JP2009007748A - 間仕切装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成を付加するだけで、パネルの湾曲や支柱からの脱落を防止できるようにした間仕切装置を提供する。
【解決手段】左右の支柱1の前後に、パネル2を架設した間仕切装置において、前後のパネル2の左右方向の中間部に、両パネル2の内方への移動を阻止するスペーサ部8aと、両パネル2の外方への移動を阻止する拡幅阻止部8bとを備える間隔保持部材8を架設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オフィス等の室内を仕切るための間仕切装置に関する。
従来、この種の間仕切装置は、左右の支柱同士を上下部連結材や、中間連結材をもって連結するとともに、支柱の前後面に、前後1対のパネルを架設して形成してる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、コストダウンのために、下部連結材や中間連結材を省略した間仕切装置が提案されている。この間仕切装置は、左右の支柱に取り付けたブラケットのフック部に、パネルの背面両側部に設けた係止孔を係止することにより、パネルを支柱間に架設している。
特開2007−16525号公報
しかし、上記構造によれば、パネルの背面が連結材で支持されていないため、柱間におけるパネルの中央部が前後方向に湾曲し易く、複数のパネルを支柱の前後に多段状に配設する場合には、上下のパネルの接合部分に段差が生じ易い。また、地震などの振動や衝撃により、パネルがフックから脱落するおそれもある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、簡単な構成を付加するだけで、パネルの湾曲や支柱からの脱落を防止できるようにした間仕切装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1)左右の支柱の前後に、パネルを架設した間仕切装置において、前後のパネルの左右方向の適所に、両パネルの内方への移動を阻止するスペーサ部と、両パネルの外方への移動を阻止する拡幅阻止部とを備える間隔保持部材を架設する。
(2)上記(1)項において、スペーサ部を、上方または下方に開口する側面視上向きまたは下向きコ字状とする。
(3)上記(1)または(2)項において、拡幅阻止部を、スペーサ部の前後の端部に連設され、かつ両パネルの前後の対向面に設けた左右方向に長い長孔の互いに異なる左右の縁に係合するようにした、左右の互いに異なる方向を向くフックとする。
(4)上記(3)項において、間隔保持部材を両パネルに架設したときのスペーサ部におけるパネルと平行な方向の長さを、両パネルの間隔より小とし、かつ前記パネルと直交する方向のスペーサ部の長さを、両パネルの間隔とほぼ同一とすることにより、前記間隔保持部材を、長手方向をパネルと同方向に向けて、両パネル間に嵌合し、次いで、垂直軸線回りにほぼ90度回転させて、両フックを両パネルの長孔の左右の縁に係合可能とする。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、左右の支柱の前後に、複数のパネルを上下多段状に架設し、下段の前後のパネルの上部における左右方向の適所間に、間隔保持部材を架設し、かつ前記間隔保持部材におけるスペーサ部に、下段の前後のパネルより上方に突出する上部が、下段の前後のパネルの上方に配設した上段の前後のパネル間に嵌合するようにした補助部材を跨嵌する。
(6)上記(5)項において、補助部材を、水平片の前後の端部に垂下片を設けた側面視下向きコ字状とし、かつ前記両垂下片の下端中央部に、間隔保持部材が嵌合するようにした切欠きを設け、両垂下片が、下段の前後のパネルの背面と、上段の前後のパネルの背面とに当接するようにする。
(7)上記(5)または(6)項において、上段の前後のパネルの下端に、下段の前後のパネルの上端部背面に係合する下向き突片を設ける。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によると、最も湾曲または変形しやすいパネルの適所、例えば中間部に、間隔保持部材を取付けるだけで、両パネルの中間部の内方への移動が、間隔保持部材のスペーサ部により阻止され、また同じく、中間部の外方への移動が、間隔保持部材の拡幅阻止部により阻止されるので、両パネルの湾曲や反りを防止することができるとともに、両パネルの支柱からの脱落を防止することができる。
したがって、従来の間仕切装置における中間連結材や下部連結材を省略することができ、間仕切装置全体の構造を簡素化することができる。
請求項2記載の発明によると、スペーサ部を、上方または下方に開口する側面視上向きまたは下向きコ字状としてあるので、スペーサ部を、例えば、金属板等をプレス加工するだけで、簡単かつ安価に製造することができる。
請求項3記載の発明によると、拡幅阻止部を、スペーサ部の前後の端部に連設したフックとしてあるので、拡幅阻止部を、例えば、金属板等をプレス加工するだけで、簡単かつ安価に製造することができる。
請求項4記載の発明によると、間隔保持部材を、両パネル間に挿入して、ほぼ90度回転させるだけで、両パネルに、簡単かつ迅速に取付けることができる。
請求項5記載の発明によると、間隔保持部材に補助部材を跨嵌するだけで、補助部材の上部を、上段の前後のパネルのためのスペーサ部として用いることができる。
請求項6記載の発明によると、補助部材の構造を簡素化でき、例えば、金属板等をプレス加工するだけで、簡単かつ安価に製造することができる。
また、補助部材の両垂下片が、下段の前後のパネルの背面と、上段の前後のパネルの背面とに当接するようにしてあるので、上下のパネルの突き合わせ部分に段差が生じるのを防止することができる。
請求項7記載の発明によると、上段のパネルの下端が、下段のパネルの上端より前後方向の外側に移動するのが阻止され、また、下段のパネルは、間隔保持部材により、前後方向の外側に移動するのが阻止されているので、上下のパネルの突き合わせ部分に段差が生じるのを防止することができる。
図1は、本発明の間仕切装置の一実施形態の一部を示す斜視図である。
この間仕切装置は、左右1対の支柱1、1の前後面に、複数のパネル2を上下多段状に架設したものよりなっている。図1には、前後1対のパネル2、2の上部のみを示してあるが、図5(c)には、上下のパネル2、2の対向端部の断面形状を示してある。
各支柱1は、鋼管等の角管により形成されている。
各パネル2は、所要の縦横寸法に形成された方形の薄鋼板からなる化粧板3の裏面に、石膏ボード等の断熱性、遮音性に富む所要厚さの芯材4を固着したものにより形成されている。
各化粧板3の左右両側縁および上縁には、裏面側にコ字状に折返すことにより、折返し部3aが形成され、支柱1に当接する両側部の折返し部3aの背面には、上下方向を向くスリット状の複数の係止孔5が、上下方向に適宜の間隔をもって穿設されており、図2に拡大して示すように、支柱1の側面にスポット溶接またはねじ止等により固着されたブラケット6の前後に突設した上向きのフック6aに、各係止孔5を係止することによって、各パネル2は、左右の支柱1、1に架設されている。
図5(c)に示すように、各化粧板3の下縁には、裏面側にクランク状に折曲することにより、下端後部に下向き突片3bを備える折曲部3cが形成されている。
この下向き突片3bを、下段のパネル2の上端における折返し部3aの背面に係合させることにより、上段のパネル2の下端部は、下段のパネル2の上端より前後方向の外側に移動するのが阻止される。
芯材4は、左右両側縁と上縁との折返し部3aと、下縁の折曲部3cとにより囲まれた化粧板3の裏面に固着されている。
化粧板3の上縁の折返し部3aの背面における左右方向の中間部には、左右方向に長い複数の長孔7が、左右方向に適宜の間隔をもって形成され、この長孔7には、前後に対向するパネル2、2の間隔Wを一定に保持するための間隔保持部材8が装着され、また、この間隔保持部材8上には、補助部材9が跨嵌されている。
間隔保持部材8は、やや厚手の金属プレス成形体から構成されるものであり、図3に拡大して示すように、パネル間隔Wより僅かに小さな幅寸法であって、上方に向かって開口する側面視上向きコ字状をなし、両パネル2、2の内方への移動を阻止するスペーサ部8aと、このスペーサ部8aの前後の端部に連設されるとともに、平面視において互いに左右の逆方向を向くフック状をなし、両パネル2、2のほぼ前後に対向する長孔7、7の互いに異なる左右の縁に係合することにより、両パネル2、2の前後方向の外向きの移動を阻止するようにした拡幅阻止部8b、8bとを備えている。
図4に実線で示すように、間隔保持部材8を前後のパネル2、2に架設したときのスペーサ部8aにおけるパネル2、2と平行な方向の長さは、両パネル2、2の間隔Wより小とし、かつパネル2、2と直交する方向のスペーサ部8aの長さは、両パネル2、2の間隔Wとほぼ同一か、または若干小としてある。
なお、間隔保持部材8が、図4に実線で示すように、両パネル2、2と直交する前後方向を向いたとき、前後の拡幅阻止部8b、8bが、両パネル2、2の長孔7、7の左右の逆の縁に係合するように、前後のパネル2、2における対向する長孔7、7の左右方向の位置を若干ずらせておくのが好ましい。
補助部材9は、間隔保持部材8と同様に、やや厚手の金属プレス成形体から構成され、図3に拡大して示すように、水平片9aの前後の端部に垂下片9b、9bを設けた側面視下向きコ字状をなし、両垂下片9b、9bの下端中央部に、間隔保持部材8におけるフック状の拡幅阻止部8b、8bの基部(またはスペーサ部8aの両側部)が嵌合するようにした切欠き10を設けたものよりなっている。
両垂下片9b、9bの下端部には、必要に応じて、補強のための内向き折曲片9c、9cを設けるのがよい。
次に、間隔保持部材8および補助部材9の取付手順について、図4および図5を参照して説明する。
左右1対の支柱1、1の前後面に、前後1対のパネル2、2を架設した後、前後のパネル2、2間に、間隔保持部材8を、図4に2点鎖線で示すように、その長軸がパネル2、2と同方向を向くようにして嵌合し、次いで、垂直軸線回りにほぼ90度回転させて、両拡幅阻止部8b、8bを、両パネル2、2の長孔7、7の左右の逆の縁に係合させる。
スペーサ部8aの平面視における対角線が、両パネル2、2と直交する方向を向くとき、スペーサ部8aの横幅が最大となり、これが、両パネル2、2の間隔Wより大となることがあるが、その場合は、両パネル2、2の中間部を、一時的に外向きに弾性撓曲させて、上記対角線の部分を通過させればよい。
間隔保持部材8が両パネル2、2に架設されることにより、前後のパネル2、2は、最も湾曲または変形しやすい中間部の内方への移動が、間隔保持部材8のスペーサ部8aにより阻止され、また同じく、中間部の前後方向の外方への移動が、間隔保持部材8の拡幅阻止部8b、8bにより阻止されるので、両パネル2、2の湾曲や反りが防止されるとともに、支柱1、1からの脱落も防止される。
したがって、従来の間仕切装置における中間連結材や下部連結材を省略することができ、間仕切装置全体の構造を簡素化することができる。
また、間隔保持部材8を、金属板等をプレス加工するだけで、簡単かつ安価に製造することができるとともに、間隔保持部材8を、両パネル2、2間に挿入して、ほぼ90度回転させるだけで、両パネル2、2に、簡単かつ迅速に取付けることができる。
さらに、上記と逆の操作を行うことにより、すなわち、間隔保持部材8を、上記と逆の方向に90度回転させた後、両パネル2、2間から上方に取り出すことにより、間隔保持部材8を、両パネル2、2間から、簡単に取外すことができる。
次に、図5(a)に示すように、前後のパネル2、2間に架設された間隔保持部材8の上方より、補助部材9を、その切欠き10に間隔保持部材8におけるフック状の拡幅阻止部8b、8bの基部が嵌合するようにして跨嵌する。
このとき、図5(b)に示すように、補助部材9の上部は、両パネル2、2の上端より上方に突出する。また、補助部材9における両垂下片9b、9bの下部外側面は、前後のパネル2、2の背面に当接するようにしておくのが望ましい。
次に、図5(c)に示すように、前後のパネル2、2上に、上段のパネル2、2を、その下向き突片3bが下段のパネル2の上端における折返し部3aの背面に係合するとともに、各パネル2の背面が、補助部材9における両垂下片9b、9bの上部外周面に当接し、また、各パネル2の両側部の背面に設けた係止孔5の上縁が、ブラケット6のフック6aに係止されるようにして架設する。
したがって、上段の各パネル2の下端部は、その背面が補助部材9における両垂下片9b、9bの上部外周面に当接していることにより、前後方向の内方への移動が阻止され、また、下向き突片3bが、下段のパネル2の上端における折返し部3aの背面に係合していることにより、下段のパネル2の上端より前後方向の外側への移動が阻止され、上下のパネル2、2の突き合わせ部分に段差が生じるのを防止することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(a) 図1においては、間隔保持部材8と補助部材9とをそれぞれ1個ずつ示してあるが、支柱1、1の前後面に、1対のパネル2、2のみを装着する場合や、最上段のパネル2、2の上端部に装着する場合は、補助部材9を省略して、間隔保持部材8のみを装着する。
また、間隔保持部材8と補助部材9とは、状況に応じて、図1に示す前後のパネル2、2に設けられた3個の長孔7のうち、中央の1個のみに装着したり、両側の2個に装着したり、または3個全部に装着したりすることができる。
(b) 図示の例では、間隔保持部材8のスペーサ部8aを、上方に開口する側面視上向コ字状としてあるが、これを、下方に開口する側面視下向きコ字状とする。この場合、そのスペーサ部8aの上部を、下段のパネル2、2の上方に突出させて、上段のパネル2、2間に嵌合し、上段のパネル2、2の内方への移動を阻止するスペーサとしても兼用することができる。
本発明の間仕切装置の一実施形態の一部を示す斜視図である。 図1のA部拡大斜視図である。 図1のB部拡大斜視図である。 間隔保持部材の取付部分を示す一部切欠き平面図である。 (a)〜(b)は補助部材の取付と上部側パネルの取付関係を示す部分縦断側面図である。
符号の説明
1 支柱
2 パネル
3 化粧板
3a折返し部
3b下向き突片
3c折曲部
4 芯材
5 係止孔
6 ブラケット
6aフック
7 長孔
8 間隔保持部材
8aスペーサ部
8b拡幅阻止部
9 補助部材
9a水平片
9b垂下片
9c内向き折曲片
10切欠き
W 間隔

Claims (7)

  1. 左右の支柱の前後に、パネルを架設した間仕切装置において、
    前後のパネルの左右方向の適所に、両パネルの内方への移動を阻止するスペーサ部と、両パネルの外方への移動を阻止する拡幅阻止部とを備える間隔保持部材を架設したことを特徴とする間仕切装置。
  2. スペーサ部を、上方または下方に開口する側面視上向きまたは下向きコ字状とした請求項1記載の間仕切装置。
  3. 拡幅阻止部を、スペーサ部の前後の端部に連設され、かつ両パネルの前後の対向面に設けた左右方向に長い長孔の互いに異なる左右の縁に係合するようにした、左右の互いに異なる方向を向くフックとした請求項1または2記載の間仕切装置。
  4. 間隔保持部材を両パネルに架設したときのスペーサ部におけるパネルと平行な方向の長さを、両パネルの間隔より小とし、かつ前記パネルと直交する方向のスペーサ部の長さを、両パネルの間隔とほぼ同一とすることにより、前記間隔保持部材を、長手方向をパネルと同方向に向けて、両パネル間に嵌合し、次いで、垂直軸線回りにほぼ90度回転させて、両フックを両パネルの長孔の左右の縁に係合可能としたことを特徴とする請求項3記載の間仕切装置。
  5. 左右の支柱の前後に、複数のパネルを上下多段状に架設し、下段の前後のパネルの上部における左右方向の適所間に、間隔保持部材を架設し、かつ前記間隔保持部材におけるスペーサ部に、下段の前後のパネルより上方に突出する上部が、下段の前後のパネルの上方に配設した上段の前後のパネル間に嵌合するようにした補助部材を跨嵌したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の間仕切装置。
  6. 補助部材を、水平片の前後の端部に垂下片を設けた側面視下向きコ字状とし、かつ前記両垂下片の下端中央部に、間隔保持部材が嵌合するようにした切欠きを設け、両垂下片が、下段の前後のパネルの背面と、上段の前後のパネルの背面とに当接するようにしたことを特徴とする請求項5記載の間仕切装置。
  7. 上段の前後のパネルの下端に、下段の前後のパネルの上端部背面に係合する下向き突片を設けたことを特徴とする請求項5または6記載の間仕切装置。
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