JP2009003079A - レンズ付きフイルムユニット用デザインカバーおよびレンズ付きフイルムユニット用デザインカバーの製造方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット用デザインカバーおよびレンズ付きフイルムユニット用デザインカバーの製造方法 Download PDF

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Koji Kamimura
光志 上村
Takashi Kawakami
川上  崇
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Abstract

【課題】レンズ付きフイルムユニットへの取付が簡単で、現像に出すときにはカバー部分だけ外して手元に残せ、再度使用することも記念品として保存することも可能なデザインカバーを廉価に提供する。
【解決手段】デザインカバー10は、レンズ付きフイルムユニット20にその前カバー20aを覆うように着脱自在に装着して用いる。前側から観察されるデザイン図柄を印刷した透明なプラスチックシート材を前記前カバー20aの表面の凹凸形状に倣う形状に圧空成形する。前記デザインカバー10は、レンズ付きフイルムユニット20の撮影レンズ21およびファインダ対物レンズ22をそれぞれ露呈させる開口11,12を設ける。前記デザインカバー10は、前記レンズ付きフイルムユニット20のストラップ挿通部26と係合する係合片16を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ付きフイルムユニットのデザイン変更を、いつでも自由に行えるようにした交換式前カバーに関するものである。
手軽に写真撮影を楽しむことができるツールとしてレンズ付きフイルムユニットがある。このレンズ付きフイルムユニットは低価格であるため、小さい子供から高齢者まで幅広く使われている。中でも中高生は前カバーにシールを貼り付けたり、マジックで色付けをしたりして、自分好みのデザインに作り変えて楽しんでいる。
下記特許文献1記載のレンズ付きフイルムユニットは、独自のデザインが施されたシート状ラベルがカメラ本体部に巻き付けられている。
また、レンズ付きフイルムユニットの外観デザイン、特に前カバーのデザインを簡単に変更する方法が下記特許文献2および3に記載されている。これらは、従来の前カバーの撮影レンズ周りに独自デザインの化粧板を爪係合によって固定したものである。下記特許文献3記載のレンズ付きフイルムユニットは、外観デザインの変更だけでなく、特殊機能の追加をも簡単に行えるようにしたものである。
下記特許文献4記載のレンズ付きフイルムユニットは、露光量を選択する操作部材が設けられ、それによって昼でも夜でも良好な撮影が可能になっている。このようにいろいろなシーンの撮影が可能であり、且つ撮影枚数は多いもので39枚撮りのものがあり、1本のフィルムを使い終えるまでに、撮影場所や撮影日を変えて何回かに分けて撮影している場合がある。このように撮影場所が変わる場合は、場所に合ったデザインのものを持っていきたいと言う要望がある。観光地では、そこの特有のデザインが施されたものが売られている場合がある。
撮影が済んだレンズ付きフイルムユニットは、カメラ本体ごと現像所に持っていき、後日、現像されたフィルムと写真プリントのみを返却される。このとき、現像所に持っていったカメラ本体は返却されず、メーカにてリユース、リサイクルされる。
特開2000−330243号公報 特開平10−288827号公報 特開2004−046058号公報 特開2003−330058号公報
前述のように、場所に合ったデザインのレンズ付きフイルムユニットを使いたい場合は、1本を使い切ってしまわなければならない。また、観光地で記念に買ったレンズ付きフイルムユニットや、煌びやかなシールを貼り付けて自分好みのデザインに作り変えたものであっても、これらは全て現像所で回収されてしまうので、記念としてユーザの手元に残ることはない。また、前記特許文献1〜3に記載されたデザイン変更の方法は、いずれもメーカで実施することを前提としたもので、ユーザが簡単に行えるものではない。
本発明は上記問題点に鑑み、撮影途中であってもレンズ付きフイルムユニットのデザインを、ユーザの手で簡単に変更することが可能で、しかも、現像所に渡す時はカメラ本体部のみで、デザインされたカバー部分は手元に残せるようにして、再度使用することも記念品として保存することも可能としたデザインカバーを提案し、且つ、廉価に提供出来る製造方法を提案する。
上記目的を達成するために、本発明によるレンズ付きフイルムユニットのデザインカバーは、一般ユーザーが何らの工具等を使用することなくレンズ付きフイルムユニットに自在に着脱可能な構造とするため、前記レンズ付きフイルムユニットの前カバーの凹凸部と係合する係合片を一体に形成し、前記レンズ付きフイルムユニットに簡単に装着できるようにする。前記デザインカバーは、前側から観察されるデザイン図柄を印刷した透明なプラスチックシート材を前記前カバー表面の凹凸形状に倣う形状に成形される。前記デザインカバーは、レンズ付きフイルムユニットの撮影レンズおよびファインダ対物レンズをそれぞれ露呈させる開口を設ける。前記凹凸部は、レンズ付きフイルムユニットの右手グリップ側側面に突出して形成された携帯用ストラップの挿通部であり、前記係合片には前記挿通部が貫通する係合孔が設けられている。
本発明によれば、ユーザが簡単にレンズ付きフイルムユニットのデザインを変更することができ、しかも、デザインされたカバーは手元に残るので、再度使用することや記念品として保存することが可能である。また、印刷図柄を変えるだけで複数のデザインカバーを準備することができ、簡単にデザインバリエーションを増やすことができる。成形に必要な金型は、通常の成形用金型のような合わせ型ではなく、片方の型のみで良いため金型費用が安価である。
図1および図2に示すように、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットのデザインカバー10は、透明なPETシート材を加熱して成形した後、必要個所の穴あけを行ってレンズ付きフイルムユニット・ナイトアンドディ(商品名)に前から被せ、前カバーの殆どを覆うようにしたものである。前記デザインカバー10の内側となる裏面には、前側から観察されるデザイン図柄が印刷されている。デザイン図柄は前記裏面の上下左右を含めた全ての面に対して印刷されている。
前記デザインカバー10は、後述するレンズ付きフイルムユニット20の撮影レンズ21が露呈するレンズ用開口11、ストロボスイッチの操作部材22が露呈するスイッチ用開口12、対物側ファインダ窓23が露呈するファインダ用開口13、ストロボ発光部24が露呈するストロボ用開口14が設けられている。
ストロボ側の側面にはレンズ付きフイルムユニット20の凹部25に係合する係合片15が2ヶ所に設けられ、グリップ側の側面には携帯用ストラップの挿通部26と係合する係合片16が設けられている。また、上面のシャッタボタン27に対応するところは、切り欠き17が設けられ、レンズ付きフイルムユニット20に装着された時に、シャッタボタン27の押圧操作を妨げないようになっている。
次に、前記レンズ付きフイルムユニット20について説明する。図3に示すように、レンズ付きフイルムユニット20は、前面に、撮影レンズ21、対物側ファインダ窓22、ストロボスイッチの操作部材23、ストロボ発光部24が設けられている。上面には、シャッタボタン27、フィルム巻上げノブ28、フィルムの撮影枚数を残数表示するカウンタ窓29が設けられている。
レンズ付きフイルムユニット20の後カバー20bのストロボ側側面には、前カバー20aを外す時に治具を差し込むためのガイド溝である凹部25が設けられている。また、グリップ側側面には、ストラップ挿通部26(図6参照)が設けられている。
次に、前記デザインカバー10の製造方法について説明する。図4に示すように、金型30は、前記レンズ付きフイルムユニット20の前カバー20aを基本形状として、それとほぼ同じ形状のキャビティ面32を形成した成形スペース31を備える。ここでキャビティ面32には、前記前カバー20aの中の微細な形状、例えば、図3に示すグリップ部20gの下部に形成された滑り止め用の溝20hは形成されていない。これは前記デザインカバー10の成形時に、前記溝20hのような微細な凹凸によって、PETシート40に印刷されたデザイン図柄が歪曲され、図柄が変形されることを防止するためである。
金型30に向かい合って配置された圧空装置50の金型30側の面、即ちPETシート40を金型30との間で挟着する面には加熱板70が設けられており、前記PETシート40は、加熱板70によって加熱され軟化する。圧空装置50にはコンプレッサ60から送られる圧縮空気61が、エアー通路51を通って圧空エリア52に噴出すようになっている。前記加熱板70には多数の小孔71が設けられており、前記圧空エリア52に噴出した圧縮空気61が、この小孔71より前記PETシート40に噴きつけられる。
前記加熱板70によって加熱され軟化した前記PETシート40は、前記圧縮空気61によって一気に前記金型30のキャビティ面32に圧着される。この時、前記成形スペース31の空気は排気孔33から排出される。図示していないが、前記排気孔33に真空発生装置を接続して、前記圧縮空気61によってPETシート40が前記キャビティ面32に圧着させられる時に、同時にこの真空発生装置によって前記成形スペース31内を負圧状態として前記PETシート40のキャビティ面32への圧着を更に良好なものとすることができる。
この後、前記加熱板70のヒータの電源を切って、前記PETシート40が硬化するまで圧縮空気61による圧着・冷却が継続される。この時、前記圧空エリア52側から冷却水を噴霧あるいは冷風を吹付けることで前記PETシート40の冷却を促進させても良い。前記PETシート40が硬化した後、圧縮空気61の供給を停止して前記金型30および圧空装置50を開く。この時、図示しないクランプ装置が前記PETシート40をクランプして、成形された部分を前記金型30から引き剥がす。
成形された前記PETシート40は次の工程で、前記レンズ用開口11、スイッチ用開口12、ファインダ用開口13、ストロボ用開口14、係合片15、係合片16があけられ、切り欠き17を含む外形がカットされる。PETシート40より切り離された部材は係合片15および係合片16の設けられた部分が整形されて前記デザインカバー10となる。
次に前記デザインカバー10の作用について説明する。図5および図6に示すように、レンズ付きフイルムユニット20にデザインカバー10を装着する。前述のようにデザインカバー10は、装着するレンズ付きフイルムユニット20に形状を合わせてあるので、前カバー20aに密着し、使用時において、全く違和感なく撮影をすることができる。
デザインカバー10の内側の上下寸法および左右寸法はレンズ付きフイルムユニット20の外形寸法とほぼ同じであるから、デザインカバー10はレンズ付きフイルムユニット20にやや圧入気味に装着され前カバー20aに密着して安易に外れることはない。しかし、取り付けをより強固にするためにデザインカバー10には前記係合片15および16が設けられており、前記係合片15が前カバー20aに引っ掛かるとともに前記係合片16が前記ストラップ挿通部26と係合して前記前カバー20aへの装着を確実なものにしている。この係合片15および係合片16は、薄いPETシートで作られているのであるから、係合を解除することは造作のないことである。従って、いつでも、どこでも簡単に交換することが可能である。
また、所定枚数の撮影が終了し、レンズ付きフイルムユニット20を現像所に持っていく時、前記デザインカバー10をレンズ付きフイルムユニット20から外して、手元に記念として残すことができる。更に、次に同じ機種のレンズ付きフイルムユニット(ナイトアンドディ)を購入した時に、前回使用した前記デザインカバー10を再び使用することも可能である。
前記実施形態では、レンズ用開口11、ファインダ用開口13、ストロボ用開口14を設けたが、これらは必ずしも開口とする必要はなく、孔をあけなくても良い。その場合は、印刷は施さず、透明のままとするのが良いが、半透明の着色を施したり、マット加工を施してフィルタ効果を持たせても良い。
前記実施形態では、デザインカバー10の裏面全面に印刷を施したが、必ずしも全面である必要はなく、一部を印刷し残り部分を透明のままとしても良く、あるいは、完全な透明樹脂ではなく、半透明に着色した樹脂であっても良い。また、印刷は単一色にして格別なデザインを施さないものであってもよい。その場合は、ユーザがデザインカバーの上から、カラーペンなどで図柄を書き込むことが出来るように、白色など淡薄な色が好ましい。また、必ずしも裏面印刷である必要はなく、表面印刷でも良い。あるいは2枚のシートの間に印刷して貼り合せた貼り合せシートを用いてデザインカバーを成形しても良い。
前記実施形態では、デザインカバー10をレンズ付きフイルムユニット20に係止する方法として、係合片15および係合片16を用いたが、他の方法を用いても良い。例えば、係合片15のような係止片を前カバーの下に挟みこむようにしても良いし、デザインカバー10の裏側に粘着テープを貼って前カバーに固定しても良い。
前記実施形態では、デザインカバー10をPETシート40によって成形したが、PETシートに限るものではなく、ポリカーボネイト、ポリスチレン、ポリプロピレン等からなる熱可塑性樹脂を用いても良い。
前記実施形態では、デザインカバー10を成形するのに金型を用いたが、金型に限ることはなく、木型や樹脂型を用いても良い。
前記実施形態では、圧空装置50に加熱板70を配置して、PETシート40を加熱・軟化するようにしたが、加熱板70を金型30と圧空装置50の間に対して進退可能に設けて、金型30と圧空装置50を開いた状態で加熱板70によってPETシート40を加熱して軟化させた後に、加熱板70を退避させて金型30と圧空装置50との間でPETシート40を挟着し、圧空成形する方法を用いても良い。
前記実施形態では、圧空成形あるいは圧空と真空を併用した方法によってデザインカバーを成形することで説明したが、真空成形のみの方法であっても良い。但し、その場合は、デザイン図柄に多少の歪曲が生じることも有り得るので、前述した成形方法の方がより好ましいと言える。
本発明の実施形態であるデザインカバーの斜視概観図である。 デザインカバーを別の角度から見た斜視概観図である。 デザインカバーを装着するレンズ付きフイルムユニットの斜視概観図である。 デザインカバーを成形する装置の説明図である。 デザインカバーをレンズ付きフイルムユニットに装着した時の斜視概観図である。 デザインカバーをレンズ付きフイルムユニットに装着した時の別の角度から見た斜視概観図である。
符号の説明
10 デザインカバー
15,16 係合片
20 レンズ付きフイルムユニット
30 金型
31 成形スペース
32 キャビティ面
33 排気孔
40 PETシート
41 印刷面
50 圧空装置
52 圧空エリア
61 圧縮空気
70 加熱板

Claims (5)

  1. レンズ付きフイルムユニットにその前カバーを覆うように着脱自在に装着して用いられるレンズ付きフイルムユニット用デザインカバーにおいて、
    前側から観察されるデザイン図柄を印刷した透明なプラスチックシート材を前記前カバー表面の凹凸形状に倣う形状に成形したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット用デザインカバー。
  2. 前記デザインカバーの前面に前記レンズ付きフイルムユニットの撮影レンズおよびファインダ対物レンズをそれぞれ露呈させる開口を設けたことを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット用デザインカバー。
  3. 装着時に前記レンズ付きフイルムユニットに形成された凹凸部に係合する係合片が一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニット用デザインカバー。
  4. 前記凹凸部は、レンズ付きフイルムユニットに突出して形成された携帯用ストラップの挿通部であり、前記係合片には前記挿通部が貫通する係合孔が設けられていることを特徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット用デザインカバー。
  5. レンズ付きフイルムユニットにその前カバーを覆うように着脱自在に装着して用いられるレンズ付きフイルムユニット用デザインカバーにおいて、
    前側から観察されるデザイン図柄を印刷した透明なプラスチックシート材を前記前カバー表面の凹凸形状に倣う形状に成形したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット用デザインカバーの製造方法。
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