JP2007203392A - Nc旋盤における刃物の位置合わせ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で実施可能であり精度の良い刃物の補正出し作業が可能であるNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法を提供する。
【解決手段】タレット刃物台3を有するワーク自動送りNC旋盤100において、本体1bがワーク支持用ガイドブッシュ2内を通過して伸びるタッチセンサ組立品1を、ワーク取付け用主軸10dに装着し、タレット刃物台の各刃物T1、T2、T3、…をタッチセンサ組立品1を構成するタッチセンサ1aの先端に接触させた状態で各刃物のワーク軸方向Z位置を計測し、ワーク軸方向位置を各刃物の加工基準位置とすることを特徴とするNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法。
【選択図】図3
【解決手段】タレット刃物台3を有するワーク自動送りNC旋盤100において、本体1bがワーク支持用ガイドブッシュ2内を通過して伸びるタッチセンサ組立品1を、ワーク取付け用主軸10dに装着し、タレット刃物台の各刃物T1、T2、T3、…をタッチセンサ組立品1を構成するタッチセンサ1aの先端に接触させた状態で各刃物のワーク軸方向Z位置を計測し、ワーク軸方向位置を各刃物の加工基準位置とすることを特徴とするNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法。
【選択図】図3
Description
本発明は、タレット刃物台を有するワーク(被加工品)自動送りNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法に関する。
タレット刃物台を有するワーク自動送りNC旋盤において、ある種類のワークを連続して大量に加工した後、別の種類のワークを連続して大量に加工する場合、ある種類のワークの加工終了後、別の種類のワークの加工に入る前に、いわゆる段取りが必要となる。この段取りは、主として、ワーク端面の位置(基準面位置)にタレット刃物台の複数の各刃物の先端位置をそろえる作業である。別名、刃物の補正出し作業とも言う。
この補正出し作業は、以下の理由で必要となる。ある種類のワークを連続して大量に加工した場合、各刃物が磨耗したり、各刃物の取付け部位に微妙な隙間(ガタ)が生じたりする。その状態のまま、別の種類のワークの加工に入ると、別の種類のワークの加工精度が低下する恐れがある。この補正出し作業は、特に精密な部品を加工する場合に必要な作業である。
タレット刃物台を有するワーク自動送りNC旋盤において、ワークの外径を自動計測する方法は、特許文献1に開示されている。しかし、上記補正出し作業は、従来、このような自動的方法ではなく、手作業により実施されていた。以下に、この手作業を詳細に述べる。
まず、ワークの端面を切削して刃物を接触させるための基準面を作る。次に、タレット刃物台の各刃物を、この基準面に接触させて、ワーク軸方向(Z方向)位置を求める。このZ方向位置を各刃物の基準位置とする(ゼロに補正する)。すなわち、刃物の本数分についてこのZ方向位置を計測し、ゼロ補正しなければならない。
その際、最も時間を要する作業は、ワークと刃物との接触確認作業である。この確認作業は、オペレータの目によるものであり、刃物を強く押付けることによる刃物損傷を招かずに、実施しなければならず、高度な熟練技能を要するものである。そして、この確認作業は、補正出し作業に要する時間の約90%を占めるものであった。それにも関わらず、オペレータの目による接触確認作業のため、各刃物のZ方向位置の精度にはバラツキがあり良好なものではなかった。
ちなみに、本来であれば、タッチセンサを使用して、各刃物のZ方向位置を計測すれば良いのである。しかし、各刃物の刃先方向には、ガイドブッシュを支持する強度部材の壁が立ちはだかっており、タッチセンサを装着するスペースが無い。このため、タッチセンサによる計測は困難であり、上記手作業に頼っていたのが実情であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、短時間で実施可能であり精度の良い刃物の補正出し作業が可能であるNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載のNC旋盤における刃物の位置合わせ方法を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、NC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法は、本体1bがワーク支持用ガイドブッシュ2内を通過して伸びるタッチセンサ組立品1を、ワーク取付け用主軸10dに装着し、タレット刃物台の各刃物T1、T2、T3、…をタッチセンサ組立品1を構成するタッチセンサ1aの先端に接触させた状態で各刃物のワーク軸方向Z位置を計測し、ワーク軸方向位置を各刃物の加工基準位置とすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、NC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法は、本体1bがワーク支持用ガイドブッシュ2内を通過して伸びるタッチセンサ組立品1を、ワーク取付け用主軸10dに装着し、タレット刃物台の各刃物T1、T2、T3、…をタッチセンサ組立品1を構成するタッチセンサ1aの先端に接触させた状態で各刃物のワーク軸方向Z位置を計測し、ワーク軸方向位置を各刃物の加工基準位置とすることを特徴とする。
この構成により、タッチセンサを、ガイドブッシュを支持する強度部材の壁のタレット刃物台から見て反対側(裏側)に配置することが可能となる。タッチセンサの利用により、オペレータの目による確認作業を廃止することができ、安定して精度が良く、短時間の確認作業が可能となる。なお、上記各手段の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るNC旋盤の概観図である。
1は、タッチセンサ組立品、2はワークを支持するガイドブッシュ、3は第1タレット刃物台、3aは第1タレット、3bはX軸方向移動用ギヤボックス、3cはタレット回転割出し(インデックス)用モーター、3dはX軸方向移動用モーター、4は第2タレット刃物台、4aは第2タレット、10は第1主軸台、10aはチャックボックス、10bはメインモーター、10cはZ軸方向移動モーター、11は第2主軸台、T1は基準刃物である。
まず、図1を参照しながら、刃物の補正出し作業が完了した後の、ワークの連続大量加工を簡単に説明する。ワーク用バー材(長尺材;図示せず)は、A方向から搬入され第1主軸台10の中心部内へ挿入される。バー材は、適切な位置において主軸キャップ10e(図2参照)により、自動的に締め付け固定される。そのとき、バー材はガイドブッシュ2により案内支持されている。
続いて、第1タレットに装着されている複数の刃物Tにより、バー材が第1次加工がされてワーク(図示せず)となる。第1次加工は、主として、ワークの右端面側からの加工である。第1タレットによる加工時には、各刃物は、インデックス用モーター3cにより回転割出しされ、X軸方向移動用モーター3dによりワーク中心付近に移動され、それぞれが担当する加工を実施する。例えば、刃物が16種類あれば、タレットが16回回転割出しされ、X軸方向に移動されることとなる。第1次加工が完了する直前に第1タレットの切断用刃物により、ワークは、バー材から切り離される。
次に、第2主軸台11が、図1において左方向(Z方向と反対方向)へ移動して、第1次加工がされたワークを第1主軸台10よりつかみ取り第2主軸台11の元の位置へ戻る。このワークは、引き続き第2タレットにより第1タレットと同様な加工である第2次加工がなされる。ただし、第2次加工は、主として、ワークの左端面側からの加工である。
第2次加工が終わったワークは、第2主軸台11の中心線部Wを通って、B方向へ搬出される。これがワーク加工の1サイクルであり、上記の加工サイクルがバー材に対して連続的に繰り返し実施される。以上がワークの連続大量加工である。
次に刃物の補正出し作業を図2〜4を参照しながら説明する。図2は、図1の第1主軸台およびタッチセンサ組立品の拡大図である。10dは第1主軸、10eは主軸キャップ、1はタッチセンサ組立品、1aはタッチセンサ、1cはマグネットスタンド、1bはタッチセンサ1aをマグネットスタンド1cに連結するためのパイプ(本体)、1dはタッチセンサ組立品1を第1主軸10dに装着するためのアダプタ、1eはタッチセンサを制御器(図示せず)と接続するためのコネクタ、1fはマグネットのオンオフレバーである。
1a、1b、1c、1dは別部品であり所定の結合方式により結合されている。そして、アダプタ1dは、第1主軸10dの装着用孔(図示せず)に嵌め合わされる円筒外径部1gを有する。タッチセンサ組立品1を第1主軸10dに装着する前は、マグネットのオンオフレバー1fはオフされており、装着後オンすることにより、マグネット1cが磁石となり、タッチセンサ組立品1を第1主軸10dにしっかりと固定することが可能となる。タッチセンサ組立品1を第1主軸10dから取り外す場合は、オンオフレバー1fをオフすれば良い。
図3は、本発明に係るNC旋盤におけるタッチセンサとタレットの位置関係を示す図である。5は、タレット刃物台3を支持し、モーター室100aとワーク室100bとを区画する壁機能を持つ強度部材である。強度部材5には、別部品であるガイドブッシュ2がねじ(図示せず)により固定されている。タッチセンサ組立品1は、パイプ部(本体)1bがガイドブッシュ2の孔を通過し、先端部のセンサ部1aがワーク室100bにのぞく状態で配設されている。ところで、図3に示すように、刃物T1と壁5との間の隙間は極めて狭いことに注意されたい。これが、通常の方法によりタッチセンサを使用して補正出し作業が困難な原因である。
次に、補正出し作業を説明する。図4は、図1のタレット部の拡大図と各刃物の位置合せ(補正出し作業)の方法を示す図である。
図3に示すように、インデックス用モーター3cにより回転割り出しされた基準刃物T1は、X軸方向移動用モーター3dによりタッチセンサ1a近傍まで移動される。続いて、基準刃物T1は、反Z方向へ移動されてタッチセンサ1aの先端面に接触させられる。基準刃物T1がタッチセンサ1aに接触した瞬間にタッチセンサ1aから制御器(図示せず)へ信号が送信されることにより、その位置が読み取られ、その位置データが位置表示器(図示せず)に表示される。この位置データをゼロにすることにより、この位置が基準刃物T1の基準位置となり、基準刃物T1の補正出し作業が完了する。制御器内の加工プログラムは、この接触位置を基準刃物T1の基準位置(ゼロ)として、加工実行時に使用することとなる。
これに引き続き、図4に示すように、内径加工刃物T2に関して、基準刃物T1と同様な上記操作を実施することにより、内径加工刃物T2の補正出し作業が完了する。一文字カッタT3についても同様である。これにより、前回のワーク連続加工時に生じたタレット台の各刃物のZ方向の位置ズレ(δ1、δ2)を無くすることが可能となる。
こうして、短時間で実施可能であり精度の良い刃物の補正出し作業が可能であるNC旋盤における刃物の位置合わせ方法が提供される。また、ワーク中心近傍において刃物を接触させて位置合せ作業を実施することにより、実際の加工位置に最大限近い位置での位置合せとなる。このため加工精度がより向上することとなる。
1 タッチセンサ組立品
2 ガイドブッシュ
3 タレット
4 第2主軸台
5 壁
2 ガイドブッシュ
3 タレット
4 第2主軸台
5 壁
Claims (1)
- タレット刃物台(3)を有するワーク自動送りNC旋盤(100)において、
本体(1b)がワーク支持用ガイドブッシュ(2)内を通過して伸びるタッチセンサ組立品(1)を、ワーク取付け用主軸(10d)に装着し、タレット刃物台の各刃物(T1、T2、T3、…)を前記タッチセンサ組立品(1)を構成するタッチセンサ(1a)の先端に接触させた状態で前記各刃物のワーク軸方向(Z)位置を計測し、該ワーク軸方向位置を各刃物の加工基準位置とすることを特徴とするNC旋盤における複数の刃物の位置合わせ方法。
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| JP2006022693A JP2007203392A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | Nc旋盤における刃物の位置合わせ方法 |
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-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006022693A patent/JP2007203392A/ja active Pending
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