JP2007235596A - 可変減衰器の制御回路及び可変減衰器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの制御電圧を用いて、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させた可変減衰器の制御回路を提供する。
【解決手段】2つの制御電圧(−Vcont1,Vcont2)を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオード(X1)に対し、電流を供給する可変減衰器の制御回路であり、第1の制御電圧(−Vcont1)を用いて減衰量を制御する減衰量制御手段と、第2の制御電圧(Vcont2)を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変減衰器の制御回路及び可変減衰器の制御方法に関するものである。
従来の可変減衰器の制御回路の構成としては、図5に示す回路構成が挙げられる。以下、図5を参照しながら、従来の可変減衰器の制御回路における制御動作について説明する。
図5に示す可変減衰器の制御回路構成は、可変減衰器として作用する第1のPINダイオード(Xa)と、その第1のPINダイオード(Xa)とほぼ同様の特性を持つ第2のPINダイオード(Xb)と、演算増幅器(ICa)と、第1の抵抗(Ra)と、第2の抵抗(Rb)と、可変抵抗器(Rc)と、により構成されている。そして、制御電圧:−Vにより、減衰量を制御する仕組みとなっている。
なお、制御電圧:−Vは、ある所定の範囲内(例えば、0〜−5V)を変化させることができるDAコンバータ出力を想定している。このため、制御電圧:−Vは、量子化された値となる。
例えば、制御電圧:−Vの制御範囲が、0〜−5V、量子化数が100とすると、制御量1ビットあたりの制御電圧の変化は、5V/100=0.05Vとなる。
また、図5に示す、RF inは、高周波信号入力端子を示し、RF outは、高周波信号出力端子を示す。
なお、図5に示す可変減衰器の制御回路に対し、制御電圧:−Vが加えられると、可変抵抗器(Rc)を介して第2の抵抗(Rb)に対し、電圧:−V'が加えられることになる。これにより、仮想短絡により、第2の抵抗(Rb)に対し、電流:Ib=V'/Rbが流れることになる。
ここで、演算増幅器(ICa)の出力電圧をVa、第2のPINダイオード(Xb)にかかる電圧をVbとすると、演算増幅器(ICa)の出力電圧:Vaは、Va=Vb+Ib×Raとなる。
一方、PINダイオードの電圧電流特性は、電流をI、電圧をVとすると、I=I0(exp(qV/kT)−1)≒I0(exp(qV/kT))で与えられることが知られている。但し、I0:逆方向飽和電流、k:ボルツマン定数、T:絶対温度、q:電子電荷量である。
この上述したPINダイオードの電圧電流特性の式を用いると、第2のPINダイオード(Xb)にかかる電圧:Vbは、Vb=(kT/q)ln(Ib/I0)となる。
このため、演算増幅器(ICa)の出力電圧:Vaは、Va=(kT/q)ln(Ib/I0)+Ra/Rb×V'となる。
なお、第1のPINダイオード(Xa)に流れる電流:Iaは、Ia=I0(exp((q/kT)×Va))として表すことができる。
この上記の式に対して、Va=(kT/q)ln(Ib/I0)+Ra/Rb×V'を代入すると、第1のPINダイオード(Xa)に流れる電流:Iaは、Ia=(V'/Rb)×(exp((q/kT)×(Ra/Rb)×V’))となる。
また、PINダイオードの高周波抵抗は、電流をI、電圧をVとすると、R=dV/dIで与えられるので、第1のPINダイオード(Xa)の高周波抵抗:Rは、電流:Ia用いて、R=(kT/q)×1/Iaと表することができる。
このため、第1のPINダイオード(Xa)の高周波抵抗:Rは、R=(kT/q)×1/((V'/Rb)×(exp((q/kT)×(Ra/Rb)×V’)))・・・式(1)となる。
上記式(1)から明らかなように、V'≒0の時には、Rが大きくなり、高周波の減衰量は小さく、0≪V'の時には、Rが小さくなり、高周波の減衰量は大きくなる。
なお、制御電圧:−Vに対する減衰特性を図6に示す。図6では、制御電圧:−Vの制御範囲は、0〜−5Vとなっている。制御電圧:−Vを最大にしたとき(図6では、−5V)の減衰量をダイナミックレンジと呼ぶ。図6の場合では、ダイナミックレンジは14[dB]となっている。
なお、図5に示す可変減衰器の制御回路は、第1の抵抗(Ra),第2の抵抗(Rb),第2のPINダイオード(Xb),演算増幅器(ICa)による逆対数電圧電流変換増幅器を用いて制御電圧対減衰特性の直線性を向上させるように図られている。しかしながら、上述した式(1)に示すように、高周波抵抗:Rには、電圧:V'の指数関数の項が含まれることから、制御電圧対減衰特性の直線性を完全な直線にすることはできないことになる。
制御電圧対減衰特性は、図6に示すように、減衰量の小さい位置では電圧の変化に対する減衰量の変化が大きく、減衰量の大きい位置では電圧の変化に対する減衰量の変化が小さくなっている。なお、図6では、およそ−2.5V〜−3Vの間で制御電圧対減衰特性の傾きが変化する点が存在する。
ここで、可変減衰器に要求される特性について述べる。可変減衰器に求められる特性としては、ダイナミックレンジと、制御量1ビット当たりの減衰量、即ち、分解能と、が挙げられる。要求されるダイナミックレンジを満たしつつ、分解能も小さくするためには、以下の2つの点が考えられる。
第1の点は、ダイナミックレンジを要求値以上に大きく取らないこと。
第2の点は、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させること。
なお、第1の点は、ダイナミックレンジを大きく取ると、分解能が悪くなるからである。また、第2の点は、制御電圧による分解能のばらつきを小さくし、分解能が悪い部分をなくすためである。
図5に示す可変減衰器の制御回路では、可変抵抗器(Rc)において制御電圧:V'を調節することで、第1の点を実現させている。なお、可変抵抗器(Rc)の調節による制御電圧対減衰特性の変化を図7に示す。図7に示すように、可変抵抗器(Rc)において制御電圧:V'を調節することで、ダイナミックレンジを(a)〜(c)のように調節することが可能となる。なお、図7では、ダイナミックレンジが14[dB]になるように調節している(図7の(b))。
なお、図5に示す従来の可変減衰器の制御回路では、可変抵抗器(Rc)によるダイナミックレンジの調節を、人手で行っていたため、量産に向かないという課題が挙げられる。また、図5に示す従来の可変減衰器の制御回路は、上述した式(1)に示すように、第1のPINダイオード(Xa)の高周波抵抗:Rには、電圧:V'の指数関数の項が含まれることから、図6、図7に示すように、制御電圧対減衰特性の直線性を完全な直線にすることはできないことになる。
なお、本発明より先に出願された特許文献として、高周波数送信伝送線路に直列に挿入される1個以上のPINダイオードと;該PINダイオードと同種特性のPINダイオードと抵抗器との直列回路を帰還回路として有し、入力電圧を変化させることにより、前記高周波数信号伝送路に直列に挿入されたPINダイオードへ電流値の変化できるバイアス電流を供給する演算増幅回路と;を有し、制御電圧に対して電圧減衰比が直線的に変化する減衰特性が得られることを可能としたPINダイオード減衰器が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、PINダイオードを電流制御型で用いた可変減衰器の制御回路において、前記PINダイオードに電流を供給する逆対数増幅器と、この逆対数増幅器の出力電圧を順方向にオフセットする手段とを備え、制御電圧に対する不感帯領域を無くし、広い範囲に亘って制御電圧と減衰量との間の線形性を実現した可変減衰器の制御回路が開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−53015号公報 特開平3−155210号公報
なお、上記特許文献1は、制御電圧に対して電圧減衰比が直線的に変化する減衰特性が得られることを可能としたPINダイオード減衰器が開示されているが、2つの制御電圧を用いて、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させる点については何ら考慮されたものではない。
また、上記特許文献2は、広い範囲に亘って制御電圧と減衰量との間の線形性を実現した可変減衰器の制御回路が開示されているが、2つの制御電圧を用いて、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させる点については何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、2つの制御電圧を用いて、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させる可変減衰器の制御回路及び可変減衰器の制御方法を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる可変減衰器の制御回路は、2つの制御電圧を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオードに対し、電流を供給する可変減衰器の制御回路であって、第1の制御電圧を用いて減衰量を制御する減衰量制御手段と、第2の制御電圧を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御回路は、第1のダイオードに対し、電流を供給する演算増幅器を有し、演算増幅器の出力端子と、演算増幅器の反転入力端子と、の間には、第1の抵抗と、第2のダイオードと、が直列的に接続されて設けられてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御回路において、演算増幅器の反転入力端子には、第1の制御電圧を印可して電流を出力する第2の抵抗と、第1の制御電圧と、第2の制御電圧と、を印可して、第1の制御電圧と、第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力する第3のダイオードと、が接続されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御回路において、第3のダイオードの入力側には、第1の制御電圧を印可して電流を出力する第3の抵抗と、第2の制御電圧を印可して電流を出力する第4の抵抗と、が接続されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御方法は、2つの制御電圧を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオードに対し、電流を供給する可変減衰器における制御方法であって、第1の制御電圧を用いて減衰量を制御する減衰量制御工程と、第2の制御電圧を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節工程と、を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御方法は、第1のダイオードに対し、電流を供給する演算増幅器を有し、演算増幅器の出力端子と、演算増幅器の反転入力端子と、の間には、第1の抵抗と、第2のダイオードと、が直列的に接続されて設けられており、演算増幅器は、減衰量制御工程により減衰量を制御し、且つ、可変減衰量調節工程により可変減衰量を調節した電流を第1のダイオードに供給することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御方法において、演算増幅器の反転入力端子には、第1の制御電圧を印可して電流を出力する第2の抵抗と、第1の制御電圧と、第2の制御電圧と、を印可して、第1の制御電圧と、第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力する第3のダイオードと、が接続されており、演算増幅器は、第2の抵抗から出力された電流と、第3のダイオードから出力された電流と、を用いて、減衰量制御工程により減衰量を制御し、且つ、可変減衰量調節工程により可変減衰量を調節した電流を第1のダイオードに供給することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる可変減衰器の制御方法において、第3のダイオードの入力側には、第1の制御電圧を印可して電流を出力する第3の抵抗と、第2の制御電圧を印可して電流を出力する第4の抵抗と、が接続されており、第3のダイオードは、第3の抵抗から出力された電流と、第4の抵抗から出力された電流と、を用いて、第1の制御電圧と、第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力することを特徴とするものである。
本発明によれば、2つの制御電圧を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオードに対し、電流を供給する可変減衰器の制御回路において、第1の制御電圧を用いて減衰量を制御し、且つ、第2の制御電圧を用いて可変減衰量を調節することで、減衰特性が第1の制御電圧に対して直線的に動作させることが可能となるため、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させることが可能となる。
まず、図1、図3を参照しながら、本実施形態における可変減衰器の制御回路の特徴について説明する。
本実施形態における可変減衰器の制御回路は、2つの制御電圧(−Vcont1,Vcont2)を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオード(X1)に対し、電流を供給する可変減衰器の制御回路である。そして、第1の制御電圧(−Vcont1)を用いて減衰量を制御する減衰量制御手段と、第2の制御電圧(Vcont2)を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節手段と、を有することを特徴とするものである。これにより、第1の制御電圧(−Vcont1)を用いて減衰量を制御し、且つ、第2の制御電圧(Vcont2)を用いて可変減衰量を調節することで、図3に示すように、減衰特性が第1の制御電圧(−Vcont)に対して直線的に動作させることが可能となるため、制御電圧対減衰特性の直線性を向上させることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における可変減衰器の制御回路について説明する。
(可変減衰器の制御回路構成)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における可変減衰器の制御回路の回路構成について説明する。なお、図1は、本実施形態における可変減衰器の制御回路の回路構成を示す図である。
本実施形態における可変減衰器の制御回路は、可変減衰器として作用する第1のPINダイオード(X1)と、第1のPINダイオード(X1)とほぼ同様の特性を持つ第2のPINダイオード(X2)と、第3のPINダイオード(X3)と、演算増幅器(IC1)、第1の抵抗(R1)と、第2の抵抗(R2)と、第3の抵抗(R3)と、第4の抵抗(R4)と、により構成される。なお、図1に示す、RF inは、高周波信号入力端子を示し、RF outは、高周波信号出力端子を示す。
なお、演算増幅器(IC1)の出力端子と、演算増幅器(IC1)の反転入力端子と、の間には、第1の抵抗(R1)と、第2のPINダイオード(X2)と、が直列的に接続されて設けられている。
また、演算増幅器(IC1)の反転入力端子には、第2の抵抗(R2)と、第3のPINダイオード(X3)と、が接続されている。
なお、第3のPINダイオード(X3)には、第3の抵抗(R3)と、第4の抵抗(R4)と、が接続されている。
この図1に示す本実施形態における可変減衰器の制御回路は、制御電圧:Vcont2を用いて可変減衰量の調節を行い、尚かつ、制御電圧:−Vcont1により減衰量を制御することになる。これにより、ダイナミックレンジの調節を電気的に行うことができ、尚かつ、減衰特性が制御電圧:−Vcont1に対して直線的に動作させることが可能となる。
(可変減衰器の制御回路における制御動作)
次に、図1に示す可変減衰器の制御回路における制御動作について説明する。
まず、制御電圧:−Vcont1が加えられると、第2の抵抗(R2)に対し、電流:I2=Vcont1/R2が流れることになる。
なお、第3のPINダイオード(X3)に流れる電流:I3は、制御電圧:Vcont2と、制御電圧:Vcont1と、の関係により変化することになる。
例えば、第3のPINダイオード(X3)にかかる制御電圧:V3が負の時は、内部抵抗値が無限大で、制御電圧:V3が正の時は、内部抵抗値が0として考えると、Vcont1=R3/R4×Vcont2で、第3のPINダイオード(X3)の内部抵抗値が切り替わることになる。
なお、Vcont1<R3/R4×Vcont2の場合では、I3=0となり、Vcont1>R3/R4×Vcont2の場合では、V3=0となり、第4の抵抗(R4)に流れる電流は、Vcont2/R4となり、第3の抵抗(R3)に流れる電流は、Vcont1/R3と計算することが可能となるため、第3のPINダイオード(X3)に流れる電流:I3は、I3=Vcont1/R3−Vcont2/R4となる。
なお、第3のPINダイオード(X3)に流れる電流:I3の変化を図2に示す。なお、図2では、R3=R4とした場合の電流:I3の変化を示す。なお、(a)は、制御電圧:Vcont2=2[V]の場合を示し、(b)は、制御電圧:Vcont2=3[V]の場合を示し、(c)は、制御電圧:Vcont2=4[V]の場合を示す。
ここで、第1の抵抗(R1)と、第2のPINダイオード(X2)と、に流れる電流は、I2+I3=Vcont1/R2+I3となり、演算増幅器(IC1)の出力電圧:V1は、V1=(kT/q)ln((Vcont1/R2+I3)/I0)+R1×(Vcont1/R2+I3)となる。
なお、第1のPINダイオード(X1)に流れる電流:I1は、I1=I0(exp((q/kT)×V1))として表すことができる。
このため、第1のPINダイオード(X1)に流れる電流:I1は、I1=(Vcont1/R2+I3)×(exp((qR1/kT)×(Vcont1/R2+I3)))となる。
また、第1のPINダイオード(X1)の高周波抵抗:Rは、上述した電流:I1を用いて、R=(kT/q)×1/I1と表することが可能となる。このため、第1のPINダイオード(X1)の高周波抵抗:Rは、R=(kT/q)×1/((Vcont1/R2+I3)×(exp((q/kT)×(Vcont1/R2+I3)×R1)))・・・式(2)となる。
なお、図5に示す従来の可変減衰器の制御回路における、第1のPINダイオード(Xa)の高周波抵抗:Rは、R=(kT/q)×1/((V'/Rb)×(exp((q/kT)×(Ra/Rb)×V’)))・・・式(1)となる。
この式(1)と、式(2)と、を比較すると、指数関数の中の(V'/Rb)の項が(Vcont1/R2+I3)に変わり、I3の分が足されていることがわかる。
なお、制御電圧:−Vcont1に対する減衰特性を図3に示す。なお、(a)は、制御電圧:Vcont2=2[V]の場合を示し、(b)は、Vcont2=3[V]の場合を示し、(c)は、Vcont2=4[V]の場合を示す。
図3から明らかなように、制御電圧:Vcont2を変化させることによりダイナミックレンジが変化することになる。なお、図3では、ダイナミックレンジが14[dB]になるように調節している(図3(b))。
なお、図4に、図5に示す従来の制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(図4(a))と、図1に示す本実施形態の制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(図4(b))と、を比較した比較結果を示す。
図4に示す比較結果において、制御電圧:Vcont1に対する減衰量の傾きが最大となるところ、即ち、最も分解能が悪くなる点を比較すると、本実施形態による制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(図4(b))の方が、従来の制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(図4(a))よりも良好であることが判明する。
このように、本実施形態における可変減衰器の制御回路は、可変減衰器の制御回路に対し、ダイナミックレンジ調節電圧を加えることにより、ダイナミックレンジの調節を電気的に行うことが可能となると共に、減衰特性が制御電圧に対して直線的に動作させることが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
本実施形態における可変減衰器の制御回路の構成を示す図である。 本実施形態における可変減衰器の制御回路を構成する図1に示す第3のPINダイオード(X3)に流れる電流:I3の変化を示す図である。 本実施形態における可変減衰器の制御回路における制御電圧:−Vcont1に対する減衰特性を示す図である。 図5に示す従来の制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(波線)と、図1に示す本実施形態の制御回路にてダイナミックレンジを調節した減衰器の減衰特性(実線)と、を比較した図である。 従来の可変減衰器の制御回路の構成を示す図である。 従来の可変減衰器の制御回路における制御電圧:−Vに対する減衰特性を示す図である。 可変抵抗器(Rc)の調節による制御電圧対減衰特性の変化を示す図である。
符号の説明
X1 第1のPINダイオード
X2 第2のPINダイオード
X3 第3のPINダイオード
R1 第1の抵抗
R2 第2の抵抗
R3 第3の抵抗
R4 第4の抵抗
IC1 演算増幅器
−Vcont1 第1の制御電圧
Vcont2 第2の制御電圧
RF in 高周波信号入力端子
RF out 高周波信号出力端子
Xa 第1のPINダイオード
Xb 第2のPINダイオード
Ra 第1の抵抗
Rb 第2の抵抗
Rc 可変抵抗器
ICa 演算増幅器

Claims (8)

  1. 2つの制御電圧を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオードに対し、電流を供給する可変減衰器の制御回路であって、
    第1の制御電圧を用いて減衰量を制御する減衰量制御手段と、
    第2の制御電圧を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節手段と、
    を有することを特徴とする可変減衰器の制御回路。
  2. 前記第1のダイオードに対し、電流を供給する演算増幅器を有し、
    前記演算増幅器の出力端子と、前記演算増幅器の反転入力端子と、の間には、第1の抵抗と、第2のダイオードと、が直列的に接続されて設けられてなることを特徴とする請求項1記載の可変減衰器の制御回路。
  3. 前記演算増幅器の反転入力端子には、
    前記第1の制御電圧を印可して電流を出力する第2の抵抗と、
    前記第1の制御電圧と、前記第2の制御電圧と、を印可して、前記第1の制御電圧と、前記第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力する第3のダイオードと、が接続されてなることを特徴とする請求項2記載の可変減衰器の制御回路。
  4. 前記第3のダイオードの入力側には、
    前記第1の制御電圧を印可して電流を出力する第3の抵抗と、
    前記第2の制御電圧を印可して電流を出力する第4の抵抗と、が接続されてなることを特徴とする請求項3記載の可変減衰器の制御回路。
  5. 2つの制御電圧を用いて、可変減衰器として作用する第1のダイオードに対し、電流を供給する可変減衰器における制御方法であって、
    第1の制御電圧を用いて減衰量を制御する減衰量制御工程と、
    第2の制御電圧を用いて可変減衰量を調節する可変減衰量調節工程と、
    を行うことを特徴とする可変減衰器の制御方法。
  6. 前記第1のダイオードに対し、電流を供給する演算増幅器を有し、
    前記演算増幅器の出力端子と、前記演算増幅器の反転入力端子と、の間には、第1の抵抗と、第2のダイオードと、が直列的に接続されて設けられており、
    前記演算増幅器は、
    前記減衰量制御工程により減衰量を制御し、且つ、前記可変減衰量調節工程により可変減衰量を調節した電流を前記第1のダイオードに供給することを特徴とする請求項5記載の可変減衰器の制御方法。
  7. 前記演算増幅器の反転入力端子には、
    前記第1の制御電圧を印可して電流を出力する第2の抵抗と、
    前記第1の制御電圧と、前記第2の制御電圧と、を印可して、前記第1の制御電圧と、前記第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力する第3のダイオードと、が接続されており、
    前記演算増幅器は、
    前記第2の抵抗から出力された電流と、前記第3のダイオードから出力された電流と、を用いて、前記減衰量制御工程により減衰量を制御し、且つ、前記可変減衰量調節工程により可変減衰量を調節した電流を前記第1のダイオードに供給することを特徴とする請求項6記載の可変減衰器の制御方法。
  8. 前記第3のダイオードの入力側には、
    前記第1の制御電圧を印可して電流を出力する第3の抵抗と、
    前記第2の制御電圧を印可して電流を出力する第4の抵抗と、が接続されており、
    前記第3のダイオードは、
    前記第3の抵抗から出力された電流と、前記第4の抵抗から出力された電流と、を用いて、前記第1の制御電圧と、前記第2の制御電圧と、の関係により変化する電流を出力することを特徴とする請求項7記載の可変減衰器の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6253015A (ja) * 1985-08-31 1987-03-07 Nec Corp Pinダイオ−ド減衰器
JPH07193455A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Japan Radio Co Ltd 可変減衰器

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