JP2009077643A - 容器詰飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】苦味が抑制された高濃度カテキン含有容器詰飲料の提供。
【解決手段】 次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類0.06〜0.6質量%、
(B)(1)(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)の質量比が0.4〜2.0
(2)糖鎖長11以上のオリゴ糖含有率が60質量%以下、かつ
(3)環状オリゴ糖の含有率が50質量%以下である
オリゴ糖混合物0.1〜5質量%
を含有する容器詰飲料。
【選択図】なし

Description

本発明は、高濃度の非重合体カテキン類を含有し、苦味が抑制された容器詰飲料に関する。
カテキン類の効果としてはコレステロール上昇抑制作用やアミラーゼ活性阻害作用などが報告されている(例えば、特許文献1、2参照)。カテキン類のこのような生理効果を発現させるためには、より簡便に大量のカテキン類を摂取することが有効であり、そのため、飲料にカテキン類を高濃度配合する技術が望まれている。この方法の一つとして、緑茶抽出物の濃縮物(例えば、特許文献3〜5参照)などを利用して、カテキン類を飲料に溶解状態で添加する方法がある。
しかしながら、市販の緑茶抽出物の濃縮物をそのまま用いると、緑茶抽出物の濃縮物に含まれる成分が影響して渋味や苦味が強く、また喉越しが悪くなった。さらにカテキン類による生理効果を発現させる上で必要となる長期間の飲用には向かなかった。このように、高濃度カテキン類配合飲料特有のカテキン類由来の渋味を低減する飲料が望まれていた。
高濃度カテキン含有飲料の苦味を抑制するためサイクロデキストリンを配合する技術(特許文献6)等がある。
特開昭60−156614号公報 特開平3−133928号公報 特開2002−142677号公報 特開平8−298930号公報 特開平8−109178号公報 特開平1−174328号公報
しかしながら、サイクロデキストリンの添加により苦味を抑制するには多量のサイクロデキストリンの添加が必要になり、多量のサイクロデキストリンを添加すると、サイクロデキストリンによる風味の低下が生じるという問題を惹起する。
従って、本発明の目的は、飲料本来の風味を損ねることなく、高濃度カテキン含有容器詰飲料の苦味を抑制する手段を提供することにある。
そこで本発明者は、飲料本来の香りや飲みごこちを改善すべく種々検討した結果、種々のオリゴ糖を一定の割合で含むオリゴ糖混合物を含有すれば、飲料本来の香りや風味を保持しつつ、苦味が抑制された高濃度非重合体カテキン含有容器詰飲料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)非重合体カテキン類0.06〜0.6質量%、
(B)(1)(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)の質量比が0.4〜2.0、
(2)糖鎖長11以上のオリゴ糖含有率が60質量%以下、かつ
(3)環状オリゴ糖の含有率が50質量%以下である
オリゴ糖混合物0.1〜5質量%、
を含有する容器詰飲料を提供するものである。
本発明の容器詰飲料は、苦味が抑制され、飲料本来の香り、風味が良好で、かつ飲みごこちのよい飲料である。
本発明で(A)非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート及びガロカテキンガレートなどの非エピ体カテキン類、並びにエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類をあわせての総称である。ここでいう非重合体カテキン類の濃度は、上記の8種の合計量に基づいて定義される。
本発明の容器詰飲料中には、(A)非重合体カテキン類を0.06〜0.6質量%含有するが、好ましくは0.07〜0.6質量%、より好ましくは0.07〜0.5質量%、最も好ましくは0.08〜0.4質量%である。非重合体カテキン類がこの範囲内であれば多量の非重合体カテキン類を容易に摂取し易く、非重合体カテキン類が効果的に体内に吸収されやすい。又、非重合体カテキン類含量が0.06質量%未満である場合、非重合体カテキン類の生理効果の発現が十分でなく、また、0.6質量%を超えると飲料の苦味が増加する。
本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類にはエピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピカテキンからなるエピ体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、ガロカテキン及びカテキンからなる非エピ体がある。本発明の容器詰飲料に使用できる(A)非重合体カテキン類中の(C)非重合体カテキン類の非エピ体類の割合([(C)/(A)]×100)は20〜70質量%が好ましく、さらに30〜65質量%、特に40〜60質量%であることが色調安定性の観点から好ましい。
本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類にはエピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレートからなるガレート体と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンからなる非ガレート体がある。エステル型非重合体カテキン類であるガレート体は苦味が強いことから、本発明の容器詰飲料に使用できる(A)非重合体カテキン類中の(D)非重合体カテキン類のガレート体類の割合([(D)/(A)]×100)は5〜95質量%、さらに8〜57質量%であることが苦味抑制の観点から好ましい。
本発明の容器詰飲料における(A)非重合体カテキン類と(E)カフェインとの含有質量比[(E)/(A)]は0.0001〜0.16が好ましく、より好ましくは0.0005〜0.15、さらに好ましくは0.001〜0.14である。非重合体カテキン類に対するカフェインの比率が低すぎると、風味バランス上好ましくない。また非重合体カテキン類に対するカフェインの比率が高すぎると、飲料本来の外観を害し好ましくない。カフェインは、原料として用いる緑茶抽出物、香料、果汁及び他の成分中に天然で存在するカフェインであっても、新たに加えられたカフェインであってもよい。
本発明における高濃度の非重合体カテキン類を有する容器詰飲料は、緑茶抽出物の濃縮物を配合して非重合体カテキン類濃度を調整して得ることができる。具体的には、緑茶抽出物の濃縮物に緑茶抽出液(不発酵茶抽出液)、半発酵茶抽出液又は発酵茶抽出液を配合したものが挙げられる。ここでいう緑茶抽出物の濃縮物とは、緑茶葉から熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出した溶液から水分を一部除去し、場合によっては精製して非重合体カテキン類濃度を高めたものであり、形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられる。また、緑茶等の抽出液とは濃縮や精製操作を行わない抽出液のことをいう。
非重合体カテキン類を含有する緑茶抽出物の濃縮物としては市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」などから選択でき、またこれらを精製してもよい。精製の方法としては、例えば緑茶抽出物の濃縮物を水又は水とエタノールなどの有機溶媒の混合物に懸濁して生じた沈殿を除去し、次いで溶媒を留去する方法がある。あるいは茶葉から熱水もしくはエタノールなどの水溶性有機溶媒により抽出した抽出物を濃縮したものをさらに精製したもの、あるいは抽出物を直接精製したものを用いてもよい。
本発明に用いる非重合体カテキン類は、緑茶抽出物又はその濃縮物をタンナーゼ処理により、ガレート体率を低下することができる。タンナーゼ処理は、緑茶抽出物の非重合体カテキン類に対してタンナーゼを0.5〜10質量%の範囲になるように添加することが好ましい。タンナーゼ処理の温度は、酵素活性が得られる15〜40℃が好ましく、さらに好ましくは20〜30℃である。タンナーゼ処理時のpHは、酵素活性が得られる4〜6が好ましく、さらに好ましくは4.5〜6であり、特に好ましくは5〜6である。
本発明の容器詰飲料は、次のオリゴ糖混合物(B)を0.1〜5質量%含有する。
(1)(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)の質量比が0.4〜2.0、
(2)糖鎖長11以上のオリゴ糖の含有率が60質量%以下、かつ
(3)環状オリゴ糖の含有率が50質量%以下。
当該オリゴ糖混合物を含有させることにより、環状オリゴ糖由来の異味がなく、茶の香りが維持され、かつ苦味が抑制される。
(1)(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)の質量比は0.4〜2.0であるが、0.5〜1.8が好ましく、0.5〜1.5がより好ましく、特に0.6〜1.2が好ましい。このオリゴ糖の質量比が0.4未満の場合も、2.0を超える場合も苦味抑制効果は十分でない。この範囲内の場合に特に苦味抑制効果が顕著である。
(2)全オリゴ糖中の糖鎖長11以上のオリゴ糖の含有率は、苦味抑制効果及び飲みごこちの点から60質量%以下であるが、好ましくは10〜55質量%、より好ましくは10〜50質量%、更に好ましくは10〜45質量%である。
(3)全オリゴ糖中の環状オリゴ糖の含有率は、茶の香りの保持効果の点から50質量%以下であることが必要であるが、好ましくは0〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%である。ここで環状オリゴ糖には、α、β、γ各種環状オリゴ糖が含まれる。
これらの条件を満たすオリゴ糖混合物は、種々の分子量のオリゴ糖、環状オリゴ糖などを混合して調製することができる。また当該オリゴ糖混合物はでん粉の糖化度(DE:Dextrose Equivalentの略であり、でん粉等の分解度を示す指標)で表すことができる。でん粉の糖化度は、ぶどう糖を100とした場合の糖液の持つ還元力を固形分当りにしたものである。でん粉を完全分解するとぶどう糖100%となるので、DEは100となる。DE=(直接還元糖(グルコースとして表示)/全固形分)×100を用いた指標で表すこともできる。当該オリゴ糖混合物のDEは、12〜25、さらに15〜23、特に17〜22であることが好ましい。
本発明の容器詰飲料中のオリゴ糖混合物含有量は、苦味抑制効果、茶の香りの保持及び飲みごこちの点から0.1〜5質量%であり、さらに0.2〜2質量%、特に0.3〜1質量%が好ましい。
本発明の容器詰飲料には、上記のオリゴ糖以外に、糖アルコール、人工甘味料などを本発明の容器詰飲料に使用できる。
本発明の容器詰飲料ではさらにミネラルとしてナトリウム、カリウム及びその塩を使用することができる。本発明に用いられるナトリウムとしては、アスコルビン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、酒石酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうるナトリウム塩を配合することができる。又、ナトリウムは加えられた果汁又は茶の成分由来のものも含まれる。ナトリウム濃度が高くなるほど、飲料の変色する度合いが高くなる。安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のナトリウム含有量は、0.001〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.4質量%、さらに好ましくは0.003〜0.2質量%である。
本発明に用いられるカリウムとしては、茶抽出液に含有するカリウム以外の化合物を添加してその濃度を高めることができる。例えば、塩化カリウム、炭酸カリウム、硫酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸水素カリウム、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、酒石酸カリウム、ソルビン酸カリウム等又はそれらの混合物のようなカリウム塩を配合してもよいし、加えられた果汁又は香料由来のものも含まれる。カリウム濃度は、ナトリウム濃度に比べて、長期間高温保存時での色調への影響が大きい。このように安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のカリウム含有量は、0.001〜0.2質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.15質量%、さらに好ましくは0.003〜0.12質量%である。
ここで、ナトリウム及びカリウムの合計濃度は、0.001〜0.5質量%が好ましく、この合計濃度が0.001質量%未満であると、飲む場面によっては味的に物足りなく感じる傾向があり、好ましくない。一方、0.5質量%を超えると、塩類自体の味が強く、長期間の飲用に好ましくない傾向がある。
本発明の容器詰飲料ではさらにナトリウム、カリウム以外のミネラルを使用することができる。カルシウムの金属塩は、クエン酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、焼成カルシウム(うに殻焼成カルシウム、貝殻焼成カルシウム、骨焼成カルシウム)等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するカルシウム総量としては、1日所要量(米国RDI基準:US2005/0003068記載:U.S.Reference Daily Intake)の少なくとも10質量%以上である0.0012〜0.12質量%であることが好ましい。
マグネシウムの金属塩は、塩化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸三マグネシウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するマグネシウム総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.00012〜0.006質量%であることが好ましい。
亜鉛の金属塩は、亜鉛塩類、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明で使用する亜鉛総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.000048〜0.0024質量%であることが好ましい。
鉄の金属塩は、塩化第二鉄、クエン酸鉄、ピロリン酸第二鉄、ピロリン酸第二鉄液、硫酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウム、グルコン酸第一鉄、乳酸鉄等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用する鉄総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.00004〜0.002質量%であることが好ましい。
本発明の容器詰飲料には、茶由来の成分にあわせて、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、無機酸類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。
本発明の容器詰飲料は、非炭酸飲料とすることができるが、炭酸飲料とすることもできる。すなわち、炭酸ガスにより適度な起泡性を有することにより、非重合体カテキン類の苦味を抑制させることができ、さらにソフト感及び清涼感を継続して付与することもできる。茶系飲料としては、緑茶飲料等の不発酵茶飲料、烏龍茶飲料等の半発酵茶飲料、紅茶飲料等の発酵茶飲料、あるいは麦茶等が挙げられる。
本発明の容器詰飲料に使用できる容器は、一般の飲料と同様にポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
また本発明の容器詰飲料は、例えば、金属缶のような容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた殺菌条件で製造できる。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、レトルト殺菌と同等の殺菌条件で、プレート式熱交換器などで高温短時間殺菌を行った後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用できる。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。さらに、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。
(非重合体カテキン類の測定)
フィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L−カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は0.1mol/L酢酸水溶液、B液は0.1mol/L酢酸アセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った(通常カテキン類の濃度は、質量/体積%(%[w/v])で表すが、実施例中の含有量は液量を掛けて質量で示した)。
(オリゴ糖の測定)
フィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、MCI GEL CK−02AS(φ20mm×250mm;三菱化学製)を装着し、カラム温度85℃で測定した。移動相は脱気純水とし、検出器はRIを使用した。
(風味の評価)
(1)苦味の評価
苦味の評価法
製造した容器詰飲料の苦味の評価は、次の方法で行った。
3名の専門パネラーが、下記表1記載の苦味標準溶液濃度を指標として苦味低減レベルを官能試験し、表2の基準に基づいて評価した。なお、表1に示す苦味強度は数値が大きいほど、苦味が強くなることを意味する。
Figure 2009077643
Figure 2009077643
(2)風味の評価
3名の専門パネラーが、下記の基準に基づいて評価した。
○:抽出液又は飲料組成物・本来の風味・香り
○△:若干風味・香りの減少を感じる
△:風味・香りの減少を感じる
×:ほとんど風味・香りがない
(緑茶抽出液の製造)
茶葉に対して30倍のイオン交換水にて、65℃、5分の条件下で抽出した。その後、茶葉を濾過し、水で希釈した。
非重合体カテキン類は0.087質量%、ガレート体率は46.1質量%であった。
(緑茶抽出物の精製物の製造)
カテキン類含量が30質量%の緑茶抽出物を、スプレードライ法により噴霧乾燥させた。得られたパウダーからエタノールと水の混合溶媒(水:エタノール=40:60)でカテキン類を抽出した後に混合液に対して8質量部の活性炭を添加して精製を行って緑茶抽出物の精製物を得た。緑茶抽出物の精製物中の非重合体カテキン類は22質量%、ガレート体率は52質量%であった。
(オリゴ糖混合物の調製)
調製例1:スタードライ18(TATE&LYLE 社製)、スタードライ15(TATE&LYLE 社製)を1:1の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例2:スタードライ15(TATE&LYLE 社製)、スタードライ10(TATE&LYLE 社製)を8:2の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例3:日食セルデックスSL−20(日本食品化工 社製)、スタードライ18(TATE&LYLE 社製)を84.1:15.9の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例4:日食フジオリゴ−360(日本食品化工 社製)、日食セルデックスSL−20(日本食品化工 社製)を24.4:75.6の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例5:スタードライ18(TATE&LYLE 社製)、日食セルデックス−B(日本食品化工 社製)を6:4の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例6:日食フジオリゴ−450(日本食品化工 社製)、スタードライ5(TATE&LYLE 社製)を2:8の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
調製例7:日食フジオリゴ−450(日本食品化工 社製)、日食フジオリゴ−360(日本食品化工 社製)を9:1の質量比で混合し、オリゴ糖混合物を得た。
(容器詰緑茶飲料の製造法)
(実施例1)
緑茶抽出液と、緑茶抽出物の精製物と、調製例1で得たオリゴ糖混合物を表3の割合で配合し、UHT殺菌(138℃、30秒)を施した。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(実施例2)
調製例2で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(実施例3)
調製例3で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(実施例4)
調製例4で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(実施例5)
調製例5で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(比較例1)
調製例6で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(比較例2)
調製例7で得たオリゴ糖混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
(比較例3)
オリゴ糖混合物の代わりに、β−サイクロデキストリンを0.5質量%配合したこと以外は、実施例1と同様の方法により飲料を得た。殺菌後のpHは6.0であった。得られた飲料の苦味及び風味を評価した結果を表3に示す。
Figure 2009077643
表3から、特定のオリゴ糖混合物を含有する実施例1〜5においては、飲料本来の風味を損ねることなく、高濃度に非重合体カテキン類を含有し、かつ苦味を抑制した容器詰飲料が提供されることが確認された。一方、「(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)」の質量比が本発明の範囲外にある比較例1、2では、苦味が強かった。また、β−サイクロデキストリンを含有する比較例3では、風味の低下が認められた。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)非重合体カテキン類0.06〜0.6質量%、
    (B)(1)(糖鎖長8以上のオリゴ糖)/(単糖及び糖鎖長2〜7のオリゴ糖)の質量比が0.4〜2.0、
    (2)糖鎖長11以上のオリゴ糖含有率が60質量%以下、かつ
    (3)環状オリゴ糖の含有率が50質量%以下である
    オリゴ糖混合物0.1〜5質量%、
    を含有する容器詰飲料。
  2. 緑茶抽出物の濃縮物を配合したものである請求項1記載の容器詰飲料。
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