JP2009000180A - 内視鏡の湾曲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】牽引側の操作ワイヤの張力を軽減して、素線のほつれやそれに起因する作動不良や断線等の不具合発生を防止することができる内視鏡の湾曲装置を提供すること。
【解決手段】操作部10内において、両端が二つの弛緩除去器13U,13Dに連結された可撓性のある細長い連結部材17の中間部分を弛緩除去器13U,13Dより先端側の位置に設けられた反転ガイド部材18に沿って曲げ戻して、駆動プーリ15で牽引された操作ワイヤ12Dに介挿接続されている弛緩除去器13Dが基端方向に移動する動作により、他方の弛緩除去器13Uが連結部材17で引っ張られて先端方向に移動するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は内視鏡の湾曲装置に関する。
内視鏡の湾曲装置には各種の方式があるが、先端が湾曲部の先端付近に連結された一対の操作ワイヤの基端が、外部からの操作により回転自在に操作部に配置された駆動プーリに連結されると共に、操作ワイヤが駆動プーリの回転動作により押し出される動作の際にその操作ワイヤに発生する弛みを吸収する弛緩除去器が操作部内に配置されたものが広く用いられている(例えば、特許文献1)。
実公昭51−43030
図6は、特許文献1に記載された内視鏡の湾曲装置の動作を示しており、一対の操作ワイヤ91a,91bの途中に各々設けられた弛緩除去器92a,92bは、操作部90において駆動プーリ93の回転動作により押し出される側の操作ワイヤ91bに発生する弛みを単純に吸収するだけである。
そのため、弛み側の操作ワイヤ91bは、全長の90%以上を占める弛緩除去器92bより先端寄りの部分が、挿入部100の先端側に設けられた湾曲部101の屈曲動作により引っ張られるように動作する。
その結果、牽引側の操作ワイヤ91aには、湾曲部101を屈曲させるための牽引力に加えて弛み側の操作ワイヤ91bを引っ張る力までが作用し、弛み側の操作ワイヤ91bが湾曲部101側から牽引される際には湾曲部101内のワイヤガイド102の角部に擦り付けられること等も手伝って、牽引側の操作ワイヤ91aに大きな張力が加わる。
そのため、牽引側の操作ワイヤ91aに素線のほつれ等が発生し、それが操作ワイヤ91aと接触する部材に引っ掛かること等により、次第に作動不良や断線等の不具合が発生する場合があった。
本発明は、牽引側の操作ワイヤの張力を軽減して、素線のほつれやそれに起因する作動不良や断線等の不具合発生を防止することができる内視鏡の湾曲装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の湾曲装置は、遠隔操作により屈曲するように挿入部の先端近傍に設けられた湾曲部と、挿入部の基端に連結された操作部に外部からの操作により回転自在に配置された駆動プーリと、湾曲部内から挿入部内にわたって挿通配置されて、先端が湾曲部の先端付近に連結されて基端が駆動プーリに連結された一対の操作ワイヤと、一対の操作ワイヤの一方が駆動プーリの回転動作により基端側から先端側に押し出される動作の際にその操作ワイヤに発生する弛みを吸収するように操作部内の一対の操作ワイヤの各々の途中の部分に介挿接続された弛緩除去器とを備えた内視鏡の湾曲装置において、操作部内において、両端が二つの弛緩除去器に連結された可撓性のある細長い連結部材の中間部分を弛緩除去器より先端側の位置に設けられた反転ガイド部材に沿って曲げ戻して、駆動プーリで牽引された操作ワイヤに介挿接続されている弛緩除去器が基端方向に移動する動作により、他方の弛緩除去器が連結部材で引っ張られて先端方向に移動するようにしたものである。
なお、連結部材がワイヤ状の部材であってもよく、或いは板ばね状の部材であってもよい。そして、反転ガイド部材が回転自在な滑車により形成されていてもよく、反転ガイド部材がスプリングにより先端方向に付勢されていてもよい。また、連結部材の張り具合を調整するための張り具合調整手段が設けられていてもよい。
本発明によれば、駆動プーリで牽引された操作ワイヤに介挿接続されている弛緩除去器が基端方向に移動する動作により、他方の弛緩除去器が連結部材で引っ張られて先端方向に移動することによって弛み側の操作ワイヤが先端側に送り出され、弛み側の操作ワイヤを牽引するための力が牽引側の操作ワイヤにかからなくなるので、牽引側の操作ワイヤの張力を軽減して、素線のほつれやそれに起因する作動不良や断線等の不具合発生を防止することができる。
遠隔操作により屈曲するように挿入部の先端近傍に設けられた湾曲部と、挿入部の基端に連結された操作部に外部からの操作により回転自在に配置された駆動プーリと、湾曲部内から挿入部内にわたって挿通配置されて、先端が湾曲部の先端付近に連結されて基端が駆動プーリに連結された一対の操作ワイヤと、一対の操作ワイヤの一方が駆動プーリの回転動作により基端側から先端側に押し出される動作の際にその操作ワイヤに発生する弛みを吸収するように操作部内の一対の操作ワイヤの各々の途中の部分に介挿接続された弛緩除去器とを備えた内視鏡の湾曲装置において、操作部内において、両端が二つの弛緩除去器に連結された可撓性のある細長い連結部材の中間部分を弛緩除去器より先端側の位置に設けられた反転ガイド部材に沿って曲げ戻して、駆動プーリで牽引された操作ワイヤに介挿接続されている弛緩除去器が基端方向に移動する動作により、他方の弛緩除去器が連結部材で引っ張られて先端方向に移動するようにする。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の全体構成を示しており、可撓性の挿入部1の先端部分に形成された湾曲部2は、挿入部1の基端に連結された操作部10からの遠隔操作により屈曲する。湾曲部2の先端には、図示されていない観察窓等が配置された先端部本体3が連結されている。なお、本件では全ての場合において、図2における下方を先端側、上方を基端側というものとする。
操作部10には、湾曲部2を屈曲させる操作を行うための湾曲操作ノブ11UD,11RLが回転自在に配置されている。そのうち上下方向用湾曲操作ノブ11UDは湾曲部2を観察画面の上方向と下方向(図2において右方向と左方向)に屈曲させ、左右方向用湾曲操作ノブ11RLは湾曲部2を左右方向(図2において紙面と垂直の方向)に屈曲させるためのものであり、両湾曲操作ノブ11UD,11RLを適宜回転操作することにより、湾曲部2を任意の方向に任意の角度だけ屈曲させることができる。
湾曲部2内から挿入部1内には、湾曲操作ノブ11UD,11RLを回転操作することにより牽引される上下左右各方向用の合計4本の操作ワイヤが全長にわたり挿通配置されていて、各操作ワイヤの基端は操作部10内に引き出されている。図2には、そのうちの上方向用操作ワイヤ12Uと下方向用操作ワイヤ12Dが図示されている。
図1は湾曲装置を示している。図1には、上下方向湾曲のための機構だけが図示されているが、左右方向湾曲のための機構も同様に構成されて、上下方向湾曲のための機構と重ね合わせて配置される。
公知の関節駒等を回動自在に複数連結して構成された湾曲部2には、各操作ワイヤ12U,12Dが挿通ガイドされるワイヤガイド4が適宜の間隔で内周部に設けられ、操作ワイヤ12U,12Dの先端は湾曲部2の先端付近に固定的に連結されている。
挿入部1内には各操作ワイヤ12U,12Dを個別に挿通ガイドするワイヤガイド管5が挿通配置されている。ワイヤガイド管5は、例えば密着巻きコイルパイプ等のように、可撓性を有し且つ軸線方向に圧縮されない部材により形成されている。
ワイヤガイド管5の先端は、湾曲部2の後端部付近に固定されている。また、ワイヤガイド管5の基端5aは操作部10内に固定されていて、操作ワイヤ12U,12Dの基端がそこから操作部10内に引き出されている。
15は、上下方向用湾曲操作ノブ11UDによって回転駆動されるように操作部10内に回転自在に配置された駆動プーリであり、操作ワイヤ12U,12Dの基端部分12U′,12D′が巻回された状態に連結されている。なお、操作ワイヤ12U,12Dの基端部分12U′,12D′は駆動プーリ15に部分的に固定されていて、駆動プーリ15の回転により、一方が駆動プーリ15に牽引されて他方が駆動プーリ15から押し出されるように移動する。
13U,13Dは、操作ワイヤ12U,12Dの一方が駆動プーリ15の回転動作により押し出される動作の際にその操作ワイヤ12U,12Dに発生する弛みを吸収するように操作部10内に配置された公知の弛緩除去器である。
操作ワイヤ12U,12Dは各々、駆動プーリ15に連結されている基端部分12U′,12D′が弛緩除去器13U,13Dにおいてそれより先側の部分と軸線方向に間隔をあけて分断された状態になっている。
そして、その基端部分12U′,12D′側のワイヤの先端に固着された止め金131U,131Dが、筒状に形成された弛緩除去器本体132U,132D内で遊動することにより、操作ワイヤ12U,12Dに発生する緩みが吸収される。弛緩除去器本体132U,132Dは、それより先側の操作ワイヤ12U,12Dの基端に連結されている。
なお、操作ワイヤ12U,12Dは、耐久性向上のために基端部分12U′,12D′だけ大きな径のワイヤを用いてもよい。14U,14Dは、操作ワイヤ12U,12Dの牽引ストロークを規制するストッパである。
17は、例えば撚り線ワイヤ等のようなワイヤ状の部材からなる可撓性のある細長い連結部材であり、その連結部材17の一端は一方の弛緩除去器13Uの先端に連結され、他端は他方の弛緩除去器13Dの先端に連結されている。なお、連結部材17を板ばね状の部材などで形成してもよい。
二つの弛緩除去器13U,13Dより少し先端側の位置であって二本の操作ワイヤ12U,12Dの間の位置には、先端方向に向けて凸の滑らかなU字状に形成された反転ガイド部材18が操作部10内に固定された状態に配置されていて、連結部材17の中間部分がその反転ガイド部材18の表面に沿って弛みのない状態でU字状に基端側に曲げ戻されている。
その結果、駆動プーリ15により牽引された操作ワイヤ12Dに介挿接続されている弛緩除去器13Dが基端方向(図1において上方)に移動すると、他方の弛緩除去器13Uが連結部材17で引っ張られて先端方向(図1において下方)に移動し、弛み側の操作ワイヤ12Uが操作部10内でワイヤガイド管5内に押し込まれる。
したがって、牽引側の操作ワイヤ12Dには弛み側の操作ワイヤ12Uを牽引するための力が作用しなくなるので、従来に比べて牽引側の操作ワイヤ12Dの張力が軽減され、操作ワイヤ12U,12Dの素線のほつれやそれに起因する作動不良や断線等の不具合発生を防止することができる。
また、弛み側の操作ワイヤ12Uの弛みの大部分が連結部材17の動作によって解消されるので、弛緩除去器13U,13Dを小型化して操作部10全体をコンパクトに構成することができ、操作性が向上する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図3に示されるように、反転ガイド部材18を回転自在な滑車で形成してもよい。このようにすると連結部材17の動作に伴って発生する摩擦抵抗が減少して、牽引側の操作ワイヤ12Dの張力をさらに軽減させることができる。
また、図4に示されるように、反転ガイド部材18を圧縮コイルスプリング19等で先端方向に付勢して配置してもよい。このように構成すると、弛み側の操作ワイヤ12Uに介挿接続されている弛緩除去器13Uが連結部材17で無理に引っ張られるような動作が発生しなくなるので、動作が常にスムーズに行われる。
また、図5に示されるように、反転ガイド部材18を操作ワイヤ12U,12Dの長手方向と略平行に移動させた任意の位置で固定ねじ20等により操作部10に固定できるようにしてもよい。このようにすることにより、連結部材17の張り具合を調整して動作をスムーズにすることができる。なお、弛緩除去器13U,13Dに対する連結部材17の連結位置を調整できるようにして、同様の張り具合調整手段としてもよい。
本発明の第1の実施例の内視鏡の湾曲装置の正面断面図である。 本発明の第1の実施例の内視鏡の正面図である。 本発明の第2の実施例の内視鏡の湾曲装置の部分構成図である。 本発明の第3の実施例の内視鏡の湾曲装置の部分構成図である。 本発明の第4の実施例の内視鏡の湾曲装置の部分構成図である。 従来の内視鏡の湾曲装置の正面断面図である。
符号の説明
1 挿入部
2 湾曲部
10 操作部
12U,12D 操作ワイヤ
13U,13D 弛緩除去器
15 駆動プーリ
17 連結部材
18 反転ガイド部材
19 圧縮コイルスプリング
20 固定ねじ(張り具合調整手段)

Claims (6)

  1. 遠隔操作により屈曲するように挿入部の先端近傍に設けられた湾曲部と、
    上記挿入部の基端に連結された操作部に外部からの操作により回転自在に配置された駆動プーリと、
    上記湾曲部内から上記挿入部内にわたって挿通配置されて、先端が上記湾曲部の先端付近に連結されて基端が上記駆動プーリに連結された一対の操作ワイヤと、
    上記一対の操作ワイヤの一方が上記駆動プーリの回転動作により基端側から先端側に押し出される動作の際にその操作ワイヤに発生する弛みを吸収するように上記操作部内の上記一対の操作ワイヤの各々の途中の部分に介挿接続された弛緩除去器とを備えた内視鏡の湾曲装置において、
    上記操作部内において、両端が上記二つの弛緩除去器に連結された可撓性のある細長い連結部材の中間部分を上記弛緩除去器より先端側の位置に設けられた反転ガイド部材に沿って曲げ戻して、上記駆動プーリで牽引された操作ワイヤに介挿接続されている弛緩除去器が基端方向に移動する動作により、他方の弛緩除去器が上記連結部材で引っ張られて先端方向に移動するようにしたことを特徴とする内視鏡の湾曲装置。
  2. 上記連結部材がワイヤ状の部材である請求項1記載の内視鏡の湾曲装置。
  3. 上記連結部材が板ばね状の部材である請求項1記載の内視鏡の湾曲装置。
  4. 上記反転ガイド部材が回転自在な滑車により形成されている請求項1ないし3のいずれかの項に記載の内視鏡の湾曲装置。
  5. 上記反転ガイド部材がスプリングにより先端方向に付勢されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の湾曲装置。
  6. 上記連結部材の張り具合を調整するための張り具合調整手段が設けられている請求項1ないし5のいずれかの項に記載の内視鏡の湾曲装置。
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