JP2008077902A - 照明装置 - Google Patents

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拓朗 平松
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Masaru Inoue
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Abstract

【課題】防水性を保ちつつ安全性にもすぐれた照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の面に発光ダイオードを実装し前記第1の面と異なる側に位置する第2の面に前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路及びこの点灯回路へ電力を供給する電源接続部を実装した回路基板と、この回路基板の第1の面に前記発光ダイオードを覆うように形成された透光性樹脂層と、前記回路基板の第2の面に前記点灯回路を覆うとともに、前記電源接続部に接続される導電体を収容する絶縁性樹脂層とを備えた発光装置と;
前記電源接続部に接続される導電体と;前記導電体に接続される第1接続部と、この第1接続部に電力を供給する電源と接続される第2接続部と、これら接続部を離間して配置し、かつ難燃性樹脂で形成された筐体とを備えた電源中継装置と;を具備することによって防水性を保ちつつ安全性にもすぐれた照明装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LEDと称す。)を有する照明装置に関する。
従来から、発光ダイオードとこの発光ダイオードを点灯制御する点灯回路が一体となった照明装置が知られている。このような照明装置のうち、例えば、屋外等での使用が想定される照明装置では、発光ダイオードと、この発光ダイオードを点灯制御する点灯回路とを実装した基板を、絶縁性樹脂内に封入した構造とし、防水性を有するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−39325号公報
上記のような照明装置の、基板を封入する絶縁性樹脂としては、発光ダイオードの光を外部に導出するために、光透過性が良好でかつ、経時変化による変色等の少ないシリコーン樹脂等が使用されている。
しかしながら、このようなシリコーン樹脂を使用した防水性を有する照明装置において
は、基板が密封されているため例えば、基板に接続された電線と、基板との間のトラッキ
ングなどによって、基板が発火するおそれがありさらに他の部分に延焼するおそれもあり
うる。
そこで本発明は防水性を保ちつつ安全性にもすぐれた照明装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために請求項1の発明は、第1の面に発光ダイオードを実装し前記第1の面と異なる側に位置する第2の面に前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路及びこの点灯回路へ電力を供給する電源接続部を実装した回路基板と、この回路基板の第1の面に前記発光ダイオードを覆うように形成された透光性樹脂層と、前記回路基板の第2の面に前記点灯回路を覆うとともに、前記電源接続部に接続される導電体を収容する絶縁性樹脂層とを備えた発光装置と;前記電源接続部に接続される導電体と;前記導電体に接続される第1接続部と、この第1接続部に電力を供給する電源と接続される第2接続部と、これら接続部を離間して配置し、かつ難燃性樹脂で形成された筐体とを備えた電源中継装置と;を具備したことを特徴とする。
透光性樹脂層及び絶縁性樹脂層は、例えばシリコーン樹脂などで形成することが望ましい。導電体は特に限定されず、導電性の高い金属で形成されたピン状のものや、一般的な導線など種々の物が適用可能である。透光性樹脂層は絶縁性であることが望ましい。
電源接続部への導電体の接続方法は特に限定されず、例えば半田付けや、電源接続部に伝導体を挿入かつ保持可能なコネクタを形成し、このコネクタに挿入するなど種々の方法が適用可能である。導電体と、第1接続部との接続方法も特に限定されず例えば、上述した方法を適用することができる。
電源中継装置の第2接続部と接続される電源は交流電源や直流電源などが使用可能である。
交流電源を使用する際には、例えば電源中継装置又は回路基板に交流電流を直流電流に変換する整流装置を設けることができる。
電源と電源中継装置の第2接続部との接続方法も特に限定はされず、例えば導線を半田付けするなどして電気的に接続可能ならば種々の方法が適用できる。
なお、第1、第2端子部は種々の形状とすることができる。例えば各端子に電線の芯線であるリード部を挿入可能なリード挿入用の穴を作成し、その穴に金属板を装着する。その穴にリード部を挿入することで電気的に接続するようにできる。この場合には、挿入したリード部が「抜けてしまわないような構造」とすることが望ましい。
「抜けてしまわないような構造」とは、例えばリード挿入用の穴に装着される金属板の先端を鋭角に屈曲させて、この屈曲した先端で抜けを防止できるいわゆるSL端子を用いるなどである。
また、金属板と各電線のリード部とを圧着する、また金属板と各電線のリード部とを半田付けするなどの方法も適用可能である。
電源中継装置の第1接続部と伝導体の間又は電源接続部と伝導体の間、もしくは伝導体そのものにヒューズを設けるようにしてもよく、この場合には種々の原因(例えば、電源の故障)で過電流が流れたときにヒューズによって電流が遮断され、点灯回路を保護することができる。
筐体を形成する難燃性樹脂は特に限定されず、例えば、難燃性PBT(ポリブチレンテレフタレート:Polybutylene terephthalate)や、オレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂など種々のものが適用可能である。
請求項2の発明は請求項1記載の照明装置において、前記電源中継装置が、他の回路基板にも電力を供給するための第3接続部をさらに備えたことを特徴とする。
「他の回路基板にも電力を供給する」とは例えば、第3接続部に導線の一端側を接続し、多端側にはこの照明装置とは異なる他の照明装置を接続して、他の照明装置に設けられた回路基板に電力を供給するなどである。
第3接続部も特に限定されることなく第1、第2接続部のように種々の形状にすることができる。
請求項3の発明は請求項1又は2記載の照明装置において、前記発光装置の絶縁性樹脂層が、難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする。
難燃性樹脂層は特に限定されず、例えば、難燃性PBT(ポリブチレンテレフタレート:Polybutylene terephthalate)、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ケイ素樹脂など種々のものが適用可能である。
難燃性樹脂は透光性の物、不透明の物など種々のものが適用可能である。また、難燃性樹脂は、難燃性であるとともに絶縁性であることが望ましい。
請求項4の発明は、請求項1乃至3記載の照明装置において、導電体挿通孔を有し、この導電体挿通孔をふさぐように第1の面に電源中継装置が配設され、前記第1の面と異なる側に位置する第2の面には発光装置が配設されるシャーシをさらに具備したことを特徴とする。
シャーシはステンレス製や金属製、難燃性樹脂製など様々な物が使用可能である。電源中継装置及び発光装置のシャーシへの設置の仕方は例えばネジ止めなどが考えられる。
シャーシの形状は特に限定されず、電源中継装置および発光装置を配設および支持可能ならば種々の形状に形成することができる。
また、導電体挿通孔の形状も特に限定されず例えば、平面略四角形や円筒形など任意の形に形成することができる。
請求項5の発明は、第1の面に発光ダイオードを実装し前記第1の面と異なる側に位置する第2の面に前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路及びこの点灯回路へ電力を供給する電源接続部を実装した回路基板と;前記回路基板の前記第1の面に実装された発光ダイオードと;前記回路基板の前記第2の面に実装され、前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路と;前記回路基板の第1の面に、前記発光ダイオードを覆うように形成された透光性樹脂層と;前記回路基板の第2の面に前記点灯回路を覆うとともに、前記電源接続部に接続される導電体を収容する難燃性樹脂層と;を具備したことを特徴とする。
難燃性樹脂層は特に限定されず、例えば、難燃性PBT(ポリブチレンテレフタレート:Polybutylene terephthalate。)、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ケイ素樹脂など種々のものが適用可能である。難燃性樹脂は透光性の物、不透明の物など種々のものが適用可能である。また、難燃性を有すると共に絶縁性を有することが望ましい。
請求項6の発明は、請求項5記載の照明装置において導電体挿通孔を有し、この導電体挿通孔をふさぐように第1の面に発光装置が配設されるシャーシをさらに具備したことを特徴とする。シャーシはステンレス製や金属製、難燃性樹脂製など様々な物が使用可能である。電源中継装置及び発光装置のシャーシへの設置の仕方は例えばネジ止めなどが考えられる。シャーシの形状は特に限定されず発光装置を支持可能ならば任意の形に形成することができる。導電体挿通孔の形状も特に限定されず例えば、平面略四角形や円筒形など任意の形に形成することができる。
請求項1の発明によれば、難燃性樹脂で形成された筐体を備えた電源中継装置により基板が発火しても他の部分に延焼することを防止できる。
請求項2の発明によれば、第3の接続部によって、照明装置を複数個接続することができる。
請求項3の発明によれば、点灯回路側において発火しても難燃性樹脂層により、火が透明性樹脂層に移らず防水性を確保しつつ安全性も向上できる。また、難燃性樹脂で形成された筐体を備えた電源中継装置により仮に電線が発火しても他の部分に延焼することを防止できる。
請求項4の発明によれば、電源中継装置および発光装置を配設できるシャーシを設けたことで、照明装置を安全に支持することができる。
請求項5の発明によれば、点灯回路側において発火しても難燃性樹脂層により、火が透明性樹脂層に移らず防水性を確保しつつ安全性も向上できる。
請求項6の発明によれば、発光装置を配設できるシャーシを設けたことで、照明装置を安全に支持することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる照明装置の分解斜視図である。図2は本発明の一実施形態にかかる電源中継装置の拡大透視図である。図3は本発明の一実施形態にかかる照明装置の断面図である。
図1乃至図3に示すようにこの実施形態の照明装置1は、電源中継装置2と、導電体としての電線5と、発光装置7と、発光装置7と電源中継装置2とを支持するためのシャーシ9と、電源に接続される電線11および他の照明装置に接続される電線13とから主に構成されている。
電源中継装置2は難燃性の樹脂によって矩形状に形成された電源中継装置筐体3を有しており、電源中継装置筐体3には第1接続部しての端子部31と、第2接続部としての端子部32と、第3接続部としての端子部33とが形成されている。
各端子部31、32、33は電源中継装置筐体3の所定の表面部から内側に向かって設けられた円筒状の孔部34と、この孔部34内に設けられる先端を鋭角に屈曲させた一対の金属板35とで構成されるいわゆる速結端子(SL端子)である。
ここで速結端子(SL端子)について説明する。速結端子とは、電線が挿入される箇所にあらかじめ設けられた孔に、先端を鋭角に屈曲させた金属板を配置し、電線の芯線であるリード部を孔に挿入するだけで、金属板の屈曲した先端で抜けを防止しつつ電気的に接続する端子である。
すなわち、各孔部34には電線5、11、13が挿入される。挿入された各電線は、鋭角に屈曲した金属板35の先端によって係止され抜けてしまうことがない。また、金属板35の一端は、電源中継装置筐体3内に設けられたL字状に形成された一対の導体37aと、導体37aと同形状に形成された一対の導体37bにそれぞれ電気的に接続されている。
第1接続部としての端子部31は、電線5の一端が接続される発光装置7と対向する面に設けられている。
端子部31は、電線5を構成する電線5a、5b、5c、5dそれぞれが電気的に接続されるための端子31a、31b、31c、31dを有している。
第2接続部としての端子部32は、電源中継装置筐体3の片側面に設けられている。端子部32は、一端を電源に接続された電線11を構成する電線11a、11bそれぞれが電気的に接続されるための端子32a、32bとを有している。
また、端子部32が形成された片側面の、電源中継装置筐体3の中心部を挟んだ反対側の片側面には第3接続部としての端子部33が形成されている。この端子部33は、他の照明装置に電力を供給(中継)するための電線13が接続される。よって、端子部33は電線13を構成している電線13a、13bが接続されるために端子33a、33bとを有している。
端子部31と端子部32とは、電源中継装置筐体3内で導体37aによって電気的に接続されている。また、端子部31と端子部33とは、電源中継装置2内で導体37bによって電気的に接続されている。
詳述すると、電源中継装置2内において端子31aに設けられた金属板35と端子32aに設けられた金属板35、端子31bに設けられた金属板35と端子32bに設けられた金属板35とがそれぞれ導体37aに一端を接続されているので、これらの端子は電気的に接続される。
また、電源中継装置筐体3内において端子31cに設けられた金属板35と端子33bに設けられた金属板35、端子31dに設けられた金属板35と端子33aに設けられた金属板35とがそれぞれ導体37bに一端を接続されているので、これらの端子は電気的に接続される。
以上のことを踏まえれば、電線11aは端子32aを介して端子31aに電気的に接続されていると言える。また、電線11bは端子32bを介して端子31bに電気的に接続されていると言える。
そして、電線13aは端子33aを介して端子31dに電気的に接続され、電線13bは端子33bを介して端子31cに電気的に接続されていると言える。
電線11、13は、芯線であるリード部15、17を電気絶縁体(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、フッ素樹脂など。)16、18で被膜された一般的な絶縁電線である。電線11は一端を電源に接続されている。
電線11は電線11aと電線11bとから構成されている。仮に電線11が接続されているのが直流電源だった場合、電線11aにはプラスの電流が流れ、電線11bにはマイナスの電流が流れる。
もちろん電線11を流れる電流の極性はこれに限定されず電線11a、11bのどちらかにプラスまたはマイナスの電流が流れればよい。また、仮に電線11が接続されているのが交流電源だった場合は時間変化と共に電線11a、11bのどちらかにプラスまたはマイナスいずれかの電流が流れる。
電線11a、11bの端子部32に電気的に接続される端部は電気絶縁体16の被覆がはがされ、リード部15がむき出しになっている。このむき出しになったリード部15と端子部32が電気的に接続される。
また、電線13は他の照明装置に電力を供給するための電線であり、電線13aと電線13bとから構成されている。電線13a、13bに流れる電流は電線11(電線11a、11b)に流れる電流に対応しており、仮に電線11に直流電源が流されたれた場合は、電線13a、13bいずれかに電線11と同様のプラス又はマイナスの電流が流れる。
また、仮に電線11に交流電流が流された場合には、時間の変化によって電線13a、13bのどちらかにプラスまたはマイナスいずれかの電流が流れる。
電線13a、13bは電線11a、11bと同様、端子部33に電気的に接続される端部は電気絶縁体18被覆がはがされ、リード部17がむき出しになっている。このむき出しになったリード部17と端子部33とが電気的に接続される。
端子部31に接続される導体としての電線5は、電源の電力を発光装置7に設けられた回路基板71へ供給するための電線5a、5bと、回路基板71へ供給された電力を他の照明装置に供給(中継)するための電線5c、5dの計4本で構成されている。
電線5は、芯線であるリード部51を電気絶縁体52で被膜された一般的な絶縁電線であり、両端側は所定の長さ分電気絶縁体52が剥ぎ取られリード部51がむき出しになっている。
電線5a、5b、5c、5dの一端は電源中継装置筐体3に設けられた端子31a、31b、31c、31dにそれぞれ電気的に接続される。そしてこれら電線5a、5b、5c、5dの他端は発光装置7内に収容されている回路基板71の第2の面71bに設けられた、電源接続部としての電線接続孔711a、711b、711c、711dにそれぞれむき出しのリード部51が挿入され、半田付けされる。
電線5a、5bは一端を端子31a、31bにそれぞれ接続されることで、端子32a、32bを介して電線11と接続されることになる。また、他端を電線接続孔711a、711bと接続されることで電源から供給された電力を回路基板71へ供給するための電力供給部として機能する。
電線5c、5dは、端子31c、31dおよびと接続されることで端子33a、33bを介して電線13と接続されることになる。また、他端を電線接続孔711c、711dと接続されることでこの照明装置1を複数つなげて用いる際に他の照明装置に電力を供給(中継)するための電力中継部として機能する。
発光装置7は、矩形板状の回路基板71と、上部に開口を有し下部は閉口している箱状の筐体73と、この筐体73の開口を覆う大きさに形成された蓋体75とを備えている。発光装置7はさらに、回路基板71によって仕切られた下部の空間に設けられる透明性樹脂層77と、上部の空間に設けられる難燃性樹脂層79とを備えている。
回路基板71は筐体73内を上部と下部の空間に仕切るように筐体73へ収容される。回路基板71の第1の面71aには、複数のLED72が実装されている。
また、回路基板71の第2の面71bには、複数の電子部品からなる点灯回路74が実装されている。これらの点灯回路74は、LED72を点灯制御するためのものである。
回路基板71の第2の面71bの中央部近傍には電源接続部としての電線接続孔711a、711b、711c、711dとで構成され電線接続孔711が設けられている。この電線接続孔711には電線5が挿入され半田付けによって電気的に接続される。
すなわち、回路基板71の第2の面71bの電線接続孔711は点灯回路74へ電源を供給する電源接続部として機能する。この電線接続孔711と各点灯回路74とは図示は省略したが例えばプリント配線によってそれぞれ電気的に接続されている。
筐体73の、回路基板71の第1の面71aと対向する対向面は、第1の面71aに実装されたLED72の光の導出部として機能するため透明に形成されている。
筐体73はこの光の導出部としての対向面が透明に形成されていればその他の場所は透明でなくともかまわない。
筐体73の光の導出部と、回路基板71の第1の面71aに実装されたLED72を覆うように、透光性の高い絶縁性樹脂が隙間無く充填されて形成された透明性樹脂層77が設けられている。
筐体73の開口部には、アルミもしくはステンレス製の蓋体75がネジ751によって筐体73とネジ止めされ固定されている。すなわち、筐体73の開口縁部四隅には、ネジ751によって蓋体75とネジ止めされるためのネジ孔752が設けられている。
筐体73開口部に固定された蓋体75と回路基板71の間には、回路基板71の第2の面71bに実装された点灯回路74を覆うように、難燃性樹脂が隙間無く充填されて形成された難燃性樹脂層79が設けられている。
したがって回路基板71の第2の面71bに接続された電線5の一端側は難燃性樹脂層79によって実質的に固定されることになる。
筐体73内は回路基板71を挟んで透明性樹脂層77と難燃性樹脂層79との二つの樹脂層が形成されていることになる。なお、難燃性樹脂層79は、難燃性を有すると共に絶縁性も有することが望ましい。
筐体73内に透明性樹脂層77と難燃性樹脂層79を形成することで、筐体73内に湿気が浸入することを防止し、防水性(防湿性)を得ることができるとともに、難燃性樹脂層79によって火が透明性樹脂層77に移らず防水性を確保しつつ安全性も向上できる。これら二つの層のうち、透明性樹脂層77は、透光性を有する樹脂、例えばシリコーン樹脂などから構成することができる。
難燃性樹脂層79は、透明性は特に限定されず半透明や不透明な樹脂で構成することができ、例えばポリアミド樹脂、エポキシ樹脂など種々のものが適用可能である。
蓋体75と筐体73とは、それぞれの四隅に設けられたネジ孔752にネジ751を蓋体75の表面から挿入することで固定される。すなわち蓋体75の四隅には、筐体73に設けられたネジ孔752と同じ位置に、蓋体75の表面から裏面へ貫通するネジ孔753が設けられている。
なお蓋体75に設けられるネジ孔753の表面側縁部は、蓋体75と筐体73とをネジ止めした際にネジ頭が蓋体75のネジ孔753表面側縁部からとび出さないようネジのネジ頭より若干大きな径で形成されている。
蓋体75の中央部には、回路基板71の第2の面71bに接続される4本の電線5a、5b、5c、5dが挿入される4つの挿入孔757a、757b、757c、757dが蓋体75の表面から裏面へ貫通するように設けられている。
これら4つの挿入孔のうち757aと757bは電源からの電力を回路基板71へ供給するための電線5a、5b、が挿入され、757c、757dは回路基板71へ供給された電源を他の照明装置に供給(中継)するための電線5c、5dが挿入される。
蓋体75の長手方向に沿う中央部の、挿入孔757a、757bと、この挿入孔757a、757bに近い側のネジ孔753との中間部には蓋体75とシャーシ9とを固定するための固定孔754aが設けられている。
また、蓋体の長手方向に沿う中央部の、挿入孔757c、757dとこの挿入孔757c、757dに近い側のネジ孔との中間部にも蓋体75とシャーシ9とを固定するための固定孔754bが設けられている。蓋体75とシャーシ9との固定はネジ91によるネジ止めによって行われる。
シャーシ9はステンレスなどで形成されており、矩形板状をなしている。シャーシ9の長手方向に沿う両側端部には上方に向かって一体的に突設された壁部92が形成されている。シャーシ9中央部には略四角状の導電体挿通孔93がシャーシ9の第1の面9aからシャーシ9の第2の面9bを貫通するように設けられている。導電体挿通孔93には、蓋体75に設けられた4つの挿入孔757a、757b、757c、757dに挿入された4本の電線5a、5b、5c、5dが挿入される。
すなわち、この導電体挿通孔93が設けられる位置は、挿入孔757a、757b、757c、757dが設けられる位置と同程度の位置であることが望ましい。
また、シャーシ9の長手方向に沿う中央部の、シャーシ9と発光装置7との中心点を合わせたときに発光装置7の蓋体75に設けられた固定孔754a、754bと一致する位置には発光装置固定孔95a、95bが設けられている。
シャーシ9の第1の面9aからネジ91が挿入され、シャーシ9に設けられた発光装置固定孔95a、95bと、発光装置の蓋体に設けられた固定孔754a、754bとがネジ止めされることで、発光装置7はシャーシ9に固定される。
このとき、シャーシ9の第2の面9bとこの第2の面9bと対向する発光装置7の蓋体75の対向面とは当接された状態で固定されることになるので発光装置7はシャーシ9の導電体挿通孔93をふさぐように固定されることになる。
蓋体75の四隅のネジ751はネジ頭がネジ孔753縁部からとびでないように設けられているので、これらネジ751がシャーシ9に発光装置7を設ける際に邪魔になることがない。
また、シャーシ9の第1の面9aには、導電体挿通孔93をふさぐように電源中継装置2が配置される。特に図示はしないが電源中継装置2を配置する際にはネジによって固定する、また、シャーシ9と溶接するなど種々の方法で配置することができる。
次に、図4を用いて難燃性樹脂層79、又は電源中継装置2による延焼の防止について説明する。図4は本発明の1つの実施形態にかかる照明装置の使用例である。
一般に発光ダイオードとこの発光ダイオードを点灯制御する点灯回路が一体となった照明装置が出火する原因として、電源の故障やトラッキングなどが上げられる。
まずここでトラッキングについて説明する。トラッキングとは、例えば回路基板71と電線5とのわずかな隙間や、電源中継装置2と電源中継装置2に接続される各電線とのわずかな隙間に徐々にほこりが溜まり、このほこりが湿気を帯びることによって各電気的な接触部で、火花放電が発生する現象である。
トラッキング現象は電圧が印加されている箇所であれば常に発生する危険性が存在しており、負荷となる機器の使用の有無には関係しない。トラッキング現象が繰り返されることにより、やがては接触部に電気が流れて発熱し、ついには発火して、場合によっては火災になる。
発明に示すようなLEDを具備した照明装置は、シャーシによって支持された複数の照明装置がコネクタによって連続的に接続されて使用されるのが通常である。
すなわち図4に示すように、照明装置1a、照明装置1bとがシャーシ9に支持されかつ、コネクタ20によってそれぞれ連続的に接続されている。
照明装置1a、1bは上記のようにシャーシ9に支持されて例えば、図示はしない建物の壁などに取り付けられ、照明装置1aの電線13と照明装置1bの電線11とがコネクタ20によって電気的に接続されている。
各照明装置の接続可能な数は特に限定されず任意の照明装置が接続可能である。各照明装置がこのように接続されたときに、例えば、出火の一原因であるトラッキングが起こったとしても難燃性樹脂層79によって出火を防止することができる。
仮になんらかの原因で照明装置1aの回路基板71より出火がおこっても照明装置1aに設けられた電源中継装置2によって火がくい止められ、照明装置1bへの延焼を防止することができる。また、難燃性樹脂層79によって、回路基板71の第2の面71bが保護されているので、LED72や点灯回路74などの電子部品の延焼を防止することができる。
またさらに、例えば照明装置1aと、照明装置1bとを接続している電線13より出火した場合でも照明装置1aに設けられた電源中継装置2と、照明装置1bに設けられた電源中継装置2によって火がくい止められ、それぞれの照明装置1a、1bの発光装置7までの延焼を防止することができる。
すなわち、照明装置1a、照明装置1bの何れより出火しても出火がおこった発光装置7や、他の照明装置が延焼することがない。
なお、電源に接続された電線11が電源中継装置2に接続され、次に電源中継装置2から照明装置1aの回路基板71に接続され、回路基板71から再度電源中継装置2を介して他の照明装置1bに接続されていた。
すなわち、照明装置1aと、他の照明装置1bとは直列接続されていたがこれに限定されず、各照明装置同士は並列に接続することもできる。この場合には電線11bと電線13aとは実質的に一本の電線で構成することができる。
本発明の実施形態は、上記いずれの実施形態に限られず、拡張変更が可能である。拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、回路基板71の第2の面71bに難燃性樹脂層79を設けたがこれに限定されず、筐体内には透明性樹脂層77のみをもうけるようにしてもよい。この場合、アルミ製の蓋体75のかわりに難燃性樹脂で形成された蓋体を用いることもできる。
さらに、電線5と電線11、電線13とを一つの電源中継装置2内で電気的に接続したがこれに限定されることなく、電源中継装置2は複数設けることもできる。すなわち、電線5の一方と電線11とを接続するための電源中継装置2と、電線5の他方と電線13とを接続するための電源中継装置2である。
なお、延焼を防止するには、発光装置7を難燃性樹脂層79と透明性樹脂層77の2層で構成し、かつ電源中継装置2を設けることが望ましいが、発光装置7が2層構造であれば、電源中継装置2を設けずとも少なくとも回路基板71の点灯回路74やLED72、透明性樹脂層77などが延焼してしまうことはない。
また、発光装置7の筐体73および回路基板71の形状、大きさは特に限定されず丸形や、正方形など任意の形状にしてもよい。
各端子に接続される電線は特に限定されず、導体が絶縁体と保護被覆とで覆われた各種ケーブル類や、ゴム絶縁袋打コードなどのコード類、導電性の金属ピンなど種々の物が適用可能である。
本発明の一実施の形態にかかる照明装置の斜視図。 本発明の一実施形態にかかる電源中継装置の拡大透視図。 図1の照明装置の断面図。 本発明の一実施形態にかかる照明装置の使用例を示す平面図。
符号の説明
1…照明装置、2…電源中継装置、3…電源中継装置筐体、5,11,13…電線、7…発光装置、9…シャーシ、9a…シャーシ9の第1の面、9b…シャーシ9の第2の面、15,17…リード部、16,18,52…電気絶縁体、20…コネクタ、31,32,33…端子部、34…孔部、35…金属板、37…導体、51…リード部、71…回路基板、71a…回路基板71の第1の面、71b…回路基板71の第2の面、72…LED、
73…筐体、74…点灯回路、75…蓋体、757a,757b,757c,757d…挿入孔、77…透明性樹脂層、79…難燃性樹脂層、91,751…ネジ、92…壁部、93…導電体挿通孔、95a,95b…発光装置固定孔、711…電線接続孔、752,753…ネジ孔、754a,754b…固定孔。

Claims (6)

  1. 第1の面に発光ダイオードを実装し前記第1の面と異なる側に位置する第2の面に前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路及びこの点灯回路へ電力を供給する電源接続部を実装した回路基板と、この回路基板の第1の面に前記発光ダイオードを覆うように形成された透光性樹脂層と、前記回路基板の第2の面に前記点灯回路を覆うとともに、前記電源接続部に接続される導電体を収容する絶縁性樹脂層とを備えた発光装置と;
    前記電源接続部に接続される導電体と;
    前記導電体に接続される第1接続部と、この第1接続部に電力を供給する電源と接続される第2接続部と、これら接続部を離間して配置し、かつ難燃性樹脂で形成された筐体とを備えた電源中継装置と;
    を具備したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記電源中継装置が、他の回路基板にも電力を供給するための第3接続部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記発光装置の絶縁性樹脂層が、難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記発光装置と前記電源中継部との間に配置される導電体挿通孔を有するシャーシを更に具備し、このシャーシの第1の面に前記導電体挿通孔をふさぐように電源中継装置が配設され、前記シャーシの第1の面と異なる側に位置する第2の面には発光装置が配設されることを特徴とする請求項1乃至3記載の照明装置。
  5. 第1の面に発光ダイオードを実装し前記第1の面と異なる側に位置する第2の面に前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路及びこの点灯回路へ電力を供給する電源接続部を実装した回路基板と;
    前記回路基板の前記第1の面に実装された発光ダイオードと;
    前記回路基板の前記第2の面に実装され、前記発光ダイオードを点灯させる点灯回路と;
    前記回路基板の第1の面に、前記発光ダイオードを覆うように形成された透光性樹脂層と;
    前記回路基板の第2の面に前記点灯回路を覆うとともに、前記電源接続部に接続される導電体を収容する難燃性樹脂層と;
    を具備したことを特徴とする照明装置。
  6. 導電体挿通孔を有するシャーシを更に具備し、このシャーシの第1の面に前記導電体挿通孔をふさぐように発光装置が配設されることを特徴とする請求項5記載の照明装置。
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