JP2009083665A - 小型車両のパワーユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】従動プーリ軸80の動力が中間軸101を介して出力軸25に伝達され、出力軸25から動力伝達機構を介して後輪に動力が伝達される小型車両のパワーユニットにおいて、出力軸25が従動プーリ軸80の後方に配置され、中間軸101が出力軸25および従動プーリ軸80よりも上方に配置され、従動プーリ軸80よりも下方に前記クランク軸40に平行に始動用キックアーム122のキック軸123が配置され、キック軸123の動力をクランク軸40に伝達するキック力伝達機構120がベルト式無段変速機70とは車幅方向反対側に配設される小型車両のパワーユニット。
【選択図】図2
Description
そのため、キックアーム先端のキックペダルが前方の高い位置となっている。
前記内燃機関はシリンダヘッドが大きく前傾し、前記シリンダヘッドから上方に延出する吸気管が前記メインフレームの下方に配置され、前記内燃機関のシリンダのシリンダ中心軸線に対してクランク軸が上方にオフセットされ、前記キック中間軸が前記クランク軸より下方に配置されることを特徴とする。
さらに、キック力伝達機構とベルト式無段変速機を互いに車幅方向反対に設けることで、左右のバランスを容易に保つことができる。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る自動二輪車1の側面図である。
本自動二輪車1の車体フレームは、車体全部のヘッドパイプ2の上部から後方へ斜め下向きに傾斜して1本のメインフレーム3が延出し、同メインフレーム3の後部に左右一対のピボットブラケット4,4が下方に延出するように固着されている。
このシートレール5,5の屈曲部位辺りとピボットブラケット4,4との間にミドルフレーム6,6が介装されている。
車体前部においてヘッドパイプ2に軸支されて上方にハンドル9が設けられ、下方にフロントフォーク10が延びてその下端に前輪11が軸支されている。
ピボット軸12を中心に上下に揺動するリヤフォーク13の後部とシートレール5,5との間にリヤクッション15,15が介装されている。
図2はパワーユニット20およびその周辺の一部省略した左側面図であり、図3はその右側面図であり、図1ないし図3を参照して、メインフレーム3の中央より若干後方寄り部位に支持ブラケット3aが垂設され、パワーユニット20の左右割りのユニットケース21L,21Rの上面から突出したマウントブラケット20aが支軸16を介して支持ブラケット3aに吊設され、一方でユニットケース21L,21Rの後面上部から突出したマウントブラケット20bがピボットブラケット4の上部に支軸17により支持され、ユニットケース21L,21Rの後面下部から突出したマウントブラケット20cがピボットブラケット4の下部に支軸18により支持されることで、メインフレーム3の下方でかつピボットブラケット4,4の前方位置にパワーユニット20が車体フレームに固定支持される。
該出力軸25はリヤフォーク13を軸支するピボット軸12により幾らか前方に位置する。
チェーン28にはチェーンカバー28Cが被せられる。
シリンダヘッド32における上側の吸気ポートから上方に延出した吸気管34にスロットルボディ35が接続されている。
また、シリンダヘッド32における下側の排気ポートから下方に延出し後方へ屈曲した排気管36が右寄りに偏って後方へ延びて後輪14の右側のマフラー37に接続されている。
同図4を参照して、左右割りの左ユニットケース21Lと右ユニットケース21Rの合体により形成される内空間にクランク室とギヤ室が形成されて、車幅方向(左右方向)に指向して配置されるクランク軸40が左右ユニットケース21L,21Rの各々にベアリング41L,41Rを介して回転自在に支持されている。
クランク軸40は、軸支する左右ベアリング41L,41Rより左右水平方向に延出しており、そのうち左延出部40Lにはカム駆動スプロケット54、モータ始動被動ギヤ114、ACジェネレータ60が設けられ、右延出部40Rにはキック始動被動ギヤ136、ベルト式無段変速機70のベルト駆動プーリ71が設けられる。
なお、シリンダヘッド33においてカムチェーン室52と反対側(右側)から燃焼室に向かって斜めに点火プラグ45が嵌入されている。
クランク軸40は左ユニットケース21Lの側壁に形成された開口を貫通して左方に延びて、その左端部近傍にアウタボス部61が嵌着されてアウタロータ62が設けられており、ACGカバー22は、このアウタロータ62を覆い左ユニットケース21Lの側壁のカムチェーン室52に連通する開口部周壁21L(図2参照)に取り付けられる。
したがって、クランク軸40は、ベルト駆動プーリ71を支持する駆動プーリ軸に相当する。
可動側プーリ半体73のカムプレート76側側面は、カムプレート76側に向けてテーパしており、同テーパ面内側にカムプレート76に挟まれてドライウェイトローラ77が収容されている。
クランク軸40と出力軸25が略同じ高さにあるのに対して従動プーリ軸80は僅かに高い位置にある(図2,図3参照)。
ベルト従動プーリ83はかかる両プーリ半体84,85から構成されており、両プーリ半体84,85に前記Vベルト75が挟持される。
したがって、ベルト式無段変速機70が収容される変速室24aは、伝動ケース23によりギヤ室23aと仕切られ、ギヤ室23aと連通する開口部は、シール部材23b,23cにより水密にシールされ、ギヤ室23aのオイルが変速室24aに漏れるのを防止している。
遠心クラッチ90は、クラッチインナ91の基端を保持するインナボス部92が従動プーリ軸80にスプライン嵌合され、クラッチインナ91の外周端側に従動プーリ軸80と平行に突設された複数の支軸93にそれぞれクラッチウエイト94が係争自在に枢支されている。
クラッチアウタ95は、その円筒部が、クラッチウエイト94に内周面を対向させて覆い、クラッチアウタ95の基端を保持するアウタボス部96は従動プーリ軸80にベアリング97を介して相対回転自在のクラッチ出力ギヤ98にスプライン嵌合して支持されている。
従動プーリ軸80および出力軸25よりも上方で、出力軸25の略上方に中間軸101が配置されている(図2,図3参照)。
図2を参照して、左ユニットケース21Lの前部におけるACジェネレータ60を覆ってACGカバー22が被せられる開口部周壁21Laは上方に膨出しており、同開口部周壁21La近傍にモータ始動機構110が構成される。
駆動ギヤ112の下方に中間軸113が回転自在に軸支され、同中間軸113に形成された大径ギヤ113aが駆動ギヤ112と噛合し、同じく中間軸113に形成された小径ギヤ113bが前記クランク軸40の左延出部40Lに軸支された大径のモータ始動被動ギヤ114と噛合する。
図5は、本内燃機関30のキック始動機構を示す断面図(図2,図3におけるV−V線に沿って切断し展開した断面図)である。
図2および図5を参照して、前記従動プーリ軸80の下方にキック軸123が配置され、同キック軸123に始動用のキックアーム122の基端部が嵌着されている。
キックアーム122の先端部にはキックペダル121が倒伏自在に取り付けられている。
キックアーム122はキック軸123から後方斜め上向きに延びている(図2参照)。
そして、キック軸123の前方に短尺の第1中間軸127が間隔の狭い左右ユニットケース21L,21Rに回転自在に軸支され、さらに第1中間軸127の前方に長尺の第2中間軸130が間隔が拡がった左右ユニットケース21L,21Rと伝動ケース23に回転自在に軸支されている。
第1中間軸127には、小径ギヤ128が形成されるとともに大径ギヤ129がセレーション嵌合しており、小径ギヤ128が前記大径のキック駆動ギヤ126に噛合している。
そして、第2中間軸130の左端軸支部近傍に小径ギヤ131が形成され、同小径ギヤ131が前記大径ギヤ129に噛合している。
フリクションスプリング133の円環部133aから遠心方向に延出した柄部133bの先端が、右ユニットケース21Rに形成された左右方向に指向した断面コ字状の溝条21Rvに摺動自在に嵌合している。
この従動ヘリカルギヤ132の右隣りに大径ギヤ134が第2中間軸130に回動自在に軸支されて設けられており、同大径ギヤ134がクランク軸40にスプライン嵌合する前記キック始動被動ギヤ136に噛合する。
大径ギヤ134には、左側面に前記従動ヘリカルギヤ132のラチェット歯132rに対向し、噛合可能なラチェット歯134rが突出形成されてラチェット機構135が構成されている。
20…パワーユニット、21L…左ユニットケース、21R…右ユニットケース、22…ACGカバー、23…伝動ケース、24…伝動ケースカバー、25…出力軸、
30…内燃機関、40…クランク軸、50…動弁機構、60…ACジェネレータ、
70…ベルト式無段変速機、71…ベルト駆動プーリ、75…Vベルト、80…従動プーリ軸、83…ベルト従動プーリ、90…遠心クラッチ、100…減速ギヤ機構、101…中間軸、
120…キック始動機構、121…キックペダル、122…キックアーム、123…キック軸、124…リターンスプリング、126…キック駆動ギヤ、127…第1中間軸、130…第2中間軸、132…従動ヘリカルギヤ、133…フリクションスプリング、134…大径ギヤ、135…ラチェット機構、136…キック始動被動ギヤ。
Claims (6)
- クランク軸を車体幅方向に指向させた内燃機関と、前記クランク軸に同軸または平行な駆動プーリ軸と従動プーリ軸との間に無端状ベルトが架渡されたベルト式無段変速機とを一体に備えて小型車両の車体フレームに支持されるパワーユニットであって、
前記従動プーリ軸の動力が中間軸を介して出力軸に伝達され、
前記出力軸から動力伝達機構を介して後輪に動力が伝達される小型車両のパワーユニットにおいて、
前記出力軸が前記従動プーリ軸の後方に配置され、
前記中間軸が前記出力軸および前記従動プーリ軸よりも上方に配置され、
前記従動プーリ軸よりも下方に前記クランク軸に平行に始動用キックアームのキック軸が配置され、
前記キック軸の動力を前記クランク軸に伝達するキック力伝達機構が前記ベルト式無段変速機とは車幅方向反対側に配設されることを特徴とする小型車両のパワーユニット。 - 前記車体フレームは、ヘッドパイプと同ヘッドパイプから後方下向きに傾斜して延出するメインフレームと同メインフレームの後部から下方に延出しリヤフォークを揺動自在に軸支するピボットブラケットとを備え、
前記パワーユニットが前記メインフレームの下方でかつ前記ピボットブラケットの前方に懸架され、前記メインフレームと前記ピボットブラケットにより形成される連結屈曲部の内側隅部に前記中間軸が位置することを特徴とする請求項1記載の小型車両のパワーユニット。 - 前記ベルト式無段変速機を収容する変速機ケースが、上面視で前記メインフレームと重ならない位置関係にあることを特徴とする請求項2記載の小型車両のパワーユニット。
- 前記キック力伝達機構は、前記キック軸に同軸に設けられたキックギヤと前記クランク軸に同軸に設けられたキック被動ギヤとの間にキック中間ギヤが介装され、前記キック軸にリターンスプリングが巻装され、前記キック中間ギヤのキック中間軸にラチェット機構が設けられることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の小型車両のパワーユニット。
- 前記車体フレームは、ヘッドパイプから後方下向きに傾斜して延出するメインフレームを備え、
前記内燃機関はシリンダヘッドが大きく前傾し、
前記シリンダヘッドから上方に延出する吸気管が前記メインフレームの下方に配置され、
前記内燃機関のシリンダのシリンダ中心軸線に対してクランク軸が上方にオフセットされ、
前記キック中間軸が前記クランク軸より下方に配置されることを特徴とする請求項4記載の小型車両のパワーユニット。 - 前記始動用キックアームの回動先端のキックペダルが、パワーユニットの車幅方向の外側に配設されることを特徴とする請求項4または請求項5記載の小型車両のパワーユニット。
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