JP2009005128A - 電子ボリューム回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力音声信号の振幅の大小により、最適なゼロクロス点を自動的に検出して、切換ノイズを最小にすることができる電子ボリューム回路を提供する。
【解決手段】第2のラッチ回路17は選択回路12によって選択されたゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号ZCLKi(iは1〜4のいずれか)に応じて、第1のラッチ回路16にラッチされた入力ゲイン制御データGD、メインボリューム制御データBD、トーン制御データTD、フェダー制御データFDをラッチし、対応する制御データを入力ゲイン調整回路2、メインボリューム調整回路3、トーン調整回路4、フェダー調整回路5に供給する。即ち、制御データは、選択回路12によって選択されたゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号ZCLKiに応じて更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力音声信号の音量、トーン等を調整することができる電子ボリューム回路に関し、特に、調整時に発生するノイズを低減する電子ボリューム回路に関する。
電子ボリューム回路は、制御データに応じて音量の調整を行う音量調整回路を含み、入力される音声信号のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路を設け、この検出出力に応じて音量調整回路への制御データを更新することにより、音量調整時の切換ノイズを低減するようにしていた。
また、入力音声信号の音量を調整するだけでなく、制御データに応じてそのトーンをも調整するため、制御データに応じてトーンの調整を行うトーン調整回路を追加した構成も従来より採用されており、この場合にも上述のゼロクロス検出回路が用いられていた。
しかしながら、トーン調整回路は、周波数に応じてゲインを変更するため、調整後では調整前に対して音声信号の位相が進み、遅れが生ずる。従って、図3に示すように、調整前の入力音声信号のゼロクロス点z1(入力音声信号と基準電圧の交差点)と、調整後の出力音声信号のゼロクロス点z2とは一致しなくなる。このため、音声調整の場合と同様に入力音声信号のゼロクロス点z1でトーンの変更を行うと、出力音声信号のゼロクロス点z2ではないところで変更が起こるため、急激な信号変化によって切換ノイズが発生してしまうという問題があった。
そこで、トーン調整を行う場合には、トーン調整回路の出力音声信号のゼロクロス点z2を検出するようにゼロクロス検出回路の検出位置を切り換え、ゼロクロス点z2でトーンの変更を行うことで切換ノイズを低減するようにしていた。このような電子ボリューム回路は、特許文献1に記載されている。
特開平9−294037号公報
しかしながら、トーン調整回路の出力音声信号の振幅が小さい場合には、ゼロクロス検出回路の検出精度が落ちるため、出力音声信号のゼロクロス点z2を正確に検出することができないという問題があった。
本発明の電子ボリューム回路は、制御データに応じて入力音声信号の特性を調整する複数の特性調整回路と、各特性調整回路から出力される出力音声信号のゼロクロス点をそれぞれ検出する複数のゼロクロス検出回路と、特性調整回路から出力される出力音声信号の振幅を検出する振幅検出回路と、検出された振幅に応じて複数のゼロクロス検出回路の中、いずれか1つを選択する選択回路と、選択されたゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号に応じて制御データを更新するデータ更新回路と、を備える。
本発明によれば、出力音声信号の振幅の大小により、最適なゼロクロス点を自動的に検出して、切換ノイズを最小にすることができる。例えば、トーン調整回路の出力音声信号の振幅が大きいときには、出力音声信号のゼロクロス点z2でトーンの変更を行い、トーン調整回路の出力音声信号の振幅が小さくてゼロクロス点z2の検出が困難であるときには、トーン調整回路の入力音声信号のゼロクロス点z1を検出し、ここでトーンの変更を行うようにすることができる。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、自動車用電子ボリューム回路の構成を示す図である。入力音声信号は基準電圧を中心に正負に変化する交流信号であり、入力端子1に印加される。入力ゲイン調整回路2は、入力ゲイン制御データGDに応じて入力端子1に印加された入力音声信号の入力ゲインを調整する。メインボリューム調整回路3(本発明の音量調整回路の一例)は、メインボリューム制御データBDに応じて入力ゲイン調整後の音声信号のメインボリュームを調整する。トーン調整回路4は、トーン制御データTDに応じて音量調整後の音声信号のトーンを調整する。フェダー調整回路5は自動車用に設けられる回路であり、自動車内の前後に配置されたスピーカーの音量バランスの調整を行う。即ち、フェダー調整回路5はフェダー制御データFDに応じて、トーン調整後の音声信号のフェダー調整を行う。フェダー調整後の音声信号は出力端子6に出力される。
また、入力ゲイン調整回路2の出力音声信号のゼロクロス点を検出して第1のゼロクロス検出信号ZCLK1を出力する第1のゼロクロス検出回路7、メインボリューム調整回路3の出力音声信号のゼロクロス点を検出して第2のゼロクロス検出信号ZCLK2を出力する第2のゼロクロス検出回路8、トーン調整回路4の出力音声信号のゼロクロス点を検出して第3のゼロクロス検出信号ZCLK3を出力する第3のゼロクロス検出回路9、フェダー調整回路5の出力音声信号のゼロクロス点を検出して第4のゼロクロス検出信号ZCLK4を出力する第4のゼロクロス検出回路10が設けられている。
また、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅を検出する振幅検出回路11が設けられている。振幅検出回路11は、例えば図2に示すように、入力端子110にトーン調整回路4の出力音声信号が印加されたアンプ111、アンプ111の出力端子に接続された抵抗R、コンデンサCを有する平滑回路と、この平滑回路により平滑化されることにより直流電圧に変換された出力音声信号と所定の電圧V1とを比較するコンパレータ112とを有する。直流電圧に変換された出力音声信号が所定の電圧V1より大きいときコンパレータ112の出力はHレベルになり、直流電圧に変換された出力音声信号が所定の電圧V1より小さいときコンパレータ112の出力はLレベルになる。
即ち、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅が所定の値より大きいときに振幅検出回路11の検出信号はHレベルになり、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅が所定の値より小さいときに振幅検出回路11の検出信号はLレベルになるように、所定の電圧V1が調整される。そして、選択回路12は、振幅検出回路11の検出信号に応じて、第1〜第4のゼロクロス検出回路7〜10の中、いずれか1つの最適な検出回路を選択する。
また、前記入力ゲイン制御データGD、メインボリューム制御データBD、トーン制御データTD、フェダー制御データFDはマイクロコンピュータ13から送出される。この制御データがマイクロコンピュータ13から送出されると、インターフェース回路14はこの制御データをシフトレジスタ15に格納するとともに、格納完了信号を発生する。書き込み信号発生回路(不図示)はこの格納完了信号に基づいて書き込み信号WEを発生する。第1のラッチ回路16は、この書き込み信号WEに応じて、シフトレジスタ15に格納された制御データをラッチする。
そして、第2のラッチ回路17は前記選択回路12によって選択されたゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号ZCLKi(iは1〜4のいずれか)に応じて、第1のラッチ回路16にラッチされた入力ゲイン制御データGD、メインボリューム制御データBD、トーン制御データTD、フェダー制御データFDをラッチし、対応する制御データを入力ゲイン調整回路2、メインボリューム調整回路3、トーン調整回路4、フェダー調整回路5に供給する。即ち、制御データは、前記選択回路12によって選択されたゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号ZCLKiに応じて更新されることになる。
このように、本発明によれば、振幅検出回路11によって検出される出力音声信号の振幅の大小により、最適なゼロクロス点を自動的に検出し、そのゼロクロス点で制御データを更新しているので、音量やトーン等の変更時に生じるノイズを最小にすることができる。
例えば、トーンの変更を行う場合、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅が所定の値より大きいときは、振幅検出回路11の検出信号がHレベルになり、これにより、選択回路12は第3のゼロクロス検出回路9を選択する。第3のゼロクロス検出回路9は、トーン調整回路4の出力音声信号のゼロクロス点(図3のゼロクロス点z2に対応)を検出して第3のゼロクロス検出信号ZCLK3を出力する。そして、第2のラッチ回路17は第3のゼロクロス検出信号ZCLK3に応じて、第1のラッチ回路16にラッチされているトーン制御データTDをラッチし、これをトーン調整回路4に供給する。
一方、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅が所定の値より小さいときは、第3のゼロクロス検出回路9によるゼロクロス点の検出が困難になる。そこで、振幅検出回路11の検出信号がLレベルになり、これにより、選択回路12は第2のゼロクロス検出回路8を選択する。第2のゼロクロス検出回路8は、メインボリューム調整回路3の出力音声信号のゼロクロス点(図3のゼロクロス点z1に対応)を検出して第2のゼロクロス検出信号ZCLK2を出力する。
このとき、メインボリューム調整回路3の出力音声信号の振幅は、一般にトーン調整回路4の出力音声信号の振幅より大きい(つまり、トーン調整回路4により減衰されていない)ことから、そのゼロクロス点の検出は比較的容易である。そして、第2のラッチ回路17は第2のゼロクロス検出信号ZCLK2に応じて、第1のラッチ回路16にラッチされているトーン制御データTDをラッチし、これをトーン調整回路4に供給する。
このように、トーン調整回路4の出力音声信号の振幅が大きいときは、ゼロクロス点z2でトーン変更を行うことで切換ノイズを低減でき、トーン調整回路の出力音声信号の振幅が小さくてゼロクロス点z2の検出が困難であるときには、トーン調整回路の入力音声信号のゼロクロス点z1を検出し、ここでトーンの変更を行うようにすることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されることなくその要旨を逸脱しない範囲で変更が可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態の回路は車載用のため、フェダー調整回路5を有しているが、車載用ではない用途の電子ボリューム回路、例えば家庭用音響機器の電子ボリューム回路にあっては、フェダー調整回路5を設ける必要はない。
また、振幅検出回路11は2値の検出信号を出力するが、さらに細かい検出を行いたい場合には、直流電圧に変換されたアナログの出力音声信号を多ビットのデジタル信号に変換するAD変換器であることが好ましい。また、振幅検出回路11をAD変換器で構成した場合、選択回路12はマイクロコンピュータであることが好ましい。
本発明の実施形態による電子ボリューム回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態による電子ボリューム回路の振幅検出回路の構成を示す図である。 トーン調整回路の入力音声信号と出力音声信号を示す波形図である。
符号の説明
1 入力端子 2 入力ゲイン調整回路
3 メインボリューム調整回路 4 トーン調整回路
5 フェダー調整回路 7 第1のゼロクロス検出回路
8 第2のゼロクロス検出回路 9 第3のゼロクロス検出回路
10 第4のゼロクロス検出回路 11 振幅検出回路
12 選択回路 13 マイクロコンピュータ
14 インターフェース回路 15 シフトレジスタ
16 第1のラッチ回路 17 第2のラッチ回路
110 入力端子 111 アンプ
112 コンパレータ C コンデンサ
R 抵抗

Claims (5)

  1. 制御データに応じて入力音声信号の特性を調整する複数の特性調整回路と、各特性調整回路から出力される出力音声信号のゼロクロス点をそれぞれ検出する複数のゼロクロス検出回路と、特性調整回路から出力される出力音声信号の振幅を検出する振幅検出回路と、検出された振幅に応じて複数のゼロクロス検出回路の中、いずれか1つを選択する選択回路と、選択されたゼロクロス検出回路の検出出力に応じて制御データを更新するデータ更新回路と、を備えることを特徴とする電子ボリューム回路。
  2. 制御データに応じて入力音声信号の音量を調整する音量調整回路と、音量調整回路の後段に接続され、制御データに応じて入力音声信号のトーンを調整するトーン調整回路と、音量調整回路から出力される出力音声信号のゼロクロス点を検出する第1のゼロクロス検出回路と、トーン調整回路から出力される出力音声信号のゼロクロス点を検出する第2のゼロクロス検出回路と、トーン調整回路から出力される出力音声信号の振幅を検出する振幅検出回路と、検出された振幅に応じて第1及び第2のゼロクロス検出回路のいずれか1つを選択する選択回路と、選択された第1又は第2のゼロクロス検出回路のゼロクロス検出信号に応じて制御データを更新するデータ更新回路と、を備えることを特徴とする電子ボリューム回路。
  3. 前記振幅検出回路は、音声信号を平滑化する平滑回路と、平滑された音声信号と所定の電圧とを比較するコンパレータとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子ボリューム回路。
  4. 前記データ更新回路は、入力される制御データを格納するシフトレジスタと、シフトレジスタに格納された制御データをラッチする第1のラッチ回路と、第1のラッチ回路にラッチされた制御データを前記選択回路によって選択されたゼロクロス検出回路の検出出力に応じてラッチする第2のラッチ回路と、を有することを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の電子ボリューム回路。
  5. 入力音声信号の特性は、音声、トーン、入力ゲイン、フェダーを含むことを特徴とする請求項1記載の電子ボリューム回路。
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