JP2007202087A - ラム波型高周波デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】多数のラム波モードから所望のモードのみを選択し、スプリアスを抑圧できるラム波型高周波デバイスを提供する。
【解決手段】ラム波型高周波共振子1は、水晶からなる圧電基板20の表面に、一対の交差指電極31,32をそれぞれ間挿してなるIDT電極30と、IDT電極30のラム波の進行方向両側に配設される電極指50a,50bを有する一対の反射器40,50と、を備えるラム波型高周波共振子1であって、IDT電極30における電極指31a,31b,32aのピッチPiと、反射器50の電極指50a,50bのピッチPrと、が異なり、ラム波の波長λの範囲内に、IDT電極30の電極指31a,32aの2本が間挿されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信機器などに用いられるラム波型高周波デバイスに関する。
従来から、高周波共振子またはフィルタなどを構成する高周波デバイスが知られている。高周波共振子の代表例としては、レイリー波(Rayleigh wave)またはSH波を用いる弾性表面波素子や、バルク波であるラム波(Lamb wave)を用いたラム波素子等がある。また、上記と同様な波を用いる帯域フィルタがある。
例えば、STカットと呼ばれる水晶基板の表面において、弾性表面波の伝搬するZ’軸方向にIDT電極が形成されたレイリー波型弾性表面波素子が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、STWカット水晶基板を用いた弾性表面波素子、つまり、STカット水晶基板に対して弾性表面波の伝搬方向を90度ずらした横波を伝搬するSH波型弾性表面波素子も知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、弾性表面波ではなく、圧電基板の上下面で反射を繰り返して伝搬するバルク波(体積波)を用いる方式のラム波素子も知られており、このラム波素子は、位相速度が弾性表面波よりも速いことから、特に高周波に適していることが知られている(例えば、非特許文献2、及び特許文献2参照)。
また、上述したラム波素子において、圧電基板としてATカット水晶基板を用い、水晶基板の厚みHと、ラム波の波長λとを、0<2H/λ≦10の範囲に設定することで、ラム波を効率的に励振できることが知られている。
信学技報 TECHNIALCALREPORT OF IEICE.US99−20(1999−06)37頁〜42頁、「有限要素法を用いた弾性表面波の周波数−温度特性解析」、神名重男 第33回EMシンポジウム2004、第93〜96頁、「ラム波型弾性表面波素子用基板」中川恭彦、百瀬雅之、垣尾省司 特開平10−233645号公報 特開2003−258596号公報
このような非特許文献1によるレイリー波型弾性表面波素子は、弾性表面波素子としては優れた周波数温度特性を示すが、位相速度の理論値が約3100m/s程度とされ、高周波帯域には対応が困難とされている。
また、特許文献1によるSH波型弾性表面波装置は、電極材料としてアルミニウムに比べ密度が大きいタンタルやタングステンを用い、周波数温度特性を改善しているが、電気抵抗損が大きくなり、さらに、位相速度が減少してしまうというような課題がある。
また、特許文献2によるラム波素子は、高い位相速度(高周波)を得ることが可能であるが、選択的に利用したい振動モードの励振強度が低く、選択した振動モードの励振中に他の振動モードが発現する、いわゆるスプリアスとなり、所望の共振特性が得られないという課題を有している。
ここで、従来のラム波素子の課題についてラム波型高周波共振子を例にとり説明し、本発明の目的をより明確にする。
図55に従来のラム波型高周波共振子の構成を示し、図55(a)は概略構成を示す斜視図、図55(b)は同図(a)のQ−Q切断面を示す断面図である。図55において、ラム波型高周波共振子100は、水晶からなる圧電基板120の表面にIDT(Interdigital Transducer)電極130と、その両側に配設された反射器140,150とから構成されている。IDT電極130は、一対の交差指電極131,132とを有し、反射器140,150はIDT電極130から励振されるラム波の進行方向の両側に配設され、電極指(代表して150a,150bを表示)を有している。以降、一方の交差指電極131を第1交差指電極131、他方の交差指電極132を第2交差指電極132と呼称する。
IDT電極130における櫛歯状の第1交差指電極131と第2交差指電極132とは、それぞれ相互に間挿されて構成されている。ここで、第1交差指電極131の電極指131a端部から電極指131bまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定され、電極指131a,131bそれぞれの幅をLiと表す。
また、電極指131aの端部と、電極指131a,131bの間に間挿される第2交差指電極132の電極指132aと、の距離(ピッチと称することがある)はPiと表す。
また、反射器150の電極指150aの端部から電極指150bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prと表し、電極指150a,150bそれぞれの幅をLrと表す。
そして、IDT電極130と反射器140,150におけるピッチはPi=Pr、IDT電極130と反射器140,150における電極指の幅はLi=Lrの関係に設定されている。
ここで、IDT電極130の電極指131a,131b,132aそれぞれの厚さをHi、反射器150の電極指150a,150bの厚みをHrとし、Hi=Hrの関係に設定されている。
また、IDT電極130および反射器140はアルミニウム(Al)などの同一電極材料で形成されている。このことから、IDT電極130の電極材料の密度(IDT電極の密度と称すことがある)をρi、反射器140の電極材料の密度(反射器の密度と称すことがある)をρrとするとρi=ρrの関係にある。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子100のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。
図56は、上述した構成(図55参照)によるラム波型高周波共振子100のインピーダンス周波数特性を示すグラフである。横軸は周波数(最大G周波数をfG、共振子の周波数をfとしたとき、f/fGの値で表示)、縦軸はインピーダンスの絶対値(単位Ω)を表す。図56で表されるように、このラム波型高周波共振子100は、多数のラム波の振動モード(以降、単にモードと表すことがある)A〜Fの応答が確認されている。これは、仮に、モードEの周波数を発振器に利用した場合には、それ以外のモードが抑圧されていないためスプリアスとして発現し、異常発振や周波数飛びなどの不具合が生じやすいことが考えられる。
続いて、従来のような設計ではスプリアスとなる振動モードを抑圧できない理由について、放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性から説明する。
図57〜59はそれぞれ図56におけるモードB、モードC、モードEの放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性との関係について示すグラフである。横軸に周波数(最大G周波数をfG、共振子の周波数をfとしたとき、f/fGの値で表示)、縦軸に放射コンダクタンス(単位S)と反射器の反射係数の絶対値を表す。
ここで、IDT電極130のみの放射コンダクタンスをG、反射器を含めたラム波型高周波共振子全体の放射コンダクタンスをGres、反射器の反射係数をΓと表す。また、Gが最大になるときの周波数を最大G周波数、Gresが最大になるときの周波数を最大Gres周波数、Γの絶対値が0.5以上の周波数範囲内を反射周波数帯域、Γの絶対値が最大になるときの周波数を反射中心周波数と表す。
ラム波は、G及びGresが大きいほど強く励振され、Γの絶対値が大きいほど反射器で強く反射されることを意味する。図57〜59が示すように、上述したIDT電極130及び反射器140,150の構成によれば、モードB、モードC、モードEでは、Gresの最大値はGの最大値に比べ大きくなっている。このようにモードB、モードC、モードEのGresの最大値が大きくなったのは、最大G周波数が反射周波数帯域内にあるためである。つまり、IDT電極130により励振された各モードは、反射器140,150により効率よく反射されるため励振が強まる。
このことから、上述した従来技術によれば、反射器140,150により図56に示されるどのモードも強く励振されてしまうため、用途として発振器を考えると、異常発振、周波数飛び等の問題が生じる。また、フィルタとして用いた場合には、帯域内にリップルが生じるという課題がある。従って、所望のモード以外の最大G周波数は反射周波数帯域外にあることが望ましい。
本発明の目的は、前述した課題を解決することを要旨とし、選択的に利用したい振動モードの励振を強め、スプリアスを抑圧するラム波型高周波共振子を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指のピッチと、前記反射器の電極指のピッチと、が異なることを特徴とする。
上記構成によれば、ラム波を励振できるので容易に高周波化を達成できる。また、従来は同一であったが、反射器を構成する電極指のピッチとIDT電極の電極指のピッチが異なることにより、選択的に利用したいモードの励振を強め、同時に、スプリアスを抑圧することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることが好ましい。
上記構成によれば、反射器設計によりスプリアスを効果的に抑圧することが可能であり、かつ、IDT電極自身によって生じる反射波を利用できるため、反射器の本数を減らし、ラム波型高周波デバイスを小型化できる効果がある。
また、前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることが好ましい。
上記構成によれば、反射器設計によりスプリアスを効果的に抑圧することが可能であり、かつ、IDT電極自身によって生じる反射波は相殺されるため、より効果的にスプリアスを抑圧できる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指のピッチと、前記反射器の電極指のピッチと、が異なり、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする。
このように、IDT電極を覆う絶縁膜を設けることにより、IDT電極自身の反射波の反射係数が小さくなり、反射波の反射を小さくすることができる。このことにより反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは一層抑圧され、スプリアスの発現を低減することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このような構成にすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の2本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とを合わせて、その相乗効果により所望の振動モードの励振を一層強め、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このようにすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の4本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とをあわせて、その相乗効果により所望の振動モードの励振を強め、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることが望ましい。
IDT電極の表面に絶縁膜を形成すると、電極指の有無の場所で、絶縁膜の表面に凹凸が生ずる。この凹凸の高さの差を上述のような関係に範囲設定することにより、絶縁膜の凹凸によるラム波の反射に対する影響を排除することができ、IDT電極自身の反射係数が無視できる程度に小さくすることができ、反射波の反射はほとんど生じない。従って、反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは、より一層抑圧され、スプリアスの応答をほぼなくすことができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指の幅と、前記反射器の電極指の幅と、が異なることを特徴とする。
この発明によれば、IDT電極の電極指の幅と、反射器の電極指の幅と、を異なるように設定することにより、前述した従来技術によるラム波素子にくらべ、利用したい振動モードの最大G周波数は反射中心周波数付近になり、効率良く反射されるため、放射コンダクタンスGは大きくなり、励振を強くすることができる。また、所望のモード以外の最大G周波数は、反射器の反射周波数帯域外に現れるため励振を抑圧できる。つまり、スプリアスを抑圧することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、ラム波の波長λの範囲内に2本の電極指が間挿されている場合、IDT電極内においてラム波の反射が生じる。このIDT電極内の反射波によって所望の振動モードの励振を強めることができ、前述した、IDT電極の電極指の幅と、反射器の電極指の幅と、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、振動モードの励振を一層強めることができる。さらに、このことにより、反射器の電極指の数を減ずることが可能となり、ラム波型高周波共振子の小型化ができるという効果がある。
また、前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、波長λの範囲内にIDT電極の電極指を2組、つまり4本を配設することにより、IDT電極自身による反射波が相殺されるため、反射周波数帯域外における最大G周波数となる振動モードは、一層抑圧され、前述したIDT電極の電極指の幅と、反射器の電極指の幅と、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、スプリアスの発現を低減することができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指の幅と、前記反射器の電極指の幅と、が異なり、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする。
このように、IDT電極を覆う絶縁膜を設けることにより、IDT電極自身の反射波の反射係数が小さくなり、反射波の反射を小さくすることができる。このことにより反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは一層抑圧され、スプリアスの発現を低減することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このような構成にすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の2本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とを合わせて、その相乗効果により所望の振動モードの励振を一層強め、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このようにすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の4本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とをあわせて、その相乗効果により所望の振動モードの励振を強め、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることが望ましい。
IDT電極の表面に絶縁膜を形成すると、電極指の有無の場所で、絶縁膜の表面に凹凸が生ずる。この凹凸の高さの差を上述のような関係に範囲設定することにより、絶縁膜の凹凸によるラム波の反射に対する影響を排除することができ、IDT電極自身の反射係数が無視できる程度に小さくすることができ、反射波の反射はほとんど生じない。従って、反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは、より一層抑圧され、スプリアスの応答をほぼなくすことができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指の厚さと、前記反射器の電極指の厚さと、が異なることを特徴とする。
この発明によれば、IDT電極の電極指の厚さと、反射器の電極指の厚さと、を異なるように設定することにより、前述した従来技術によるラム波素子にくらべ、利用したい振動モードの最大G周波数は反射中心周波数付近になり、効率よく反射されるため、放射コンダクタンスGは大きくなり励振を強くすることができる。また、所望周波数モード以外の最大G周波数は、反射器の反射周波数帯域外に現れるため励振を抑圧できる。つまり、スプリアスを抑圧することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、ラム波の波長λの範囲内に2本の電極指が間挿されている場合、IDT電極内においてラム波の反射が生じる。このIDT電極内の反射波によって所望の振動モードの励振を強めることができ、前述した、IDT電極の電極指の厚さと、反射器の電極指の厚さと、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、振動モードの励振を一層強めることができる。さらに、このことにより、反射器の電極指の数を減ずることが可能となり、ラム波型高周波共振子の小型化ができるという効果がある。
また、前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、波長λの範囲内にIDT電極の電極指を2組、つまり4本を配設することにより、IDT電極自身による反射波が相殺されるため、反射周波数帯域外における最大G周波数となる振動モードは、一層抑圧され、前述したIDT電極の電極指の厚さと、反射器の電極指の厚さと、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、スプリアスの発現を低減することができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極の電極指の厚さと、前記反射器の電極指の厚さと、が異なり、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする。
このように、IDT電極を覆う絶縁膜を設けることにより、IDT電極自身の反射波の反射係数が小さくなり、反射波の反射を小さくすることができる。このことにより反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは一層抑圧され、スプリアスの発現を低減することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このような構成にすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の2本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とを合わせて、その相乗効果に同一波長では、IDT電極がそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組が間挿される構造に比べ、電極指の幅が広くなるため高周波化に有利であり、且つ、スプリアスの励振をより抑圧することができる。
また、前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このようにすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の4本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とをあわせて、その相乗効果によりスプリアスの励振をより抑圧することができ、応答をほぼなくすことができる。
また、前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることが望ましい。
IDT電極の表面に絶縁膜を形成すると、電極指の有無の場所で、絶縁膜の表面に凹凸が生ずる。この凹凸の高さの差を上述のような関係に範囲設定することにより、絶縁膜の凹凸によるラム波の反射に対する影響を排除することができ、IDT電極自身の反射係数が無視できる程度に小さくすることができ、反射波の反射はほとんど生じない。従って、反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは、より一層抑圧され、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極を構成する電極材料の密度と、前記反射器を構成する電極材料の密度と、が異なることを特徴とする。
この発明によれば、IDT電極を構成する電極材料の密度と、前記反射器を構成する電極材料の密度と、を異なるように設定することにより、前述した従来技術によるラム波素子にくらべ、利用したい振動モードの最大G周波数は反射中心周波数付近になり、効率よく反射されるため、放射コンダクタンスGは大きくなり励振を強くすることができる。また、所望周波数モード以外の最大G周波数は、反射器の反射周波数帯域外に現れるため励振を抑圧できる。つまり、スプリアスを抑圧することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極の電極指におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、ラム波の波長λの範囲内に2本の電極指が間挿されている場合、IDT電極内においてラム波の反射が生じる。このIDT電極内の反射波によって所望の振動モードの励振を強めることができ、前述した、IDT電極の電極材料の密度と、反射器の電極材料の密度と、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、振動モードの励振を一層強めることができる。さらに、このことにより、反射器の電極指の数を減ずることが可能となり、ラム波型高周波共振子の小型化ができるという効果がある。
また、前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることが好ましい。
このように、波長λの範囲内にIDT電極の電極指を2組、つまり4本を配設することにより、IDT電極自身による反射波が相殺されるため、反射周波数帯域外における最大G周波数となる振動モードは、一層抑圧され、前述したIDT電極の電極材料の密度と、反射器の電極材料の密度と、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、スプリアスの発現を低減することができる。
また、圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、前記IDT電極を構成する電極材料の密度と、前記反射器を構成する電極材料の密度と、が異なり、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする。
このように、IDT電極を覆う絶縁膜を設けることにより、IDT電極自身の反射波の反射係数が小さくなり、反射波の反射を小さくすることができる。このことにより反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは一層抑圧され、スプリアスの発現を低減することができる。
また、ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このような構成にすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の2本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とを合わせて、その相乗効果に同一波長では、IDT電極がそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組が間挿される構造に比べ、電極指の幅が広くなるため高周波化に有利であり、且つ、スプリアスの励振をより抑圧することができる。
また、前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿され、前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることが望ましい。
このようにすれば、前述したようなラム波の波長λの範囲内にIDT電極の4本の電極指を間挿したときに得られる効果と、IDT電極を覆う絶縁膜を設けるときに得られる効果とをあわせて、その相乗効果によりスプリアスの励振をより抑圧することができ、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることが望ましい。
IDT電極の表面に絶縁膜を形成すると、電極指の有無の場所で、絶縁膜の表面に凹凸が生ずる。この凹凸の高さの差を上述のような関係に範囲設定することにより、絶縁膜の凹凸によるラム波の反射に対する影響を排除することができ、IDT電極自身の反射係数が無視できる程度に小さくすることができ、反射波の反射はほとんど生じない。従って、反射周波数帯域外で最大G周波数となる振動モードは、より一層抑圧され、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。
また、前記圧電基板が水晶で形成されていることが望ましい。
圧電基板として水晶基板を用いることにより、前述した従来技術のSTカットの水晶基板を用いるレイリー波型弾性表面波素子、STWカット水晶を用いるSH波型弾性表面波素子に比べ、温度変化による周波数の変動の少ない周波数温度特性を実現することができ、且つ、上述したような発明との組み合わせにより、スプリアスが抑制されたラム波型高周波共振子を実現することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態についてラム波型高周波共振子を例にとり図面に従い説明する。
本発明者は、ラム波型高周波共振子を構成するIDT電極および反射器における電極指のピッチ、電極指の幅、電極指の厚さ、電極材料の密度について着目し、それぞれを変化させることで課題の解決に導いた。
<IDT電極および反射器における電極指のピッチが異なる場合>
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るラム波型高周波共振子1を示す斜視図、図2は、図1のA−A切断面を示す断面図である。
図1、図2において、ラム波型高周波共振子1は、水晶からなる圧電基板20の表面に、一対の交差指電極31,32を有するIDT電極30と、電極指50a,50bを有する一対の反射器40,50とから構成されている。これらの反射器40,50は、IDT電極30より励振されるラム波の進行方向の両側に配設されている。なお、以降、一方の交差指電極31を第1交差指電極31、他方の交差指電極32を第2交差指電極32と呼称する。
IDT電極30の第1交差指電極31と第2交差指電極32とは、それぞれ相互に間挿されて構成されている。ここで、第1交差指電極31を構成する櫛歯形状の電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定され、電極指31a,31bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部と、電極指31a,31bの間に間挿される第2交差指電極32の電極指32aとの距離(ピッチと称することがある)はPiと表す。なお、電極指32aの幅もLiである。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
なお、説明を省略しているが、IDT電極30の上述しない他の電極指及び反射器50の他の電極指及び反射器40の電極指の幅、ピッチも同様な関係に設定されている。
ここで、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとは、Li=Lrの関係、IDT電極30のピッチPiと反射器50のピッチPrとは、Pi≠Prとなるよう設定されている。
このように構成されたIDT電極30に所定の周波数の入力駆動信号を入力することによってラム波が励振され、圧電基板20の表裏の面を反射しながら、圧電基板20の長手方向に伝搬し、反射器40,50によって反射される。
以下に本実施形態のラム波型高周波共振子1の放射コンダクタンスと反射器50の反射係数の周波数特性について説明する。
図3は、反射器50およびIDT電極30のピッチの関係が、Pr/Pi=1.0046である場合のモードBの放射コンダクタンスと、反射器50の反射係数の周波数特性を示す図である。図4は、同条件によるモードEの放射コンダクタンスと、反射器50の反射係数の周波数特性を示す図である。
図3に示すように、反射器50およびIDT電極30のピッチをPr≠Piとすることにより反射中心周波数は、図57に示した従来の設計と比較して低周波側に移動していることがわかる。このことからモードBの最大G周波数は反射周波数帯域外にあるため、モードBの励振を抑圧でき、つまり、このモードBがスプリアスとして発現することを抑制できる。
一方、図4に示すようにモードEに関しては、反射器50およびIDT電極30のピッチをPr≠Piに設計して反射中心周波数を低周波側に移動させても、最大G周波数は反射周波数帯域内にあるため、図59に示した従来の設計と比較してGresは大きくなり励振が強くなっていることがわかる。つまり、利用したいモードの励振を強くすることができる。このように、利用したいモードの最大G周波数を反射周波数帯域内に、スプリアスはその帯域外になるように設計すれば、選択的に利用したいモードのみの励振を強め、同時に、スプリアスを抑圧できることがわかる。
図5は、本実施形態のラム波型高周波共振子1のインピーダンス周波数特性を示す図であり、上述したように反射器50およびIDT電極30の電極間ピッチの関係が、Pr/Pi=1.0046である。
図5に示すように、ラム波のモードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA、B、C、D、Fは抑圧されている。このことから、このラム波型高周波共振子1を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びのない信頼性の高い発振器を実現できる。さらに、IDT電極30の電極指の本数がラム波の波長に対し2本を有する構造は、IDT電極30自身による反射が生じることが知られており、この反射波を利用することにより励振をより強めることができるため反射器40,50における電極指の本数を減らし、ラム波型高周波共振子1の小型化が可能である。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。実施形態2は、前述した実施形態1(図1,2、参照)に比べ、IDT電極の電極指の構成が異なり、ラム波の波長λの範囲内に、IDT電極の電極指が4本間挿されていることに特徴を有する。
図6,7は、実施形態2に係るラム波型高周波共振子の構成を示し、図6は斜視図、図7は、図6のB−B切断面を示す断面図である。図6,7において、ラム波型高周波共振子2は、水晶からなる圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30とその両端に配設される反射器40,50とから構成されている。この基本配置は、実施形態1と同じである。
ここで、第1交差指電極31の端部から図中右方向に2本の電極指31a,31bが並列して形成され、電極指31bと次の電極指31cとの間には、第2交差指電極32の電極指32a,32bが並列して間挿されている。そして、電極指31aの端部から電極指31cまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定されており、電極指31a,31b,31c,32a,32bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離(ピッチと称することがある)をPiとする。
なお、第1交差指電極31と第2交差指電極32の他の電極についても同じような関係となるように形成されている。
このように、IDT電極30は、ラム波の波長λの範囲内に、4本の電極指31a,31b,32a,32bが間挿して形成されていることになり、電極間ピッチPiは、波長λの1/4である。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
なお、説明を省略しているが、反射器50の他の電極指、反射器40の電極指の幅、電極間ピッチも同様な関係に設定されている。
ここで、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとは、Li=Lrの関係、IDT電極30のピッチPiと反射器50のピッチPrとは、Pi≠Prとなるよう設定されている。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子2のインピーダンス周波数特性について説明する。図8では、反射器50およびIDT電極30のピッチの関係が、Pr/Pi=1.0046としたときの特性を例示している。
図8から明らかなように、モードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA、B、C、D、Fは抑圧されていることがわかる。このように、反射器40,50を構成する電極指のピッチPrをIDT電極30の電極指のピッチPiと異なる設計にすることにより、選択的に利用したいモードの励振を強め、同時に、スプリアスを抑圧することができる。また、IDT電極30の電極指の本数をラム波の波長に対し4本を有する構造にすると、IDT電極30自身による反射波は相殺されることが知られている。このことから、反射周波数帯域内の外で最大G周波数となるモードはより一層抑圧され、スプリアスの発現をほぼなくすことができる。従って、このラム波型高周波共振子2を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びのない信頼性の高い発振器を実現できる。
(実施形態3)
続いて、本発明の実施形態3に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。本実施形態は、実施形態1、実施形態2において説明したIDT電極30に、その上面を覆う絶縁膜を形成したところに特徴を有し、IDT電極30及び反射器40,50の構成は、実施形態1及び実施形態2と同じ構成とすることができる。ここでは、実施形態1(図1,2、参照)による構成を例示して共通部分には同じ符号を付し、相違部分のみを説明する。
図9,10は、実施形態3に係るラム波型高周波共振子3を示し、図9は斜視図、図10は、図9のC−C切断面を示す断面図である。図9,10において、IDT電極30の表面には、IDT電極30の全体を覆うように絶縁膜60が成膜されている。絶縁膜60は、SiO2から形成されている。
なお、IDT電極30のピッチPiと反射器50のピッチPrとは、Pi≠Prとなるよう設定されている。また、電極指31a,32aの厚さをHiとする。
絶縁膜60の膜厚について図11において、さらに詳しく説明する。
図11は、絶縁膜60の成膜状態を模式的に示す部分断面図である。図11において、絶縁膜60は、IDT電極30の上面を覆うように成膜されているため、電極指31a,32aの上面は、電極指31a,32aが存在しない部分よりも高くなる。ここで、圧電基板20の表面から電極指31a,32aの上面にある絶縁膜の高さをT、電極指31a,32aが存在しない部分の絶縁膜60の高さをtとしたとき、高さTと高さtとの差、つまり、絶縁膜60の表面の凹凸差をΔt=T−tと表したとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λを、Δt/λ≦0.044の範囲に設定している。
図12はΔtとIDT電極自身の反射係数の関係を示す図である。図中には作製しやすい規格化電極厚み(Hi/λ)を3%としたIDT電極30自身の反射係数を示し、Δtの最適範囲を決定するための目安とした。図13はΔtとIDT電極30のみのラム波型高周波共振子3の共振インピーダンス比[dB](共振周波数と反共振周波数との比)の関係を示す図である。図12から、Δtを小さくする(絶縁膜60の表面を平坦にする)とIDT電極30自身による反射係数は小さくなる。その結果、図13からわかるように共振インピーダンス比は小さくなる。また、Δt≦0.044の範囲であればIDT電極30自身の反射係数は規格化電極厚み3%のときより小さくなるため、IDT電極30内の反射によって生じるスプリアスを効果的に抑圧することができる。
図14はΔt/λ=0.005としたときのラム波型高周波共振子3のインピーダンス周波数特性を示す図である。図14から明らかなように、ラム波のモードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA、B、C、D、Fは抑圧されていることがわかる。このように、反射器40,50を構成する電極指のピッチPrをIDT電極30の電極指のピッチPiと異なる設計をすることにより、選択的に利用したいモードの励振を強め、同時に、スプリアスを抑圧することができる。また、IDT電極30上に絶縁膜膜60を形成させΔt/λ≦0.044とすると、IDT電極自身の反射係数は非常に小さくなり反射はほとんど生じない。このため、ラム波の反射周波数帯域内の外で最大G周波数となるモードはより一層抑圧され、スプリアスの応答をほぼなくすことができる。従って、このラム波型高周波共振子3を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びのない信頼性の極めて高い発振器を実現できる。
なお、実施形態3ではIDT電極30の電極指の本数がラム波の波長λに対し2本を有する構造上に絶縁膜60を形成して説明をしたが、波長λに対し電極指が4本有する構造においても、より効果的にスプリアスを抑圧できることは云うまでもない。
<IDT電極および反射器における電極指の幅が異なる場合>
(実施形態4)
図15は、本実施形態4に係るラム波型高周波共振子4を示す斜視図、図16は、図15のD−D切断面を示す断面図である。図15、図16において、ラム波型高周波共振子4は、水晶からなる圧電基板20の表面に、一対の交差指電極31,32とを有するIDT電極30と、このIDT電極30におけるラム波の進行方向の両側に配設され、電極指50a,50bを有する一対の反射器40,50とから構成されている。なお、以降、一方の交差指電極31を第1交差指電極31、他方の交差指電極32を第2交差指電極32と呼称する。
IDT電極30の第1交差指電極31と第2交差指電極32とは、それぞれ相互に間挿されて構成されている。ここで、第1交差指電極31を構成する櫛歯形状の電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定され、電極指31a,31bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部と、電極指31a,31bの間に間挿される第2交差指電極32の電極指32aと、の距離(ピッチと称することがある)はPiと表す。なお、電極指32aの幅もLiである。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離(ピッチと称することがある)をPrとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
なお、説明を省略しているが、IDT電極30の上述しない他の電極指及び反射器50の他の電極指及び反射器40の電極指の幅、ピッチも同様な関係に設定されている。
ここで、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとは、Li≠Lrの関係、IDT電極30の電極間ピッチPiと反射器50の電極間ピッチPrとは、Pi=Prとなるよう設定されている。
このように構成されたIDT電極30に所定の周波数の入力駆動信号を入力することによってラム波が励振され、圧電基板20の表裏の面を反射しながら、圧電基板20の長手方向に伝搬し、反射器40,50によって反射される。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子4のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。
なお、反射器40,50は、同じ挙動をするため、反射器50を例にあげ説明する。
図17は、本実施形態のラム波型高周波共振子4の放射コンダクタンスと反射器50の反射係数の周波数特性について表すグラフである。
ここで、図17では、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの幅Li、反射器50の電極指50a,50bの幅Lrとの関係を、Lr/Li=0.4としたときを例示している。
図17に示すように、所望の振動モード(以降、単にモードと表す)を図19に示すモードCとしたとき、反射中心周波数は、最大G周波数とほぼ一致している。また、IDT電極30の放射コンダクタンスGが、前述した従来技術(図58参照)と比べて大きくなっており、励振が強くなっていることを示している。つまり、利用したいモードの励振を強くすることができることを示している。
図18は、IDT電極30、反射器50を同様な構成としたときの図19に示すモードEの放射コンダクタンスと反射器50の反射係数の周波数特性について表すグラフである。図18に示すように、最大G周波数は、反射周波数帯域外にあるために励振を抑圧できている。つまり、スプリアスを抑制できていることを示している。
なお、本実施形態では、Lr/Li=0.4としたときを例示して説明しているが、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの幅Liと、反射器50の電極指50a,50bの幅Lrの比は0.4に限らずLr≠Liであればよく、その差(比)は限定されない。また、Lr>Liとしてもよい。
このように、圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30の電極指と反射器50の電極指の幅をLr≠Liにすることによって、最大G周波数と反射周波数帯域を決定する主要因である質量付加効果が変化する。このことによって、利用したいモードの最大G周波数を反射周波数帯域内に、スプリアスは反射周波数帯域外に発現するように設定している。
図19は、本実施形態によるラム波型高周波共振子4のインピーダンス周波数特性を示すグラフである。図19において、モードCのみが強く励振されており、モードC外のモードは、抑圧されている。従って、異常発振や周波数飛びを抑えることを可能にしている。
従って、前述した実施形態4によれば、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの幅Liと、反射器50(反射器40も含む)の電極指50a,50bの幅Lrと、を異なるように設定することにより、前述した従来技術によるラム波素子にくらべ、反射中心周波数が最大G周波数とほぼ一致し、IDT電極30の放射コンダクタンスGは大きくなり、利用したいモードの励振を強くすることができる。また、所望のモード以外の最大G周波数は、反射器の反射周波数帯域外に現れるため励振を抑圧できる。つまり、スプリアスを抑圧することができ、信頼性が高い共振子を実現できる。
また、ラム波の波長λの範囲内に2本の電極指31a,32aが間挿されている場合、IDT電極30内においてラム波の反射が生じる。このラム波の反射によって所望の振動モードの励振を強めることができ、前述した、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの幅Liと、反射器50の電極指50a,50bの幅Lrと、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、モードの励振を一層強めることができる。さらに、このことにより、反射器40,50の電極指の数を減ずることが可能となり、ラム波型高周波共振子4を小型化できる効果がある。
(実施形態5)
続いて、本発明の実施形態5に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。実施形態5は、前述した実施形態4(図15,16、参照)に比べ、IDT電極の電極指の構成が異なり、ラム波の波長λの範囲内に、IDT電極の電極指が4本間挿されていることに特徴を有する。
図20,21は、実施形態5に係るラム波型高周波共振子の構成を示し、図20は斜視図、図21は、図20のE−E切断面を示す断面図である。図20,21において、ラム波型高周波共振子5は、水晶からなる圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30とその両端に配設される反射器40,50とから構成されている。この基本構成は、実施形態4と同じである。
ここで、第1交差指電極31の端部から図中右方向に2本の電極指31a,31bが並列して形成され、電極指31bと次の電極指31cとの間には、第2交差指電極32の電極指32a,32bが並列して間挿されている。そして、電極指31aの端部から電極指31cまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定されており、電極指31a,31b,31c,32a,32bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離(ピッチと称することがある)をPiとする。
なお、第1交差指電極31と第2交差指電極32の他の電極についても同じような関係となるように形成されている。
このように、IDT電極30は、ラム波の波長λの範囲内に、4本の電極指31a,31b,32a,32bが間挿して形成されていることになり、電極間ピッチPiは、波長λの1/4である。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
なお、説明を省略しているが、反射器50の他の電極指、反射器40の電極指の幅、ピッチも同様な関係に設定されている。
ここで、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとは、Li≠Lrの関係となるように設定されている。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子5のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。図20,21では、Lr/Li=4としたときの特性を例示している。
なお、反射器40,50は、同じ挙動をするため、反射器50を例にあげ説明する。
図22は、本実施形態のラム波型高周波共振子5のインピーダンス周波数特性を示している。図22によれば、モードCのみが強く励振されており、実施形態4(図19、参照)に発現したモードA,B,D,E,Fは抑圧されている。
従って、実施形態5によれば、ラム波の波長λの範囲内に、第1交差指電極31及び第2交差指電極32の電極指31a,31b,32a,32bの4本を間挿することによって、IDT電極30自身による反射波は相殺されることから、反射周波数帯域外の最大G周波数となるモードは、より一層抑圧されスプリアスをほぼなくすことができる。従って、このラム波型高周波共振子5を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びなどがない信頼性が高い発振器を実現することができる。
なお、本実施形態では、Lr/Li=4としたときを例示して説明しているが、IDT電極30の電極指幅Li、反射器50の電極指幅Lrの比は4に限らずLr≠Liであればよく、その差(比)は限定されない。
(実施形態6)
続いて、本発明の実施形態6に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。本実施形態は、前述した実施形態4、実施形態5において説明したIDT電極30に、その上面を覆う絶縁膜を形成したところに特徴を有し、IDT電極30及び反射器40,50の構成は、実施形態4及び実施形態5と同じ基本構成とすることができる。ここでは、実施形態4(図15,16、参照)による構成を例示して共通部分には同じ符号を付し、相違部分のみを説明する。
図23,24は、実施形態6に係るラム波型高周波共振子6を示し、図23は斜視図、図24は、図23のF−F切断面を示す断面図である。図23,24において、IDT電極30の表面には、IDT電極30の全体を覆うように絶縁膜60が成膜されている。絶縁膜60は、SiO2から形成されている。なお、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとは、Li≠Lrの関係にある。また、電極指31a,32aの厚さをHiとする。
絶縁膜60の膜厚については、図11において説明したため、詳細な説明は省略する。図11において、本実施形態では絶縁膜60の表面の凹凸差をΔt(=T−t)と表したとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λを、Δt/λ≦0.044の範囲に設定している。
IDT電極30の表面に絶縁膜60を形成することにより、IDT電極自身の反射係数を低減することができるが、表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することにより、さらにIDT電極自身の反射係数を低減することができる。
このことは、実施形態3において図12、図13で説明したように、Δt/λを小さく(絶縁膜60の表面の凹凸が小さく平滑な状態)するとIDT電極自身の反射係数は小さくなり、その結果、共振インピーダンス比が小さくなることによる。
また、Δt/λ≦0.044の範囲内であれば、IDT電極自身の反射係数は、規格化基板厚み3%のときよりも小さくなる。
図25は、実施形態6によるラム波型高周波共振子6のインピーダンス周波数特性を示している。なお、図25は、Δt/λ=0.005としたときのグラフである。図25に示すように、モードCのみが強く励振されており、それ以外のモードA,B,D,E,Fは抑圧され発現してない。
なお、図示していないが、前述した実施形態5によるIDT電極30及び反射器40,50の構成においても、IDT電極30の全体を覆う絶縁膜を構成すれば、同様な理由から利用したいモード以外のモードを抑圧することができる。
従って実施形態6によれば、IDT電極30の上面を覆う絶縁膜60を設けることにより、IDT電極30自身の反射係数を小さくすることができ、さらに、絶縁膜60の表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することで、IDT電極30自身の反射係数を非常に小さくすることができ反射はほとんど生じない。そのため、スプリアスをほぼ抑圧することができる。また、前述したように、IDT電極30の電極指幅Liと反射器50の電極指幅Lrとを、Li≠Lrの関係となるように設定することにより、利用したいモードの励振を強めることと合わせて、このラム波型高周波共振子6を用いた発振器を構成したとき、異常発振や周波数飛び等がなく、信頼性が高い発振器を実現することができる。
<IDT電極および反射器における電極指の厚さが異なる場合>
(実施形態7)
図26は、本実施形態7に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図、図27は、図26のG−G切断面を示す断面図である。図26、図27において、ラム波型高周波共振子7は、水晶からなる圧電基板20の表面に、一対の交差指電極31,32とを有するIDT電極30と、このIDT電極30におけるラム波の進行方向の両側に配設され、電極指50a,50bを有する反射器40,50とから構成されている。なお、以降、一方の交差指電極31を第1交差指電極31、他方の交差指電極32を第2交差指電極32と呼称する。
IDT電極30の第1交差指電極31と第2交差指電極32とは、それぞれ相互に間挿されて構成されている。ここで、第1交差指電極31を構成する櫛歯形状の電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定され、電極指31a,31bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部と、電極指31a,31bの間に間挿される第2交差指電極32の電極指32aと、の距離(ピッチと称することがある)はPiと表す。なお、電極指32aの幅もLiである。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
そして、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さをHiとし、反射器50の電極指50a,50bの厚さをHrとしたときHi≠Hrの関係になるように設定されている。
なお、説明を省略しているが、IDT電極30の上述しない他の電極指、反射器50の他の電極指及び反射器40の電極指の厚さも同様な関係に設定されている。
このように構成されたIDT電極30に所定の周波数の入力駆動信号を入力することによってラム波が励振され、圧電基板20の表裏の面を反射しながら、圧電基板20の長手方向に伝搬し、反射器40,50によって反射される。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子7のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。
なお、反射器40,50は、同じ挙動をするため、反射器50を例にあげ説明する。
図28は、本実施形態のラム波型高周波共振子7の放射コンダクタンスと反射器50の反射係数の周波数特性について表すグラフである。
ここで、図28では、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さHi、反射器50の電極指50a,50bの厚さHrとの関係を、Hr/Hi=5としたときを例示している。
図28に示すように、所望の振動モード(以降、単にモードと表す)を図30に示すモードBとしたとき、電極指31a,31b,32aの厚さをHi≠Hrとすることにより、反射中心周波数は、図57に示した従来の設計に比較して低周波側に移動している。このことにより最大G周波数は反射周波数帯域外になるためスプリアスを抑圧できている。
図29は、IDT電極30、反射器50を同様な構成としたときの図30に示すモードEの放射コンダクタンスと反射器50の反射係数の周波数特性について表すグラフである。図29に示すように、モードEに関しては、反射器50の電極指厚みHiをHi≠Hrとなるように設計し、反射中心周波数を低周波側に移動させても、最大G周波数は、反射周波数帯域内にあるために、従来技術(図59参照)と比べてGresは大きくなり励振が強くなる。つまり、利用したいモードの励振を強くすることができる。
なお、本実施形態では、Hr/Hi=5としたときを例示して説明しているが、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さHiと、反射器50の電極指50a,50bの厚さHrの比は5に限らずHr≠Hiであればよく、その差(比)は限定されない。また、Hr<Hiとしてもよい。
このように、圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30の電極指と反射器50の電極指の関係をHr≠Hiにすることによって、最大G周波数と反射周波数帯域を決定する主要因である質量付加効果が変化する。このことによって、利用したいモードの最大G周波数を反射周波数帯域内に、スプリアスは反射周波数帯域外に発現するように設定している。
図30は、本実施形態によるラム波型高周波共振子10のインピーダンス周波数特性を示すグラフである。図30において、モードEのみが強く励振されており、モードE以外のモードは、抑圧されている。従って、異常発振や周波数飛びを抑えることを可能にしている。
従って、実施形態7によれば、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さHiと、反射器50(反射器40も含む)の電極指50a,50bの厚さHrと、を異なるように設定することにより、前述した従来技術によるラム波素子にくらべ、利用したいモードの最大G周波数を反射周波数帯域内に、または、スプリアスはその帯域外に存在するようにすれば、利用したいモードの励振を強くすることができる。また、スプリアスを抑圧することができるので、信頼性が高い共振子を実現できる。
また、ラム波の波長λの範囲内に2本の電極指31a,32aが間挿されている場合、IDT電極30内においてラム波の反射が生じる。このラム波の反射によって所望の振動モードの励振を強めることができ、前述した、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さHiと、反射器50の電極指50a,50bの厚さHrと、を異なるように設定することにより得られる効果と合わせて、モードの励振を一層強めることができる。さらに、このことにより、反射器40,50の電極指の数を減ずることが可能となり、ラム波型高周波共振子7を小型化できる効果がある。
(実施形態8)
続いて、本発明の実施形態8に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。実施形態8は、前述した実施形態7(図26,27、参照)に比べ、IDT電極の電極指の構成が異なり、ラム波の波長λの範囲内に、IDT電極の電極指が4本間挿されていることに特徴を有する。
図31,32は、実施形態8に係るラム波型高周波共振子の構成を示し、図31は斜視図、図32は、図31のJ−J切断面を示す断面図である。図31,32において、ラム波型高周波共振子8は、水晶からなる圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30とその両端に配設される反射器40,50とから構成されている。この基本構成は、実施形態7と同じである。
ここで、第1交差指電極31の端部から図中右方向に2本の電極指31a,31bが並列して形成され、電極指31bと次の電極指31cとの間には、第2交差指電極32の電極指32a,32bが並列して間挿されている。そして、電極指31aの端部から電極指31cまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定されており、電極指31a,31b,31c,32a,32bそれぞれの厚さをHiとする。
なお、第1交差指電極31と第2交差指電極32それぞれの他の電極についても同じような関係となるように形成されている。
また、反射器50の電極指50a,50bの厚さはHrとされる。なお、説明を省略しているが、反射器50の他の電極指、反射器40の電極指の厚さも同様にHrに設定されている。
ここで、IDT電極30の電極指厚みHiと反射器50の電極指厚みHrとは、Hi≠Hrの関係となるように設定されている。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子8のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。
なお、反射器40,50は、同じ挙動をするため、反射器50を例にあげ説明する。
図33は、本実施形態のラム波型高周波共振子8のインピーダンス周波数特性を示しHr/Hi=5としたときの特性を例示している。図33によれば、モードEのみが強く励振されており、実施形態7(図30参照)に発現したモードA,B,C,D,Fは抑圧されている。
従って実施形態8によれば、ラム波の波長λの範囲内に、第1交差指電極31及び第2交差指電極32の電極指31a,31b,32a,32bの4本を間挿することによって、IDT電極自身による反射波は相殺されることから、反射周波数帯域外の最大G周波数となるモードは、より一層抑圧されスプリアスをほぼなくすことができる。従って、このラム波型高周波共振子8を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びなどがない信頼性が高い発振器を実現することができる。
なお、本実施形態では、Hr/Hi=5としたときを例示して説明しているが、IDT電極30の電極指厚みHi、反射器50の電極指厚みHrの比は5に限らずHr≠Hiであればよく、その差(比)は限定されない。さらに、Hr<Hiとなるように設定してもよい。
(実施形態9)
続いて、本発明の実施形態9に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。本実施形態は、前述した実施形態7、実施形態8において説明したIDT電極30の上面を覆う絶縁膜を形成したところに特徴を有し、IDT電極30及び反射器40,50の構成は、実施形態7及び実施形態8と同じ基本構成とすることができる。ここでは、実施形態7(図26,27、参照)による構成を例示し、共通部分には同じ符号を付し相違部分のみを説明する。
図34,35は、実施形態9に係るラム波型高周波共振子を示し、図34は斜視図、図35は、図34のK−K切断面を示す断面図である。図34,35において、IDT電極30の表面には、IDT電極30の全体を覆うように絶縁膜60が成膜されている。絶縁膜60は、SiO2から形成されている。なお、IDT電極30の電極指厚みHiと反射器50の電極指厚みHrとは、Hi≠Hrの関係にある。
絶縁膜60の膜厚については、図11において説明したため、詳細な説明は省略する。図11において、本実施形態では絶縁膜60の表面の凹凸差をΔt(=T−t)と表したとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λを、Δt/λ≦0.044の範囲に設定している。
IDT電極30の表面に絶縁膜60を形成することにより、IDT電極自身の反射係数を低減することができるが、表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することにより、さらにIDT電極自身の反射係数を低減することができる。
このことは、実施形態3において図12、図13で説明したように、Δt/λを小さく(絶縁膜60の表面の凹凸が小さく平滑な状態)するとIDT電極自身の反射係数は小さくなり、その結果、共振インピーダンス比が小さくなることによる。
また、Δt/λ≦0.044の範囲内であれば、IDT電極自身の反射係数は、規格化基板厚み3%のときよりも小さくなる。
図36は、実施形態9によるラム波型高周波共振子9のインピーダンス周波数特性を示している。なお、図36は、Δt/λ=0.005としたときのグラフである。図36に示すように、モードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA,B,C,D,Fは抑圧され発現してない。
なお、前述した実施形態8によるIDT電極30及び反射器40,50の構成においても、IDT電極に絶縁膜を形成すれば、同様な理由から利用したいモード以外のモードを抑圧することができる。
従って実施形態9によれば、IDT電極30の上面を覆う絶縁膜60を設けることにより、IDT電極自身の反射係数を小さくすることができ、さらに、絶縁膜60の表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することで、IDT電極自身の反射係数を非常に小さくすることができ反射はほとんど生じない。そのため、スプリアスをほぼ抑圧することができる。また、前述したように、IDT電極30の電極指厚みHiと反射器50の電極指厚みHrとを、Hi≠Hrの関係となるように設定することにより、利用したいモードの励振を強めることと合わせて、このラム波型高周波共振子9を用いた発振器を構成したとき、異常発振や周波数飛び等がなく、信頼性が高い発振器を実現することができる。
<IDT電極および反射器における電極材料の密度が異なる場合>
(実施形態10)
図37は、本実施形態10に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図、図38は、図37のL−L切断面を示す断面図である。図37、図38において、ラム波型高周波共振子10は、水晶からなる圧電基板20の表面に、一対の交差指電極31,32とを有するIDT電極30と、このIDT電極30におけるラム波の進行方向の両側に配設され、電極指50a,50bを有する反射器40,50とから構成されている。なお、以降、一方の交差指電極31を第1交差指電極31、他方の交差指電極32を第2交差指電極32と呼称する。
IDT電極30の第1交差指電極31と第2交差指電極32とは、それぞれ相互に間挿されて構成されている。ここで、第1交差指電極31を構成する櫛歯形状の電極指31aの端部から電極指31bまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定され、電極指31a,31bそれぞれの幅をLiとする。
また、電極指31aの端部と、電極指31a,31bの間に間挿される第2交差指電極32の電極指32aと、の距離(ピッチと称することがある)はPiと表す。なお、電極指32aの幅もLiである。
また、反射器50の電極指50aの端部から電極指50bまでの距離を(ピッチと称することがある)Prとし、電極指50a,50bそれぞれの幅をLrとする。
そして、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さをHiとし、反射器50の電極指50a,50bの厚さをHrとしたときHi=Hrの関係になるように設定されている。
なお、説明を省略しているが、IDT電極30の上述しない他の電極指、反射器50の他の電極指及び反射器40の電極指の厚さも同様な関係に設定されている。
IDT電極30はアルミニウム(Al)で形成され、反射器40,50は銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)などで形成されている。IDT電極30の電極材料の密度をρiとし、反射器40,50の電極材料の密度をρrとすると、ρr>ρiの関係になっている。
このように構成されたIDT電極30に所定の周波数の入力駆動信号を入力することによってラム波が励振される。このラム波は、圧電基板20の表裏面を反射して圧電基板20の長手方向に伝搬し、反射器40,50によって反射される。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子の放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について説明する。
図39から図41は反射器の電極材料として一般に使用されるAlに加え、Alとは密度の異なるCu、Ag、Auを用いた場合における、反射器の反射中心周波数の変化を示す。図39は、電極厚みHrを変化させたとき(Al電極におけるHr/λ=0.03の場合を基準)の、反射器の反射中心周波数の変化を示し、図40は電極幅を変化させたとき(Al電極におけるLr/Li=0.5の場合を基準)の、反射器の反射中心周波数の変化を示している。また、図41はピッチPrを変化させたとき(Al電極におけるPr/Pi=1.000の場合を基準)の、反射器の反射中心周波数の変化を示している。
これらの図から、Alと密度が異なる電極材料を反射器に用いた場合では、反射器の反射中心周波数が異なることを示している。つまり、反射器の反射特性は用いる電極材料の密度で異なる。この効果を利用することでスプリアスを抑圧することができる。
図42は反射器およびIDT電極の密度の関係が、ρr>ρiである場合のモードBの放射コンダクタンスと、反射器の反射係数の周波数特性を示す図である。図43はρr<ρiである場合の放射コンダクタンスと、反射器の反射係数の周波数特性を示す図である。また、図44は、ρr>ρiである場合のモードEの放射コンダクタンスと、反射器の反射係数の周波数特性を示す図である。図45はρr<ρiである場合の放射コンダクタンスと、反射器の反射係数の周波数特性を示す図である。
図42および図43に示すように、反射器の電極密度をρr≠ρiすることにより反射中心周波数は、図57に示した従来の設計と比較して低周波側に移動していることがわかる。このことからモードBの最大G周波数は反射周波数帯域外にあるため励振を抑圧できている。つまり、スプリアスを抑制できる。反対に図44および図45に示すようにモードEに関しては、反射器の電極密度をρr≠ρiと設計して反射中心周波数を低周波側に移動させても、最大G周波数は反射周波数帯域内にあるため、Gresは大きくなり励振が強くなっていることがわかる。つまり、利用したいモードの励振を強くすることができる。このように、利用したいモードの最大G周波数を反射周波数帯域内に、スプリアスはその帯域外になるように設計すれば、選択的に利用したいモードのみの励振を強め、同時に、スプリアスを抑圧できることがわかる。
図46は、本発明のラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示す図であり、上述したように反射器およびIDT電極の密度の関係が、ρr>ρiである。図46に示すように、モードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA、B、C、D、Fは抑圧されている。そのため、このラム波型高周波共振子を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びのない信頼性の高い発振器を実現できる。さらに、IDT電極の電極指の本数がラム波の波長に対し2本を有する構造は、IDT電極自身による反射が生じることが知られており、この反射波を利用することにより所望のモードの励振をより強めることができるため反射器における電極指の本数を減らし、小型化が可能である。
(実施形態11)
続いて、本発明の実施形態11に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。実施形態11は、前述した実施形態10(図37,38、参照)に比べ、IDT電極の電極指の構成が異なり、ラム波の波長λの範囲内に、IDT電極の電極指が4本間挿されていることに特徴を有する。
図47,48は、実施形態11に係るラム波型高周波共振子の構成を示し、図47は斜視図、図48は、図47のM−M切断面を示す断面図である。図47,48において、ラム波型高周波共振子11は、水晶からなる圧電基板20の表面に形成されるIDT電極30とその両端に配設される反射器40,50とから構成されている。この基本構成は、実施形態10と同じである。
ここで、第1交差指電極31の端部から図中右方向に2本の電極指31a,31bが並列して形成され、電極指31bと次の電極指31cとの間には、第2交差指電極32の電極指32a,32bが並列して間挿されている。そして、電極指31aの端部から電極指31cまでの間の距離は、ラム波の波長λに設定されており、電極指31a,31b,31c,32a,32bそれぞれの厚さをHiとする。
なお、第1交差指電極31と第2交差指電極32それぞれの他の電極についても同じような関係となるように形成されている。
また、反射器50の電極指50a,50bの厚さはHrとされる。なお、説明を省略しているが、反射器50の他の電極指、反射器40の電極指の厚さも同様にHrに設定されている。
そして、IDT電極30の電極指31a,31b,32aの厚さをHiとし、反射器50の電極指50a,50bの厚さをHrとしたときHi=Hrの関係になるように設定されている。
なお、説明を省略しているが、IDT電極30の上述しない他の電極指、反射器50の他の電極指及び反射器40の電極指の厚さも同様な関係に設定されている。
IDT電極30はAlで形成され、反射器40,50はAg、Cu、Auなどで形成されている。IDT電極30の電極材料の密度をρiとし、反射器40,50の電極材料の密度をρrとすると、ρr>ρiの関係になっている。
次に、このように構成されるラム波型高周波共振子11のインピーダンス周波数特性、コンダクタンス周波数特性について説明する。
なお、反射器40,50は、同じ挙動をするため、反射器50を例にあげ説明する。
図49は、本実施形態のラム波型高周波共振子11のインピーダンス周波数特性を示している。図49によれば、モードEのみが強く励振されており、実施形態10(図46参照)に発現したモードA,B,C,D,Fは抑圧されている。
従って、前述した実施形態11によれば、ラム波の波長λの範囲内に、第1交差指電極31及び第2交差指電極32の電極指31a,31b,32a,32bの4本を間挿することによって、IDT電極自身による反射波は相殺されることから、反射周波数帯域外の最大G周波数となるモードは、より一層抑圧されスプリアスをほぼなくすことができる。従って、このラム波型高周波共振子を用いて発振器を構成した場合、異常発振や周波数飛びなどがない信頼性が高い発振器を実現することができる。
なお、本実施形態では、IDT電極30の電極材料の密度ρiと反射器40,50における電極材料の密度ρrの関係をρr>ρiとしたが、ρr≠ρiであればよく、電極材料を適宜選択してρr<ρiとなるように設定してもよい。
(実施形態12)
続いて、本発明の実施形態12に係るラム波型高周波共振子について図面を参照して説明する。本実施形態は、前述した実施形態10、実施形態11において説明したIDT電極30の上面を覆う絶縁膜を形成したところに特徴を有し、IDT電極30及び反射器40,50の構成は、実施形態10及び実施形態11と同じ基本構成とすることができるが、ここでは、実施形態10(図37,38、参照)による構成を例示し、共通部分には同じ符号を付し相違部分のみを説明する。
図50,51は、実施形態12に係るラム波型高周波共振子を示し、図50は斜視図、図51は、図50のN−N切断面を示す断面図である。図50,51において、IDT電極30の表面には、IDT電極30の全体を覆うように絶縁膜60が成膜されている。絶縁膜60は、SiO2から形成されている。なお、IDT電極30はAlで形成され、反射器40,50はAg、Cu、Auなどで形成されている。IDT電極30の電極材料の密度をρiとし、反射器40,50の電極材料の密度をρrとすると、ρr>ρiの関係にある。
絶縁膜60の膜厚については、図11において説明したため、詳細な説明は省略する。図11において、本実施形態では絶縁膜60の表面の凹凸差をΔt(=T−t)と表したとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λを、Δt/λ≦0.044の範囲に設定している。
IDT電極30の表面に絶縁膜60を形成することにより、IDT電極自身の反射係数を低減することができるが、表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することにより、さらにIDT電極自身の反射係数を低減することができる。
このことは、実施形態3において図12、図13で説明したように、Δt/λを小さく(絶縁膜60の表面の凹凸が小さく平滑な状態)するとIDT電極自身の反射係数は小さくなり、その結果、共振インピーダンス比が小さくなることによる。
また、Δt/λ≦0.044の範囲内であれば、IDT電極自身の反射係数は、規格化基板厚み3%のときよりも小さくなる。
図52は、実施形態12によるラム波型高周波共振子12のインピーダンス周波数特性を示している。なお、図52は、Δt/λ=0.005としたときのグラフである。図52に示すように、モードEのみが強く励振されており、それ以外のモードA,B,C,D,Fは抑圧され発現してない。
なお、図示していないが、前述した実施形態11によるIDT電極30及び反射器40,50の構成においても、このIDT電極に絶縁膜を形成すれば、同様な理由から利用したいモード以外のモードを抑圧することができる。
従って、前述した実施形態12によれば、IDT電極30の上面を覆う絶縁膜60を設けることにより、IDT電極自身の反射係数を小さくすることができ、さらに、絶縁膜60の表面の凹凸をΔt/λ≦0.044の範囲に設定することで、IDT電極自身の反射係数を非常に小さくすることができ反射はほとんど生じない。そのため、スプリアスをほぼ抑圧することができる。
IDT電極30の電極材料の密度ρiと反射器40,50における電極材料の密度ρrとを、ρr≠ρiの関係となるように設定することにより、利用したいモードの励振を強めることと合わせて、このラム波型高周波共振子を用いた発振器を構成したとき、異常発振や周波数飛び等がなく、信頼性が高い発振器を実現することができる。
なお、上記実施形態1〜実施形態12では、圧電基板20として水晶基板を採用している。
図53は、圧電基板20として水晶基板を採用したときの温度と共振周波数偏差との関係を示すグラフである。図53において、前述した従来技術のSTカットの水晶基板を用いるレイリー波型弾性表面波素子、STWカット水晶を用いるSH波型弾性表面波素子と本発明に係るラム波型高周波共振子1〜12の温度と共振周波数偏差との関係を比較している。このグラフでは、水晶基板を用いたラム波型高周波共振子1〜12は、温度変化に対する共振周波数偏差変動が小さいことを示している。
このことから、前述した実施形態1〜実施形態12によって得られた、所望のモードにおける励振を強くできること、あるいはスプリアスを抑制できることに加えて、周波数温度特性が優れたラム波型高周波共振子を実現することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明しているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲に逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、材質、組み合わせ、その他の詳細な構成、及び製造工程間の加工方法において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質、製造工程などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものでないから、それらの形状、材質、組み合わせなどの限定の一部もしくは全部の限定をはずした部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
以上、実施形態1〜実施形態12では、IDT電極および反射器における電極指のピッチ、幅、厚さ、密度をそれぞれ異ならせて、適宜選択したモードの励振を強くすることを説明したが、これらの設計要素を組み合わせて、モードA,B,C,D,E,Fから選択的に励振を強くすることも可能である。例えば、図54に示すようにモードBの励振を強めることもできる。
また、実施形態3,6,9,12では、絶縁膜としてSiO2を採用しているが、他にSi、SiNX、Al23、ZnO、Ta25等を採用することができる。
また、本実施形態ではIDT電極および反射器の電極材料としてアルミニウム、金、銀、銅、を例に挙げたが、これらに限定されるものではなく、タングステン、タンタリウム、ニッケル、クロミウム等の材料を採用することができる。さらに、アルミニウムと銅の合金や他の合金においても、IDT電極および反射器の電極材料として用いることができる。
また、本発明では、圧電基板として水晶基板を採用する例をあげて説明したが、水晶基板に限定されるものではなく、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、四硼酸リチウム、ランガサイト、ランガナイト、ニオブ酸カリウム等の圧電基板、酸化亜鉛、窒化アルミ、五酸化タンタル等の圧電薄膜、硫化カドミウム、硫化亜鉛、ガリウム砒素、インジウムアンチモン等の圧電半導体等も採用できる。
また、本発明では、ラム波型高周波デバイスとして1ポート型共振子を例示しているが、2ポート型共振子またはIDT電極と反射器を備えたフィルタにも応用することができる。
従って、前述の実施形態1〜実施形態12によれば、選択的に利用したい振動モードの励振を強め、スプリアスを抑圧し、しかも温度周波数特性が優れたラム波型高周波共振子を提供することができる。また、本発明のラム波型高周波共振子を発振器に用いた場合には、異常発振や周波数飛び等を低減することができ、フィルタとして用いた場合には、帯域内にリップルが生じることを抑制することができる。
本発明のラム波型高周波デバイスは、スプリアスを抑圧できることから、携帯電話などにおける周波数選別フィルタ、キーレスエントリーシステムにおける発振器、および共振子などの用途に広く用いることが可能である。
本発明の実施形態1に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態1に係るラム波型高周波共振子の図1のA−A切断面を示す断面図。 本発明の実施形態1に係るラム波型高周波共振子のモードBにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態1に係るラム波型高周波共振子のモードEにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態1に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態2に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態2に係るラム波型高周波共振子の図6のB−B切断面を示す断面図。 本発明の実施形態2に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態3に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態3に係るラム波型高周波共振子の図9のC−C切断面を示す断面図。 本発明の実施形態3,6,9,12に係るラム波型高周波共振子の絶縁膜を模式的に示す部分断面図。 本発明の実施形態3,6,9,12に係るラム波型高周波共振子のΔt/λとIDT電極自身の反射係数との関係を示すグラフ。 本発明の実施形態3,6,9,12に係るラム波型高周波共振子のΔt/λと共振インピーダンス比との関係を示すグラフ。 本発明の実施形態3に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波共振子の図15のD−D切断面を示す断面図。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波共振子のモードCにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波共振子のモードEにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態4に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態5に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態5に係るラム波型高周波共振子の図20のE−E切断面を示す断面図。 本発明の実施形態5に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態6に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態6に係るラム波型高周波共振子の図23のF−F切断面を示す断面図。 本発明の実施形態6によるラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態7に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態7に係るラム波型高周波共振子の図26のG−G切断面を示す断面図。 本発明の実施形態7に係るラム波型高周波共振子のモードBにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態7に係るラム波型高周波共振子のモードEにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態7に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態8に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態8に係るラム波型高周波共振子の図31のJ−J切断面を示す断面図。 本発明の実施形態8に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態9に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態9に係るラム波型高周波共振子の図34のK−K切断面を示す断面図。 本発明の実施形態9によるラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子の図37のL−L切断面を示す断面図。 電極厚さを変化させたときの電極材料による反射器の反射中心周波数変化を示すグラフ。 電極幅を変化させたときの電極材料による反射器の反射中心周波数変化を示すグラフ。 ピッチを変化させたときの電極材料による反射器の反射中心周波数変化を示すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子(ρr>ρi)のモードBにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子(ρr<ρi)のモードBにおける放射コンダクタンスと反射器の反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子(ρr>ρi)のモードEにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子(ρr<ρi)のモードEにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性について表すグラフ。 本発明の実施形態10に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態11に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態11に係るラム波型高周波共振子の図45のM−M切断面を示す断面図。 本発明の実施形態11に係るラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明の実施形態12に係るラム波型高周波共振子を示す斜視図。 本発明の実施形態12に係るラム波型高周波共振子の図48のN−N切断面を示す断面図。 本発明の実施形態12によるラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 本発明のラム波型高周波共振子の温度と共振周波数偏差との関係を示すグラフ。 本発明の他の実施例によるラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 従来技術によるラム波型高周波共振子の構成を示し、(a)は概略構成を示す斜視図、(b)は断面図。 従来技術によるラム波型高周波共振子のインピーダンス周波数特性を示すグラフ。 従来技術によるラム波型高周波共振子のモードBにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性との関係について示すグラフ。 従来技術によるラム波型高周波共振子のモードCにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性との関係について示すグラフ。 従来技術によるラム波型高周波共振子のモードEにおける放射コンダクタンスと反射係数の周波数特性との関係について示すグラフ。
符号の説明
1〜12…ラム波型高周波共振子、20…圧電基板、30…IDT電極、31…第1交差指電極、32…第2交差指電極、31a,31b,32a…IDT電極の電極指、40,50…反射器、50a,50b…反射器の電極指。

Claims (29)

  1. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指のピッチと、前記反射器の電極指のピッチと、が異なることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  2. 請求項1に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  3. 請求項1に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  4. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指のピッチと、前記反射器の電極指のピッチと、が異なり、
    前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  5. 請求項4に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  6. 請求項4に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  8. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指の幅と、前記反射器の電極指の幅と、が異なることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  9. 請求項8に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  10. 請求項8に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  11. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する一対の反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指の幅と、前記反射器の電極指の幅と、が異なり、
    前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  12. 請求項11に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  13. 請求項11に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、隣接するそれぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  15. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指の厚さと、前記反射器の電極指の厚さと、が異なることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  16. 請求項15に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  17. 請求項15に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  18. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極の電極指の厚さと、前記反射器の電極指の厚さと、が異なり、
    前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  19. 請求項18に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  20. 請求項18に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  21. 請求項18ないし請求項20のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  22. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極を構成する電極材料の密度と、前記反射器を構成する電極材料の密度と、が異なることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  23. 請求項22に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極の電極指におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  24. 請求項22に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  25. 圧電基板の表面に、電極指を間挿してなるIDT電極と、該IDT電極のラム波の進行方向両側に配設される電極指を有する反射器と、を備えるラム波型高周波デバイスであって、
    前記IDT電極を構成する電極材料の密度と、前記反射器を構成する電極材料の密度と、が異なり、
    前記IDT電極を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  26. 請求項25に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    ラム波の波長λの範囲内に、前記IDT電極におけるそれぞれ隣接する2本の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  27. 請求項25に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記IDT電極の電極指のうち、それぞれ2本を1組として、ラム波の波長λの範囲内に2組の電極指が間挿されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  28. 請求項25ないし請求項27のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記絶縁膜の表面における凹凸の高さの差をΔtとしたとき、このΔtをラム波の波長λで除した値Δt/λが、(Δt/λ)≦0.044と表される範囲内に設定されることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
  29. 請求項1ないし請求項28のいずれか一項に記載のラム波型高周波デバイスにおいて、
    前記圧電基板が水晶で形成されていることを特徴とするラム波型高周波デバイス。
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