JP2007206776A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送電装置が受電装置を認識する装置を構築する場合に、受電装置側の構成を簡略化できる上に、その製造コストを抑制できるようにした非接触電力伝送装置の提供。
【解決手段】この発明は、電磁誘導を利用して、1つの送電装置1が、複数種類の受電装置2に対して非接触で電力伝送ができるようになっている。送電装置1は、受電装置2が電力伝送が可能な範囲に存在することを認識して電力伝送をしたり、またはその電力伝送が可能な受電装置2の種類や形式などを認識し、この認識結果に基づいて受電装置2に対して適正な電力伝送を行うようになっている。送電装置1による受電装置2の認識は、送電装置1に設けた少なくも1つのホール素子と、このホール素子に対応して受電装置2側に設けた少なくも1つの磁石との組み合わせにより行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁誘導を利用して、1次側の送電装置から2次側の受電装置に非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置に関するものである。
従来、この種の非接触電力伝送装置では、送電装置から受電装置に対して電力を伝送する際に、送電装置が相手の受電装置を認識する必要があり、その認識のために以下の方法が採用されている。
第1の方法は、電力伝送の際に、送電装置側から電磁波を連続または間欠的に発生させて、受電装置側でそれを受電して消費することで負荷が変動するので、この負荷の変動を送電装置側で検出して認識するものである。
第2の方法は、機構的(機械的)なスイッチを用いて、送電装置が受信装置を認識するものである。
第3の方法は、送電装置と受信装置とが無線通信できるようにその機能を両者に持たせ、その無線通信機能を使用することにより、電力伝送の際に、送電装置が受電装置を認識するものである。
ところが、第1の方法では、その認識の際に、送電装置側が電磁波を出力し続けなければならないという不具合がある。
第2の方法では、機構的なスイッチを用いるので、その認識の際に物理的に接触する必要があるので、故障しやすいなどの不具合がある。
第3の方法では、送電装置および受電装置の双方に無線通信機能を搭載しなければならず、受電装置側の構成が複雑になる上に、その製作コストも嵩むという不具合がある。
また、第1および第3の方法では、送電装置に対する受電装置の位置が正常位置からずれていても、受電装置を認識すると送電してしまうという不具合がある。
このような不具合を解決するために、磁石などを活用することが考えられ、その活用例としては例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
しかし、特許文献1に記載の技術では、上記のような不具合に対処することができず、その不具合を解消することはできない。
特開平5−190270号公報
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、送電装置が受電装置を認識する装置を構築する場合に、受電装置側の構成を簡略化できる上に、その製造コストを抑制できるようにした非接触電力伝送装置を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
すなわち、第1の発明は、1次コイルを含む送電装置と、2次コイルを含む受電装置とからなり、前記1次コイルと前記2次コイルとを電磁的に結合させて、前記送電装置が前記受電装置に対して電力の伝送を行うようになっている非接触電力伝送装置であって、前記送電装置は、少なくとも1つのホール素子を備え、前記受電装置は、前記1次コイルと前記2次コイルとが接近する際に、前記ホール素子と接近する少なくとも1つの磁石を備え、かつ、前記送電装置は、前記ホール素子の出力に基づいて前記受電装置が接近したことを認識するようになっている。
第2の発明は、第1の発明において、前記ホール素子と前記磁石の両者の能力は、前記1次コイルと前記2次コイルとが接近して前記送電装置が前記受電装置に電力の伝送が可能な場合に、前記ホール素子から所望の出力が得られるような関係を有するようにそれぞれ設定されている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記送電装置は、所定の交流電圧を生成し、この生成した交流電圧を前記1次コイルに供給する送電回路と、前記ホール素子の出力に基づいて前記受電装置の個別認識を行い、この認識結果に基づいて前記送電回路の送電制御を行う制御回路と、を備えている。
第4の発明は、第3の発明において、前記送電装置は、前記ホール素子の出力電圧に基づいて前記磁石の磁極を検出する磁極検出回路をさらに備え、前記制御回路は、前記磁極検出回路の検出磁極に基づいて前記受電装置の個別認識を行うようになっている。
このような構成からなる本発明によれば、送電装置が受電装置を認識したり、その認識に基づいて送電制御を行う装置を構築する場合に、受電装置側の構成を簡略化できる上に、その製造コストを抑制できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る非接触電力伝送装置の構成について、図1を参照しながら説明する。
この実施形態に係る非接触電力伝送装置は、図1に示すように、電磁誘導作用を利用して、1つの送電装置1が、種類や形式などが異なる複数の受電装置2に対して非接触で電力伝送ができるようになっている。
また、送電装置1は、受電装置2が電力伝送が可能な範囲に存在することを認識して電力伝送をしたり、またはその電力伝送が可能なことを認識したときにさらに受電装置2の種類や形式などを認識(個別認識)し、この認識結果に基づいて受電装置2に対して適正な電力伝送を行うようになっている。
このような送電装置1による受電装置2の認識は、送電装置に設けた少なくも1つのホール素子と、このホール素子に対応して受電装置2側に設けた少なくも1つの磁石とを組み合わせ、そのホール素子の出力に基づいて行うようにした。
次に、この実施形態に係る送電装置1および受電装置2の具体的な構成について説明する。
送電装置1は、送電回路11と、1次コイル12と、ホール素子13−1〜13−3と、磁極検出回路14−1〜14−3と、制御回路15とを備えている。
送電回路11は、所定の交流電圧を生成し、この生成した交流電圧を1次コイル12に供給するようになっている。また、送電回路11が生成する交流電圧の出力や周波数は制御回路15により制御されるようになっている。
1次コイル12は、電力の伝送の際に受電装置2の2次コイル21と電磁結合し、電磁誘導作用によって1次コイル12側から2次コイル21側に向けて電力を伝送できるようになっている。すなわち、1次コイル12と2次コイル21とは、物理的に分離自在なトランスを構成するようになっている。
ホール素子13−1〜13−3は、送電装置1の1次コイル12と受電装置2の2次コイル21とが接近する際に、受電装置2側の対応する永久磁石23−1〜23−3と接近してその磁力を検出し、その磁力に応じた電気信号を出力するようになっている。ここで、この例ではホール素子の個数は3個としたが、その個数は、1個または複数個のいずれであっても良い。
磁極検出回路14−1〜14−3は、永久磁石23−1〜23−3が対応するホール素子13−1〜13−3に接近したときに、そのホール素子13−1〜13−3の各出力電圧に基づき、永久磁石23−1〜23−3の磁極を検出するようになっている。
制御回路15は、磁極検出回路14−1〜14−3が検出する永久磁石23−1〜23−3の各磁極に基づき、受電装置2の種類などの認識(個別認識)を行い、この認識結果に基づいて送電装置1の出力電力を決定し、この決定した電力を伝送するように送電回路11の送電制御を行うようになっている。
受電装置2は、図1に示すように、2次コイル21と、受電回路22と、永久磁石23−1〜23−3とを備え、受電回路22に負荷24が接続されるようになっている。
2次コイル21は、送電装置1側の1次コイル12と電磁結合するようになっている。受電回路22は、2次コイル21の誘起電圧を整流し、この整流電圧を負荷24に供給するようになっている。
永久磁石23−1〜23−3は、受電装置2の種類などを送電装置1が識別するために使用するものであり、1次コイル12と2次コイル21とが接近して対向する際に、送電装置1側のホール素子13−1〜13−3に対向するように配置されている。ここで、永久磁石23−1〜23−3としては、例えばネオジム磁石が使用される。
次に、送電装置1側の1次コイル12およびホール素子13−1〜13−3の配置例と、これらに対応する受電装置2側の2次コイルおよび永久磁石23−1〜23−3の配置例について、図2を参照して説明する。
送電装置1は、図2に示すように、各部がケース3内に収納され、そのうちの1次コイル12とホール素子13−1〜13−3は、そのケース3の正面側にそれぞれ配置されている。
1次コイル12は、例えば平面状の巻線コイルからなりその表面が絶縁されて露出するように配置されている。また、ホール素子13−1〜13−3は、ケース3の正面側の一部に図示のように所定間隔をおいて配置され、その各検出面が露出するようになっている。
受電装置2は、図2に示すように、各部がケース4内に収納され、そのうちの2次コイル21と永久磁石23−1〜23−3は、そのケース4の正面側にそれぞれ配置されている。
2次コイル21は、例えば平面状の巻線コイルからなりその表面が絶縁されて露出するようになっている。そして、2次コイル21のコイル面は、その使用時には1次コイルのコイル面と対向してトランス(変圧器)を形成するようになっている。
また、永久磁石23−1〜23−3は、ケースの正面側の一部に図示のように所定間隔をおいて配置されて、その各磁極の端面が露出するようになっている。そして、永久磁石23−1〜23−3の各端面は、送電装置1側の対応するホール素子13−1〜13−3の検出面とそれぞれ対向するようになっている。
ここで、ホール素子13−1〜13−3と永久磁石23−1〜23−3の能力は、1次コイル12と2次コイル21とが接近して送電装置1が受電装置2に電力の伝送が可能な場合に(図3参照)、ホール素子13−1〜13−3から所望の出力が得られるような関係を有するようにそれぞれ設定されている。
次に、このような構成からなる実施形態の動作について、図1〜図3を参照して説明する。
この実施形態は、例えば、送電装置1に対して送電装置2を接近させて使用し、そのときの両者の関係の一例を示すと図3に示すようになる。
このときには、図示のように、送電装置1側のホール素子13−1〜13−3の各検出面と、受電装置2側の対応する永久磁石23−1〜23−3の各端面とが対向した状態となる。これと同時に、送電装置1側の1次コイル12と、受電装置2側の2次コイル21とは、そのコイル面が対向した状態になる。
そして、このときに、送電装置1が受電装置2に対して電力の伝送が可能であれば、ホール素子13−1〜13−3には、永久磁石23−1〜23−3の磁極とその強さに応じた所望の電圧がそれぞれ出力される。
磁極検出回路14−1〜14−3は、そのホール素子13−1〜13−3の各出力電圧に基づき、永久磁石23−1〜23−3の各磁極を検出する。この例では、磁極検出回路14−1は磁極S、磁極検出回路14−2は磁極N、および磁極検出回路14−3は磁極Nを検出する。
制御回路15は、磁極検出回路14−1〜14−3の検出する永久磁石23−1〜23−3の各磁極に基づき、送電装置1が受電装置2に対して電力の伝送が可能であることを認識する。
さらに、制御回路15は、その磁極検出回路14−1〜14−3の検出する永久磁石23−1〜23−3の各磁極に基づき、受電装置2の種類などの認識(個別認識)を行い、この認識結果に基づいて送電装置1の出力電力を決定し、この決定した電力を伝送するように送電回路11の送電制御を行う。
ここで、図3に示すように、送電装置1と受電装置2との両者の距離Lが、例えばL=4〔mm〕以下の場合に、送電装置1が受電装置2に対して電力の伝送が可能であるとすると、永久磁石23−1〜23−3は、ホール素子13−1〜13−3との距離Lが4〔mm〕の場合に、そのホール素子13−1〜13−3が反応できる磁束密度を有するものが要求される。
従って、ホール素子と永久磁石の能力は、例えば、距離Lが4〔mm〕でホール素子の感度が6〔mT〕の場合には、永久磁石は表面磁束密度は、6mT×(4mm×4mm×4mm)=384mTとなる。
以上のように、この実施形態では、送電装置1による受電装置2の認識を、送電装置1に設けた少なくも1つのホール素子と、このホール素子に対応して受電装置2側に設けた少なくも1つの磁石との組み合わせで行うようにした。このため、送電装置が受電装置を認識する装置を構築する場合に、受電装置側の構成を簡略化できる上に、その製造コストを抑制できる。
また、この実施形態では、送電装置が受電装置を認識するにあたり、物理的な接触を伴わないので、接触に伴う弊害がない。
さらに、この実施形態では、受電装置2が電力伝送が可能な範囲に存在することを認識したときにはじめて電力伝送ができ、またはその電力伝送が可能であることを認識したときにさらに受電装置2の種類や形式などを個別認識し、この認識結果に基づいて受電装置2に対して適正な電力伝送ができる。
本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 その実施形態の外観構成を示す正面図である。 その実施形態の使用状態を説明する図である。
符号の説明
1・・・送電装置、2・・・受電装置、11・・・送電回路、12・・・1次コイル、13−1〜13−3・・・ホール素子、14−1〜14−3・・・磁極検出回路、15・・・制御回路、21・・・2次コイル、22・・・受電回路、23−1〜23−3・・・永久磁石、24・・・負荷

Claims (4)

  1. 1次コイルを含む送電装置と、2次コイルを含む受電装置とからなり、前記1次コイルと前記2次コイルとを電磁的に結合させて、前記送電装置が前記受電装置に対して電力の伝送を行うようになっている非接触電力伝送装置であって、
    前記送電装置は、少なくとも1つのホール素子を備え、
    前記受電装置は、前記1次コイルと前記2次コイルとが接近する際に、前記ホール素子と接近する少なくとも1つの磁石を備え、
    かつ、前記送電装置は、前記ホール素子の出力に基づいて前記受電装置が接近したことを認識するようになっていることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 前記ホール素子と前記磁石の両者の能力は、前記1次コイルと前記2次コイルとが接近して前記送電装置が前記受電装置に電力の伝送が可能な場合に、前記ホール素子から所望の出力が得られるような関係を有するようにそれぞれ設定されていること特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  3. 前記送電装置は、
    所定の交流電圧を生成し、この生成した交流電圧を前記1次コイルに供給する送電回路と、
    前記ホール素子の出力に基づいて前記受電装置の個別認識を行い、この認識結果に基づいて前記送電回路の送電制御を行う制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非接触電力伝送装置。
  4. 前記送電装置は、前記ホール素子の出力電圧に基づいて前記磁石の磁極を検出する磁極検出回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記磁極検出回路の検出磁極に基づいて前記受電装置の個別認識を行うようになっていることを特徴とする請求項3に記載の非接触電力伝送装置。
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