後に、再度、重送された原稿の読取を行って、記録用紙Pへ記録して、後処理装置50の排紙トレイ51へ排出する。そのため、この場合は、全ての記録が終了した時点で、ページ揃えを行う必要がある。
上述した実施の形態1におけるデジタル複写機100では、処理速度を向上させるために、スキャナ部101で原稿の読取を行いながら、画像形成部102で記録用紙Pに画像を記録して後処理装置50の排紙トレイ51へ排出する。即ち、原稿の読取と記録用紙Pへの記録とは、同時並行で行われる。そこで、スキャナ部101の原稿搬送機構4で原稿の重送が生じると、重送された原稿は読取ることができないので、この重送された原稿に記載されている画像の記録用紙Pへの記録は行われず、従って、紙トレイ51へ排出される記録用紙Pには、この重送された原稿に記載されている画像が記録された記録用紙Pは存在せず、抜けている状態となる。そして、その他の全ての画像の記録が終了した後に、再度、重送された原稿の読取を行って、記録用紙Pへ記録して、後処理装置50の排紙トレイ51へ排出する。そのため、この場合は、全ての記録が終了した時点で、ページ揃えを行う必要がある。
そこで、上記の重送が生じた場合に、上述したデジタル複写機100では、本発明の特徴である排出された記録用紙Pの頁を揃える作業を容易にすることが可能な工夫がなされている。以下、この部分について説明する。尚、上述したデジタル複写機100では、表裏の両面に画像の記載がある原稿の読取が可能であるが、ここでは、表面のみに画像の記載のある片面原稿が用いられる場合について説明する。又、実施の形態1では、デジタル複写機100の通常モードである、1枚の原稿に記載されている画像を1枚の記録用紙Pに記録する場合について説明する。この場合、上述したデジタル複写機100は、前述の単枚葉原稿単頁記録の画像処理装置に相当することになる。
デジタル複写機100の制御部104には、メモリに、図4に示すようなデータマップが備えられている。このデータマップは、デジタル複写機100のスキャナ部101で読取られる原稿の各頁に関する情報を記録するものである。このデータマップの項目としては、原稿頁番号(PA)、画像データ記憶エリア、画像有無、重送有無、処理終了確認、及び、シフト要有無が用いられる。
原稿頁番号(PA)は、デジタル複写機100のスキャナ部101で読取られる原稿の頁番号である。画像データ記憶エリアは、当該原稿に記載されている画像が読取られて記憶されるエリアである。この画像データ記憶エリアにおけるD(番号)は、当該番号の頁の原稿に記載されている画像を表している。画像有無は、画像データ記憶エリアに、当該原稿から読取られた画像が存在するか否かを示しており、○印が存在有を表す。重送有無は、各原稿がデジタル複写機100のスキャナ部101で読取りのために搬送される際に、重送されたか否かを示す情報で、○印が重送有を表す。処理終了確認は、各原稿の読取に伴う処理が終了しているか否かを示す情報であり、○印が終了していることを表す。そして、シフト要有無は、当該原稿に記載されている画像が記録される記録用紙Pが排紙トレイ51に排出される際に、排紙トレイ51をシフトして他の記録用紙Pの排出位置と異なる排出位置に排出する必要があるか否かのシフト必要性の有無を示しており、○印がシフト要有を表す。
上記のデータマップでは、原稿がデジタル複写機100のスキャナ部101で搬送される毎に、搬送された原稿の原稿頁番号(PA)が付された行が作成されて記入が行われる。この原稿頁番号(PA)が付された行を、PA行と称し、具体的には、例えば、原稿頁番号(PA)が2のPA行を、PA2行目と称する。又、原稿が重送されると、重送された原稿全ての原稿頁番号(PA)のPA行が作成されて記入が行われる。以下の説明では、原稿が10枚で、その内、6頁目及び7頁目が重なって重送された場合を例にして説明を行うが、図4は、この例の場合の状態を表している。又、本実施の形態では、重送が生じると、最初の原稿読取終了後に、再度の原稿読取が指示されるが、図4は、最初の原稿読取終了後で再度の原稿読取前の状態を表している。
次に、上記のデータマップを用いた、デジタル複写機100の原稿読取動作、及び、記録用紙Pの記録と排出動作について説明する。図5、図6は、実施の形態1におけるデジタル複写機100の原稿読取動作を示したフローチャートであり、図7、図8は、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作を示したフローチャートである。これらの原稿読取動作を示す図5、図6のフローと、記録用紙Pの記録及び排出動作を示す図7、図8のフローとは、原稿の読取と記録用紙Pへの記録を同時並行で行うようにするため、略同時並行で進行する。又、これらの動作は、制御部104の上述したハードウエアとソフトウエアとが協働して動作することにより行われる。
まず、原稿読取動作について説明する。原稿読取動作では、制御用のフラグとして、読取開始フラグF1と、重送有フラグF2とが用いられる。読取開始フラグF1は、デジタル複写機100が原稿の読取を開始したことを示すフラグであり、重送有フラグF2は、原稿の搬送中に重送が発生したことを示すフラグである。
図5、図6において、最初に、読取開始フラグF1及び重送有フラグF2をリセットした後(F1=0,F2=0)(S1)、原稿トレイ1に原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿が載置されたか否かをチェックする(S2)。デジタル複写機100の操作者等により、原稿トレイ1に原稿が載置されると(S2)、読取開始フラグF1をセットする(F1=1)(S3)。
次に、デジタル複写機100のスキャナ部101により、原稿に記載された画像を読取るために、原稿を1枚ずつ頁順に搬送し、この際、搬送された原稿の枚数をチェックする(S4)。上述したように、原稿が正常に搬送されると、この搬送枚数は1枚であるが、重送が生じると、搬送枚数は複数枚となり、上述したように,同時に重送された原稿の枚数が演算により求められる。この同時に重送された原稿は、前述の重送原稿に相当する。
そこで、S4のチェックにより、搬送された原稿の枚数が1枚であれば(S5)、原稿は正常に搬送されているので、スキャナユニット23で読取られた原稿の画像を、データマップにおける当該搬送された原稿のPA頁に対応するPA行の画像データ記憶エリアに記憶すると共に、画像有無の欄に画像有を記入した後(S6)、処理終了確認欄に処理終了を記入する(S7)。上記の例では、これらのS6及びS7の処理により記入されたデータマップのPA行としては、図4のデータマップにおけるPA1行目〜PA5行目、及び、PA8行目〜PA10行目が該当する。
S4のチェックにより、搬送された原稿の枚数が1枚でなければ(S5)、重送が生じているので、重送有フラグF2をセットする(F2=1)(S9)。そして、制御部104に設けられているデータマップにおける重送された原稿のPA頁に対応するPA行の重送有無欄に重送有を記入する(S10)。
重送は複数枚数の原稿が重なって搬送される状態である。そこで、次に、当該PA頁が当該重送における複数枚の原稿の最初の頁であるか否かをチェックし(S11)、最初の頁であれば、当該PAの1つ(1頁)前のPAに対応するデータマップのPA行のシフト要有無欄に、シフト要有を記入する(S12)。そして、データマップにおける当該PA行の処理終了確認欄に処理終了を記入する(S13)。
S13の処理が終了すると、これらの処理として重送された枚数分の処理が終了したか否かをチェックし(S14)、終了していなければ、S10に戻って、上記の処理を繰り返す。但し、当該重送における最初の頁でなければ、即ち、2頁目以降であれば(S11)、S10の処理の後、S12の処理を行わないで、直ぐにS13の処理を行う。
上記の例では、原稿の6頁目と7頁目が重なって重送されているので、図4のデータマップにおけるPA6行目の重送有無欄に重送有を記入する(S10)。又、原稿の6頁目は当該重送における複数枚の原稿の最初の頁であるので(S11)、原稿の6頁目の1頁前の5頁目と対応する図4のデータマップにおけるPA5行目のシフト要有無欄に、シフト要有を記入した後(S12)、PA6行目の処理終了確認欄に処理終了を記入する(S13)。又、原稿の7頁目も重送されているので、同様の処理を行うが、原稿の7頁目は、当該重送における複数枚の原稿の最初の頁ではないので、S12の処理は行われない。
従って、上記の例では、上記のS10からS13の処理により記入されたPA行としては、図4のデータマップにおけるPA6行目及びPA7行目が該当する。又、S12の処理により記入されたPA行としては、PA5行目が該当する。
原稿が正常に搬送された場合におけるS7の処理が終了したか、或いは、重送が生じた場合におけるS10からS13の処理が、重送された枚数分終了すると、まだ搬送されずに原稿トレイ1に残っている原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S8)、原稿がある場合は、S4に戻って、上記の処理を繰り返す。全ての原稿の搬送が終了すると、即ち、原稿トレイ1に原稿がなくなると(S8)、S15へ進む。
S15では、重送有フラグF2がセットされているか否かをチェックし、セットされていなければ、重送が生じておらず、原稿の搬送及び読取りは正常に行われているので、読取開始フラグF1をリセットして(S24)、デジタル複写機100の原稿読取動作を終了する。
S15で、重送有フラグF2がセットされていれば、重送が生じているので、原稿再読取要表示を、表示部に行う(S16)。この場合は、重送された原稿の再読取りが必要なので、重送された原稿は、デジタル複写機100の操作者等により、再度原稿トレイ1に載置される。そこで、再読取りが必要な原稿が原稿トレイ1に載置されているか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S17)、原稿が載置されると、表示部の原稿再読取要表示を消すと共に(S18)、原稿を載置された頁順に1枚ずつ搬送して、搬送枚数をチェックする(S19)。この枚数が1枚でなければ(S20)、再度重送が発生したことになり、デジタル複写機100の原稿搬送機構4の調整が不良であるとみなして、デジタル複写機100を動作停止とする(S21)。
S16で搬送枚数が1枚であれば、原稿の搬送は正常であるので、原稿の読取を行い、空欄となっている当該原稿のPA頁に対応するPA行の画像データ記憶エリアに記憶すると共に、同じく空欄となっている画像有無の欄に画像有を記入する(S22)。上記の例では、原稿の6頁目と7頁目が重送された頁であり、再読取りの対象となるので、図4のデータマップにおけるPA6行目及びPA7行目の(*1)の部分が該当する。
S22の処理が終了すると、まだ搬送されずに原稿トレイ1に残っている原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S23)、原稿がある場合は、S19に戻って、上記の処理を繰り返す。全ての原稿の搬送が終了すると、即ち、原稿トレイ1に原稿がなくなると(S23)、読取開始フラグF1をリセットして(S24)、デジタル複写機100の原稿読取動作を終了する。
次に、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作について説明する。記録用紙Pの記録及び排出動作では、制御用のフラグとして、原稿読取動作と同様、読取開始フラグF1と、重送有フラグF2とが用いられる。
図7、図8において、記録用紙Pの記録及び排出動作は、読取動作が行われたことが前提となる。そこで、まず、デジタル複写機100が読取動作を開始したか否か、即ち、読取開始フラグF1がセットされているか否かをチェックし(S31)、セットされていれば、デジタル複写機100における原稿の読取が開始されているので、読取された画像の記録用紙Pへの記録動作、及び、記録がなされた記録用紙Pの排出動作のフローを開始する。
そして、データマップからPAの若い順に1つ(1行)のPA行のデータを読出し(S32)、読出された当該PA行のデータが処理終了済であるか否か、即ち、当該PA行の処理終了確認欄における処理終了の記入の有無をチェックする(S33)。これは、上述したように、原稿の読取と記録用紙Pへの記録とは同時並行で行われるので、記録用紙Pへの記録に際して、記録すべき画像の原稿からの読取が終了していることを確認する必要があるからである。
当該PA行のデータが処理終了済であれば(S33)、次に、データマップおいて、当該PA行に対応する原稿の頁は重送された頁であるか否か、即ち、当該PA行の重送有無欄に重送有の記入がなされているか否かをチェックする(S34)。重送された頁であれば、当該PA行に対応する原稿の画像は、記録用紙Pに記録を行う必要がないので、S39へ進む。
上記の例では、図4のデータマップにおいて、PA6行目とPA7行目の重送有無欄に重送有の記入がなされており、これらのPA6行目とPA7行目と対応する原稿の6頁目と7頁目に記載されている画像は、この段階では、記録用紙Pに記録されず、該記録用紙Pの排出もないことになる。
当該PA行に対応する原稿の頁が重送された頁でなければ(S34)、記録用紙Pを給紙カセットから画像形成部102へ搬送して、データマップにおける当該PA行の画像データ記憶エリアに記憶されている画像を、記録用紙Pへ記録する(S35)。上記の例では、当該PA行としては、図4のデータマップにおけるPA1行目〜PA5行目及びPA8行目〜PA10行目が該当する。そして、更に、データマップにおける当該PA行のシフト要有無欄にシフト要有が記入されているか否かをチェックし(S36)、シフト要有が記入されていなければ、記録済の記録用紙Pが後処理装置50に搬送された後、そのまま記録用紙Pを排紙トレイ51に排出して(S37)、S39へ進む。
図9は、実施の形態1における記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を、排紙トレイ51の上方から見た図であり、各図における矢印は、記録用紙Pの排出方向を示している。図9(a)は、上記の例の場合に、S37で、記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、記録用紙Pは、排紙トレイ51における通常の排出位置71に排出されている。
上記の当該PA行のシフト要有無欄に、シフト要有が記入されていれば(S36)、記録済の当該記録用紙Pが後処理装置50に搬送された際に、まず、排紙トレイ51を記録用紙Pの排出方向に対して直角の方向に左にシフトさせて記録用紙Pを排出し、排出後は再び元の位置に戻す処理を行う(S38)。即ち、このようなシフト要有無欄にシフト要有が記入されているPA行と対応する原稿のPA頁に記載されている画像が記録される記録用紙Pが、前述の重送前原稿記録用紙に相当する。
この重送前原稿記録用紙は、排紙トレイ51に排出の際、上述したように、他の記録用紙とは異なる排出位置に排出される。これは、原稿の搬送時における重送により、この原稿の画像が記録用紙Pに記録されず、後で記録されるので、頁揃えを行う必要があるが、この頁揃えを行う際に、記録された記録用紙Pを、手作業で先に記録された記録用紙Pの本来あるべき記録用紙P間に、容易に挿入できるようにするための目印とするために行われる。
上記の例では、PA5行目のシフト要有無欄に、シフト要有が記入されており、原稿の5頁目の画像が記録される記録用紙P、即ち、PA5行目と対応する記録用紙Pの5頁目が重送前原稿記録用紙となり、他の記録用紙と異なる排紙トレイ51の排出位置に排出される。図9(b)は、上記の例の場合に、重送前原稿記録用紙である記録用紙Pの5頁目が、S38で排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、S38で排出された記録用紙Pは、その他の記録用紙Pの位置よりも右側に寄った、シフトされた排出位置72に位置している。
上記のようにしてS38の処理が終了すると、S39へ進む。S39では、データマップの全てのPA行のデータが読出されたか否かをチェックし、データマップの全てのPA行のデータが読出されていなければ、S32へ戻って、上記の処理を繰り返す。
図9(c)は、上記の例の場合に、S38で記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された以降に、排紙トレイ51に排出された記録用紙Pの排出状態を示したものであり、これらの記録用紙Pは、排紙トレイ51における通常の排出位置71に排出されている。そして、この状態では、先にS38で排出された記録用紙Pである重送前原稿記録用紙のみが、排紙トレイ51におけるシフトされた排出位置72に位置しており、右側にはみ出た状態となっている。
S39でデータマップの全てのPA行のデータが読出されていれば、S40へ進む。S40では、重送有フラグF2がセットされているか否かをチェックし、F2がセットされていなければ、原稿搬送の際に重送は生じておらず、記録用紙Pへの記録及び排出は全て終了しているので、処理を終了する。
S40で、重送有フラグF2がセットされていると、原稿搬送の際に重送が生じており、重送された原稿が再読取りされるので、この再読取りされた原稿の画像を記録用紙Pへ記録する必要がある。そこで、データマップから重送有無欄に重送有が記入されているPA行のデータを、PAの若い順に1つ(1行)読み出し(S41)、読み出したデータに、画像の記録があるか否か、即ち、当該PA行の画像有無欄に画像有の記入があるか否かをチェックする(S42)。画像有の記入がなければ、当該PA原稿からの画像の読取りが終了していないので、読取りが終了するまで待って、画像の読取りが終了後、記録用紙Pを給紙カセットから画像形成部102へ搬送して、データマップにおける当該PA行の画像データ記憶エリアに記憶されている画像を、記録用紙Pへ記録する(S43)。
上記の例では、図4のデータマップにおけるPA6行目及びPA7行目の重送有無欄に重送有が記入されているので、原稿の6頁目と7頁目の画像がS43の処理により、記録用紙Pに記録される。この記録用紙Pが、前述の重送原稿記録用紙である。
S43で記録された重送原稿記録用紙が、後処理装置50に搬送されると、排紙トレイ51を記録用紙Pの排出方向に対して直角の方向にシフトさせて、重送原稿記録用紙を排出し、排出後は、再び元の位置に戻す処理を行う(S44)。このように、この処理により、再読取りされた画像が記録された重送原稿記録用紙は、排紙トレイ51における排出位置が、その他の記録用紙と異なる排出位置に排出される。これは、デジタル複写機100の操作者等が、再読取りされた画像が記録された重送原稿記録用紙を、その他の記録用紙と容易に識別できるようにするためである。
図9(d)は、上記の例の場合に、S44で、記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、原稿の6頁目と7頁目の画像が記録された重送原稿記録用紙が、その他の記録用紙の位置よりも右側に寄った、シフトされた排出位置72に位置している。
S44の処理が終了すると、データマップの全てのPAのデータが読出されたか否かをチェックし(S45)、データマップの全てのPA行のデータが読出されていなければ、S41へ戻って、上記の処理を繰り返す。データマップの全てのPA行のデータが読出されていれば(S45)、記録済の記録用紙Pの頁を揃え直す必要がある旨の表示を、表示部に行った後(S46)、重送有フラグF2をリセットして(S47)、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作を終了する。
上記の実施の形態1によれば、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録済の記録用紙である重送前原稿記録用紙のみを、排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する。そのため、重送前原稿記録用紙は、その他の記録済記録用紙と簡単に見分けることができる。この重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間は、重送がなければ本来あるはずの、重送された原稿に記載されている画像が記録される記録用紙が位置する場所である。従って、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙が挿入される場所を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
又、原稿の搬送時に重送が検出されると、重送された原稿を再読取させることが必要な旨の表示を行うので、画像処理装置の操作者等に対して、重送された原稿の再読取を催促することができる。又、重送原稿記録用紙が全て、排紙トレイにおける排出位置を、重送前原稿記録用紙を除く既に排出されているその他の記録済の記録用紙と異なるように排出される。従って、重送された原稿に記載されている画像が記録されている重送原稿記録用紙を、画像処理装置の操作者等が、容易に見つけることができる。
又、記録済の記録用紙の頁番号を揃えるために、記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要な旨の表示を、重送原稿記録用紙の記録終了後に行う。従って、原稿の搬送時に重送が検出された場合に、記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要であることを、画像処理装置の操作者等に対して、容易に気付かせることができる。
上記の実施の形態1において、記録される部数が1部の場合、或いは、記録される部数が複数部数の場合で、最初の1部の場合は、処理速度を向上させるために、原稿の読取と記録用紙への記録とは、同時並行で行われる。そこで、重送が生じた場合には、上述したような処理がなされて、重送された原稿に記載されている画像の記録用紙への記録は、正常に搬送された原稿に記載されている画像の記録用紙への記録が全て終了した後に行われる。そのため、上述したような、記録用紙の頁を揃え直す必要が出てくる。
しかし、記録される部数が複数部数の場合で、最初の1部を除く残りの部数の場合は、原稿搬送時に重送が生じていたとしても、2部目を記録する時点で、全ての原稿の画像が読取られているので、原稿のページ順に従って、原稿に記載されていた画像を記録用紙へ記録することができる。従って、この場合は、記録用紙の頁を揃え直す必要は生じない。
そこで、処理速度の向上を多少犠牲にして、全ての原稿の画像が読取られた後、原稿に記載されている画像を記録用紙へ記録する方式を採用し、重送が生じた場合も、再読取により、全ての原稿の画像が読取られて揃った時点で、記録用紙へ記録することにすれば、記録用紙の頁を揃え直す必要をなくすことができる。
又、上記の実施の形態1において、原稿の搬送時に重送が検出された場合に、重送原稿記録用紙の記録終了後に行われる記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要な旨の表示に代えて、重送原稿記録用紙を、重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間に挿入することが必要な旨の表示を行うようにしてもよい。このようにすることにより、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙である重送原稿記録用紙を、重送がなければ本来あるはずである、重送された原稿の画像が記録される記録用紙が抜けている場所に挿入する必要があることを、画像処理装置の操作者等に対して、容易に気付かせることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2では、実施の形態1と同じく、上述したデジタル複写機100が用いられる。又、実施の形態2においても、表面のみに画像の記載のある片面原稿が用いられる場合について説明する。実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、例えば、図10(a)のように、頁が連続した複数枚の原稿に記載されている画像を、図10(b)のように、まとめて、1枚の記録用紙Pに記録する点である。即ち、実施の形態2では、1枚の記録用紙Pに複数枚の原稿に記載されている画像をまとめて記録する、デジタル複写機100の特殊モードが用いられる。この場合、上述したデジタル複写機100は、前述の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置に相当することになる。ここでは、図10(b)に示すように、1枚の記録用紙Pに4枚の原稿に記載された画像が記録される場合を例にして説明する。尚、図10(a)のPAは、実施の形態1と同様、原稿の頁番号であり、図10(b)のPBは、記録用紙Pの頁番号である。
実施の形態2では、実施の形態1と同じく、上述したデジタル複写機100が用いられる。又、実施の形態2においても、表面のみに画像の記載のある片面原稿が用いられる場合について説明する。実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、例えば、図10(a)のように、頁が連続した複数枚の原稿に記載されている画像を、図10(b)のように、まとめて、1枚の記録用紙Pに記録する点である。即ち、実施の形態2では、1枚の記録用紙Pに複数枚の原稿に記載されている画像をまとめて記録する、デジタル複写機100の特殊モードが用いられる。この場合、上述したデジタル複写機100は、前述の多枚葉原稿単頁記録の画像処理装置に相当することになる。ここでは、図10(b)に示すように、1枚の記録用紙Pに4枚の原稿に記載された画像が記録される場合を例にして説明する。尚、図10(a)のPAは、実施の形態1と同様、原稿の頁番号であり、図10(b)のPBは、記録用紙Pの頁番号である。
又、実施の形態2においても、実施の形態1と同様のデータマップが用いられるが、実施の形態2で用いられるデータマップは、実施の形態1のデータマップで用いられた項目のほか、原稿に記載されている画像が記録される記録用紙Pの頁番号を表す、記録用紙頁番号(PB)と、原稿に記載されている画像が記録用紙Pに記録される配列順番を表す、記録用紙Pにおける配列順(PC)の項目が用いられる。図11は、実施の形態2で用いられるこのデータマップを示したものである。
上記のデータマップは、実施の形態1と同様、原稿がデジタル複写機100のスキャナ部101で搬送される毎に、搬送された原稿の頁番号である原稿頁番号(PA)の欄が作成されて記入が行われる。又、原稿が重送されると、重送された原稿全ての原稿頁番号(PA)の欄が作成されて記入が行われる点も、実施の形態1と同様である。又、記録用紙頁番号(PB)、及び、記録用紙における配列順(PC)は、原稿の原稿頁番号(PA)の欄が作成される際に、次の計算式によりPAから自動的に計算されて記入される。但し、Mは、記録用紙1枚に記録される画像が記載された原稿の枚数であり、上記の例では、M=4となる。又、Int[x]は、xの整数部分、x%yは、xをyで除した余を表す。
PB=Int[(PA+M−1)/ M ] (1)
PC=(PA+M−1)% M +1 (2)
以下の説明では、原稿が18枚で、その内、11頁目及び12頁目が重なって重送された場合を例にして説明を行うが、図11は、この例の場合の状態を表している。又、本実施の形態では、重送が生じると、最初の原稿読取終了後に、再度の原稿読取が指示されるが、図11は、実施の形態1と同様、最初の原稿読取終了後で再度の原稿読取前の状態を表している。
PC=(PA+M−1)% M +1 (2)
以下の説明では、原稿が18枚で、その内、11頁目及び12頁目が重なって重送された場合を例にして説明を行うが、図11は、この例の場合の状態を表している。又、本実施の形態では、重送が生じると、最初の原稿読取終了後に、再度の原稿読取が指示されるが、図11は、実施の形態1と同様、最初の原稿読取終了後で再度の原稿読取前の状態を表している。
尚、実施の形態2では、データマップにおいて、PB欄に同一のPBの値が記入されている全てのPA行を、この同一のPBに対するPB同一PA行と称する。例えば、図11のデータマップにおいて、PA5行目からPA8行目のPB欄には、同一のPBの値であるPB2が記入されているので、PA5行目からPA8行目は全て、PB2に対するPB同一PA行である。
次に、上記のデータマップを用いた、デジタル複写機100の原稿読取動作、及び、記録用紙Pの記録と排出動作について説明する。図12、図13は、実施の形態2におけるデジタル複写機100の原稿読取動作を示したフローチャートであり、図14、図15は、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作を示したフローチャートである。これらの原稿読取動作を示す図12、図13のフローと、記録用紙Pの記録及び排出動作を示す図14、図15のフローとは、原稿の読取と記録用紙Pへの記録を同時並行で行うようにするため、略同時並行で進行する。又、これらの動作は、制御部104の上述したハードウエアとソフトウエアとが協働して動作することにより行われる。
まず、原稿読取動作について説明する。原稿読取動作では、制御用のフラグとして、実施の形態1と同様、読取開始フラグF1と、重送有フラグF2とが用いられる。読取開始フラグF1は、デジタル複写機100が原稿の読取を開始したことを示すフラグであり、重送有フラグF2は、原稿の搬送中に重送が発生したことを示すフラグである。
図12、図13において、最初に、読取開始フラグF1及び重送有フラグF2をリセットした後(F1=0,F2=0)(S51)、原稿トレイ1に原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿が載置されたか否かをチェックする(S52)。デジタル複写機100の操作者等により、原稿トレイ1に原稿が載置されると(S52)、読取開始フラグF1をセットする(F1=1)(S53)。
次に、デジタル複写機100のスキャナ部101により、原稿に記載された画像を読取るために、原稿を1枚ずつ頁順に搬送し、この際、搬送された原稿の枚数をチェックする(S54)。上述したように、原稿が正常に搬送されると、この搬送枚数は1枚であるが、重送が生じると、搬送枚数は複数枚となり、上述したように,同時に重送された原稿の枚数が演算により求められる。この同時に重送された原稿は、前述の重送原稿に相当する。
そこで、S54のチェックにより、搬送された原稿の枚数が1枚であれば(S55)、まず、搬送された頁のPAからPB及びPCを計算して、データマップのPA行のPB欄及びPC欄に記入する(S56)。そして、搬送された原稿の枚数が1枚であるので、原稿は正常に搬送されており、スキャナユニット23で読取られた原稿の画像を、データマップにおける当該搬送された原稿のPA頁に対応するPA行の画像データ記憶エリアに記憶すると共に、画像有無の欄に画像有を記入した後(S57)、処理終了確認欄に処理終了を記入する(S58)。上記の例では、これらのS56〜S58の処理により記入されたPA行としては、図11のデータマップにおけるPA1行目〜PA10行目、及び、PA13行目〜PA18行目が該当する。
S54のチェックにより、搬送された原稿の枚数が1枚でなければ(S55)、重送が生じているので、重送有フラグF2をセットする(F2=1)(S60)。そして、重送されたPA頁に対応するPAからPB及びPCを計算して、データマップの当該PA行のPB欄及びPC欄に記入した後(S61)、重送有無欄に重送有を記入する(S62)。
重送は複数枚数の原稿が重なって搬送される状態である。そこで、次に、当該PA頁が当該重送における複数枚の原稿の最初の頁か否かをチェックし(S63)、最初の頁であれば、S64の処理を行う。S64では、データマップにおいて、当該PA頁と対応するPA行のPB欄に記入されている当該PBの値の1つ(1頁)前のPBの値を有するPBである前頁PBに対するPB同一PA行について、このPB同一PA行の各PA行のシフト要有無欄に、シフト要有を記入する(S64)。そして、データマップにおける当該PAの処理終了確認欄に処理終了を記入する(S65)。
S65の処理が終了すると、これらの処理として、重送された枚数分の処理が終了したか否かをチェックし(S66)、終了していなければ、S61に戻って、上記の処理を繰り返す。但し、当該PA頁が当該重送における最初の頁でなければ、即ち、2頁目以降の頁であれば(S63)、S62の処理の後、S64の処理を行わないで、直ぐにS65の処理を行う。
上記の例では、原稿の11頁目と12頁目が重なって重送されているので、まず、図11のデータマップのPA11行目の重送有無欄に重送有を記入する(S62)。そして、PA11頁は、当該重送における複数枚の原稿の最初の頁であるから(S63)、S64の処理を行う。このS64の処理では、PA11頁の原稿に記載された画像が記録される記録用紙Pの頁番号は、図11のデータマップのPA11行目のPB欄に記入されている3である。即ち、PB3頁の記録用紙Pに、PA11頁の原稿に記載された画像が記録される。
そこで、PB3頁の1頁前であるPB2頁が上記の前頁PBであり、このPB2頁に対応するPB2に対するPB同一PA行の各PA行のシフト要有無欄に、シフト要有を記入する(S64)。このシフト要有の記入が終了すると、データマップのPA10行目の処理終了確認欄に処理終了を記入する(S65)。
上記の例では、重送された頁は、PA11頁と、PA12頁であるので、次に、PA12についても、上記と同様の処理を行うが(S66)、PA12の頁は、当該重送における複数枚の原稿の最初の頁ではないので(S63)、S64の処理は行わない。即ち、上記のS61からS65の処理により記入されたPA行としては、図11のデータマップにおけるPA11行目、及び、PA12行目が該当する。又、S64の処理により記入されたPA行としては、PA5行目〜PA8行目が該当する。
原稿が正常に搬送された場合におけるS56からS58の処理が終了したか、或いは、重送が生じた場合におけるS61からS65の処理が重送された枚数分終了すると(S66)、まだ搬送されずに原稿トレイ1に残っている原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S59)、原稿がある場合は、S54に戻って、上記の処理を繰り返す。全ての原稿の搬送が終了すると、即ち、原稿トレイ1に原稿がなくなると(S59)、S60へ進む。
次に行われるS60からS69までの処理は、実施の形態1におけるS15からS24と略同内容である。即ち、S60では、重送有フラグF2がセットされているか否かをチェックし、セットされていなければ、重送が生じておらず、原稿の搬送及び読取りは正常に行われているので、読取開始フラグF1をリセットして(S69)、デジタル複写機100の原稿読取動作を終了する。
S60で、重送有フラグF2がセットされていれば、重送が生じているので、原稿再読取要表示を、表示部に行う(S61)。この場合は、重送された原稿の再読取りが必要なので、重送された原稿は、デジタル複写機100の操作者等により、再度原稿トレイ1に載置される。そこで、再読取りが必要な原稿が原稿トレイ1に載置されているか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S62)、原稿が載置されると、表示部の原稿再読取要表示を消すと共に(S63)、原稿を載置された頁順に1枚ずつ搬送して、搬送枚数をチェックする(S64)。この枚数が1枚でなければ(S65)、再度重送が発生したことになり、デジタル複写機100の原稿搬送機構4の調整が不良であるとみなして、デジタル複写機100を動作停止とする(S66)。
S65で搬送枚数が1枚であれば、原稿の搬送は正常であるので、原稿の読取を行い、データマップにおいて、空欄となっている当該原稿のPA頁に対応するPA行の画像データ記憶エリアに記憶すると共に、同じく空欄となっている画像有無の欄に画像有を記入する(S67)。上記の例では、原稿の11頁目と12頁目が重送された頁であり、再読取りの対象となるので、図11のデータマップにおける(*2)の部分が該当する。
S67の処理が終了すると、まだ搬送されずに原稿トレイ1に残っている原稿があるか否か、即ち、原稿トレイ1に原稿があるか否かをチェックし(S68)、原稿がある場合は、S64に戻って、上記の処理を繰り返す。全ての原稿の搬送が終了すると、即ち、原稿トレイ1に原稿がなくなると(S68)、読取開始フラグF1をリセットして(S69)、デジタル複写機100の原稿読取動作を終了する。
次に、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作について説明する。記録用紙Pの記録及び排出動作では、制御用のフラグとして、実施の形態1と同じく、原稿読取動作と同様、読取開始フラグF1と、重送有フラグF2とが用いられる。
図14、図15において、記録用紙Pの記録及び排出動作は、読取動作が行われたことが前提となる。そこで、まず、デジタル複写機100が読取動作を開始したか否か、即ち、読取開始フラグF1がセットされているか否かをチェックし(S81)、セットされていれば、デジタル複写機100における原稿の読取が開始されているので、読取された画像の記録用紙Pへの記録動作、及び、記録がなされた記録用紙Pの排出動作のフローを開始する。
そして、データマップにおいて、PB欄に記入されているPBの若い順に1つの当該PBに対して、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のデータを読出す(S82)。上記の例では、図11のデータマップから分かる通り、PB同一PA行、即ち、PB欄に記入されているPBの値が同一であるPA行は、それぞれのPBについて、通常4つ存在する。
そして、S82で読出された、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のデータが処理終了済であるか否か、即ち、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行の処理終了確認欄における処理終了の記入の有無をチェックする(S83)。これは、上述したように、原稿の読取と記録用紙Pへの記録とが、同時並行で行われるので、記録用紙Pへの記録に際して、記録すべき画像の原稿からの読取が終了していることを確認する必要があるからである。
当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のデータが処理終了済であれば(S83)、S84に進む。S84では、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行と対応する原稿の頁の中に、重送された頁がないか、即ち、当該PBに対するPB同一PA行の少なくともいずれかのPA行の重送有無欄に、重送有の記入がなされているか否かをチェックする(S84)。これは、当該PBと対応する当該PB頁の記録用紙Pに記録される画像が記載されている原稿の中に、重送されたものがあるか否かをチェックするものである。重送された頁があれば、当該PBと対応する当該PB頁の記録用紙Pに対する記録を行う必要がないので、S89へ進む。
上記の例では、図11のデータマップにおいて、PB3が当該PBの場合(S82)、PB3に対するPB同一PA行の全てのPA行は、PA9行目〜PA12行目である。この内、PA11行目及びPA12行目の重送有無欄には、重送有の記入がなされている(S84)。そこで、この場合は、当該PBであるPB3と対応するPB3頁の記録用紙Pに対する記録の必要はなく、PB3頁の記録用紙Pに記録されるはずであった原稿のPA9頁〜PA12頁の画像は、この段階では、記録用紙Pに記録されず該記録用紙Pの排出もないことになる。即ち、図11のデータマップにおいて、当該PBとしては、PB3が該当し、このPB3と対応するPB3ページの記録用紙Pに記録される画像の原稿の頁と対応する当該PA行としては、PA9行目〜PA12行目が該当する。又、このPA9行目〜PA12行目と対応するPA9頁〜PA12頁の4枚の原稿が、前述の同時記録原稿に相当する。
当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行と対応する原稿の頁の中に、重送された頁がなければ(S84)、記録用紙Pを給紙カセットから画像形成部102へ搬送して、データマップにおける当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行の画像データ記憶エリアに記憶されている画像を、PCの配列順に配列されるようにして、記録用紙Pへ記録する(S85)。
上記の例では、図11のデータマップにおいて、当該PBとしては、PB1,PB2,PB4及びPB5が該当し、当該PBと対応するPB1頁,PB2頁,PB4頁及びPB5頁の記録用紙Pに記録される画像の原稿に対応するPA行、即ち、当該PBに対するPB同一PA行としては、PA1行目〜PA8行目、及び、PA13行目〜PA18行目が該当する。
S85の処理が終了すると、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のシフト要有無欄に、シフト要有が記入されているか否かをチェックし(S86)、シフト要有が記入されていなければ、S85で記録された記録用紙Pを後処理装置50に搬送した後、そのまま排紙トレイ51に排出して(S87)、S89へ進む。
実施の形態2における記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態は、実施の形態1と同じである。即ち、実施の形態2における記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を、排紙トレイ51の上方から見た図は、実施の形態1と同じく、図9のようになる。各図における矢印は、記録用紙Pの排出方向を示している。又、図9(a)は、上記の例の場合に、S87で、記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、記録用紙Pは、排紙トレイ51における通常の位置71に排出されている。
S86で、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のシフト要有無欄にシフト要有が記入されていれば、当該PBと対応する記録済のPB頁の記録用紙Pが後処理装置50に搬送された際に、排紙トレイ51を記録用紙Pの排出方向に対して直角の方向に左にシフトさせて、記録用紙Pを排出し、排出後は、再び元の位置に戻す処理を行う(S88)。当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のシフト要有無欄に、シフト要有が記入されている当該PBと対応するPB頁の記録用紙Pが、前述の重送前原稿記録用紙に相当する。
上記の例では、図11のデータマップにおいて、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のシフト要有無欄にシフト要有が記入されている当該PBとしては、PB3が該当し、当該PB3に対するPB同一PA行としては、PA9行目〜PA12行目が該当する。又、PB3に対応するPB3頁の記録用紙Pが、前述の重送前原稿記録用紙に相当する。又、図9(b)は、上記の例の場合に、当該PBと対応する該PB頁の記録用紙Pが、S88で排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、S88で排出された記録用紙Pは、その他の記録用紙Pの位置よりも右側に寄った、シフトされた排出位置72に位置している。
上記の重送前原稿記録用紙は、排紙トレイ51に排出の際、上述したように、他の記録用紙とは異なる排出位置に排出される。これは、原稿の搬送時における重送により、この原稿の画像が記録用紙Pに記録されず、後で記録されるので、頁揃えを行う必要があるが、この頁揃えを行う際に、記録された記録用紙Pを、手作業で先に記録された記録用紙Pの本来あるべき記録用紙間に、容易に挿入できるようにするための目印とするために行われる。
上記のようにしてS88の処理が終了すると、S89へ進む。S89では、データマップの全てのPA行のデータが読出されたか否かをチェックし、データマップの全てのPA行のデータが読出されていなければ、S32へ戻って、上記の処理を繰り返す。
図9(c)は、上記の例の場合に、S88で記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された以降に、排紙トレイ51に排出された記録用紙Pの排出状態を示したものであり、これらの記録用紙Pは、通常の排出位置71に排出されている。そして、この状態では、先にS88で排出された記録用紙Pである重送前原稿記録用紙のみが、排紙トレイ51におけるシフトされた排出位置72に位置しており、右側にはみ出た状態となっている。
S89でデータマップの全てのPAのデータが読出されていれば、S90へ進む。S90では、重送有フラグF2がセットされているか否かをチェックし、F2がセットされていなければ、原稿搬送の際に重送は生じておらず、記録用紙Pへの記録及び排出は全て終了しているので、処理を終了する。
S90で、重送有フラグF2がセットされていると、原稿搬送の際に重送が生じており、重送された原稿が再読取りされるので、この再読取りされた原稿の画像を記録用紙Pへ記録する必要がある。そこで、データマップにおいて、重送有無欄に重送が記入されているPA行のPB欄に記入されているPBの若い順に、1つの当該PBに対して、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行のデータを読出し(S91)、全てのPA行に画像の記録があるか否か、即ち、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行の画像有無欄に画像有の記入があるか否かをチェックする(S92)。画像有の記入がなければ、再読取りされる原稿からの画像の読取りが終了していないので、読取りが終了するまで待って、画像の読取りが終了後、記録用紙Pを給紙カセットから画像形成部102へ搬送して、当該PBに対するPB同一PA行の全てのPA行の画像データ記憶エリアに記憶されている画像を記録用紙Pへ記録する(S93)。この記録用紙Pが、前述の重送原稿記録用紙である。
上記の例では、当該PBとしては、PB3が該当し、PB3と対応するPB3ページの記録用紙Pが前述の重送原稿記録用紙に該当する。又、当該PBであるPB3に対するPB同一PA行としては、図11のデータマップにおけるPA9行目〜PA12行目が該当する。
S93で記録された重送原稿記録用紙が、後処理装置50に搬送されると、排紙トレイ51を記録用紙Pの排出方向に対して直角の方向にシフトさせて、重送原稿記録用紙を排出し、排出後は、再び元の位置に戻す処理を行う(S94)。このように、この処理により、再読取りされた画像が記録された重送原稿記録用紙は、排紙トレイ51における排出位置が、その他の記録用紙と異なる排出位置に排出される。これは、デジタル複写機100の操作者等が、再読取りされた画像が記録された重送原稿記録用紙を、その他の記録用紙と容易に識別できるようにするためである。
図9(d)は、上記の例の場合に、S94で、記録用紙Pが排紙トレイ51に排出された状態を示したものであり、上記の重送原稿記録用紙が、その他の記録用紙の位置よりも右側に寄った、シフトされた排出位置72に位置している。
S94の処理が終了すると、重送有無欄に重送が記入されているPA行のPB欄に記入されている全てのPBに対するPB同一PA行が読出されたか否かをチェックし(S95)、この全てのPBに対するPB同一PA行が読出されていなければ、S91へ戻って、上記の処理を繰り返す。上記の全てのPBに対するPB同一PA行が読出されていれば(S95)、記録済の記録用紙Pの頁を揃え直す必要がある旨の表示を、表示部に行った後(S96)、重送有フラグF2をリセットして(S97)、デジタル複写機100の記録用紙Pの記録及び排出動作を終了する。
上記の実施の形態2では、原稿が18枚で、その内、11頁目及び12頁目が重なって重送された場合を例にして説明しているが、重送が、11頁目及び12頁目のみならず、13頁目にも及んだ場合は、主として、次の点が異なることになる。まず、図11のデータマップにおいて、重送が13頁目にも及んだ場合は、PA13行目の重送有無欄に重送有が記入され、同じくPA13行目の画像有無欄、及び、画像データ記憶エリアに、(*2)が記載される。
又、上記の実施の形態2では、重送原稿の頁は、PA11頁及びPA12頁であり、同時記録原稿の頁は、PA9頁〜PA12頁であり、重送原稿記録用紙の頁は、PB3頁であり、重送前原稿記録用紙の頁は、PB2頁である。これに対して、重送が13頁目にも及んだ場合は、重送原稿の頁は、PA11頁〜PA13頁となり、同時記録原稿の頁は、PA9頁〜PA16頁となり、重送原稿記録用紙の頁は、PB3頁及びPB4頁となり、重送前原稿記録用紙の頁は、実施の形態2と同じくPB2頁である。
上記の実施の形態2では、1枚の記録用紙に複数枚の原稿に記載されている画像をまとめて記録する点が、実施の形態1と異なるだけで、基本的な機能は、実施の形態1と同じである。従って、実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を備えている。
又、上記の実施の形態2において、実施の形態1と同様、記録される部数が1部の場合、或いは、記録される部数が複数部数の場合で、最初の1部の場合は、処理速度を向上させるために、原稿の読取と記録用紙への記録とは、同時並行で行われる。そこで、重送が生じた場合には、上述したような処理がなされて、重送された原稿に記載されている画像の記録用紙への記録は、正常に搬送された原稿に記載されている画像の記録用紙への記録が全て終了した後に行われる。そのため、上述したような、記録用紙の頁を揃え直す必要が出てくる。
しかし、記録される部数が複数部数の場合で、最初の1部を除く残りの部数の場合は、原稿搬送時に重送が生じていたとしても、2部目を記録する時点で、全ての原稿の画像が読取られているので、原稿のページ順に従って、原稿に記載されていた画像を記録用紙へ記録することができる。従って、この場合は、記録用紙の頁を揃え直す必要は生じない。
そこで、処理速度の向上を多少犠牲にして、全ての原稿の画像が読取られた後、原稿に記載されている画像を記録用紙へ記録する方式を採用し、重送が生じた場合も、再読取により、全ての原稿の画像が読取られて揃った時点で、記録用紙へ記録することにすれば、記録用紙の頁を揃え直す必要をなくすことができる。
又、上記の実施の形態2において、原稿の搬送時に重送が検出された場合に、重送原稿記録用紙の記録終了後に行われる記録済の記録用紙のページ番号を揃えることが必要な旨の表示に代えて、重送原稿記録用紙を、重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間に挿入することが必要な旨の表示を行うようにしてもよい。このようにすることにより、重送された原稿に記載されている画像を記録した記録用紙である重送原稿記録用紙を、重送がなければ本来あるはずである、重送された原稿の画像が記録される記録用紙が抜けている場所に挿入する必要があることを、画像処理装置の操作者等に対して、容易に気付かせることができる。
1 原稿トレイ
2 中間トレイ
3 原稿排紙トレイ
4 原稿搬送機構
5 原稿読取箇所
6 主搬送路
7 副搬送路
8 呼び込みローラ
9 サバキローラ
10 連結アーム
11 PSローラ
12 搬送ローラ
13 プラテンガラス
14 搬送ローラ
15 揺動板
16 原稿排紙ローラ
17 搬送ローラ
21 重送検知センサ
21a 発光センサ
21b 受光センサ
22 原稿送り装置
23 スキャナユニット
23b 第2走査ユニット
24 ランプリフレクタアセンブリ
25a 反射ミラー
25b 反射ミラー
25c 反射ミラー
26 光学レンズ体
27 光電変換素子(CCD)
31 レーザ書き込みユニット
31a 折返しミラー
32 電子写真プロセス部
33 ドラム
34 帯電器4
35 現像器
36 転写器
37 除電器
38 クリーニング器
39 定着装置
40 搬送経路
41 給紙カセット
42 給紙カセット
43 給紙カセット
44 手差しトレイ
45 両面複写ユニット
46 主搬送路
47 スイッチバック搬送路
47A 第1分岐路
47B 第2分岐路
47a 第1分岐爪
47b 第2分岐爪
48 ピックアップローラ
49 給紙ローラ
50 後処理装置
51 排紙トレイ
61 大容量給紙カセット
71 排紙トレイにおける通常の排出位置
72 排紙トレイにおけるシフトされた排出位置
100 デジタル複写機
101 スキャナ部
102 画像形成部
103 用紙搬送機構部
104 制御部
2 中間トレイ
3 原稿排紙トレイ
4 原稿搬送機構
5 原稿読取箇所
6 主搬送路
7 副搬送路
8 呼び込みローラ
9 サバキローラ
10 連結アーム
11 PSローラ
12 搬送ローラ
13 プラテンガラス
14 搬送ローラ
15 揺動板
16 原稿排紙ローラ
17 搬送ローラ
21 重送検知センサ
21a 発光センサ
21b 受光センサ
22 原稿送り装置
23 スキャナユニット
23b 第2走査ユニット
24 ランプリフレクタアセンブリ
25a 反射ミラー
25b 反射ミラー
25c 反射ミラー
26 光学レンズ体
27 光電変換素子(CCD)
31 レーザ書き込みユニット
31a 折返しミラー
32 電子写真プロセス部
33 ドラム
34 帯電器4
35 現像器
36 転写器
37 除電器
38 クリーニング器
39 定着装置
40 搬送経路
41 給紙カセット
42 給紙カセット
43 給紙カセット
44 手差しトレイ
45 両面複写ユニット
46 主搬送路
47 スイッチバック搬送路
47A 第1分岐路
47B 第2分岐路
47a 第1分岐爪
47b 第2分岐爪
48 ピックアップローラ
49 給紙ローラ
50 後処理装置
51 排紙トレイ
61 大容量給紙カセット
71 排紙トレイにおける通常の排出位置
72 排紙トレイにおけるシフトされた排出位置
100 デジタル複写機
101 スキャナ部
102 画像形成部
103 用紙搬送機構部
104 制御部
Claims (9)
- 読取トレイに載置され、画像が記載されている複数枚の原稿を、搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像を記憶すると共に、記憶された該画像を記録用紙に記録して、記録された該記録用紙を排紙トレイに排出する画像処理装置であって、1枚の原稿に記載されている画像を1枚の記録用紙に記録する該画像処理装置において、
前記原稿の搬送時に重送を検出すると、該重送により同時に重送された全ての原稿である重送原稿を、除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録し、
前記重送原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録されている記録用紙である重送前原稿記録用紙のみを、前記排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出することを特徴とする画像処理装置。 - 前記重送が検出された場合は、前記重送原稿を再読取させることが必要な旨の表示を、全ての前記原稿の読取終了後に行う請求項1記載の画像処理装置。
- 前記重送原稿が前記読取トレイに載置されると、全ての前記記録終了後に、前記重送原稿を搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像を、前記記録用紙に記録すると共に、
該画像が記録された前記記録用紙である重送原稿記録用紙を全て、前記排紙トレイにおける排出位置が、前記重送前原稿記録用紙を除く既に排出されている前記その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 読取トレイに載置され、画像が記載されている複数枚の原稿を、搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像を記憶すると共に、記憶された該画像を記録用紙に記録して、記録された該記録用紙を排紙トレイに排出する画像処理装置であって、頁が連続した所定枚数の原稿に記載されている画像をまとめて、1枚の記録用紙に記録する該画像処理装置において、
前記原稿の搬送時に重送を検出すると、該重送により同時に重送された全ての原稿である重送原稿に記載されている画像が、該重送がなければ記録される予定の記録用紙に、該重送原稿に記載されている画像と共にまとめて記録される予定の画像が記載されている原稿であり前記重送原稿を含む同時記録原稿を、除いて、残るその他の原稿のみに記載されている画像を記録用紙に記録し、
前記同時記録原稿の中で最初に搬送された原稿の直前に搬送された原稿に記載されている画像が記録されている記録用紙である重送前原稿記録用紙のみを、前記排紙トレイにおける排出位置が、その他の記録済の記録用紙と異なるように排出することを特徴とする画像処理装置。 - 前記重送が検出された場合は、前記重送原稿を再読取させることが必要な旨の表示を、全ての前記原稿の読取終了後に行う請求項4記載の画像処理装置。
- 前記重送原稿が前記読取トレイに載置されると、全ての前記記録終了後に、前記重送原稿を搬送しながら1枚ずつ読取って得られる画像、及び、該画像以外の前記同時記録原稿に記載されていた画像を、前記記録用紙に記録すると共に、
これらの画像が記録された前記記録用紙である重送原稿記録用紙を全て、前記排紙トレイにおける排出位置が、前記重送前原稿記録用紙を除く既に排出されている前記その他の記録済の記録用紙と異なるように排出する請求項4又は5記載の画像処理装置。 - 表示部を備えると共に、該表示部に、記録済の前記記録用紙のページ番号を揃えることが必要な旨の表示を、前記重送原稿記録用紙の記録終了後に行う請求項3又は6記載の画像処理装置。
- 表示部を備えると共に、該表示部に、記録済の前記記録用紙のページ番号を揃えるために、前記重送原稿記録用紙を、前記重送前原稿記録用紙と、該重送前原稿記録用紙の直後に排出された記録済の記録用紙との間に挿入することが必要な旨の表示を、前記重送原稿記録用紙の記録終了後に行う請求項3又は6記載の画像処理装置。
- 前記記録済記録用紙を前記排紙トレイに排出する際の該排紙トレイにおける排出位置の違いは、該排紙トレイにおける前記記録用紙の排出位置を、該記録用紙の排出方向と直角の方向に変化させることにより生じさせる請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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- 2007-01-22 US US11/655,845 patent/US8159685B2/en not_active Expired - Fee Related
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