JP2008022331A - 表示制御装置、情報再生装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パケットデータに基づいて行われる画像データの表示制御に融通性を与えることができる表示制御装置、情報再生装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 表示制御装置10は、設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマ12と、表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルに基づいて再生データの転送制御を行う表示制御部14とを含む。表示制御部14が、表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、タイマ12において該表示時刻にタイムアウトが発生したときに再生データの転送制御を行う場合に、表示制御装置10は、表示時刻をタイマ12に設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻をタイマ12に設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 表示制御装置10は、設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマ12と、表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルに基づいて再生データの転送制御を行う表示制御部14とを含む。表示制御部14が、表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、タイマ12において該表示時刻にタイムアウトが発生したときに再生データの転送制御を行う場合に、表示制御装置10は、表示時刻をタイマ12に設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻をタイマ12に設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、表示制御装置、情報再生装置及び電子機器に関する。
地上アナログ放送に替わって登場する地上デジタル放送では、画像及び音声の高品質化に加えて種々の新サービスの提供に期待が寄せられている。地上デジタル放送の導入によって新たに提供されるサービスの1つに、携帯端末向けサービスとして、いわゆる「1セグメント放送」がある。「1セグメント放送」では、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式で変調されたデジタル変調波をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式で多重化することで、携帯端末の移動時でも安定した放送受信が可能となる。
このような携帯端末の一例として、携帯電話機がある。携帯電話機に「1セグメント放送」の受信機能を付加する場合、圧縮処理後の映像データ及び音声データが多重化されたトランスポートストリームの分離処理や分離処理後のデータのデコード処理を行う。そして、デコード処理後の映像データ及び音声データを、同期をとりながら再生する。
「1セグメント放送」では、上述のように受信状況がある程度劣化した場合でも、これまでより安定して放送を受信することができる。しかしながら、その受信状況が更に劣化した場合、映像、音声、字幕が同時に乱れてしまうという問題がある。そこで、例えば特許文献1では、受信状況が劣化した場合であっても、時間インターリーブ処理により置換可能な映像データを、時間的に間隔をあけて放送する技術が開示されている。こうすることで、受信状況の劣化時に、本来の映像、音声、字幕のデータを正常に受信できない場合であっても、別の映像データに置換して映像出力を行うことができる。
特開2004−140506号公報
ところで、映像データのデコード処理を行う場合、Iピクチャのデコード処理時間とPピクチャのデコード処理時間とで大きく異なるばかりか、同じIピクチャであっても自然の画像のデコード処理時間と例えば単純模様の画像のデコード処理時間とで大きく異なる。そのため、パケットデータが連続するストリームデータから映像と音声の同期再生を行う「1セグメント放送」においては、Pピクチャの画像のデコード処理が終了して数フレーム分をバッファに蓄積させる必要があると考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、このように画像が生成される時間間隔がその都度異なるような場合、上述のように置換して映像出力することは困難となる上に、欠落したフレームを管理することができない。
また、表示間隔時間を変更することが構成上極めて困難であり、融通性に富んだ表示制御が困難になるという問題がある。
その一方、デコード処理の遅延等に起因して表示すべき時刻が遅れると、管理していた表示時刻を再度調整する等の制御が複雑となる。特に、一度表示すべき時刻が遅れた後に、別の要因等に起因して表示すべき時刻が更に遅れてしまうと、その管理を一層複雑化してしまう。従って、デコード処理の遅延等に起因して表示すべき時刻が遅れた場合であっても、簡素な制御で、上記の同期再生を実現する表示制御を行うことが望ましい。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パケットデータに基づいて行われる画像データの表示制御に融通性を与えることができる表示制御装置、情報再生装置及び電子機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示データの生成が遅延した場合であっても表示制御の管理を簡素化できる表示制御装置、情報再生装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルに基づいて表示データの転送制御を行う表示制御部とを含み、
前記表示制御部が、前記表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記表示データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定する表示制御装置に関係する。
設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルに基づいて表示データの転送制御を行う表示制御部とを含み、
前記表示制御部が、前記表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記表示データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定する表示制御装置に関係する。
本発明によれば、表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻をタイマに設定し、該タイマのタイムアウトの発生に起因して表示データの転送制御を行うようにしたので、デコード処理の遅延等に起因して、表示データを出力すべき表示時刻が現在時刻より遅延した場合であっても、表示制御テーブルに記憶された表示時刻を変更することなく、タイマには補正時刻が直接設定される。従って、表示制御テーブルの表示時刻の管理を簡素化できる。特に、一度表示すべき時刻が遅れた後に、別の要因等に起因して表示すべき時刻が更に遅れた場合であっても、表示制御テーブルの管理が複雑になることはない。
また本発明に係る表示制御装置では、
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記表示データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記表示データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることができる。
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記表示データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記表示データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることができる。
本発明によれば、表示データの生成後に、次の表示時刻を待つことなく、直ぐに表示データの転送制御を行わせることができる。
また本発明に係る表示制御装置では、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記表示制御部が、前記補正時刻を前記タイマに設定することができる。
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記表示制御部が、前記補正時刻を前記タイマに設定することができる。
本発明によれば、遅延時間が長くなると、補正時刻を設定する処理を省いたので、異常な表示制御状態が長く継続する状態を早期に回避できるようになる。
また本発明に係る表示制御装置では、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであってもよい。
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであってもよい。
また本発明に係る表示制御装置では、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻をT1、該表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcurとした場合に、Tsetが、(Tcur−T1)に対応した時刻であってもよい。
前記補正時刻をTset、前記表示時刻をT1、該表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcurとした場合に、Tsetが、(Tcur−T1)に対応した時刻であってもよい。
上記のいずれかの発明によれば、簡素な構成で補正時刻を求めることができる。
また本発明に係る表示制御装置では、
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することができる。
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することができる。
例えばPESパケットのペイロード部から生成されるESデータについては、表示時刻の管理ができなくなる。しかしながら、本発明によれば、PESHが検出されるたびに新規の表示時刻テーブルを生成することで、ESデータへの変換後も表示時刻の管理が可能となる。
また、PESHが検出されても1つの表示時刻テーブルに単に順番に表示時刻データを設定してしまうと、PTSを基準に計算する必要がある表示時刻の算出のために、表示時刻テーブル中のPTSの位置を管理する必要が生じる。これに対して、PESHが検出されるたびに新規の表示時刻テーブルを生成することで、各表示時刻テーブルのテーブル番号「0」の表示時刻データがPTSの値(又はPTSに対応した値)となるため、表示時刻テーブル中のPTSの位置を管理する必要がない。
また本発明は、
映像データ及び音声データの少なくとも1つを再生するための情報再生装置であって、
設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
映像データを生成するための第1のTS(Transport Stream)パケット、音声データを生成するための第2のTSパケット、前記第1及び第2のTSパケット以外の第3のTSパケットを、トランスポートストリームから抽出する分離処理部と、
前記第1のTSパケットが格納される第1の記憶領域と、前記第2のTSパケットが格納される第2の記憶領域と、前記第3のTSパケットが格納される第3の記憶領域と、表示画像の映像データが格納される出力映像データ記憶領域とを有するメモリと、
前記第1の記憶領域から読み出された前記第1のTSパケットに基づいて前記映像データを生成する映像デコード処理を行い、映像デコード処理後のデータを前記メモリの出力映像データ記憶領域に格納する映像デコーダと、
前記第2の記憶領域から読み出された前記第2のTSパケットに基づいて前記音声データを生成する音声デコード処理を行う音声デコーダとを含み、
前記映像デコーダが、前記第1の記憶領域から前記第1のTSパケットを、前記音声デコーダとは独立して読み出し、該第1のTSパケットに基づいて前記映像デコード処理を行うと共に、
前記音声デコーダが、前記第2の記憶領域から前記第2のTSパケットを、前記映像デコーダとは独立して読み出し、該第2のTSパケットに基づいて前記音声デコード処理を行い、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記メモリの出力映像データ記憶領域から映像データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定する情報再生装置に関係する。
映像データ及び音声データの少なくとも1つを再生するための情報再生装置であって、
設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
映像データを生成するための第1のTS(Transport Stream)パケット、音声データを生成するための第2のTSパケット、前記第1及び第2のTSパケット以外の第3のTSパケットを、トランスポートストリームから抽出する分離処理部と、
前記第1のTSパケットが格納される第1の記憶領域と、前記第2のTSパケットが格納される第2の記憶領域と、前記第3のTSパケットが格納される第3の記憶領域と、表示画像の映像データが格納される出力映像データ記憶領域とを有するメモリと、
前記第1の記憶領域から読み出された前記第1のTSパケットに基づいて前記映像データを生成する映像デコード処理を行い、映像デコード処理後のデータを前記メモリの出力映像データ記憶領域に格納する映像デコーダと、
前記第2の記憶領域から読み出された前記第2のTSパケットに基づいて前記音声データを生成する音声デコード処理を行う音声デコーダとを含み、
前記映像デコーダが、前記第1の記憶領域から前記第1のTSパケットを、前記音声デコーダとは独立して読み出し、該第1のTSパケットに基づいて前記映像デコード処理を行うと共に、
前記音声デコーダが、前記第2の記憶領域から前記第2のTSパケットを、前記映像デコーダとは独立して読み出し、該第2のTSパケットに基づいて前記音声デコード処理を行い、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記メモリの出力映像データ記憶領域から映像データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定する情報再生装置に関係する。
本発明によれば、パケットデータに基づいて行われる画像データの表示制御に融通性を与えることができる表示制御装置が適用された情報再生装置を提供できる。また、本発明によれば、映像データの生成が遅延した場合であっても表示制御の管理を簡素化できる情報再生装置を提供できる。
また本発明に係る情報再生装置では、
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記映像データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記映像データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることができる。
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記映像データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記映像データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることができる。
また本発明に係る情報再生装置では、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記補正時刻を前記タイマに設定することができる。
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記補正時刻を前記タイマに設定することができる。
また本発明に係る情報再生装置では、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであってもよい。
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであってもよい。
また本発明に係る情報再生装置では、
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することができる。
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することができる。
また本発明に係る情報再生装置では、
前記映像データ及び音声データのうち前記映像データのみを再生するときは、前記音声デコーダの動作を停止させ、
前記映像データ及び音声データのうち前記音声データのみを再生するときは、前記デコード装置の動作を停止させることができる。
前記映像データ及び音声データのうち前記映像データのみを再生するときは、前記音声デコーダの動作を停止させ、
前記映像データ及び音声データのうち前記音声データのみを再生するときは、前記デコード装置の動作を停止させることができる。
更には、映像デコーダ及び音声デコーダを並列動作させることができるため、各デコーダの処理能力を低くて済み、より低消費電力化及び低コスト化を実現できる。
また本発明は、
上記のいずれか記載の情報再生装置を含む電子機器に関係する。
上記のいずれか記載の情報再生装置を含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含む電子機器に関係する。
上記のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
チューナと、
前記チューナからのトランスポートストリームが供給される上記のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含む電子機器に関係する。
チューナと、
前記チューナからのトランスポートストリームが供給される上記のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、パケットデータに基づいて行われる画像データの表示制御に融通性を与えることができる表示制御装置が適用された情報再生装置を含む電子機器を提供できる。また、本発明によれば、映像データの生成が遅延した場合であっても表示制御の管理を簡素化できる情報再生装置を含む電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 表示制御装置
図1に、本実施形態における表示制御装置の構成例のブロック図を示す。
図1に、本実施形態における表示制御装置の構成例のブロック図を示す。
表示制御装置10は、パケットデータが連続するストリームデータから生成される画像データ(広義には表示データ、再生データ)の表示部30への転送制御を行うことで、表示部30の表示制御を行う。ここで、表示部30は、例えば電気光学装置としての液晶表示(Liquid Crystal Display:以下、LCDと略す)パネル(図示せず)と、該LCDパネルの複数の走査線及び複数のデータ線を駆動する駆動回路(図示せず)とを含むことができる。駆動回路は、LCDパネルの複数の走査線を走査しながら、該LCDパネルの複数のデータ線を画像データに基づいて駆動する。この場合、表示制御装置10は、表示部30の駆動回路に対して画像データを転送する。
このような表示制御装置10に入力されるストリームデータは、1又は複数のパケットデータを含む。各パケットデータは、ヘッダ情報とペイロード部とを含む。このストリームデータは、トランスポートストリーム(Transport Stream)としてTSパケット(広義にはパケットデータ)が多重化されたデータあり、例えばMPEG−2システム(ISO/IEC 13818-1)で規定されている。そしてペイロード部のデータに基づいて生成された1又は複数の画像データを、該パケットデータに基づいて指定される表示時刻に、表示部30に表示させるための制御を行う。このようなパケットデータは、PES(Packetized Elementary Stream)パケットデータであり、表示時刻情報がPTS(Presentation Time Stamp)である。
より具体的には、表示制御装置10は、タイマ12と、表示制御部14とを含む。更に表示制御装置10は、ヘッダ解析部16、デコーダ18、表示制御テーブル記憶部20、バッファ22を含むことができる。なお、表示制御部14が、デコーダ18を含んでもよい。またバッファ22が、表示制御テーブル記憶部20を含んでもよい。
ヘッダ解析部16は、ストリームデータを構成するパケットデータのヘッダ情報に含まれる表示時刻情報を検出し、表示時刻の生成に必要な情報を取得する。表示制御装置10(又はヘッダ解析部16)は、表示時刻情報に基づいて表示制御テーブルを生成し、表示制御テーブル記憶部20に保持させる。より具体的には、ヘッダ解析部16は、パケットデータのヘッダ情報の解析結果に基づいて表示時刻情報に対応した表示時刻、又は該表示時刻情報及びパケットデータのペイロード部に基づいて求められる表示時刻を、フレーム単位に、表示制御テーブルに設定する。
ヘッダ解析部16によって解析されたパケットデータは、一旦バッファ22に蓄えられる。デコーダ18は、バッファ22に蓄えられたパケットデータに対してデコード処理を行い、再生データとしての画像データ(又は音声データ)を生成する。デコーダ18は、生成した画像データ(又は音声データ)をバッファ22に書き戻す。より具体的には、バッファ22には、ヘッダ解析部16によってヘッダ情報及びペイロード部が解析されたパケットデータのペイロード部又はそのペイロード部のデータに基づいて生成される1又は複数フレーム分の画像データが格納される。そして表示制御部14は、バッファ22に格納された画像データのうち、1フレーム分の画像データを表示部30に転送する制御を行う。
タイマ12は、設定された時刻にタイムアウトを発生させる。そしてタイマ12は、該タイムアウトの発生に起因して表示制御部14に対して割り込み(表示割り込み)を発生させる。表示制御部14は、タイマ12においてタイムアウトが発生したときに画像データの転送制御を行う。従って、表示制御部14は、表示制御テーブルに基づいて画像データの表示部30への転送制御を行うということができる。この表示制御テーブルは、1垂直走査期間に対応する1フレーム期間単位で、画像データの表示時刻(広義には出力時刻)がテーブル化されたデータである。転送制御は、バッファ22から画像データ(音声データ)を読み出して、表示部30に転送する制御である。
より具体的には、表示制御部14が、画像データの表示時刻(出力すべき時刻、表示すべき時刻)をタイマ12に設定する。通常、この表示時刻は、表示制御テーブルから順次読み出してきた時刻である。タイマ12は、設定された表示時刻にタイムアウトを発生させ、その発生を表示割り込みとして表示制御部14に通知することができるようになっている。この割り込みを受けた表示制御部14は、画像データの転送制御を行うと共に、次の画像データの転送タイミングとして、表示制御テーブルに記憶された次の表示時刻をタイマ12に設定して、次の割り込みを待つ。
このとき、表示制御部14は、表示制御テーブルに記憶された次の表示時刻をタイマ12に設定する時刻(現在時刻)が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻をタイマ12に設定する。これにより、デコード処理の遅延等に起因して、画像データを出力すべき表示時刻が現在時刻より遅延した場合であっても、表示制御テーブルに記憶された表示時刻を変更することなく、タイマ12には補正時刻が直接設定される。従って、表示制御テーブル記憶部20にテーブル化された表示時刻の管理を簡素化できる。特に、一度表示すべき時刻が遅れた後に、別の要因等に起因して表示すべき時刻が更に遅れた場合であっても、表示制御テーブルの管理が複雑になることはない。また、一度求めた表示時刻に拘泥されることなく、画像データの表示制御に融通性を与え、柔軟な画像表示を実現させることができる。
図2に、本実施形態における表示制御テーブルの説明図を示す。
本実施形態では、第1〜第M(Mは2以上の整数)の表示制御テーブルが設けられる。第1〜第Mの表示制御テーブルの各表示制御テーブルには、テーブルIDが付与される。そして各表示制御テーブルは、テーブルIDによって識別される。各表示制御テーブルは、テーブル番号(テーブルNo.)の「0」から順にフレーム単位で表示時刻(表示時刻データ)が設定される。例えばテーブル番号に対応して、フレーム番号(フレームNo.)及び表示時刻が設定される。
この表示時刻は、パケットデータのヘッダ情報の表示時刻情報に基づいて求められたり、該表示時刻情報及び上記パケットデータのペイロード部に基づいて求められたりする。そして、表示制御テーブルの最終のテーブル番号の表示時刻のデータとして、所定の終了コードであるEOT(End Of Table)コードが設定される。表示制御テーブルの表示時刻を順番に参照したときに、表示時刻がEOTコードであるか否かを判別することで、該表示制御テーブルの表示時刻をすべて読み出したか否かを判断することができるようになっている。
この場合、ヘッダ解析部16は、PTSが検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、PTSが検出されない限り、PTS及び該パケットデータのペイロード部(SEI及びVUI)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルにフレーム単位に設定する。
そして、表示制御部14が、複数種類の表示制御テーブルの1つから読み出したデータがEOTコード(所定の終了データ)であるとき、次の表示制御テーブルの先頭から表示時刻を読み出す。この表示制御テーブルの読み出し順序は、予め決めても良い。
上記のように表示制御装置10を構成し、表示制御テーブルを生成することにより、該表示制御テーブルに設定された表示時刻データにより表される表示時刻(再生時刻)であるか否かによって、画像データの転送制御の可否を決定することができる。このため、例えば画像が生成される時間間隔がフレーム毎に異なった場合であっても、各フレームの画像の管理が容易となり、表示間隔時間を変更する等の表示制御の融通性を向上させることができるようになる。また、無駄に多くの画像をバッファリングさせる必要がなくなり、表示制御装置10が適用される機器の低コスト化に寄与できるようになる。
図3に、図1のタイマ12の構成例のブロック図を示す。
タイマ12は、表示時刻設定レジスタ40、カウンタ42、コンパレータ44、割り込み発生部46を含むことができる。表示時刻設定レジスタ40には、表示制御部14から表示制御テーブルの表示時刻の1つが設定される。カウンタ42は、所与の基準クロックのカウント数をカウントし、カウント値としてコンパレータ44に出力する。コンパレータ44は、カウンタ42のカウント値と表示時刻設定レジスタ40の設定値とを比較し、両者の値が一致したときに一致検出パルスを割り込み発生部46に出力する。割り込み発生部46は、一致検出パルスが入力されたときに割り込み信号を出力する。この割り込み信号は、表示制御部14に入力される。
そして、表示制御部14は、タイマ12からの割り込みを受信したことを条件にバッファ22の画像データの転送指示を行う。その後、表示制御部14は、表示制御テーブル記憶部20に記憶された表示制御テーブルの次の表示時刻を、タイマ12の表示時刻設定レジスタ40に設定し、次の割り込み信号の受信を待つ。
図4に、本実施形態における表示制御装置10の表示制御処理の一例のフロー図を示す。
表示制御装置10は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)及びメモリを有し、該CPUがメモリに記憶されたプログラムに従って図4に示す処理を実行することができる。
まず、表示制御装置10は、初期化処理を行って内部の変数等を初期化する(ステップS10)。続いて、表示制御装置10では、バッファ22がフル状態であるか否かを検出してバッファが利用可か否かが判別される(ステップS11)。バッファ22がフル状態ではなくバッファ22が利用可能と判別されたとき(ステップS11:Y)、表示制御装置10のヘッダ解析部16がストリームデータからPTS情報を取得し(ステップS12)、該ストリームデータからTSパケットを分離し、バッファ22に格納する。バッファ22に格納されたTSパケットは、デコーダ18によりデコード処理が行われ、例えばES(Elementary Stream)データ(PES(Packetized Elementary Stream)パケット)としてバッファ22に書き戻される(ステップS13)。その後、ステップS11に戻る。
ステップS11において、バッファ22がフル状態で、バッファ22が利用不可と判別されたとき(ステップS11:N)、表示制御装置10のデコーダ18が、PESパケットからピクチャタイミングSEIを取得し(ステップS14)、ピクチャタイミングSEIに設定される表示時刻の制御パラメータとしてのcpb_removal_delayを取得する(ステップS15)。このcpb_removal_delayを用いて、後述するように表示時刻を求めることができる。更に、デコーダ18は、cpb_removal_delay等のパラメータが取得されたことを示す制御パラメータとしてのactive_spsを取得し(ステップS16)、1フレームの表示時刻等を設定するフレーム情報更新処理を行う(ステップS17)。
その後、表示制御装置10が、表示制御テーブルの更新処理を行い(ステップS18)、デコーダ18が、バッファ22のデータに対してデコード処理を行う(ステップS19)。デコード処理完了後、デコーダ18は、デコード完了フラグをセットし(ステップS20)、表示制御装置10は、次のフレームの表示制御を行うとき(ステップS21:Y)、ステップS11に戻る。
一方、ステップS21において、表示制御装置10は、次のフレームの表示制御を行わないとき(ステップS12:N)、一連の処理を終了する(エンド)。
ここで、表示制御テーブルの更新処理とデコード処理と並列に、表示制御装置10は、タイマ12からの表示割り込みをトリガとして、表示制御テーブルの表示時刻に合わせて、画像データを表示部30に対して転送する制御を行う。このとき、表示制御装置10は、デコード処理の遅延等に起因して、現在時刻が表示時刻より遅延したときに、該表示時刻を補正した補正時刻で、表示制御を行うようになっている。このような制御は、図1の表示制御部14の処理によって実現される。
図5に、表示制御部14による表示制御の処理例のフロー図を示す。
表示制御部14は、図示しないCPU及びメモリを有し、該CPUがメモリに記憶されたプログラムに従って図5に示す処理を実行することができる。
まず、表示制御部14は、タイマ12から表示割り込みを監視しており(ステップS30:N)、タイマ12から表示割り込みがあったとき(ステップS30:Y)、表示制御テーブルに設定される次の表示時刻をタイマ12に設定する時刻である現在時刻が、該表示時刻より遅延しているか否かを判別する(ステップS31)。ここで、既にタイマ12に設定されている表示時刻が、図2の複数の表示制御テーブルのうちの1つの例えばテーブル番号がL(Lは正の整数)の表示時刻のとき、次の表示時刻とは、該表示制御テーブルのテーブル番号が(L+1)の表示時刻をいうものとする。もし、次の表示時刻がEOTのとき、次のテーブルIDで特定される表示制御テーブルの先頭のテーブル番号の表示時刻が、次の表示時刻となる。
現在時刻が、次の表示時刻より遅延していないと判別されたとき(ステップS31:N)、表示制御部14は、表示制御テーブルに設定される次の表示時刻をタイマ12に設定する処理を行い(ステップS32)、ステップS30に戻る(リターン)。
ステップS31において、現在時刻が、次の表示時刻より遅延していると判別されたとき(ステップS31:Y)、表示制御部14は、その遅延時間が所定の遅延閾値時間Δdt以下であるか否かを判別する(ステップS33)。
ステップS33において、遅延時間が遅延閾値時間Δdt以下ではないと判別されたとき(ステップS33:N)、表示制御部14は、表示時刻を補正できないと判断して所定のエラー処理を行い(ステップS34)、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS33において、遅延時間が遅延閾値時間Δdt以下であると判別されたとき(ステップS33:Y)、表示制御部14は、補正時刻Tsetを求める(ステップS35)。ここで、次の表示時刻をタイマ12に設定する時刻をTcur、TSパケットで指定される所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、補正時刻Tsetは、次の式により求められる。
Tset=Tcur+Titv×k ・・・(1)
そして、表示制御部14は、(1)で求められる補正時刻Tsetを、タイマ12に設定し(ステップS36)、ステップS30に戻る(リターン)。
そして、表示制御部14は、(1)で求められる補正時刻Tsetを、タイマ12に設定し(ステップS36)、ステップS30に戻る(リターン)。
図6に、本実施形態における補正時刻の説明図を示す。
図6において、表示制御テーブルの次の表示時刻として本来表示すべき時刻をT1とすると、この時刻T1に代えて補正時刻Tsetをタイマ12に設定する。このとき、補正時刻Tsetは、時刻T1に依存しない時刻である。図6では、kが2/3である。Titv×kを、表示時刻間隔ということができる。
T1>Tcurとなるまで、表示時刻間隔としてTitv×kを用いることが望ましい。即ち、T1>Tcurとなるまで、(1)式に従って求められる補正時刻Tsetを、その都度タイマ12に設定することが望ましい。
従って、本実施形態では、次の表示時刻をタイマ12に設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、表示制御部14が、補正時刻をタイマ12に設定することができる。これにより、遅延時間が長くなると、補正時刻を設定する処理を省いたので、異常な表示制御状態が長く継続する状態を早期に回避できるようになる。
なお、補正時刻Tsetは、(1)式により求められる時刻に限定されるものではない。表示制御テーブルの次の表示時刻をT1、該表示時刻をタイマ12に設定する時刻である現在時刻をTcurとした場合に、Tsetが、(Tcur−T1)に対応した時刻であってもよい。こうすることで、表示制御テーブルの次の表示時刻と現在時刻との差に応じて補正時刻が設定されるため、表示制御テーブルの表示時刻を基準とした遅延時間を早期に短縮できるようになる。
図7に、図5の表示制御テーブルを用いた時刻設定の詳細な処理例のフロー図を示す。図7に示す処理が、図5のステップS32において行われる。
表示制御部14は、まず、現在のテーブルIDの表示制御テーブルを参照し、現在のポインタが示すテーブル番号に対応付けられた、表示すべきフレームのアドレスとして予め設定されたバッファ22のアドレスを指定し、該アドレスに記憶された画像データの転送指示を行う(ステップS40)。
その後、表示制御部14は、表示制御テーブルのテーブル番号を指定するポインタをインクリメントして、次の表示時刻を指定する(ステップS41)。そして、表示制御部14は、ステップS41でインクリメントされたポインタが指すテーブル番号の表示時刻がEOTであるか否かを判別する(ステップS42)。
そして、ポインタが指すテーブル番号の表示時刻がEOTであると判別されたとき(ステップS42:Y)、表示制御部14は、テーブルIDをインクリメントし(ステップS43)、テーブル番号を0に設定する(初期化する)(ステップS44)。
ステップS44の次、又はステップS42において、ポインタが指すテーブル番号の表示時刻がEOTではないと判別されたとき(ステップS42:N)、ステップS41でインクリメントされたポインタが指すテーブル番号の表示時刻を、タイマ12の表示時刻設定レジスタ40に設定し(ステップS45)、一連の処理を終了する(エンド)。
ところで、表示時刻又は補正時刻をタイマ12に設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき画像データの生成が完了していないときがある。例えば、これは、デコーダ18によるデコード処理が完了していないときである。このとき、本実施形態では、タイマ12が、タイマ動作(計時動作)を停止すると共に、表示制御装置10は、画像データの生成後、表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻をタイマ12に設定して、タイマ12を起動させるタイマ停止制御を行うことができる。
こうすることで、画像データの生成後、所定のタイムアウト時刻になると、画像の表示を直ぐに行わせることができる。そのため、タイムアウト時刻は、次の表示時刻より前になるように設定されることが望ましい。例えば、タイムアウト時刻として、現在時刻を基準に直後の時刻となるように、現在時刻に所定の時刻を加算した時刻とすることができる。
図8に、本実施形態における表示制御部14の構成の概要を示す。
表示制御部14は、タイマ書き込みフラグ50、デコード完了フラグ52、ディレイフラグ54を含む。タイマ書き込みフラグ50は、表示制御部14により次の表示時刻又は補正時刻がタイマ12に設定されたことを条件にセットされるフラグである。デコード完了フラグ52は、デコーダ18により当該フレームのデコード処理が完了したことを条件にセットされるフラグである。ディレイフラグ54は、表示割り込みが発生した時点で、タイマ書き込みフラグ50がセットされているにもかかわらずデコード完了フラグ52がセットされていないことを条件にセットされるフラグである。
タイマ書き込みフラグ50、デコード完了フラグ52、ディレイフラグ54は、例えば当該フレームの画像データの転送が行われたことを条件にリセットされる。
図9に、図8の表示制御部14によるタイマ停止制御の処理例のフロー図を示す。
表示制御部14では、図5、図7の処理とは別に、図9の処理を行うことで、タイマ停止制御を行う。表示制御部14は、まず、タイマ書き込みフラグ50が1(セット状態)であるか否かを判別し(ステップS50)、タイマ書き込みフラグ50が1になるまで待つ(ステップS50:N)。タイマ書き込みフラグ50が1になったとき(ステップS50:Y)、表示制御部14は、デコード完了フラグ52が0(リセット状態)であるか否かを判別する(ステップS51)。
デコード完了フラグ52が0であると判別されたとき(ステップS51:Y)、表示制御部14は、ディレイフラグ54を1にセットし(ステップS52)、タイマ12の動作を停止させて(ステップS53)、ステップS50に戻る(リターン)。
ステップS51において、デコード完了フラグ52が1であると判別されたとき(ステップS51:N)、ステップS50に戻る(リターン)。
以上のような処理で、表示時刻又は補正時刻をタイマ12に設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき画像データの生成が完了していないとき、タイマ12の動作を停止させることができる。
図10に、図9のディレイフラグを参照するデコーダ18の処理例のフロー図を示す。
図10の処理が、例えば図4のステップS19において行われる。デコーダ18は、まず、デコード完了フラグが1にセットされているか否かを監視し(ステップS60:N)、デコード完了フラグが1にセットされているとき(ステップS60:Y)、ディレイフラグが1にセットされているか否かを判別する(ステップS61)。
ディレイフラグが1にセットされていると判別されたとき(ステップS61:Y)、デコーダ18が、所定のタイムアウト時刻をタイマ12に設定すると共に(ステップS62)、タイマ12を起動させて(ステップS63)、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS61において、ディレイフラグが0にセットされていると判別されたとき(ステップS61:N)、デコーダ18が、当該フレームのデータに対して所定のデコード処理を行い(ステップS64)、一連の処理を終了する(エンド)。
以上のような処理で、デコーダ18は、ディレイフラグを参照して、所定のタイムアウト時刻をタイマ12に設定することができ、且つタイマ12を起動させることができる。
図11に、本実施形態の表示制御装置10の動作例のシーケンス図を示す。
図11では、デコーダ18がデコード処理を開始している状態で(T10)、タイマ12がタイマ動作を行って(T11)、表示制御部14に対して表示割り込みを発生させた(T12)時点からのシーケンスを示すものとする。この時点では、デコーダ18のデコード処理が完了していない状態であるものとする。
表示割り込みを受けた表示制御部14は、図9に示す処理に従ってフラグチェックを行い(T13)、ディレイフラグを1にセットする(T14)。そして、表示制御部14は、タイマ12に対してタイマ動作を停止させる制御を行う(T15)。
この時点で、デコーダ18のデコード処理が完了すると(T16)、表示制御部14はデコーダ18のデコード処理の完了の通知を受けて(T17)、デコード完了フラグを1にセットする。
デコーダ18は、表示制御部14からデコード完了フラグ及びディレイフラグのステータスを受け(T18)、図10に示す処理に従って、タイマ12に対して、所定のタイムアウト時刻を設定すると共に、タイマ12を起動させる(T19)。
これにより、タイマ12がタイマ動作を開始し(T20)、タイムアウト時刻に、表示制御部14に対して表示割り込みを発生させる(T21)。
ここで、現在時刻が、表示制御テーブルの次の表示時刻より遅延しているとき、表示制御部14は、図5に示す処理に従って補正時刻を算出し(T22)、該補正時刻をタイマ12に設定する(T23)。タイマ12は、タイマ動作を行って、補正時刻に、表示制御部14に対して表示割り込みを発生させる(T25)。この後、同様に、表示制御部14の補正時刻の算出、タイマ12に対する補正時刻の設定、タイマ12による表示割り込みの発生が行われる(T26〜T29)。即ち、現在時刻が、表示制御テーブルの次の表示時刻として本来表示すべき時刻より遅れている限り、(1)式に従った補正時刻に、表示割り込みを発生させる。
そして、表示割り込みが発生したとき(T29)、現在時刻が表示制御テーブルの次の表示時刻より遅延していないとき、表示制御部14は、表示制御テーブルを参照して(T30)、次の表示時刻をタイマ12に設定する(T31)。タイマ12は、タイマ動作を行って、設定された表示時刻に、表示制御部14に対して表示割り込みを発生させることになる。
1.1 表示制御テーブル
次に、本実施形態における表示制御テーブルの生成処理について具体的に説明する。以下では、パケットデータが、PES(Packetized Elementary Stream)パケットデータであり、表示時刻情報がPTS(Presentation Time Stamp)であるものとする。
次に、本実施形態における表示制御テーブルの生成処理について具体的に説明する。以下では、パケットデータが、PES(Packetized Elementary Stream)パケットデータであり、表示時刻情報がPTS(Presentation Time Stamp)であるものとする。
図12(A)、図12(B)に、PESパケットの説明図を示す。
ここでは、1つのPESパケットは、例えばデコード処理が行われるデータ単位であるアクセスユニット(Access Unit:AU)を1つ含むものと説明するが、1つのPESパケットが2以上のAUを含んでいても良い。
図12(A)は、IDR(Instantaneous Decoding Refresh)ピクチャを含むPESパケットの構成例を示す、図12(B)は、IDRピクチャを含まないPESパケットの構成例を示す。図12(A)、図12(B)に示すように、PESパケットは、PESヘッダ(PES Header:PESH)(広義にはヘッダ情報)とペイロード部とを含む。PESHは、PTSを含む。
図12(A)において、ペイロード部は、SPS(Sequence Parameter Set)、PPS(Picture Parameter Set)、SEI(Supplemental Enhancement Information)、ビットデータ部、EOS(End Of Sequence)を含む。一方、図12(B)において、ペイロード部は、PPS、SEI、ビットデータ部、EOSを含む。
SPSは、連続した複数のピクチャを単位とするシーケンス全体のパラメータが設定される。SPSは、ビデオ表示情報としてVUI(Video Usability Information)パラメータを含み、表示時刻の制御パラメータ等が設定される。このようなVUIに設定される表示時刻の制御パラメータとして、例えばnum_units_in_tick、time_scale、fixed_frame_rate_flagがある。num_units_in_tickはクロック動作周波数での時間単位数、time_scaleは1秒間の時間単位数、fixed_frame_rate_flagは固定フレームレートか可変フレームレートかを示すフラグである。
PPSは、ピクチャ単位で設定されるパラメータであり、IDRピクチャを含むPESパケットパケットには必ず設定される。
SEIは、バッファリング期間SEI、ピクチャタイミングSEI、パンスキャン矩形SEI、フィラーペイロードSEIがあり、IDRピクチャを含むAUは上記の4種類のSEIが設定され、IDRピクチャを含まないAUはピクチャタイミングSEI、フィラーペイロードSEIが設定される。ピクチャタイミングSEIに設定される表示時刻の制御パラメータとして、cpb_removal_delayがある。cpb_removal_delayは、直前のバッファリング期間SEIが付与されたAUに対するデコード時間を基準に、当該AUをデコードするまでの遅延時間に相当する。
ビットデータ部には、画像データを生成するためのビットストリームが設定される。例えば、このビットストリームのデコード処理を行うことで画像データを生成できる。
EOSは、シーケンスの終了を示すコードである。
従って、表示時刻は、PESHのPTSや、PTSとVUI及びSEIに基づいて生成できる。そして、以下に示すフローに従って、表示制御テーブルが生成される。
図13に、本実施形態における表示制御テーブルの生成処理例のフロー図を示す。
例えば表示制御装置10が、図示しないCPU及びメモリを有し、該メモリに記憶されたプログラムに従って処理を実行するCPUが、ヘッダ解析部16の機能を実現することができる。そして、ヘッダ解析部16として機能するCPUが、以下に示す処理に従って表示制御テーブルを生成することができる。
まず、ヘッダ解析部16(図示しないCPU)は、ストリームデータからPESHのPTSを検出する(ステップS70)。PESHのPTSが検出されたとき(ステップS70:Y)、ヘッダ解析部16は、テーブルIDをインクリメントし(ステップS71)、このインクリメントされたテーブルIDに対応した新規の表示制御テーブルの先頭に、PTSに対応した表示時刻をフレーム番号と共に設定する(ステップS72)。そして、ヘッダ解析部16は、この表示制御テーブルのテーブル番号を指定するポインタをインクリメントして(ステップS73)、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS70においてPESHのPTSが検出されないとき(ステップS70:N)、ヘッダ解析部16は、VUIのfixed_frame_rate_flagが0であるか否かを判別する(ステップS74)。fixed_frame_rate_flagが0であると判別されたとき(ステップS74:Y)、ヘッダ解析部16は、可変フレームレートであると判断して、このAUがIDRピクチャを含むAU(IDR_AU)であるか否かを判別する(ステップS75)。
ステップS75において、当該AUがIDR_AUであると判別されたとき(ステップS75:Y)、ヘッダ解析部16は、90kHzの所与の基準クロックでカウントされるカウンタで設定可能な表示時刻CTimeを、次式のように求める(ステップS76)。
CTime=PTS+(Cn×num_units_in_tick/time_scale×90000) ・・・(2)
(2)式において、PTSはPESHのPTSの値、Cnは、PESパケットに含まれるn(nは自然数)番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delay
の値、num_units_in_tick及びtime_scaleはVUIに設定された制御パラメータの値である。
(2)式において、PTSはPESHのPTSの値、Cnは、PESパケットに含まれるn(nは自然数)番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delay
の値、num_units_in_tick及びtime_scaleはVUIに設定された制御パラメータの値である。
ステップS75において、当該AUがIDR_AUであると判別されたとき(ステップS75:Y)、ヘッダ解析部16は、表示時刻CTimeを、次式のように求める(ステップS77)。
CTime=PTS+(Cn-C1)×num_units_in_tick/time_scale×90000 ・・・(3)
(3)式において、C1は、PESパケットに含まれる1番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delayの値、Cn(ここでnは2以上の整数)は、PESパケットに含まれるn番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delayの値である。
(3)式において、C1は、PESパケットに含まれる1番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delayの値、Cn(ここでnは2以上の整数)は、PESパケットに含まれるn番目のAUのピクチャタイミングSEIに設定されたcpb_removal_delayの値である。
また、ステップS74において、fixed_frame_rate_flagが1であると判別されたとき(ステップS74:N)、ヘッダ解析部16は、固定フレームレートであると判断して、表示時刻CTimeを、次式のように求める(ステップS78)。
CTime=PTS+(N-1)×num_units_in_tick/time_scale ・・・(4)
(4)式において、Nは、PESパケットに含まれるN番目のAUであることを示すパラメータである。
(4)式において、Nは、PESパケットに含まれるN番目のAUであることを示すパラメータである。
ステップS76、ステップS77、ステップS78のいずれかにより表示時刻CTimeが求められると、ヘッダ解析部16は、表示制御テーブルにこの表示時刻CTimeをフレーム番号と共に設定する(ステップS79)。ステップS79の後、ステップS73に移って、ヘッダ解析部16は、この表示制御テーブルのテーブル番号を指定するポインタをインクリメントして(ステップS73)、一連の処理を終了する(エンド)。
ストリームデータが入力されるたびに、以上のような処理を行うことで、ヘッダ解析部16は、AU毎に表示時刻を表示制御テーブルに設定し、図2に示す表示制御テーブルを生成することができる。なお、表示制御テーブルの最終テーブル番号の表示時刻として、終了コードであるEOTコードを公知の処理で挿入することが望ましい。
1.2 変形例
なお、本実施形態では、表示制御部14が、タイマ12からの割り込み通知により表示時刻の到来を認識したが、これに限定されるものではない。例えば、表示制御部14が、タイマ12をポーリングして、表示時刻の到来を認識するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、表示制御部14が、タイマ12からの割り込み通知により表示時刻の到来を認識したが、これに限定されるものではない。例えば、表示制御部14が、タイマ12をポーリングして、表示時刻の到来を認識するようにしてもよい。
図14に、本実施形態のタイマ12の他の構成例のブロック図を示す。
図14において図3と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図14において、図3と異なる点は、割り込み発生部46に代えてステータスレジスタ60が設けられている点である。
即ち、コンパレータ44は、カウンタ42のカウント値と表示時刻設定レジスタ40の設定値とを比較し、両者の値が一致したときに一致検出パルスをステータスレジスタ60に出力する。ステータスレジスタ60は、コンパレータ44からの一致検出パルスにより表示時刻到来フラグをセットする。なお、この表示時刻到来フラグは、表示時刻設定レジスタ40への表示時刻の設定時やステータスレジスタ60への読み出しアクセス時にリセットされる。
そして、表示制御部14は、該タイマ12をポーリングした結果、ステータスレジスタ60の表示時刻到来フラグがセット状態になっていると検出されたことを条件に画像データの転送指示を行う。その後、表示制御部14は、表示制御テーブル記憶部20に記憶された表示制御テーブルの次の表示時刻を、タイマ12の表示時刻設定レジスタ40に設定し、次のポーリング動作を行うことになる。
即ち、タイマ12は、計時を行う。そして、表示制御部14が、表示制御テーブルの表示時刻の1つをタイマ12に設定した後、タイマ12をポーリングして表示制御テーブルの表示時刻データにより表される表示時刻を経過したか否かを判別し、タイマ12の時刻が表示時刻を経過したと判別されたことを条件に画像データの転送制御を行う。
2. 情報再生装置
次に、本実施形態における表示制御装置が適用される情報再生装置について説明する。本実施形態における情報再生装置は、地上デジタル放送の再生を可能とし、H.264/AVC規格で符号化された映像データを復号することができる。
次に、本実施形態における表示制御装置が適用される情報再生装置について説明する。本実施形態における情報再生装置は、地上デジタル放送の再生を可能とし、H.264/AVC規格で符号化された映像データを復号することができる。
2.1 1セグメント放送の概要
地上アナログ放送に代わって登場する地上デジタル放送では、画像及び音声の高品質化に加えて種々の新サービスの提供に期待が寄せられている。
地上アナログ放送に代わって登場する地上デジタル放送では、画像及び音声の高品質化に加えて種々の新サービスの提供に期待が寄せられている。
図15に、地上デジタル放送のセグメントの概念の説明図を示す。
地上デジタル放送では、予め割り当てられた周波数帯域を14個のセグメントに分割し、そのうちの13個のセグメントSEG1〜SEG13を使って放送が行われる。残り1個のセグメントは、ガードバンドとして用いられる。そして、放送を行うための13個のセグメントのうちの1個のセグメントSEGmが、携帯端末向けの放送の周波数帯域に割り当てられる。
1セグメント放送では、それぞれが符号化(圧縮処理)された映像データ、音声データ、その他のデータ(制御データ)が多重化されたトランスポートストリーム(Transport Stream:TS)が伝送される。より具体的には、TSの各パケットにリードソロモン符号の誤り訂正用符号が付加された後、階層分割され、各階層において畳み込み符号化やキャリア変調が施される。そして、階層合成後に、周波数インターリーブ、時間インターリーブが行われ、受信側に必要なパイロット信号を付加してOFDMセグメントフレームが形成される。このOFDMセグメントフレームに対し、逆フーリエ変換演算が施されてOFDM信号として伝送される。
図16に、TSの説明図を示す。
TSは、図16に示すように複数のTSパケット列で構成されている。各TSパケットの長さは、188バイトに固定されている。各TSパケットは、4バイトのTSヘッダ(TS Header:TSH)と呼ばれるヘッダ情報が付加されており、TSパケットの識別子となるPID(Packet Identifier)を含む。1セグメント放送の番組は、PIDにより特定される。
TSパケットは、アダプテーションフィールドを含み、映像データ、音声データ等の同期再生の基準となる時刻情報であるPCR(Program Clock Reference)やダミーデータが埋め込まれる。ペイロードは、PES(Packetized Elementary Stream)パケットやセクションを生成するためのデータを含む。
図17に、PESパケット及びセクションの説明図を示す。
PESパケット及びセクションのそれぞれは、1又は複数のTSパケットの各TSパケットのペイロードにより構成される。PESパケットは、PESヘッダとペイロードとを含み、該ペイロードには、映像データ、音声データ又は字幕データがES(Elementary Stream)データとして設定される。セクションには、PESパケットに設定される映像データ等の番組情報等が設定される。
従って、TSを受信すると、まずセクションに含まれる番組情報を解析し、放送される番組に対応するPIDを特定する必要がある。そして、該PIDに対応する映像データ、音声データをTSから抽出し、抽出後の映像データ、音声データを再生することになる。
2.2 携帯端末
1セグメント放送の受信機能を有する携帯端末では、上記のようなパケットの解析等の処理が必要となる。即ち、このような携帯端末では、高い処理能力が要求される。そのため、携帯端末(広義には電子機器)としての従来の携帯電話機に、1セグメント放送の受信機能を付加する場合には、高い処理能力を有するプロセッサ等を更に追加する必要がある。
1セグメント放送の受信機能を有する携帯端末では、上記のようなパケットの解析等の処理が必要となる。即ち、このような携帯端末では、高い処理能力が要求される。そのため、携帯端末(広義には電子機器)としての従来の携帯電話機に、1セグメント放送の受信機能を付加する場合には、高い処理能力を有するプロセッサ等を更に追加する必要がある。
図18に、本実施形態の比較例におけるマルチメディア処理CPUを含む携帯電話機の構成例のブロック図を示す。
この携帯電話機900では、アンテナ910を介して受信された受信信号を復調して電話用CPU920が着呼処理を行い、電話用CPU920が発呼処理を行った信号が変調されてアンテナ910を介して送信される。電話用CPU920は、メモリ922に格納されたプログラムを読み込んで着呼処理及び発呼処理を行うことができる。
またアンテナ930を介して受信された受信信号から、チューナ940を介して希望信号が取り出されると、該希望信号をOFDM信号として上記と逆の手順でTSが生成される。マルチメディア処理CPU950は、生成されたTSからTSパケットを解析してPESパケット及びセクションを判別し、所望の番組のTSパケットから映像データ、音声データのデコード処理を行う。マルチメディア処理CPU950は、メモリ952に格納されたプログラムを読み込んで上記のパケットの解析処理やデコード処理を行うことができる。表示パネル960は、デコード処理後の映像データに基づいて表示出力を行い、スピーカ970は、デコード処理後の音声データに基づいて音声出力を行う。
このようにマルチメディア処理CPU950として、非常に高い処理能力が必要となる。高い処理能力を有するプロセッサは、一般的に、動作周波数が高くなったり、回路規模が大きくなってしまう。
ところで、1セグメント放送のビットレートを考慮すると、その帯域のほとんどが映像データや音声データの帯域となり、データ放送自体の帯域が狭くなると考えられる。従って、マルチメディア処理CPUで実現できる処理のうち、映像データや音声データの再生処理のみで済む場合もあるにもかかわらず、マルチメディア処理CPUを常に動作させる必要があり、消費電力の増大を招く。
そこで、本実施形態では、映像データのデコード処理を行う映像デコーダと音声データのデコード処理を行う音声デコーダとを独立して設け、それぞれ独立にデコード処理を行わせることで、それぞれの処理能力として低いものを採用できる。更に、映像デコーダ及び音声データの一方の動作を適宜停止させて柔軟に低消費電力化を図ることができる。
更には、映像デコーダ及び音声デコーダを並列動作させることができるため、各デコーダの処理能力を低くて済み、より低消費電力化及び低コスト化を実現できる。
図19に、本実施形態における情報再生装置を含む携帯電話機の構成例のブロック図を示す。なお図19において、図18と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機100は、ホストCPU(広義にはホスト)110、RAM(Random Access Memory)120、ROM(Read Only Memory)130、表示ドライバ140、DAC(Digital-to-Analog Converter)150、画像処理IC(Integrated Circuit)(広義には情報再生装置)200を含むことができる。更に携帯電話機100は、アンテナ910、930、チューナ940、表示パネル960、スピーカ970を含む。
ホストCPU110は、図18の電話用CPU920の機能を有すると共に、画像処理IC200を制御する機能を有する。ホストCPU110は、RAM120又はROM130に格納されたプログラムを読み出し、図18の電話用CPU920の処理、画像処理IC200を制御する処理を行う。この際、ホストCPU110は、RAM120をワークエリアとして用いることができる。
画像処理IC200は、チューナ940からのTSから、映像データを生成するための映像用TSパケット(第1のTSパケット)、音声データを生成するための音声用TSパケット(第2のTSパケット)を抽出し、図示しない共有メモリにバッファリングする。そして画像処理IC200は、互いに独立して動作停止制御が可能な映像デコーダ及び音声デコーダ(図示せず)を含み、映像デコーダ及び音声デコーダが、それぞれ映像用TSパケット及び音声用TSパケットをデコードして映像データ及び音声データを生成する。映像データ及び音声データは、同期しながら、それぞれ表示ドライバ140及びDAC150に供給される。ホストCPU110は、このような画像処理IC200に対し、映像デコード処理及び音声デコード処理の処理開始を指示することができる。なおホストCPU110は、画像処理IC200に対し、映像デコード処理及び音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するようにしてもよい。
表示ドライバ(広義には駆動回路)140は、映像データに基づいて表示パネル(広義には電気光学装置)960を駆動する。より具体的には、表示パネル960は、複数の走査線、複数のデータ線、各画素が各走査線及び各データ線により特定される複数の画素を有し、表示パネル960として液晶表示(Liquid Crystal Display)パネルを採用できる。表示ドライバ140は、複数の走査線を走査する走査ドライバの機能と、該映像データに基づいて複数のデータ線を駆動するデータドライバの機能とを有する。
DAC150は、デジタル信号である音声データをアナログ信号に変換し、スピーカ970に供給する。スピーカ970は、DAC150からのアナログ信号に対応した音声出力を行う。
2.3 情報再生装置
図20に、本実施形態の情報再生装置としての図19の画像処理IC200の構成例のブロック図を示す。
図20に、本実施形態の情報再生装置としての図19の画像処理IC200の構成例のブロック図を示す。
画像処理IC200は、TS分離部(分離処理部)210と、メモリ(共有メモリ)220と、映像デコーダ230と、音声デコーダ240とを含む。また画像処理IC200は、更に、映像データ転送制御部250と、チューナI/F(Interface)260と、ホストI/F270と、ドライバI/F280と、オーディオI/F290とを含む。
TS分離部210は、映像データを生成するための映像用TSパケット(第1のTSパケット)、音声データを生成するための音声用TSパケット(第2のTSパケット)、映像用TSパケット及び音声用TSパケット以外のパケット(第3のTSパケット)を、TSから抽出する。TS分離部210は、TSから一旦抽出された第3のTSパケットを解析するホストCPU110の解析結果に基づいて、第1及び第2のTSパケットを抽出することができる。
映像デコーダ230は、メモリ220の記憶領域のうち映像用TSパケット専用に設けられた記憶領域から映像用TSパケットを読み出し、該映像用TSパケットに基づいて映像データを生成する映像デコード処理を行う。
音声デコーダ240は、メモリ220の記憶領域のうち音声用TSパケット専用に設けられた記憶領域から音声用TSパケットを読み出し、該音声用TSパケットに基づいて音声データを生成する音声デコード処理を行う。
映像データ転送制御部250は、メモリ220から読み出された映像データにより表される画像の向きを回転させる回転処理や該画像のサイズを縮小又は拡大させるリサイズ処理を行う。回転処理後のデータやリサイズ処理後のデータは、ドライバI/F280に供給される。
チューナI/F260は、チューナ940とのインタフェース処理を行う。より具体的には、チューナI/F260は、チューナ940からのTSを受信する制御を行う。チューナI/F260は、TS分離部210に接続される。
ホストI/F270は、ホストCPU110とのインタフェース処理を行う。より具体的には、ホストI/F270は、ホストCPU110との間のデータの送受信の制御を行う。ホストI/F270は、TS分離部210、メモリ220、映像データ転送制御部250、オーディオI/F290に接続される。
ドライバI/F280は、映像データ転送制御部250を介してメモリ220から所定の周期で映像データを読み出し、該映像データを表示ドライバ140に対して供給する。ドライバI/F280は、表示ドライバ140に対して映像データを送信するためのインタフェース処理を行う。
オーディオI/F290は、メモリ220から所定の周期で音声データを読み出し、該音声データをDAC150に対して供給する。オーディオI/F290は、DAC150に対して音声データを送信するためのインタフェース処理を行う。
図20において、TS分離部210は、図1のタイマ12の機能を実現することができる。メモリ220は、図1のバッファ22の機能を実現できる。映像デコーダ230は、ヘッダ解析部16、デコーダ18、表示制御テーブル記憶部20、表示制御部14の機能を実現できる。
従って、画像処理IC200は、表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルの表示時刻をタイマに設定すると共に、タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときにメモリ220の出力画像データ記憶領域から画像データの転送制御を行う場合に、表示時刻をタイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻をタイマに設定することができる。
そして、表示時刻又は補正時刻をタイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記映像データの生成が完了していないとき、タイマが、計時動作を停止すると共に、映像データの生成後、表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻をタイマに設定し、タイマを起動させることができる。
更に、表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、補正時刻をタイマに設定することができる。また、補正時刻をTset、表示時刻をタイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をkとした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであってもよい。
このような画像処理IC200では、TS分離部210により、チューナ940からのTSからTSパケットが抽出される。TSパケットは、共有メモリとしてのメモリ220の予め割り当てられた記憶領域に格納される。そして、映像デコーダ230及び音声デコーダ240が、それぞれメモリ220に割り当てられた専用の記憶領域からTSパケットを読み出して、映像データ及び音声データを生成し、互いに同期した映像データ及び音声データを表示ドライバ140及びDAC150に対して供給することができる。
図21に、図20の画像処理IC200の動作説明図を示す。
図21において、図20と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
メモリ220は、第1〜第8の記憶領域AR1〜AR8を有し、各記憶領域が予め割り当てられている。
第1の記憶領域AR1には、映像用TSパケット専用の記憶領域として、TS分離部210によって抽出された映像用TSパケット(第1のTSパケット)が格納される。第2の記憶領域AR2には、音声用TSパケット専用の記憶領域として、TS分離部210によって抽出された音声用TSパケット(第2のTSパケット)が格納される。第3の記憶領域AR3には、TS分離部210によって抽出されたTSパケットのうち映像用TSパケット及び音声用TSパケットを除くTSパケット(第3のTSパケット)が格納される。
第4の記憶領域AR4には、映像用ESデータ専用の記憶領域として、映像デコーダ230によって生成された映像用ESデータが格納される。第5の記憶領域AR5には、音声用ESデータ専用の記憶領域として、音声デコーダ240によって生成された音声用ESデータが格納される。
第6の記憶領域AR6には、ホストCPU110によって生成されるTSが、TSRAWデータとして格納される。TSRAWデータは、チューナ940からのTSに替わってホストCPU110により設定される。そして、TS分離部210は、TSRAWデータとして設定されたTSから、映像用TSパケット、音声用TSパケット、その他のTSパケットが抽出されるようになっている。
第7の記憶領域AR7(広義には出力映像データ記憶領域)には、映像デコーダ230によるデコード処理後の映像データが格納される。第7の記憶領域AR7に格納された映像データは、映像データ転送制御部250によって読み出され、表示パネル960による映像出力に供される。第8の記憶領域AR8には、音声デコーダ240によるデコード処理後の音声データが格納される。第8の記憶領域AR8に格納された音声データは、スピーカ970による音声出力に供される。
映像デコーダ230は、ヘッダ解析部232と、映像デコード処理部234とを含む。ヘッダ解析部232は、第1の記憶領域AR1から映像用TSパケットを読み出し、該映像用TSパケットのTSヘッダを解析してPESパケット(第1のPESパケット)を生成した後、そのPESヘッダを削除する処理を行ってそのペイロード部を映像用ESデータとしてメモリ220の第4の記憶領域AR4に格納する。
そして、ヘッダ解析部232は、上述のように本実施形態における表示制御テーブルを生成する。そして、ヘッダ解析部232を含む映像デコーダ230が、該表示制御テーブルに従って映像データ転送制御部250に対して画像データの転送指示を行う。
映像デコード処理部234は、第4の記憶領域AR4から映像用ESデータを読み出し、H.264/AVC(Advanced Video Coding)の規格に従ったデコード処理(広義には映像デコード処理)を行って生成される映像データを第7の記憶領域AR7(出力映像データ記憶領域)に書き込む。
音声デコーダ240は、ヘッダ削除処理部242と、音声デコード処理部244とを含む。ヘッダ削除処理部242は、第2の記憶領域AR2から音声用TSパケットを読み出し、該音声用TSパケットのTSヘッダを解析してPESパケット(第2のPESパケット)を生成した後、そのPESヘッダを削除する処理を行ってそのペイロード部を音声用ESデータとしてメモリ220の第5の記憶領域AR5に格納する。音声デコード処理部244は、第5の記憶領域AR5から音声用ESデータを読み出し、MPEG−2AAC(Advanced Audio Coding)の規格に従ったデコード処理(広義には音声デコード処理)を行って生成される音声データを第8の記憶領域AR8に書き込む。
そして、映像デコーダ230が、第1の記憶領域AR1から映像用TSパケット(第1のTSパケット)を、音声デコーダ240とは独立して読み出し、該映像用TSパケットに基づいて上記の映像デコード処理を行う。また音声デコーダ240が、第2の記憶領域AR2から音声用TSパケット(第2のTSパケット)を、映像デコーダ230とは独立して読み出し、該音声用TSパケットに基づいて上記の音声デコード処理を行う。こうすることで、映像と音声とを同期させて出力させる場合には映像デコーダ230及び音声デコーダ240を動作させることができる一方、映像のみを出力させる場合には映像デコーダ230のみを動作させて音声デコーダ240の動作を停止させることができる。また音声のみを出力させる場合には音声デコーダ240のみを動作させて映像デコーダ230の動作を停止させることができる。
ホストCPU110は、第3の記憶領域AR3に格納されたその他のTSパケット(第3のTSパケット)を読み出し、該TSパケットからセクションを生成する。そして該セクションに含まれる各種テーブル情報を解析する。ホストCPU110は、その解析結果をメモリ220の所定の記憶領域に設定すると共にTS分離部210に対し制御情報として指定する。それ以降、TS分離部210は、チューナ940からのTSを該制御情報に従ってTSパケットを抽出する。一方、ホストCPU110は、映像デコーダ230及び音声デコーダ240に対して、それぞれ別個に起動コマンドを発行することができる。映像デコーダ230及び音声デコーダ240は、それぞれ独立してメモリ220にアクセスしてホストCPU110の解析結果を読み出し、該解析結果に対応したデコード処理を行う。
図21において、ヘッダ解析部232は本実施形態におけるヘッダ解析部16の機能を実現する。またメモリ220の第7の記憶領域AR7がバッファ22の機能を実現する。
2.3.1 再生動作
次に、本実施形態における情報再生装置としての画像処理IC200において、TSに多重化された映像データ又は音声データを再生する場合の動作について説明する。
次に、本実施形態における情報再生装置としての画像処理IC200において、TSに多重化された映像データ又は音声データを再生する場合の動作について説明する。
図22に、ホストCPU110による再生処理の動作例のフロー図を示す。ホストCPU110は、RAM120又はROM130に格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図22に示す処理を行うことができるようになっている。
まずホストCPU110は、放送受信開始処理を行う(ステップS100)。これによって、TSとして受信された複数の番組のうち所望の番組の映像データ又は音声データをTSから抽出することができる。そして、ホストCPU110は、画像処理IC200の映像デコーダ230及び音声デコーダ240の少なくとも1つを起動させる。
その後、ホストCPU110は、映像及び音声の再生を行う場合には映像デコーダ230及び音声デコーダ240によりデコード処理を行わせる。或いはホストCPU110は、映像のみの再生を行う場合には音声デコーダ240の動作を停止させて映像デコーダ230によりデコード処理を行わせる。或いはまた、ホストCPU110は、音声のみの再生を行う場合には映像デコーダ230の動作を停止させて音声デコーダ240によりデコード処理を行わせる(ステップS101)。
次に、ホストCPU110は、放送受信終了処理を行い(ステップS102)、一連の処理を終了する(エンド)。これによって、ホストCPU110は、画像処理IC200の各部の動作を停止させる。
2.3.1.1 放送受信開始処理
続いて、図22に示す放送受信開始処理の処理例について説明する。ここでは、映像及び音声の再生を行う場合について説明する。
続いて、図22に示す放送受信開始処理の処理例について説明する。ここでは、映像及び音声の再生を行う場合について説明する。
図23に、図22の放送受信開始処理の動作例のフロー図を示す。ホストCPU110は、RAM120又はROM130に格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図23に示す処理を行うことができるようになっている。
まずホストCPU110は、画像処理IC200の映像デコーダ230、音声デコーダ240を起動する(ステップS110)。その後、ホストCPU110は、チューナ940を初期化すると共に所与の動作情報を設定する(ステップS111)。そしてホストCPU110は、DAC150に対しても初期化を行って所与の動作情報を設定する(ステップS112)。
その後ホストCPU110は、TSの受信を監視する(ステップS113:N)。TSの受信が開始されると、画像処理IC200では、TS分離部210が、上述のようにTSから映像用TSパケット、音声用TSパケット及びそれ以外のTSパケットに分離し、分離されたTSパケットは、専用に設けられたメモリ220の記憶領域に格納される。例えば画像処理IC200のメモリ220における第3の記憶領域AR3にTSパケットが格納されたことを条件に発生する割り込み信号により、ホストCPU110はTSの受信を検出できる。或いはホストCPU110が、周期的にメモリ220の第3の記憶領域AR3をアクセスすることで、TSパケットの書き込みが行われた否かを判断して、TSの受信を判別できる。
このようにしてTSの受信が検出されたとき(ステップS113:Y)、ホストCPU110は、第3の記憶領域AR3に記憶されたTSパケットを読み出してセクションを生成する。そして、セクションに含まれるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)/SI(Service Information:番組配列情報)を解析する(ステップS114)。このPSI/SIは、MPEG−2システム(ISO/IEC 13818-1)にて規定されている。
PSI/SIは、NIT(Network Information Table:ネットワーク情報テーブル)やPMT(Program Map Table:番組対応テーブル)を含む。NITは、例えばどの放送局からのTSかを特定するためのネットワーク識別子、PMTを特定するためのサービス識別子、放送の種類を示すサービスタイプ識別子等を含む。PMTには、例えばTSにおいて多重化される映像用TSパケットのPIDと音声用TSパケットのPIDが設定される。
従って、ホストCPU110は、PSI/SIからPMTを特定するためのサービス識別子を抽出し、該サービス識別子に基づき、受信したTSの映像用TSパケット及び音声用TSパケットのPIDを特定できる(ステップS115)。そして、携帯端末のユーザに選択させた番組に対応するPID、若しくは予め決められた番組に対応するPIDを、ホストCPU110が、映像デコーダ230及び音声デコーダ240に参照できるようにメモリ220の所定の記憶領域(例えば第3の記憶領域AR3)に設定し(ステップS116)、一連の処理を終了する(エンド)。
こうすることで、映像デコーダ230及び音声デコーダ240は、メモリ220に設定されたPIDを参照しながら、映像用TSパケット及び音声用TSパケットに対してデコード処理を行うことができる。
なおホストCPU110は、例えばPMTを特定するためのサービス識別子に対応する情報を、画像処理IC200のTS分離部210に設定する。こうすることで、TS分離部210は、所定の時間間隔を置いて周期的に受信されるセクションを判別し、上記のサービス識別子に対応したPMTを解析し、該PMTにより特定される映像用TSパケット及び音声用TSパケットとそれ以外のTSパケットを抽出してメモリ220に格納していく。
図24に、図20及び図21の画像処理IC200の放送受信開始処理における動作説明図を示す。図24において、図20又は図21と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
なお図24において、第7の記憶領域AR7を第4の記憶領域AR4と共用化し、第8の記憶領域AR8を第5の記憶領域AR5と共用化している。また、PSI/SI、NIT、PMTは、第3の記憶領域AR3内の所定の記憶領域に格納されるものとする。
まずチューナ940からTSが入力される(SQ1)とTS分離部210は、PSI/SIが含まれるTSパケットをメモリ220に格納する(SQ2)。このとき、TS分離部210は、該TSパケットのPSI/SI自体を抽出してメモリ220に格納することができる。更にTS分離部210は、PSI/SIからNITを抽出してメモリ220に格納することができる。
ホストCPU110は、PSI/SI、NIT、PMTを読み出して(SQ3)、これらを解析し、デコード処理対象の番組に対応するPIDを特定する。そしてホストCPU110は、サービス識別子に対応する情報又はデコード処理対象の番組に対応するPIDを、TS分離部210に設定する(SQ4)。なおホストCPU110は、PIDを、メモリ220の所定の記憶領域にも設定し、映像デコーダ230及び音声デコーダ240のデコード処理の際に参照させる。
TS分離部210は、設定されたPIDに基づいてTSから映像用TSパケット及び音声用TSパケットを抽出し、それぞれ第1及び第2の記憶領域AR1、AR2に書き込む(SQ5)。
その後、ホストCPU110によって起動された映像デコーダ230及び音声デコーダ240は、第1及び第2の記憶領域AR1、AR2から映像用TSパケット及び音声用TSパケットを順次読み出して(SQ6)、映像デコード処理及び音声デコード処理を行う。
2.3.1.2 放送受信終了処理
次に、図22に示す放送受信終了処理の動作例について説明する。ここでは、映像及び音声の再生を行う場合について説明する。
次に、図22に示す放送受信終了処理の動作例について説明する。ここでは、映像及び音声の再生を行う場合について説明する。
図25に、図22の放送受信終了処理の処理例のフロー図を示す。ホストCPU110は、RAM120又はROM130に格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図25に示す処理を行うことができるようになっている。
まずホストCPU110は、画像処理IC200の映像デコーダ230、音声デコーダ240を停止させる(ステップS120)。これは、例えばホストCPU110から画像処理IC200に対し制御コマンドを発行し、画像処理IC200が該制御コマンドのデコード結果を用いて映像デコーダ230、音声デコーダ240を停止させることができる。
その後、ホストCPU110は、同様にTS分離部210を停止させる(ステップS121)。そして、ホストCPU110は、チューナ940を停止させる(ステップS122)。
図26に、図20及び図21の画像処理IC200の放送受信終了処理における動作説明図を示す。図26において、図24と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
まずホストCPU110が、映像データ転送制御部250の動作を停止させる制御を行い、表示ドライバ140への映像データの供給を停止させる(SQ10)。次に、ホストCPU110が、映像デコーダ230及び音声デコーダ240の動作を停止させ(SQ11)、その後TS分離部210、チューナ940の順に動作を停止させていく(SQ12、SQ13)。
2.3.1.3 再生処理
次に、映像データの再生処理を行う映像デコーダ230の動作例について説明する。
次に、映像データの再生処理を行う映像デコーダ230の動作例について説明する。
図27に、映像デコーダ230の動作例のフロー図を示す。
映像デコーダ230は、ホストCPU110によって起動されると、例えばメモリ220の所定の記憶領域に格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図27に示す処理を行うことができるようになっている。即ち、映像デコーダ230はCPU(中央演算処理装置)を含み、画像処理IC200(情報再生装置)の初期化処理後に、画像処理IC200の外部から、CPUに映像デコード処理を実現するためのプログラムが読み込まれ、該CPUが映像デコード処理を実現することができる。なお、映像デコーダ230の処理の少なくとも一部が、組み合わせ回路や論理回路等のハードウェアによって行われてもよい。
なお、映像デコーダ230及び音声デコーダ240のうち少なくとも1つが、CPUを含み、画像処理IC200の初期化処理後に、画像処理IC200の外部から、CPUに各デコード処理を実現するためのプログラムが読み込まれるようにしてもよい。
まず、映像デコーダ230は、映像用TSバッファとして設けられた第1の記憶領域AR1がエンプティ状態か否かを判別する(ステップS130)。第1の記憶領域AR1から読み出されるべき映像用TSパケットがない場合、エンプティ状態となる。
ステップS130において映像用TSバッファである第1の記憶領域AR1がエンプティ状態でないと判別されたとき(ステップS130:N)、映像デコーダ230は、更に映像用ESバッファとして設けられた第4の記憶領域AR4がフル状態か否かを判別する(ステップS131)。これ以上映像用ESデータを第4の記憶領域AR4に格納できない場合、フル状態となる。
ステップS131において映像用ESバッファである第4の記憶領域AR4がフル状態でないと判別されたとき(ステップS131:N)、映像デコーダ230は、第1の記憶領域AR1から映像用TSパケットを読み出し、図23のステップS116においてホストCPU110により特定されたPID(指定PID)か否かを検出する(ステップS132)。
ステップS132において、映像用TSパケットのPIDが指定PIDであると検出されたとき(ステップS132:Y)、映像デコーダ230は、TSヘッダ、PESヘッダの解析を行い(ステップS133)、映像用ESデータを映像用ESバッファとして設けられた第4の記憶領域AR4に格納する(ステップS134)。
その後、映像デコーダ230は、映像用TSバッファである第1の記憶領域AR1の読み出しアドレスを特定するための読み出しポインタを更新し(ステップS135)、ステップS130に戻る(リターン)。
なお、ステップS132において映像用TSパケットのPIDが指定PIDではないと検出されたとき(ステップS132:N)、ステップS135に進む。また、ステップS130において映像用TSバッファである第1の記憶領域AR1がエンプティ状態であると判別されたとき(ステップS130:Y)、又はステップS131において映像用ESバッファである第4の記憶領域AR4がフル状態であると判別されたとき(ステップS131:Y)、ステップS130に戻る(リターン)。
こうして第4の記憶領域AR4に格納された映像用ESデータは、映像デコーダ230により、H.264/AVCの規格に従ったデコード処理が行われて、映像データとして第7の記憶領域AR7(図21参照)に書き込まれる。
図28に、図20及び図21の画像処理IC200の映像デコーダの動作説明図を示す。図28において、図24と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
なお図28において、第7の記憶領域AR7を第4の記憶領域AR4と共用化し、第8の記憶領域AR8を第5の記憶領域AR5と共用化している。また、PSI/SI、NIT、PMTは、第3の記憶領域AR3内の所定の記憶領域に格納されるものとする。
まず図23に示すようにホストCPU110によりデコード処理対象の番組に対応するPIDがTS分離部210に設定される(SQ20)。チューナ940からTSが入力されたとき(SQ21)、TS分離部210は、チューナ940からのTSから映像用TSパケット、音声用TSパケット及びそれ以外のTSパケットをそれぞれ分離する(SQ22)。TS分離部210によって分離された映像用TSパケットは、第1の記憶領域AR1に格納される。TS分離部210によって分離された音声用TSパケットは、第2の記憶領域AR2に格納される。TS分離部210によって分離された映像用TSパケット及び音声用TSパケット以外のTSパケットは、PSI/SIとして第3の記憶領域AR3に格納される。この際、TS分離部210は、PSI/SIの中のNIT、PMTを抽出して第3の記憶領域AR3に格納する。
次にホストCPU110によって起動された映像デコーダ230は、第1の記憶領域AR1から映像用TSパケットを読み出し(SQ23)、映像用ESデータを生成し、該映像用ESデータを第4の記憶領域AR4に格納する(SQ24)。
その後、映像デコーダ230は、第4の記憶領域AR4から映像用ESデータを読み出して(SQ25)、H.264/AVCの規格に従ったデコード処理を行う。図28では、デコード処理後の映像データが映像データ転送制御部250に直接供給されている(SQ26)が、例えばデコード処理後の映像データを、一旦、メモリ220の所定の記憶領域に書き戻し、その後、音声データの出力タイミングと同期を取りながら映像データ転送制御部250に供給することが望ましい。
こうして映像データ転送制御部250に供給された映像データに基づいて、表示ドライバ140が表示パネルを駆動する(SQ27)。
続いて、音声データの再生処理を行う音声デコーダ240の動作例について説明する。
図29に、音声デコーダ240の動作例のフロー図を示す。
音声デコーダ240は、ホストCPU110によって起動されると、例えばメモリ220の所定の記憶領域に格納されたプログラムを読み出し、該プログラムに対応した処理を実行することで図29に示す処理を行うことができるようになっている。即ち、音声デコーダ240はCPU(中央演算処理装置)を含み、画像処理IC200(情報再生装置)の初期化処理後に、画像処理IC200の外部から、CPUに音声デコード処理を実現するためのプログラムが読み込まれ、該CPUが音声デコード処理を実現することができる。なお、音声デコーダ240の処理の少なくとも一部が、組み合わせ回路や論理回路等のハードウェアによって行われてもよい。
まず、音声デコーダ240は、音声用TSバッファとして設けられた第2の記憶領域AR2がエンプティ状態か否かを判別する(ステップS140)。第2の記憶領域AR2から読み出されるべき音声用TSパケットがない場合、エンプティ状態となる。
ステップS140において音声用TSバッファである第2の記憶領域AR2がエンプティ状態でないと判別されたとき(ステップS140:N)、音声デコーダ240は、更に音声用ESバッファとして設けられた第5の記憶領域AR5がフル状態か否かを判別する(ステップS141)。これ以上音声用ESデータを第5の記憶領域AR5に格納できない場合、フル状態となる。
ステップS141において音声用ESバッファである第5の記憶領域AR5がフル状態でないと判別されたとき(ステップS141:N)、音声デコーダ240は、第2の記憶領域AR2から音声用TSパケットを読み出し、図23のステップS116においてホストCPU110により特定されたPID(指定PID)か否かを検出する(ステップS142)。
ステップS142において、音声用TSパケットのPIDが指定PIDであると検出されたとき(ステップS142:Y)、音声デコーダ240は、TSヘッダ、PESヘッダの解析を行い(ステップS143)、音声用ESデータを音声用ESバッファとして設けられた第5の記憶領域AR5に格納する(ステップS144)。
その後、音声デコーダ240は、音声用TSバッファである第2の記憶領域AR2の読み出しアドレスを特定するための読み出しポインタを更新し(ステップS145)、ステップS140に戻る(リターン)。
なお、ステップS142において、音声用TSパケットのPIDが指定PIDではないと検出されたとき(ステップS142:N)、ステップS145に進む。また、ステップS140において音声用TSバッファである第2の記憶領域AR2がエンプティ状態であると判別されたとき(ステップS140:Y)、又はステップS141において音声用ESバッファである第5の記憶領域AR5がフル状態であると判別されたとき(ステップS141:Y)、ステップS140に戻る(リターン)。
こうして第5の記憶領域AR5に格納された音声用ESデータは、音声デコーダ240により、MPEG−2AACの規格に従ったデコード処理が行われて、音声データとして第8の記憶領域AR8(図21参照)に書き込まれる。
図30に、図20及び図21の画像処理IC200の音声デコーダの動作説明図を示す。図30において、図24と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
なお図30において、第7の記憶領域AR7を第4の記憶領域AR4と共用化し、第8の記憶領域AR8を第5の記憶領域AR5と共用化している。また、PSI/SI、NIT、PMTは、第3の記憶領域AR3内の所定の記憶領域に格納されるものとする。
まず図23に示すようにホストCPU110によりデコード処理対象の番組に対応するPIDがTS分離部210に設定される(SQ30)。チューナ940からTSが入力されたとき(SQ31)、TS分離部210は、チューナ940からのTSから映像用TSパケット、音声用TSパケット及びそれ以外のTSパケットをそれぞれ分離する(SQ32)。TS分離部210によって分離された映像用TSパケットは、第1の記憶領域AR1に格納される。TS分離部210によって分離された音声用TSパケットは、第2の記憶領域AR2に格納される。TS分離部210によって分離された映像用TSパケット及び音声用TSパケット以外のTSパケットは、PSI/SIとして第3の記憶領域AR3に格納される。更にTS分離部210は、PSI/SIの中のNIT、PMTを抽出して第3の記憶領域AR3の所定の記憶領域に書き込むことができる。
次にホストCPU110によって起動された音声デコーダ240は、第2の記憶領域AR2から音声用TSパケットを読み出し(SQ33)、音声用ESデータを生成し、該音声用ESデータを第5の記憶領域AR5に格納する(SQ34)。
その後、音声デコーダ240は、第5の記憶領域AR5から音声用ESデータを読み出して(SQ35)、MPEG−2AACの規格に従ったデコード処理を行う。図30では、デコード処理後の音声データがDAC150に直接供給されている(SQ36)が、例えばデコード処理後の音声データを、一旦、メモリ220の所定の記憶領域に書き戻し、その後、映像データの出力タイミングと同期を取りながらDAC150に供給することが望ましい。
以上のような音声デコーダ240の動作は、映像デコーダ230の動作とは独立して行われる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。なお上記の実施形態では、地上デジタル放送に適用可能な例について説明したが、本発明は地上デジタル放送に適用可能なものに限定されるものではない。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
10 表示制御装置、 12 タイマ、 14 表示制御部、 16 ヘッダ解析部、
28 デコーダ、 20 表示制御テーブル記憶部、 22 バッファ、
30 表示部、 40 表示時刻設定レジスタ、 42 カウンタ、
44 コンパレータ、 46 割り込み発生部、 50 スデータスレジスタ、
110 ホストCPU、 200 画像処理IC、 210 TS分離部、
220 メモリ、 230 映像デコーダ、 232 ヘッダ解析部、
234 映像デコード処理部、 240 音声デコーダ、 242 ヘッダ削除処理部、
244 音声デコード処理部、 250 映像データ転送制御部、
260 チューナI/F、 270 ホストI/F、 280 ドライバI/F、
290 オーディオI/F、 940 チューナ
28 デコーダ、 20 表示制御テーブル記憶部、 22 バッファ、
30 表示部、 40 表示時刻設定レジスタ、 42 カウンタ、
44 コンパレータ、 46 割り込み発生部、 50 スデータスレジスタ、
110 ホストCPU、 200 画像処理IC、 210 TS分離部、
220 メモリ、 230 映像デコーダ、 232 ヘッダ解析部、
234 映像デコード処理部、 240 音声デコーダ、 242 ヘッダ削除処理部、
244 音声デコード処理部、 250 映像データ転送制御部、
260 チューナI/F、 270 ホストI/F、 280 ドライバI/F、
290 オーディオI/F、 940 チューナ
Claims (15)
- 設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルに基づいて表示データの転送制御を行う表示制御部とを含み、
前記表示制御部が、前記表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記表示データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定することを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1において、
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記表示データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記表示データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1又は2において、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記表示制御部が、前記補正時刻を前記タイマに設定することを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻をT1、該表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcurとした場合に、Tsetが、(Tcur−T1)に対応した時刻であることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することを特徴とする表示制御装置。 - 映像データ及び音声データの少なくとも1つを再生するための情報再生装置であって、
設定された時刻にタイムアウトを発生させるタイマと、
映像データを生成するための第1のTS(Transport Stream)パケット、音声データを生成するための第2のTSパケット、前記第1及び第2のTSパケット以外の第3のTSパケットを、トランスポートストリームから抽出する分離処理部と、
前記第1のTSパケットが格納される第1の記憶領域と、前記第2のTSパケットが格納される第2の記憶領域と、前記第3のTSパケットが格納される第3の記憶領域と、表示画像の映像データが格納される出力映像データ記憶領域とを有するメモリと、
前記第1の記憶領域から読み出された前記第1のTSパケットに基づいて前記映像データを生成する映像デコード処理を行い、映像デコード処理後のデータを前記メモリの出力映像データ記憶領域に格納する映像デコーダと、
前記第2の記憶領域から読み出された前記第2のTSパケットに基づいて前記音声データを生成する音声デコード処理を行う音声デコーダとを含み、
前記映像デコーダが、前記第1の記憶領域から前記第1のTSパケットを、前記音声デコーダとは独立して読み出し、該第1のTSパケットに基づいて前記映像デコード処理を行うと共に、
前記音声デコーダが、前記第2の記憶領域から前記第2のTSパケットを、前記映像デコーダとは独立して読み出し、該第2のTSパケットに基づいて前記音声デコード処理を行い、
表示時刻がテーブル化された表示制御テーブルの表示時刻を前記タイマに設定すると共に、前記タイマにおいて該表示時刻にタイムアウトが発生したときに前記メモリの出力映像データ記憶領域から映像データの転送制御を行う場合に、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延していることを条件に、該表示時刻を補正した補正時刻を前記タイマに設定することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7において、
前記表示時刻又は補正時刻を前記タイマに設定したにもかかわらず該表示時刻又は補正時刻に出力すべき前記映像データの生成が完了していないとき、
前記タイマが、計時動作を停止すると共に、
前記映像データの生成後、前記表示制御テーブルの表示時刻又は補正時刻にかかわらず所定のタイムアウト時刻を前記タイマに設定し、前記タイマを起動させることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7又は8において、
前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻が該表示時刻より遅延する遅延時間が所定の時間以内であることを条件に、前記補正時刻を前記タイマに設定することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
前記補正時刻をTset、前記表示時刻を前記タイマに設定する時刻をTcur、所与の表示時刻間隔をTitv、係数をk(kは、0より大きく1より小さい実数)とした場合に、Tset=Tcur+Titv×kであることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
PES(Packetized Elementary Stream)パケットに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)が検出される毎に、新規の表示制御テーブルの先頭に、前記PTSに基づいて求められる表示時刻を設定すると共に、
前記PTSが検出されない限り、前記PTS及び前記PESパケットのペイロード部に含まれるSEI(Supplemental Enhancement Information)及びVUI(Video Usability Information)に基づいて求められる表示時刻を、順番に同じ表示制御テーブルに設定することを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7乃至11のいずれかにおいて、
前記映像データ及び音声データのうち前記映像データのみを再生するときは、前記音声デコーダの動作を停止させ、
前記映像データ及び音声データのうち前記音声データのみを再生するときは、前記デコード装置の動作を停止させることを特徴とする情報再生装置。 - 請求項7乃至12のいずれか記載の情報再生装置を含むことを特徴とする電子機器。
- 請求項7乃至12のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含むことを特徴とする電子機器。 - チューナと、
前記チューナからのトランスポートストリームが供給される請求項7乃至12のいずれか記載の情報再生装置と、
前記情報再生装置に対し、前記映像デコード処理及び前記音声デコード処理の少なくとも1つの処理開始を指示するホストとを含むことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006192803A JP2008022331A (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 表示制御装置、情報再生装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006192803A JP2008022331A (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 表示制御装置、情報再生装置及び電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008022331A true JP2008022331A (ja) | 2008-01-31 |
Family
ID=39077961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006192803A Pending JP2008022331A (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 表示制御装置、情報再生装置及び電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008022331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015061282A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | カシオ計算機株式会社 | コンテンツ再生装置、再生スケジュール調整方法及びプログラム |
-
2006
- 2006-07-13 JP JP2006192803A patent/JP2008022331A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015061282A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | カシオ計算機株式会社 | コンテンツ再生装置、再生スケジュール調整方法及びプログラム |
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