JP2008533242A - 洗剤組成物 - Google Patents
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Abstract
色汚れ洗浄システムを備える自動食器洗浄に用いるための洗剤又は漂白組成物であって、前記色汚れ洗浄システムは、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含み、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、エトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、エトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む。
Description
本発明は、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種を含み、改良された漂白性能を有する、洗剤及び漂白剤組成物に関する。
自動食器洗浄中に発生するよく認識された問題は、プラスチック及び他の疎水性基材からの色汚れの除去である。PCT国際公開特許WO95/19132は、プラスチック基材からの漂白可能な汚れの除去を高めるためジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種の使用を提案している。
食器洗浄条件がより過酷になるに従い、即ち食器洗浄対象物がより高濃度の汚れを有するに従って、PCT国際公開特許WO95/19132によって提案された解決策が、より一層不満足な結果を生じることが明らかとなった。
本発明の第一の態様により、色汚れ洗浄システムを備える自動食器洗浄に用いるための洗剤又は漂白組成物であって、前記色汚れ洗浄システムは、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含み、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、好ましくはエトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む組成物が提供される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、好ましくはエトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む組成物が提供される。
色汚れは、ラザニアなどのトマト汚れ、調理済みニンジンなどのカロチン汚れ(リコピン汚れとしても知られる)、カレーソース及びそれらの混合物を含有する汚れによって主として引き起こされる。これらの汚れは、プラスチックなどの疎水性表面から除去することが特に困難である。皿洗い機内に汚れが存在する場合には、洗浄がより困難である。他の汚れが存在しない場合に色汚れを除去することができる組成物は、汚れが存在する場合に(普通の食器洗浄対象物の場合のように)同程度の除去性能を達成できるようには見えないが、この効果は高濃度のグリース状/油状の汚れを含有する食器洗浄対象物の場合にはより深刻である。満足できる染み除去は、比較的高濃度の漂白種を用いても得られない場合がある。改良された色汚れ除去は、本発明の組成物を用いて得られる。
「共漂白界面活性剤」とは、前記ジアシル及び/又はテトラアシル漂白種が、その漂白機能を発揮する手助けをする界面活性剤を意味する。前記共漂白界面活性剤は、単一界面活性剤であり得るが、好ましくはその混合物である。本明細書で使用されるエトキシ化アルコール類界面活性剤は、本質的にエトキシ基以外のアルコキシ基を有しない。
好ましい実施形態では、前記共漂白界面活性剤は(好ましくは共漂白界面活性剤が、エトキシ化アルコールを含む場合)、洗浄温度より高い、即ち約50℃より高い、より好ましくは約60℃より高い曇点を有する。
理論に束縛されるものではないが、前記漂白種は水中で難溶解性を有するが、これは前記共漂白界面活性剤によって改善されるものと思われる。更に、前記共漂白界面活性剤は、漂白種の再凝集を排除し、更にそれらの可溶化に貢献するように見える。前記共漂白界面活性剤が、前記漂白種を前記の汚れた基材に作用する手助けをするとも考えられる。更に、前記界面活性剤は、油汚れを乳化して基材上への再付着を防止するように見える。前記漂白種は、基材に結合した汚れに対してだけでなく、乳化された汚れに対しても作用する。これら全ての要因の組み合わせにより、色汚れの除去能力が向上した組成物が生まれる。
好ましくは、前記組成物は共漂白界面活性剤(エトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物)と、泡抑制剤として機能する低起泡性非イオン性界面活性剤との混合物とを含む。前記共漂白界面活性剤が、エトキシ化アルコールを含む場合、好ましくは前記エトキシ化アルコール対前記泡抑制剤の重量比が、少なくとも約1:1、より好ましくは約1.5:1、更により好ましくは約1.8:1である。これは、性能の観点から好ましい。
最良性能を得るために、界面活性剤の総量が比較的高濃度であることが好ましいことが明らかとなった。このため、好ましい実施形態では、全界面活性剤は洗浄溶液の少なくとも50重量ppm、より好ましくは少なくとも約100重量ppm、更により好ましくは少なくとも約400重量ppmを提供するのに十分な量で存在する。
好ましい実施形態では、前記共漂白界面活性剤はエトキシ化アルコールであり、前記組成物は酵素を更に含む。これらの組成物は、最適な色汚れ除去を可能にし、同時に、最適な酵素汚れ除去を可能にする。いくつかの洗浄性界面活性剤は、酵素類と相互作用する傾向を示し、それらの性能を低下させるが、この相互作用はエトキシ化アルコール界面活性剤類の場合には、存在しないように見える。
好ましくは、前記ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種は、洗浄溶液の少なくとも0.5重量ppm、より好ましくは少なくとも10ppm、更により好ましくは少なくとも50ppmを提供するのに十分な量で存在する。好ましい実施形態では、前記漂白種は、洗浄溶液の約0.5〜約60重量ppm、より好ましくは約5〜約30ppmを提供するのに十分な量で存在する。
別の好ましい実施形態では、全界面活性剤及び漂白種は、少なくとも約3:1、より好ましくは少なくとも約5:1、更により好ましくは少なくとも約8:1の重量比であり、これらの比が漂白種の最良性能を保証する。
本発明の別の態様では、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含む色汚れ洗浄システムを備える自動食器洗浄に用いるための洗剤又は漂白組成物であって、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含み、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、洗浄温度より高い、即ち約50℃より高い、より好ましくは約60℃より高い曇点を有する組成物が提供される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、洗浄温度より高い、即ち約50℃より高い、より好ましくは約60℃より高い曇点を有する組成物が提供される。
本発明の更に別の態様では、色汚れ洗浄システムを備える自動食器洗浄に用いるための洗剤又は漂白組成物であって、前記色汚れ洗浄システムは、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含み、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤及び前記漂白種の重量比が、少なくとも約5:1、好ましくは少なくとも約8:1、より好ましくは少なくとも約10:1である組成物が提供される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤及び前記漂白種の重量比が、少なくとも約5:1、好ましくは少なくとも約8:1、より好ましくは少なくとも約10:1である組成物が提供される。
本発明の組成物は、好ましくは粉末又は任意の他の固形である。通常、前記界面活性剤は液体又はペースト形態であり、界面活性剤の濃度は高いが、これが漂白種の安定性に悪影響を与える場合がある。この問題は、パウチなどの複数区画単位用量製品(そこに界面活性剤の一部又は全てを異なる区画に入れて、そこに漂白種を入れ、ホストゲスト錯体/界面活性剤相互作用を低減し、それによって前記組成物の安定性を向上させる)の使用によって克服又は最小化することができる。
本発明の別の態様により、本発明の組成物を使用した、汚れの存在下での色汚れした疎水性基材の洗浄方法が提供され、好適な実施例では、洗浄は共漂白界面活性剤の曇点より低い温度で生じる。前記洗浄溶液が、当該洗浄溶液の約400〜約500重量ppm、より好ましくは約100〜約300重量ppmの共漂白界面活性剤、及び約0.5〜約60重量ppm、より好ましくは約5〜約40重量ppmの漂白種を含むことも好ましい。前記方法は、単一及び複数サイクルの利点並びに洗浄済み基材上への色汚れの再付着防止を提供する。
本発明は、ある特定の化学式を有するジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物種を含む洗剤及び漂白組成物に関する。前記組成物は、好ましくは固形又は単位用量形態、例えば粉末、錠剤又はパウチ形態であるが、液状形態であることもできる。液体タイプの組成物は、液体が漂白種と反応しないような処方、例えば無水処方を含む。前記洗剤組成物は、自動食器洗浄工程において、ひどい汚れの存在下で、疎水性基材から色汚れを除去するために特に有用である。前記漂白組成物は、他の洗剤組成物又はそれら自身と組み合わせて、添加物として使用することが可能である。
本明細書の洗剤及び漂白組成物は、従来の洗浄性構成成分を含む。組成物、特に洗剤組成物は通常、ビルダーであり、着色剤、追加の漂白剤、界面活性剤、アルカリ性供給源、酵素、腐食防止剤(例えば、ケイ酸ナトリウム)及び破壊剤(粉末、顆粒又は錠剤の場合)を含む。極めて好ましい洗剤構成成分としては、ビルダー化合物、アルカリ性供給源、界面活性剤、酵素及び追加の漂白剤が挙げられる。
好ましくは、本発明の組成物は、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物に加えて、追加の漂白剤を含む。好ましくは、前記追加の漂白剤は過炭酸塩であり、前記組成物の約1重量%〜約80重量%の濃度であり、洗剤組成物の場合には、当該濃度は前記組成物の約2重量%〜約40重量%、より好ましくは約3重量%〜約30重量%である。
ジアシル及びテトラアシル過酸化物漂白種
ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式を有するジアシル過酸化物から選択される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル、好ましくは、少なくとも5個の炭素原子の直鎖を含有し、所望により1つ以上の置換基(例えば、−N+(CH3)3、−COOH又は−CN)及び/又はアルキルラジカルの隣接炭素原子間に挿入された1つ以上の妨害部分(例えば、−CONH−又は−CH=CH−)を含有するC6〜C12アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、ここでR1及びR2は合わせて総数8〜30個の炭素原子を含む。]好ましい一態様では、R1及びR2は直鎖非置換C6〜C12アルキル鎖である。最も好ましくは、R1及びR2は同一である。ジアシル過酸化物(R1及びR2の両方がC6〜C12アルキル基である)が、特に好ましい。
ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式を有するジアシル過酸化物から選択される。
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル、好ましくは、少なくとも5個の炭素原子の直鎖を含有し、所望により1つ以上の置換基(例えば、−N+(CH3)3、−COOH又は−CN)及び/又はアルキルラジカルの隣接炭素原子間に挿入された1つ以上の妨害部分(例えば、−CONH−又は−CH=CH−)を含有するC6〜C12アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、ここでR1及びR2は合わせて総数8〜30個の炭素原子を含む。]好ましい一態様では、R1及びR2は直鎖非置換C6〜C12アルキル鎖である。最も好ましくは、R1及びR2は同一である。ジアシル過酸化物(R1及びR2の両方がC6〜C12アルキル基である)が、特に好ましい。
テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式を有するテトラアシル過酸化物から選択される。
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9、好ましくはC3〜C7アルキル基を表し、nは2〜12の、好ましくは4〜10の整数を表す。]
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9、好ましくはC3〜C7アルキル基を表し、nは2〜12の、好ましくは4〜10の整数を表す。]
前記ジアシル及びテトラアシル漂白種は、好ましくは、本発明の組成物中に「ホストゲスト複合体」中の「ゲスト」分子として組み込まれ、ここで漂白種の分子はそれらをホスト受容体部位に包含することで単独で互いに分離される。これは、保存安定性を向上させる。ホストは、例えば比較的開いた構造を有し、それがゲスト分子によって占有される部位を提供し、これにより、ホストゲスト複合体を形成する無機又は有機結晶でもよい。好適なホストの例としては、尿素包接化合物及びシクロデキストリン、特にβ−シクロデキストリンを含む、ある種の包接化合物又は包含化合物が挙げられる。前記ホストは、最も好ましくは水溶性であり、ホスト漂白種複合体を水性媒体、例えば洗浄液中に導入する際に、漂白種を効果的に放出及び分散することができる。ジアシル及びテトラアシル漂白種の尿素包接化合物は、PCT国際公開特許WO93/07086及び同WO95/19132の両方に開示されている。
好ましくは、前記漂白種は、R1及びR2の両方が、C6〜C12非置換アルキル基のジアシル過酸化物であり、本明細書での使用により好ましいものは、R1及びR2の両方がC8、C9、C10又はC11のジアシル過酸化物である。好ましくは、前記ホストゲスト複合体は、尿素包接化合物である。前記尿素は過酸化物分子がホストとなり、過酸化物分子間の相互作用を阻害し、それによって過酸化物の不安定性を低減させる、空洞の三次元網状組織を形成するようである。尿素は、水溶性が高く、速やかに漂白種を洗浄溶液中に放出する。
好ましくは、前記ホストゲスト複合体は、凝集体の形態である。用語「凝集体」とは広く、造粒、アグロメレーション、押出成形、圧縮、封入等を含む、周知の粉末処理技術のいずれかに従う一次ホストゲスト複合体粒子の凝集により形成される二次粒子を指す。好ましくは、前記ホストゲスト複合体は、少なくとも約106ミクロン(前記凝集体粒子の約50重量%超が、106ミクロンの開口のメッシュ(ふるい寸法140番、USメッシュ105)を有するふるい上に保持される)の凝集体粒径及び少なくとも約500g/Lの密度を有し、より好ましくは前記凝集体は、少なくとも約600g/L、更により好ましくは少なくとも約700g/Lの密度を有する。
共漂白界面活性剤
前記共漂白界面活性剤は、単一界面活性剤又はそれらの混合物であることができ、好ましくは洗浄温度より高い曇点、即ち好ましくは約40℃より高く、より好ましくは約50℃より高く、更に一層好ましくは約60℃より高い曇点を有する共漂白界面活性剤を1つ以上含む。本明細書で使用するとおり「曇点」とは、温度が上がるにつれて界面活性剤の溶解性が低下するという、界面活性剤及びその混合物の周知の特性であり、セカンド・フェーズの出現が観察できる温度を「曇点」と呼ぶ(カーク・オスマー(Kirk−Othmer)著、工業化学百科事典(第3版、第22巻、360〜362頁)を参照のこと)。
前記共漂白界面活性剤は、単一界面活性剤又はそれらの混合物であることができ、好ましくは洗浄温度より高い曇点、即ち好ましくは約40℃より高く、より好ましくは約50℃より高く、更に一層好ましくは約60℃より高い曇点を有する共漂白界面活性剤を1つ以上含む。本明細書で使用するとおり「曇点」とは、温度が上がるにつれて界面活性剤の溶解性が低下するという、界面活性剤及びその混合物の周知の特性であり、セカンド・フェーズの出現が観察できる温度を「曇点」と呼ぶ(カーク・オスマー(Kirk−Othmer)著、工業化学百科事典(第3版、第22巻、360〜362頁)を参照のこと)。
本明細書に用いるのに好ましい共漂白界面活性剤としては、脂肪族アルコール類(アルコール1モルにつき、平均で約4〜約10、好ましくは約5〜約8モルのエチレンオキシドが本明細書に用いるのに好適である)の直鎖及び分岐鎖アルキルエトキシ化縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、一般に約6〜約15個、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは、約8〜約13個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モル当たり平均約6〜約8モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。好ましくは少なくとも25%、より好ましくは少なくとも75%の界面活性剤は、直鎖エトキシ化一級アルコールである。前記界面活性剤のHLB(親水性−親油性バランス)が、約18未満、好ましくは約15未満、更により好ましくは14未満であることも好ましい。好ましくは、前記界面活性剤はプロポキシ基を実質的に含まない。本明細書で使用する市販の製品としては、BASFから提供されるルテンゾール(Lutensol)(登録商標)TOシリーズ(エトキシ化C13オキソアルコール)が挙げられ、特に本明細書に用いるのに好適なのはルテンゾール(Lutensol)(登録商標)TO7である。
アミンオキシド界面活性剤も本発明において有用であり、次式を有する直鎖及び分岐鎖化合物が挙げられる。
これらのアミンオキシド界面活性剤類としては、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド類、及びC8〜C18アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド類が挙げられる。このような物質の例としては、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエチルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ジメチルドデシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メチルエチルヘキサデシルアミンオキシド、ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、セチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、タロージメチルアミンオキシド、及びジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドが挙げられる。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及びC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。
泡抑制剤
泡抑制剤として用いる界面活性剤は、好ましくは低曇点を有する非イオン性界面活性剤である。本明細書で使用するとおり、「低曇点」非イオン性界面活性剤とは、30℃未満、好ましくは約20℃未満、更により好ましくは約10℃未満、最も好ましくは約7.5℃未満の曇点を有する非イオン性界面活性剤系成分として定義される。典型的な低曇点非イオン性界面活性剤としては、非イオン性アルコキシル化界面活性剤、特に第一級アルコールから誘導されるエトキシレート類、及びポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマーが挙げられる。また、このような低曇点非イオン性界面活性剤としては、例えば、エトキシ化−プロポキシル化アルコール(例えば、オリン社(Olin Corporation)のポリ−タージェント(POLY-TERGENT)(登録商標)SLF18)及びエポキシ末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、米国特許第5,576,281号に記載されているように、オリン社(Olin Corporation)のポリ−タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18B(非イオン性物質シリーズ))が挙げられる。
泡抑制剤として用いる界面活性剤は、好ましくは低曇点を有する非イオン性界面活性剤である。本明細書で使用するとおり、「低曇点」非イオン性界面活性剤とは、30℃未満、好ましくは約20℃未満、更により好ましくは約10℃未満、最も好ましくは約7.5℃未満の曇点を有する非イオン性界面活性剤系成分として定義される。典型的な低曇点非イオン性界面活性剤としては、非イオン性アルコキシル化界面活性剤、特に第一級アルコールから誘導されるエトキシレート類、及びポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマーが挙げられる。また、このような低曇点非イオン性界面活性剤としては、例えば、エトキシ化−プロポキシル化アルコール(例えば、オリン社(Olin Corporation)のポリ−タージェント(POLY-TERGENT)(登録商標)SLF18)及びエポキシ末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール類(例えば、米国特許第5,576,281号に記載されているように、オリン社(Olin Corporation)のポリ−タージェント(Poly-Tergent)(登録商標)SLF18B(非イオン性物質シリーズ))が挙げられる。
他の好適な低曇点界面活性剤は、次式を有するエーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)泡抑制剤である。
他の低曇点非イオン性界面活性剤は、次式を有するエーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)である。
RIO(RIIO)nCH(CH3)ORIII
[式中、RIは約7〜約12個の炭素原子を有する、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル類から成る群から選択され、RIIは同一でも異なっていても良く、任意の所与の分子内の分岐鎖又は直鎖C2〜C7アルキレンから成る群から独立して選択され、nは1〜約30の数であり、RIIIは以下から成る群から選択される。
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員の置換又は非置換の複素環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル類、
(b)但し、R2が(ii)である時、(A)R1の少なくとも1つがC2〜C3アルキレン以外であるか、又は(B)R2が6〜30個の炭素原子を有し、更にR2が8〜18個の炭素原子を有する時、RはC1〜C5のアルキル以外であることを条件とする。]
RIO(RIIO)nCH(CH3)ORIII
[式中、RIは約7〜約12個の炭素原子を有する、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル類から成る群から選択され、RIIは同一でも異なっていても良く、任意の所与の分子内の分岐鎖又は直鎖C2〜C7アルキレンから成る群から独立して選択され、nは1〜約30の数であり、RIIIは以下から成る群から選択される。
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員の置換又は非置換の複素環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル類、
(b)但し、R2が(ii)である時、(A)R1の少なくとも1つがC2〜C3アルキレン以外であるか、又は(B)R2が6〜30個の炭素原子を有し、更にR2が8〜18個の炭素原子を有する時、RはC1〜C5のアルキル以外であることを条件とする。]
非イオン性泡抑制剤が使用される場合、それらは好ましくは当該組成物の約5重量%〜約40重量%、好ましくは約8重量%〜約35重量%、より好ましくは約10重量%〜約25重量%の濃度で使用される。
前記共漂白界面活性剤は、本発明の組成物中にて、組成物の約2重量%〜約30重量%、より好ましくは約4重量%〜約25重量%、更により好ましくは約3重量%〜約20重量%の濃度で、好ましくは使用される。前記エトキシ化アルコール類、前記アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物が、組成物の少なくとも2重量%、より好ましくは約3重量%の濃度であることも好ましい。好ましい実施形態では、前記エトキシ化アルコール類は組成物の約3重量%超、より好ましくは約4重量%超の濃度である。
実施例で使用する略語
実施例では、省略された構成成分の識別表示は、次の意味を有する。
実施例では、省略された構成成分の識別表示は、次の意味を有する。
以下の実施例において、全ての濃度は重量パーセント(%)として引用される。
組成物A〜Cは、重ねておかれる2区画・PVA方形ベースパウチに導入される。2区画のパウチを、クリス−クラフト・インダストリアル・プロダクツ(Chris-Craft Industrial Products)によって供給されるモノゾル(Monosol)M8630フィルムから製造する。18gの固形組成物及び2gの液体組成物を、パウチの2つの異なる区画に配置する。パウチは、PVAフィルムで開いたポケットを作製し、それに固体組成物を満たし、開いたポケットの上にPVAフィルムを配置し、2つのフィルムを封止して新しい開いたポケットを造ることにより製造され、新しいポケットは液体組成物で満たされ、その上に一片のPVAが配置され、新しいポケットが封止されることにより2区画パウチを生じさせる。
本発明の組成物の有効性は、ボッシュ(Bosch)社製6032皿洗い機内のラグー(Ragu)オリジナルソースで汚した2本のラバーメイド社製スパチュラを洗浄することによって検査する。前記スパチュラは、65Eサイクルで100gのラグー(Ragu)オリジナルソースをメイン洗浄に添加した皿洗い機内にそれらを配置することによって事前に汚しておく。
2本の事前に汚したスパチュラを、ボッシュ(Bosch)社製6032の刃物類バスケットに配置する。組成物Aのパウチを、前記皿洗い機のディスペンサー内に配置する。65Eサイクルを稼働させる。40gのラグー(Ragu)オリジナルソースをメイン洗浄の開始時に添加する。優れたクリーニング性能が得られた。
Claims (10)
- 色汚れ洗浄システムを備える自動食器洗浄に用いるための洗剤又は漂白組成物であって、前記色汚れ洗浄システムは、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含み、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、エトキシ化アルコール類、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む組成物。 - 前記組成物は、泡抑制剤として機能する低起泡性非イオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記共漂白界面活性剤は、洗浄温度より高い曇点を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記界面活性剤は、総量で、洗浄溶液の少なくとも約50重量ppmを提供するのに十分な量で存在する、請求項3に記載の組成物。
- 前記共漂白界面活性剤は、エトキシ化アルコールであり、前記組成物は、酵素を更に含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記漂白種は、前記洗浄溶液の約0.5〜約60重量ppmを提供するのに十分な量で存在する、請求項1から5のいずれか1項に記載の組成物。
- 界面活性剤の総量対漂白種が、少なくとも約3:1の重量比である、請求項1から6のいずれか1項に記載の組成物。
- 区画の1つが前記漂白種を含む粉末を含有し、別の区画が共漂白界面活性剤を含む液体を含有する複数区画パウチの形態にある、請求項1から7のいずれか1項に記載の組成物。
- 汚れの存在下にて、色汚れした疎水性基材を洗浄する方法であって:
(a)色汚れした疎水性基材を含む汚れ物を皿洗い機の中へ導入する工程と;
(b)前記汚れ物を、ジアシル及び/又はテトラアシル過酸化物漂白種並びに共漂白界面活性剤を含む洗浄溶液で処理する工程であって、前記ジアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R1−C(O)−OO−(O)C−R2
[式中、R1はC6〜C18アルキル基を表し、R2は過酸化物部分と相溶性のある脂肪族基を表し、R1及びR2は全体で総数8〜30個の炭素原子を含有する]
を有するジアシル過酸化物から選択され、前記テトラアシル過酸化物漂白種は、次の一般式
R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3
[式中、R3はC1〜C9アルキル基を表し、nは2〜12の整数を表す]
を有するテトラアシル過酸化物から選択され、及び、前記共漂白界面活性剤は、エトキシ化アルコール、アミンオキシド界面活性剤及びそれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含む工程と
を含む方法。 - 前記洗浄温度は、前記共漂白界面活性剤の曇点未満であり、前記洗浄溶液は、当該洗浄溶液の約50〜約400重量ppmの共漂白界面活性剤及び約0.5〜約60ppmの漂白種を含む、請求項9に記載の方法。
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