JP2009059393A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム並びに情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理の対象である情報に応じて、バッファメモリによる一時蓄積後の処理開始をできるだけ速めることが可能な情報再生装置等を提供する。
【解決手段】光ディスクDKから検出された復号情報Sm一時的に蓄積するバッファメモリ8を備え、バッファメモリ8における蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、バッファメモリ8に対する蓄積速度よりも速い読出速度により復号情報Smの読み出しを開始して再生する情報再生装置Sにおいて、当該読出速度を検出し、その検出された読出速度に基づいて新たな蓄積閾値を算出し、その算出された蓄積閾値を記憶する。そして、新たなファイルを再生するとき、そのバッファメモリ8からの読み出しを開始するタイミングを新たな蓄積閾値を用いて制御する。
【選択図】図1
【解決手段】光ディスクDKから検出された復号情報Sm一時的に蓄積するバッファメモリ8を備え、バッファメモリ8における蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、バッファメモリ8に対する蓄積速度よりも速い読出速度により復号情報Smの読み出しを開始して再生する情報再生装置Sにおいて、当該読出速度を検出し、その検出された読出速度に基づいて新たな蓄積閾値を算出し、その算出された蓄積閾値を記憶する。そして、新たなファイルを再生するとき、そのバッファメモリ8からの読み出しを開始するタイミングを新たな蓄積閾値を用いて制御する。
【選択図】図1
Description
本願は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム並びに情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、例えば再生処理等の処理の対象となる情報を一時的に蓄積するバッファメモリを備え、そのバッファメモリから当該情報を読み出して処理に供させる情報処理装置及び情報処理方法並びに当該情報処理に用いられる情報処理用プログラム及び当該情報処理用プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。
従来、例えば音楽を記録しておく記録媒体として、いわゆるCD(Compact Disc)が広く一般化している。そして、当該CDからの情報の再生においては、当該再生処理を行う復号部における処理速度(言い換えれば、CDから光学的に検出された情報の、当該復号部に対して出力する際に必要な転送レート)は、最大で1.4Mbps(bit per second)程度であったため、当該CDから検出された情報をそのまま復号部に転送することで、その復号部における処理上、例えばいわゆる再生中断等の問題を起こすことはなかった。
一方、近年では、上記CDよりも飛躍的に記録容量を向上させたDVD(Digital Versatile Disc)も広く一般化している。このとき、当該DVDからの情報再生においては、当該DVDに対応する復号部における処理速度が例えば8乃至10Mbps程度であるため、CDの場合のようにDVDから光学的に検出された情報をそのまま復号部に転送するのでは、当該復号部における処理速度に対して転送速度が遅くなってしまい、結果として復号部における再生処理が一時的に中断してしまうことになる。
この点は、上記DVD以外にも、例えばMPEG4(Moving Picture Expert Group 4)方式の圧縮符号化方式により圧縮された映画等のコンテンツを、インターネット等のネットワークからダウンロードして復号する場合も同様の事情となる。
そこで、これらDVDからの情報の再生処理又はMPEG4方式により圧縮されて配信されて来たコンテンツの再生処理においては、例えば下記特許文献1に示された光ディスクの回転数制御に用いられている技術のように、復号部における復号処理の開始前に、いわゆるバッファメモリ(一般には、FIFO(First In First Out)形式のバッファメモリ)に予め設定された一定蓄積量の情報(データ)を蓄積した後、当該復号部における処理速度に応じた高速な転送レートで当該復号部に出力すると言う処理が実行される。
このとき、従来では、当該バッファメモリにおける一定蓄積量(すなわち、復号部への情報の出力を開始すべき一定蓄積量)は、当該バッファメモリに入力される可能性のある全ての情報につき、一律に、当該情報のうち復号部への転送レートが最も速くなる情報の復号処理の実行に支障が出ない程度の一定蓄積量として定められていた。
特開2005−228399号公報(第2図等)
しかしながら、上述した従来のバッファメモリの使用方法では、復号部への情報の読み出し開始タイミングに対応する上記一定蓄積量が、上述した如く、復号部への転送レートが最も速くなる情報の復号処理の実行に支障が出ない程度の一定蓄積量として、全ての情報に対して一律に決定されていたため、当該情報ほど復号部への転送レートが速くない他の情報については、バッファメモリからの読み出し開始、すなわち、復号処理の開始が著しく遅くなる場合があると言う問題点があった。
そこで、本願は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、処理の対象である情報に応じて、バッファメモリによる一時蓄積後の処理開始をできるだけ速めることが可能な情報処理装置及び情報処理方法並びに当該情報処理に用いられる情報処理用プログラム及び当該情報処理用プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積するバッファメモリ等の蓄積手段を備え、当該蓄積手段における前記対象情報の蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、当該蓄積手段に対する前記対象情報の蓄積速度よりも速い読出速度により当該一時的に蓄積されている対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始して処理する情報処理装置において、前記読出速度を検出する信号処理部等の検出手段と、前記検出された読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する信号処理部等の算出手段と、前記算出された蓄積閾値を記憶するメモリ等の閾値記憶手段と、新たな前記対象情報を前記蓄積手段から読み出すとき、当該読み出しを開始するタイミングを前記記憶されている新たな蓄積閾値を用いて制御する信号処理部及びマイクロコンピュータ等の制御手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積するバッファメモリ等の蓄積手段を備え、当該蓄積手段における前記対象情報の蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、当該蓄積手段に対する前記対象情報の蓄積速度よりも速い読出速度により当該一時的に蓄積されている対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始して処理する情報処理装置において実行される情報処理方法において、前記読出速度を検出する検出工程と、前記検出された読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する算出工程と、前記算出された蓄積閾値を閾値記憶手段に記憶させるる閾値記憶工程と、新たな前記対象情報を前記蓄積手段から読み出すとき、当該読み出しを開始するタイミングを前記記憶されている新たな蓄積閾値を用いて制御する制御工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積するバッファメモリ等の蓄積手段を備えるコンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させる。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の情報処理用プログラムが、前記コンピュータにより読取可能に記録されている。
次に、本願を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、記録媒体としてのDVD等の光ディスクから光学的に情報を検出して再生する情報再生装置に対して本願を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
始めに、本願に係る第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る情報再生装置の概要構成を示すブロック図であり、図2は当該情報再生装置の動作を説明する図であり、図3は当該情報再生装置における再生動作を示すフローチャートである。
始めに、本願に係る第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る情報再生装置の概要構成を示すブロック図であり、図2は当該情報再生装置の動作を説明する図であり、図3は当該情報再生装置における再生動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、第1実施形態に係る情報再生装置Sは、再生対象である再生情報が光学的に記録されている光ディスクDKを固定し、駆動信号Smdに基づいて回転させるディスクモータ1と、ドライバ2と、情報再生用の光ビームBを出射すると共にその反射光を受光して受光信号Spを出力するピックアップ3と、RF(Radio Frequency)アンプ4と、サーボ制御部5と、メモリ6Aを含む信号処理部6と、D/A(Digital/Analog)コンバータ7と、蓄積手段としてのバッファメモリ8と、マイクロコンピュータ9と、液晶ディスレイ等からなる表示部10と、キーボード又は操作ボタン等からなる操作部11と、により構成されている。
なお、上記の構成において、メモリ6Aが本願に係る閾値記憶手段、第1閾値記憶手段及び識別情報記憶手段の一例に相当する。また、信号処理部6が本願に係る検出手段、算出手段、制御手段、平均値算出手段、第2算出手段、全体平均値算出手段及び蓄積速度検出手段の一例に相当し、マイクロコンピュータ9が本願に係る制御手段の一例に相当し、表示部10が本願に係る告知手段の一例に相当し、更にピックアップ3が本願に係る対象情報検出手段の一例に相当する。
次に、全体動作を説明する。
ピックアップ3から出力された受光信号Spは、RFアンプ4に入力され、予め設定された増幅処理等が施され、増幅信号Sapとしてサーボ制御部5及び信号処理部6に出力される。
これにより、信号処理部6は、マイクロコンピュータ9からの制御信号Scdに基づき、当該増幅信号Sapに対して予め設定されている復号処理を施し、必要に応じてバッファメモリ8に復号情報Smとして出力し、一時的に蓄積させる。そして、当該一時的に蓄積されている復号情報Smを後述する蓄積閾値に相当するタイミングでバッファメモリ8から読み出し、それを復号情報SdcとしてD/Aコンバータ7に出力する。
このとき、当該バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積閾値は、信号処理部6からのバッファ制御信号Scmにより可変に制御される。このため、当該制御すべき蓄積閾値を示す後述(図2(b)参照)の蓄積閾値テーブルTHD及び再生再開蓄積閾値情報TDは、一時的にメモリ6Aに記憶されつつ当該信号処理部6による蓄積閾値の制御に供される。
ここで、当該蓄積閾値とは、バッファメモリ8からの復号情報Smの読み出し(信号処理部6への読み出し)を開始するタイミングを制御するためのものであり、バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積量がその蓄積閾値となったときに当該バッファメモリ8からの復号情報Smの読み出しを開始する。
更に、バッファメモリ8における実際の蓄積量は、リアルタイムでバッファ制御信号Scmとして当該バッファメモリ8から信号処理部6に出力される。
一方、復号情報Sdcが入力されるD/Aコンバータ7は、マイクロコンピュータ9からの制御信号Scdcに基づき、当該復号情報Sdcをアナログ信号に変換し、出力情報Soutとして図示しない外部のディスプレイ又はスピーカ等に出力する。
これらと並行して、ディスクモータ1は、駆動信号Smdに基づき、予め設定された回転数で光ディスクDKを回転させる。
このため、ドライバ2は、サーボ制御部5からの制御信号Scdに基づき、上記駆動信号Smdを生成して上記ディスクモータ1に出力する。
これに加えて、ドライバ2は、上記制御信号Scdに基づき、光ビームBの焦点の、光ディスクDKにおける情報に記録面に平行な方向の位置(いわゆるトラッキング位置)及び垂直な方向の位置(いわゆるフォーカシング位置)を制御するための制御信号Spdを生成し、ピックアップ3に出力する。これにより、ピックアップ3は、当該制御信号Spdに基づき、いわゆるトラッキングサーボ及びフォーカスサーボを行い、上記夫々の方向の焦点の位置を制御する。
更に、サーボ制御部5は、マイクロコンピュータ9からの制御信号Scsに基づき、上記制御信号Scd及び駆動信号Smdを夫々ドライバ2に出力させるべく、サーボ制御信号Scsを生成して当該ドライバ2に出力する。
これらの動作と並行して、マイクロコンピュータ9は、操作部11において実行された使用者による操作に対応して当該操作部11から出力されてくる操作信号Sopに基づき、当該操作に対応した動作が情報再生装置Sにおいて実行されるように、上記制御信号Scdc、Scd及びScsを生成して各構成部材に出力することで、情報再生装置S全体を統括制御する。このとき、当該情報再生装置Sの動作状態は、マイクロコンピュータ9からの表示信号Sdpに基づき、表示部10において表示される。
次に、上記バッファメモリ8における復号情報Smの記憶態様について、図2(a)を用いて説明する。なお、図2(a)は、当該バッファメモリ8の動作を説明するための模式図である。
また、以下の説明においては、光ディスクDKから再生される情報(復号情報Sm)は、「ファイル」なる単位をもって構成されている。より具体的には、例えば光ディスクDKに記録されている情報が音楽情報であれば、音楽一曲(換言すれば、音楽一曲に相当する復号情報Sm)が一つの「ファイル」であり、また光ディスクDKがDVD等の高記録密度の光ディスクであって、動画像情報が記録されている場合は、その動画像情報を構成する単位が「ファイル」である。更に、一つのファイルは、アクセス可能な最小単位である「セクタ」を複数含んで構成されており、バッファメモリ8に対する蓄積及び読み出しは、当該セクタを単位として実行される。
図2(a)並びに上述したように、バッファメモリ8はFIFO形式の揮発性メモリであり、上記セクタSTの単位で復号情報Smが蓄積され、蓄積された順にセクタSTの単位で信号処理部6への読み出しが実行される。そして、バッファメモリ8に対する復号情報Smの蓄積が開始され、その蓄積量が蓄積閾値THに達したタイミングから当該復号情報Smのバッファメモリ8からの読み出しが開始される。
なお、上述したように、第1実施形態に係るバッファメモリ8においては、セクタSTを最小単位として復号情報Smの蓄積及び読み出しが行われることから、上記蓄積閾値THの単位も「セクタ」とされている。
次に、上記メモリ6A内に記憶されている情報の詳細について、図2(b)を用いて具体的に説明する。
当該メモリ6A内には、第1実施形態に係るバッファメモリ8の制御を行うべく、二種類の情報が記憶される。
すなわち、その第一は、図2(b)上段に示すように、上記各ファイル毎に、そのファイルを次回再生する際の再生開始時において用いられる上記蓄積閾値THの値を、各ファイル毎にテーブル化した蓄積閾値テーブルTHDである。そして、当該ファイル毎の蓄積閾値THの値については、後述する第1実施形態に係るバッファメモリ8の制御動作が当該ファイルについて実行される度に、その動作対象となったファイルに対応する蓄積閾値THが更新されることになる。また、当該蓄積閾値テーブルTHDには、一つの光ディスクDKに記録されているファイルのうち、一度でも再生処理に供されたことがあるファイルに夫々対応する蓄積閾値THを全て(図2(b)に示す場合はn個)含んでいる。
次に、メモリ6Aに記憶される情報の第二は、図2(b)下段に示すように、一つのファイル(図2(b)において、「第Xファイル」と示す)の再生が途中で中断された場合、その再生を再開する際に用いられる上記蓄積閾値THの値を、当該一つのファイルに対応付けた再生再開蓄積閾値情報TDである。この再生再開蓄積閾値情報TDは、現在再生差処理の対象となっているファイル一つ分についてのみメモリ6A内に記憶されており、後述するように、その一つのファイルについて再生が一時的に中断される度に、対応する蓄積閾値THが更新されて記憶されるものである。
次に、上述した構成を備える第1実施形態に係る情報再生装置Sにおいて実行される、バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積量の制御動作について、具体的に図1乃至図3を用いて説明する。
図3に示すように、第1実施形態に係る復号情報Smの蓄積量の制御動作においては、先ず、情報再生装置Sに対して再生対象となる情報が記録された光ディスクDKが装填されたか否かが確認され(ステップS1)、当該装填が未だ為されていないときは(ステップS1;NO)そのまま待機し、一方、光ディスクDKが装填されたときは(ステップS1;YES)、当該装填された光ディスクDKからの情報(復号情報Sm)の検出及びバッファメモリ8への蓄積を開始する(ステップS2)。
そして、当該バッファメモリ8への復号情報Smの蓄積中においては、当該蓄積されつつある復号情報Smの再生を開始する旨の操作が、操作部11において既に行われたか否かが確認される(ステップS3)。ステップS3の判定において、未だ当該再生開始の操作が為されていないときは(ステップS3;NO)、次に、バッファメモリ8内における復号情報Smの蓄積量が、その時点での蓄積閾値TH(図2(a)参照)に到達したか否かを確認する(ステップS4)。
ここで、当該蓄積閾値THにつき、情報再生装置Sの初期状態(例えば、購入後の最初の起動時)においては、予め設定された初期蓄積閾値がメモリ6Aに記憶されている。この初期蓄積閾値として具体的には、例えば、一般的に光ディスクDKに記録されているファイルのうち、バッファメモリ8からの読出速度(信号処理部6への転送レート)が最も速いとされているファイルについて、そのファイルを再生する際にバッファメモリ8において上記アンダーフローが生じない蓄積閾値THとして予め設定されている値が用いられる。
また、当該初期状態以外の場合では、図2(b)に示すように、各ファイルについて過去に算出され且つメモリ6A内に記憶されている上記蓄積閾値テーブルTHD内に記述されている蓄積閾値TH(当該各ファイルについての再生開始時における蓄積閾値TH)のうち、現在光ディスクDKから検出(ステップS2)されているファイルに対応する蓄積閾値THが用いられる。
ステップS4の判定において、バッファメモリ8内の蓄積量がその時点での蓄積閾値THに未だ到達していないときは(ステップS4;NO)、そのまま当該復号情報Smの蓄積を継続すべく上記ステップS2の処理に戻り、一方、その時点での蓄積閾値THに蓄積量が到達したときは(ステップS4;YES)、バッファメモリ8が満杯となるまでそのまま復号情報Smの蓄積を継続しつつ、上記ステップS3の処理に戻って再生開始の操作の有無を確認する。
他方、上記ステップS3の判定において、既に再生開始の操作が為されているときは(ステップS3;YES)、バッファメモリ8に対する情報の蓄積を継続しつつ、当該バッファメモリ8から蓄積されている復号情報Smを蓄積順に読み出して信号処理部6に転送する動作を開始する(ステップS5)。そして、当該復号情報Smの転送中においては、その時の転送レート(換言すれば、バッファメモリ8からの読出速度)の値を監視する(ステップS6)。
なお、当該転送レート(その単位は、通常は「bps」である)については、復号情報Sm自体の内容に応じて時々刻々と変化する場合もあり、また一定の固定レートである場合もある。更に、当該転送レートの値の検出方法として具体的には、例えば、予め設定されている測定時間(単位は「秒」)にバッファメモリ8から読み出されて信号処理部6に転送された復号情報Smに含まれていたセクタSTの数に、セクタST一つ当たりの情報量(通常、その単位は「バイト」である)を乗じ、更に当該単位を「バイト」から「ビット」とするための定数「8」を乗じ、その結果を上記測定時間で割れば、その測定時間内の転送レート(の平均値)が検出できる。この検出処理を上記測定時間毎に連続して繰り返すことで、最新の当該転送レートの監視が実行される(ステップS6)
次に、当該転送レートの監視中には、一つのファイルの再生中におけるその再生を中断する旨の操作が操作部11において実行されたことによりそのファイルの再生終了(一時終了)となるか、又は一つのファイル全ての再生が終了して次の再生すべきファイルの先頭が検出されたか、のいずれか一方となったか否かが監視されている(ステップS7)。
次に、当該転送レートの監視中には、一つのファイルの再生中におけるその再生を中断する旨の操作が操作部11において実行されたことによりそのファイルの再生終了(一時終了)となるか、又は一つのファイル全ての再生が終了して次の再生すべきファイルの先頭が検出されたか、のいずれか一方となったか否かが監視されている(ステップS7)。
そして、再生中断の操作も為されず、更に一つのファイルの再生継続中であるときは(ステップS7;NO)、次に、バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積量がゼロとなったか否かを確認する(ステップS9)。
次に、ステップS9の判定において、バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積量がゼロとなっているときは(ステップS9;YES)、例えば操作部11において再生動作の終了操作が為された等により、情報再生装置Sとしての再生動作を終了するか否かを確認し(ステップS10)、終了するのであれば(ステップS10;YES)そのまま当該動作を終了する。また、再生動作を継続するのであれば(ステップS10;NO)、上記ステップS2に戻り、空になったバッファメモリ8に対する復号情報Smの蓄積を行って上述してきた処理を繰り返す。
一方、ステップS9の判定において、バッファメモリ8における復号情報Smの蓄積量がゼロとなっていないときは(ステップS9;NO)、上記ステップS5に戻って引き続きバッファメモリ8からの復号情報Smの読み出しを継続する。
他方、ステップS7の判定において、再生中断の操作が為されたか、又は一つのファイル全ての再生が終了して次の再生すべきファイルの先頭が検出されたときは(ステップS7;YES)、その時の最新の転送レートを用いて新たな蓄積閾値THを算出する(ステップS8)。
そして、一のファイルについての再生を中断する旨の操作が操作部11において為された結果そのファイルの再生を中断する場合は、メモリ6A内に記憶されている上記再生再開蓄積閾値情報TDの内容を、新たに算出された蓄積閾値THの値を持って書き換え(ステップS8)、その後上記ステップS9以降の処理に移行する。
また、ステップS7の判定において、一つのファイル全ての再生が終了して次の再生すべきファイルの先頭が検出された場合は(ステップS7;YES)、メモリ6A内に記憶されている上記蓄積閾値テーブルTHDにおいて対応する(すなわち、再生が終了した)ファイルの蓄積閾値THを、新たに算出された蓄積閾値THの値をもって書き換え(ステップS8)、その後上記ステップS9以降の処理に移行する。
ここで、ステップS8の処理における新たな蓄積閾値TH(単位は「セクタ」)の算出方法として具体的には、例えば、上記最新の転送レート(単位は「bps」)に「1秒」を乗じてその単位を「ビット」に変換し、それを、セクタST一つ当たりの情報量に定数「8」を乗じてその単位を「ビット」としたもので除することにより算出される。
以上説明したように、第1実施形態に係る情報再生装置Sにおける復号情報Smの蓄積量の制御動作によれば、復号情報Smのバッファメモリ8からの転送レートに基づいて新たな蓄積閾値THを算出し、新たな復号情報Smをバッファメモリ8から読み出すときの読み出し開始タイミングを当該新たな蓄積閾値を用いて制御するので、最も転送レートが速いファイルを基準として一律に決定された蓄積閾値を用いて全ての復号情報Smのバッファメモリ8からの読み出し開始タイミングを制御する場合に比して、当該開始タイミングを前倒しにして早期に当該読み出された復号情報Smの再生動作を開始することができる。
また、一のファイルの読み出しを中断するとき、その直前に検出された転送レートに基づいて新たな蓄積閾値THを算出し、当該復号情報Smの読み出し再開のタイミングを当該新たな蓄積閾値THを用いて制御するので、一のファイル(復号情報Sm)のバッファメモリ8からの読み出しを一時的に中断した後に再開する場合において、当該読み出しの再開タイミングを速くすることができる。
更に、一のファイルに対する再生動作を再度行うとき、そのファイルを構成する復号情報Smの前回の読み出し時に検出された転送レートに基づいて新たな蓄積閾値を算出し、当該復号情報Smに対する再処理の開始時における読み出し開始のタイミングを当該新たな蓄積閾値THを用いて制御するので、一のファイルに対する再生動作を再度行う場合において、バッファメモリ8からの読み出し開始のタイミングを速くすることができる。
更にまた、復号情報Smが光ディスクDKから検出されるものであり、その検出速度がバッファメモリ8からの転送レートよりも遅い場合であっても、各復号情報Smのバッファメモリ8からの読み出し開始タイミングを迅速且つ適切に制御することができる。
(II)第2実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4を用いて説明する。なお、図4は第2実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作を示すフローチャートである。
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4を用いて説明する。なお、図4は第2実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作を示すフローチャートである。
上述した第1実施形態においては、一のファイルに対する再生中断後の再生再開時又は一のファイルに対する再度の再生動作実行時における蓄積閾値THの値を、そのファイルに対応する復号情報Smの転送レートに基づいて各ファイル毎に最適化する場合について説明したが、以下に説明する第2実施形態は、新たな蓄積閾値THを、第1実施形態における算出方法とは異なった方法で行った後に再生動作を終了する。
更に、第2実施形態に係る情報再生装置の構成は第1実施形態に係る情報再生装置Sの構成と同様であるので、細部の説明は省略する。また、図4に示すフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同様の処理については同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
第2実施形態に係る再生動作においては、始めに、図3において説明した第1実施形態に係る再生動作におけるステップS1乃至S10の動作が実行される。このとき、ステップS8の処理は、一のファイルに対する再生動作がその途中で中断したときにのみ、新たな蓄積閾値THを算出し、上記再生再開蓄積閾値情報TDとしてメモリ6Aに記憶させる。
これに対し、ステップS10の判定において、第2実施形態に係る情報再生装置としての再生動作を終了するときは(ステップS10;YES)、以下の三つの方法のいずれかで、各ファイル毎の新たな蓄積閾値THを算出し、上記蓄積情報テーブルTHD内の対応する領域に記憶させる。
すなわち、当該再生動作を終了させるときは(ステップS10;YES)、その再生動作を終了させる単位を確認する(ステップS11)。このステップS11の判定について具体的には、当該再生動作を、一つのファイルの再生終了後に再生動作全体として終了するか、複数のファイルが記録されている一の光ディスクDK内の全てのファイルの再生終了後にその光ディスクDKを単位として終了するか、或いは、複数の光ディスクDK分のファイルの再生終了後に全ての光ディスクDK分を纏めて再生動作終了とするか、の三通りの場合につき、操作部11において実行された使用者による操作等に基づいて確認される(ステップS11)。
そして、ステップS11の判定において、一つのファイルの再生終了後に再生動作全体として終了する場合は(ステップS11;ファイル)、その一つのファイル全体についての転送レートの平均値を算出し(ステップS16)、更にその算出された転送レートを用いて上記ステップS8の場合と同じ方法にて新たな蓄積閾値THを算出し、更にメモリ6A内に記憶されている上記蓄積閾値テーブルTHDにおいて対応する(すなわち、再生が終了した)ファイルの蓄積閾値THを、新たに算出された蓄積閾値THの値をもって書き換え(ステップS17)、その後再生動作全体を終了する。
一方、ステップS11の判定において、一の光ディスクDK内の全てのファイルの再生終了後にその光ディスクDKを単位として終了する場合は(ステップS11;一ディスク全体)、その一つの光ディスクDK全体についての転送レートの平均値を算出し(ステップS12)、更にその算出された転送レートを用いて、上記ステップS8の場合と同じ方法により、当該一の光ディスクDKに記録されている全てのファイルについて夫々に新たな蓄積閾値THを算出し、更にメモリ6A内に記憶されている上記蓄積閾値テーブルTHDにおいて対応する(すなわち、再生が終了した)各ファイルの蓄積閾値THを、新たに算出された蓄積閾値THの値をもって夫々書き換え(ステップS13)、その後再生動作全体を終了する。
更に、ステップS11の判定において、複数の光ディスクDK分を纏めて再生動作終了の単位とする場合は(ステップS11;累計ディスク全体)、その複数の光ディスクDK全体についての転送レートの平均値を算出し(ステップS14)、更にその算出された転送レートを用いて上記ステップS8の場合と同じ方法にて新たな蓄積閾値THを当該複数の光ディスクDKに記録されている全てのファイルについて夫々算出し、更にメモリ6A内に記憶されている上記蓄積閾値テーブルTHDにおいて対応する(すなわち、再生が終了した)各ファイルの蓄積閾値THを、新たに算出された蓄積閾値THの値をもって夫々書き換え(ステップS15)、その後再生動作全体を終了する。
以上説明したように、第2実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作によれば、第1実施形態に係る情報再生装置Sにおける復号情報Smの蓄積量の制御動作の効果に加えて、一のファイル全体における転送レートの平均値に基づいて算出された蓄積閾値THを用いて当該一のファイルに対する再度の再生動作におけるバッファメモリ8からの読み出しの開始タイミングを制御する(上記「ステップS11;ファイル」の場合)ので、そのファイルに最も最適化した状態で迅速にバッファメモリ8からの読み出しを開始することができる。
更に、複数のファイルの全てを通した転送レートの平均値に基づいて算出された蓄積閾値THを用いて、いずれかのファイルに対する再度の再生動作におけるバッファメモリ8からの読み出しの開始タイミングを制御する(上記「ステップS11;一ディスク全体」の場合)ので、複数のファイルについて平均的に最適化した状態で迅速にバッファメモリ8からの読み出しを開始することができる。
更に、複数の光ディスクDK分のファイルの転送レートの平均値に基づいて算出された蓄積閾値THを用いて、その複数の光ディスクDKに記録されているいずれかのファイルに対する再度の再生動作におけるバッファメモリ8からの読み出しの開始タイミングを制御する(上記「ステップS11;累計ディスク全体」の場合)ので、その複数の光ディスクDKに記録されている全てのファイルについて平均的に最適化した状態で迅速にバッファメモリ8からの読み出しを開始することができる。
(III)第3実施形態
次に、本願に係る更に他の実施形態である第3実施形態について、図5を用いて説明する。なお、図5は第3実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作を示すフローチャートである。
次に、本願に係る更に他の実施形態である第3実施形態について、図5を用いて説明する。なお、図5は第3実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作を示すフローチャートである。
上述した第1実施形態においては、一のファイルに対する再生中断後の再生再開時等における蓄積閾値THの値を、そのファイルに対応する復号情報Smの転送レートに基づいて各ファイル毎に最適化する場合について説明したが、以下に説明する第3実施形態は、これに加えて、予め設定されている転送レートの閾値を越える高速な転送レートで再生されるファイルが光ディスクDKに記録されている場合の対策を講じる。
なお、このような対策は、当該転送レートが高速なファイルの場合は、バッファメモリ8が容易に空になることで再生処理の中断が起こり易いために必要となるものである。
更に、第3実施形態に係る情報再生装置の構成は第1実施形態に係る情報再生装置Sの構成と同様であるので、細部の説明は省略する。また、図5に示すフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同様の処理については同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
第3実施形態に係る再生動作においては、始めに、図3において説明した第1実施形態に係る再生動作におけるステップS1の動作が実行される。
そして、当該ステップS1の判定において、光ディスクDKが装填されたときは(ステップS1;YES)、次に、その光ディスクDKが上述した高速な転送レートで再生されるべきファイルが記録されている光ディスクDKであるか否かを、後述する識別フラグに基づいて確認する(ステップS20)。
ここで、当該識別フラグは、ファイル毎或いは光ディスクDK全体として、当該高速な転送レートで再生処理が実行されるべきものであるか否かを示すフラグであり、後述するステップS24の処理により、各ファイルの名称又は光ディスクDK全体としての名称に対応付けてメモリ6A内に記憶されるものである。
ステップS20において、その光ディスクDK内に上述した高速な転送レートで再生されるべきファイルが記録されていない場合は(ステップS20;NO)、そのまま第1実施形態係る再生動作におけるステップS2の処理に移行し、以後、当該第1実施形態に係る再生動作と同様にステップS2以降S10までの処理を実行する。
なお、当該ステップS2以降の処理において、ステップS10として実行される再生動作の終了か否かの判断につき、当該再生動作を継続する場合(ステップS10;NO)、それまでの再生動作に供されていた光ディスクDK内に上記高速な転送レートで再生されるべきファイルが含まれていたときは、その旨を示す上記識別フラグをそのファイルの名称又はそのファイルが記録されていた光ディスクDKの名称に対応付けでメモリ6A内に記憶させた上で(ステップS25)、上記ステップS2の処理に戻る。
一方、ステップS20の判定において、装填された光ディスクDKに上述した高速な転送レートで再生されるべきファイルが記録されている場合は(ステップS20;YES)、その旨、すなわち、その光ディスクDK内に再生が途中で中断する可能性のあるファイルが記録されている旨を表示部10等を用いて使用者に告知し(ステップS21)、その後に予め設定されている待機時間(すなわち、使用者からの操作待ちのための待機時間)の計時を介してその待機時間が経過したか否かを確認する(ステップS22)。そして、当該待機時間が経過していないときは(ステップS22;NO)、当該告知に対する使用者の操作が操作部11において実行されるのを待つ(ステップS23)。
そして、ステップS23の判定において、使用者によりその高速な転送レートのファイルに対する再生動作を実行する旨の操作が操作部11において実行されたときは(ステップS23;YES)、そのまま第1実施形態係る再生動作におけるステップS2の処理に移行し、以後、当該第1実施形態に係る再生動作と同様にステップS2以降の処理を実行する。
他方、ステップS23の判定において、当該操作が実行されないときは(ステップS23;NO)、引き続き告知処理と待機処理を繰り返す。
そして、当該再生動作実行の操作がないまま待機時間が経過したときは(ステップS22;YES)、再生処理が中断する可能性のあるファイルの再生を回避して次のファイル又は次の光ディスクDKに対してステップS1以降の処理を実行すべく、当該再生処理が中断する可能性のあるファイルをスキップして(ステップS24)、上記ステップS1の処理に移行し、上記ステップS1乃至S25の処理を繰り返す。
以上説明したように、第3実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作によれば、第1実施形態に係る情報再生装置Sにおける復号情報Smの蓄積量の制御動作の効果に加えて、予め設定されている転送レートの閾値を越える高速な転送レートとなる復号情報Smをバッファメモリ8から読み出すときにその旨を告知するので、使用者に対して高速な読み出しによるバッファメモリ8におけるアンダーフローを予期させることができる。
(IV)第4実施形態
次に、本願に係る更に他の実施形態である第4実施形態について、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は第4実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作の全体を示すフローチャートであり、図7は当該制御動作の詳細を示すフローチャートである。
次に、本願に係る更に他の実施形態である第4実施形態について、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は第4実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作の全体を示すフローチャートであり、図7は当該制御動作の詳細を示すフローチャートである。
上述した第1実施形態においては、一のファイルに対する再生中断後の再生再開時等における蓄積閾値THの値を、そのファイルに対応する復号情報Smの転送レートに基づいて各ファイル毎に最適化する場合について説明したが、以下に説明する第4実施形態は、新たな蓄積閾値THの算出に当たり、バッファメモリ8からの読出速度(信号処理部6への転送レート)だけではなく、当該バッファメモリ8への蓄積速度をも考慮して算出する。
更に、第4実施形態に係る情報再生装置の構成は第1実施形態に係る情報再生装置Sの構成と同様であるので、細部の説明は省略する。また、図6に示すフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同様の処理については同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
第4実施形態に係る再生動作においては、始めに、図3において説明した第1実施形態に係る再生動作におけるステップS1の動作が実行される。
そして、当該ステップS1の判定において、光ディスクDKが装填されたときは(ステップS1;YES)、次に、第1実施形態に係る再生動作におけるステップS2の処理と並行して、その時のバッファメモリ8への復号情報Smの蓄積速度(換言すれば、光ディスクDKからの検出速度)の値を監視する(ステップS30)。
なお、当該検出速度(その単位は、上記転送レートと同様に通常は「bps」である)については、復号情報Sm自体の内容に応じて時々刻々と変化する場合もあり、また一定の固定レートである場合もある。更に、当該検出速度の値の検出方法として具体的には、例えば、予め設定されている検出時間(単位は「秒」である)に信号処理部6からバッファメモリ8に蓄積された復号情報Smに含まれていたセクタSTの数に、セクタST一つ当たりの情報量(単位は「バイト」である)を乗じ、更に当該単位を「バイト」から「ビット」とするための定数「8」を乗じ、その結果を上記検出時間で割れば、その検出時間内の当該検出速度(の平均値)が検出できる。この蓄積速度の検出処理を上記検出時間毎に連続して繰り返すことで、最新の当該蓄積速度の監視が実行される(ステップS30)。
そして、当該ステップS2及びS30の処理実行後は、上述した第1実施形態と同様のステップS3以降S7までの処理が実行される。
その後、それまでに算出されていた最新の上記検出速度(ステップS30参照)及び転送レート(ステップS6参照)を用いて新たな蓄積閾値THを算出する(ステップS80)。なお、当該蓄積閾値THの算出処理については、後ほど詳述する。
そして更に、上述した第1実施形態と同様のステップS9及びS10の処理が実行される。
その後、当該ステップS9及びS10の処理において、ステップS10として実行される再生動作の終了か否かの判断につき、当該再生動作を継続する場合(ステップS10;NO)、その前のステップS9においてバッファメモリ8が空であると判定された時刻をメモリ6A内に記憶し(ステップS31)、更に対応するファイルの再生開始時刻(ステップS5参照)から当該記憶されたバッファメモリ8が空になった時刻までにバッファメモリ8から信号処理部6に転送された全ての復号情報Smにおける平均の転送レートを、上記ステップS6の処理と同様の処理により算出してメモリ6A内に記憶させた上で(ステップS32)、上記ステップS2及びS30の処理に戻る。
次に、上記ステップS80の処理において実行される新たな蓄積閾値THの算出処理の詳細について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、当該ステップS80の処理においては、先ず夫々算出された検出速度と転送レートとを比較し、当該転送レートが当該検出速度より大きいか否かを確認する(ステップS81)。そして、転送レートが検出速度以下であるときは(ステップS81;NO)、そもそもバッファメモリ8に復号情報Smを一時的蓄積する必要がないので、そのままバッファメモリ8から転送すべく、新たな蓄積閾値THの値を「0」セクタとし(ステップS88)、上記ステップS9の処理に移行する。
一方、ステップS81の判定において、転送レートが検出速度より大きいときは(ステップS81;YES)、次に、上記ステップS31の処理においてバッファメモリ8が空となった時刻がメモリ6A内に記憶されているか否かを確認する(ステップS82)。
そして、当該空になった時刻が記憶されているときは(ステップS82;YES)、対応するファイルの再生開始時刻(上記ステップS5参照)から当該記憶されたバッファメモリ8が空になった時刻(上記ステップS31参照)までの時間を示すパラメータPtの値を新たに算出し(ステップS83)、新たな蓄積閾値THを、そのパラメータPtを用いて、
TH=(平均転送レート(上記ステップS32参照)×Pt)÷(セクタST一つ当たりの情報量×8)
により算出する(ステップS84)。なお、この場合の定数「8」は、これまでと同様に単位を「バイト」から「ビット」に変換するために乗ずるものである。
TH=(平均転送レート(上記ステップS32参照)×Pt)÷(セクタST一つ当たりの情報量×8)
により算出する(ステップS84)。なお、この場合の定数「8」は、これまでと同様に単位を「バイト」から「ビット」に変換するために乗ずるものである。
そして、ステップS84において算出された新たな蓄積閾値THの値が、元々のバッファメモリ8の最大記憶容量を越えているか否かを確認し(ステップS85)、当該値がバッファメモリ8の最大記憶容量以内の値であるときは(ステップS85;YES)、そのまま上記ステップS9の処理に移行する。
一方、ステップS84において算出された新たな蓄積閾値THの値がバッファメモリ8の最大記憶容量より大きいときは(ステップS85;NO)、当該最大記憶容量を新たな蓄積閾値THの値とした上で(ステップS86)、上記ステップS9の処理に移行する。
他方、上記ステップS82の判定において、メモリ6A内にバッファメモリ8が空となった時刻が記憶されていないときは(ステップS82;NO)、新たな蓄積閾値THを、上記パラメータPtを用いて、
TH=(転送レート(上記ステップS6参照)×Pt)÷(セクタST一つ当たりの情報量×8)
により算出し(ステップS87)、その後上記ステップS9の処理に移行する。
TH=(転送レート(上記ステップS6参照)×Pt)÷(セクタST一つ当たりの情報量×8)
により算出し(ステップS87)、その後上記ステップS9の処理に移行する。
以上説明したように、第4実施形態に係る情報再生装置における復号情報Smの蓄積量の制御動作によれば、第1実施形態に係る情報再生装置Sにおける復号情報Smの蓄積量の制御動作の効果に加えて、バッファメモリ8に対する蓄積速度と、バッファメモリ8からの転送レートと、の双方を用いて新たな蓄積閾値THを算出するので、より的確にあるファイルに特化した蓄積閾値THを用いて対応する復号情報Smの読み出し開始タイミングを制御することができる。
(V)変形形態
最後に、本願に係る変形形態について説明する。
最後に、本願に係る変形形態について説明する。
先ず、第一の変形形態として、上述した各実施形態においては、バッファメモリ8からの復号情報Smの転送レートが当該バッファメモリ8に対する復号情報Smの蓄積速度より速い場合は当該バッファメモリ8を用いた一時蓄積を行う構成としたが、これ以外に、当該転送レートと蓄積速度との間に予め設定されている速度差より大きな速度差があるときは、当該一時蓄積を行わず、可能な限りファイルに対する再生処理を継続する構成とすることもできる。
この場合は、高速な転送レートであっても、再生処理が一時的に中断する可能性はあるものの可能な範囲で再生動作を継続することができることになる。
また、第二の変形形態として、上述した各実施形態及び変形形態においては、情報再生装置における復号情報Smの再生動作に対して本願を適用した場合について説明したが、これ以外に、光学的な記録処理が可能な光ディスクに対して情報を記録する際に、当該光ディスクに元々記録されていたアドレス情報等を検出する場合に本願を適用することも可能である。
更に、光学的な情報の記録又は再生を行う装置だけでなく、磁気的に情報の記録又は再生を行う装置に本願を適用することも可能である。
更にまた、図3乃至図7に示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る信号処理部6又はマイクロコンピュータ9として活用することも可能である。
1 ディスクモータ
2 ドライバ
3 ピックアップ
4 RFアンプ
5 サーボ制御部
6 信号処理部
6A メモリ
7 D/Aコンバータ
8 バッファメモリ
9 マイクロコンピュータ
10 表示部
11 操作部
B 光ビーム
S 情報再生装置
DK 光ディスク
Sm 復号情報
Scm バッファ制御信号
2 ドライバ
3 ピックアップ
4 RFアンプ
5 サーボ制御部
6 信号処理部
6A メモリ
7 D/Aコンバータ
8 バッファメモリ
9 マイクロコンピュータ
10 表示部
11 操作部
B 光ビーム
S 情報再生装置
DK 光ディスク
Sm 復号情報
Scm バッファ制御信号
Claims (13)
- 処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積する蓄積手段を備え、当該蓄積手段における前記対象情報の蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、当該蓄積手段に対する前記対象情報の蓄積速度よりも速い読出速度により当該一時的に蓄積されている対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始して処理する情報処理装置において、
前記読出速度を検出する検出手段と、
前記検出された読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する算出手段と、
前記算出された蓄積閾値を記憶する閾値記憶手段と、
新たな前記対象情報を前記蓄積手段から読み出すとき、当該読み出しを開始するタイミングを前記記憶されている新たな蓄積閾値を用いて制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
一の前記対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを中断するとき、前記算出手段は、当該中断の直前において検出された前記読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出し、
前記制御手段は、中断された前記対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを再開するとき、当該読み出しを開始するタイミングを前記新たな蓄積閾値を用いて制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記算出手段は、一の前記対象情報の前記蓄積手段からの読み出し時において検出された前記読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出し、
前記制御手段は、前記一の対象情報全体に対する処理を再度行うとき、当該再度の処理開始時において前記一の対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始するタイミングを、前記新たな蓄積閾値を用いて制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
一の前記対象情報全体を前記蓄積手段から読み出したときの前記読出速度の平均値を算出する平均値算出手段と、
前記算出された平均値に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する第2算出手段と、
前記算出された蓄積閾値を再処理用蓄積閾値として記憶する第2閾値記憶手段と、
を更に備え、
前記制御手段は、前記一の対象情報全体に対する処理を再度行うとき、当該再度の処理開始時において前記一の対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始するタイミングを、前記記憶されている再処理用蓄積閾値を用いて制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
複数の前記対象情報を前記蓄積手段から読み出して処理を行ったとき、全ての前記対象情報に渡る前記読出速度の平均値を算出する全体平均値算出手段と、
前記算出された平均値に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する第2算出手段と、
前記算出された蓄積閾値を再処理用蓄積閾値として記憶する第2閾値記憶手段と、
を更に備え、
前記制御手段は、各前記対象情報のいずれかに対する処理を再度行うとき、当該再度の処理開始時において前記いずれかの前記蓄積手段からの読み出しを開始するタイミングを、前記記憶されている再処理用蓄積閾値を用いて制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
一又は複数の前記対象情報を夫々に含む対象情報群を前記蓄積手段から複数分読み出して処理を行ったとき、全ての前記対象情報群に渡る前記読出速度の平均値を算出する全体平均値算出手段と、
前記算出された平均値に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する第2算出手段と、
前記算出された蓄積閾値を再処理用蓄積閾値として記憶する第2閾値記憶手段と、
を更に備え、
前記制御手段は、前記対象情報群に含まれる各前記対象情報のいずれかに対する処理を再度行うとき、当該再度の処理開始時において前記いずれかの前記蓄積手段からの読み出しを開始するタイミングを、前記記憶されている再処理用蓄積閾値を用いて制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記読出速度が予め設定されている読出閾値以上の読出速度となる前記対象情報を識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記記憶されている識別情報により識別される前記対象情報を前記蓄積手段から読み出すとき、当該対象情報を当該蓄積手段から読み出して処理の対象とする旨を告知する告知手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記蓄積速度を検出する蓄積速度検出手段を更に備え、
前記算出手段は、検出された前記読出速度及び前記蓄積速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記蓄積速度と前記読出速度との差が予め設定された速度差よりも大きくなったとき、前記蓄積手段における前記対象情報の蓄積を一時的に中断し、当該蓄積手段に入力された前記対象情報をそのまま読み出して処理を行うことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
一又は複数の前記対象情報を記録する記録媒体から前記対象情報を検出する対象情報検出手段を更に備え、
前記蓄積速度と前記記録媒体からの前記対象情報の検出速度とが等しいことを特徴とする情報処理装置。 - 処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積する蓄積手段を備え、当該蓄積手段における前記対象情報の蓄積量が蓄積閾値以上となったとき、当該蓄積手段に対する前記対象情報の蓄積速度よりも速い読出速度により当該一時的に蓄積されている対象情報の前記蓄積手段からの読み出しを開始して処理する情報処理装置において実行される情報処理方法において、
前記読出速度を検出する検出工程と、
前記検出された読出速度に基づいて新たな前記蓄積閾値を算出する算出工程と、
前記算出された蓄積閾値を閾値記憶手段に記憶させる閾値記憶工程と、
新たな前記対象情報を前記蓄積手段から読み出すとき、当該読み出しを開始するタイミングを前記記憶されている新たな蓄積閾値を用いて制御する制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 処理の対象となる対象情報を一時的に蓄積する蓄積手段を備えるコンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
- 請求項12に記載の情報処理用プログラムが、前記コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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