JP2009083568A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配風バランスの向上ならびに装置のコンパクト化を図ることのできる車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】冷却器50を通過した送風を2つに分配可能に、冷却器50の送風下流位置のユニットケース10の底壁14から突出し分配用凸部17を形成し、分配用凸部17の頂部17aを、分配された送風の相互の流通を制限可能に、冷却器50の流出面52に近接して送風方向の直交方向に延在させたことを特徴とする車両用空調装置とした。
【選択図】図1
【解決手段】冷却器50を通過した送風を2つに分配可能に、冷却器50の送風下流位置のユニットケース10の底壁14から突出し分配用凸部17を形成し、分配用凸部17の頂部17aを、分配された送風の相互の流通を制限可能に、冷却器50の流出面52に近接して送風方向の直交方向に延在させたことを特徴とする車両用空調装置とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用空調装置に関し、特に、車両の後席用クーラのように、温度調節後の送風を、ダクトを介して複数箇所から吹き出させるようにしたものに関する。
従来、後席用の車両用空調装置として、2列目シートおよび3列目シートが配置された車室後部において、天井の左右の合計4箇所に配置されたグリル送風を吹き出すようにしたものが、例えば、特許文献1などにより知られている。
この車両用空調装置は、床下に配置されて内部に熱交換器を備えた床ダクトと、この床ダクトと天井の4箇所のグリルとを接続する複数のダクトと、ダクトの途中に配置されて各グリルからの吹出状態を変更可能な複数のダンパと、を備えたものである。
特開平1−223014号公報
しかしながら、上述の従来技術のように、熱交換器の下流にダクト長の長いダクトを有している構造では、車室左右への配風バランスが、ダクトの通気抵抗に大きく依存し、左右のダクトの形状や長さが異なる場合、左右均等に配風するのが難しい。
また、熱交換器の下流で、左右のダクトに分配する構造では、熱交換器と分配位置までの距離が長くなり、装置の設置スペースが大きくなる。
また、熱交換器の下流で、左右のダクトに分配する構造では、熱交換器と分配位置までの距離が長くなり、装置の設置スペースが大きくなる。
本発明は、上述のような従来の問題に着目して成されたもので、配風バランスの向上ならびに装置のコンパクト化を図ることのできる車両用空調装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車室に連通された吸入部から車室に連通された複数の吹出部へ至る送風通路を備えた箱状のケースと、前記送風通路において、前記吸入部から吹出部へ向かう送風を形成する送風機と、前記送風通路に配置され、送風上流の流入面から送風下流の流出面へ通過する前記送風と熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器を通過した送風を前記吹出部に向けて複数に分配可能に、前記熱交換器の送風下流位置において前記ケースの内周壁を突出させて形成され、かつ、分配された送風の相互の流通を制限可能に、前記熱交換器の流出面に近接あるいは当接して前記送風方向の直交方向に延在された頂部を有した分配用凸部と、を備えていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用空調装置において、前記熱交換器が、送風の流入面および流出面を送風方向に対して斜めに傾斜して設置され、前記ケースの前記流出面に対向する位置の前記内周壁から、前記分配用凸部が突出されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用空調装置において、前記分配用凸部を形成することで、前記ケースの外側面にケース内側に向けて凹んだ収容用凹部が形成され、この収容用凹部に、前記熱交換器の付属部品が配置されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の車両用空調装置において、前記頂部が、前記傾斜された熱交換器の前記送風方向の中間位置において、前記送風を送風方向の上流側の第1の送風と、下流側の第2の送風とに二分可能に、前記送風方向の直交方向に延在され、前記ケースの前記頂部の延在方向に配置されたケース両側壁のそれぞれに、前記第1の送風を、前記ケースの外部に導く上流側第1吹出部および上流側第2吹出部が設けられているとともに、前記上流側第1吹出部および上流側第2吹出部に、両吹出部から送風を車室に導く上流側第1ダクトおよび上流側第2ダクトが接続され、前記ケースの前記送風下流方向の側壁に、前記頂部の送風下流に分配された第2の送風を、前記送風方向の下流方向に導く下流側第1吹出部および下流側第2吹出部が設けられているとともに、前記下流側第1吹出部および下流側第2吹出部に、両吹出部から送風を車室に導く下流側第1ダクトおよび下流側第2ダクトが接続されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用空調装置において、前記ケースに、前記第1の送風を、前記上流側第1吹出部と上流側第2吹出部とに向けて分配させる上流側分配ガイドが設けられているとともに、前記第2の送風を、前記下流側第1吹出部と下流側第2吹出部とに向けて分配させる下流側分配ガイドが設けられていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用空調装置において、前記上流側分配ガイドの突出方向の頂点である第2頂部が、前記第1の送風が上流側分配ガイドにより分配された2つの送風の相互の流通を制限可能に、前記流出面に近接あるいは当接して前記送風方向に沿って延在されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、前記ケースが、車室の2列目シートおよび3列目シートが配置された車両後部の床下に前記送風方向を車幅方向に向けて配置され、前記上流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向の一方の端部である第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第1端部に送風を導くよう配置され、前記下流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向のもう一方の端部である第2端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第2端部に送風を導くよう配置されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
また、請求項8に記載の発明は、請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、前記ケースが、車室の2列目シートおよび3列目シートが配置された車両後部の床下に前記送風方向を車両前後方向に向けて配置され、前記上流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向の一方の端部である第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記2列目シートの車幅方向のもう一方の端部である第2端部に送風を導くよう配置され、前記下流側第1ダクトが、前記3列目シートの前記第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第2端部に送風を導くよう配置されていることを特徴とする車両用空調装置とした。
本発明の車両用空調装置では、送風機を駆動させてケースの送風通路に吸入部から吹出部に向かう送風が形成される。
このとき、熱交換器を通過した送風は、その直後に配置された分配用凸部の頂部によって、送風方向に直交する方向に分配されて、それぞれ独立して吹出部から車室へ吹き出される。
このとき、熱交換器を通過した送風は、その直後に配置された分配用凸部の頂部によって、送風方向に直交する方向に分配されて、それぞれ独立して吹出部から車室へ吹き出される。
このように、本発明では、熱交換器の直後に配置された分配用凸部の頂部により送風が分配されるため、熱交換器の下流に離れて分配するものと比較して、装置をコンパクトに構成することができる。
しかも、分配用凸部の頂部が、分配された送風が相互に流通するのを制限するよう、熱交換器に近接あるいは当接されているため、分配された送風どうしが、圧力差により相互に流通しにくく、頂部が熱交換器から離れて配置されているものと比較して、配風バランスを安定させることができる。
しかも、分配用凸部の頂部が、分配された送風が相互に流通するのを制限するよう、熱交換器に近接あるいは当接されているため、分配された送風どうしが、圧力差により相互に流通しにくく、頂部が熱交換器から離れて配置されているものと比較して、配風バランスを安定させることができる。
さらに、請求項2に記載の発明では、熱交換器を送風方向に対して斜めに傾斜して配置し、分配用凸部は、熱交換器の傾斜した流出面に対向する位置の内周壁から突出させたため、ケースの送風方向に直交する方向の寸法を小さく抑えることができる。しかも、熱交換器を送風方向に直交させて流出面に対向する側壁から分配用凸部を送風方向に突出させるのと比較して、熱交換器の送風下流方向の距離を確保して送風抵抗を抑えることと、分配用凸部の突出量を抑えて成形性を確保することの両立を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明では、ケースに分配用凸部を形成するのに伴いケースの外側面に凹状に形成された収容用凹部に熱交換器の付属部品を配置したため、ケースの外側にこの付属部品を突出させて配置させたのと比較して、付属部品をコンパクトに収容して、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明では、分配用凸部で第1の送風と第2の送風とに分配し、さらに、第1の送風は、上流側第1吹出部および上流側第2吹出部とに分配して、上流側第1ダクトおよび上流側第2ダクトを介して車室に供給し、また、第2の送風は、下流側第1吹出部および下流側第2吹出部とに分配して、下流側第1ダクトおよび下流側第2ダクトを介して車室に供給する。
したがって、分配用凸部によりバランス良く分配した第1の送風および第2の送風を、車室の4箇所からバランス良く吹き出させることができる。
したがって、分配用凸部によりバランス良く分配した第1の送風および第2の送風を、車室の4箇所からバランス良く吹き出させることができる。
さらに、請求項5に記載の発明では、第1の送風を、上流側第1吹出部と上流側第2吹出部とに分配させる上流側分配ガイドと、第2の送風を、下流側第1吹出部と下流側第2吹出部とに分配させる下流側分配ガイドと、を設けたため、送風を、車室の4箇所から、いっそうバランス良く吹き出させることができる。
また、請求項6に記載の発明では、第1の送風を分配させる上流側分配ガイドにおいて、突出方向の頂点を、分配された2つの送風の相互の流通を制限可能に、熱交換器の流出面に近接あるいは当接して送風方向に沿って延在させた。
このため、上流側分配ガイドにより分配された送風どうしが、圧力差により相互に流通しにくく、配風バランスをさらに安定させることができる。
このため、上流側分配ガイドにより分配された送風どうしが、圧力差により相互に流通しにくく、配風バランスをさらに安定させることができる。
請求項7に記載の発明では、第1の送風が、2列目シートと3列目シートとの車幅方向の第1端部に向けてそれぞれ導かれ、第2の送風が、2列目シートと3列目シートとの車幅方向の第2端部に向けてそれぞれ導かれる。
したがって、車室の2列目シートと3列目シートとの車幅方向両端の送風バランスを良好に保つことができる。
したがって、車室の2列目シートと3列目シートとの車幅方向両端の送風バランスを良好に保つことができる。
請求項8に記載の発明では、第1の送風が、2列目シートの車幅方向の両端にそれぞれ導かれ、第2の送風が、3列目シートの車幅方向の両端にそれぞれ導かれる。
したがって、車室の2列目シートへの送風と、3列目シートシートへの送風と、の送風バランスを良好に保つことができる。
したがって、車室の2列目シートへの送風と、3列目シートシートへの送風と、の送風バランスを良好に保つことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の車両用空調装置は、車室(RM)に連通された吸入部(12a)から車室(RM)に連通された複数の吹出部(31,32,33,34)へ至る送風通路(100)を備えた箱状のケース(10)と、前記送風通路(100)において、前記吸入部(12a)から吹出部(31,32,33,34)へ向かう送風を形成する送風機(20)と、前記送風通路(100)に配置され、送風上流の流入面(51)から送風下流の流出面(52)へ通過する前記送風と熱交換を行う熱交換器(50)と、前記熱交換器(50)を通過した送風を前記吹出部(31,32,33,34)向けて複数に分配可能に、前記熱交換器(50)の送風下流位置において前記ケース(10)の内周壁を突出させて形成され、かつ、分配された送風の相互の流通を制限可能に、前記熱交換器(50)の流出面(52)に近接あるいは当接して前記送風方向の直交方向に延在された頂部(17a)を有した分配用凸部(17)と、を備えていることを特徴とする車両用空調装置である。
この実施の形態の車両用空調装置は、車室(RM)に連通された吸入部(12a)から車室(RM)に連通された複数の吹出部(31,32,33,34)へ至る送風通路(100)を備えた箱状のケース(10)と、前記送風通路(100)において、前記吸入部(12a)から吹出部(31,32,33,34)へ向かう送風を形成する送風機(20)と、前記送風通路(100)に配置され、送風上流の流入面(51)から送風下流の流出面(52)へ通過する前記送風と熱交換を行う熱交換器(50)と、前記熱交換器(50)を通過した送風を前記吹出部(31,32,33,34)向けて複数に分配可能に、前記熱交換器(50)の送風下流位置において前記ケース(10)の内周壁を突出させて形成され、かつ、分配された送風の相互の流通を制限可能に、前記熱交換器(50)の流出面(52)に近接あるいは当接して前記送風方向の直交方向に延在された頂部(17a)を有した分配用凸部(17)と、を備えていることを特徴とする車両用空調装置である。
以下に、図1〜図5に基づいて、この発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用空調装置Aについて説明する。
図1は車両用空調装置Aを示す断面図であって、この車両用空調装置Aは、フロアパネル1とその車両上方に配置された床材2との間に形成された床下空間3に車幅方向(図において矢印WLが車幅左方向を、矢印WRが車幅右方向を示している)に沿って設けられている。
この車両用空調装置Aの設置位置は、例えば、ワンボックスカーと称される車両のような前後3列シートを有した車両において、図2に示すように車両前後方向(図において矢印FRが車両前方を、矢印RRが車両後方を示している)に並設された2列目シートS2と3列目シートS3との間に配置されている。
図1は車両用空調装置Aを示す断面図であって、この車両用空調装置Aは、フロアパネル1とその車両上方に配置された床材2との間に形成された床下空間3に車幅方向(図において矢印WLが車幅左方向を、矢印WRが車幅右方向を示している)に沿って設けられている。
この車両用空調装置Aの設置位置は、例えば、ワンボックスカーと称される車両のような前後3列シートを有した車両において、図2に示すように車両前後方向(図において矢印FRが車両前方を、矢印RRが車両後方を示している)に並設された2列目シートS2と3列目シートS3との間に配置されている。
この実施例1の車両用空調装置Aは、ユニットケース10を備えている。
このユニットケース10は、樹脂製で箱状に形成されており、図3に示すように、上方から見て略長方形の箱状に形成された本体11と、この本体の図中左側の端部に一体に形成され、略ホルン状の送風部12と、を備えている。
このユニットケース10は、樹脂製で箱状に形成されており、図3に示すように、上方から見て略長方形の箱状に形成された本体11と、この本体の図中左側の端部に一体に形成され、略ホルン状の送風部12と、を備えている。
送風部12の上面には、図1に示す吸入口(吸入部)12aが開口され、この吸入口12aの下方にブロワファン20が設けられている。このブロワファン20は、ユニットケース10において、吸入口12aから後述する各吹出部31,32,33,34へ至る送風通路100において、図1の矢印WDで示す図中右方向の送風を形成する。
本体11は、車両上下方向を上壁13と底壁14とに覆われ、車両前後方向を側壁15a,15b(図3および図4参照)に覆われた、車幅方向に長い四角筒状に形成されており、図3に示す送風下流(矢印WR方向)の端部の下流側壁15cに、一対の下流側第1吹出部31と下流側第2吹出部32とが車両前後方向に並んで開口されている。
図1に示すように、底壁14には、その送風上流部分において、車両下方に凹ませた導風用凹部16と、車両上方に突出された分配用凸部17と、外側面側を車両上方へ凹ませた収容用凹部18とが、車幅方向に並設されている。
導風用凹部16は、図示の送風方向に沿う縦断面において、送風部12に連続して、車幅右方向を向いた上流側縦壁部141と、この上流側縦壁部141に連続し、車両上方(矢印UP方向が車両上方を示し、矢印DN方向が車両下方を示す)を向いた凹部底壁142と、この凹部底壁142から立ち上がり車幅左方向を向いた下流側縦壁部143とで囲まれた凹形状に形成されている。
なお、凹部底壁142は、車幅右方向下がりに傾斜して形成されており、その最下端位置にドレン14aが開口されている。
一方、分配用凸部17は、底壁14から車両上方へ突出して形成されており、凹部底壁142からユニットケース10の車両上下方向寸法の1/2程度の高さまで立ち上げられた下流側縦壁部143と、この下流側縦壁部143の上端部から送風下流方向に延在された下流側底壁144とにより、車両前後方向から視て略L字断面形状に形成されている。そして、この分配用凸部17のL字断面の角部が、突出の頂点部分に相当する頂部17aであり、下流側縦壁部143と共に車両前後方向に延在されている。
そして、本体11の導風用凹部16および分配用凸部17の上方位置に、冷却器50が設置されている。
冷却器50は、周知の冷媒を循環する冷凍サイクルの構成要素の一つであって、図示を省略した走行用エンジンによって駆動されるコンプレッサから冷媒が供給され、流入面51から流出面52へと通過する送風を冷却する。なお、冷媒は、図示を省略した車両前部に設けられた主空調装置から分岐されて供給される。この図示を省略した主空調装置は、冷却器と加熱器とが並設され、車室の温度調節として冷房と暖房とを行うことができるが、この実施例1の車両用空調装置Aは、この主空調装置の補助として、車両の後部の冷房のみを行うものである。
この冷却器50は、送風(WD)が流入する流入面51を車両上方へ向けるとともに、冷却された冷風が流出する流出面52を車両下方へ向け、かつ、矢印WDで示す送風の方向の下流側ほど車両上方に配置されるように、斜めに傾けた状態で、上流側縦壁部141と上壁13との間に架設されている。
そして、この冷却器50の設置状態において、分配用凸部17の頂部17aは、流出面52に対して、その斜めの延在方向の中間位置に配置されるとともに、流出面52との間に微小隙間19を形成して配置されている。
したがって、冷却器50を通過した送風は、その下流において、頂部17aを境に、送風上流方向、すなわち、車幅左方向の第1の送風WD1と、送風下流方向、すなわち、車幅右方向の第2の送風WD2と、の2つの送風に、分配される。そこで、頂部17aは、第1の送風WD1と第2の送風WD2とを略均等に分配することができるよう、流出面52の面積を送風方向で二分する位置に配置されている。
この分配された第1の送風WD1と第2の送風WD2とは、微小隙間19を介して連通されているだけであるので、この微小隙間19を介した相互の流通が制限されている。
また、冷却器50に供給される液状の冷媒を気化する膨張弁(付属品)53が、収容用凹部18に配置され、かつ、取付ブラケット54を介して、ユニットケース10の底壁14に支持されている。
この分配された第1の送風WD1と第2の送風WD2とは、微小隙間19を介して連通されているだけであるので、この微小隙間19を介した相互の流通が制限されている。
また、冷却器50に供給される液状の冷媒を気化する膨張弁(付属品)53が、収容用凹部18に配置され、かつ、取付ブラケット54を介して、ユニットケース10の底壁14に支持されている。
ここで、ユニットケース10の説明に戻ると、側壁15a,15bにおいて導風用凹部16の車両前後方向位置には、それぞれ吹出口15dが開口されており、また、この吹出口15dから送風を車幅左方向へ折り返す、略L字状の上流側第1吹出部33と上流側第2吹出部34とが本体11に一体に形成されている。
そして、下流側縦壁部143には、車両前後方向の略中央位置に、上流側分配ガイド部143aが一体に形成されている。
この上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143の車両前後方向中央部を、図1に示すように、側方から見て逆三角形状を成すとともに、図3に示すように、車両上下方向から視て車幅左方向へ略V字状を成すように突出させて形成されている。
このように下流側縦壁部143から車幅左方向へ突出された上流側分配ガイド部143aにより、冷却器50を通過して車幅右方向へ進む第1の送風WD1が、車両前方の上流側第1吹出部33へ向かう第1前側送風WD1(a)と、車両後方の上流側第2吹出部34へ向かう第1後側送風WD1(b)との2つの流れに分配される。
この上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143の車両前後方向中央部を、図1に示すように、側方から見て逆三角形状を成すとともに、図3に示すように、車両上下方向から視て車幅左方向へ略V字状を成すように突出させて形成されている。
このように下流側縦壁部143から車幅左方向へ突出された上流側分配ガイド部143aにより、冷却器50を通過して車幅右方向へ進む第1の送風WD1が、車両前方の上流側第1吹出部33へ向かう第1前側送風WD1(a)と、車両後方の上流側第2吹出部34へ向かう第1後側送風WD1(b)との2つの流れに分配される。
一方、下流側壁15cにおいて前述した下流側第1吹出部31および下流側第2吹出部32との間の位置には、図3に示すように、略V字状に送風上流方向である車幅左方向に突出させた下流側分配ガイド部15eが一体に形成されている。この下流側分配ガイド部15eは、冷却器50を通過して車幅右方向へ進む第2の送風WD2を、車両前方の下流側第1吹出部31へ向かう第2前側送風WD2(a)と、車両後方の下流側第2吹出部32へ向かう第2後側送風WD2(b)との2つの流れに分配する。
また、図4に示すように、下流側第1吹出部31および下流側第2吹出部32に、それぞれ下流側第1ダクト41および下流側第2ダクト42が接続されており、また、上流側第1吹出部33および上流側第2吹出部34に、それぞれ上流側第1ダクト43および上流側第2ダクト44が接続されている。
下流側第1ダクト41は、図4に示すように、下流側第1吹出部31から車幅右方向に延びる車幅方向延在部41aと、この車幅方向延在部41aから車両の図示を省略したサイドシルに沿って図2に示すように車両前方に延びる前方延在部41bと、この前方延在部41bから車両上方に延びる上方延在部41cと、を備えている。この上方延在部41cは、車両の図示を省略したセンタピラーに沿って設けられ、その上端に、2列目シートS2の近傍の天井位置で車室RMに開口された第1グリル41gを備えている。
下流側第2ダクト42は、図4に示すように、下流側第2吹出部32から車幅右方向に延びる車幅方向延在部42aと、この車幅方向延在部42aから、図示を省略したリアピラーに沿って図2に示すように車両上方に延びる上方延在部42bと、この上方延在部42bの上端部から車両後方に延びる後方延在部42cと、を備えている。この後方延在部42cは、その後端部に、3列目シートS3の位置の天井部分で車室RMに開口された第2グリル42gを備えている。
なお、下流側第1ダクト41と下流側第2ダクト42は、それぞれ、車幅方向延在部41a,42aが、略均等の断面積および長さに形成され、上方延在部41c,42bが、略均等の断面積および長さに形成され、前方延在部41b,後方延在部42cが、略均等の断面積および長さに形成されている。
上流側第1ダクト43は、図4に示すように、車両前方側の上流側第1吹出部33から車幅左方向に延びる車幅方向延在部43aと、この車幅方向延在部43aから車両の図示を省略したサイドシルに沿って図2に示すように車両前方に延びる前方延在部43bと、この前方延在部43bから車両上方に延びる上方延在部43cと、を備えている。この上方延在部43cは、車両の図示を省略したセンタピラーに沿って設けられ、その上端に、2列目シートS2の近傍の天井位置で車室RMに開口された第3グリル43g(図4参照)を備えている。
上流側第2ダクト44は、図4に示すように、車両後方側の上流側第2吹出部34から車幅左方向に延びる車幅方向延在部44aと、この車幅方向延在部44aから、図示を省略したリアピラーに沿って図2に示すように車両上方に延びる上方延在部44bと、この上方延在部44bの上端部から車両後方に延びる後方延在部44cと、を備えている。この後方延在部44cは、その後端部に、3列目シートS3の位置の天井部分で車室RMに開口された第4グリル44g(図4参照)を備えている。
なお、上流側第1ダクト43と上流側第2ダクト44は、それぞれ、車幅方向延在部43a,44aが、略均等の断面積および長さに形成され、上方延在部43c,44bが、略均等の断面積および長さに形成され、前方延在部43b,後方延在部44cが、略均等の断面積および長さに形成されている。
次に、実施例1の作用について説明する。
ブロワファン20を駆動させると、ユニットケース10の内部の送風通路100には、図1などにおいて矢印WDで示す送風が形成される。
ブロワファン20を駆動させると、ユニットケース10の内部の送風通路100には、図1などにおいて矢印WDで示す送風が形成される。
そして、この送風(WD)は、冷却器50を通過する間に冷却されるが、この冷却器50の流出面52から流出した送風は、分配用凸部17の頂部17aを境として、頂部17aよりも車両下方の導風用凹部16に向かう第1の送風WD1と、頂部17aの車両上方を通過する第2の送風WD2との2つの流れに略均等に分配される。
一方、第2の送風WD2は、そのまま車幅右方向に進み、その下流に配置された下流側壁15cにおいて車両前後方向の中央部に配置された下流側分配ガイド部15eにより車両前後方向に分配され、図3および図5に示すように一対の第2前側送風WD2(a)と第2後側送風WD2(b)との2つの流れに略均等に分配される。そして、第2前側送風WD2(a)と第2後側送風WD2(b)とは、それぞれ、下流側第1吹出部31および下流側第2吹出部32から下流側第1ダクト41および下流側第2ダクト42を通り、2列目シートS2の右側上部の第1グリル41gならびに3列目シートS3の右側上部の第2グリル42gから車室RMへ吹き出される。
一方、第2の送風WD2は、下流側縦壁部143にぶつかり、車両前後方向に流れを変えるが、このとき、略V字状の上流側分配ガイド部143aにより車両前方と車両後方とに略均等に分配されて、上流側第1吹出部33へ向かう第1前側送風WD1(a)と上流側第2吹出部34へ向かう第1後側送風WD1(b)とが形成される。さらに、第1前側送風WD1(a)と第1後側送風WD1(b)は、それぞれ、上流側第1ダクト43および上流側第2ダクト44を通り、2列目シートS2の左側上部の第3グリル43gならびに3列目シートS3の左側上部の第4グリル44gから車室RMへ吹き出される。
以上のように、実施例1の車両用空調装置Aでは、冷却器50の流出面52に微小隙間19を介して分配用凸部17の頂部17aを近接して配置し、冷却器50を通過する送風WDを、この頂部17aを境に、その下方の第1の送風WD1と、その上方の第2の送風WD2とに分配するようにした。
このため、冷却器50の流出面52の下流に離れた位置で分配するものと比較して、装置をコンパクトに配置することができる。しかも、分配用凸部17の頂部17aが冷却器50の流出面52に近接されているため、仮に、分配された両送風WD1,WD2の間に、ダクトの抵抗差などを原因として圧力差が生じたとしても、微小隙間19により両送風WD1,WD2が相互に流通するのが制限されることから、頂部17aが冷却器50から離れて配置されているものと比較して、配風バランスを安定させることができる。
このため、冷却器50の流出面52の下流に離れた位置で分配するものと比較して、装置をコンパクトに配置することができる。しかも、分配用凸部17の頂部17aが冷却器50の流出面52に近接されているため、仮に、分配された両送風WD1,WD2の間に、ダクトの抵抗差などを原因として圧力差が生じたとしても、微小隙間19により両送風WD1,WD2が相互に流通するのが制限されることから、頂部17aが冷却器50から離れて配置されているものと比較して、配風バランスを安定させることができる。
加えて、冷却器50を送風方向に対して斜めに傾け、分配用凸部17は、流出面52に対向する底壁14から突出させた。このため、ユニットケース10の車両上下方向寸法を小さく抑えてコンパクト化を図ることができ、上下寸法の限られた床下空間3への設置が可能となり、かつ、分配用凸部17が、小さな突出寸法で冷却器50に近接させることができることから、成形が容易である。
しかも、冷却器50を直立させたものと比較して、冷却器50と、その下流に配置された縦壁部分である下流側縦壁部143および下流側壁15cと、の間隔を確保でき、この間隔が狭いものと比較して、送風抵抗を低く抑えることができる。
よって、送風抵抗を低く抑えることと、分配用凸部17の突出量を抑えて成形性を確保することの両立を図ることが可能となる。ちなみに、冷却器50を直立させた場合、冷却器50と縦壁部分との間隔を広く確保して、送風抵抗を小さく抑えようとすると、この縦壁部分と頂部との距離、すなわち、分配用凸部の突出代が長くなり、成形が困難となる。一方、成形性を良好に保つと、冷却器50と縦壁部分との距離を確保するのが難しく、送風抵抗上不利となる。本実施例1は、このような不具合を回避できる。
しかも、冷却器50を直立させたものと比較して、冷却器50と、その下流に配置された縦壁部分である下流側縦壁部143および下流側壁15cと、の間隔を確保でき、この間隔が狭いものと比較して、送風抵抗を低く抑えることができる。
よって、送風抵抗を低く抑えることと、分配用凸部17の突出量を抑えて成形性を確保することの両立を図ることが可能となる。ちなみに、冷却器50を直立させた場合、冷却器50と縦壁部分との間隔を広く確保して、送風抵抗を小さく抑えようとすると、この縦壁部分と頂部との距離、すなわち、分配用凸部の突出代が長くなり、成形が困難となる。一方、成形性を良好に保つと、冷却器50と縦壁部分との距離を確保するのが難しく、送風抵抗上不利となる。本実施例1は、このような不具合を回避できる。
さらに、実施例1では、ユニットケース10において、分配用凸部17を形成したケース外側面に収容用凹部18を形成し、この収容用凹部18に膨張弁53を設置した。したがって、単に箱形状のケースの外側に膨張弁53を突出させたものと比較して、膨張弁53をコンパクトに収納して、装置の小型化を図ることができる。
加えて、実施例1では、分配用凸部17により分配された第1の送風WD1を、上流側第1吹出部33と上流側第2吹出部34とに分配させるのにあたり、両吹出部33,34の車両前後方向の略中央位置に上流側分配ガイド部143aを設け、上流側第1吹出部33へ向かう第1前側送風WD1(a)と上流側第2吹出部34へ向かう第1後側送風WD1(b)とに、略均等に分配するようにした。
したがって、上流側第1ダクト43と上流側第2ダクト44とにバランス良く分配し、送風バランスの安定化を図ることができる。
しかも、上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143に一体に成形しているため、下流側縦壁部143とは別体のガイド部材を取り付けるのと比較して、製造容易で製造コストを抑えることができる。
したがって、上流側第1ダクト43と上流側第2ダクト44とにバランス良く分配し、送風バランスの安定化を図ることができる。
しかも、上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143に一体に成形しているため、下流側縦壁部143とは別体のガイド部材を取り付けるのと比較して、製造容易で製造コストを抑えることができる。
また、実施例1では、分配用凸部17により分配された第2の送風WD2を、下流側第1吹出部31と下流側第2吹出部32とに分配させるのにあたり、両吹出部31,32の車両前後方向の略中央位置に下流側分配ガイド部15eを設け、下流側第1吹出部31へ向かう第2前側送風WD2(a)と下流側第2吹出部32へ向かう第2後側送風WD2(b)とに、略均等に分配するようにした。
したがって、下流側第1ダクト41と下流側第2ダクト42とにバランス良く分配して、送風バランスの安定化を図ることができる。
しかも、下流側分配ガイド部15eは、下流側壁15cに一体に成形しているため、下流側壁15cとは別体のガイド部材を取り付けるのと比較して、製造容易で製造コストを抑えることができる。
したがって、下流側第1ダクト41と下流側第2ダクト42とにバランス良く分配して、送風バランスの安定化を図ることができる。
しかも、下流側分配ガイド部15eは、下流側壁15cに一体に成形しているため、下流側壁15cとは別体のガイド部材を取り付けるのと比較して、製造容易で製造コストを抑えることができる。
さらに、第1の送風WD1を分配した第1前側送風WD1(a)を導く上流側第1ダクト43と第1後側送風WD1(b)を導く上流側第2ダクト44とは、全体で略均等な長さおよび断面積に形成した。このため、第1前側送風WD1(a)と第1後側送風WD1(b)とを、均等に分配することができ、さらに、配風バランスを良好なものにできる。
同様に、第2の送風WD2を分配した第2前側送風WD2(a)を導く下流側第1ダクト41と第2後側送風WD2(b)を導く下流側第2ダクト42とは、全体で略均等な長さおよび断面積に形成した。このため、第2前側送風WD2(a)と第2後側送風WD2(b)とを、均等に分配することができ、さらに、配風バランスを良好なものにできる。
以上のように、本実施例1では、分配用凸部17による略均等分配、上流側分配ガイド部143aによる略均等分配、下流側分配ガイド部15eによる略均等分配、上流側第1・第2ダクト43,44の略均等な抵抗、下流側第1・第2ダクト41,42による略均等な抵抗により、送風WDを、各グリル41g,42g,43g,44gに向けて、略均等に分配できるようにしたため、2列目シートS2および3列目シートS3に向けて、バランス良く配風することができる。
(他の実施例)
以下に、本発明の実施の形態の他の実施例について説明する。なお、以下の実施例は、実施例1の変形例であるため、実施例1との相違点のみを説明し、実施例1と同様の構成を図示する場合には実施例1と同じ符号を付けて説明を省略する。また、実施例1と同様の作用効果についても説明を省略する。
以下に、本発明の実施の形態の他の実施例について説明する。なお、以下の実施例は、実施例1の変形例であるため、実施例1との相違点のみを説明し、実施例1と同様の構成を図示する場合には実施例1と同じ符号を付けて説明を省略する。また、実施例1と同様の作用効果についても説明を省略する。
図6および図7に基づいて、この発明の実施の形態の実施例2の車両用空調装置Bについて説明する。
この実施例2は、上流側分配ガイド部201に、冷却器50の流出面52に近接するとともに、送風方向に沿って延在される第2頂部201aを設けた例である。
すなわち、実施例1では、上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143から突出させただけであったが、この実施例2では、上流側分配ガイド部201は、導風用凹部16を車両前後方向に二分割するよう導風用凹部16の凹部底壁142の車幅方向の全長に亘って上方に突出させている。この凹部底壁142の突出は、図7に示すように、車幅方向から視て山型を成すように突出されている。
すなわち、実施例1では、上流側分配ガイド部143aは、下流側縦壁部143から突出させただけであったが、この実施例2では、上流側分配ガイド部201は、導風用凹部16を車両前後方向に二分割するよう導風用凹部16の凹部底壁142の車幅方向の全長に亘って上方に突出させている。この凹部底壁142の突出は、図7に示すように、車幅方向から視て山型を成すように突出されている。
そして、この上流側分配ガイド部201の突出の頂点部分の第2頂部201aは、図6に示すように、流出面52との間に、略一定間隔の第2微小隙間219を導風用凹部16の車幅方向全長に亘って延在されており、この第2微小隙間219により、この上流側分配ガイド部201で分配される第1前側送風WD1(a)と第1後側送風WD1(b)との相互の流通が制限されている。
すなわち、この実施例2では、分配用凸部17の頂部17aと、上流側分配ガイド部201の第2頂部201aとは、図示は省略するが、車両上方から見てT字状をなすよう、頂部17aが、車両前後方向に沿って延在され、第2頂部201aが、車幅方向に延在されている。
また、凹部底壁142の車両前後方向の中間部に上流側分配ガイド部201を上方に突出させたことにより、上流側分配ガイド部201により分割された凹部底壁142の最下部のそれぞれにドレン14aが設置されている。
以上のような構成の実施例2にあっては、分配用凸部17により分配された第1の送風WD1と第2の送風WD2のうち、第1の送風WD1が、実施例1と同様に、上流側分配ガイド部201により車両前方の上流側第1吹出部33へ向かう第1前側送風WD1(a)と、車両後方の上流側第2吹出部34へ向かう第1後側送風WD1(b)との2つの流れに分配される。
そして、実施例2では、上流側分配ガイド部201の第2頂部201aが、流出面52に近接して延在されていることから、第1前側送風WD1(a)と第1後側送風WD1(b)とにダクト抵抗による圧力差などが生じてもこれに大きな影響を受けることなくバランス良く分配することが可能となる。
特に、第1前側送風WD1(a)と第1後側送風WD1(b)とは、ユニットケース10において、180度向きを変えて導かれることから、この分配を行う部分において、第2頂部201aを有した上流側分配ガイド部201を用いて分配することは有効である。
図8および図9に基づいて、この発明の実施の形態の実施例3の車両用空調装置Cについて説明する。
この実施例3は、実施例2の変形例であり、上流側分配ガイド部301が実施例2のものと異なる。
すなわち、上流側分配ガイド部301は、凹部底壁142を車両上方に山型に突出させて、第2頂部301aを冷却器50の流出面52に近接させた点は、実施例2と同様であるが、この実施例3では、上流側分配ガイド部301と下流側縦壁部143との間に、流水用隙間302を設けている。
そして、凹部底壁142において、車両前後方向の中央で上流側分配ガイド部301と車幅方向に重なる位置であって、最も低くなった位置にドレン14aが開口されている。
すなわち、上流側分配ガイド部301は、凹部底壁142を車両上方に山型に突出させて、第2頂部301aを冷却器50の流出面52に近接させた点は、実施例2と同様であるが、この実施例3では、上流側分配ガイド部301と下流側縦壁部143との間に、流水用隙間302を設けている。
そして、凹部底壁142において、車両前後方向の中央で上流側分配ガイド部301と車幅方向に重なる位置であって、最も低くなった位置にドレン14aが開口されている。
したがって、実施例3にあっては、上流側分配ガイド部301および第2頂部301aにより、バランスの良い送風分配を可能としながら、ドレン14aの数を1個とすることができ、コスト的に有利となる。
他の構成および作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
他の構成および作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
なお、下流側底壁144においても、車両前後方向中間位置に、冷却器50の流出面52に近接するまで上方に突出させて略V字断面形状の下流側分配ガイド部を形成すれば、第2の送風WD2も、より均等に分配させることが可能となる。
図10に基づいて、この発明の実施の形態の実施例3の車両用空調装置Dについて説明する。
この実施例4の車両用空調装置Dは、ユニットケース10を、送風方向が車両前方を向くように配置した例である。
したがって、上流側第1ダクト443の第3グリル443gと上流側第2ダクト444の第4グリル444gが3列目シートS3(図10では図示省略)の左右端部に配置され、下流側第1ダクト441の第1グリル441gと下流側第2ダクト442の第2グリル442gが2列目シートS2(図10では図示省略)の左右端部に配置される。
他の構成については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
以上のように構成された実施例4の車両用空調装置Dでは、実施例1と同様の作用効果が得られる。
他の構成については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
以上のように構成された実施例4の車両用空調装置Dでは、実施例1と同様の作用効果が得られる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1〜4について詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1〜4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1〜4では、車両用空調装置Aを床下空間3に配置した例について説明したが、配置場所は、床下空間3に限定されない。例えば、設置スペースが確保できるのであれば、天井や側壁にも設置することができる。あるいは、実施例1では、主空調装置が車両前部に搭載され、冷房専用の実施例装置をそれよりも車両後方に配置した例を示したが、これとは逆に、主空調装置が車両後部に搭載されている場合には、本発明の装置をそれよりも車両前方の位置に搭載することもできる。
また、実施例1〜4では、熱交換器として冷却器50のみを備えたものを示したが、熱交換器として、加熱器と冷却器との両方や加熱器のみを備えたものに適用することもできる。
また、実施例1〜4では、底壁14を突設させて分配用凸部17を形成した例を示したが、これに限定されるものではなく、実施例1とは上下対称に冷却器50を傾けるとともに、上壁13の一部を突設させて分配用凸部を形成することもできる。
あるいは、冷却器が実施例1で示したものよりも起立している場合、図11に示すように、冷却器50の送風下流方向に配置された下流側壁501の一部を突設して、頂部502aが流出面52に近接あるいは当接した分配用凸部502を形成してもよい。
この例では、分配用凸部502で分配された第1の送風WD1および第2の送風WD2が、それぞれ、各吹出部531,532,533,534からケース510の外部に導かれる。
あるいは、冷却器が実施例1で示したものよりも起立している場合、図11に示すように、冷却器50の送風下流方向に配置された下流側壁501の一部を突設して、頂部502aが流出面52に近接あるいは当接した分配用凸部502を形成してもよい。
この例では、分配用凸部502で分配された第1の送風WD1および第2の送風WD2が、それぞれ、各吹出部531,532,533,534からケース510の外部に導かれる。
また、実施例1〜4では、分配用凸部17が送風を二分する例を示したが、3以上の複数に分配するようにすることも可能である。例えば、図12に示すように、ケース610の底壁614から、2つの分配用凸部601,602を突出させるとともに、その頂部601a,602aを、冷却器50の流出面52に近接あるいは当接させて、送風WDをバランス良く3つに分配することも可能である。
10 ユニットケース
12a 吸入口(吸入部)
14 底壁
15c 下流側壁
15e 下流側分配ガイド部
17 分配用凸部
17a 頂部
18 収容用凹部
19 微小隙間
20 ブロワファン(送風機)
31 下流側第1吹出部
32 下流側第2吹出部
33 上流側第1吹出部
34 上流側第2吹出部
41 下流側第1ダクト
42 下流側第2ダクト
43 上流側第1ダクト
44 上流側第2ダクト
50 冷却器(熱交換器)
51 流入面
52 流出面
53 膨張弁(付属品)
100 送風通路
143a上流側分配ガイド部
RM 車室
S2 2列目シート
S3 3列目シート
WD1 第1の送風
WD2 第2の送風
12a 吸入口(吸入部)
14 底壁
15c 下流側壁
15e 下流側分配ガイド部
17 分配用凸部
17a 頂部
18 収容用凹部
19 微小隙間
20 ブロワファン(送風機)
31 下流側第1吹出部
32 下流側第2吹出部
33 上流側第1吹出部
34 上流側第2吹出部
41 下流側第1ダクト
42 下流側第2ダクト
43 上流側第1ダクト
44 上流側第2ダクト
50 冷却器(熱交換器)
51 流入面
52 流出面
53 膨張弁(付属品)
100 送風通路
143a上流側分配ガイド部
RM 車室
S2 2列目シート
S3 3列目シート
WD1 第1の送風
WD2 第2の送風
Claims (8)
- 車室に連通された吸入部から車室に連通された複数の吹出部へ至る送風通路を備えた箱状のケースと、
前記送風通路において、前記吸入部から吹出部へ向かう送風を形成する送風機と、
前記送風通路に配置され、送風上流の流入面から送風下流の流出面へ通過する前記送風と熱交換を行う熱交換器と、
前記熱交換器を通過した送風を前記吹出部に向けて複数に分配可能に、前記熱交換器の送風下流位置において前記ケースの内周壁を突出させて形成され、かつ、分配された送風の相互の流通を制限可能に、前記熱交換器の流出面に近接あるいは当接して前記送風方向の直交方向に延在された頂部を有した分配用凸部と、
を備えていることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記熱交換器が、送風の流入面および流出面を送風方向に対して斜めに傾斜して設置され、
前記ケースの前記流出面に対向する位置の前記内周壁から、前記分配用凸部が突出されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記分配用凸部を形成することで、前記ケースの外側面にケース内側に向けて凹んだ収容用凹部が形成され、
この収容用凹部に、前記熱交換器の付属部品が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記頂部が、前記傾斜された熱交換器の前記送風方向の中間位置において、前記送風を送風方向の上流側の第1の送風と、下流側の第2の送風とに二分可能に、前記送風方向の直交方向に延在され、
前記ケースの前記頂部の延在方向に配置されたケース両側壁のそれぞれに、前記第1の送風を、前記ケースの外部に導く上流側第1吹出部および上流側第2吹出部が設けられているとともに、前記上流側第1吹出部および上流側第2吹出部に、両吹出部から送風を車室に導く上流側第1ダクトおよび上流側第2ダクトが接続され、
前記ケースの前記送風下流方向の側壁に、前記頂部の送風下流に分配された第2の送風を、前記送風方向の下流方向に導く下流側第1吹出部および下流側第2吹出部が設けられているとともに、前記下流側第1吹出部および下流側第2吹出部に、両吹出部から送風を車室に導く下流側第1ダクトおよび下流側第2ダクトが接続されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用空調装置。 - 前記ケースに、前記第1の送風を、前記上流側第1吹出部と上流側第2吹出部とに向けて分配させる上流側分配ガイドが設けられているとともに、前記第2の送風を、前記下流側第1吹出部と下流側第2吹出部とに向けて分配させる下流側分配ガイドが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装置。
- 前記上流側分配ガイドの突出方向の頂点である第2頂部が、前記第1の送風が上流側分配ガイドにより分配された2つの送風の相互の流通を制限可能に、前記流出面に近接あるいは当接して前記送風方向に沿って延在されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
- 前記ケースが、車室の2列目シートおよび3列目シートが配置された車両後部の床下に前記送風方向を車幅方向に向けて配置され、
前記上流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向の一方の端部である第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第1端部に送風を導くよう配置され、
前記下流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向のもう一方の端部である第2端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第2端部に送風を導くよう配置されていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用空調装置。 - 前記ケースが、車室の2列目シートおよび3列目シートが配置された車両後部の床下に前記送風方向を車両前後方向に向けて配置され、
前記上流側第1ダクトが、前記2列目シートの車幅方向の一方の端部である第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記2列目シートの車幅方向のもう一方の端部である第2端部に送風を導くよう配置され、
前記下流側第1ダクトが、前記3列目シートの前記第1端部に送風を導くよう配置され、かつ、前記上流側第2ダクトが、前記3列目シートの前記第2端部に送風を導くよう配置されていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
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-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007253135A patent/JP2009083568A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
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