JP2009072955A - 刷版装着補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刷版の折曲げ部の内側が版胴の開口部のエッジに対し非平行となり、刷版が版胴に傾斜した状態で巻き付けられる課題があった。
【解決手段】輪転印刷機の版胴Cの開口部Gのエッジeに、刷版Pの折曲げ部P1を引っ掛ける際の刷版装着補助装置が、待機位置と作用位置の間を移動可能であり、作用位置においてエッジに引っ掛けられる刷版の折曲げ部の外側と接触してエッジに向かう押付け力を付与可能に押付け部が形成されたブロックBと、ブロックBを待機位置と作用位置の間で移動させる駆動源であるとともに押付け力の発生源である出力装置Hとを備え、刷版Pの折曲げ部P1の外側と接触してエッジeに向かう押付け力を付与可能なブロックBの押付け部の作動により、エッジeと折曲げ部P1の内側とを確実に接触させるように設けた刷版装着補助装置により解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、輪転印刷機の版胴に刷版を自動で装着する装置において、刷版を鋭角に折曲げて形成した折曲げ部を、版胴周面の軸線と平行な開口の一側の鋭角なエッジに引っ掛ける際に、刷版の折曲げ部の内側を前記エッジに確実に接触させるための刷版装着補助装置に関する。
輪転印刷機の版胴へ刷版を装着又は装着及び取り外しを、人手によらず自動で行う装置(以下、自動着脱装置と記載する)は、例えば特開2001−277472号公報(以下、公知文献1とする)、特開平8−108525号公報(以下、公知文献2とする)、特公平7−115462号公報(以下、公知文献3とする)によって公知となっている。
これら公知の自動着脱装置は、いずれも、端部に折曲げ部を形成した刷版の前記折曲げ部を版胴周面の軸線と平行な開口の一側のエッジに引っ掛け、この刷版を版胴周面に巻き付けて装着する。すなわち、図5に示すように版胴Cには刷版Pを取付けるために、その表面に版胴Cの軸線と平行な開口部Gが設けられており、前記開口部Gの版胴Cの回転方向(矢印A1で示す方向)に向いた一側には、版胴周面Csとこの版胴周面Csに接触する平面に対して鋭角な角度αx度傾斜する壁面Chとによってエッジeが形成されている。
また、刷版Pは、一側が鋭角な角度αy度に裏側に折曲げられて折曲げ部P1が形成されている。詳細には前記エッジeは半径rの曲面であり、刷版Pの折曲げ部P1の内側f2も半径rの曲面をなしている。このような両者の構成のもとで刷版Pの折曲げ部P1を版胴Cの軸線に平行な開口部Gのエッジeに引っ掛ける際、刷版Pの幅方向に渡って折曲げ部P1の内側f2を開口部Gのエッジeに接触させて引っ掛けることによって刷版Pを版胴周面Csの所定の位置に正確に取付けることができる。すなわち版胴周面Csの予め決められた位置に傾斜することなく取付けることができる。
したがって、刷版Pの折曲げ部P1の内側f2の曲げ角度αy度とそれを引っ掛ける版胴Cの開口部Gの壁面Chが版胴周面Csの接平面と成す鋭角な角度αx度が一致していることが望ましい。しかし、角度αx度とαy度は、共に加工公差範囲を有しており、公差の範囲でαy度<αx度であると、刷版Pの折曲げ部P1を版胴周面Csの開口部Gのエッジeに引っ掛けただけでは図5に示すように折曲げ部P1の内側f2と開口部Gのエッジeは接触せず、版胴Cの周面方向に隙間ccを生ずる。すると刷版Pは前記隙間ccの分だけ版胴周面Csの回転方向所定の位置に対してずれて取付けられることとなる。
ところで、公知文献3に記載の自動着脱装置では、所定位置にストックされている刷版を、刷版保持手段である吸着パッドによって版胴に向けて運び出し、刷版の折曲げ部の折り代を版胴周面の開口部に挿入し、次いで、押さえローラーで完全に挿入するとともに、刷版の折曲げ部近傍を版胴の周面に押さえるように構成されている。
また、公知文献2に記載の自動着脱装置では、回転させた状態の版胴に刷版を搬入し、回転する版胴周面の開口部が搬入された刷版の折曲げ部の折り代の先端位置に整合すると、刷版の折曲げ部の折り代が前記開口部に入り、次いで、押さえローラーがこの状態の刷版の折曲げ部近傍を版胴の周面に押さえるように構成されている。
更に、公知文献1に記載の自動着脱装置では、刷版の保持手段である真空吸着パッドによって保持し、刷版の折曲げ部の折り代を版胴周面の開口部に挿入させ、真空吸着パッドによる保持を所定の時間だけ維持したまま版胴を刷版巻き付け方向に回転させ、刷版を版胴周面に巻き付けていく際に、刷版に制動力を負荷させて、刷版の折曲げ部の内側と版胴の開口部のエッジとの良好な接触を図れるように構成されている。
特開2001−277472号公報(公知文献1) 特開平8−108525号公報(公知文献2) 特公平7−115462号公報(公知文献3)
しかしながら、上記公知文献1乃至3に記載される自動着脱装置には、それぞれ以下のような課題があった。すなわち、公知文献3に記載の自動着脱装置では、ストックされている刷版を版胴に向けて運び出す際に、振動等によって吸着パッドに対してずれることがあり、そのまま刷版の折曲げ部の折り代が、版胴周面の開口部に挿入され、押えローラーによって押えられて、刷版の折曲げ部の内側が版胴の開口部のエッジに対し非平行となり、刷版が版胴に傾斜した状態に巻き付けられる不都合が生じた。
また、公知文献2に記載の自動着脱装置では、刷版の折曲げ部の折り代が回転する版胴周面の開口部に入る際に、開口部に落ち込む衝撃によって刷版がずれることがあり、そのまま押さえローラーによって押さえられて、刷版の折曲げ部の内側が版胴の開口部のエッジに対し非平行となり、公知文献3に記載の自動着脱装置と同様に、刷版が版胴に傾斜した状態に巻き付けられる不都合が生じた。
更にまた、公知文献1記載の自動着脱装置では、真空吸着パッドによって刷版を保持するために吸着パッドに負圧を発生させる真空ポンプを設ける必要があって全体構成が大掛かりなうえ、版胴周辺には印刷稼働中紙粉やインキミストが多く存在して前記吸着パッドに付着するため、吸着パッドの吸着力が低下することがあった。また、吸着パッドの吸着力が低下することによって刷版の左右に作用する吸着力の均衡が崩れることがあり、これらにより、前記したよう刷版の折曲げ部の内側の角度が版胴周面の開口部のエッジの角度より小さいために、単に刷版の折曲げ部の曲げ代を版胴周面の開口部に差込んだだけでは刷版の折曲げ部の内側と版胴の開口部のエッジとの間に隙間が生じる場合には、刷版の折曲げ部の内側が版胴の開口部のエッジと正確に平行になることは極めて稀で、刷版が版胴に傾斜した状態に巻き付けられる不都合が生じた。
上記課題を解決するため、輪転印刷機の版胴に刷版を自動装着可能な装置とともに稼働し、前記装着装置が版胴周面の軸線と平行な開口の一側の鋭角なエッジに、刷版を鋭角に折曲げて形成した折曲げ部を引っ掛ける際の刷版装着補助装置において、
待機位置と、エッジに相対する作用位置の間を移動可能であって、作用位置においてエッジに引っ掛けられる刷版の折曲げ部の外側と接触してエッジに向かう押付け力を付与可能に押付け部が形成されたブロックと、
ブロックを待機位置と作用位置の間で移動させる駆動源であるとともに、押付け力の発生源である出力装置とを備え、
刷版の折曲げ部の外側と接触してエッジに向かう押付け力を付与可能なブロックの押付け部の作動により、エッジと折曲げ部の内側とを確実に接触させるように設けたことを特徴とする刷版装着補助装置を提案する。
また、ブロックが、鋭角な角度に形成された先端部と、後端面と、押付け部となる1つの斜面とを有する側面楔形状の三角柱体からなり、後端面で出力装置の出力軸に取付けられており、
ブロックの斜面の傾きは、この斜面に垂直な方向が、版胴開口部の壁面と開口部のエッジの稜線における版胴周面の接平面に挟まれた範囲の中央方向近辺である0012欄記載の刷版装着補助装置を提案する。
更に、押付け部が、版胴軸方向で複数設けられ、刷版の少なくとも版胴軸方向における両端部近傍に押付け力を付与可能に設けられた0012欄又は0013欄に記載の刷版装着補助装置を提案する。
この発明は、公知文献2及び公知文献3のように刷版の折曲げ部の内側が版胴の開口部のエッジに対し非平行となり、刷版が版胴に傾斜した状態に巻き付けられることがなく、前記公知文献の課題を克服している。
また、この発明は、公知文献1のように刷版の折曲げ部の内側と版胴の開口部のエッジとの間に隙間が生じる場合であっても、刷版が版胴に傾斜した状態に巻き付けられる不都合が生じることはなく、公知文献1の課題を克服している。
更に、この発明は、従来に比し極めて簡易で小型な構成でありながら刷版を版胴周面の予め決められた位置に傾斜することなく取付けることができる効果がある。すなわち、刷版の折曲げ部の内側の角度と、版胴の周面の開口部のエッジの角度の大小関係に左右されることなく、かつ版胴周辺の状況に左右されることなく、刷版の折曲げ部の内側と版胴の周面の開口部のエッジとを確実に接触させることができる効果を有する。
この発明の実施形態について図面を参照して説明する。この発明の最も好ましい実施形態である第1実施形態の刷版装着補助装置に関し、刷版Pの折曲げ部P1を版胴Cに設けられた開口部Gのエッジeに引っ掛けた状態の一部分を表した説明図である図1、この発明の第2実施形態の刷版装着補助装置に関し、図1と同様の状態である説明図である図2、図1を斜め上方から見た斜視図である図3、この発明の第1実施形態の刷版装着補助装置の刷版Pの折曲げ部P1を引っ掛けた版胴Cの開口部Gの拡大図であり、ブロックB1の斜面(押付け部)B13が折曲げ部P1の外側flに押付け力を付与している作用説明図である図4、輪転印刷機の版胴の開口部を示し、刷版の折曲げ部と開口のエッジとの関係を示す説明図である図5、この発明に係る刷版装着補助装置を装備可能な連続紙Wの両面印刷用オフセット輪転印刷機10の版胴C、C付近を示す版胴の軸に直角な断面図であり、上下の版胴C、Cの各開口部G,Gに新しい刷版P、Pの折曲げ部P1、P1を引っ掛けた状態を示している説明図である図6に基づいて説明する。
図6において、Dはブランケット胴であり周面にブランケットJを取付けている。R1乃至R3は、インキを供給するゴムローラーであり、R4は湿し水を供給するゴムローラーである。なお、図6は各胴及びゴムローラーの接触を解除した状態で示しており、また、上述した各部材は、連続紙Wを挟んで上下にそれぞれ1つずつあり、同作動をしている。
オフセット輪転印刷機10に設けられるこの発明の第1実施形態に係るブロックB1は、鋭角な角度z度に形成された下部の先端部B11と、上部後端面B12と、押付け部となる1つの斜面B13とを有する側面楔形状の三角柱体からなる。ブロックB1は、上部後端面B12で出力装置H1の出力軸H11に取付けられている。
この発明の第1実施形態に係る出力装置H1のボディH12は、図示しないブラケットによってオフセット輪転印刷機10のフレームに取付けられ固定されている。出力装置H1は、この実施形態では流体圧シリンダーからなり、ブロックB1を版胴Cに対して その半径方向に移動させることが可能である。版胴Cが刷版P装着のための定位置に停止したときブロックB1の先端部B11の移動する方向が版胴Cの開口部Gに一致するように出力装置H1のボディH12は取付けられている。
版胴Cが、前記定位置に停止しているとき、版胴Cの開口部Gのエッジeに刷版Pの折曲げ部P1を引っ掛け、出力装置Hを作動させて出力軸H1を伸長し、ブロックB1の先端部B11を開口部G内に入り込ませる。ブロックB1の斜面(押付け部)B13が版胴Cの開口部Gのエッジeに引っ掛けられた折曲げ部P1の外側f1に接触し、さらに前記出力軸H1が伸長する方向にブロックB1に力を加えることによってブロックB1の斜面(押付け部)B13が刷版Pの折曲げ部P1の外側f1に対して矢印HFで示す斜面(押付け部)B13に垂直方向の押付け力を付与することができる。
このブロックB1の斜面(押付け部)B13の傾きは、この斜面(押付け部)B13に垂直な方向、すなわち斜面(押付け部)B13が刷版Pの折曲げ部P1の外側flに押付け力を付与する方向HFが壁面Chと開口部Gのエッジeの稜線における版胴周面Csの接平面に挟まれた範囲、好ましくは前記範囲の中央方向、すなわち斜面(押付け部)B13と開口部Gにおける版胴Cの半径方向とが成す角度z度(この実施形態では先端部B11の角度z)が、版胴Cの開口部Gのエッジeの角度αx度の略2分の1となるようにブロックB1の斜面(押付け部)を構成する。
次に、版胴Cに新しい刷版Pを自動で装着する過程で、刷版Pの折曲げ部P1を版胴Cの開口部Gのエッジeに掛け、ブロックB1が刷版Pの折曲げ部P1の内側f2を版胴Cの開口部Gのエッジeに接触して一致させる過程を説明する。なお、刷版Pの折曲げ部P1を版胴Cの開口部Gのエッジeに引っ掛ける過程は、種々の自動装置によって行われることが公知となっているため、ここでは簡略に記す。
まず、背景技術で説明したように加工公差の範囲で刷版Pの折曲げ部P1を形成する曲げ角度αy度が、前記エッジeの角度αx度よりも小さい場合について説明する。刷版Pは、刷版を保持して所定の位置に移動させることが可能な、例えばロボットのアームに取付けられた刷版保持手段(図示せず)によって刷版Pの少なくとも折曲げ部P1が形成されている側付近を版胴Cの周面Csの接平面と略平行にして折曲げ部P1を版胴周面Csに近づける。一方、版胴Cは回転して開口部Gが刷版Pの折曲げ部P1を引っ掛けるための所定の位置に来たところで停止する。
刷版保持手段は、刷版Pの折曲げ部P1の折り代をその内側端部を壁面Chに沿わせて開口部Gに挿入する。このとき前記のようにαy度<αx度であるため図5に示すように折曲げ部P1の内側f2と、版胴Cの開口部Gのエッジeの間に隙間ccが生じる。
そこで、出力装置H1を作動させて出力軸H11を伸長し、版胴Cの開口部Gにおける版胴Cの半径方向延長線上にある待機位置に待機していたブロックB1’の先端部B11を開口部G内に挿入させて斜面(押付け部)B13を刷版Pの折曲げ部P1の外側flに接触させるとともに接触個所から刷版Pに押付け力を付与する。
ここで斜面(押付け部)B13が折曲げ部P1の外側f1に押付け力を付与する方向HFは、壁面Chと開口部Gのエッジeの稜線における版胴周面Csに対する接平面に挟まれた範囲の略中央方向である。したがって、斜面(押付け部)B13から折曲げ部P1の外側flに付与された押付け力は、壁面Chの方向とこれから版胴周面Csに巻き付けるために版胴周面Csの接線方向に保持されている刷版Pの版面P2の方向に略均等に分割して掛かり、壁面Chに接触している折曲げ部P1の折り代の内側先端部は壁面Chに沿って滑り動いて開口部Gの奥方向へ押込まれ、版胴Cの周面Csの開口部Gのエッジeに接触している版面P2の内側は、滑り動いて刷版Pの折曲げ部P1を設けられた側とは反対側P3の方向に押込まれ、同時に折曲げ部P1の曲げ角度αy度は押し広げられ、折曲げ部P1の折り代の内側は壁面Chに密着し、折曲げ部P1の内側f2と版胴Cの開口部Gのエッジeが完全に接触する。(図4参照)
上記動作が完了した後、出力装置Hを上記動作時と逆方向に作動させてブロックB1を版胴Cから遠ざけ待機位置であるブロックB1’の位置に戻す。そして、刷版Pの版面P2の内側が版胴周面Csに密着するように、例えば図示しないローラーで版面P2を版胴周面Csに押さえつけながら版胴Cを矢印A1で示す正転方向に1回転させて刷版Pの平面部P2を版胴周面Csに倣わせて巻き付ける。刷版Pは、折曲げ部P1が設けられた側とは反対側P3を開口部G内にある巻込み軸Kによって巻込まれ、刷版Pを版胴Cに固定して刷版Pの版胴Cへの装着を完了する。
次に、刷版Pが版胴Cの軸線に対して平行な状態からずれて傾いた状態で折曲げ部P1が開口部Gのエッジeに引っ掛けられた場合について説明する。刷版Pが版胴Cの軸線に対して傾いていると版胴Cの軸線と平行な開口部Gのエッジeと折曲げ部P1の内側f2との問が刷版Pの幅方向で一端は接触しているが他端に向かって徐々に広がる隙間が生じている。
そこで、出力装置H1を作動させて出力軸H11を伸長し、版胴Cの開口部Gにおける版胴Cの半径方向延長線上にある待機位置に待機していたブロックB1’の先端部B11を開口部G内に挿入させて斜面(押付け部)B13を刷版Pの折曲げ部P1の外側f1に接触させるとともに接触個所から刷版Pに押付け力を付与する。ブロックB1の斜面(押付け部)B13から折曲げ部P1の外側flに付与された押付け力によって刷版Pはこれから版胴周面Csに巻き付けるために版胴周面Csの接線方向に保持されている版面P2の方向に押付けられ、開口部Gのエッジeの稜線との間に隙間を生じている部分の折曲げ部P1の内側f2は版胴Cの周面Csの開口部Gのエッジe部に接触している版面P2の裏側が滑り動いて刷版Pの折曲げ部P1を設けられた側とは反対側P3の方向に押込まれ、前記隙間が無くなり開口部Gのエッジeと折曲げ部P1の内側f2は刷版Pの幅方向に渡って接触し、刷版Pは版胴Cの軸線に対して平行になる。
その後、刷版Pの版面P2の裏側が版胴周面Csに密着するように、例えば図示しないローラーで版面P2表面を版胴周面Csに押さえつけながら版胴Cを矢印A1で示す正転方向に1回転させて刷版Pの平面部P2を版胴周面Csに倣わせて巻き付ける。刷版Pは、折曲げ部P1を設けられた側とは反対側P3を開口部G内にある巻込み軸Kによって巻込まれ、刷版Pを版胴Cに固定して刷版Pの版胴Cへの装着を完了する。
ブロックB1は、この実施形態では図3に示すように刷版Pの幅方向に両端部と中央の3か所に設けている。刷版Pの折曲げ部P1の外側flは折曲げられていることにより変形しにくくなっており、図3に示すように刷版Pの幅方向に両端部と中央の3か所に設けて折曲げ部P1の外側flに押付け力を付与することで折曲げ部P1の内側f2全体を開口部Gのエッジeに接触させることができる。また、刷版Pの幅が狭いときは、ブロックB1を刷版Pの幅方向の両端部に設けることで同様の効果を得ることができる。
この発明の第2実施形態では、出力装置H2の出力方向、すなわち出力軸H21の伸長方向を刷版Pの折曲げ部P1の外側f1に付与する押付け力の方向と一致するように出力装置H2を取付け、ブロックB2の出力軸H21の出力方向に直角な面B21で折曲げ部P1の外側f1に押付け力を付与するようにしたものであり、作用効果は第1実施形態と同じである。
なお、出力装置H及びブロックBは、上記実施形態に示した態様に限られたものではなく、刷版Pの幅に応じてブロックB(B1、B2)を刷版Pの幅方向で、少なくとも両側端部近傍に設け、刷版Pの幅に応じてその間に適宜な間隔で適宜数配置すればよい。
この発明は、輪転印刷機の版胴に刷版を自動で装着する装置の補助装置として利用される。詳細には、輪転印刷機の版胴に刷版を自動で装着する場合に刷版の折曲げ部の内側を版胴開口部のエッジに確実に接触させるための刷版装着補助装置として利用される。
この発明の最も好ましい実施形態である第1実施形態の刷版装着補助装置に関し、刷版Pの折曲げ部P1を版胴Cに設けられた開口部Gのエッジeに引っ掛けた状態の一部分を表した説明図 この発明の第2実施形態の刷版装着補助装置に関し、図1と同様の状態である説明図 図1を斜め上方から見た斜視図 この発明の第1実施形態の刷版装着補助装置の刷版Pの折曲げ部P1を引っ掛けた版胴Cの開口部Gの拡大図であり、ブロックB1の斜面(押付け部)B13が折曲げ部P1の外側flに押付け力を付与している作用説明図 輪転印刷機の版胴の開口部を示し、刷版の折曲げ部と開口のエッジとの関係説明図 この発明に係る刷版装着補助装置を装備可能なオフセット輪転印刷機の版胴付近を示し、版胴の軸に直角な断面図
符号の説明
10:オフセット輪転印刷機
W:連続紙
C:版胴
Cs:版胴周面
Ch:壁面
G:開口部
e:エッジ
αx:エッジ角度
K:巻込み軸
D:ブランケット胴
J:ブランケット
R1、R2、R3:インキ供給ゴムローラー
R4:湿し水供給ゴムローラー
P:刷版
P1:折曲げ部
f1:折曲げ部の外側
f2:折曲げ部の内側
αy:折曲げ部の内角度
P2:版面
P3:刷版の折曲げ部側とは反対側
H1:出力装置(第1実施形態)
H11:ボディ(第1実施形態)
H12:出力軸(第1実施形態)
B1、B1’:ブロック(第1実施形態)
B11:ブロック先端部(第1実施形態)
B12:ブロック後端面(第1実施形態)
B13:ブロック斜面(押付け部)(第1実施形態)
z:ブロック斜面角度(ブロック先端部角度)(第1実施形態)
H2:出力装置(第2実施形態)
H21:ボディ(第2実施形態)
H22:出力軸(第2実施形態)
B2、B2’ブロック(第2実施形態)
B21:ブロック先端面(第2実施形態)
B22:ブロック後端面(第2実施形態)
A1:版胴の回転方向(・正転方向)を示す矢印
HF:力の方向を示す矢印

Claims (3)

  1. 輪転印刷機の版胴に刷版を自動装着可能な装置とともに稼働し、前記装着装置が版胴周面の軸線と平行な開口の一側の鋭角なエッジに、刷版を鋭角に折曲げて形成した折曲げ部を引っ掛ける際の刷版装着補助装置において、
    待機位置と、エッジに相対する作用位置の間を移動可能であって、作用位置においてエッジに引っ掛けられる刷版の折曲げ部の外側と接触してエッジに向かう押付け力を付与可能に押付け部が形成されたブロックと、
    ブロックを待機位置と作用位置の間で移動させる駆動源であるとともに、押付け力の発生源である出力装置とを備え、
    刷版の折曲げ部の外側と接触してエッジに向かう押付け力を付与可能なブロックの押付け部の作動により、エッジと折曲げ部の内側とを確実に接触させるように設けたことを特徴とする刷版装着補助装置。
  2. ブロックが、鋭角な角度に形成された先端部と、後端面と、押付け部となる1つの斜面とを有する側面楔形状の三角柱体からなり、後端面で出力装置の出力軸に取付けられており、
    ブロックの斜面の傾きは、この斜面に垂直な方向が、版胴開口部の壁面と開口部のエッジの稜線における版胴周面の接平面に挟まれた範囲の中央方向近辺である請求項1記載の刷版装着補助装置。
  3. 押付け部が、版胴軸方向で複数設けられ、刷版の少なくとも版胴軸方向における両端部近傍に押付け力を付与可能に設けられた請求項1又は請求項2に記載の刷版装着補助装置。
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